JP2016134126A - 回路装置、物理量検出装置、電子機器及び移動体 - Google Patents

回路装置、物理量検出装置、電子機器及び移動体 Download PDF

Info

Publication number
JP2016134126A
JP2016134126A JP2015010265A JP2015010265A JP2016134126A JP 2016134126 A JP2016134126 A JP 2016134126A JP 2015010265 A JP2015010265 A JP 2015010265A JP 2015010265 A JP2015010265 A JP 2015010265A JP 2016134126 A JP2016134126 A JP 2016134126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
detection
detection data
circuit
circuit device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015010265A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6500453B2 (ja
Inventor
聖次 江口
Seiji Eguchi
聖次 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2015010265A priority Critical patent/JP6500453B2/ja
Priority to US14/997,803 priority patent/US10353850B2/en
Priority to CN201610042097.1A priority patent/CN105824776A/zh
Publication of JP2016134126A publication Critical patent/JP2016134126A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6500453B2 publication Critical patent/JP6500453B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/42Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation
    • G06F13/4282Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a serial bus, e.g. I2C bus, SPI bus
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/42Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation
    • G06F13/4282Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a serial bus, e.g. I2C bus, SPI bus
    • G06F13/4291Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a serial bus, e.g. I2C bus, SPI bus using a clocked protocol
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4004Coupling between buses
    • G06F13/4022Coupling between buses using switching circuits, e.g. switching matrix, connection or expansion network
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2213/00Indexing scheme relating to interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F2213/0002Serial port, e.g. RS232C

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Abstract

【課題】適宜補完ビットが付加された検出データを出力することで、ホスト側での処理を簡素化する回路装置、物理量検出装置、電子機器及び移動体等を提供する。
【解決手段】回路装置100は、第1〜第n(nは2以上の整数)の物理量トランスデューサー10−1、10−2〜10−nからの第1〜第nの検出信号を受けて第1〜第nの検出データを出力する検出回路120と、第1〜第nの検出データをシリアルデータとして出力するシリアルインターフェース110を含み、シリアルインターフェース110は、第1〜第nの検出データのうちの第iの検出データ(iは1≦i≦nの整数)がMビットであり、第j(jは1≦j≦n、j≠iの整数)の検出データがN(NはN<Mを満たす整数)ビットである場合に、第jの検出データの上位ビット側に(M−N)ビットの補完ビットが付加されたシリアルデータを出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路装置、物理量検出装置、電子機器及び移動体等に関する。
従来、ジャイロセンサーや温度センサー、加速度センサーといった種々のセンサー出力を取得、利用する機器が知られている。それらのセンサーは、それぞれ分解能、すなわち1単位のデータを表現する際に用いられるビット数が異なる可能性がある。特許文献1には、異なる分解能のセンサーからのアナログ信号出力をデジタル信号に変換する際、処理するビット数が増えることを抑えるため、ビット幅を信号ごとに最適化する手法が開示されている。
また、マスター・スレーブ間の通信方式として、SPI(Serial Peripheral Interface)という通信規格が知られている。特許文献2には、マスターデバイスと複数のスレーブデバイスとを、SPI方式の3本の配線にチップセレクト配線を追加した計4本(クロック、データイン、データアウト、チップセレクト)の配線で接続する手法が開示されている。
特開2007−233943号公報 特開2005−141412号公報
特許文献1では、ビット幅を信号ごとに最適化しているが、この場合データ毎にビット幅が異なる可能性があり、マイコン等のホスト側において、データを共通フォーマットで扱うことができない。結果として、ホスト側で各信号の演算を実施しようとした場合、ビット幅合わせなど処理を増やしてしまう。
また、特許文献2の手法のように、ホストと回路装置(デバイスチップ)をシリアルインターフェースで接続する場合、1つの信号線を用いて複数のセンサーからのデータが出力される。その際、各データのビット幅が異なれば、ホスト側でのシリアルデータの扱いが難しくなる。さらにいえば、特許文献2の手法のように、ホストに対して複数の回路装置が接続される場合には、ビット幅がデータ毎に異なる可能性が高まることになる。
しかし、特許文献1及び特許文献2等の従来手法においては、シリアル通信におけるデータ毎のビット幅の違いを問題としておらず、ホスト側での処理負荷の増大、或いはホスト側の回路構成の複雑化を考慮していない。
本発明の幾つかの態様によれば、適宜補完ビットが付加された検出データを出力することで、ホスト側での処理を簡素化する回路装置、物理量検出装置、電子機器及び移動体等を提供することができる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または態様として実現することが可能である。
本発明の一態様は、第1〜第n(nは2以上の整数)の物理量トランスデューサーからの第1〜第nの検出信号を受けて第1〜第nの検出データを出力する検出回路と、前記第1〜第nの検出データをシリアルデータとして出力するシリアルインターフェースと、を含み、前記シリアルインターフェースは、前記第1〜第nの検出データのうちの第iの検出データ(iは1≦i≦nを満たす整数)がM(Mは正の整数)ビットであり、第jの検出データ(jは1≦j≦n、j≠iを満たす整数)がN(NはN<Mを満たす整数)ビットである場合に、前記第jの検出データの上位ビット側に(M−N)ビットの補完ビットが付加された前記シリアルデータを出力する回路装置に関係する。
本発明の一態様では、複数の物理量トランスデューサーからの検出信号を受けて複数の検出データをシリアルデータとして出力するに当たって、必要に応じて補完ビットが付加されたデータを出力対象とする。これにより、回路装置が複数の物理量トランスデューサーからの情報を受けて出力する場合に、検出データのビット幅を調整する(狭義にはそろえる)ことができるため、シリアルデータの受け手側(ホスト側)における処理を簡素化すること等が可能になる。
本発明の一態様では、フォーマット切り替えレジスターを含み、前記シリアルインターフェースは、前記フォーマット切り替えレジスターが第1の状態に設定された場合には、前記第jの検出データの上位ビット側に(M−N)ビットの前記補完ビットが付加された前記シリアルデータを出力し、前記フォーマット切り替えレジスターが前記第1の状態とは異なる第2の状態に設定された場合には、前記第jの検出データの下位ビット側に(M−N)ビットの前記補完ビットが付加された前記シリアルデータを出力してもよい。
これにより、フォーマット切り替えレジスターの状態に応じて、補完ビットが上位ビット側に付加されるか、下位ビット側に付加されるかを切り替えることが可能になる。
本発明の一態様では、前記シリアルインターフェースは、前記シリアルデータの出力形式として2の補数形式が設定された場合には、前記2の補数形式に対応する前記補完ビットが付加された前記シリアルデータを出力してもよい。
これにより、シリアルデータの出力形式に合わせた補完ビットが付加された検出データを出力すること等が可能になる。
本発明の一態様では、前記シリアルデータが出力されるシリアルデータ線に接続されるホストデバイスからデータ読み出しコマンドを受けた場合に、前記シリアルインターフェースは、前記第iの検出データ及び前記第jの検出データを含む前記第1〜第nの検出データを順次に前記シリアルデータとして出力してもよい。
これにより、ホストデバイスからの読み出しコマンドに対して、複数の物理量トランスデューサーに対応する複数の検出データを順次(時系列に)出力することが可能になる。
本発明の一態様では、前記シリアルデータが出力されるシリアルデータ線に、1又は複数の他の回路装置が接続される場合に、前記回路装置の前記シリアルデータと、前記他の回路装置の前記シリアルデータとの、前記シリアルデータ線に対する出力順番を表す出力順番情報を記憶する記憶部を有し、前記シリアルインターフェースは、前記出力順番情報に対応するタイミングで、前記回路装置の前記シリアルデータを出力してもよい。
これにより、シリアルデータ線に複数の回路装置が接続される(狭義にはホストデバイスに複数の回路装置が接続される)場合に、各回路装置の出力順番を適切に設定することが可能になり、シリアルデータの衝突等を抑止できる。
本発明の一態様では、前記検出回路からの前記第1〜第nの検出データを受けて、少なくとも前記第jの検出データに対して、上位ビット側に(M−N)ビットの前記補完ビットを付加する処理部を含んでもよい。
これにより、補完ビットの付加を処理部において行うこと等が可能になる。
本発明の一態様では、前記検出回路は、前記第iの検出信号をA/D変換してNビットの前記第iの検出データを出力する第1のA/D変換回路と、前記第jの検出信号をA/D変換してMビットの前記第jの検出データを出力する第2のA/D変換回路と、を有してもよい。
これにより、検出回路に複数のA/D変換回路を設けること等が可能になる。
本発明の他の態様は、第1〜第nの物理量トランスデューサーからの第1〜第nの検出信号(nは2以上の整数)を受けて第1〜第nの検出データを出力する検出回路と、前記第1〜第nの検出データをシリアルデータとして出力するシリアルインターフェースと、フォーマット切り替えレジスターと、を含み、前記シリアルインターフェースは、前記第1〜第nの検出データのうちの第iの検出データ(iは1≦i≦nを満たす整数)がM(Mは正の整数)ビットであり、第jの検出データ(jは1≦j≦n、j≠iを満たす整数)がN(NはN<Mを満たす整数)ビットである場合に、前記フォーマット切り替えレジスターが第1の状態に設定された場合には、前記第jの検出データの上位ビット側に(M−N)ビットの補完ビットが付加された前記シリアルデータを出力し、前記フォーマット切り替えレジスターが前記第1の状態とは異なる第2の状態に設定された場合には、前記第jの検出データの下位ビット側に(M−N)ビットの前記補完ビットが付加された前記シリアルデータを出力する回路装置に関係する。
本発明の他の態様では、複数の物理量トランスデューサーからの検出信号を受けて複数の検出データをシリアルデータとして出力するに当たって、必要に応じて補完ビットが付加されたデータを出力対象とするとともに、補完ビットが上位ビット側に付加されるか下位ビット側に付加されるかを切り替える。これにより、回路装置が複数の物理量トランスデューサーからの情報を受けて出力する場合に、検出データのビット幅を調整する(狭義にはそろえる)ことができるため、シリアルデータの受け手側(ホスト側)における処理を簡素化すること、及びその際の補完ビットの付加位置を柔軟に変更すること等が可能になる。
本発明の他の態様は、上記のいずれかの回路装置と、前記第1〜第nの物理量トランスデューサーと、を含む物理量検出装置に関係する。
本発明の他の態様では、前記第1〜第nの物理量トランスデューサーは、角速度センサー、温度センサー及び加速度センサーの少なくとも2つを含んでもよい。
これにより、物理量トランスデューサーとして、角速度センサー、温度センサー及び加速度センサーの各素子のうち、少なくとも2つの素子を用いることが可能になる。
本発明の他の態様は、上記のいずれかの回路装置を含む電子機器に関係する。
本発明の他の態様は、上記のいずれかの回路装置を含む移動体に関係する。
本実施形態に係る回路装置の構成例。 本実施形態に係る回路装置を含む物理量検出装置の構成例。 アナログ処理回路の構成例。 本実施形態に係る回路装置を含む物理量検出装置の他の構成例。 本実施形態に係る回路装置を含む物理量検出装置の他の構成例。 本実施形態に係る物理量検出装置を含む移動体の例。 図7(A)〜図7(C)は補完ビットが付加された検出データの例。 図8(A)〜図8(C)は補完ビットが付加された検出データの他の例。 入出力フレームの構成例。 入出力フレームの他の構成例。 32ビットを送受信単位とする場合の入出力フレームの構成例。 32ビットを送受信単位とする場合の入出力フレームの他の構成例。 ホストデバイスに対して複数の回路装置が接続される場合の構成例。 ホストデバイスに対して複数の回路装置が接続される場合の他の構成例。 図15(A)、図15(B)は複数の回路装置が接続される場合の入出力フレームの構成例。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.本実施形態の手法
まず本実施形態の手法について説明する。複数の物理量トランスデューサー(センサー素子)からの信号を取得する場合、信号の分解能、すなわちセンサー素子からの検出情報をデジタル信号である検出データとして利用する際にどれだけのビット幅の信号とするかは、センサー素子毎に異なる可能性がある。例えば、物理量トランスデューサーとして、ジャイロセンサー素子、加速度センサー素子及び温度センサー素子の各素子を用いる場合、ジャイロセンサー素子の1つの信号は16ビットであるのに対して、加速度センサー素子は14ビット、温度センサー素子は12ビットといった違いが生じる可能性がある。
複数の物理量トランスデューサーからの検出信号を処理する回路装置があるが、そのような回路装置はシリアルインターフェースで複数の検出データを出力する場合が多い。その場合、回路装置のシリアルインターフェースのうち、データ出力を行う端子(或いはデータの入出力の両方を行う端子)から、複数の物理量トランスデューサーの検出信号を出力する必要が生じる。一例としては、図9等を用いて後述するように、時系列で分割し、各センサー素子の検出信号を順次出力すればよい。
その場合、上述したように物理量トランスデューサーによって検出データのビット数が異なる場合には、検出データを受けたホストデバイスにおける、シリアルデータの扱いが難しくなる。具体的には、ホストデバイスでは検出データのビット幅合わせ等の処理を行う必要が生じる。
特に、図13や図14を用いて後述するように、ホストデバイスに対して複数の回路装置が接続され、且つ、その際の信号線が共有されるようなケースでは、回路装置からの検出データの出力に用いられる信号線では、複数の回路装置からの検出データの出力が行われる。この場合、ホストデバイスでの処理対象となる物理量トランスデューサーの数が非常に多くなり、上述したビット幅合わせ等の処理による負担が増大する。しかしユーザーがホストデバイスを用意し、種々の物理量検出装置(センサー、センサーデバイス)を必要に応じて組み合わせることで、任意のセンサー情報を処理するという要望も考えられる。つまり図13等の構成の需要は高く、検出データのビット幅が異なることによる弊害は無視できない問題となる。
そこで本出願人は、以下のような回路装置を提案する。具体的には、本実施形態に係る回路装置100は図1に示したように、第1〜第n(nは2以上の整数)の物理量トランスデューサー10−1〜10−nからの第1〜第nの検出信号を受けて第1〜第nの検出データを出力する検出回路120と、第1〜第nの検出データをシリアルデータとして出力するシリアルインターフェース110を含む。そしてシリアルインターフェース110は、第1〜第nの検出データのうちの第iの検出データ(iは1≦i≦nを満たす整数)がM(Mは正の整数)ビットであり、第jの検出データ(jは1≦j≦n、j≠iを満たす整数)がN(NはN<Mを満たす整数)ビットである場合に、第jの検出データの上位ビット側に(M−N)ビットの補完ビットが付加されたシリアルデータを出力する。
ここで、第1〜第nの検出信号は、物理量トランスデューサーの出力(検出回路120の入力)であり、第1〜第nの検出データは、検出回路120の出力である。具体的には、検出信号はアナログデータであり、検出データは検出信号に対するA/D変換処理後のデジタルデータであってもよい。
また、シリアルインターフェースには種々の形式が考えられ、本実施形態では3線SPI(Serial Peripheral Interface)、4線SPI、I2C(Inter-Integrated Circuit)等、広く知られているシリアルインターフェースのいずれを用いてもよい。
これにより、本実施形態の手法を用いないとすると各検出データが異なるビット数となる場合であっても、本実施形態の手法によれば各検出データを同じビット数のデータとして取り扱うことが可能となる。そのため、ホストデバイスの処理の簡素化を図ることができる。回路装置100に含まれる物理量トランスデューサー10は、1軸ジャイロセンサー素子であってもよいし、3軸ジャイロセンサー素子であってもよいし、ジャイロセンサー素子に対して温度センサー素子の追加の有無、加速度センサー素子の追加の有無などの変形実施が考えられる。本実施形態の手法では、そのような様々な製品に対応できるシリアルデータのフォーマットを提供することも可能である。
以下、回路装置100(センサーIC)や回路装置100を含む物理量検出装置200の構成例を説明した後、ビット幅をそろえる際のデータ形式、入出力フレーム構成について説明する。最後に、図13等を用いてホストデバイスに対して複数の回路装置100が接続される変形例についても説明する。
2.システム構成例
図2に本実施形態に係る回路装置100の具体的な構成例、及び回路装置100を含む物理量検出装置200の構成例を示す。図2に示したように、回路装置100は、シリアルインターフェース110と、検出回路120と、処理部(DSP)130と、フォーマット切り替えレジスター140を含む。そして物理量検出装置200は、複数の物理量トランスデューサー10と、回路装置100を含む。ただし、回路装置100や物理量検出装置200は図2の構成に限定されず、これらの一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。また、種々の変形実施が可能な点は、図4等でも同様である。
ここで、複数の物理量トランスデューサー10(第1〜第nの物理量トランスデューサー)とは、角速度センサー(ジャイロセンサー)、温度センサー及び加速度センサーの少なくとも2つを含むものであってもよい。
図2の例では、物理量トランスデューサー10として、ジャイロセンサー(3軸ジャイロセンサー)と温度センサーの各素子を示している。つまり、物理量トランスデューサー10とは、具体的には、ジャイロセンサーのX軸回りの角速度検出を行う素子Xgyro20−1と、ジャイロセンサーのY軸回りの角速度検出を行う素子Ygyro20−2と、ジャイロセンサーのZ軸回りの角速度検出を行う素子Zgyro20−3と、温度センサー素子21であってもよい。ただし、図2の構成に加速度センサー素子を追加する、或いはジャイロセンサー素子と温度センサー素子21のいずれかを加速度センサー素子に変更する、或いは他の物理量トランスデューサーを追加するといった種々の変形実施が可能である。
シリアルインターフェース110は、上述したように3線SPI、4線SPI、I2C等、種々のシリアルインターフェースにより実現できるが、図2では4線SPIの例を示している。そのため、シリアルインターフェース110は、チップセレクト端子CS、シリアルクロック端子SCLK、シリアルデータイン端子SDI、シリアルデータアウト端子SDOの4つの端子に接続されている。
検出回路120は、複数の物理量トランスデューサー10からの検出信号を受けて、複数の検出データを出力する。具体的には、アナログデータとして物理量トランスデューサー10から出力される検出信号を、デジタルデータである検出データに変換することになるため、検出回路120はA/D変換回路121と、アナログ処理回路122を含む。
一例としては、検出回路120は、第iの検出信号をA/D変換してNビットの第iの検出データを出力する第1のA/D変換回路と、第jの検出信号をA/D変換してMビットの第jの検出データを出力する第2のA/D変換回路とを有するものであってもよい。言い換えれば、検出回路は2以上のA/D変換回路121を有してもよく、狭義には物理量トランスデューサー10の数に対応するだけのA/D変換回路121を有してもよい。
物理量トランスデューサー10の数とA/D変換回路121の数が一致する場合の例が図2である。この場合、検出回路120はA/D変換回路121として、A/D変換回路X121−1と、A/D変換回路Y121−2と、A/D変換回路Z121−3と、A/D変換回路T121−4を含んでもよい。Xgyaro20−1からの信号はアナログ処理回路X122−1を介してA/D変換回路X121−1に入力され、A/D変換回路X121−1は、Xgyro20−1からの検出信号をA/D変換して、ジャイロセンサーのX軸に関する検出データを出力する。同様に、A/D変換回路Y121−2は、アナログ処理回路Y122−2を介して入力されたYgyro20−2からの検出信号をA/D変換して、ジャイロセンサーのY軸に関する検出データを出力し、A/D変換回路Z121−3は、アナログ処理回路Z122−3を介して入力されたZgyro20−3からの検出信号をA/D変換して、ジャイロセンサーのZ軸に関する検出データを出力する。また、A/D変換回路T121−4は、アナログ処理回路T122−4を介して入力された温度センサー素子21からの検出信号をA/D変換して、温度に関する検出データを出力する。
なお、各A/D変換回路121としては、例えばデルタシグマ型や逐次比較型などの種々の方式のA/D変換回路を採用できる。デルタシグマ型を採用する場合には、例えば1/fノイズ低減のためのCDS(Correlated double sampling)やチョッパーの機能などを有し、例えば2次のデルタシグマ変調器などにより構成されるA/D変換回路を用いることができる。また逐次比較型を採用する場合には、例えばDACの素子バラツキよるS/N比の劣化を抑制するDEM(Dynamic Element Matching)の機能などを有し、容量DAC及び逐次比較制御ロジックにより構成されるA/D変換回路を用いることができる。A/D変換回路121は、逐次比較型(SAR,successive approximation register)であってもよいし、デルタシグマ型(ΔΣ)であってもよく、A/D変換の方式については種々の変形実施が可能である。
また、各アナログ処理回路の構成例を図3に示す。図3に示したように、アナログ処理回路122は、増幅回路1221と、同期検波回路1222と、フィルター部1223を含む。増幅回路1221は、物理量トランスデューサー10からの信号を増幅する。同期検波回路1222は、不図示の駆動回路からの同期信号に基づいて、増幅回路1221の出力信号に対して同期検波を行い、所望信号を抽出する。そしてフィルター部1223が不要信号を除去するためのローパスフィルター処理を行い、処理後の信号を物理量トランスデューサー10の検出信号としてA/D変換回路121に出力する。ただし、アナログ処理回路122の構成は図3に限定されるものではない。例えば、ローパスフィルターの機能を増幅回路1221に持たせたり、A/D変換回路121にローパスフィルターを含めることで、フィルター部1223を省略してもよい。また、図2に示したように検出回路120に複数のアナログ処理回路122が含まれる場合に、その全てのアナログ処理回路122が同一の構成である必要はなく、各アナログ処理回路122が異なる構成となってもよい。
また、A/D変換回路121は、複数設けられるものには限定されず、1つであってもよい。一例としては、検出回路120は、図4に示すように、A/D変換回路121と、マルチプレクサー123を含むものであってもよい。マルチプレクサー123は、Xgyro20−1、Ygyro20−2、Zgyro20−3、温度センサー素子21のそれぞれの検出信号から1つを選択し、選択された検出信号をA/D変換回路121に出力する。A/D変換回路121は、マルチプレクサー123から出力された検出信号をA/D変換して検出データを出力する。この場合、A/D変換回路は物理量トランスデューサー10の数だけ設ける必要はなく、例えば図4に示したように1つであってもよい。
また、図2では物理量トランスデューサー10の数だけのA/D変換回路121を設ける例、図4では1つのA/D変換回路121を設ける例を説明したが、その中間的な実施形態も考えられる。例えば、図5に示したように、検出回路120は、A/D変換回路T121−4と、A/D変換回路G121−5と、マルチプレクサー123を含むものであってもよい。マルチプレクサー123は、Xgyro20−1、Ygyro20−2、Zgyro20−3のそれぞれの検出信号から1つを選択し、選択された検出信号をA/D変換回路G121−5に出力し、A/D変換回路G121−5は出力された検出信号をA/D変換してジャイロセンサー素子に関する検出データを出力する。また、A/D変換回路T121−4は、温度センサー素子21からの検出信号をA/D変換して、温度に関する検出データを出力する。この場合、4つの物理量トランスデューサー10に対して、A/D変換回路121は2つとなる。
以上で述べたように、物理量検出装置200に含まれる物理量トランスデューサー10の種類や、当該物理量トランスデューサー10とA/D変換回路121の対応については種々の変形実施が可能である。
処理部130は、検出回路120から出力された検出データを用いた処理を行う。具体的には、処理部130は、検出回路からの第1〜第nの検出データを受けて、少なくとも第jの検出データ(Nビットのデータ)に対して、上位ビット側に(M−N)ビットの補完ビットを付加する処理を行ってもよい。また、上記補間処理の前処理として、検出データに対する何らかの処理を行ってもよい。例えば、温度センサー素子21の出力のA/D変換結果をそのまま検出データとするのではなく、移動平均を取る処理や、温度特性を補正する処理、ノイズ除去のためのローパスフィルター処理等を行って検出データを求めてもよい。処理部130は、例えばDSP(digital signal processor)により実現することが可能である。処理部130における処理の詳細については後述する。
フォーマット切り替えレジスター140は、処理部130における検出データのフォーマットを決定する情報を記憶する。具体的には、フォーマット切り替えレジスター140が第1の状態に設定されたか第2の状態に設定されたかに応じて、補完ビットが上位ビット側(MSB側,Most Significant Bit側)に付加されるか、下位ビット側(LSB側,Least Significant Bit側)に付加されるかが決定される。ここで、第1の状態とはフォーマット切り替えレジスター140に第1の値が書き込まれた状態であり、第2の状態とはフォーマット切り替えレジスター140に第1の値とは異なる第2の値が書き込まれた状態であってもよい。各フォーマットにおける検出データの形式については後述する。
なお、図2等ではフォーマット切り替えレジスター140を用いるものとしたが、広義には、回路装置100は当該回路装置100の動作を決定するための設定情報を記憶する設定レジスターを含むものであってもよい。その場合、設定レジスターの所与の領域により、上記フォーマット切り替えレジスター140が実現されることになる。
また、本実施形態の手法は回路装置100に適用されるものには限定されず、図2に示した物理量検出装置200にも適用できる。すなわち、本実施形態の手法は、回路装置100と、物理量トランスデューサー10とを含む物理量検出装置200に適用可能である。
さらに、本実施形態の手法は、回路装置100を含む電子機器や移動体(狭義には物理量検出装置200を含む電子機器や移動体)にも適用できる。ここでの移動体とは、例えば、車、飛行機、バイク、自転車、或いは船舶等である。移動体は、例えばエンジンやモーター等の駆動機構、ハンドルや舵等の操舵機構、各種の電子機器を備えて、地上や空や海上を移動する機器・装置である。図6は移動体の具体例としての自動車300を概略的に示している。自動車300には、物理量トランスデューサー10と回路装置100を有する物理量検出装置200が組み込まれている。例えば、物理量トランスデューサー10は振動片(ジャイロセンサー素子)であり、物理量検出装置200とはジャイロセンサーである。
ジャイロセンサーは車体307の姿勢を検出することができる。ジャイロセンサーの検出信号は車体姿勢制御装置308に供給されることができる。車体姿勢制御装置308は例えば車体307の姿勢に応じてサスペンションの硬軟を制御したり個々の車輪309のブレーキを制御したりすることができる。その他、こういった姿勢制御は二足歩行ロボットや航空機、ヘリコプター等の各種の移動体において利用されることができる。姿勢制御の実現にあたってジャイロセンサーは組み込まれることができる。
3.補完ビットの付加
上述したように、本実施形態では、各物理量トランスデューサーからの検出信号を検出データに変換してホストデバイスに対して出力する際に、複数の検出データのビット幅をそろえる。一例としては、本実施形態の処理を行わない場合に、ビット幅の大きい(例えばMビットの)検出データと、ビット幅の小さい(例えばN<MであるNビットの)検出データが出力されてしまうとすれば、ビット幅の小さい検出データに対して、(M−N)ビットの補完ビットを付加すればよい。
補完ビットの付加手法は種々考えられる。一例としては、A/D変換回路121からそれぞれMビットとNビットの検出データが出力された場合に、処理部130において(M−N)ビットの補完ビットを、Nビットの検出データに付加すればよい。
本実施形態では、上述したように上位ビット側に補完ビットを付加する。この場合、元々の検出データ(Nビットの検出データ)のビット位置(桁)が変化しないため、検出データの値を変えずに容易にビット幅を変更することが可能である。例えば、検出データの表現形式がストレートバイナリーであれば、補完ビットとしてはすべて0を付加すればよく、処理が容易である。
また、シリアルデータの出力形式として2の補数形式が設定された場合には、2の補数形式に対応する補完ビットを付加すればよい。具体的には、シリアルインターフェース110は、2の補数形式に対応する補完ビットが付加されたシリアルデータを出力する。
2の補数を用いる場合、元々の検出データの最上位ビットが1であれば補完ビットの値は1にすればよいし、元々の検出データの最上位ビットが0であれば補完ビットの値は0にすればよく、この場合でも値を変えることなく容易に補完ビットを付加できる。
補完ビットが付加された検出データの例を図7(A)〜図7(C)に示す。ここでは、加速度データACC、角速度データGYRO、温度データTEMPの3つが取得され、補完ビットを付加しないものとした場合、ACCが14ビット、GYROが16ビット、TEMPが12ビットである例を考えている。
この場合、GYROのビット幅が大きいため、例えばACCとTEMPのビット幅をGYROのビット幅に合わせる処理を行えばよい。具体的には、ACCに対しては2ビットの補完ビットを付加し、TEMPに対しては4ビットの補完ビットを付加する。補完後の加速度データを示したものが図7(A)であり、上位側の2ビット(ACC15,ACC14)が補完ビットであり、それ以外の14ビット(ACC13〜ACC0)が元々の検出データである。同様に、補完後の温度データを示したものが図7(C)であり、上位側の4ビット(TEMP15〜TEMP12)が補完ビットであり、それ以外の12ビット(TEMP11〜TEMP0)が元々の検出データである。この例では、図7(B)に示したようにGYROに対しては補完ビットを付加する必要はない。
ただし、補完ビットが付加されるのは上位ビット側に限定されず、下位ビット側に付加されてもよい。下位ビット側に補完ビットを付加した場合、元々の検出データのビット位置が変化するため、値が定数倍されてしまう。例えば、下位ビット側に(M−N)ビットの補完ビットとして、全て0のビットを付加すれば、付加前に比べて値は2(M−N)倍となる。
しかし、本実施形態では、ホストデバイスが回路装置100(物理量検出装置200)からのデータを処理する際に、所定位置から所定ビット幅の情報が、1つの物理量トランスデューサー10からの情報を表す、ということを保証することが重要である。言い換えれば、ホストデバイス側では、何も考えずに所定ビット(例えばMビット)ずつデータをとっていけば、検出データを適切に取得できる(そのビット幅のデータの中に複数の物理量トランスデューサー10からの情報が混在しない)という状態を実現することが本実施形態のポイントである。その点が実現できていれば、データ値が所定数倍されたとしても、当該所定数で割る(右シフトのビット演算を行う)等の適切な処理をすることは容易である。
補完ビットを下位ビット側に付加した例を図8(A)〜図8(C)に示す。補完ビットのビット幅は図7(A)〜図7(C)と同様である。ただし、図8(A)では上位ビット側から14ビットが元の検出データ(ACC13〜ACC0)であり、下位側の2ビットに補完ビットの0が付加されている。同様に、図8(C)では上位ビット側から12ビットが元の検出データ(TEMP11〜TEMP0)であり、下位側の4ビットに補完ビットの0が付加されている。
このように、補完ビットは下位ビット側に付加されてもよいため、本実施形態では必要に応じて下位ビット側を用いるモードに切り替えてもよい。切り替えには、例えば図2を用いて上述したフォーマット切り替えレジスター140を用いればよい。
具体的には、回路装置100はフォーマット切り替えレジスター140を含み、シリアルインターフェース110は、フォーマット切り替えレジスター140が第1の状態に設定された場合には、第jの検出データ(Nビットのデータ)の上位ビット側に(M−N)ビットの補完ビットが付加されたシリアルデータを出力し、フォーマット切り替えレジスター140が第1の状態とは異なる第2の状態に設定された場合には、第jの検出データの下位ビット側に(M−N)ビットの補完ビットが付加されたシリアルデータを出力する。
このようにすれば、補完データを付加するビット位置を上位ビット側と下位ビット側とで適宜切り替えることが可能になる。フォーマット切り替えレジスター140に対するデータの書き込みは、例えばシリアルインターフェース110を介してホストデバイス側から実行されるため、シリアルデータのフォーマットは当該シリアルデータを取得するホストデバイス側で設定可能である。つまり、シリアルデータの利用者が、自身の望むフォーマットを柔軟に設定することが可能となる。
以上のフォーマット切り替えに着目すれば、本実施形態を別観点から捉えることが可能である。具体的には、本実施形態に係る回路装置100は、第1〜第nの物理量トランスデューサーからの第1〜第nの検出信号(nは2以上の整数)を受けて第1〜第nの検出データを出力する検出回路120と、第1〜第nの検出データをシリアルデータとして出力するシリアルインターフェース110と、フォーマット切り替えレジスター140を含む。そして、シリアルインターフェースは、第1〜第nの検出データのうちの第iの検出データ(iは1≦i≦nを満たす整数))がM(Mは正の整数)ビットであり、第jの検出データ(jは1≦j≦n、j≠iを満たす整数)がN(NはN<Mを満たす整数)ビットである場合に、フォーマット切り替えレジスター140が第1の状態に設定された場合には、第jの検出データの上位ビット側に(M−N)ビットの補完ビットが付加されたシリアルデータを出力し、フォーマット切り替えレジスター140が第1の状態とは異なる第2の状態に設定された場合には、第jの検出データの下位ビット側に(M−N)ビットの補完ビットが付加されたシリアルデータを出力する。
つまりこの例では、上位ビット側での補完ビットの付加を前提とすることなく、上位ビット側と下位ビット側のどちらに補完ビットを付加するかを自由に設定可能である。
また、補完ビットの付加は処理部130で行われるものに限定されない。例えば、検出回路120(狭義にはA/D変換回路121)において、所定のビット幅(例えばMビット)の検出データが出力されるようなA/D変換を行ってもよい。処理部130を用いる例では、一旦Nビットの検出データが出力された後、(M−N)ビットの補完ビットを付加してビット幅をMビットとしていたが、A/D変換回路121を用いる場合、A/D変換回路121の出力時点で、ビット幅がMビットとなるように調整される。
なお、以上ではビット幅が小さい検出データを、ビット幅の大きい検出データ(狭義には検出データのうち、ビット幅が最大となるデータ)に合わせるという説明をしたがこれには限定されない。例えば、所定のビット幅に合わせる処理を行ってもよい。
具体的には、第iの検出データがMビットであり、第jの検出データがN(N<M)ビットである場合に、その両方をK(>M)ビットに合わせてもよい。具体的には、第iの検出データに対して、K−Mビットの補完ビットを付加し、第jの検出データに対してK−Nビットの補完ビットを付加してもよい。
例えば、図13を用いて後述するように、ホストデバイスに対して複数の回路装置100が接続される場合、全ての検出データを一律に取り扱うという観点からすれば、1つの回路装置100内で最大のビット幅の検出データにビット幅を合わせたとしても、複数の回路装置100間ではビット幅が合うとは限らない。例えば、第1の回路装置からはMビットに合わせられたシリアルデータが出力され、第2の回路装置ではKビットに合わせられたシリアルデータが出力されるとした場合、ホストデバイス側で各検出データを同一のビット幅であるという取り扱いをすることは不可能である。この場合には、全ての検出データのうちの最大値に合わせることが好ましい。
また、図11等を用いて後述するように、送受信が特定のビット幅を単位として行われることがある。その場合、検出データのビット幅を送受信の単位に合わせる事で効率的な通信が可能である。例えば、図11のように32ビットを単位とする場合、32の約数であるビット幅(32ビット、16ビット、8ビット等)にそろえることで、送受信の1単位内に1又は複数の検出データを効率的に含めることができる。逆に送受信単位の約数でなければ、1単位の送受信において必ず当該単位を満たすためのフォーマット補完データを付加する必要が生じ、実効的なデータ転送レートが低下するおそれがある。つまり、補完後の検出データのビット幅は、検出データのうちの最大のビット幅とは異なる観点から決定されてもよい。
つまり、本実施形態において、「第jの検出データの上位ビット側に(M−N)ビットの補完ビットが付加されたシリアルデータを出力する」等の表現は、補完ビットが必ず(M−N)ビットであるという実施形態を表すものに限定されず、(M−N)ビットよりも多いビット数の補完ビットが付加されることも表すものである。
4.入出力フレーム構成
以上の処理により、各検出データが所定のビット幅のデータとなる。シリアルインターフェース110は、補完後の検出データをシリアルデータとしてホストデバイスに対して出力する。シリアルインターフェース110の入出力フレーム形式の一例を図9に示す。なお、図9はMOSI(Master Out Slave In)端子、MISO(Master In Slave Out)端子による表記であるが、MOSIの信号は回路装置100のシリアルデータイン端子SDIの信号に対応し、MISOの信号は回路装置100のシリアルデータアウト端子SDOの信号に対応する。
図9に示したように、チップセレクト端子CSでの信号がLOWになると、当該回路装置100(デバイスチップ)からの出力が開始される。そして、シリアルクロック端子SCLKによるクロック信号の入出力が開始される。
当該クロック信号に合わせて、MOSIによりまずホストデバイスから回路装置100に対してコマンドデータCが送信される。図9ではCを8ビットのデータとしたがこれには限定されない。例えば、コマンドデータCは、シリアルデータの読み出し形式や、読み出し対象である物理量トランスデューサー10を特定するデータである。
ここで、シリアルデータが出力されるシリアルデータ線に接続されるホストデバイスからデータ読み出しコマンドを受けた場合に、シリアルインターフェース110は、第iの検出データ及び第jの検出データを含む第1〜第nの検出データを順次にシリアルデータとして出力してもよい。この形式における入出力データが図9であり、コマンドデータCの受信後、シリアルインターフェース110は、加速度データACC、角速度データGYRO、温度データTEMPを順次出力する。この際、出力される検出データは必要に応じて補完ビットが付加されたものである。つまり、図9の例では、ACC,GYRO,TEMPはすべて16ビットのデータであり、それぞれが図7(A)〜図7(C)、或いは図8(A)〜図8(C)の形式のデータである。
このようにすれば、ホストデバイスは1回のコマンドデータCの送信により、複数の物理量トランスデューサー10からの検出データを取得することが可能になる。その際、従来手法のようにビット幅が検出データによって異なる場合、MISOの信号のどこまでが1つの検出データであり、どこからが次の検出データであるか、ということを特定しておく必要があり、例えばホストデバイス側でビット幅合わせ等の処理が必要になる。それに対して、本実施形態では、コマンドデータCの送信後、16ビットずつ取っていけば、各16ビットのデータを1つの検出データとして扱えるため、ホストデバイス側での処理負担が小さい。もちろん、当該16ビットの信号が、加速度を表すのか、角速度を表すのかといった特定には別途情報が必要となるが、少なくともデータの切れ目を誤認する可能性を抑止できる。
図9では検出データが加速度、角速度、温度の各データである例を示したが、これには限定されない。例えば、物理量検出装置200に含まれる物理量トランスデューサー10が、図2等に示したようにXgyro20−1と、Ygyro20−2と、Zgyro20−3と、温度センサー素子21であれば、フレーム構成は図10に示したものであってもよい。図9では角速度データGYROを16ビットであるものとして説明したが、図10のように、3軸ジャイロセンサーの各軸についての検出データが、それぞれ16ビットであってもよい。
なお、ホストデバイス側での処理が32ビット単位で行われるといった要因により、入出力フレームを32ビット単位で構成するといった変形実施が可能である。この場合に入出力フレームの例を図11に示す。図11に示したように、チップセレクト信号が、32ビット毎にLOW→HIGH→LOWへと切り替わっている。
ホストデバイスからのコマンドデータの受信も32ビット単位で行われる。図11の例では最初の32ビットにおいて、8ビットのコマンドデータを3つ(C1,C2,C3)と、8ビットの同期用のデータ1つを受信する。
当該コマンドに対応して、MISOで回路装置100からホストデバイスにシリアルデータが出力される。図11の例では、コマンドデータ等の受信後、最初の32ビットで16ビットのステータスフラグと、必要に応じて補完ビットが付加された16ビットの検出データが出力される。ここでは検出データはX軸の角速度を表すXGYROである。そして、次の32ビットで、それぞれ16ビットのYGYROとZGYROが出力され、最後の32ビットで、16ビットのTEMPと、16ビットのフォーマット補完データが出力される。この場合のフォーマット補完データとは、32ビットという送受信単位を満たすためのデータである。つまり、最後の32ビットでも、検出データ(TEMP)が32ビットに補完されているのではなく、1つの検出データは16ビットのままである。
図11では、検出データを16ビットにそろえておき、32ビット単位で送受信を行う際には2つの検出データ、或いは1つの検出データと16ビットの他のデータとを組にして出力する。なお、図11に示したように、送受信を継続する場合を考慮して、最後の32ビットでは次のデータ入出力用のコマンドデータ等をMOSIにおいて通信してもよい。
また、以上は4線のSPIを想定した説明であるが、本実施形態に係るシリアルインターフェース110は上述したように3線SPIであってもよい。この場合の入出力フレーム構成を図12に示す。図12に示したように、データの入出力を1つのデータ入出力端子SDIOにより実行する。そのため、ホストデバイスからのコマンドデータ等の入力と、検出データの出力の両方をSDIOにより実行することになる。この場合、図11のように、温度データ等の送信と同時に次のコマンドデータの受信を行うといった通信はできないため、検出データを継続して出力する場合には、温度データ等の出力終了後にコマンドデータ等の受信を行う必要がある。
5.変形例(マルチスレーブ)
以上では1つの回路装置100に着目し、当該回路装置100からホストデバイスに対して検出データをシリアルデータとして送信する手法について説明した。しかしホストデバイスに接続される回路装置100は1つに限定されず、複数の回路装置100が接続される実施形態も考えられる。
一例を図13に示す。図13ではホストデバイス(マイクロコンピューター)500に対して、3つの回路装置(100−1,100−2,100−3)が接続される例を示している。ホストデバイスのチップセレクト端子CSと、回路装置100−1のチップセレクト端子CS、回路装置100−2のチップセレクト端子CS、回路装置100−3のチップセレクト端子CSとが共通の信号線により接続される。また、ホストデバイス500と回路装置100−1〜100−3のシリアルクロック端子SCLKが接続され、ホストデバイス500のMOSIと回路装置100−1〜100−3のSDIが接続され、ホストデバイス500のMISOと回路装置100−1〜100−3のSDOが接続される。
回路装置100−1には、物理量トランスデューサー10として、Xgyro20−1と第1の温度センサー素子21−1が接続される。回路装置100−2には、物理量トランスデューサー10として、Ygyro20−2と第2の温度センサー素子21−2が接続される。回路装置100−3には、物理量トランスデューサー10として、Zgyro20−3と第3の温度センサー素子21−3が接続される。
つまり、回路装置100−1を含む物理量検出装置200−1、回路装置100−2を含む物理量検出装置200−2、回路装置100−3を含む物理量検出装置200−3は、それぞれ1軸のジャイロセンサー及び温度センサーである。
このように、ホストデバイス500に対して複数の回路装置100(物理量検出装置200)を接続するものとすれば、種々の物理量検出装置200を任意に組み合わせることで、所望のセンサーからの情報(検出データ)を柔軟に取得することが可能になる。例えば、3軸ジャイロセンサーを利用する場合にも、図2等に示した1つの物理量検出装置200を利用してもよいし、図13に示したように3つの物理量検出装置200−1〜200−3を組み合わせて利用してもよい。
また、他のセンサーを追加したいという要望にも容易に対応が可能である。例えば、角速度及び温度の情報だけでなく、加速度の情報も利用したいという状況であれば、図14に示したように、図2と同様の物理量検出装置200−4と、加速度センサーに対応する物理量検出装置200−5の2つを利用すればよい。ここで物理量検出装置200−5は、回路装置100−5と、加速度センサーのX軸出力に対応する素子Xacc22−1と、加速度センサーのY軸出力に対応する素子Yacc22−2と、加速度センサーのZ軸出力に対応する素子Zacc22−3とを含むものである。
ただし、このような構成の場合、複数の回路装置100からのシリアルデータが、共通の信号線を用いてホストデバイス500のMISO端子に対して出力される。そのため、複数の回路装置100が同時にシリアルデータを送信してしまえば、データが衝突してしまい適切な通信ができない。
よって本実施形態では、シリアルデータが出力されるシリアルデータ線に、1又は複数の他の回路装置100が接続される場合に、各回路装置100は自身のシリアルデータと、他の回路装置100のシリアルデータとの、シリアルデータ線に対する出力順番を表す出力順番情報を記憶する記憶部を有し、シリアルインターフェース110は、出力順番情報に対応するタイミングで自身のシリアルデータを出力する。
このようにすれば、各回路装置100の出力タイミングを時系列で分けることができるため、データの衝突を抑止できる。図2等には記憶部は不図示であるが、例えば上述した設定レジスターを記憶部としてもよい。図13に示したように3つの回路装置100−1〜100−3がホストデバイス500に接続される場合の、具体的な入出力フレームの例を図15(A)に示す。
図15(A)に示した例では、コマンドデータCの送信後、ホストデバイス500には、まず第1の回路装置100−1からのシリアルデータが入力され、次いで第2の回路装置100−2からのシリアルデータが入力され、最後に第3の回路装置100−3からのシリアルデータが入力される。つまりこの場合、第1の回路装置100−1は、自身の出力順番が1番目であることを表す出力順番情報を記憶し、それに従って1番目にシリアルデータを出力している。同様に、第2の回路装置100−2は自身の出力順番が2番目、第3の回路装置100−3は自身の出力順番が3番目という出力順番情報を保持している。具体的には、第1の回路装置100−1が1番目、第2の回路装置100−2が2番目、第3の回路装置100−3が3番目という全ての回路装置の出力順番を規定した1つの出力順番情報を作成し、当該出力順番情報を各回路装置の記憶部に記憶すればよい。
出力順番であることがわかっている場合に、実際にどのようなタイミングでシリアルデータを出力するかは種々の手法が考えられる。例えば、コマンドデータcの中で各回路装置100のシリアルデータのビット幅(或いは検出データの個数)を指定するものであってもよい。
図13のように、各回路装置100が2つの物理量トランスデューサー10を有し、各検出データのビット幅が16ビットにそろえられている場合、1番目の出力とは、コマンドデータCの受信後、1〜32クロック分のタイミングであることがわかるため、シリアルクロック信号に同期させてシリアルデータを出力すればよい。具体的には1〜16クロックでXgyro20−1に対応するXGYROを出力し、17〜32ビットで第1の温度センサー素子21−1に対応するXTEMPを出力する。
同様に、2番目の出力はコマンドデータCの受信後、33〜64クロック分のタイミングであるし、3番目の出力はコマンドデータCの受信後、65〜96クロック分のタイミングである。
なお、図15(A)では各回路装置100が、当該回路装置100に接続される全ての物理量トランスデューサー10に対応する検出データを出力するものとした。しかし本実施形態はこれに限定されず、回路装置100に接続される物理量トランスデューサー10のうち、一部に対応する検出データを出力するものとしてもよい。
例えば図13に示した構成の場合、第1〜第3の温度センサー素子21−1〜21−3が近い位置に実装されるのであれば、第1の温度センサー素子21−1での検出温度と、第2の温度センサー素子21−2での検出温度と、第3の温度センサー素子21−3での検出温度との間での差異が小さく、いずれか一つを用いれば十分なケースも考えられる。その場合、例えば第3の温度センサー素子21−3を用い、第1の回路装置100−1からのXTEMPの出力、及び第2の回路装置100−2からのYTEMPの出力を省略してもよい。
その場合の入出力フレームの構成例が図15(B)である。第1の回路装置100−1が1番目、第2の回路装置100−2が2番目、第3の回路装置100−3が3番目という出力順番は図15(A)と変わらないが、XTEMP,YTEMPが省略されるため、第1,第2の回路装置の出力はそれぞれ16クロック分となる。一方、第3の回路装置100−3は図15(A)と同様に、32クロック分を用いてZGYROとZTEMPの両方を出力している。
なお、以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また回路装置、物理量検出装置、電子機器及び移動体等の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
CS チップセレクト端子、GYRO 角速度データ、
SCLK シリアルクロック端子、SDI シリアルデータイン端子、
SDIO データ入出力端子、SDO シリアルデータアウト端子、
10 物理量トランスデューサー、21 温度センサー素子、100 回路装置、
110 シリアルインターフェース、120 検出回路、121 A/D変換回路、
123 マルチプレクサー、130 処理部、
140 フォーマット切り替えレジスター、200 物理量検出装置、300 自動車、
307 車体、308 車体姿勢制御装置、309 車輪、500 ホストデバイス、
1221 増幅回路、1222 同期検波回路、1223 フィルター部

Claims (12)

  1. 第1〜第n(nは2以上の整数)の物理量トランスデューサーからの第1〜第nの検出信号を受けて第1〜第nの検出データを出力する検出回路と、
    前記第1〜第nの検出データをシリアルデータとして出力するシリアルインターフェースと、
    を含み、
    前記シリアルインターフェースは、
    前記第1〜第nの検出データのうちの第iの検出データ(iは1≦i≦nを満たす整数)がM(Mは正の整数)ビットであり、第jの検出データ(jは1≦j≦n、j≠iを満たす整数)がN(NはN<Mを満たす整数)ビットである場合に、
    前記第jの検出データの上位ビット側に(M−N)ビットの補完ビットが付加された前記シリアルデータを出力することを特徴とする回路装置。
  2. 請求項1に記載の回路装置において、
    フォーマット切り替えレジスターを含み、
    前記シリアルインターフェースは、
    前記フォーマット切り替えレジスターが第1の状態に設定された場合には、前記第jの検出データの上位ビット側に(M−N)ビットの前記補完ビットが付加された前記シリアルデータを出力し、
    前記フォーマット切り替えレジスターが前記第1の状態とは異なる第2の状態に設定された場合には、前記第jの検出データの下位ビット側に(M−N)ビットの前記補完ビットが付加された前記シリアルデータを出力することを特徴とする回路装置。
  3. 請求項1又は2に記載の回路装置において、
    前記シリアルインターフェースは、
    前記シリアルデータの出力形式として2の補数形式が設定された場合には、前記2の補数形式に対応する前記補完ビットが付加された前記シリアルデータを出力することを特徴とする回路装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回路装置において、
    前記シリアルデータが出力されるシリアルデータ線に接続されるホストデバイスからデータ読み出しコマンドを受けた場合に、
    前記シリアルインターフェースは、
    前記第iの検出データ及び前記第jの検出データを含む前記第1〜第nの検出データを順次に前記シリアルデータとして出力することを特徴とする回路装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の回路装置において、
    前記シリアルデータが出力されるシリアルデータ線に、1又は複数の他の回路装置が接続される場合に、
    前記回路装置の前記シリアルデータと、前記他の回路装置の前記シリアルデータとの、前記シリアルデータ線に対する出力順番を表す出力順番情報を記憶する記憶部を有し、
    前記シリアルインターフェースは、
    前記出力順番情報に対応するタイミングで、前記回路装置の前記シリアルデータを出力することを特徴とする回路装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の回路装置において、
    前記検出回路からの前記第1〜第nの検出データを受けて、少なくとも前記第jの検出データに対して、上位ビット側に(M−N)ビットの前記補完ビットを付加する処理部を含むことを特徴とする回路装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の回路装置において、
    前記検出回路は、
    前記第iの検出信号をA/D変換してNビットの前記第iの検出データを出力する第1のA/D変換回路と、
    前記第jの検出信号をA/D変換してMビットの前記第jの検出データを出力する第2のA/D変換回路と、
    を有することを特徴とする回路装置。
  8. 第1〜第nの物理量トランスデューサーからの第1〜第nの検出信号(nは2以上の整数)を受けて第1〜第nの検出データを出力する検出回路と、
    前記第1〜第nの検出データをシリアルデータとして出力するシリアルインターフェースと、
    フォーマット切り替えレジスターと、
    を含み、
    前記シリアルインターフェースは、
    前記第1〜第nの検出データのうちの第iの検出データ(iは1≦i≦nを満たす整数)がM(Mは正の整数)ビットであり、第jの検出データ(jは1≦j≦n、j≠iを満たす整数)がN(NはN<Mを満たす整数)ビットである場合に、
    前記フォーマット切り替えレジスターが第1の状態に設定された場合には、前記第jの検出データの上位ビット側に(M−N)ビットの補完ビットが付加された前記シリアルデータを出力し、
    前記フォーマット切り替えレジスターが前記第1の状態とは異なる第2の状態に設定された場合には、前記第jの検出データの下位ビット側に(M−N)ビットの前記補完ビットが付加された前記シリアルデータを出力することを特徴とする回路装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の回路装置と、
    前記第1〜第nの物理量トランスデューサーと、
    を含むことを特徴とする物理量検出装置。
  10. 請求項9に記載の物理量検出装置において、
    前記第1〜第nの物理量トランスデューサーは、
    角速度センサー、温度センサー及び加速度センサーの少なくとも2つを含むことを特徴とする物理量検出装置。
  11. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の回路装置を含むことを特徴とする電子機器。
  12. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の回路装置を含むことを特徴とする移動体。
JP2015010265A 2015-01-22 2015-01-22 回路装置、物理量検出装置、電子機器及び移動体 Active JP6500453B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015010265A JP6500453B2 (ja) 2015-01-22 2015-01-22 回路装置、物理量検出装置、電子機器及び移動体
US14/997,803 US10353850B2 (en) 2015-01-22 2016-01-18 Circuit device, physical quantity detection device, electronic apparatus, and moving object
CN201610042097.1A CN105824776A (zh) 2015-01-22 2016-01-21 电路装置、物理量检测装置、电子设备以及移动体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015010265A JP6500453B2 (ja) 2015-01-22 2015-01-22 回路装置、物理量検出装置、電子機器及び移動体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016134126A true JP2016134126A (ja) 2016-07-25
JP6500453B2 JP6500453B2 (ja) 2019-04-17

Family

ID=56434107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015010265A Active JP6500453B2 (ja) 2015-01-22 2015-01-22 回路装置、物理量検出装置、電子機器及び移動体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10353850B2 (ja)
JP (1) JP6500453B2 (ja)
CN (1) CN105824776A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6888362B2 (ja) * 2017-03-27 2021-06-16 セイコーエプソン株式会社 検出装置、物理量測定装置、検出システム、電子機器及び移動体
CN107885692B (zh) * 2017-11-24 2020-09-01 深圳开阳电子股份有限公司 一种多路串行数据自适应采样的方法、装置及电子设备
US11814083B2 (en) * 2020-03-31 2023-11-14 Uatc, Llc Asynchronous processing for autonomous vehicle computing systems
CN114925010B (zh) * 2022-05-23 2024-05-10 中国电子科技集团公司第五十八研究所 一种Quad SPI转AXI接口的方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06208410A (ja) * 1993-01-11 1994-07-26 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 位置検出器の信号伝送装置
JPH1041963A (ja) * 1996-07-23 1998-02-13 Okuma Mach Works Ltd センサーのデータ転送方法
US20070057835A1 (en) * 2005-09-15 2007-03-15 Jarman David C High speed transmission system

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4939687A (en) * 1988-11-01 1990-07-03 General Electric Company Serial-parallel multipliers using serial as well as parallel addition of partial products
CA2019821C (en) * 1988-12-28 1995-04-25 Shoichi Takahashi Signal conversion circuit
US5625353A (en) 1992-12-29 1997-04-29 Kabushiki Kaisha Sankyo Seiki Seisakusho Device for transmitting signals from position detector and method of such signal transmission
JP4141373B2 (ja) 2003-11-05 2008-08-27 株式会社日立製作所 通信システム、リアルタイム制御装置及び情報処理システム
JP4881042B2 (ja) 2006-03-03 2012-02-22 本田技研工業株式会社 通信システム
CN101210522B (zh) * 2006-12-31 2010-08-25 比亚迪股份有限公司 一种信号盘和包括该信号盘的发动机气缸顺序判别装置以及方法
KR20100058674A (ko) * 2007-10-30 2010-06-03 교세라 가부시키가이샤 무선 통신 시스템, 기지국, 단말 및 무선 통신 방법
US8271700B1 (en) * 2007-11-23 2012-09-18 Pmc-Sierra Us, Inc. Logical address direct memory access with multiple concurrent physical ports and internal switching
JP5329465B2 (ja) * 2010-03-30 2013-10-30 ルネサスエレクトロニクス株式会社 レベル電圧選択回路、データドライバ及び表示装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06208410A (ja) * 1993-01-11 1994-07-26 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 位置検出器の信号伝送装置
JPH1041963A (ja) * 1996-07-23 1998-02-13 Okuma Mach Works Ltd センサーのデータ転送方法
US20070057835A1 (en) * 2005-09-15 2007-03-15 Jarman David C High speed transmission system

Also Published As

Publication number Publication date
US20160217102A1 (en) 2016-07-28
CN105824776A (zh) 2016-08-03
JP6500453B2 (ja) 2019-04-17
US10353850B2 (en) 2019-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016134126A (ja) 回路装置、物理量検出装置、電子機器及び移動体
JP3549549B2 (ja) 算術論理ユニット
US9448959B2 (en) Two-wire communication protocol engine
US20140115212A1 (en) Serial communication circuit, integrated circuit device, physical quantity measuring device, electronic apparatus, moving object, and serial communication method
US9217653B2 (en) High performance architecture for process transmitters
US8619821B2 (en) System, apparatus, and method for time-division multiplexed communication
US20050080954A1 (en) Method of buffering bidirectional digital I/O lines
US20230099359A1 (en) Inertial Sensor Module
US10415969B2 (en) Detection device, physical quantity measuring device, detection system, electronic device, and vehicle
US20150160868A1 (en) Detection device, sensor, electronic apparatus, and moving object
JP2015114810A5 (ja)
US20060064449A1 (en) Operation apparatus and operation system
JP5935824B2 (ja) D/a変換器
JP2004085562A (ja) 物理量センサ装置
US5107265A (en) Analog to digital converter
JP4738417B2 (ja) データ圧縮方法
JP2005536809A (ja) 制御装置
JPS62245467A (ja) シンボリツク処理システムおよび方法
US20210181050A1 (en) Pressure Sensing Device And Processing Method Thereof
WO2007049211A2 (en) A slave and a master device, a system incorporating the devices, and a method of operating the slave device
CN220894340U (zh) 一种传感器芯片及轮速传感器、车辆传感系统
US20230228786A1 (en) Inertial measurement device and inertial measurement system
WO2021166906A1 (ja) SerDesインターフェース回路および制御装置
EP4209925A1 (en) Information processing device, vehicle, information processing method, and non-transitory computer-readable recording medium recorded with information processing program
WO1988008606A1 (en) Method and apparatus for data transfer

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6500453

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150