JPH1041963A - センサーのデータ転送方法 - Google Patents

センサーのデータ転送方法

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JPH1041963A
JPH1041963A JP8193636A JP19363696A JPH1041963A JP H1041963 A JPH1041963 A JP H1041963A JP 8193636 A JP8193636 A JP 8193636A JP 19363696 A JP19363696 A JP 19363696A JP H1041963 A JPH1041963 A JP H1041963A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q9/00Arrangements in telecontrol or telemetry systems for selectively calling a substation from a main station, in which substation desired apparatus is selected for applying a control signal thereto or for obtaining measured values therefrom

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のセンサーから検出データ受信装置に検
出データを転送する場合に、転送効率や転送手順の柔軟
性が十分でない。 【解決手段】 検出データ受信装置が、各センサーから
の検出データの転送順番を指示するネットワーク使用順
序を格納した検出データ転送要求指令RSを複数のセン
サーへ同報送信する。前記検出データ転送要求指令によ
り転送要求されたセンサーは、自身の一つ前の順番を指
定されたセンサーの検出データ送信完了をその検出デー
タフレームから検知すると、自身のデータ転送を開始す
る。これにより、転送手順は要求指令RSにより柔軟に
変更でき、また各センサーの検出データフレーム間の不
要な間隔を省くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バス結合型のシリ
アル通信ネットワークに接続された複数のセンサーによ
り検出されたデータを効率よく検出データ受信装置へ転
送するためのデータ転送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の可動テーブルの位置制御装
置の模式的な構成図である。可動テーブルの位置を正確
に制御するため、複数のセンサーが設けられている。モ
ータ5にはそのロータ軸6の回転位置や速度を検出する
センサーとしてロータリーエンコーダ1が設けられてい
る。モータのロータ軸6にはボールネジ7が直結され、
その回転によりテーブル8が直線運動する。このテーブ
ル8の直線位置を検出するセンサーとしてリニアエンコ
ーダ2が設けられている。さらに、精密な位置制御を行
うため、温度センサー3を設け、ボールネジ7の膨張度
合いも考慮する構成としている。これら各センサーはバ
ス結合型のシリアル通信ネットワーク9に接続され、そ
れらの検出データは、同じくシリアル通信ネットワーク
9を介してサーボモータコントローラ4に転送される。
サーボモータコントローラ4は各センサーの検出データ
に基づいてテーブル8の位置制御を行う。従来の検出デ
ータの転送制御は、図7または図8のタイミングチャー
トに示されるような通信データのやりとりによって行わ
れていた。なお図7、図8において、時間軸は右向きで
ある。
【0003】図7のタイミングチャートに示す方法で
は、サーボモータコントローラ4が各センサーに対して
順次、検出データ転送要求指令R1、R2、R3を送信
してポーリングを行う。すなわち、サーボモータコント
ローラ4はある1つのセンサーの検出データのデータ転
送が完了するのを待ってから、次のセンサーに対して転
送要求指令を送信する。これにより、ネットワーク上で
の信号の衝突を回避している。よって、ロータリーエン
コーダ1、リニアエンコーダ2、温度センサー3それぞ
れに対する転送要求指令R1、R2、R3と、これら各
センサーから検出データSD1、SD2、SD3とが順
次交互に、シリアル通信ネットワーク9を伝送される。
【0004】また、図8のタイミングチャートに示す方
法では、各センサーには転送要求指令RQを受信してか
ら検出データのデータ転送を開始するまでの経過時間が
予め設定される。各センサーに設定される経過時間T
1、T2、T3は各センサーのデータ転送が衝突しない
ように、その時間長の差異に余裕を持たせて設定されて
いる。この方式では、サーボモータコントローラ4から
転送要求指令RQが1回、シリアル通信ネットワーク9
上に送信されると、各センサーがこれを検知し、T1時
間後にロータリーエンコーダ1が検出データSD1、T
2時間後にリニアエンコーダ2が検出データSD2、そ
してT3時間後に温度センサー3が検出データSD3を
それぞれ送信開始する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7のタイミングチャ
ートに示す転送方法では、各センサーに対し個別に転送
要求指令を送信するため、検出データのデータ転送の手
順を柔軟に変更できる反面、転送要求指令を送信する回
数が多くなるため、検出データ受信装置であるサーボモ
ータコントローラ4の処理負担が増えるという問題があ
った。さらに、ネットワーク上を転送要求指令が占める
時間割合が高くなるため、検出データの転送効率が低下
するという問題もあった。また、図8のタイミングチャ
ートに示す転送方法では、転送要求指令を送信する回数
が少ない反面、予め決められた順番でしかセンサーから
の検出データの転送を行えないため、柔軟性に欠けると
いう問題があった。さらに、データ転送開始のタイミン
グを定める設定時間は、各センサーからのデータ転送の
衝突を避けるため、余裕を持たせて長めに設けられるた
め、転送要求指令が減少した割には検出データの転送効
率の向上が望めないという問題があった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解消するため
になされたもので、本発明の目的は複数のセンサーから
の検出データ転送において、転送手順の柔軟な変更を可
能とし、かつ転送効率の向上した検出データの転送方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るセンサーの
検出データ転送方法は、複数のセンサーにより検出され
た各検出データを、前記各センサーが接続されたバス結
合型のシリアル通信ネットワークを介して検出データ受
信装置へデータ転送するデータ転送方法において、前記
検出データ受信装置は、前記各センサーに対し、前記デ
ータ転送を行うための前記各センサーのネットワーク使
用順序を指示した検出データ転送要求指令を伝達し、任
意の前記センサーは前記シリアル通信ネットワーク上の
信号を監視して、前記ネットワーク使用順序にて当該セ
ンサーの直前の順番を有した前記センサーによる前記デ
ータ転送の完了を検知し、自身の前記データ転送を行う
ことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、検出データの転送要求指
令回数が図8に示す従来の転送方法と同じく少なく、さ
らに、転送要求指令の内容を修正することで、用いるセ
ンサー構成と各センサーからのデータ転送の転送順番と
を容易に変更できるため、柔軟に転送手順を変更するこ
とが可能である。また、転送要求されているセンサー
が、データ転送の順番上、自身の一つ前のセンサーのデ
ータ転送の完了に同期して自身のデータ転送を開始する
ため、各センサーの検出データのデータ転送処理の間に
衝突防止の時間的余裕を設ける必要がなく、検出データ
の転送効率を図8に示す従来の転送方式よりも向上させ
ることが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を実
施した可動テーブルの位置制御装置を説明する。本発明
が実施される可動テーブルの位置制御装置の構成要素の
位置、接続関係は図6と同じに表現されるので、簡単の
ため図6を符号も含めて援用し、位置、接続関係の説明
は省略する。図1は、本発明のデータ転送方式における
通信データのやりとりを示すタイミングチャートであ
る。本データ転送方式では、まず検出データ受信装置で
あるサーボモータコントローラ4は、各センサーのシリ
アル通信ネットワーク9の使用順序(ネットワーク使用
順序)を定義した検出データ転送要求指令RSを送信す
る。この検出データ転送要求指令RSの宛先には全セン
サーが指定され、よって1回のRSの送信で全センサー
にネットワーク使用順序が伝達される。各センサーは、
このネットワーク使用順序に基づいて、順次、検出デー
タSD1、SD2、SD3をシリアル通信ネットワーク
9に送出する。次にこの動作の詳細を説明する。図2、
図3はそれぞれ検出データ転送要求指令RSと検出デー
タSD2の通信フレームの構成を示す模式図である。図
において、左側がフレームの先頭である。それぞれの通
信フレームはその先頭から順に、フレームの開始を示す
スタートフラグSF、転送先アドレスまたは応答内容を
示すコード部DA、コマンドまたは転送元アドレスを示
すコード部CMまたはSA、コマンドのパラメータや情
報内容を示すデータ部OPまたはSD、フレームの誤り
をチェックするコード部CRC、フレームの終わりを示
すエンドフラグEFにより構成される。ネットワーク上
で転送先や転送元を示すアドレスとしてサーボコントロ
ーラ4は親局を示すアドレス「00」、その他のセンサ
ーは子局を示すアドレスとして、ロータリーエンコーダ
1にはアドレス「01」、リニアエンコーダ2にはアド
レス「02」、温度センサー3にはアドレス「03」を
それぞれ予め設定されている。その他、上記3つのセン
サーをグループ指定する転送先アドレスとして、アドレ
ス「48」が定義されている。
【0010】図4はリニアエンコーダ2の通信処理に係
わる部分のブロック構成図である。他のセンサー及びサ
ーボモータコントローラ4のそれぞれの通信処理に係わ
る部分の構成も同様である。また、図5はリニアエンコ
ーダ2のマイクロプロセッサー12における処理内容を
示すフローチャートである。
【0011】データ転送処理の始まりにおいて、サーボ
コントローラ4が検出データ転送要求指令RSをシリア
ル通信ネットワーク9へ送信する。このとき検出データ
転送要求指令RSは、サーボモータコントローラ4の送
信回路によりシリアルデータに変調され、ドライバーに
よってネットワークに送出される。検出データ転送要求
指令RSの通信フレームは図2に示すように、転送先ア
ドレス部DAにアドレス「48」を指定され、これによ
りRSは3つの各センサーを宛先とする送信であること
が示される。コマンドコード部CMは複数のセンサーに
対する検出データ転送要求指令であることを示すコード
である。またデータ部OPにはシリアル通信ネットワー
ク9にデータ転送を行うセンサーの順序であるネットワ
ーク使用順序が格納される。ネットワーク使用順序はデ
ータ転送を要求する順にセンサーの宛先アドレス番号を
配列したものである。ここではOPには「01」、「0
2」、「03」が順に格納され、これによりロータリー
エンコーダ1、リニアエンコーダ2、温度センサー3が
順にシリアル通信ネットワーク9を使用して検出データ
のデータ転送を行うべきことが指示される。
【0012】次に、データ転送順序の2番目に指定され
たリニアエンコーダ2を例に、センサーにおける動作を
説明する。リニアエンコーダ2は、シリアル通信ネット
ワーク9上に送信された信号をレシーバ10で受信し、
一定レベルのシリアル電気信号RXに変換する。信号R
Xは受信回路11でデジタル信号RXDに復調される。
マイクロプロセッサー12では図5のフローチャートに
従って、シリアル通信ネットワーク9から何らかの通信
フレームを受信するまで、検出回路13からの信号DT
をもとに位置検出処理を繰り返す(STEP1及び
2)。ここで通信フレームを受信すると、その転送先ア
ドレス部DAを参照して自身が宛先として指定されてい
るかどうかをチェックする。受信した通信フレームが図
2に示す検出データ転送要求指令RSである場合、転送
先アドレス部DAは、リニアエンコーダが属するグルー
プアドレス「48」を指定されているので、その通信フ
レームの処理を続行する(STEP3)。次にその通信
フレームの種別が検出データ転送要求指令RSであるか
どうかをコマンド部CMに基づいて判定する(STEP
4)。通信フレームが複数のセンサーに対する検出デー
タ転送要求指令RSである場合、データ部OPに自身の
アドレス番号が存在するかを判定する(STEP5)。
この例では、自局アドレス番号02が2番目にあるた
め、次の処理として自局アドレスの順番が一番目か否
か、すなわち自局が直ちにデータ転送をすることを要求
されているかどうかを判定する(STEP6)。この場
合、順序が2番目であるためSTEP7へ処理が移行す
る。なお、順序が1番目である場合には、STEP9に
移行し、直ちにデータ転送を開始することになる。リニ
アエンコーダ2はシリアル通信ネットワーク9上の通信
フレームを監視して、自局アドレス番号の一つ前のアド
レス番号としてデータ部OPに格納されているアドレス
「01」のセンサー、つまりロータリーエンコーダ1が
検出データのデータ転送を完了したかどうかを判定する
処理(STEP7)を行う。同時に、通信関係のエラー
等による時間オーバーを検知する処理を行う(STEP
8)。リニアエンコーダ2は、ロータリーエンコーダ1
のデータ転送完了または時間オーバーを検知しない限
り、STEP7とSTEP8を繰り返す。リニアエンコ
ーダ2が、ロータリーエンコーダ1からの検出データフ
レームSD1を受信し、そのフレームのエンドフラグE
Fを確認すると、自局のデータ転送順番であると判定し
て(STEP7)、自局のデータ転送処理を開始する
(STEP9)。STEP9では、図3に示すような検
出データフレームSD2をシリアル通信ネットワーク9
に送出する。検出データフレームSD2は、転送先アド
レス部DAにサーボコントローラ4のアドレス番号を示
すコード「00」、転送元アドレス部SAにリニアエン
コーダ2を示すコード「02」、データ部SDに検出し
た直線位置データを格納され、マイクロプロセッサー1
2はこれをデジタル信号TXDとして送信回路14へ出
力する。送信回路14はデジタル信号TXDをシリアル
信号に変調した信号TXとしてドライバー15へ出力す
る。ドライバー15は信号TXの信号レベルを変換して
ネットワーク9へ送信する。
【0013】以上の処理は、温度センサー3でも図5の
フローチャートと同様の処理が行われ、フレームSD2
の転送完了後に検出データをフレームSD3として送信
する。なお、ロータリーエンコーダ1でも図5のフロー
チャートと同様の処理が行われており、データ転送要求
指令フレームRSを受信すると、データ部OPの先頭が
自局アドレス01のため、処理はSTEP6から直接S
TEP9へ移り、検出データがフレームSD1として転
送される。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のデータ転送
方法によれば、一度の検出データ転送要求指令で、複数
のセンサーに対して検出データの転送を要求できる上、
要求アドレスとその順番を修正することで、柔軟に転送
手順を変更することが可能である。また、検出データ転
送フレーム間に衝突防止ための時間を必要としない。よ
って、本発明によれば、複数のセンサーからの検出デー
タの転送効率が向上し、かつ転送手順変更に対する柔軟
性が向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の転送方式の通信データのフレームシ
ーケンスを示すタイミングチャートである。
【図2】 検出データ転送要求指令RSのフレーム構成
を示す模式図である。
【図3】 検出データSD2のフレーム構成を示す模式
図である。
【図4】 リニアエンコーダの通信処理に係わる部分の
ブロック構成図である。
【図5】 センサーのマイクロプロセッサーでの処理内
容を示すフローチャートである。
【図6】 複数のセンサーと検出データ受信装置をバス
結合型のシリアル通信ネットワークにより接続した例を
示す構成図である。
【図7】 従来の転送方式の通信データのフレームシー
ケンスを示すタイミングチャートである。
【図8】 従来の別の転送方式の通信データのフレーム
シーケンスを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 ロータリーエンコーダ、2 リニアエンコーダ、3
温度センサー、4サーボコントローラ、7 ボールネ
ジ、8 テーブル、9 バス結合型シリアル通信ネット
ワーク、10 レシーバ、11 受信回路、12 マイ
クロプロセッサー、13 検出回路、14 送信回路、
15 ドライバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセンサーにより検出された各検出
    データを、前記各センサーが接続されたバス結合型のシ
    リアル通信ネットワークを介して検出データ受信装置へ
    データ転送するデータ転送方法において、 前記検出データ受信装置は、前記各センサーに対し、前
    記データ転送を行うための前記各センサーのネットワー
    ク使用順序を指示した検出データ転送要求指令を伝達
    し、 任意の前記センサーは前記シリアル通信ネットワーク上
    の信号を監視して、前記ネットワーク使用順序にて当該
    センサーの直前の順番を有した前記センサーによる前記
    データ転送の完了を検知し、自身の前記データ転送を行
    うことを特徴とするセンサーのデータ転送方法。
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