JPH1040344A - カードリーダ - Google Patents

カードリーダ

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JPH1040344A
JPH1040344A JP19424096A JP19424096A JPH1040344A JP H1040344 A JPH1040344 A JP H1040344A JP 19424096 A JP19424096 A JP 19424096A JP 19424096 A JP19424096 A JP 19424096A JP H1040344 A JPH1040344 A JP H1040344A
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Kenji Hirasawa
賢司 平沢
Nobuyuki Yamanaka
信幸 山中
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮蔽部材を外部から動かすことができないよ
うにする機構を極めて簡単な構成で実現し、ソレノイド
等のアクチュエータで直接遮蔽部材を駆動しなくても、
遮蔽部材がカード挿入通路を開閉でき、かつ、遮蔽部材
がカード挿入通路を遮蔽した状態でロックすることがで
きるカードリーダを得る。 【解決手段】 カード挿入部1にカード挿入方向に揺動
自在にかつカード4に押されてカード挿入通路を開くこ
とができるように支持され、カード挿入、排出時以外は
カード挿入通路を遮蔽する遮蔽部材5と、遮蔽部材5が
カード挿入通路を遮蔽した態位にあるとき遮蔽部材5を
揺動不能にロックするロック手段7、8とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードリーダに関
するもので、特にそのカード挿入通路の遮蔽機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気カード、プリペイドカードその他各
種カードに情報信号を記録しまたカードに記録された情
報信号を読み取る各種のカードリーダ、あるいは通帳リ
ーダ、レシートリーダ等の各種読み取り・書き込み装置
が種々の分野で広く採用されている。これらの読み取り
・書き込み装置には、磁気ストライプ等の情報記録部を
備える記録媒体が挿入され、読み取り・書き込み装置内
に設けられている搬送通路を通して磁気ヘッド等の記録
再生手段に上記記録媒体が送り込まれると、上記記録再
生手段によって記録媒体の情報記録部に所定の情報が書
き込まれ、または上記情報記録部に書き込まれた情報が
読み出されるようになっている。
【0003】このようなカードリーダのカード挿入部に
は、犯罪防止、いたずら防止、塵埃の侵入防止などの目
的で、カード挿入部を遮蔽し、必要な場合にのみカード
挿入部を開放する遮蔽部材が設けられている。図6は、
従来のカードリーダに用いられているカード挿入部の遮
蔽機構の例を示す。
【0004】図6において、カードリーダのカード挿入
部51は、カードゲート52、遮蔽部材55などを有し
てなる。カードゲート52は、カードを挿入しまた情報
信号が記録されあるいは読み取られたカードが排出され
るカード挿入通路52aが形成されている。遮蔽部材5
5は、上記カード挿入通路52aを遮蔽しまた開放する
板状の本体部分と、この本体部分の一側部から下方に延
びた腕状の部分とを有してなり、腕状の部分が軸56に
よって回転自在に支持されている。遮蔽部材55は上記
軸56を中心に遮蔽部材55の平面と同一の平面内で回
転し、上記のようにカード挿入通路52aを遮蔽しまた
開放するようになっている。遮蔽部材55の上記腕状の
部分の端部には、横向きに固定されたソレノイド57の
プランジャ58の先端部が相対回転可能に連結されてい
る。プランジャ58はばね59によりソレノイド57か
ら突出する向きに付勢されている。
【0005】図6に示す例において、カードリーダが使
用されない通常の状態では、ソレノイド57が励磁され
ず、プランジャ58がばね59の付勢力で図において右
方に進出し、遮蔽部材55は軸56を中心に反時計方向
に回転させられてカード挿入通路52aを遮蔽してい
る。カード挿入通路52aにカードを挿入し、またカー
ド挿入通路52aからカードを排出するときは、適宜の
カードセンサがカードを検出してソレノイド57が励磁
される。ソレノイド57の励磁によりプランジャ58が
ばね59の付勢力に抗して吸引され、遮蔽部材55が軸
56を中心に時計方向に回転させられる。この遮蔽部材
55の回転によりカード挿入通路52aが開放され、カ
ードの挿入・排出が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来のカ
ードリーダにおけるカード挿入通路遮蔽機構によれば、
カード挿入方向に対して垂直な面内で遮蔽部材55を回
転させ、カード挿入通路52aを開閉するようになって
いるため、ソレノイド57などからなるアクチュエータ
との連動部を含めた遮蔽部材55自体の面積が大きくな
り、加えて、遮蔽部材55の移動空間を大きく確保する
必要があるため、カードリーダが大型化する難点があ
る。また、遮蔽部材55でカード挿入通路52aを遮蔽
した状態で遮蔽部材55を直接外部から動かすことがで
きないように、換言すれば、ソレノイド57などのアク
チュエータによる駆動でなければカード挿入通路52a
を開放することができないように、遮蔽部材55をロッ
クする機構を設けたものもあるが、従来のカード挿入通
路遮蔽機構にこのようなロック機構を設ける場合、ロッ
ク機構が複雑になる難点がある。さらに、カード挿入通
路52aを開閉するのに、遮蔽部材55をソレノイド5
7で駆動しているため、出力が大きく体格の大きいソレ
ノイドが必要であるという難点もある。
【0007】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、極めて簡単で小型の遮
蔽部材で足り、よって、小型化を図ることができ、遮蔽
部材を外部から直接動かすことができないようにする機
構を極めて簡単な構成で実現することができ、さらに、
ソレノイド等のアクチュエータで直接遮蔽部材を駆動し
なくても、遮蔽部材がカード挿入通路を開閉することが
でき、かつ、遮蔽部材がカード挿入通路を遮蔽した状態
でロックすることができるカードリーダを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のカードリーダは、カード挿入部にカ
ード挿入方向に揺動自在にかつカードに押されてカード
挿入通路を開くことができるように支持され、カード挿
入、排出時以外はカード挿入通路を遮蔽する遮蔽部材
と、この遮蔽部材がカード挿入通路を遮蔽した態位にあ
るとき上記遮蔽部材を揺動不能にロックするロック手段
とを設けたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、上記カードリーダ
において、ロック手段が遮蔽部材のカード挿入方向一方
側に進出して遮蔽部材をカード挿入通路遮蔽状態でロッ
クすることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、上記カードリーダ
において、ロック手段が、遮蔽部材をカード挿入方向前
後に進出することができる挟持部を有することを特徴と
する。
【0011】請求項4記載の発明は、上記カードリーダ
において、ロック手段が、遮蔽部材の揺動軸と平行な方
向に移動して遮蔽部材を揺動不能にロックし、またロッ
クを解除することを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、上記カードリーダ
において、ロック手段はソレノイドを有してなり、ソレ
ノイドのプランジャが遮蔽部材を揺動不能にロックし、
またロックを解除することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図5を参照しな
がら本発明にかかるカードリーダの実施の形態について
説明する。図1、図2において、カードリーダのカード
挿入部1は、手前側(図1において左側)のカードゲー
ト2、奥側のカードゲート3、遮蔽部材5、ソレノイド
7およびそのプランジャ8などを有してなる。カードゲ
ート2およびもう一つのカードゲート3は、カード4を
挿入しまたカードリーダ内部で情報信号が記録されある
いは読み取られたカード4が排出されるカード挿入通路
2a、3aを有している。上記二つのカードゲート2、
3は、カード4の挿入、排出方向に並んでおり、カード
ゲート2、3間には適宜の間隙が形成され、この間隙に
遮蔽部材5が配置されている。
【0014】上記遮蔽部材5は、カード挿入通路を横切
って配置されている。遮蔽部材5は、カード挿入通路の
上方にかつカード挿入通路を横切る向きに支持された軸
6を中心に揺動自在に支持されている。従って、遮蔽部
材5はカード挿入部1へのカード4の挿入方向およびカ
ード排出方向に、すなわち、図1において時計方向およ
び反時計方向に揺動自在となっている。遮蔽部材5は、
カード挿入、排出時以外は自重によって軸6から垂下
し、カード挿入通路を遮蔽している。カードゲート2お
よびカードゲート3の対向端部には、遮蔽部材5の上記
揺動を許容するための切除部2b、3bが形成されてい
る。
【0015】前記ソレノイド7およびプランジャ8は、
上記遮蔽部材5がカード挿入通路を遮蔽した態位にある
とき遮蔽部材5を揺動不能にロックするロック部材を構
成している。ソレノイド7はそのプランジャ8が上方に
突出する向きに配置されている。プランジャ8は、上端
部が二股に分かれていて遮蔽部材5の下端縁部を挟持す
ることができる挟持部8aを有すると共に、長さ方向の
途中に鍔8bを有している。この鍔8bとソレノイド7
との間にはコイルばね9が介装され、コイルばね9の弾
力によりプランジャ8は図1において上方に突出する向
きに付勢されている。ソレノイド7が非励磁のときはプ
ランジャ8は付勢力によって上昇し、上記挟持部8aが
遮蔽部材5の下端縁部の前後(カード挿入方向前後)に
進出し、遮蔽部材5を揺動不能にロックしている。
【0016】一方、ソレノイド7を励磁すると、プラン
ジャ8がばね9の付勢力に抗してソレノイドに吸引さ
れ、プランジャ8が図1において下方に移動し、遮蔽部
材5のロックを解除する。従って、ソレノイド7が励磁
されているときは、カードゲート2のカード挿入通路2
aからカードゲート3のカード挿入通路3aに向かって
カード4を挿入すると、遮蔽部材5がカード4に押され
図1において反時計方向に揺動してカード挿入通路を開
放し、また、カード4が排出されるときは遮蔽部材5が
カード4に押され図1において時計方向に揺動してカー
ド挿入通路を開放する。ソレノイド7の励磁は適宜の検
出信号によって行えばよい。例えば、カードゲート2の
カード挿入通路2aにカード4が挿入されたときこれを
検出するセンサからの信号によって、また、カードゲー
ト3のカード挿入通路3aを通じてカード4を排出する
ときの検出信号によって励磁するようにしてもよい。
【0017】以上説明した実施の形態の動作を、カード
リーダの動作と共に説明する。電源オフ時は、ソレノイ
ド7は非励磁であるから、遮蔽部材5は、前述のように
カード挿入通路を遮蔽した状態でロック手段としてのプ
ランジャ8およびこれと一体の挟持部8aによって揺動
不能にロックされている。読み取り、書き込みを行うた
めにカード4をカード挿入通路に挿入すると、ソレノイ
ド7が励磁されてプランジャ8が吸引され、上記挟持部
8aが遮蔽部材5から逃げ、ロックが解除される。その
結果、カード4の搬送力で遮蔽部材5が押され揺動して
カード挿入通路が開放され、カードリーダ内にカード4
が取り込まれる。カード4の取り込み後、遮蔽部材5は
原位置に戻り、また、ソレノイド7は非励磁となり、遮
蔽部材5はカード挿入通路を遮蔽した状態でロックされ
る。カードリーダ内では、カード4に記録されているデ
ータが読み取られ、あるいは新たなデータの書き込みが
行われる。
【0018】カードリーダ内での読み取り、書き込みが
終了すると、ソレノイド7が再度励磁されて遮蔽部材5
のロックが解除され、この状態でカード4が排出され
る。カード4の排出過程で遮蔽部材5はカード4に押さ
れて図1において時計方向に揺動し、カード挿入通路を
開放する。こうしてカード4の排出動作が終了するとソ
レノイド7は非励磁となり、遮蔽部材5はカード挿入通
路をロックした状態で揺動不能にロックされる。
【0019】以上説明した実施の形態によれば、カード
挿入部1にカード挿入方向に揺動自在にかつカード4に
押されてカード挿入通路を開くことができるように遮蔽
部材5を支持し、この遮蔽部材5がカード挿入通路を遮
蔽した態位にあるとき、ロック手段としてのソレノイド
7およびプランジャ8で遮蔽部材5を揺動不能にロック
するようにしたため、遮蔽部材5とプランジャ8は機構
的に連携させる必要はなく、プランジャ8の挟持部8a
が遮蔽部材5を前後から挟持すればよいので、構成が極
めて簡単であり、遮蔽部材5の移動空間を新たに確保す
る必要もないから、カードリーダの小型化を図ることが
できる利点がある。また、ソレノイド7およびプランジ
ャ8が遮蔽部材5を直接駆動するものではなく、プラン
ジャ8は単独に移動するだけでよいので、ソレノイド7
は小出力で小型のもので足りるという利点もある。さら
に、構成の複雑な遮蔽部材ロック機構も不要であるとい
う利点もある。
【0020】次に、図3に示す実施の形態について説明
する。この実施の形態は、図1、図2に示す実施の形態
に二つのばね10、10を付加したものである。この二
つのばね10、10は、遮蔽部材5を互いに逆向きに揺
動付勢するもので、図示のように遮蔽部材5が垂下態位
にあってカード挿入通路を遮蔽している状態で双方のば
ね10、10の弾力がバランスするようになっている。
従って、カードの挿入、排出力がばね10、10の付勢
力に打ち勝つことによって遮蔽部材5が揺動させられ、
カード挿入通路が開放される。その他の構成は図1、図
2に示す実施の形態と同じであるから、説明は省略す
る。
【0021】図3に示す実施の形態によれば、二つのば
ね10、10の弾力がバランスする位置で遮蔽部材5が
中立位置を保ち、カード挿入通路を遮蔽するので、カー
ドリーダ全体が、あるいはカード挿入通路遮蔽機構が傾
斜した態様で設置されても、遮蔽部材5が中立位置を保
ち、カード挿入通路を確実に遮蔽することができる利点
がある。
【0022】次に、図4、図5に示す実施の形態につい
て説明する。これまで説明してきた実施の形態は、ロッ
ク手段としてのソレノイドのプランジャが、遮蔽部材の
揺動軸に対し直交する方向に移動して遮蔽部材をロック
しまたロックを解除するものであったが、図4、図5に
示す実施の形態では、ソレノイド17が遮蔽部材15の
揺動軸16と平行な方向に固定され、ソレノイド17の
プランジャ18が上記揺動軸16と平行な方向に移動し
て遮蔽部材15をロックしまたロックを解除するように
したものである。以下、具体的に説明する。
【0023】遮蔽部材15は、これまでの実施の形態と
同じように揺動軸16を中心にカード挿入方向に揺動自
在に支持され、カード4の挿入、排出時以外はカード挿
入通路を遮蔽し、カード4の挿入、排出時はカード4に
押されて揺動し、カード挿入通路を開放するようになっ
ている。遮蔽部材15の下縁の一部には下方に突出した
凸部15aが形成されている。カードリーダのカード挿
入部11は、手前側(図5において左側)のカードゲー
ト12、奥側のカードゲート13、上記遮蔽部材15、
ソレノイド17およびそのプランジャ18などを有して
なる。カードゲート12、13は図1、図2に示す実施
の形態と同様にカード挿入通路12a、13aを有して
いる。二つのカードゲート12、13は、カード4の挿
入、排出方向に並んでおり、カードゲート12、13間
に形成された間隙に上記遮蔽部材15が配置されてい
る。カードゲート12とカードゲート13の対向端部に
は、遮蔽部材15の揺動を許容するための切除部12
b、13bが形成されている。
【0024】前記ソレノイド17およびプランジャ18
は、遮蔽部材15がカード挿入通路を遮蔽した態位にあ
るとき遮蔽部材15を揺動不能にロックするロック部材
を構成している。ソレノイド17は遮蔽部材15の下方
に遮蔽部材15と平行に配置され、遮蔽部材15と平行
な方向に進退するプランジャ18の先端部にはロック部
材20が固着されている。ロック部材20には、遮蔽部
材15の上記凸部15aを前後(図5において左右)に
進出することができる二股状の挟持部20aが一体に形
成されている。上記プランジャ18はばね19によりソ
レノイド17から図4において右方に進出する向きに付
勢されていて、ソレノイド17が非励磁のときは、プラ
ンジャ18が上記付勢力により移動し、プランジャ18
と一体の挟持部20aが遮蔽部材15の凸部15aの前
後に進出してこれを前後から挟み込み、遮蔽部材15を
揺動不能にロックしている。
【0025】いま、例えばカード4がカード挿入通路1
2aに挿入され、あるいは挿入されたカード4が排出さ
れることを図示されないセンサが検出し、この検出信号
でソレノイド17が励磁されたとする。ソレノイド17
の励磁でプランジャ18が付勢力に抗して吸引される
と、プランジャ18と一体のロック部材20が図4にお
いて左方に移動し、挟持部20aが遮蔽部材15の凸部
15aの側方に逃げる。その結果、遮蔽部材15のロッ
クが解除され、遮蔽部材15は、挿入、排出されるカー
ド4に押されてカード挿入通路を開くことができる。
【0026】図4、図5に示す実施の形態によれば、ロ
ック手段としてのソレノイド17およびそのプランジャ
18を、遮蔽部材15の揺動軸と平行な方向、すなわち
長手方向と平行に配置することができるため、カード挿
入通路遮蔽機構の高さ方向の寸法をさらに小さくするこ
とができ、カード挿入通路遮蔽機構をより小型化するこ
とができる。
【0027】なお、ソレノイドおよびそのプランジャ等
からなるロック手段は、必ずしも遮蔽部材がカード挿入
部からカードリーダ内部に向かって押されたときとカー
ド挿入部から外方に向かって引っ張られたときの両方と
も、遮蔽部材をカード挿入通路遮蔽状態でロックするも
のである必要はなく、何れか一方のみロックするもので
あってもよい。すなわち、ロック手段を遮蔽部材のカー
ド挿入方向一方側に進出させ、遮蔽部材がカード挿入部
からカードリーダ内部に向かって押されたときにのみ遮
蔽部材をカード挿入通路遮蔽状態でロックし、あるい
は、カード挿入部から外方に向かって引っ張られたとき
にのみ遮蔽部材をカード挿入通路遮蔽状態でロックする
ものであってもよい。これでも所期の主たる目的を達す
ることができる。もっとも、防犯、防盗の目的からは、
カード挿入方向とカード排出方向の両方でロックされる
ものであることが望ましい。また、遮蔽部材には、揺動
軸を境にして本体部分から反対側に突出部を設け、この
突出部をロック手段でロックし、またロックを解除する
ようにしてもよい。この場合のロック手段は、遮蔽部材
の上記突出部のカード挿入方向両側に進出してカード挿
入方向とカード排出方向の両側でカード挿入通路遮蔽状
態にロックするものであってもよく、遮蔽部材の上記突
出部のカード挿入方向一方側に進出して、カード挿入方
向にのみカード挿入通路遮蔽状態にロックするものであ
ってもよいし、カード排出方向にのみカード挿入通路遮
蔽状態にロックするものであってもよい。図示の実施の
形態では、ロック手段の駆動源としてソレノイドを用い
ていたが、その他の適宜のアクチュエータ、例えばモー
タアクチュエータ等を用いてもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1、2および3記載の発明によれ
ば、カード挿入部にカード挿入方向に揺動自在にかつカ
ードに押されてカード挿入通路を開くことができるよう
に支持され、カード挿入、排出時以外はカード挿入通路
を遮蔽する遮蔽部材と、この遮蔽部材がカード挿入通路
を遮蔽した態位にあるとき上記遮蔽部材を揺動不能にロ
ックするロック手段とによってカードリーダのカード挿
入通路遮蔽機構を構成したため、ソレノイド等のアクチ
ュエータで直接遮蔽部材を駆動しなくても、遮蔽部材が
カード挿入通路を開閉することができると共に、遮蔽部
材がカード挿入通路を遮蔽した状態で遮蔽部材をロック
することができ、カード挿入通路遮蔽機構を極めて簡単
な構成で実現することができる。また、遮蔽部材は揺動
自在に設けられるため、遮蔽部材自体がコンパクトであ
るし、遮蔽部材の移動空間も少なく、カードリーダ全体
としてもコンパクト化を図ることができる。さらに、ソ
レノイド等のアクチュエータで直接遮蔽部材を駆動する
必要がないため、アクチュエータ自体を小型化すること
もできる。
【0029】請求項4記載の発明によれば、ロック手段
は、遮蔽部材の揺動軸と平行な方向に移動して遮蔽部材
を揺動不能にロックし、またロックを解除するようにし
たため、上記のような効果を奏するほか、カード挿入通
路遮蔽機構の高さ方向の寸法をさらに小さくすることが
でき、カード挿入通路遮蔽機構をより小型化することが
できる。
【0030】請求項5記載の発明によれば、ロック手段
はソレノイドを有してなり、ソレノイドのプランジャが
遮蔽部材を揺動不能にロックし、またロックを解除する
ようにしたため、請求項1、2および3記載の発明が奏
する効果のほかに、ロック機構の更なる小型化および簡
単化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカードリーダの実施の形態を示
す側面図である。
【図2】同上正面図である。
【図3】本発明にかかるカードリーダの別の実施の形態
を示す側面図である。
【図4】本発明にかかるカードリーダのさらに別の実施
の形態を示す正面図である。
【図5】同上側面図である。
【図6】従来のカードリーダの例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 カード挿入部 2a カード挿入通路 3a カード挿入通路 5 遮蔽部材 4 カード 6 揺動軸 7 ロック手段を構成するソレノイド 8 ロック手段を構成するプランジャ 8a 挟持部 11 カード挿入部 12a カード挿入通路 13a カード挿入通路 15 遮蔽部材 16 揺動軸 17 ソレノイド 18 プランジャ 20a 挟持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード挿入部にカード挿入方向に揺動自
    在にかつカードに押されてカード挿入通路を開くことが
    できるように支持され、カード挿入、排出時以外はカー
    ド挿入通路を遮蔽する遮蔽部材と、 この遮蔽部材がカード挿入通路を遮蔽した態位にあると
    き上記遮蔽部材を揺動不能にロックするロック手段とを
    有することを特徴とするカードリーダ。
  2. 【請求項2】 ロック手段は、遮蔽部材のカード挿入方
    向一方側に進出して遮蔽部材をカード挿入通路遮蔽状態
    でロックする請求項1記載のカードリーダ。
  3. 【請求項3】 ロック手段は、遮蔽部材のカード挿入方
    向前後に進出することができる挟持部を有する請求項1
    記載のカードリーダ。
  4. 【請求項4】 ロック手段は、遮蔽部材の揺動軸と平行
    な方向に移動して遮蔽部材を揺動不能にロックし、また
    ロックを解除する請求項1記載のカードリーダ。
  5. 【請求項5】 ロック手段はソレノイドを有してなり、
    ソレノイドのプランジャが遮蔽部材を揺動不能にロック
    し、またロックを解除する請求項1記載のカードリー
    ダ。
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