JP2004111551A - シリコン光起電力素子及びその製造方法 - Google Patents

シリコン光起電力素子及びその製造方法 Download PDF

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森田 章二
Yoshimichi Yonekura
米倉 義道
Yoji Nakano
中野 要治
Masayuki Kureya
呉屋 真之
Tatsuyuki Nishimiya
西宮 立享
Kengo Yamaguchi
山口 賢剛
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Abstract

【課題】p層及びn層の電気的特性を改善するとともに、光電変換特性が良好なシリコン光起電力素子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】透光性基板1上に、金属酸化物透明電極層2、結晶質p型半導体層3、実質的に真性な微結晶型光電変換層4、結晶質n型半導体層5及び裏面電極層6が順に接するシリコン光起電力素子10において、酸素分圧133Pa以下の雰囲気中で熱処理されている。または、透光性基板上に、金属酸化物透明電極層、非晶質p型半導体層、実質的に真性な非晶質光電変換層、非晶質n型半導体層、結晶質p型半導体層、実質的に真性な微結晶型光電変換層、結晶質n型半導体層及び裏面電極層が順に接するシリコン光起電力素子において、酸素分圧133Pa以下の雰囲気中で熱処理されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマCVD法によって製造され、太陽電池あるいはセンサ等に適用されるシリコン光起電力素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、地球環境問題の観点から、クリーンな発電システムである太陽電池が注目されている。太陽電池には、シリコン系薄膜を光電変換層として用いた光起電力素子が使用されており、光起電力素子としては、非晶質シリコンからなるものを用いることがある。その非晶質シリコンは、通常、原料ガスとしてシランあるいはジシラン等の水素化珪素ガスを用いるプラズマCVD法によって製造され、その際、プラズマの発生には、通常、周波数13.56MHzの高周波電源が最も一般的に用いられる。このような非晶質シリコンは、200℃以下の低温でガラス、金属あるいはプラスチック等の安価な基板上に製膜することができ、かつ、大面積製膜が可能であることを最大の特徴としており、この特徴が活かされて、非晶質シリコン系太陽電池は、量産時の低コスト化の可能性を有している。そのようなことから、単結晶シリコンあるいは多結晶シリコンからなるバルクシリコン型太陽電池を凌駕するものとして期待され、開発が進められている。
【0003】
しかし、非晶質シリコン系太陽電池に光を照射すると光電変換層であるi層内に欠陥が発生し、光キャリアがトラップされるため、光電変換効率が初期状態と比較して、1割から3割程度低下する光劣化現象(いわゆるステブラーロンスキー効果)が生じ、実用化上の大きな問題となっている。光劣化現象のメカニズムについては種々の研究が精力的に行われているにもかかわらず、完全には解明されていないため、その抜本的な解決策が確立されていないのが実情である。
【0004】
これに対し、近年、光電変換層として非晶質シリコンの代わりに微結晶シリコンを用いる試みが報告されている(J. Meier et a1., Mat. Res. Soc. Symp. Proc. Vo.420. P3(1996))。この文献によると、周波数110MHzのVHF帯の電源を用いた高周波プラズマCVD法により形成された微結晶シリコンからなるpin型の光電変換素子は、非晶質シリコンのような光劣化現象を伴わないとされている。
なお、ここで、微結晶シリコンとは、非晶質シリコン以外のシリコンを意味するものであり、多結晶シリコンや非晶質を含んだ結晶質シリコンも含まれる。
【0005】
図1に、微結晶シリコン光起電力素子の層構造を示す。この微結晶シリコン光起電力素子10は、透光性基板1上に、金属酸化物透明電極層2、結晶質p型半導体層3、実質的に真性な微結晶型光電変換層4、結晶質n型半導体層5及び裏面電極層6が順に接するものである。そして、この光起電力素子10は、光が透光性基板1の側から入射するようにされている。
なお、本明細書においては、透光性基板を基板、金属酸化物透明電極層を透明電極層、結晶質p型半導体層を微結晶p層、実質的に真性な微結晶型光電変換層を微結晶i層、結晶質n型半導体層を微結晶n層という。また、実質的に真性な微結晶型光電変換層における「実質的」とは、微結晶型光電変換層は極微量に不純物を含んでいるため、僅かにn型の性質を示す場合があることを意味している。
【0006】
このような微結晶シリコン光電変換素子を製造するときに行われる高周波プラズマCVD法は、基本的には、非晶質シリコンの製膜に採用されていた方法を採用できる。したがって、微結晶シリコンを用いた光起電力素子は、既存のプラズマCVD装置を流用して製造できる上に、光劣化現象を伴わないという長所を有している。
また、光電変換層として微結晶シリコンを用いた光起電力素子は、非晶質シリコンを用いた光起電力素子と比較して、分光感度スペクトルのピークが長波長側に存在するため、非晶質シリコンをトップセル、微結晶シリコンをボトムセルの光電変換層とする積層型の光起電力素子、いわゆるタンデム化によって光電変換効率を高めることも可能である。
【0007】
ところが、このような微結晶シリコン光起電力素子は、キャリアの拡散長、寿命および移動度などの電気的物性が不十分であるという問題があった。そこで、特許文献1には、微結晶シリコン光起電力素子を水蒸気雰囲気中で熱処理して、結晶質シリコン膜中の水素含有量を増加させて電気的特性を改善させる方法が提案されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−252488号公報(請求項1、実施例1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者らがこの方法を追試してみたところ、微結晶シリコン光起電力素子の光電変換特性が著しく向上することはなかった。これは、水蒸気中には酸素が含まれており、熱処理の際、その酸素によってシリコンが酸化したためと思われる。
また、従来の太陽電池の発電効率は十分満足する程度にあるとはいえず、より発電効率の高い太陽電池を得るために、なお一層光電変換特性の高い光起電力素子が求められている。
【0010】
ところで、通常、光電変換層に微結晶シリコン層を用いる光起電力素子では、上述したようにいわゆるpin型が採用されており、p層及びn層には、その価電子制御のために、ドーピング元素が添加されている。すなわち、p層には、III族元素、例えば、ボロン、アルミニウム等が添加されており、n層には、V族元素、例えば、リンが添加されている。そして、これらのドーピング元素がシリコンの原子位置に置換して含まれる場合には、ドーピング元素として価電子制御の機能を発揮する。
これに対し、ドーピング元素がシリコン原子位置に置換せずに含まれる場合、ドーピング元素は価電子制御の機能を発揮しないばかりか、不純物となってp層あるいはn層の電気的特性を却って阻害することがあった。すなわち、添加されたドーピング元素の全てが活性化されていなかった。
また、ドーピング元素が積層したままの状態、いわゆるAs−grownの状態では、製膜時にプラズマ中に存在するイオンの衝撃のため、p層とi層との界面及びi層とn層との界面に界面欠陥を形成することがあった。
【0011】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、p層及びn層中のドーピング元素の活性化量を増大させて、p層及びn層の電気的特性を改善するとともに、界面欠陥を低減させることで界面特性を改善して、光電変換特性が良好なシリコン光起電力素子及びその製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1のシリコン光起電力素子は、透光性基板上に、金属酸化物透明電極層、結晶質p型半導体層、実質的に真性な微結晶型光電変換層、結晶質n型半導体層及び裏面電極層が順に接するシリコン光起電力素子において、酸素分圧133Pa以下の雰囲気中で熱処理されたことを特徴としている。
また、本願請求項3のシリコン光起電力素子は、透光性基板上に、金属酸化物透明電極層、非晶質p型半導体層、実質的に真性な非晶質光電変換層、非晶質n型半導体層、結晶質p型半導体層、実質的に真性な微結晶型光電変換層、結晶質n型半導体層及び裏面電極層が順に接するシリコン光起電力素子において、酸素分圧133Pa以下の雰囲気中で熱処理されたことを特徴としている。
【0013】
本願請求項8のシリコン光起電力素子の製造方法は、透光性基板上に、金属酸化物透明電極層、結晶質p型半導体層、実質的に真性な微結晶型光電変換層、結晶質n型半導体層及び裏面電極層を順に形成させて積層素子を形成する積層工程と、前記積層工程後に、酸素分圧133Pa以下の雰囲気中で積層素子を熱処理する熱処理工程とを有することを特徴としている。
本願請求項10のシリコン光起電力素子の製造方法は、透光性基板上に、金属酸化物透明電極層、非晶質p型半導体層、実質的に真性な非晶質光電変換層、非晶質n型半導体層、結晶質p型半導体層、実質的に真性な微結晶型光電変換層、結晶質n型半導体層及び裏面電極層を順に形成させて積層素子を形成する積層工程と、前記積層工程後に、酸素分圧133Pa以下の雰囲気中で積層素子を熱処理する熱処理工程とを有することを特徴としている。
【0014】
上述したシリコン光起電力素子およびその製造方法にあっては、ドーピング元素を含む微結晶p層、微結晶n層を有する積層素子を、酸素分圧133Pa以下の雰囲気中で熱処理することで、微結晶p層及び微結晶n層のドーピング元素の活性化量が増大して、微結晶p層及び微結晶n層の電気的特性が改善される。また、界面欠陥が低減して微結晶p層と微結晶i層との界面、微結晶i層と微結晶n層との界面の界面特性が改善される。その上、熱処理によってシリコン膜が酸化されないので、i層の半導体特性が低下しない。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態例)
以下、添付の図面を参照して本発明に係る第1の実施形態例について説明する。本実施形態例のシリコン光起電力素子(以下、光起電力素子と略す)は、従来の技術の欄で記載した図1の光起電力素子と同様の層構造を有している。すなわち、本実施形態例の光起電力素子10は、基板1上に、透明電極層2、微結晶p層3、微結晶i層4、微結晶n層5及び裏面電極層6が順に接して構成される。そして、本実施形態例の光起電力素子10は、酸素分圧133Pa以下の雰囲気中で熱処理されたことを特徴とするものである。
【0016】
以下に、本実施形態例の光起電力素子の製造方法について説明する。
まず、積層工程において、ガラスからなる基板1上に透明電極層2をCVD法またはスパッタ法等のPVD法により形成する。次いで、透明電極層2上に、微結晶p層3、微結晶i層4、微結晶n層5を順に製膜する。次いで、微結晶n層5上に、Al、Ag、Ti、Ni、Cr、Cuあるいはそれらの合金からなる裏面電極層6を、真空蒸着法またはスパッタ法等の物理蒸着法によって形成して積層素子を得る。
次いで、熱処理工程において、このようにして得られた積層素子を熱処理炉に入れ、酸素分圧133Pa以下の雰囲気中で熱処理を施して図1に示したような光起電力素子10を得る。
以下、各工程をより詳細に説明する。
【0017】
上述した光起電力素子の製造方法において、透明電極層2としては、ITO、フッ素(F)をドープした酸化スズ(SnO )あるいはアルミニウム(Al)またはガリウム(Ga)をドープした酸化亜鉛(ZnO)等の金属酸化物が使用される。
【0018】
微結晶p層3、微結晶i層4、微結晶n層5を製膜する際には、プラズマCVD法を採用する。図2に、プラズマCVD法で微結晶シリコン膜を製膜するプラズマCVD装置の概略模式図を示す。図2に示すプラズマCVD装置は、ステンレス製の真空容器101と、ガス混合箱102と、基板ヒータ103と、放電用電極104と、真空ポンプ105等とを具備して概略構成される。ここで、基板ヒータ103は、製膜面が下側となるように基板106を密着保持する基板ホルダ107を備えている。また、基板ヒータ103には、図示しない温度センサが取付けられており、基板106の温度を間接又は直接的に検出するようになっている。温度センサは図示しない制御器の入力部に接続されており、温度検出信号が制御器に入力されると、これに基づいて制御器が基板ヒータ103への給電量を制御するようになっている。
また、放電用電極104は基板ヒータ103と対向するように配置されている。放電用電極104は同軸ケーブル108を介してインピーダンス整合器109及び高周波電源110に接続されている。
【0019】
上記プラズマCVD装置を用いた微結晶シリコン膜(微結晶p層3、微結晶i層4、微結晶n層5)の製膜方法では、まず、脱脂洗浄及び乾燥した基板106を真空容器101に導入し、基板ヒータ103に密着させる。次いで、真空ポンプ105により、排気管111を介して真空容器101内を1.33×10−4Pa(1×10−6Torr)以下に排気する。次いで、原料ガス導入管112を介して、原料ガスを所定流量、ガス混合箱102に導入する。その際、原料ガスの流量は、図示しないマスフローコントローラによって制御される。
次いで、図示しない圧力調整弁により真空容器101内を所定の圧力に調整するとともに、基板ヒータ103に通電加熱して、基板106を所定温度に加熱する。
そして、基板温度及び圧力が安定した後に、高周波電源110から所定周波数の高周波電力を放電用電極104に供給し、プラズマを発生させて、基板106の表面に微結晶シリコンを製膜する。その際、反射電力が最小となるようにインピーダンス整合器109を調整する。所定時間製膜した後、原料ガスを排気するとともに、基板106を冷却し、真空容器101から微結晶シリコンを製膜した基板106を取り出す。
【0020】
上述した微結晶シリコンの製膜方法において、基板温度は、ガラス等の安価な材質が使用可能になることから500℃以下であることが望ましい。また、基板温度の下限値を100℃とすることが好ましい。基板温度を100℃未満に設定すると基板表面に吸着した製膜に関与するシリコン系ラジカルの表面拡散が不十分となるため、結晶性が良好な微結晶シリコンが十分に成長しないことがある。
【0021】
原料ガスとしては、少なくともシリコンを含むガス、具体的にはシラン、ジシラン等の水素化珪素ガス、弗化珪素ガスあるいはジクロロシラン、トリクロロシラン等のハロシランガス及び水素を用いる。
上記原料ガスにドーピング元素を添加しないで製膜する場合には、微結晶i層を製膜できる。また、原料ガスにドーピング元素としてIII族元素を含むガス、例えばB、BF  等のボロンを含むガスを添加して製膜する場合には、微結晶p層を製膜できる。また、原料ガスにドーピング元素としてV族元素を含むガス、例えばPH  等のリンを含むガスを添加して製膜する場合には、微結晶n層を製膜できる。
【0022】
原料ガスにおいて、シリコンを含むガスの流量に対する水素の流量比は、5倍以上100倍以下が望ましい。水素の流量比が5倍未満の場合、水素ラジカルの発生量が少ないため、成長中の膜表面のダングリングボンドの終端が不十分になることがある。その結果、製膜に関与するシリコン系ラジカルの表面拡散が不十分となり、良好な結晶性を有する微結晶シリコンが十分に成長しないことがある。一方、水素の流量比が100倍を超える場合、微結晶シリコンは成長するものの、製膜に関与するシリコン系ラジカルが少ないため、その製膜速度が極めて小さくなる。したがって、非晶質シリコンよりも厚い光電変換層を必要とする微結晶シリコン系光起電力素子では、産業利用上、生産性が著しく低下する。
【0023】
原料ガスを導入しているときの真空容器101内の圧力は、13.3Pa(0.1Torr)以上670Pa(5Torr)以下が望ましい。圧力が13.3Pa未満の場合、製膜に関与するシリコン系ラジカルが少ないため、製膜速度が極めて小さくなり、産業利用上、生産性が著しく低下する。一方、圧力が670Paを超える場合、製膜中に気相中で粉が生じ易くなる。製膜中に発生した粉が膜中に取り込まれると、微結晶シリコンの膜質を極端に低下させる他、真空容器101の開放保守の頻度を高める等の悪影響を及ぼす。
【0024】
高周波電源110の周波数は10MHz以上300MHz以下が望ましい。周波数が10MHz未満の場合、プラズマ密度が低く、プラズマ中で励起される水素ラジカルが少ないため、成長中の膜表面のダングリングボンドの終端が不十分になることがある。その結果、製膜に関与するシリコン系ラジカルの表面拡散が不十分になり、微結晶シリコンの結晶化が促進されないことがある。一方、周波数が300MHzを超える場合、放電用電極104内での電圧分布が大きくなり、プラズマが不均一になる結果、均一な放電が困難となり、膜厚の分布が大きくなるおそれがある。
【0025】
微結晶p層3を製膜する際には、微結晶p層3の膜厚を5nm以上100nm以下にすることが望ましい。微結晶p層3の膜厚を5nm未満にすると、部分的に透明電極層2が露出した状態、いわゆる島状成長となるおそれがある。この場合、微結晶p層3が製膜されていない部分は、正常な半導体pn接合が形成されないため、光起電力素子としての特性が著しく低下する。一方、微結晶p層3の膜厚を100nm超にすると、光入射側の層である微結晶p層3での光吸収が大きくなり、光電変換層である微結晶i層4へ到達する光量が減少するため、光起電力素子としての短絡電流が低下することがある。
【0026】
微結晶i層4を製膜する際には、微結晶i層4の膜厚は、透明電極層2、微結晶p層3及び微結晶i層4の表面形状に依存する光閉じ込め状態にもよって異なるが、1000nm以上10000nm以下(1μm〜10μm)にすることが望ましい。微結晶i層4の膜厚を1000nm(1μm)未満にすると、入射光を十分に吸収できなくなるため、光起電力素子としての短絡電流が小さくなることがある。一方、微結晶i層4の膜厚を10000nm(10μm)超にすると、微結晶i層4に生じる内部電界が弱くなり、光起電力素子としての開放電圧が低下することがある上に、製膜時間が長くなる。このように品質および生産性が低くなると、実用性が低下する。
【0027】
微結晶n層5を製膜する際には、微結晶n層5の膜厚は、5nm以上100nm以下にすることが望ましい。微結晶n層5の膜厚を5nm未満にすると、部分的に微結晶i層4が露出した状態、いわゆる島状成長となる。この場合、微結晶n層5が製膜されていない部分は、正常な半導体pn接合が形成されないため、光起電力素子としての特性が著しく低下するおそれがある。一方、微結晶n層5の膜厚を100nm超にすると、微結晶n層5での光吸収量が大きくなるため、裏面電極層6で反射した光を有効に利用できず、光起電力素子としての短絡電流が低下することがある。
裏面電極層6は、微結晶i層4を透過した光を充分に反射できるようにするために、膜厚を200nm以上にすることが望ましい。
【0028】
熱処理工程においては、雰囲気中の酸素分圧が133Pa以下にされるが、熱処理炉内の雰囲気の酸素分圧が133Paを超えると、シリコンが酸化されて半導体としての性質が失われるので、熱処理の効果が発揮されない。このような酸素分圧にするためには、熱処理炉内の雰囲気を、大気雰囲気、真空雰囲気、窒素雰囲気、水素雰囲気のいずれかにすることが好ましい。
【0029】
さらに、熱処理工程における熱処理温度を、120℃以上300℃以下にすることが好ましい。熱処理温度を120℃未満にすると、ドーピング元素の活性化量を十分に増大させることができず、熱処理の効果が発揮されないことがあり、300℃超にすると、微結晶p層3あるいは微結晶n層5中のドーピング元素が微結晶i層4に進入して半導体特性を低下させ、光電変換効率を低下させることがある。
また、熱処理時間を1時間以上15時間以下にすることが好ましい。熱処理時間を1時間未満にすると、ドーピング元素の活性化量を十分に増大させることができず、熱処理の効果が発揮されないことがあり、15時間超にすると、微結晶p層3あるいは微結晶n層5中のドーピング元素が微結晶i層4に進入して半導体特性を低下させ、光電変換効率を低下させることがある。
【0030】
このようにして熱処理された光起電力素子は、形状因子が0.7以上にされていることが好ましい。形状因子が0.7以上にされていれば、より界面欠陥が低減されており、光電変換効率がより向上する。
ここで、形状因子(FF)とは、FF=(Vop×Iop)/(Voc×Isc)で定義される。 但し、Vopは最適動作電圧、Iopは最適動作電流、Vocは開放電圧、Iscは短絡電流である。
【0031】
上述した光起電力素子は、pin構造を1つ有するいわゆるシングル型光起電力素子であったが、本発明はこれに限定されず、微結晶pin構造の層の上に非晶質pin構造の層をさらに設けることもできる。以下に、微結晶pin構造の層の上に非晶質pin構造の層をさらに設けた第2の実施形態例について説明する。
【0032】
(第2の実施形態例)
第2の実施形態例の光起電力素子は、非晶質シリコン系セルをトップセル、微結晶シリコン系セルをボトムセルとするタンデム型光起電力素子である。
図3に、第2の実施形態例の光起電力素子の構造を示す。この光起電力素子は、基板1上に、透明電極層2、非晶質p型半導体層11(以下、非晶質p層11という)、実質的に真性な非晶質光電変換層12(以下、非晶質i層12という)、非晶質n型半導体層13(以下、非晶質n層13という)、微結晶p層3、微結晶i層4、微結晶n層5及び裏面電極層6が順に接して構成される。この光起電力素子は、光は基板1の側から入射するようにされている。
この光起電力素子において、非晶質p層11、非晶質i層12、非晶質n層13は、非晶質シリコンを主成分とするものである。なお、透明電極層2、微結晶p層3、微結晶i層4、微結晶n層5及び裏面電極層6は第1の実施形態例の光起電力素子と同じ構成であるため説明を省略する。
【0033】
次に、本実施形態例の光起電力素子の製造方法について説明する。
まず、積層工程において、ガラスからなる基板1上に透明電極層2をCVD法またはスパッタ法等のPVD法により形成する。次いで、透明電極層2上に、非晶質p層11、非晶質i層12、非晶質n層13を順に製膜する。次いで、非晶質n層13の上に、微結晶p層3、微結晶i層4、微結晶n層5を順に製膜する。次いで、微結晶n層5上に、Al、Ag、Ti、Ni、Cr、Cuあるいはそれらの合金からなる裏面電極層6を、真空蒸着法またはスパッタ法等の物理蒸着法によって形成して積層素子を得る。
次いで、熱処理工程において、このようにして得られた積層素子を熱処理炉に入れ、酸素分圧133Pa以下の雰囲気中で熱処理を施して図3に示したような光起電力素子を得る。
なお、本実施形態例において、微結晶p層3、微結晶i層4、微結晶n層5の製膜方法については第1の実施形態例と同様であるため説明を省略する。
【0034】
上述した製造方法において、非晶質p層11、非晶質i層12、非晶質n層13を製膜する際には、プラズマCVD法が採用され、微結晶p層3、微結晶i層4、微結晶n層5を製膜する図2に示したプラズマCVD装置を用いることができる。
【0035】
非晶質p層11を製膜する際には、非晶質p層11の膜厚を5nm以上50nm以下にすることが望ましい。非晶質p層11の膜厚を5nm未満にすると、部分的に透明電極層2が露出した状態、いわゆる島状成長となる。この場合、非晶質p層11が製膜されていない部分は、正常な半導体pn接合が形成されないため、光起電力素子としての特性が著しく低下する。一方、非晶質p層11の膜厚を50nm超にすると、光入射層である非晶質p層11での光吸収が大きくなり、光電変換層である非晶質i層12及び微結晶i層4への入射光量が減少して光起電力素子としての短絡電流が低下することがある。
【0036】
非晶質i層12を製膜する際には、非晶質i層12の膜厚を100nm以上500nm以下が望ましい。非晶質i層12の膜厚を100nm未満にすると、入射する光を充分に吸収できないため、光起電力素子としての短絡電流が低下することがある。一方、非晶質i層12の膜厚を500nm超にすると、吸収した光によって非晶質i層12の欠陥が増加する、いわゆるステブラーロンスキー効果により、光劣化が大きくなることがある。
【0037】
非晶質n層13を製膜する際には、非晶質n層13の膜厚を5nm以上50nm以下にすることが望ましい。非晶質n層13の膜厚を5nm未満にすると、部分的に非晶質i層12が露出した状態、いわゆる島状成長となる。この場合、非晶質n層13が製膜されていない部分は、正常な半導体pn接合が形成されないため、光起電力素子としての特性が著しく低下する。一方、非晶質n層13の膜厚を50nm超にすると、非晶質n層13での光吸収が大きくなり、ボトムセルへの入射光量が減少して、光起電力素子としての短絡電流が低下することがある。
【0038】
熱処理工程においては、熱処理温度を120℃以上250℃以下にすることが好ましい。熱処理温度を120℃未満にすると、ドーピング元素の活性化量を十分に増大させることできず、熱処理の効果が発揮されないことがあり、250℃超にすると、微結晶p層3あるいは微結晶n層5中のドーピング元素が微結晶i層4に進入するとともに、非晶質p層11あるいは非晶質n層13中のドーピング元素が非晶質i層12に進入して半導体特性を低下させ、光電変換効率を低下させることがある。なお、好ましい熱処理温度の上限値が第1の実施形態例と異なる(第1の実施形態例では300℃)のは、第2の実施形態例では非晶質シリコン膜を有しており、この非晶質シリコン膜は250℃を超える高温では不安定になるためである。
また、熱処理工程における熱処理時間、雰囲気についても第1の実施形態例と同様であるから、説明を省略する。さらに、熱処理後の形状因子についても第1の実施形態例と同様に0.7以上にされていることが好ましい。
【0039】
【実施例】
(実施例1〜4、比較例1,2)
次のようにして、図1に示すようなシングル型光起電力素子を得た。まず、積層工程において、ガラスからなる基板1上に透明電極層2として、アルミニウムをドープした酸化亜鉛をスパッタ法により700nm形成した。次いで、その上に、プラズマCVD法により、微結晶p層3、微結晶i層4、微結晶n層5を順に形成した。最後に、真空蒸着法により膜厚500nmのアルミニウムからなる裏面電極層6を形成して積層素子を得た。
次いで、熱処理工程において、大気雰囲気(実施例1)、真空雰囲気(実施例2)、窒素雰囲気(実施例3)、水素雰囲気(実施例4)、酸素雰囲気(比較例2)中で、積層素子を150℃で8時間熱処理して光起電力素子を得た。また、熱処理工程を行わずに積層素子をそのまま光起電力素子としたものを比較例1とした。
これらの光起電力素子に、基板1側から模擬太陽光(AM1.5、100mW/cm )を照射して、その光電変換効率を計測した。その結果を表1に示す。なお、表中の光電変換効率は、熱処理を施さなかった比較例1の光起電力素子の光電変換効率を1.00としたときの相対値である。
【0040】
【表1】
Figure 2004111551
【0041】
大気雰囲気、真空雰囲気、窒素雰囲気及び水素雰囲気で熱処理した場合、光電変換効率が向上した。これらの雰囲気は、いずれも酸素分圧が133Pa以下であった。このように光電変換効率が向上したのは、熱処理によって、微結晶p層3及び微結晶n層5のドーピング元素の活性化量が増大して、微結晶p層3及び微結晶n層5の電気的特性が改善されたこと、界面欠陥が低減して微結晶p層3と微結晶i層4、微結晶i層4と微結晶n層5との界面特性が改善されたこと、シリコンが酸化されなかったことに起因する。
【0042】
(実施例5及び比較例3)
次のようにして、図3に示すようなタンデム型光起電力素子を得た。まず、積層工程において、ガラスからなる基板1上に透明電極層2として、アルミニウムをドープした酸化亜鉛をスパッタ法により700nm形成した。次いで、その上に、プラズマCVD法により、非晶質p層11、非晶質i層12、非晶質n層13、微結晶p層3、微結晶i層4、微結晶n層5を順に形成した。最後に、真空蒸着法により膜厚500nmのアルミニウムからなる裏面電極層6を形成して積層素子を得た。
次いで、熱処理工程において、大気雰囲気中、積層素子を150℃で8時間熱処理して光起電力素子を得た(実施例5)。また、熱処理工程を行わずに積層素子をそのまま光起電力素子としたものを比較例3とした。
これらの光起電力素子に、基板1側から模擬太陽光(AM1.5、100mW/cm )を照射して、その光電変換効率を計測した。その結果、比較例3の光電変換効率を1.0としたときの実施例5の光電変換効率は1.06であった。
【0043】
(参考例1)熱処理工程における酸素分圧の影響
熱処理工程において、実施例1〜4で使用された積層素子を、酸素分圧0.01Torr(1.33Pa)〜100Torr(13332Pa)の雰囲気中で、150℃、8時間熱処理して光起電力素子を得た。
これらの光起電力素子に、基板1側から模擬太陽光(AM1.5、100mW/cm )を照射して、その光電変換効率を計測した。その結果を図4に示す。なお、図4中の光電変換効率(図中では「変換効率」と略す)は、熱処理を施さなかった光起電力素子(比較例1)の光電変換効率を1.00としたときの相対値である。
【0044】
この結果から、酸素分圧約1.0Torr以下(133Pa以下)の範囲で熱処理することによって光電変換効率が向上することが判明した。このように酸素分圧133Pa以下で光電変換効率が向上したのは、熱処理によって、微結晶p層及び微結晶n層のドーピング元素の活性化量が増大して、微結晶p層及び微結晶n層の電気的特性が改善され、また、界面欠陥が低減して微結晶p層と微結晶i層、微結晶i層と微結晶n層との界面特性が改善された上に、雰囲気中の酸素が少なかったために熱処理してもシリコン膜が酸化されなかったことに起因する。
【0045】
(参考例2)熱処理工程における熱処理温度の影響
熱処理工程において、実施例1〜4で使用された積層素子を、大気雰囲気中で、80〜350℃の範囲の任意の温度で8時間熱処理して光起電力素子を得た。熱処理中の雰囲気の酸素分圧は、2.02×10Paであった。その結果を図5に示す。
この結果から、120〜300℃の範囲で熱処理することによって光電変換効率が確実に向上することが判明した。
【0046】
(参考例3)熱処理工程における熱処理時間の影響
実施例1〜4で使用された積層素子を、熱処理工程において、大気雰囲気中で、120℃,150℃,300℃、0〜18時間熱処理して光起電力素子を得た。熱処理中の雰囲気の酸素分圧は、2.02×10Paであった。その結果を図6に示す。
この結果から、上記の熱処理温度において1〜15時間の範囲で熱処理することによって光電変換効率が確実に向上することが判明した。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、微結晶p層および微結晶n層を、酸素の少ない雰囲気で熱処理するので、微結晶p層及び微結晶n層のドーピング元素の活性化量が増大して、微結晶p層及び微結晶n層の電気的特性が改善される。また、界面欠陥が低減して微結晶p層と微結晶i層との界面、微結晶i層と微結晶n層との界面の界面特性が改善される。その上、熱処理によってシリコン膜が酸化されないので、i層の半導体特性が低下しない。これらのことから、光起電力素子の光電変換特性が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態例のシリコン光起電力素子を示す断面図である。
【図2】本発明のシリコン光起電力素子の製造方法で使用される製膜装置を示す模式図である。
【図3】本発明に係る第2の実施形態例のシリコン光起電力素子を示す断面図である。
【図4】熱処理工程における酸素分圧の影響の一例を示すグラフである。
【図5】熱処理工程における熱処理温度の影響の一例を示すグラフである。
【図6】熱処理工程における熱処理時間の影響の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 透光性基板(基板)
2 金属酸化物透明電極層(透明電極層)
3 結晶質p型半導体層(微結晶p層)
4 微結晶型光電変換層(微結晶i層)
5 結晶質n型半導体層(微結晶n層)
6 裏面電極層
10 シリコン光起電力素子
11 非晶質p型半導体層(非晶質p層)
12 非晶質光電変換層(非晶質i層)
13 非晶質n型半導体層(非晶質n層)

Claims (13)

  1. 透光性基板上に、金属酸化物透明電極層、結晶質p型半導体層、実質的に真性な微結晶型光電変換層、結晶質n型半導体層及び裏面電極層が順に接するシリコン光起電力素子において、
    酸素分圧133Pa以下の雰囲気中で熱処理されたことを特徴とするシリコン光起電力素子。
  2. 熱処理温度が、120℃以上300℃以下であることを特徴とする請求項1に記載のシリコン光起電力素子。
  3. 透光性基板上に、金属酸化物透明電極層、非晶質p型半導体層、実質的に真性な非晶質光電変換層、非晶質n型半導体層、結晶質p型半導体層、実質的に真性な微結晶型光電変換層、結晶質n型半導体層及び裏面電極層が順に接するシリコン光起電力素子において、
    酸素分圧133Pa以下の雰囲気中で熱処理されたことを特徴とするシリコン光起電力素子。
  4. 熱処理温度が、120℃以上250℃以下であることを特徴とする請求項3に記載のシリコン光起電力素子。
  5. 熱処理時間が、1時間以上15時間以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシリコン光起電力素子。
  6. 前記雰囲気が、大気雰囲気、真空雰囲気、窒素雰囲気、水素雰囲気のいずれかであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のシリコン光起電力素子。
  7. 形状因子が0.7以上にされていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のシリコン光起電力素子。
  8. 透光性基板上に、金属酸化物透明電極層、結晶質p型半導体層、実質的に真性な微結晶型光電変換層、結晶質n型半導体層及び裏面電極層を順に形成させて積層素子を形成する積層工程と、
    前記積層工程後に、酸素分圧133Pa以下の雰囲気中で積層素子を熱処理する熱処理工程とを有することを特徴とするシリコン光起電力素子の製造方法。
  9. 熱処理工程での熱処理温度が、120℃以上300℃以下であることを特徴とする請求項8に記載のシリコン光起電力素子の製造方法。
  10. 透光性基板上に、金属酸化物透明電極層、非晶質p型半導体層、実質的に真性な非晶質光電変換層、非晶質n型半導体層、結晶質p型半導体層、実質的に真性な微結晶型光電変換層、結晶質n型半導体層及び裏面電極層を順に形成させて積層素子を形成する積層工程と、
    前記積層工程後に、酸素分圧133Pa以下の雰囲気中で積層素子を熱処理する熱処理工程とを有することを特徴とするシリコン光起電力素子の製造方法。
  11. 熱処理工程での熱処理温度が、120℃以上250℃以下であることを特徴とする請求項10に記載のシリコン光起電力素子の製造方法。
  12. 熱処理工程での熱処理時間が、1時間以上15時間以下であることを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載のシリコン光起電力素子の製造方法。
  13. 熱処理工程での雰囲気が大気雰囲気、真空雰囲気、窒素雰囲気または水素雰囲気のいずれかであることを特徴とする請求項8〜12のいずれかに記載のシリコン光起電力素子の製造方法。
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