JPH104204A - 太陽電池の製造方法 - Google Patents

太陽電池の製造方法

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JPH104204A
JPH104204A JP8156676A JP15667696A JPH104204A JP H104204 A JPH104204 A JP H104204A JP 8156676 A JP8156676 A JP 8156676A JP 15667696 A JP15667696 A JP 15667696A JP H104204 A JPH104204 A JP H104204A
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/548Amorphous silicon PV cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 Al層を形成しかつ除去する必要性をなくし
て生産性を向上し、シリコン基板とシリコン熱酸化膜層
との界面の欠陥を充分に不活性化させ、光電変換効率に
すぐれた太陽電池を製造する。 【解決手段】 シリコン基板11にn型層12を形成
し、CVD法を用いて基板温度350℃以下の条件でシ
リコン基板11の表裏両面に水素化非晶質シリコン膜層
18,19を堆積形成し、第1段階で300℃〜500
℃で加熱し、第2段階で800℃以上で加熱して水素化
非晶質シリコン膜層18,19を熱酸化することでパッ
シベーション膜となるシリコン熱酸化膜層13,16に
変化させ、この過程で水素化非晶質シリコン膜層18,
19中の水素をシリコン基板11とシリコン熱酸化膜層
13,16との界面に供給して、界面の欠陥を不活性化
する。表面に反射防止膜層14を、裏面にAl層17を
形成し、表面にグリッド電極15を作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッシベーション
膜としてシリコン熱酸化膜層を有する太陽電池の製造方
法に係り、特には、パッシベーション効果を改善して特
性ことに光電変換効率の向上を図る技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の技術に係る結晶系シリコン
太陽電池の断面構造を示す図である。図3において、1
1はp型シリコン基板、12はp型シリコン基板11の
表面側内部に形成されたn型層、20,21はシリコン
基板11の表裏両面に形成されたシリコン熱酸化膜層、
17はAl層、14は反射防止膜層、15はグリッド電
極である。図3において、グリッド電極15の側すなわ
ち上側が光を入射する受光面側である。この太陽電池の
構造においては、p型シリコン基板11の表裏両面に対
してパッシベーション(不活性化)膜としてのシリコン
熱酸化膜層20,21が形成されている。そのため、シ
リコン基板11の表面の欠陥を低減し、キャリアの再結
合を抑制することができる。ただし、この構造におい
て、シリコン基板11とシリコン熱酸化膜層20,21
との間に界面準位が存在する。
【0003】図4(a)〜(g)は図3の構造の太陽電
池の製造方法を示す工程図である。まず、図4(a)に
示すようにp型シリコン基板11を用意し、次に、p型
シリコン基板11の受光面側に対してリンを拡散して、
図4(b)に示すようにn型層12をシリコン基板11
の受光面側内部に形成する。そして、シリコン基板11
を熱酸化することにより、図4(c)に示すようにシリ
コン基板11の受光面側にシリコン熱酸化膜層20を形
成するとともに、裏面側にもシリコン熱酸化膜層21を
形成する。さらに、図4(d)に示すように裏面側のシ
リコン熱酸化膜層21をフォトエッチング法でエッチン
グ加工し開口部21aを形成する。次いで、図4(e)
に示すように両シリコン熱酸化膜層20,21の上にそ
れぞれAl層22,17を形成する。裏面側のAl層1
7は開口部21aを介してシリコン基板11に結合され
る。そして、水素ガス雰囲気中でアニールを行った後
に、受光面側のAl層22を除去する。次に、図4
(f)に示すように除去したAl層22のあとに反射防
止膜層14を形成する。そして、受光面側においてフォ
トエッチングにより反射防止膜層14およびシリコン熱
酸化膜層20に開口部14a,20aを形成した後、図
4(g)に示すように開口部14a,20aにおいてチ
タン、パラジウム、銀の順で金属の蒸着を行い、最後に
リフトオフを行ってグリッド電極15を形成する。
【0004】現在、シリコン基板11とシリコン熱酸化
膜層20,21との間の界面準位を低減する方法とし
て、図4(e)で説明したように、シリコン熱酸化膜層
20,21上にAl層22,17を形成し、水素ガス雰
囲気中でアニールを行うことが効果的であることが知ら
れている。これは、水素ガス雰囲気中でアニールするこ
とにより、Al層22,17とシリコン熱酸化膜層2
0,21中の水分とからシリサイドが形成されるととも
に、水素が放出され、これがシリコン基板11とシリコ
ン熱酸化膜層20,21との界面の欠陥を終端するから
であると考えられている(例えば「MOS(Metal Oxide Se
miconductor) Physics and Technology pp782-785)(Pos
tmetallization Anneal)」を参照)。
【0005】従来では、上記のように、シリコン熱酸化
膜層をパッシベーション膜として用いる太陽電池におい
て、シリコン熱酸化膜層上にAl層を形成して、水素ガ
ス雰囲気中でアニールすることにより、特性とりわけ光
電変換効率の向上が図られてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4(a)〜(g)で
説明した従来の技術に係る太陽電池の製造方法において
は、水素ガス雰囲気中でアニールを行うことにより、シ
リコン基板11とシリコン熱酸化膜層20,21との間
の界面準位を低減して特性の向上を図るようにしている
が、水素はシリコン熱酸化膜層20,21中を拡散する
ことによってのみシリコン基板11との界面に供給され
るだけであるから、水素の量的不足は避けがたいものと
なり、界面の欠陥を充分に不活性化することがむずかし
く、特性ことに光電変換効率の向上にも自ずと限界があ
った。
【0007】また、図4(e)から(f)にかけて示す
ように、受光面側においては最終的には不要となるAl
層22を形成し、水素ガス雰囲気中でアニールを行った
後に、受光面側のAl層22を除去しなければならず、
プロセスが複雑なものになり、生産性を低くする原因に
なっているという問題があった。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、受光面側ではシリコン熱酸化膜層上
にAl層等の金属層を形成しかつ除去するといった必要
性をなくして生産性を向上するとともに、シリコン基板
とシリコン熱酸化膜層との境界の欠陥を充分に不活性化
させることができ、特性ことに光電変換効率にすぐれた
太陽電池の製造方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1の
太陽電池の製造方法は、パッシベーション膜としてシリ
コン熱酸化膜層を有する太陽電池の製造方法であって、
シリコン基板上に水素化非晶質シリコン膜層を堆積形成
した後、この水素化非晶質シリコン膜層を熱酸化するこ
とにより前記シリコン熱酸化膜層に変化させることを特
徴としている。シリコン基板自体の熱酸化によりシリコ
ン熱酸化膜層を形成し、シリコン熱酸化膜層上にAl層
を形成し、水素ガス雰囲気中でアニールを行う従来の製
造方法とは異なり、シリコン基板に堆積形成した水素化
非晶質シリコン膜層は多量の水素を含んでおり、シリコ
ン基板とシリコン熱酸化膜層(水素化非晶質シリコン膜
層が変化したもの)との間の界面に対して水素が充分に
供給されることとなり、界面の欠陥を充分に不活性化し
てパッシベーション効果を上げるため、特性ことに光電
変換効率の向上が図られた太陽電池を提供する。また、
従来の製造方法の場合のAl層の形成および除去や水素
ガス雰囲気中でのアニールの工程が不要となるから、太
陽電池の生産性が向上する。
【0010】本発明に係る請求項2の太陽電池の製造方
法は、上記請求項1において、水素化非晶質シリコン膜
層として窒素、フッ素および塩素のうち少なくとも1つ
を含んだものを用いることを特徴としている。窒素、フ
ッ素または塩素と水素との協働により界面の欠陥が一層
強く不活性化され、太陽電池の特性ことに光電変換効率
の向上に寄与する。
【0011】本発明に係る請求項3の太陽電池の製造方
法は、上記請求項1または請求項2において、水素化非
晶質シリコン膜層をシリコン基板上に堆積形成するとき
の基板温度を350℃以下に設定することを特徴として
いる。基板温度が350℃を超えると、水素化非晶質シ
リコン膜層に含まれる水素の量が限度を越えて少なくな
ってしまうが、350℃以下に設定しておくことで、シ
リコン基板とシリコン熱酸化膜層との間の界面に対する
水素の供給量を充分なものとするので、界面の欠陥を充
分に不活性化してパッシベーション効果を上げ、特性こ
とに光電変換効率の向上が図られる。
【0012】本発明に係る請求項4の太陽電池の製造方
法は、上記請求項1から請求項3までのいずれかにおい
て、熱酸化により水素化非晶質シリコン膜層をシリコン
熱酸化膜層に変化させるに際して、第1段階で300℃
〜500℃で加熱し、第2段階で800℃以上で加熱す
ることを特徴としている。このような2段階温度設定に
より水素化非晶質シリコン膜層からの水素あるいは窒
素、フッ素または塩素の外部への放出を抑制する作用が
あり、界面の欠陥の不活性化を充分なものとして、パッ
シベーション効果を高める。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る太陽電池の製
造方法の実施の形態について、図面に基づいて詳細に説
明する。
【0014】〔実施の形態1〕太陽電池の製造方法の説
明をする前に、その製造方法によって作られた太陽電池
の構造について説明しておく。図2は結晶系シリコン太
陽電池の断面構造を示す図である。図2において、11
は半導体であるp型シリコン基板、12はp型シリコン
基板11の表面側内部に形成されたn型層、13は受光
面側の水素化非晶質シリコン膜層18(図1(c)参
照)およびn型層12の表面側を熱酸化して形成された
シリコン熱酸化膜層、16は裏面側の水素化非晶質シリ
コン膜層19(図1(c)参照)およびp型シリコン基
板11の裏面側を熱酸化して形成されたシリコン熱酸化
膜層、17はAl層、14は反射防止膜層、15はグリ
ッド電極である。図2において、グリッド電極15の側
すなわち上側が光を入射する受光面側である。この太陽
電池の構造においては、p型シリコン基板11の表裏両
面に対してパッシベーション(不活性化)膜としてのシ
リコン熱酸化膜層13,16が形成されている。
【0015】ここで、従来の太陽電池との差異を説明す
ると、従来の太陽電池におけるシリコン熱酸化膜層2
0,21がシリコン基板11を直接熱酸化することによ
り形成されたものであるのに対して、本実施の形態の太
陽電池におけるシリコン熱酸化膜層13,16は、シリ
コン基板11上に予め堆積して形成された水素化非晶質
シリコン膜層18,19を熱酸化することによって形成
されたものである点である。
【0016】次に、本実施の形態1に係る太陽電池の製
造方法について、図1の工程図を用いて説明する。
【0017】図1(a)〜(g)は図2の構造の太陽電
池の製造方法を示す工程図である。まず、図1(a)に
示すように半導体である単結晶のp型シリコン基板11
を用意し、これを洗浄した後に、表面が凹凸になるよう
に異方性エッチングを行う。なお、p型シリコン基板1
1としては、単結晶のものに限らず、多結晶のものを用
いることも可能である。
【0018】次に、p型シリコン基板11の受光面に対
してオキシ塩化リン(POCl3 )を用いた気相拡散に
よってリンを拡散して、図1(b)に示すようにn型層
12をシリコン基板11の受光面側内部に形成する。
【0019】次いで、p型シリコン基板11の裏面側を
エッチングして、裏面に形成されたn型層を除去する。
なお、リンが添加されたシリコン酸化物ガラス液のよう
な塗布液を用いてp型シリコン基板11の受光面にだけ
拡散することで受光面側のn型層12を形成した場合に
は、裏面にはn型層が形成されないので、この工程であ
る裏面n型層の除去は不要である。
【0020】次に、p型シリコン基板11を希HF処理
した後、図1(c)に示すようにn型層12の表面とp
型シリコン基板11の裏面とにそれぞれ水素化非晶質シ
リコン膜層18,19を堆積して形成する。この水素化
非晶質シリコン膜層18,19の形成においてはRFプ
ラズマCVD法を用いる。このRFプラズマCVD法で
は、原料ガスにSiH4 、H2 を用いて、これらのガス
の流量はそれぞれ10SCCM、20SCCMとし、反
応圧力は0.3Torr、基板温度は200℃、RFパ
ワーは30Wとして、膜厚5nmだけ水素化非晶質シリ
コン膜層18,19を堆積する。
【0021】なお、水素化非晶質シリコン膜層18,1
9の形成については、RFプラズマCVD法のほかに、
光CVD法などの方法があり、いずれの方法を用いても
よく、また、原料ガスとしては、SiH4 の代わりにS
26 等の高次シランを用いてもよい。
【0022】特に、基板温度については、350℃を超
えると、水素化非晶質シリコン膜層18,19内の水素
の量が限度を越えて少なくなってしまうので、水素を多
量に含ませるためには基板温度は350℃以下であるこ
とが好ましい。
【0023】次に、水素化非晶質シリコン膜層18,1
9が形成されたp型シリコン基板11を乾燥酸素中でま
ず300℃で30分間加熱し、次に800℃で4時間加
熱することにより、水素化非晶質シリコン膜層18,1
9をそれぞれ熱酸化して、図1(d)に示すようにシリ
コン熱酸化膜層13,16に変化させる。これらシリコ
ン熱酸化膜層13,16がパッシベーション膜となる。
この場合、水素化非晶質シリコン膜層18,19が多量
の水素を含んでいるため、p型シリコン基板11とシリ
コン熱酸化膜層13,16との間の界面に対して水素が
充分に供給されることとなり、界面の欠陥を充分に不活
性化することとなる。
【0024】繰り返しになるが、ここで注意すべきこと
は、水素化非晶質シリコン膜層18,19が多量の水素
を含むようにするために、p型シリコン基板11に対す
る水素化非晶質シリコン膜層18,19の堆積の工程で
は基板温度を350℃以下に設定することである。
【0025】さらに、水素化非晶質シリコン膜層18,
19を熱酸化してシリコン熱酸化膜層13,16に変化
させるに際して、第1段階では300℃で加熱し、第2
段階では800℃で加熱するという2段階方式をとって
いるため、水素化非晶質シリコン膜層18,19からの
水素の外部への放出を抑制する効果があり、界面の欠陥
の不活性化を充分なものとして、パッシベーション効果
を高めている。なお、熱酸化の温度範囲としては、第1
段階では300℃〜500℃が好ましく、第2段階では
800℃以上が好ましい。
【0026】さて、次の工程として、図1(e)に示す
ように窒化シリコン膜からなる反射防止膜層14をプラ
ズマCVD法により受光面側のシリコン熱酸化膜層13
の上に形成する。なお、反射防止膜層14としては、酸
化チタン(TiO2 )膜やアルミナ(Al23 )膜な
どであってもよい。
【0027】次いで、図1(e)に示すように裏面側の
シリコン熱酸化膜層16をフォトエッチング法でエッチ
ング加工し開口部16aを形成する。
【0028】さらに、図1(f)に示すように裏面側の
シリコン熱酸化膜層16の上に対してだけAl層17を
真空蒸着法で蒸着して形成する。裏面側のAl層17は
開口部16aを介してシリコン基板11に結合される。
【0029】従来の場合のように受光面側にはAl層を
形成しないので、あとでそのAl層を除去する工程がな
くなる。また、従来の場合のように水素ガス雰囲気中で
アニールを行う工程も不要となる。なお、裏面側に形成
するAl層17に代えて、銀等の他の金属層としてもよ
い。
【0030】次に、図1(g)に示すように受光面側に
おいてフォトエッチングにより反射防止膜層14および
シリコン熱酸化膜層13に開口部14a,13aを形成
した後、開口部14a,13aにおいてチタン、パラジ
ウム、銀の順で金属の蒸着を行い、最後にリフトオフを
行ってグリッド電極15を形成する。
【0031】表1は、上記した本実施の形態1の製造方
法によって作られた太陽電池の特性と従来の製造方法に
よって作られた太陽電池の特性とを比較するものであ
る。
【0032】
【表1】
【0033】太陽電池の特性の測定には、ソーラーシミ
ュレーター(AM1.5グローバル、100mW/cm
2 )を用い、太陽電池の温度を25℃に設定する条件で
測定した。
【0034】表1から明らかなように、本実施の形態1
の製造方法によって、特性ことに光電変換効率の向上が
認められた。ちなみに、光電変換効率は、 (20.4−19.7)/19.7×100≒3.55
(%) により、約3.6%の改善が認められた。その大きな理
由は、p型シリコン基板11の表面に予め堆積して形成
した多量の水素を含んだ水素化非晶質シリコン膜層1
8,19をそれぞれ熱酸化することによりパッシベーシ
ョン膜となるシリコン熱酸化膜層13,16に変化させ
たので、水素化非晶質シリコン膜層18,19からのp
型シリコン基板11とシリコン熱酸化膜層13,16と
の間の界面に対する水素の供給量が充分になり、その結
果として、界面の欠陥を充分に不活性化し、パッシベー
ション効果を高めることができたからである。
【0035】以上により、本実施の形態1によれば、特
性ことに光電変換効率にすぐれた太陽電池を提供するこ
とができる。また、従来の場合のように本来は不要な受
光面側のAl層の形成と除去および水素ガス雰囲気中で
のアニールの工程が削除でき、太陽電池の生産性を向上
することができる。
【0036】ところで、上記の実施の形態1の場合に、
単なる水素化非晶質シリコン膜層18,19に代えて、
窒素やフッ素や塩素を含んだ水素化非晶質シリコン膜層
を形成する状態で太陽電池を製造する方法もある。これ
らを以下に順次説明する。
【0037】〔実施の形態2〕実施の形態2に係る太陽
電池の製造方法は、窒素を含んだ水素化非晶質シリコン
膜層18,19を形成するものである。工程の流れとし
ては図1と同じであり、作られる太陽電池の構造は図2
と同じである。
【0038】図1(c)に示す工程において、RFプラ
ズマCVD法を用いてn型層12の表面とp型シリコン
基板11の裏面とにそれぞれ窒素を含んだ水素化非晶質
シリコン膜層18,19を堆積して形成するが、本実施
の形態2においては、原料ガスにSiH4 、NH3 、N
2 を用いて、これらのガスの流量はそれぞれ10SCC
M、15SCCM、50SCCMとし、反応圧力は0.
75Torr、基板温度は200℃、RFパワーは10
0Wとする。その他の条件は実施の形態1と同様であ
る。堆積される窒素を含んだ水素化非晶質シリコン膜層
18,19の膜厚は5nmである。
【0039】なお、窒素を含んだ水素化非晶質シリコン
膜層18,19の形成については、RFプラズマCVD
法のほかに、常圧CVD法、減圧CVD法などの方法が
あり、いずれの方法を用いてもよく、また、原料ガスと
しては、SiH4 の代わりにSiH2Cl2 等を用いて
もよい。
【0040】本実施の形態2によれば、p型シリコン基
板11とシリコン熱酸化膜層13,16との間の界面に
対して水素だけでなく窒素も供給するので、水素と窒素
の協働により界面の欠陥を一層強く不活性化することが
でき、太陽電池の特性ことに光電変換効率の向上に寄与
することができる。
【0041】〔実施の形態3〕実施の形態3に係る太陽
電池の製造方法は、フッ素を含んだ水素化非晶質シリコ
ン膜層18,19を形成するものである。工程の流れと
しては図1と同じであり、作られる太陽電池の構造は図
2と同じである。
【0042】図1(c)に示す工程において、RFプラ
ズマCVD法を用いてn型層12の表面とp型シリコン
基板11の裏面とにそれぞれフッ素を含んだ水素化非晶
質シリコン膜層18,19を堆積して形成するが、本実
施の形態3においては、原料ガスにSiF4 、SiH4
を用いて、これらのガスの流量はそれぞれ5SCCM、
5SCCMとし、反応圧力は0.5Torr、基板温度
は300℃、RFパワーは10Wとする。その他の条件
は実施の形態1と同様である。堆積されるフッ素を含ん
だ水素化非晶質シリコン膜層18,19の膜厚は5nm
である。
【0043】なお、フッ素を含んだ水素化非晶質シリコ
ン膜層18,19の形成については、RFプラズマCV
D法のほかに、DCプラズマCVD法などの方法があ
り、いずれの方法を用いてもよく、また、原料ガスとし
ては、H2 を加えてもよい。
【0044】本実施の形態3によれば、p型シリコン基
板11とシリコン熱酸化膜層13,16との間の界面に
対して水素だけでなくフッ素も供給するので、水素とフ
ッ素の協働により界面の欠陥を一層強く不活性化するこ
とができ、太陽電池の特性ことに光電変換効率の向上に
寄与することができる。
【0045】〔実施の形態4〕実施の形態4に係る太陽
電池の製造方法は、塩素を含んだ水素化非晶質シリコン
膜層18,19を形成するものである。工程の流れとし
ては図1と同じであり、作られる太陽電池の構造は図2
と同じである。
【0046】図1(c)に示す工程において、RFプラ
ズマCVD法を用いてn型層12の表面とp型シリコン
基板11の裏面とにそれぞれ塩素を含んだ水素化非晶質
シリコン膜層18,19を堆積して形成するが、本実施
の形態4においては、原料ガスにSiH2Cl2 、H2
を用いて、これらのガスの流量はそれぞれ2SCCM、
20SCCMとし、反応圧力は0.1Torr、基板温
度は200℃、RFパワーは20Wとする。その他の条
件は実施の形態1と同様である。堆積される塩素を含ん
だ水素化非晶質シリコン膜層18,19の膜厚は5nm
である。
【0047】なお、塩素を含んだ水素化非晶質シリコン
膜層18,19の形成については、RFプラズマCVD
法のほかに、光CVD法などの方法があり、いずれの方
法を用いてもよく、また、原料ガスとしては、SiH4
を加えてもよい。
【0048】本実施の形態4によれば、p型シリコン基
板11とシリコン熱酸化膜層13,16との間の界面に
対して水素だけでなく塩素も供給するので、水素と塩素
の協働により界面の欠陥を一層強く不活性化することが
でき、太陽電池の特性ことに光電変換効率の向上に寄与
することができる。
【0049】以上4つ実施の形態について説明してきた
が、水素化非晶質シリコン膜層18,19の成膜条件は
1例にすぎず、その条件が本発明を技術的に限定するも
のではない。また、上記各実施の形態においては、シリ
コン基板11としてp型シリコン基板をもつ太陽電池に
ついて説明したが、n型シリコン基板をもつ太陽電池に
も本発明を適用することができる。また、上記各実施の
形態においては、シリコン基板11の表裏両面に水素化
非晶質シリコン膜層18,19を形成したが、表面と裏
面のいずれか一方のみに水素化非晶質シリコン膜層を形
成した場合にも良好な光電変換効率が得られる。
【0050】特に、受光面側に窒素を含んだ水素化非晶
質シリコン膜層を形成して熱酸化した場合、生成される
シリコン熱酸化膜層の屈折率が通常のシリコン熱酸化膜
層の場合の1.4よりも高く、1.8〜2.0にもなる
ので、反射防止膜層の機能も兼ね備えることになる。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る請求項1の太陽電池の製造
方法によれば、従来のシリコン基板自体の熱酸化により
シリコン熱酸化膜層を形成し、シリコン熱酸化膜層上に
Al層を形成し、水素ガス雰囲気中でアニールを行う方
法とは異なり、多量に水素を含んだ水素化非晶質シリコ
ン膜層をシリコン基板上に堆積形成し、その水素化非晶
質シリコン膜層を熱酸化することによりシリコン熱酸化
膜層に変化させるので、その熱酸化の過程で水素化非晶
質シリコン膜層からシリコン基板とシリコン熱酸化膜層
(水素化非晶質シリコン膜層が変化したもの)との間の
界面に対して水素を充分に供給でき、界面の欠陥を充分
に不活性化してパッシベーション効果を上げるため、特
性ことに光電変換効率の向上が図られた太陽電池を提供
することができる。また、従来の製造方法の場合のAl
層の形成および除去や水素ガス雰囲気中でのアニールの
工程が不要となるから、太陽電池の生産性を向上するこ
とができる。
【0052】本発明に係る請求項2の太陽電池の製造方
法によれば、界面の欠陥を不活性化する性質をもつ窒
素、フッ素および塩素の少なくとも1つを水素化非晶質
シリコン膜層に含ませてあり、水素と、窒素、フッ素ま
たは塩素の少なくとも1つとの協働により界面の欠陥を
充分に不活性化でき、太陽電池の特性ことに光電変換効
率の向上に寄与することができる。
【0053】本発明に係る請求項3の太陽電池の製造方
法によれば、水素化非晶質シリコン膜層をシリコン基板
上に堆積形成するときの基板温度を350℃以下に設定
してあるので、シリコン基板とシリコン熱酸化膜層との
間の界面に対する水素の供給量を充分なものとでき、界
面の欠陥を充分に不活性化してパッシベーション効果を
上げ、特性ことに光電変換効率の向上が図られた太陽電
池を提供することができる。
【0054】本発明に係る請求項4の太陽電池の製造方
法によれば、熱酸化により水素化非晶質シリコン膜層を
シリコン熱酸化膜層に変化させるに際して、加熱温度を
第1段階で300℃〜500℃とし、第2段階で800
℃以上とするので、水素化非晶質シリコン膜層からの水
素あるいは窒素、フッ素または塩素の外部への放出を抑
制でき、界面の欠陥の不活性化を充分なものとして、パ
ッシベーション効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る太陽電池の製造方法
を示す工程図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る太陽電池の断面構造
を示す図である。
【図3】従来の技術に係る太陽電池の断面構造を示す図
である。
【図4】従来の技術に係る太陽電池の製造方法を示す工
程図である。
【符号の説明】
11……p型シリコン基板 12……n型層 13……水素化非晶質シリコン膜層を熱酸化したシリコ
ン熱酸化膜層 14……反射防止膜層 15……グリッド電極 16……水素化非晶質シリコン膜層を熱酸化したシリコ
ン熱酸化膜層 17……Al層 18……水素化非晶質シリコン膜層 19……水素化非晶質シリコン膜層 13a,14a,16a,20a,21a……開口部 20,21……シリコン熱酸化膜層 22……Al層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッシベーション膜としてシリコン熱酸
    化膜層を有する太陽電池の製造方法であって、シリコン
    基板上に水素化非晶質シリコン膜層を堆積形成した後、
    この水素化非晶質シリコン膜層を熱酸化することにより
    前記シリコン熱酸化膜層に変化させることを特徴とする
    太陽電池の製造方法。
  2. 【請求項2】 水素化非晶質シリコン膜層として窒素、
    フッ素および塩素のうち少なくとも1つを含んだものを
    用いることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 水素化非晶質シリコン膜層をシリコン基
    板上に堆積形成するときの基板温度を350℃以下に設
    定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の太陽電池の製造方法。
  4. 【請求項4】 熱酸化により水素化非晶質シリコン膜層
    をシリコン熱酸化膜層に変化させるに際して、第1段階
    で300℃〜500℃で加熱し、第2段階で800℃以
    上で加熱することを特徴とする請求項1から請求項3ま
    でのいずれかに記載の太陽電池の製造方法。
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