JPH1042622A - トラクタ作業機の昇降操作装置 - Google Patents

トラクタ作業機の昇降操作装置

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Publication number
JPH1042622A
JPH1042622A JP20591696A JP20591696A JPH1042622A JP H1042622 A JPH1042622 A JP H1042622A JP 20591696 A JP20591696 A JP 20591696A JP 20591696 A JP20591696 A JP 20591696A JP H1042622 A JPH1042622 A JP H1042622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back pressure
working machine
hydraulic cylinder
lift
lifting
Prior art date
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Pending
Application number
JP20591696A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeyuki Ishimaru
雄之 石丸
Wakao Enomoto
和加雄 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP20591696A priority Critical patent/JPH1042622A/ja
Publication of JPH1042622A publication Critical patent/JPH1042622A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】トラクタ作業機において、フリーフロートから
ウエイトトランスファーへの切替操作を行い易くする。 【解決手段】油圧回路の昇降制御弁2を操作して油圧シ
リンダの伸縮で車体に対する作業機を昇降させる昇降レ
バー6に、この昇降レバー6による作業機の下げ位置
で、背圧切替弁8を切替えて該油圧シリンダに背圧をか
けた状態に固定できる背圧切替具7を設けてなるトラク
タ作業機の昇降操作装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタに連結
の作業機を昇降する油圧シリンダに背圧を働かせた状態
に固定することのできるトラクタ作業機の昇降操作装置
に関する。作業機としてはロータリ耕耘装置や、モーア
等に利用しうる。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】トラクタ作業機では、
フリーフロート状態時での作業機を車体に対して上昇さ
せて接地位置から浮上させることによって、車体の車輪
に重量を移すことにより、走行駆動力を増すようにする
(ウエイトトランスファー)ことが多い。このようなフ
リーフロート状態からウエイトトランスファーの状態へ
の切替では、油圧回路での油圧シリンダの背圧力を働か
せるために、油圧回路における絞り弁の調節操作を要
し、操作が面倒である。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、油圧回路1
の昇降制御弁2を操作して油圧シリンダ3の伸縮で車体
4に対する作業機5を昇降させる昇降レバー6に、この
昇降レバー6による作業機5の下げ位置で、背圧切替弁
8を切替えて該油圧シリンダ3に背圧をかけた状態に固
定できる背圧切替具7を設けてなるトラクタ作業機の昇
降操作装置の構成とする。
【0004】
【発明の効果】昇降レバー6を下げ位置に操作して、作
業機5のフリーフロート状態で作業走行しているとき、
駆動車輪がスリップを生じ易い状態となると、昇降レバ
ー6の背圧切替具7を操作することにより、背圧切替弁
8を操作して背圧が油圧シリンダ3に作用する状態とし
て固定できる。これにより、作業機5が地面から浮上さ
れて、車輪に作業機5の重量が働き、車輪の駆動力を増
して、スリップを少くして走行できる。
【0005】このように、背圧切替弁8を操作して油圧
シリンダ3に背圧を働からせる背圧切替具7が昇降レバ
ー6に設けられているために、この昇降レバー6を把持
したままの状態から背圧切替具7を操作することがで
き、操作性を良くすることができる。
【0006】
【実施例】トラクタ作業機5は、フロントモーアを例示
するもので、ステアリングハンドル9の操作で後車輪を
操向しながら前車輪10の駆動で走行する車体4の前側
に、油圧シリンダ3の伸縮で上下回動されるリフトアー
ム11によりモーアデッキ12を連結して昇降できる。
このモーアデッキ12の後部とリフトアーム11の支持
軸13との間にはピン14の抜き差しにより伸縮調節可
能な連結ロッド15,16を設け、これら連結ロッド1
5と16との連結を外すことによりモーアデッキ12は
リフトアーム11前端の連結ピン17の回りに吊り下げ
た状態となる関係に設定され、モーアデッキ12を立て
たフリップアップ姿勢とすることができる。このリフト
アーム11も基部と先端部18とに分離でき、差込形態
で連結してピン19で固定することができる。
【0007】モーアデッキ12には、下部に上下方向の
ブレード軸20の回りに回転するブレード21を左右に
複数配置し、車体4側のPTO軸22から連動される入
力軸23及び伝動ケース24内のギヤや、ベルト25等
を介して回転される。又、このモーアデッキ12の上側
には前後方向に亘るホイルフレーム26が設けられ、前
端部にフロントゲージホイル27を設け、モーアデッキ
12の後端にリヤゲージホイル28を設けている。モー
アデッキ12の一側には排出口を設け、刈取られる芝草
を横側へ排出できる。
【0008】29は操縦席、30はエンジンボンネット
である。昇降レバー6は、該操縦席29の横側近くに設
けられる。コントロールボックス31のレバー軸32の
回りに前後回動自在で、レバーガイド33に沿って案内
され、ばね34で中立位置Nへ向けて回動するように弾
発付勢される。又、この昇降レバー6の基部にはロータ
リバルブからなる昇降制御弁2が、長孔35と係合する
クランクピン36のクランクアーム37によって回動さ
れるように構成され、油圧ポンプPと、タンクポートT
と、油圧シリンダ3との間を連絡する油圧回路1にあっ
て、油圧シリンダ3への油圧の給排を切替えて、リフト
アーム11を上下回動させるものである。
【0009】又、この昇降レバー6の下端部にはロール
38を有し、このロール38の回動域の外周に沿ってば
ね39で弾発されるガイドプレート40を設け、このガ
イドプレート40にはロール38を摺動させる規制縁4
1が形成され、昇降レバー6の中立位置Nから上げ位置
U、下げ位置Dへの回動を案内する。この下げ位置Dに
はガイドプレート40を窪ませた固定縁42を形成し、
この固定縁42にロール38を嵌合させることにより、
昇降レバー6及びこれによる昇降制御弁2の下げ位置
D、即ちフリーフロート位置を維持固定しようとする。
【0010】前記昇降制御弁2の構成において、昇降レ
バー6の中立位置Nでは(図1)、ポンプポートPから
油圧シリンダ2ポートへの給油が閉止されると共に、こ
の油圧シリンダ3ポートからタンクポートTへの排油も
閉止されて、現在の油圧シリンダ3の上昇位置を維持固
定できる。又、上げ位置Uでは、ポンプポートPから油
圧シリンダ3ポートへの給油を行わせて、油圧シリンダ
3ポートからタンクポートTへの排油を閉止した状態に
あり、油圧シリンダ3によってリフトアーム11が上昇
回動される。
【0011】この上げ操作途中で昇降レバー6を中立位
置Nに戻せば、この油圧シリンダ3の上げ位置に停止維
持できる。これら中立位置Nや上げ位置Uでは、後記ガ
イドプレート40のフック44はラチェット46には係
合しない。又、下げ位置Dでは、油圧ポンプポートPか
ら油圧シリンダ3ポートへの給油を閉止すると共に、油
圧シリンダ3ポートからタンクポートTへの排油を行わ
せて、油圧シリンダ3を作業機5の荷重により下降作動
させる。前記ロール38と固定縁42との係合によって
この昇降レバー6の中立位置Nへの復帰を阻止して、下
げ位置Dを固定できる。この位置では作業機5はフリー
フロート状態となる。このとき、ガイドプレート40の
フック44はラチェット46に係合するため、背圧切替
具7により適度の絞り度に背圧切替弁8を操作している
ときは、このラチェット46の係止によってこの背圧切
替弁8の絞り度が係止固定される。
【0012】このフリーフロート位置Dを固定するガイ
ドプレート40は、基部をコントロールボックス31に
ピン43で枢支して、ばね39で昇降レバー6側へ弾発
し、先端部にフック44を形成し、前記ロール38がフ
リーフロート位置Dに位置して固定縁42に嵌合するこ
とによって(図2)、このフック44部が背圧切替弁8
のバルブ軸45と一体のラチェット46に係合して、こ
の背圧切替弁8の絞り度位置を固定することができる構
成としている。
【0013】この背圧切替弁8は、前記油圧回路1のタ
ンクポートTにあって、ロータリバルブ形態で、バルブ
軸45の回動によって絞り度を全開位置から全閉位置ま
で変更でき、ラチェット46をばね47に抗する背圧切
替具7によるワイヤー48の引き操作で回動して調節す
ることができる。この背圧切替具7は前記昇降レバー6
にピン49で取付けられて、この背圧切替具7を昇降レ
バー6側へ把持して引き戻せることにより、ワイヤー4
8をばね47に抗して引いてラチェット46を回動し、
バルブ軸45を回動して、背圧切替弁8を閉じる方向へ
調節することができる。これによって油圧回路1のタン
クポートTの排油を制限して、昇降シリンダ3の背圧を
高めることができる。このラチェット46による背圧切
替弁8の絞り度位置で、昇降レバー6をフリーフロート
位置Dに操作することにより、フック44がこのラチェ
ット46に係合して、背圧切替弁8の絞り度位置が係止
される。
【0014】50は昇降制御弁2を有したバルブケー
ス、51はトラクタフレーム、52は油圧回路1のリリ
ーブバルブ、53はタンクポートTのオリフィスであ
り、背圧切替弁8が全閉のときでも、このオリフィス5
3の絞りによって最高の背圧を油圧シリンダ3に与えう
る。55はオイルクーラで、オリフィス53側のタンク
ポートTに設けられる。
【0015】なお、前記背圧切替具7は、図例のような
レバー形態とするもよいが、図1の仮想線で示す押釦ス
イッチ54形態として、この押釦スイッチ54を押す毎
にパルス信号による電磁ソレノイドによって、背圧切替
弁8を絞り度制御できる構成とするもよい。図5、図6
において、上例と異なる点は、前記油圧シリンダ3を複
動形態として、この上げ側の上げ室3Uと下げ側の下げ
室3Dとの油圧差によって、作業機5を昇降させるもの
である。図5のAでは、これら上げ室3Uと下げ室3D
とにほぼ同等の油圧力が働いている状態で、Bでは下げ
室3Dに背圧がかからない状態を示す。背圧切替弁8
は、ノッチ56をタンクポートT側回路の前記オリフィ
ス53の上手側に連通させたり(A)、下手側のオイル
クーラ55との間に連通させる(B)ように、切替え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】昇降レバー部の側面図。
【図2】その作用を示す側面図。
【図3】昇降制御弁部の油圧回路図。
【図4】トラクタ作業機部の側面図。
【図5】一部別実施例を示す昇降制御弁部の油圧回路図
と、その一部の作用図。
【図6】その油圧回路図。
【符号の説明】
1 油圧回路 2 昇降制御弁 3 油圧シリンダ 4 車体 5 作業機 6 昇降レバー 7 背圧切替具 8 背圧切替弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧回路1の昇降制御弁2を操作して油
    圧シリンダ3の伸縮で車体4に対する作業機5を昇降さ
    せる昇降レバー6に、この昇降レバー6による作業機5
    の下げ位置で、背圧切替弁8を切替えて該油圧シリンダ
    3に背圧をかけた状態に固定できる背圧切替具7を設け
    てなるトラクタ作業機の昇降操作装置。
JP20591696A 1996-08-05 1996-08-05 トラクタ作業機の昇降操作装置 Pending JPH1042622A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20591696A JPH1042622A (ja) 1996-08-05 1996-08-05 トラクタ作業機の昇降操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20591696A JPH1042622A (ja) 1996-08-05 1996-08-05 トラクタ作業機の昇降操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1042622A true JPH1042622A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16514878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20591696A Pending JPH1042622A (ja) 1996-08-05 1996-08-05 トラクタ作業機の昇降操作装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH1042622A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012023974A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Kubota Corp フロントモーア
JP2014113115A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Kyoeisha Co Ltd 多連モアのモアユニット昇降油圧回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012023974A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Kubota Corp フロントモーア
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