JP4314716B2 - 結晶シリコン薄膜光起電力素子 - Google Patents

結晶シリコン薄膜光起電力素子 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、結晶シリコン薄膜半導体装置、結晶シリコン薄膜光起電力素子、および結晶シリコン薄膜半導体装置の製造方法に関し、特に、非晶質シリコンを種結晶に用いて多結晶シリコン薄膜を生成する結晶シリコン薄膜半導体装置、結晶シリコン薄膜光起電力素子、および結晶シリコン薄膜半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
太陽電池等の半導体装置において、導電膜を有するガラス基板上に1〜4μm程度の厚さを持つ良質な結晶シリコン系デバイスを形成するためには、導電膜を有するガラス基板上に良質な種結晶を直接形成する必要がある。この種結晶を形成する上で必要な条件としては、
(1)高い結晶性(高結晶化率)を有すること、
(2)配向性を有すること、
(3)一度に大量の処理が可能なこと、
(4)一般のガラス基板が使用可能な低温プロセスであること、
等があげられる。
【0003】
従来、太陽電池の製造は、ガラス等の異種基板上に多結晶シリコン薄膜を形成する方法が用いられていた。この方法によれば、大面積や高品質のシリコン結晶基板を必要とせず、大幅なコストダウンが見込まれる。しかし、特性の良い半導体装置を作製するためには、多結晶シリコン薄膜の高品質化を図る必要がある。このため、通常、高温度に耐える石英等を基板に用い、この基板に高温度の堆積処理を行うことにより、結晶性の良いシリコン薄膜を形成している。しかし、この方法では、基板に高価な石英等を用いているため、低コスト化を図ることができない。
【0004】
このような問題を解決するものとして、K.Yamamoto等によるIEEE「First World Conference on Photovoltaic Energy Conversion」1994(p. 1575〜1578)に提案がある。この方法は、非晶質薄膜シリコンをレーザーアニール等の方法で溶融結晶化し、基板表面に成膜することで結晶性の良い多結晶薄膜シリコンを得ようとするもので、基板の温度上昇を抑制できるので、低コストの基板材料を使用することが可能になる。また、導電膜を有するガラス基板等にプラズマCVD(Plasma Chemical Vapore Deposition )によって多結晶シリコンを直接に形成する試みも行われている。
【0005】
上記の問題を解決する他の方法として、特開平9−82997号公報がある。この方法は、金属触媒を用いて非晶質シリコンの結晶化を行い、pまたはnの同一の導電型である結晶層の全て或いはBSF(Back Surface Field)層を含むpまたはnの同一の導電型の結晶層の全てを結晶化させる方法が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の結晶シリコン薄膜半導体装置および結晶シリコン薄膜光起電力素子によると、ガラス基板上で非晶質シリコンをレーザーアニールにより結晶化させた場合、一度の処理で多数枚の基板を処理することが困難なため、スループットの面で問題がある。つまり、非晶質薄膜シリコンを溶融結晶化法により均一な粒径の多結晶層にするためには、プラズマCVD法を用いて非晶質薄膜シリコンを形成した後、この非晶質薄膜シリコン中の水素を熱的に放出させ、その後にレーザーアニールを行う必要がある。このため、製造に手間と時間がかかり、コストアップになる。
【0007】
また、プラズマCVDを用いてガラス基板等に多結晶シリコンを直接形成する製造方法は、得られる多結晶シリコンの結晶化率が低い等、品質の面で問題がある。太陽電池で一般的なpn構造やpin構造では、表面に導電性膜を有するガラス基板上にp導電型やn導電型の多結晶シリコン薄膜を直接形成する必要があるが、プラズマCVD法によってガラス基板上に直接形成された多結晶シリコン薄膜は、結晶化率が低い、キャリアライフタイムが短い等の問題を有することが知られている。特に、プラズマCVDで得られるp導電型の多結晶シリコン薄膜は、結晶化率が非常に低いとともに配向性が乏しく、大きな技術的課題となっている。
【0008】
さらに、特開平9−82997号公報の方法によると、他の導電型との接合部にNiシリサイド(SiとNiの合金)が残り易く、また、残されたNiシリサイドをエッチングにより除去した場合でも欠陥が生じ易いため、接合部における再結合が増大し、太陽電池素子としての特性が大きく低下する可能性がある。
【0009】
したがって、本発明の目的は、得られる多結晶シリコンの結晶化率が高く、配向性に優れ、高特性を持ち、生産性の高い結晶シリコン薄膜半導体装置、結晶シリコン薄膜光起電力素子、および結晶シリコン薄膜半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0011】
この構成によれば、第1の多結晶シリコン層は、基板上に形成された非晶質シリコン層の膜中または層に接して金属触媒元素を導入し、その後に加熱処理を行うことにより、金属触媒元素の作用により低温で配向性を有する多結晶シリコン層に変換される。この第1のシリコン層を種結晶にして、表面に第2の多結晶シリコン層を形成することにより、下地となる第1の多結晶シリコン層と同じ配向性を有し、高い結晶性をもった多結晶シリコン層が得られる。さらに、第2の多結晶シリコン層を下地にして形成された第3の多結晶シリコン層は、同様に高い結晶性を有し、かつ、配向性を持ったものとなる。この結果、結晶化率が高く、配向性に優れ、高特性を持ち、生産性の高い結晶シリコン薄膜半導体装置を得ることができる。また、他の導電型との接合部にシリサイドが残らないので、除去工程を必要とせず、シリサイドに起因する欠陥も生じない。
【0012】
本発明は、上記の目的を達成するため、第2の特徴として、導電性の基板または表面に導電層が形成された絶縁性の基板と、前記導電性の基板または前記導電層の表面に形成された非晶質シリコン層の内部または表層部に接して金属触媒元素が導入され、前記非晶質シリコン層の熱処理により、前記非晶質シリコン層に前記金属触媒元素が拡散して、前記非晶質シリコン層が結晶化することにより形成された第1の導電型を有する第1の多結晶シリコン層と、前記第1の多結晶シリコン層を種結晶にして形成された前記第1の導電型と同一の導電型を有する第2の多結晶シリコン層と、前記第2の多結晶シリコン層上に形成された実質的にi型の第3の多結晶シリコン層と、前記第3の多結晶シリコン層上に形成され、前記第1の導電型とは異なる導電型の第2導電型を有する第4の多結晶シリコン層と、前記第4の多結晶シリコン層上に形成された電極部を有し、前記金属触媒元素は、Niであり、前記第1の多結晶シリコン層は、(110)配向し、前記第2の多結晶シリコン層は、前記第1の多結晶シリコン層を下地にして形成されることにより、前記第1の多結晶シリコン層の配向性に従って(110)配向すると共に、前記第3の多結晶シリコン層及び前記第4の多結晶シリコン層がいずれも(110)配向ことを特徴とする結晶シリコン薄膜光起電力素子を提供する。
【0013】
また、本発明は、上記の目的を達成するため、第3の特徴として、表面に電極が形成された絶縁性の基板と、前記絶縁性の基板の前記電極上に形成された非晶質シリコン層の内部または表層部に接して金属触媒元素が導入され、前記非晶質シリコン層の熱処理により、前記非晶質シリコン層に前記金属触媒元素が拡散して、前記非晶質シリコン層が結晶化することにより形成された第1の導電型の第1の多結晶シリコン層と、前記第1の多結晶シリコン層を種結晶にして形成された第1の導電型の第2の多結晶シリコン層と、前記第2の多結晶シリコン層上に形成された第2の導電型の第3の多結晶シリコン層と、前記第3の多結晶シリコン層上に形成された電極部を有し、前記金属触媒元素は、Niであり、前記第1の多結晶シリコン層は、(110)配向し、前記第2の多結晶シリコン層は、前記第1の多結晶シリコン層を下地にして形成されることにより、前記第1の多結晶シリコン層の配向性に従って(110)配向すると共に、前記第3の多結晶シリコン層が(110)配向することを特徴とする結晶シリコン薄膜光起電力素子を提供する。
【0014】
上記第2および第3の特徴を備えた構成によれば、第1の多結晶シリコン層は、基板上に形成された非晶質シリコン層の膜中または層に接して金属触媒元素を導入し、その後に加熱処理を行うことにより、金属触媒元素の作用により低温で配向性を有する多結晶シリコン層に変換される。この第1のシリコン層を種結晶にして、表面に第2の多結晶シリコン層を形成することにより、下地となる第1の多結晶シリコン層と同じ配向性を有し、高い結晶性をもった多結晶シリコン層が得られる。さらに、第2の多結晶シリコン層を下地にして形成された第3の多結晶シリコン層は、同様に高い結晶性を有し、かつ、配向性を有したものとなる。したがって、結晶化率が高く、配向性、高特性、および生産性に優れた結晶シリコン薄膜光起電力素子を得ることができる。
【0016】
この方法によれば、基板の表面に非晶質シリコン薄膜を形成し、この非晶質シリコン層の内部または表層部に接して金属触媒元素が導入され、この非晶質シリコン層に熱処理を施すと、非晶質シリコン層を低温により結晶化でき、配向性を持った第1の多結晶シリコン層を形成できる。この第1の多結晶シリコン層を種結晶にして、第1の多結晶シリコン層と同一の導電型を有する第2の多結晶シリコン層を第1の多結晶シリコン層上に形成することにより、第2の多結晶シリコン層は第1の多結晶シリコン層と同一の配向性を持った多結晶シリコン層に変換される。さらに、第2の多結晶シリコン層上に、これとは異なる導電型の第3の多結晶シリコン層を形成することにより、pn構造を持つ半導体装置を構成できる。したがって、結晶化率が高く、配向性、高特性、および生産性に優れた結晶シリコン薄膜半導体装置を製造することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1および図2は本発明による結晶シリコン薄膜半導体装置(結晶シリコン薄膜光起電力素子、すなわちpin型の太陽電池)の第1の実施の形態を示す。ここで、図1は本発明の第1の実施の形態の途中工程を示す。また、図2は図1の結晶シリコン薄膜半導体装置の完成状態を示す。本実施の形態は、ガラス基板を用い、その片面にスズ酸化物を主体とする透明電極を形成したものを基板とし、前記透明電極上に太陽電池を形成した半導体装置の例である。
【0018】
図1に示す様に、基板として、ガラス基板1の主表面に800nmの厚さに透明電極2を形成したものを用いた。透明電極2にはSnO2 を用い、表面に凹凸(図1では凹凸形状の図示を省略)を設けた。透明電極2の表面に、H2 、SiH4 (シラン)、およびB2 6 (ジボラン)の混合ガスを導入し、圧力を0.5Torrに維持し、基板温度420℃にして、周波数60MHzのp−CVD(プラズマCVD)法によりp型のドーパントを含む非晶質シリコン層3を20nmの厚さに形成した。非晶質シリコン層3の厚みは50nm以下とし、できるだけ薄いことが望ましい。その理由は、金属触媒元素によって結晶化させる際、非晶質シリコン層3を種結晶として用いるためである。
【0019】
次に、金属触媒元素として、Ni層4を蒸着法により1nmの厚さに形成した。次に、窒素雰囲気中において温度450〜700℃(具体的には、500℃〜600℃の温度範囲)で加熱処理し、金属触媒元素(Ni)の拡散を行った。なお、この加熱処理は窒素雰囲気に限定されるものではなく、真空雰囲気、水素雰囲気、Ar雰囲気、或いはハロゲン化物雰囲気において行った場合でも、窒素雰囲気における場合と同等の結晶化効果が得られた。
【0020】
さらに、熱処理加工は2段階に分けて実施した。まず、水素雰囲気中で400℃で加熱し、非晶質シリコン層3内の水素量を1%以下、望ましくは0.3%以下にした。ついで、550℃で加熱したところ、配向性の良いp型の多結晶シリコン層3A(図2に示す)が得られた。この多結晶シリコン層3Aの配向は、(110)であった。なお、上記の説明では、非晶質シリコン層3を先にガラス基板1上に形成し、ついで金属触媒元素を導入するものとしたが、最初にガラス基板1上に金属触媒層(Ni層4)を直接に堆積させ、その後に非晶質シリコン層3を形成するようにしてもよい。
【0021】
金属触媒元素としては、Niのほか、Fe,Co,Pt,Cu,Au等を用いることができる。金属触媒層の形成方法として、膜状に形成する場合はプラズマ処理法、蒸着法、スピンコート法等を利用することができる。また、ライン状や島状に形成する場合は、例えば、蒸着法で金属マスクで蒸着しない部分を覆って形成することができる。
さらに、膜中に導入する方法としては、例えば、イオン注入法やプラズマドーピング法等がある。また、金属触媒層は触媒効果のためにあるので、その濃度は極めて低濃度でよい。通常は、2〜3層の厚さにして数オングストロームにするが、一層の金属層であっても、これが結晶化表面層を反応とともに進行し、対向面に到達したときに全面が結晶化するのであれば、一層であってもよい。また、その種結晶の質にこだわらない場合は、触媒金属が膜中に留まる条件で結晶化を行ってもよい。
【0022】
以上の様な熱処理によって、金属触媒元素は非晶質シリコン層3内を拡散して対向面側の非晶質シリコン層3と透明電極層2の間の付近に析出し(つまり、p型の多結晶シリコン層3Aの最表面に金属触媒元素が移動し)、多結晶シリコン層3A中にはトレース量しか残らないため、高品位のp型の多結晶シリコン層3Aが得られた。なお、結晶性が悪い場合、膜中にNi原子が取り残されるが、種結晶部分の占める膜厚は太陽電池素子の全体に対して2%以下であるため、太陽電池素子としての性能に大きな影響を及ぼすことはない。
このように、Niを含む種結晶の多結晶シリコン層3Aは、厚みが5nm以下でも、品質を損なうことなく形成することができ、発電に寄与する大部分にNiを含まない高品位な素子を作成することができる。さらに、太陽電池素子で重要である導電型の違う結晶層が接する接合部において、金属触媒の残留や、その部位のエッチング等によるダメージなどが存在しないので、理想的な接合部を形成できる。
【0023】
次に、B2 6 、H2 、およびSiH4 の混合ガスを導入し、圧力を0.5Torrに維持し、基板温度200℃、60MHzのp−CVD法により、p導電型の多結晶シリコン層5を40nmの厚さに形成した。ついで、H2 とSiH4 を導入し、基板温度300℃、60MHzのp−CVD法により、i型の多結晶シリコン層6を形成した。この厚さは光吸収に必要な厚さとなるが、少なくとも500nm以上、10μm程度が好ましいが、50μm程度までは使うことができる。このとき、膜中には、条件により0.5%〜8%の水素が含有されていた。多結晶シリコン層5は、金属触媒によって結晶化されたシリコン層3Aを下地にして形成されているため、シリコン層3Aの配向性に従った(110)配向を有しており、ガラス基板等の上に直接形成したものに比べて、非常に結晶性が良く、太陽電池素子に適したものであった。
【0024】
さらに、i型の多結晶シリコン層6を下地にして、H2 、SiH4 、およびPH3 (ホスフィン)の混合ガスを導入し、圧力を0.3Torrに維持し、基板温度200℃、13.56MHzのp−CVD法により、n型の多結晶シリコン層7を50nmの厚さに形成した。多結晶シリコン層7の最適厚は結晶性によっても異なるが、10nm〜100nm(望ましくは、30nm〜60nm)が適当であった。最後に、蒸着法によりAl膜8を1μmの厚さに形成し、これを裏面電極とした。
以上の構成により、基板上の独立した素子の表面側電極と裏面電極を直列に繋ぐ周知の接続方法によって50段の接続を行ったところ、ほぼ、個々のブロックの出力電圧を足し合わせた特性が得られた。
【0025】
上記の構成において、基板材料には、例えば、セラミックス、石英、サファイア等を用いることができる。また、裏面電極にはAl膜を用いたが、このほかにAg、Mo等の金属を用いることができる。
【0026】
上記した第1の実施の形態は、ガラス基板を用い、このガラス基板側から光を入射する構成であったが、ガラス基板に代えて金属基板を用い、薄膜表面側から光入射を行う構成も可能である。この構成例について以下に説明する。
(第2の実施の形態)
図3および図4は本発明の結晶シリコン薄膜半導体装置の第2の実施の形態(pin型の太陽電池)を示す。図3は途中工程までの状態を示し、図4は完成状態を示す。
フレキシブルなSUS基板9上に絶縁膜としてのSi02 膜10を200nmの厚さに形成した。ついで、Si02 膜10の表面にSUS膜11を500nmの厚さに形成し、このSUS膜11を裏面電極とした。次に、SUS膜11上に10nmのp型ドーパントを含む非晶質シリコン層12をシリコンターゲットからスパッタ法により形成した。Si02 膜10内の水素量は、0.1%以下であった。さらに、非晶質シリコン層12の表面にニッケル塩溶液をスピン塗布し、これを乾燥させてNi層13を形成した。
【0027】
ついで、1TorrのH2 雰囲気中で550℃の熱処理を30分間行い、非晶質シリコン層12を結晶化し、p型の多結晶シリコン層12Aを生成した(図4)。このとき、Ni層13中のNiは、SUS膜11とp型の多結晶シリコン層12Aの界面近傍に析出し、p型の多結晶シリコン層12A中には殆ど残らなかった。また、p型の多結晶シリコン層12A中には殆ど水素が存在しないため、結晶化が良好に進行した。このp型の多結晶シリコン層12A上にB2 6 、H2 、およびSiH4 の混合ガスを導入し、0.5Torrの圧力を維持し、基板温度200℃、60MHzのp−CVD法により、実質的にp導電型の多結晶シリコン層14を40nmの厚さに形成した。その後、H2 とSiH4 の混合ガスを導入し、基板温度300℃、60MHzのp−CVD法により、実質的にi型の多結晶シリコン層15を2μmの厚さに形成した。
【0028】
さらに、H2 、SiH4 、およびPH3 の混合ガスを導入し、0.3Torrの圧力を維持し、基板温度300℃、13.56MHzのp−CVD法により、n型の多結晶シリコン層16を20nmの厚さに形成した。さらに、透明電極としてのITO(酸化インジウム錫)膜17を70nmの厚さに形成し、Alによる金属電極18を1μmの厚さにして部分的に形成した。この際、得られた多結晶シリコン層14,15,16のそれぞれは、(110)面に配向していた。多結晶シリコン層16は、P−CVDの条件により(111)面に配向させることもできる。(110)面に配向した多結晶シリコンは、(111)面に比べ、自然なテクスチャーが形成されるという特徴が見られた。
【0029】
(第1の比較例)
薄膜多結晶シリコン太陽電池素子を作成する際、従来より一般的に用いられた方法として、p−CVD法によって全ての多結晶シリコン層を形成する方法がある。この方法で、本発明の第1の実施の形態と同一構造を持つ薄膜多結晶シリコン太陽電池を以下の様に作成し、本発明との比較を行った。
p型多結晶シリコン層は、H2 、SiH4 、およびB2 6 の混合ガスを導入し、圧力0.5Torrおよび基板温度200℃、50MHzのp−CVD法で作成した。また、i層は、H2 とSiH4 の混合ガスを導入し、0.5Torrに圧力を維持し、基板温度300℃、60MHzのp−CVD法で作成し、n層はH2 、SiH4 、およびPH3 の混合ガスを導入し、0.3Torrの圧力を維持し、基板温度300℃、13.56MHzのp−CVD法で作成した。
【0030】
こうして製作した太陽電池素子の電流−電圧測定を行ったところ、太陽電池の性能を表す指数であるフィルファクターFF( curve fill factor:曲線因子、FF=最大出力をPmax 、開放電圧をVOC、短絡光電流密度をJSCとすると、FF=Pmax /(VOC×JSC)で表される)に変化が見られた。つまり、第1の比較例の多結晶シリコン太陽電池素子に対し、第1の実施の形態による多結晶シリコン太陽電池素子のフィルファクターFFは、1.47倍であった。本発明の第1の実施の形態の多結晶シリコン太陽電池素子は、金属触媒により結晶化されたp層(多結晶シリコン層12A)を種結晶として用いたことにより、p−CVD法で全ての多結晶シリコン層を形成した第1の比較例の太陽電池素子に比べ、良好な特性を持つ太陽電池素子が得られた。
【0031】
(第2の比較例)
第1の比較例と同様に、本発明の第2の実施の形態の構造と同一構造を有する第2の比較例をp−CVDで作成し、上記第2の実施の形態の多結晶シリコン太陽電池素子との比較を行った。その結果、第2の比較例で作成した太陽電池に対し、本発明の第2の実施の形態による多結晶シリコン太陽電池素子のフィルファクターFFは、1.44倍であった。第1の実施の形態と同様に本発明の第2の実施の形態においても、金属触媒によって結晶化されたp層を種結晶に用いたことにより、従来方法で作製された太陽電池素子よりも良好な特性を持つ太陽電池素子が得られた。
【0032】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。上記第1および第2の実施の形態においては、金属触媒を導入して結晶化を行った非晶質シリコン層3,12は、配向が(110)面であった。これに対し、第3の実施の形態は、第1の実施の形態における透明電極2上に、p導電型のドーパントを含む非晶質シリコン層を18nmの厚さに形成し、この非晶質シリコン層上にH2 、SiH4 、およびB2 6 の混合ガスを導入し、VHF(very high frequency) 域の周波数によるp−CVDにより、(111)配向となる条件で多結晶シリコン層を約2nmの厚さに形成した。ついで、この(111)配向の多結晶シリコン層上にニッケル層を約2nmの厚さに蒸着法により形成した後、500℃で1時間の熱処理を行った。この熱処理により、非晶質シリコン層から変換された多結晶シリコン層は(111)配向を有していた。ついで、上記第1の実施の形態と同様の手法でpin構造を形成したところ、全てのシリコン層は(111)面に配向していた。この第3の実施の形態による太陽電池素子の電気的特性を測定したところ、本発明の第1の実施の形態による太陽電池素子に対し、フィルファクターFFは0.98倍であった。
【0033】
以上はpin構造の太陽電池素子の実施例であったが、本発明の方法で得られる結晶シリコンの特性が良好であることから、pn型の太陽電池の作製も可能となった。このpn型の太陽電池について、以下に第4の実施の形態として説明する。
(第4の実施の形態)
図5は、本発明の第4の実施の形態を示す。本実施の形態は、ガラス基板上に結晶シリコン薄膜光起電力素子としてのpn型太陽電池を構成したものである。ガラス基板27に絶縁層となるSiO2 膜19を200nmの厚さに形成し、さらに裏面電極としてSUS膜20を500nmの厚さに形成した。ついで、n型のドーパントを含む非晶質シリコン21をスパッタリングにより10nmの厚さに形成した。その上部に図2または図4に示した様にNi触媒層(図示せず)を2nmの厚さに形成し、その後、500℃の熱処理を行うことにより、非晶質シリコン層21を多結晶シリコン層22Aに変換した。この多結晶シリコン層22Aを種結晶にしてVHFのp−CVDを行い、n型の多結晶シリコン層(図示せず)を2μmの厚さに形成した。このn型の多結晶シリコン層の抵抗は20〜100Ωcmであった。さらに、n型の多結晶シリコン層の上部にVHFのp−CVDを行って、p型多結晶シリコン層23を500nmの厚さに形成した。このp型多結晶シリコン層23の抵抗は0.1〜30Ωcmであった。さらにp型多結晶シリコン層23上に、透明電極としてのITO膜24を70nmの厚さに形成し、このITO膜24上にAl電極25を形成し、このAl電極25上に部分的に金属電極26を形成した。
第4の実施の形態で作製された太陽電池についても、裏面電極と表面電極を直列に繋いだところ、50段の接続を行っても個々の電圧を足し合わせた電圧が得られた。
【0034】
図6は、本発明の第5の実施例の形態を示す。本実施例の形態は、ガラス基板上にシリコン薄膜光励起電力素子としてPIN型太陽電池を構成したものである。ガラス基板28に透明電極29を形成した。透明電極29にはSnO2 を用いた。透明電極29上にNiを形成した後、n型のドーパントを含んだ非結晶シリコン層を20nm形成し、続いて550℃の窒素雰囲気にてNi金属触媒層の拡散をすることで非晶質Si層の結晶化を行った。続いてH2、SiH4 、B2 6 の混合ガスを導入し、VHF(very high freqency)域の周波数によるプラズマCVDにより、p型の多結晶シリコン層31を40nm形成した。この多結晶シリコン層31は(111)面に配向していた。さらにH2 、SiH4 の混合ガスを導入してVHFプラズマCVDをによってi型の多結晶シリコン層32を1μm形成し、さらにPH3 、H2 、SiH4 の混合ガスを導入してVHFプラズマCVDによってn型の多結晶シリコン層33を50nm形成した。i層、n層は状件によって堯(110)面に配向させることができた。最後に、蒸着法によってAl膜34を1μm形成してこれを裏面電極とした。この多結晶シリコン薄膜は表面がテキスチャー構造となり、光励起電力素子として適した構造となった。さらに下地のp層が高い結晶化率であることからSnO2 に直接プラズマCVDでp層を形成した素子よりも、高い特性が得られた。
【0035】
( 比較例)
同一構造を持つ太陽電池素子をプラズマCVDのみで形成し、上記の例と特性を比較した。これに対して、上記第5の実施例で作製された太陽電池素子はフィルファクターFFは1.51倍であった。金属触媒を用いて結晶化させることにより、従来の方法で作製した太陽電池素子よりも良好な特性を持つ太陽電池素子が得られた。
【0036】
上記した本発明の結晶シリコン薄膜半導体装置および結晶シリコン薄膜光起電力素子は、太陽電池に適用した場合、家庭用の電力供給システム、さらには電卓や時計等の携帯機器等、各種の用途に利用することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の結晶シリコン薄膜半導体装置によれば、基板上に形成された非晶質シリコン層の膜中または層に接して金属触媒元素を導入し、その後に加熱処理を行うことにより、金属触媒元素の作用により低温で配向性を有する多結晶シリコン層に変換して得た第1の多結晶シリコン層と、この第1のシリコン層を種結晶にして、高結晶化率で同一配向性を有する構造に設けられた第2の多結晶シリコン層と、この第2の多結晶シリコン層を下地にして形成された第3の多結晶シリコン層とを備えた構成にしたので、結晶化率が高く、配向性、高特性、および生産性に優れた結晶シリコン薄膜半導体装置を得ることができる。特に、ガラス基板等の安価な基板上に薄膜太陽電池を容易に形成でき、ローコストで高性能な結晶シリコン薄膜半導体装置を得ることができる。他の導電型との接合部にシリサイドが残らない為、シリサイドに起因する欠陥は生じない。
【0038】
また、本発明の結晶シリコン薄膜光起電力素子によれば、基板上に形成された非晶質シリコン層の膜中または層に接して金属触媒元素を導入し、その後に加熱処理を行って金属触媒元素の作用により配向性を有する多結晶シリコン層に変換された第1の多結晶シリコン層と、この第1のシリコン層を種結晶にして表面に形成された第1の多結晶シリコン層と同一の配向性および高い結晶性を持った第2の多結晶シリコン層と、この第2の多結晶シリコン層上に高い結晶性と配向性を有するように形成された第3の多結晶シリコン層とを備える構成にしたので、結晶化率が高く、配向性に優れ、高特性を持ち、生産性に優れた結晶シリコン薄膜光起電力素子を得ることができる。
【0039】
さらに、本発明の結晶シリコン薄膜半導体装置の製造方法によれば、基板の表面に非晶質シリコン薄膜を形成し、この非晶質シリコン層の内部または表層部に接して金属触媒元素を導入し、前記非晶質シリコン層に熱処理を施して非晶質シリコン層を低温で結晶化して配向性を持った第1の多結晶シリコン層を形成し、この第1の多結晶シリコン層を種結晶にして、第1の多結晶シリコン層と同一の導電型と配向性を有する第2の多結晶シリコン層を第1の多結晶シリコン層上に形成し、第2の多結晶シリコン層上に、これとは異なる導電型の第3の多結晶シリコン層を形成する方法にしたので、結晶化率が高く、配向性、高特性、および生産性に優れた結晶シリコン薄膜半導体装置を製造することができる。特に、薄膜太陽電池に適用した場合、ガラス基板等の安価な基板を用いることが可能になるので、ローコストに高性能な製半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池の第1の実施の形態の作製途中を示す模式断面図である。
【図2】図1の太陽電池の完成状態を示す模式断面図である。
【図3】本発明の太陽電池の第2の実施の形態の作製途中を示す模式断面図である。
【図4】図3の太陽電池の完成状態を示す模式断面図である。
【図5】本発明の太陽電池の第4の実施の形態の作成途中を示す模式断面図である。
【図6】本発明の太陽電池の第5の実施の形態を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1,27 ガラス基板
2 透明電極
3,12,21 非晶質シリコン層
3A,5,12A,14,22A,23 p型の多結晶シリコン層
4,13 Ni層
6,15 i型の多結晶シリコン層
7,16 n型の多結晶シリコン層
8,25 Al膜
9 SUS基板
10,19 Si02
11,20 SUS膜
17,24 ITO膜
18,26 金属電極

Claims (3)

  1. 導電性の基板または表面に導電層が形成された絶縁性の基板と、
    前記導電性の基板または前記導電層の表面に形成された非晶質シリコン層の内部または表層部に接して金属触媒元素が導入され、前記非晶質シリコン層の熱処理により、前記非晶質シリコン層に前記金属触媒元素が拡散して、前記非晶質シリコン層が結晶化することにより形成された第1の導電型を有する第1の多結晶シリコン層と、
    前記第1の多結晶シリコン層を種結晶にして形成された前記第1の導電型と同一の導電型を有する第2の多結晶シリコン層と、
    前記第2の多結晶シリコン層上に形成された実質的にi型の第3の多結晶シリコン層と、
    前記第3の多結晶シリコン層上に形成され、前記第1の導電型とは異なる導電型の第2導電型を有する第4の多結晶シリコン層と、
    前記第4の多結晶シリコン層上に形成された電極部と
    を有し、
    前記金属触媒元素は、Niであり、
    前記第1の多結晶シリコン層は、(110)配向し、
    前記第2の多結晶シリコン層は、前記第1の多結晶シリコン層を下地にして形成されることにより、前記第1の多結晶シリコン層の配向性に従って(110)配向すると共に、前記第3の多結晶シリコン層及び前記第4の多結晶シリコン層がいずれも(110)配向することを特徴とする結晶シリコン薄膜光起電力素子。
  2. 前記導電性の基板は、ステンレスであり、
    前記表面に導電層が形成された基板は、ガラスであることを特徴とする請求項1記載の結晶シリコン薄膜光起電力素子。
  3. 表面に電極が形成された絶縁性の基板と、
    前記絶縁性の基板の前記電極上に形成された非晶質シリコン層の内部または表層部に接して金属触媒元素が導入され、前記非晶質シリコン層の熱処理により、前記非晶質シリコン層に前記金属触媒元素が拡散して、前記非晶質シリコン層が結晶化することにより形成された第1の導電型を有する第1の多結晶シリコン層と、
    前記第1の多結晶シリコン層を種結晶にして形成された前記第1の導電型と同一の導電型を有する第2の多結晶シリコン層と、
    前記第2の多結晶シリコン層上に形成され、前記第1の導電型とは異なる第2の導電型を有する第3の多結晶シリコン層と、
    前記第3の多結晶シリコン層上に形成された電極部を有し、
    前記金属触媒元素は、Niであり、
    前記第1の多結晶シリコン層は、(110)配向し、
    前記第2の多結晶シリコン層は、前記第1の多結晶シリコン層を下地にして形成されることにより、前記第1の多結晶シリコン層の配向性に従って(110)配向すると共に、前記第3の多結晶シリコン層が(110)配向することを特徴とする結晶シリコン薄膜光起電力素子。
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