JPH1038983A - 故障個所特定化方法 - Google Patents

故障個所特定化方法

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JPH1038983A
JPH1038983A JP8216130A JP21613096A JPH1038983A JP H1038983 A JPH1038983 A JP H1038983A JP 8216130 A JP8216130 A JP 8216130A JP 21613096 A JP21613096 A JP 21613096A JP H1038983 A JPH1038983 A JP H1038983A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障個所特定化方法に於いて、様々な故障に
対して適用することができ、且つ故障個所を迅速に特定
できるようにする。 【解決手段】 LSIテスタ4は、装着されたLSI5
の入力端子に、テストベクタファイル1に格納されてい
るテストベクタを順次印加し、Iddq値を測定する。
そして,Iddq値に異常を発生させたテストベクタの
テストベクタ番号を故障ブロック抽出部2に渡す。故障
ブロック抽出部2は、論理シミュレーションを行うこと
により、テストベクタファイル1に格納されている各テ
ストベクタをLSI5の入力端子に入力した時の、LS
I5を構成する各ブロックの入力論理を求め、更に、各
ブロック毎に、テストベクタ番号と入力論理とを対応付
けたダンプリストを作成する。その後、各ブロックのダ
ンプリストとLSIテスタ4から渡されたテストベクタ
番号とに基づいて故障ブロックを特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CMOSLSIに
於いて故障個所を特定する技術に関し、特に、静止状態
電源電流を利用して故障個所を特定する故障個所特定化
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CADを利用したシミュレーションによ
りLSIの故障個所を特定する方法としては、従来、故
障辞書作成による故障シミュレーション方法やバックト
レース方法等が知られている。
【0003】故障辞書作成による故障シミュレーション
方法は、図27に示すように、正常なLSIについてシ
ミュレーションを行うと共に、定義した各故障個所毎に
シミュレーションを行い、シミュレーション結果に違い
が出た場合、その時に定義している故障個所と、その時
に異常が発生した出力端子と、その出力端子の出力値
と、テストベクタとを対応付けて故障辞書に登録してお
く。そして、故障品の故障個所を特定する場合には、故
障品のデータ(異常が発生した出力端子,出力値,テス
トベクタ)と、故障辞書に登録されている各故障個所毎
のデータ(異常が発生した出力端子,出力値,テストベ
クタ)とを比較し、故障品のデータと一致するデータと
対応して登録されている故障個所を故障個所と推定す
る。
【0004】バックトレース方法は、異常が発生した出
力端子、出力値、そしてテスタベクタ番号をもとに、出
力端子から入力端子方向へ論理を逆にトレースすること
により、故障個所を特定する方法である。即ち、LSI
の入力端子より所定の信号を入力したとき、出力端子か
ら出力する信号が期待値と異なっていたとき、その出力
値と期待値の相違を利用して、出力端子から入力端子へ
向かって内部に拡散していく信号中から故障を伝播して
いる信号を抽出し、故障個所を推定する。その後、推定
した個所に故障を定義して、論理シミュレーションを行
い、実際の故障との一致を検証することにより故障個所
を特定する。通常、複数の出力異常個所を調査し、それ
らの組合わせにより疑似故障信号を限定しながら故障個
所を絞り込んでいくのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
は、次のような問題があった。
【0006】故障辞書作成による故障シミュレーション
方法は、扱える故障モデルが単一縮退故障(Stuck
−at−0,Stuck−at−1)のみであり、多重
縮退故障やオープン故障はシミュレーションできない
為、故障個所の特定化という点からは一般的でなかっ
た。なぜならば、故障シミュレーションにて扱う故障
は、モデル化された論理故障のみだからである。更に、
この方法は、LSIを構成する全ての信号線に対して故
障を定義していかなければならない為、膨大なデータ量
となり実用的ではなかった。通常、定義する故障数は、
LSIを構成する回路素子数の3乗から4乗に比例す
る。
【0007】バックトレース方法は、出力端子の情報の
みをデータとして使用する為、回路内部に幾つの故障が
発生しているか判断することができず、従って、多重故
障は扱えなかった。仮に多重値が判明したとしても、出
力端子での情報だけからは、どの出力情報が各故障個所
に対応するのか見当がつかない為、バックトレースを行
っても膨大な疑似故障が検出されるのみであり、故障個
所を特定することは全く不可能であった。
【0008】更に、バックトレース方法は、順序回路の
存在が問題となる。LSIを構成する論理回路は大きく
分けて次の2種類の回路から構成される。順序回路と組
合わせ回路である。順序回路間に挟まれた組合わせ回路
を1つの独立した回路と考えて、その独立系の中で出力
から入力側へバックトレースしながら故障を伝播してい
ると思われる信号をシミュレーションによりある程度は
抽出できるが、順序回路はフィードバックループを考慮
しなければならない為、抽出は困難であった。
【0009】即ち、順序回路は、“ある時刻に於ける出
力の論理が、それ以前の時刻に印加された入力信号に依
存する回路”である為、順序回路の出力がその順序回路
の入力にフィードバックされる場合に問題となった。図
28に示すように、タイミング(n)に於いては、順序
回路の入力端子には、タイミング(n−1)での信号が
入力しており、更に、その信号はフィードバックループ
を構成する順序回路自身の出力に依存している。更に、
その入力信号は(n−2)での入力信号に依存するとい
う複雑な関係になる。図28に示すように、タイミング
(n)に於いては、順序回路の入力端子には、自身の出
力信号をフィードバックしたタイミング(n−1)での
信号及びタイミング(n−2)の信号が入力される。従
って、タイミング(n)に於いて組合わせ回路中に故障
を検出しても、その状態は順序回路の入力のタイミング
にあたる(n−1)でのパターンに依存しており、更に
その状態は再度、前段の組合わせ回路を介した順序回路
自身に依存してくる。
【0010】上述したように、論理に注目したバックト
レース検証は、フィードバックループの組合わせが複数
個存在した時、各順序回路間に存在する組合わせ回路が
故障の伝播を何度も繰り返す為、故障の伝播追跡が困難
となり、実用化できなかった。そのため、バックトレー
ス方法は、その手法のみで故障個所や故障ブロックを絞
り込むことを諦め、代わってEBT(Electron
Beam Tester)のような物理解析方法とリ
ンクさせた、非接触による電位コントラスト像や論理動
作波形の取得により疑似故障個所を故障個所から消して
いく方法を取らざるを得なかった。
【0011】そこで、本発明の目的は、様々な故障に対
して適用することができ、且つ故障個所を迅速に特定す
ることができる故障個所特定化方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】CMOS論理回路は回路
内部に物理欠陥を有すると、一般的な傾向として“Id
dq(Quiesent Vdd Supply Cu
rrent)”と称する静止状態電源電流に異常が現れ
る。従って、このIddq値異常は、LSI回路内部の
物理故障を顕在化させるシグナルとみなすことができ
る。この記述は、M.Sanada“Evaluati
on and Detection ofCMOS−L
SI with Abnormal Iddq”Mic
roelectronics and Reliabi
lity,Vol.35,No.3,pp.619〜6
29,1995から明らかである。本発明は、上述した
性質を利用したものである。
【0013】通常、ゲートアレイ品に代表されるASI
C(Application Specific In
tegrated Circuits)は、予め準備さ
れた“ブロック”と称する基本的な論理を構成する回路
を組合わせることで所望の電気回路を構成することによ
り実現される。
【0014】本発明による故障個所の特定化方法は、上
述した設計方式により設計されたLSIに適用するもの
であり、LSIの入力端子より入力するテストベクタに
従って変化する、“ブロック”と称するLSIを構成す
る基本的論理回路単位での入力論理と、Iddq値に異
常を発生させるテストベクタとを用いて故障ブロックを
抽出するものである。
【0015】本発明は、上記目的を達成するため、LS
Iの入力端子に複数のテストベクタを所定の順番で順次
入力することにより、Iddq値に異常を発生させるテ
ストベクタを検出し、論理シミュレーションを行うこと
により、前記LSIの入力端子に前記各テストベクタを
前記所定の順番で順次入力した時の、前記LSIを構成
する各ブロックに入力される入力論理を求め、前記各ブ
ロック毎に、Iddq値に異常を発生させたテストベク
タが入力された時の入力論理と、Iddq値に異常を発
生させなかったテストベクタが入力された時の入力論理
とに基づいた論理演算を行いそのブロックに故障を内蔵
しているか否かを判定することにより、故障を内蔵して
いるブロックを特定するようにしたものである。
【0016】また、ブロックが組合せ回路である場合、
そのブロックに故障が内蔵されているか否かは例えば、
次のようにして判定する。Iddq値に異常を発生させ
たテストベクタを前記LSIの入力端子に入力した時の
入力論理と一致する入力論理が、Iddq値に異常を発
生させなかったテストベクタを前記LSIの入力端子に
入力した時の入力論理中に存在しない場合、そのブロッ
クに故障が内蔵されていると判定する。
【0017】更に、ブロックが順序回路である場合は、
そのブロックに故障が内蔵されているか否かは、例え
ば、次のようにして判定する。所定の順番で順次入力さ
れるテストベクタの内の、連続した複数のテストベクタ
がIddq値に異常を発生させた場合は、その連続部分
に対応する入力論理の組と一致する入力論理の組が、I
ddq値に異常を発生させない、連続するテストベクタ
と対応する入力論理中に存在するか否かを判定し、存在
しない場合はそのブロックが故障を内蔵していると判定
する。
【0018】また、本発明は、多重故障を検出するた
め、LSIの入力端子に複数のテストベクタを所定の順
番で順次入力することにより、Iddq値に異常を発生
させるテストベクタを検出し、Iddq値に異常を発生
させたテストベクタと、その時のIddq値とに基づい
て故障の個数を推定すると共に、各故障毎に、どのテス
トベクタを印加した時にIddq値に異常が発生したの
かを求め、論理シミュレーションを行うことにより、前
記LSIの入力端子に前記各テストベクタを前記所定の
順番で順次入力した時の、前記LSIを構成する各ブロ
ックに入力される入力論理を求め、前記各ブロック毎
に、それぞれの故障について、Iddq値に異常を発生
させたテストベクタが入力された時の入力論理と、Id
dq値に異常を発生させなかったテストベクタが入力さ
れた時の入力論理とに基づいた論理演算を行いそのブロ
ックに故障を内蔵しているか否かを判定することによ
り、故障を内蔵しているブロックを特定するようにした
ものである。
【0019】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0020】CMOS論理回路は、回路内部に物理欠陥
を有すると、一般的な傾向としてIddq(Quies
ent Vdd Supply Current)と称
する論理の静止状態に於ける電源電流に異常値が現れ
る。図2は、物理故障の存在による貫通電流発生の様子
を示す説明図である。LSIの内部に物理故障が存在す
ると、任意のテストベクタにより設定された論理によ
り、その物理故障を介して、または、物理故障の影響を
受けているVddからGNDへの貫通電流が発生する。
この物理故障を介した論理は、テストベクタの進行に伴
って出力端子へ伝播するが、出力端子に出力異常が発生
する場合と、出力異常が発生しない場合とがある。
【0021】この違いは、図3に示すように、Iddq
値異常発生回路の出力値とスレッショールド値(Vt
h)との関係による。すなわち、図3(A)に示すよう
に期待値“L”に対して、Iddq値異常発生回路の出
力値がVthより低いならば正常論理として出力端子へ
伝搬し、Iddq値異常発生回路の出力値がVthより
高いならば論理異常として出力端子ヘ伝搬し、出力異常
が検出される。また、図3(B)に示すように期待値
“H”に対して、Iddq値異常発生回路の出力値がV
thより低いならば論理異常として出力端子へ伝搬し出
力異常が検出され、Iddq値異常発生回路の出力値が
Vthより高いならば、正常論理として出力端子へ正常
伝搬する。本発明は、この2つの何れの場合にも有効な
故障個所の特定化方法であり、Iddq値の異常を利用
して故障個所を特定化するものである。
【0022】ゲートアレイに代表されるASIC(Ap
plication Specific Integr
ated Circuits)には、“ブロック”と称
する基本的な論理を構成する回路が用意されており、そ
れらを組合わせることにより所望の電気回路を実現する
ことができる。そのようなASICのCMOS論理回路
に於ける故障個所の特定は、テストベクタ毎に変化する
各ブロックの論理シミュレーション情報と、Iddq値
に異常を発生させるテストベクタとを用いることで可能
になる。以下図面を用いて詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、テストベクタファイル1と、故障ブロック抽出部2
と、故障トランジスタ抽出部3と、LSIテスタ4とか
ら構成されている。
【0024】テストベクタファイル1には、それぞれに
テストベクタ番号が付された複数のテストベクタが格納
されている。
【0025】LSIテスタ4には、故障個所を特定する
必要のあるLSI5が装着される。LSIテスタ4は、
装着されたLSI5の入力端子に、テストベクタファイ
ル1に格納されているテストベクタを番号が若いものか
ら順次印加し、各テストベクタ毎のIddq値を測定す
る機能や、Iddq値が所定値以上となる異常を発生さ
せたテストベクタのテストベクタ番号を抽出する機能
や、Iddq値に異常を発生させたテストベクタのテス
トベクタ番号とIddq値とに基づいて故障個所の個数
を推定する機能や、各故障個所それぞれについてその故
障個所を原因とするIddq値の異常が何番のテストベ
クタを印加した時に発生したのかを推定し、各故障個所
毎にそれに関連するテストベクタ番号を組にして故障ブ
ロック抽出部2に出力する機能を有する。
【0026】故障ブロック抽出部2は、論理シミュレー
ションを行うことにより、テストベクタファイル1に格
納されている各テストベクタをLSI5の入力端子に入
力した時の、LSI5を構成する各ブロックの入力論理
(入力パターン)を抽出する機能や、LSI5を構成す
るブロック毎に、テストベクタ番号と入力論理とを対応
付けたダンプリストを作成する機能や、各ブロックのダ
ンプリストとLSIテスタ4から渡されたIddq値に
異常を発生させるテストベクタのテストベクタ番号とに
基づいて故障ブロックを特定する機能を有する。
【0027】故障トランジスタ抽出部3は、故障ブロッ
ク抽出部2で特定された故障ブロックを対象にしてトラ
ンジスタレベルの故障個所を特定する機能を有する。
【0028】次に本実施例の動作について説明する。
【0029】試験者は、故障個所を特定する必要がある
LSI5をLSIテスタ4に装着した後、LSIテスタ
4を動作させる。
【0030】これにより、LSIテスタ4は、図4の流
れ図に示すように、テストベクタファイル1からテスト
ベクタ番号「1」のテストベクタを読み込む(S1
1)。
【0031】次いで、LSIテスタ4は、装着されてい
るLSI5の入力端子にテストベクタ番号「1」のテス
トベクタを印加し、Iddq値を測定する(S13)。
ここで、S13で測定されるIddq値は、テストベク
タ番号「1」のテストベクタを印加したときに、LSI
5を構成する各ブロックに発生するIddq値を合計し
たものである。また、Iddq値は、正常品の場合、全
てのテストベクタに対して規格値(例えば、1μA程
度)以下となるが、故障品の場合、テストベクタのパタ
ーンによっては、規格値の数百倍から数千倍の値とな
る。
【0032】その後、LSIテスタ4は、Iddq値と
規格値とを比較することにより、Iddq値に異常があ
るか否かを判断する(S14)。つまり、Iddq値が
規格値以上の場合、Iddq値に異常があると判断す
る。
【0033】そして、Iddq値に異常がないと判断し
た場合(S14がNO)は、テストベクタファイル1か
ら次のテストベクタ番号「2」のテストベクタを読み込
み(S11)、前述した処理と同様の処理を行う。ま
た、Iddq値に異常があると判断した場合(S14が
YES)は、現在、LSI5の入力端子に印加している
テストベクタのテストベクタ番号「1」と、S13で測
定したIddq値とを対にして記録した後(S15)、
次のテストベクタ番号「2」のテストベクタをテストベ
クタファイル1から読み込み(S11)、前述した処理
と同様の処理を行う。
【0034】以上の処理をテストベクタファイル1に格
納されている全てのテストベクタについて行う。
【0035】テストベクタファイル1に格納されている
全てのテストベクタについて上述した処理を行うと(S
12がNO)、LSIテスタ4は、S15で記録してお
いたテストベクタ番号とIddq値との対に基づいてL
SI5が内蔵している故障個所の個数を推定し、各故障
毎に、何番のテストベクタを印加した時にIddq値に
異常が発生したのかを求める(S16)。
【0036】次いで、LSIテスタ4は、各故障に関係
するテストベクタ番号の組を故障ブロック抽出部2に渡
し(S17)、その処理を終了する。
【0037】今、例えば、テストベクタファイル1に格
納されている各テストベクタをLSI5の入力端子に順
次印加した時のIddq値が図5のグラフに示すものに
なったとする。尚、図5のグラフに於いて、横軸はテス
トベクタ番号を、縦軸はIddq値を示している。ま
た、テストベクタ番号a,b,cのテストベクタが印加
された時のIddq値は、同一の値αである。
【0038】この例の場合、テストベクタ番号a,b,
cのテストベクタを印加した時のみ、Iddq値に異常
が発生するので(S14がYES)、故障ブロック抽出
部2は、テストベクタ番号aとIddq値α、テストベ
クタ番号bとIddq値α、テストベクタ番号cとId
dq値αを対応付けて記録する(S15)。
【0039】次いで、故障ブロック抽出部2は、故障個
所の個数を推定し、各故障毎に、何番のテストベクタを
印加した時にIddq値に異常が発生したのかを各故障
個所毎に求める(S16)。この例の場合、異常となっ
たIddq値の値が全てαで等しいので、故障ブロック
抽出部2は、故障個所は1個所であると推定し、その故
障個所については、テストベクタ番号a,b,cのテス
トベクタを印加した時にIddq値異常が発生したと認
識する。その後、故障ブロック抽出部2は、テストベク
タ番号a,b,cを組にして故障ブロック抽出部2に渡
す(S17)。
【0040】また、例えば、テストベクタファイル1に
格納されている各テストベクタをLSI5の入力端子に
順次印加した時のIddq値が図6のグラフに示すもの
になったとする。つまり、テストベクタ番号a,eのテ
ストベクタを印加した時のIddq値が1mA、テスト
ベクタ番号b,cのテストベクタを印加した時のIdd
q値が4.5mA、テストベクタ番号dのテストベクタ
を印加した時のIddq値が3.5mAになり、それ以
外のテストベクタ番号のテストベクタを印加した時のI
ddq値が規格値以下であったとする。
【0041】この例の場合、テストベクタ番号a,b,
c,d,eのテストベクタを印加した時のみIddq値
に異常が発生するので(S14がYES)、故障ブロッ
ク抽出部2は、テストベクタ番号aとIddq値「1m
A」、テストベクタ番号bとIddq値「4.5m
A」、テストベクタ番号cとIddq値「4.5m
A」,テストベクタ番号dとIddq値「3.5m
A」、テストベクタ番号eとIddq値「1mA」とを
対応付けて記録する(S15)。
【0042】次いで、故障ブロック抽出部2は、故障個
所の個数を推定し、各故障毎に、何番のテストベクタを
印加した時にIddq値に異常が発生したのかを各故障
個所毎に求める(S16)。
【0043】この例の場合、異なる異常Iddq値が存
在するため、LSIテスタ4は、故障個所が複数(多重
故障)であると判断し、以下のような処理を行う。最初
に異常Iddq値の分類を行う。分類を行うことによ
り、テストベクタ番号b,cのテストベクタを印加した
時のIddq値が4.5mAで最大であり、テストベク
タ番号dのテストベクタを印加した時のIddq値が
3.5mAで次に大きく、テストベクタ番号a,eのテ
ストベクタを印加した時のIddq値が1mAで最も小
さいと分類できる。このケースは「4.5mA=3.5
mA+1mA」と予想できる。つまり、3.5mAの異
常Iddq値を発生させる故障と、1mAの異常Idd
q値を発生させる故障とが存在し、テストベクタ番号
b,cのテストベクタを印加した時に4.5mAの異常
Iddq値が発生するのは、この2つの故障による異常
Iddq値が合算された為と考えることができる。以上
のことから、LSI5内には2個所の故障が存在し、一
方の故障については、テストベクタ番号a,b,c,e
のテストベクタを印加した時に1mAの異常Iddq値
が発生し、他方の故障については、テストベクタ番号
b,c,dのテストベクタを印加した時に3.5mAの
異常Iddq値が発生したと推定することができる。
【0044】上述したようにして、テストベクタ番号
a,b,c,eを印加した時にIddq値が異常となる
故障と、テストベクタ番号b,c,dを印加した時にI
ddq値が異常となる故障とが存在することを認識する
と、故障ブロック抽出部2は、テストベクタ番号a,
b,c,eを組にして故障ブロック抽出部2に渡すと共
に、テストベクタ番号b,c,dを組にして故障ブロッ
ク抽出部2に渡す(S17)。
【0045】次に故障ブロック抽出部2の動作について
説明する。
【0046】故障ブロック抽出部2は、先ず、論理シミ
ュレーションを行い、テストベクタファイル1に格納さ
れている各テストベクタをLSI5の入力端子に印加し
た時の、LSI5を構成する各ブロックB1,B2,
…,Bn,…(図7参照)の入力論理を求める(図1,
S1)。
【0047】次いで、故障ブロック抽出部2は、LSI
5を構成する各ブロックB1,B2,…,Bn,…毎
の、ダンプリストDL1,DL2,…,DLn,…を作
成する(S2)。ダンプリストDL1,DL2,…,D
Ln,…は、図7に示すように、テストベクタ番号と、
そのテストベクタ番号のテストベクタが入力された時の
ブロックB1,B2,…,Bn,…の入力論理とが対応
して記録されている。
【0048】その後、故障ブロック抽出部2は、各ブロ
ックB1,B2,…,Bn,…のダンプリストDL1,
DL2,…,DLn,…と、LSIテスタ4から渡され
たテストベクタ番号の組を用いて故障を内蔵するブロッ
クを特定し、特定したブロックを示す情報を故障トラン
ジスタ抽出部3に渡す(S3)。以下、S3の処理につ
いて、図8の流れ図を参照して詳細に説明する。
【0049】S3に於いて、故障ブロック抽出部2は、
先ず、LSIテスタ4から渡されたテストベクタ番号の
組の内の、未処理の組を1つ選択する(S31)。次い
で、LSI5を構成するブロックの内の、ブロックB1
を処理対象にする(S33,S34)。
【0050】その後、故障ブロック抽出部2は、ブロッ
クB1が組合せ回路であるのか順序回路であるのかを判
定し(S36)、その判定結果と、S31で選択したテ
ストベクタ番号の組と、ブロックB1に対応するダンプ
リストDL1とに基づいてブロックB1に故障が内蔵さ
れているか否かを判断する(S37,S38)。ここ
で、組合せ回路は、その入力端子に信号が印加される
と、その論理が内部の回路を介して直接出力される形式
の回路であり、基本ゲート(ANDゲート,ORゲー
ト,NANDゲート,インバータ回路等)の規模の小さ
な回路からALU,ADDERといった大きな規模の回
路まである。また、順序回路は、クロック信号に同期し
てデータが一旦、回路内部に蓄えられ、次のクロック信
号で出力されるといった形式の回路であり、フリップフ
ロップ,レジスタ,ラッチ回路等がある。尚、S37の
処理については、後で詳細に説明する。
【0051】ブロックB1が故障を内蔵していないと判
断した場合(S38がNO)は、次のブロックB2を処
理対象にして前述した同様の処理を行う(S40,S3
4)。ブロックB1が故障を内蔵していると判断した場
合(S38がYES)は、ブロックB1を示す情報を、
S31で選択したテストベクタ番号の組と対応付けて記
録し(S39)、その後、次のブロックB2を処理対象
にして前述した処理と同様の処理を行う(S40,S3
4)。
【0052】上述した処理をLSI5内の全てのブロッ
クについて行うと(S35がNO)と、LSIテスタ4
から渡された未処理のテストベクタ番号の組を1つ選択
し(S31)、前述した処理と同様の処理を行う。そし
て、LSIテスタ4から渡された全てのテストベクタ番
号の組について上述した処理を行うと(S32がN
O)、S39で記録しておいた情報(故障を内蔵してい
ると判断したブロックを示す情報とテストベクタ番号と
の対)を故障トランジスタ抽出部3に渡し(S41)、
その処理を終了する。
【0053】次に、S37で行う処理について詳細に説
明する。図9は、S36でブロックBjが組合せ回路で
あると判断された時のS37の処理例を示す流れ図であ
り、図10はブロックBjが順序回路であると判断され
た時のS37の処理例を示す流れ図である。
【0054】先ず、図9を参照して、ブロックBjが組
合せ回路であると判定された時の処理例について説明す
る。
【0055】故障ブロック抽出部2は、現在処理対象に
しているブロックBjのダンプリストDLjを取得する
(S51)。次いで、ダンプリストDLjに含まれてい
る入力論理の中から、図8のS31で選択したテストベ
クタ番号の組に含まれているテストベクタ番号に対応す
る入力論理を取得する(S52)。つまり、Iddq値
に異常を発生させたテストベクタに対するブロックBj
の入力論理を取得する。
【0056】その後、ダンプリストDLjの他の部分
に、S52で取得した入力論理と同じ入力論理が存在す
るか否かを判断する(S53)。そして、同じ入力論理
が存在する場合は、ブロックBjに故障が内蔵されてい
ないと判定し(S54)、存在しない場合は、ブロック
Bjに故障が内蔵されていると判定する(S55)。こ
のように判定するのは、次の理由からである。組合せ回
路は、任意の入力論理に対して常に1つの内部論理しか
許されず、同じ入力論理が存在する場合は、ブロックが
物理故障を内蔵するか、内蔵しないかという選択肢に対
して、内蔵しないという選択肢が優先されるからであ
る。また、唯一そのテストベクタのみがIddq値異常
を発生している場合は、その現象を否定する事実が存在
しないからである。
【0057】今、例えば、S51で取得したブロックB
jのダンプリストDLjが図11に示すものであり、且
つ図8のS31で選択したテストベクタ番号の組にはテ
ストベクタ番号aのみが含まれていたとすると、テスト
ベクタ番号aに対応する入力論理“01111000
1”と同じ入力論理が、Iddq値に異常を発生させな
いテストベクタのテストベクタ番号と対応してダンプリ
ストDLjに格納されていることから(S53がYE
S)、ブロックBjには故障が内蔵されていないと判定
される(S54)。
【0058】また、例えば、S51で取得したブロック
BjのダンプリストDLjが図12に示すものであり、
且つ図8のS31で選択したテストベクタ番号の組には
テストベクタ番号aのみが含まれていたとすると、テス
トベクタ番号aに対応する入力論理“01111000
1”と同じ入力論理が、ダンプリストDLjの他の部分
に格納されていないことから(S53がNO)、ブロッ
クBjには故障が内蔵されていると判定される(S5
5)。
【0059】また、例えば、S51で取得したブロック
BjのダンプリストDLjが図13に示すものであり、
且つ図8のS31で選択したテストベクタ番号の組が、
テストベクタ番号a,b,cによって構成されていたと
する。図13から分かるように、テストベクタ番号a,
b,cに対応する入力論理は、全て“01111000
1”である。この例の場合、Iddq値に異常を発生さ
せないテストベクタのテストベクタ番号と対応してダン
プリストDLjに格納されていることから(S53がY
ES)、ブロックBjには故障が内蔵されていないと判
定される(S54)。
【0060】また、例えば、S51で取得したブロック
BjのダンプリストDLjが図14に示すものであり、
且つ図8のS31で選択したテストベクタ番号の組が、
テストベクタ番号a,b,cによって構成されていたと
する。図14から分かるように、テストベクタ番号a,
b,cに対応する入力論理は、全て“01111000
1”である。この例の場合、テストベクタ番号a,b,
cに対応する入力論理“011110001”と同じ入
力論理が、ダンプリストDLjの他の部分に格納されて
いないことから(S53がNO)、ブロックBjには故
障が内蔵されていると判定される(S55)。
【0061】また、例えば、S51で取得したブロック
BjのダンプリストDLjが図15に示すものであり、
且つ図8のS31で選択したテストベクタ番号の組が、
テストベクタ番号a,b,cによって構成されていたと
する。図15から分かるように、テストベクタ番号a,
b,cに対応する入力論理は、それぞれ“011110
001”,“001110001”,“0001100
01”である。この例の場合、テストベクタ番号bに対
応する入力論理“001110001”が、ダンプリス
トDLjの他の部分にも格納されているので(S53が
YES)、ブロックBjには故障が内蔵されていないと
判定される(S54)。この例は、3つのテストベクタ
a,b,cが1つの故障に対してIddq値異常を発生
させている。このことは、図16に示すテストベクタと
故障個所との関係から明らかなように、Iddq値異常
を発生させるテストベクタ番号a,b,cのテストベク
タは、ブロックBjを構成する内部回路中の1個所の故
障個所に対して、Iddq値異常を発生させる、同一論
理を設定していることを意味する。従って、上述した3
つの入力論理の内の少なくとも1つに於いて正常なテス
トベクタの入力論理と同一のものが存在するということ
は、故障個所に対して設定されている論理でIddq値
異常が発生していないことを意味し、更に、異なる3つ
の入力論理に対してIddq値異常を発生していないと
解釈されるため、仮定に対して矛盾を生じる。従って、
少なくとも1つの入力論理と同一の入力論理が存在した
時、このブロックは物理故障を内蔵していないと判定さ
れる。
【0062】また、例えば、S51で取得したブロック
BjのダンプリストDLjが図17に示すものであり、
且つ図8のS31で選択したテストベクタ番号の組が、
テストベクタ番号a,b,cによって構成されていたと
する。図17から分かるように、テストベクタ番号a,
b,cに対応する入力論理は、それぞれ“011110
001”,“001110001”,“0001100
01”である。この例の場合、テストベクタ番号a,
b,c対応する入力論理“011110001”,“0
01110001”,“000110001”がダンプ
リストDLjの他の部分に存在しないことから(S53
がNO)、ブロックBjには故障が内蔵されていると判
定れる(S55)。
【0063】次に、図10の流れ図を参照して、図8の
ステップ36に於いてブロックBjが順序回路であると
判定された時のS37の処理例について説明する。
【0064】故障ブロック抽出部2は、現在処理対象に
しているブロックBjのダンプリストDLjを取得する
(S61)。次いで、図8のS31で選択したテストベ
クタ番号の組の中に存在する、連続していないベクタ番
号に対応する入力論理をダンプリストDLjから取得す
る(S62)。その後、取得した入力論理と同一の入力
論理が、ダンプリストDLjのIddq値に異常を発生
させていないテストベクタと対応する部分に存在するか
否かを判断する(S63)。このS63では、順序回路
を構成するデータ入出力部とデータ保持部との内の、デ
ータ入出力部に故障があるか否かを判定していることに
なる。
【0065】そして、S63で同一入力論理が存在して
いないと判断した場合、つまり、データ入出力部に故障
があると判断した場合は、ブロックBjに故障が内蔵さ
れていると判断する(S67)。また、S63で同一入
力論理が存在していると判断した場合、つまり、データ
入出力部に故障がないと判断した場合は、データ保持部
に故障があるか否かを調べるために、S64以降の処理
を行う。
【0066】S64では、図8のS31で選択したテス
トベクタ番号中に存在する連続するテストベクタ番号に
対応する入力論理をダンプリストDLjから取得する。
次のS65ではその連続部分と同じ入力論理の組が、ダ
ンプリストDLjのIddq値に異常を発生させていな
いテストベクタと対応する部分に存在するか否かを判断
する(S65)。このS65では、順序回路のデータ保
持部に故障が存在するか否かを判断していることにな
る。
【0067】そして、S65で同一入力論理が存在する
と判断した場合は、ブロックBjに故障が内蔵されてい
ないと判定し(S66)、同一入力論理が存在しないと
判断した場合は、ブロックBjに故障が内蔵されている
と判定する(S67)。
【0068】今、例えば、図10のS61で取得したブ
ロックBjのダンプリストDLjが図18に示すもので
あり、且つ図8のS31で選択したテストベクタ番号の
組の中に連続するテストベクタ番号として「41,4
2」が存在したとする。この例の場合、S64の処理を
行うことにより取得される、テストベクタ番号「41,
42」に対応する入力論理は、それぞれ「“0111
1”,“01110”」であり、それと同じ入力論理が
ダンプリストDLjの正常な部分に存在するため、ブロ
ックBjには故障が内蔵されていないと判定する(S6
6)。
【0069】また、例えば、図10のS61で取得した
ブロックBjのダンプリストDLjが図19に示すもの
であり、且つ図8のS31で選択したテストベクタ番号
の組の中に連続するテストベクタ番号として「41,4
2」が存在したとする。この例の場合、S64の処理を
行うことにより取得される、テストベクタ番号「41,
42」に対応する入力論理は、それぞれ「“0111
1”,“01110”」であり、それと同じ入力論理が
ダンプリストDLjの正常な部分に存在しないため、ブ
ロックBjには故障が内蔵されていると判定する(S6
7)。
【0070】また、例えば、図10のS61で取得した
ブロックBjのダンプリストDLjが図20に示すもの
であり、且つ図8のS31で選択したテストベクタ番号
の組の中に連続するテストベクタ番号として「41,4
2」と「51,52,53,54」とが存在したとす
る。この例の場合、S64の処理を行うことにより取得
される、テストベクタ番号「41,42」に対応する入
力論理は、それぞれ「“01111”,“0111
0”」であり、テストベクタ番号「51,52,53,
54」に対応する入力論理は、それぞれ「“0111
0”,“01100”,“01101”,“1000
0”」であり、テストベクタ番号「51,52,53,
54」に対応する入力論理と同じ入力論理がダンプリス
トDLjの正常な部分に存在するため、ブロックBjに
は故障が内蔵されていないと判定する(S66)。
【0071】また、例えば、図10のS61で取得した
ブロックBjのダンプリストDLjが図21に示すもの
であり、且つ図8のS31で選択したテストベクタ番号
の組の中に連続するテストベクタ番号として「41,4
2」と「51,52,53,54」とが存在したとす
る。この例の場合、S64の処理を行うことにより取得
される、テストベクタ番号「41,42」に対応する入
力論理は、それぞれ「“01111”,“0111
0”」であり、テストベクタ番号「51,52,53,
54」に対応する入力論理は、それぞれ「“0111
0”,“01100”,“01101”,“1000
0”」であり、それらと同じ入力論理が、ダンプリスト
DLjの正常な部分に存在しないため、ブロックBjに
は故障が内蔵されていると判定する(S67)。
【0072】この判断理由を図22に示す、基本的なデ
ータ保持部であるDタイプフリップフロップ(DF/
F)を例に挙げて説明する。
【0073】図22は、1個のインバータ回路INV
と、2個の2入力のアンド回路AND1,AND2と、
2個の2入力のノア回路NOR1,NOR2とから構成
される2入力(D:Data端子、CLK:Clock
端子)、2出力(Q,Q*)の端子群を有するDF/F
の回路構成を示した図である(Q*はQの反転論理を意
味する)。図23は、その真理値表である。DF/Fに
於いて、Q出力側のノア回路NOR1が“H”出力にな
った時、つまり、図23に示す真理値表のテストベクタ
番号「6」,「7」,「10」,「11」,「12」,
「13」に於いてIddq値に異常が発生したとする。
【0074】その内の、テストベクタ番号「7」,「1
1」,「13」に注目したとき、同様な入力論理がテス
トベクタ番号「3」,「5」,「9」に於いても設定さ
れている。しかしながら、これらテストベクタ番号
「3」,「5」,「9」の入力論理に於いては、Idd
q値に異常は発生していない。その理由は、DF/F
は、クロック信号に同期してデータが一旦回路内部に蓄
えられ、次のクロック信号で出力するという回路形式の
為である。
【0075】即ち、図23の真理値表から明らかなよう
に、テストベクタ番号「7」,「11」,「13」に於
いて保持されている論理は、Q出力側のノア回路NOR
1が“H”出力、Q*出力側のノア回路NOR2が
“L”出力となった論理であるのに対し、テストベクタ
番号「3」,「5」,「9」に於いて保持されている論
理は、Q出力側のノア回路NOR1が“L”出力、Q*
出力側のノア回路NOR2が“H”出力となった論理で
あるためである。従って、Q出力側のノア回路NOR1
が“H”出力になった時、Iddq値に異常が発生する
状態は、テストベクタ番号「7」,「11」,「13」
での保持状態で異常として検出されている。つまり、順
序回路における故障個所検出は、DF/Fへの論理の設
定と保持状態の入力論理を1つの組合せ群テストベクタ
番号〔6,7〕及び〔10,11,12,13〕として
調査しなければならない。即ち、順序回路の故障個所検
出は、以前の入力論理との組合せの群が正常なテストベ
クタでの入力論理の中に存在するかどうかを調査しなけ
れば、そのブロックに故障が存在するかどうかの判定が
なされないことになる。
【0076】図11は、LSIを階層別に分類し、故障
ブロックを絞り込む方法を示す図である。階層別ブロッ
ク構成は、設計時に使用されるライブラリと称する、予
め準備されている基本的な回路構成されたブロックの単
位で解析を行う方法が一般的であるが、大規模化された
LSIにおいては膨大なブロック数となることが予想さ
れる。従って、任意の大きさに再分割して、LSI内部
のブロック構成を変える必要がある。その再構成で注意
すべきことは、1つの階層単位の中に組合せ回路と順序
回路を区別して階層分割しなければならないことであ
る。理由は、上述した組合せ回路と順序回路での演算処
理が異なる為である。
【0077】図中、上位階層に於いては、組合せ回路と
順序回路とが混在している為、順序回路を境にして組合
せ回路を分割しやすい階層構成(a1,a2,a3)と
して故障個所の絞り込みを行っている。
【0078】次に、故障が発生しているとして抽出され
た階層ブロックa1において、階層ブロックa1を構成
する階層構成(b1,b2,b3)にて故障個所の絞り
込みを行う。そして、最後に最小単位である、“基本的
回路構成”でのブロック2bを抽出する。
【0079】しかしながら、再構成した階層別ブロック
中にやむなく組合せ回路と順序回路とが混在する事態が
発生した場合は、その組合せ回路と順序回路が混在した
ブロックは、前述した順序回路と同一の演算処理を行う
ことにより故障個所を絞り込むことができる。
【0080】次に、故障トランジスタ抽出部3について
説明する。故障トランジスタ抽出部3は、故障ブロック
抽出部2で抽出された故障ブロックに対してトランジス
タレベルの故障個所を絞り込む。ブロックは、一般に、
数トランジスタから数十トランジスタで構成される、O
R,NOR,NAND,AND,インバータ、フリップ
フロップ回路といった基本的な論理動作を単位とする機
能回路である。故障個所の絞り込み方法は、組合せ回
路、順序回路とも同じである。これらの基本論理回路
は、入力論理に同期してどのトランジスタがON/OF
Fしているか明確に判定できるため、論理シミュレーシ
ョンにより容易に故障トランジスタを抽出できる。以下
に基本的論理回路の1つである、2入力ナンド回路の例
を用いて説明する。
【0081】図25は、この2入力NANDの回路図で
あり、図26は2入力NAND回路の入力論理の全組合
せに注目した真理値表とIddq値との相関表である。
2入力にて構成する4つの入力論理の組合せ(TV1,
TV2,TV3,TV4)中、TV3(入力端子IN1
にLowレベル,入力端子IN2にHighレベルが入
力)にてIddq値異常が発生し、他の入力論理の組合
せ(TV1,TV2,TV4)は正常であったとする。
この情報を基に、故障トランジスタを抽出する手法を説
明する。通常、この故障トランジスタを抽出する方法
は、論理シミュレーションを用いて、各テストベクタに
てどのトランジスタがON/OFFしているかを検証す
ることにより実施する。
【0082】図25の2入力NANDの回路図に於い
て、テストベクタ(TV1,TV2,TV3,TV4)
に対する、Pチャネルトランジスタ1,2(以降、PT
r1,PTr2と記す)、Nチャネルトランジスタ1,
2(以降NTr1,NTr2と記す)のON/OFF状
態は以下のようになる。
【0083】 TVno PTr1 PTr2 NTr1 NTr2 Iddq値 TV1 OFF OFF ON ON 正常 TV2 OFF ON ON OFF 正常 TV3 ON OFF OFF ON 異常 TV4 ON ON OFF OFF 正常
【0084】更に、Iddq値異常が発生する通路は、
2入力NAND回路に於いて次のA,Bの2通りが考え
られる。
【0085】 A.Vdd→PTr1→NTr1→NTr2→GND B.Vdd→PTr2→NTr1→NTr2→GND
【0086】これらの通路と上述のトランジスタのON
/OFF状況との検証から、Iddq値異常が発生する
通路をトランジスタのON/OFF状況で書き表してみ
ると、通路Aは、 A Vdd→PTr1→NTr1→NTr2→GND TV1 OFF ON ON 正常 TV2 OFF ON OFF 正常 TV3 ON OFF ON 異常 TV4 ON OFF OFF 正常 となり、NTr1が異常となり常にON状態の時、貫通
電流が流れる。
【0087】また、Iddq値異常が発生する通路B
は、 B Vdd→PTr2→NTr1→NTr2→GND TV1 OFF ON ON 正常 TV2 ON ON OFF 正常 TV3 OFF OFF ON 異常 TV4 ON OFF OFF 正常 となり、PTr2及びNTr1が異常となり、常にON
状態となった時、貫通電流が発生する。しかしながら、
TV1はIddq値は正常なため、PTr2に物理故障
が内蔵していることと矛盾し、PTr2は正常と判断さ
れる。
【0088】以上、通路A,Bの検証によりNTr1が
異常となり、常にON状態の時、貫通電流が発生するこ
とが判明される。
【0089】以上は、4トランジスタ構成である2入力
NAND回路についての例であるが、数十トランジスタ
にて構成された基本論理回路は、上述した検証と同様の
操作をコンピュータを用いた論理シミュレーションによ
り実施することにより、短時間で異常トランジスタを抽
出できる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、Idd
q値に異常が発生したという現象を利用して、故障個所
を絞り込むので、以下の効果がある。
【0091】第1の効果は、テストベクタをLSIの入
力端子に印加した時に、出力端子に異常が現れなかった
場合に於いても、故障個所を特定することができるとい
う点である。
【0092】第2の効果は、容易に故障個所を絞り込む
ことができるという点である。つまり、Iddq値に異
常を発生させたテストベクタと、LSIに各テストベク
タを入力した時の各ブロックの入力論理が分かれば、L
SIの回路構成が分からなくとも故障個所を絞りこむこ
とができるので、容易に故障個所を絞り込むことができ
る。
【0093】第3の効果は、単一縮退故障と共に、多重
故障やオープン故障を検出できるという点である。多重
故障により或る複数のIddq値に異常が発生した場
合、各故障個所に対して流れる貫通電流は一定のため、
テストベクタに対するIddq値を読み取るだけで何個
の故障個所が発生しているのかを推定でき、更に、その
各々に対して演算処理が可能なため、多重故障の場合に
於いても、故障個所を特定することができる。更に、I
ddq値の異常として発覚するオープン故障は、その故
障の論理がオープン故障を介して貫通電流を発生させる
ためであり、また、Iddq値の異常の発生の有無は印
加されるテストベクタに依存するため、オープン故障を
検出することができる。
【0094】第4の効果は、高速に処理可能であるとい
う点である。本発明方法は、コンピュータが得意とする
論理演算処理を行うだけで良いので、高速に処理が可能
になる。また、LSIが大規模になったとしても、ブロ
ック単位での演算が可能ため、コンピュータ容量の影響
を受けないメリットがある。
【0095】第5の効果は、順序回路についても、容易
に故障を内蔵しているか否かを判定できる点である。つ
まり、Iddq値に異常を発生させたテストベクタと、
各ブロックの入力論理とに基づいて、故障を内蔵してい
るか否かを判定でき、フィードバックループを考慮する
必要がないためである。
【0096】第6の効果は、異常の発生したIddq値
の大きさに関係しないという点である。故障個所の絞り
込みに必要なのは、Iddq値に異常を発生させたテス
トベクタがどのテストベクタであるかという情報であ
り、Iddq値の大きさに関係しないため、正常品とI
ddq値が僅かにしか違わない故障品に於いても、故障
個所を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】物理故障の存在により貫通電流が発生する様子
を示した図である。
【図3】Iddq値に異常が現れた時に、出力論理が正
常,異常になる場合を示した図である。
【図4】LSIテスタ4の処理例を示す流れ図である。
【図5】テストベクタ番号とIddq値との関係を示す
グラフである。
【図6】テストベクタ番号とIddq値との関係を示す
グラフである。
【図7】故障ブロック抽出部2の処理を説明するための
図である。
【図8】故障ブロック抽出部2の処理例を示す流れ図で
ある。
【図9】処理対象としているブロックが組合せ回路であ
る場合に於ける故障ブロック抽出部2の処理例を示す流
れ図である。
【図10】処理対象としているブロックが順序回路であ
る場合に於ける故障ブロック抽出部2の処理例を示す流
れ図である。
【図11】ブロックが組合せ回路である場合に於いて、
ブロックに故障が内蔵されていないと判定されるダンプ
リスト例を示した図である。
【図12】ブロックが組合せ回路である場合に於いて、
ブロックに故障が内蔵されていると判定されるダンプリ
スト例を示した図である。
【図13】ブロックが組合せ回路である場合に於いて、
ブロックに故障が内蔵されていないと判定されるダンプ
リスト例を示した図である。
【図14】ブロックが組合せ回路である場合に於いて、
ブロックに故障が内蔵されていると判定されるダンプリ
スト例を示した図である。
【図15】ブロックが組合せ回路である場合に於いて、
ブロックに故障が内蔵されていないと判定されるダンプ
リスト例を示した図である。
【図16】テストベクタと故障個所との関係を示す図で
ある。
【図17】ブロックが組合せ回路である場合に於いて、
ブロックに故障が内蔵されていると判定されるダンプリ
スト例を示した図である。
【図18】ブロックが順序回路である場合に於いて、ブ
ロックに故障が内蔵されていないと判定されるダンプリ
スト例を示した図である。
【図19】ブロックが順序回路である場合に於いて、ブ
ロックに故障が内蔵されていると判定されるダンプリス
ト例を示した図である。
【図20】ブロックが順序回路である場合に於いて、ブ
ロックに故障が内蔵されていないと判定されるダンプリ
スト例を示した図である。
【図21】ブロックが順序回路である場合に於いて、ブ
ロックに故障が内蔵されていると判定されるダンプリス
ト例を示した図である。
【図22】Dタイプフリップフロップの回路図である。
【図23】Dタイプフリップフロップの真理値表であ
る。
【図24】LSIの階層別分割による故障ブロックの絞
り込み方法を説明するための図である。
【図25】トランジスタレベルの故障個所の絞り込みを
説明するための回路図である。
【図26】図25に示した回路の真理値表である。
【図27】故障辞書作成による故障シミュレーション方
式を説明するための図である。
【図28】順序回路に入力する信号のフィードバックの
様子を示した図である。
【符号の説明】
1…テストベクタファイル 2…故障ブロック抽出部 3…故障トランジスタ抽出部 4…LSIテスタ 5…LSI

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LSIの入力端子に複数のテストベクタ
    を所定の順番で順次入力することにより、Iddq値に
    異常を発生させるテストベクタを検出し、 論理シミュレーションを行うことにより、前記LSIの
    入力端子に前記各テストベクタを前記所定の順番で順次
    入力した時の、前記LSIを構成する各ブロックに入力
    される入力論理を求め、 前記各ブロック毎に、Iddq値に異常を発生させたテ
    ストベクタが入力された時の入力論理と、Iddq値に
    異常を発生させなかったテストベクタが入力された時の
    入力論理とに基づいた論理演算を行いそのブロックが故
    障を内蔵しているか否かを判定することにより、故障を
    内蔵しているブロックを特定することを特徴とする故障
    個所特定化方法。
  2. 【請求項2】 Iddq値に異常を発生させたテストベ
    クタを前記LSIの入力端子に入力した時の入力論理と
    一致する入力論理が、Iddq値に異常を発生させなか
    ったテストベクタを前記LSIの入力端子に入力した時
    の入力論理中に存在しない場合、そのブロックに故障が
    内蔵されていると判定することを特徴とする請求項1記
    載の故障個所特定化方法。
  3. 【請求項3】 所定の順番で順次入力されるテストベク
    タの内の、連続した複数のテストベクタがIddq値に
    異常を発生させた場合は、その連続部分に対応する入力
    論理の組と一致する入力論理の組が、Iddq値に異常
    を発生させない、連続するテストベクタと対応する入力
    論理中に存在するか否かを判定し、存在しない場合はそ
    のブロックが故障を内蔵していると判定することを特徴
    とする請求項1記載の故障個所特定化方法。
  4. 【請求項4】 ブロックが組合せ回路である場合に於い
    ては、請求項2記載の方法でそのブロックに故障が内蔵
    されているか否かを判定し、 ブロックが順序回路である場合に於いては、請求項3記
    載の方法でそのブロックに故障が内蔵されているか否か
    を判定することを特徴とする故障個所特定化方法。
  5. 【請求項5】 故障を内蔵しているブロックに対してト
    ランジスタレベルで故障個所の絞り込みを行うことを特
    徴とする請求項1記載の故障個所特定化方法。
  6. 【請求項6】 上位階層のブロックについて故障を内蔵
    しているブロックを特定した後、故障を内蔵している上
    位階層のブロックに対応する下位階層のブロックについ
    て故障を内蔵しているブロックを特定することを特徴と
    する請求項1記載の故障個所特定化方法。
  7. 【請求項7】 LSIの入力端子に複数のテストベクタ
    を所定の順番で順次入力することにより、Iddq値に
    異常を発生させるテストベクタを検出し、 Iddq値に異常を発生させたテストベクタと、その時
    のIddq値とに基づいて故障の個数を推定すると共
    に、各故障毎に、どのテストベクタを印加した時にId
    dq値に異常が発生したのかを求め、 論理シミュレーションを行うことにより、前記LSIの
    入力端子に前記各テストベクタを前記所定の順番で順次
    入力した時の、前記LSIを構成する各ブロックに入力
    される入力論理を求め、 前記各ブロック毎に、それぞれの故障について、Idd
    q値に異常を発生させたテストベクタが入力された時の
    入力論理と、Iddq値に異常を発生させなかったテス
    トベクタが入力された時の入力論理とに基づいた論理演
    算を行い、そのブロックが故障を内蔵しているか否かを
    判定することにより、故障を内蔵しているブロックを特
    定することを特徴とする故障個所特定化方法。
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