JP4805604B2 - 故障診断方法、故障診断装置、及び故障診断プログラム - Google Patents
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Description
図5は、本発明において、LSI全体から素子レベルの故障箇所候補を特定する故障診断処理の一例を示すフローチャートであり、図6はSCANを用いた故障内蔵の回路群の特定を説明するための図である。
図7は従来の技術文献の一例におけるIDDQ故障の比率を示す図であり、図8は従来の技術文献の他の例におけるIDDQ故障中の配線系故障の比率を示す図である。図7は前述した非特許文献4中の図1aに対応するものであり、図8は前述した非特許文献5中のデータをまとめたものに相当する。
図9はセル内レイアウト情報のLVS実施による多角形(ポリゴン)情報の特定を説明するための図である。
データ抽出のための方法は2つあり、その1つは、LSI全体から注目するセルのデータを取り出す方法であり、もう1つは、セルを指定して直接データを取り出す方法である。
上述したように、配線系のリーク故障にはビアやコンタクトのオープン故障、配線短絡故障および配線オープン故障がある。この内、レイアウト上から特定できる故障は、ビアオープン故障および配線短絡故障である。コンタクトオープン故障や配線オープン故障は、これらの故障が影響するトランジスタ電極のオープン故障として識別される。従って、全てのトランジスタに対する電極オープン故障としての診断で識別が可能になる。これらのデータは、診断フローのレイアウト故障候補リストファイル[.sfc](識別子)に収納される。
図10はビアを介して接続するトランジスタを特定する様子を示す図である。
ビアおよびビアを介した配線が接続するトランジスタのデータは、ビアオープン故障箇所を特定するために用いられる。
隣接ネット対および交差ネット対に関しては、セル毎にLVSデータベースからネットのポリゴン情報を取り出し、その多角形の座標列を認識する。そして、各故障候補を取り出す。
図11は隣接ネット対としての3種類のレイアウト構造を示す図である。
図11(a)は、隣接ネットが並行してレイアウトされている場合であり、任意の間隔以内の重なり部が診断対象領域になる。図11(b)は、隣接ネットの端部間が隣接した場合であり、この間の重なり部を診断対象とする。図11(c)は、隣接ネットの端部が異なった列間で隣接する場合であり、任意の間隔以内の重なり部を診断対象とする。
図12は交差ネット対としてのレイアウト構造を示す図である。
図12に示されるように、例えば、1層目および2層目の上下配線層間の重なり箇所の存在が交差ネット対として認識される。
図13はレイアウト情報により故障箇所候補の絞込みのIN/OUT関係を示す図である。
図14はレイアウト情報により絞込まれたリーク故障候補の出力結果の一例を示す図であり、上述した手法により特定したレイアウト上のリーク故障候補(隣接・交差ネットファイル[.sfe])の出力結果の一例を示すものである。
次に、上述したレイアウト情報を用いて特定されたリーク故障候補を、回路図上に組み込んで論理シミュレーションにより論理故障候補を特定する。
後に詳述するが、スイッチングレベルシミュレーション(SLS:Switching-level Simulation)を実施するためには、トランジスタおよび配線間の接続情報が必要となるが、この情報は、SPICE(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)データから取り出す。
論理情報を用いた故障診断は、SPICEデータから取り出したLT中にリーク故障候補を組み込んで論理シミュレーションを実行するフローになる。
故障候補の組み込みは、短絡故障箇所候補に関しては対となる配線の一方側のインスタンス名を記載することで以下に説明する診断処理を行う。
ビアの場合は、ビアを介して接続するトランジスタの電極をオープンとすることで以下に説明する診断処理を行う。ビアオープン故障には、ビアが介するトランジスタ電極がゲート電極の場合と、ソース電極またはドレイン電極の場合とにより処理方法が異なる。
素子レベルの論理シミュレーションに対しては、SLS(スイッチングレベルシミュレーション)を適用する。このSLSは、複数のトランジスタにて構成された回路の論理をシミュレーションするためのツールであり、トランジスタのゲート(G)に印加する論理に同期してソース(S)およびドレイン(D)間が導通または非導通となるスイッチング動作を基礎とすることで、回路全体の接続関係から各ノードの論理を特定する方式である。
図21はEXOR(Exclusive-OR)の回路図およびそのLTの関係を示す図であり、SLSによる回路内論理の特定をこのEXOR回路を用いて説明する。
<論理の特定>
論理は、各P型トランジスタ群およびN型トランジスタ群が他トランジスタ群の配線が合流する地点に仮想素子を設けることで認識される。
(1) 「1」と「HZ(高インピーダンス)」の場合、仮想素子からの出力論理は1が出力する。
(2) 「0」と「HZ」の場合、仮想素子からの出力論理は0が出力する。
(3) 少なくとも1個の入力が不定論理の場合、仮想素子からの出力論理は不定論理が出力する。
Vout={Rn/(Rn+Rp)}・VDD
となり、貫通回路網のインピーダンス値に起因する電圧値が出力される。なお、出力電圧値は、閾値電圧(Vth)と比較され論理値が決定される。
図24は仮想素子における出力論理を判定するための入力論理の優劣関係を示す組み合わせ図であり、上記の関係をマトリクス状に表示した論理値の組み合わせ図である。図24において、縦方向および横方向はそれぞれ仮想素子(SE)に入力する信号の論理状態を示している。
次に、インピーダンス値の算出について述べる。インピーダンス値は、SPICEデータに記載されたトランジスタのゲート長の値(L値)およびトランジスタのゲート幅の値(W値)を用いて算出する。
上記した論理の特定において仮想素子の出力電圧値(Vout)に対する論理は次段の回路へ論理が展開されるが、以下に説明するトランジスタの動作特性解析よりVout値がVth値に近い時、「0」および「1」のみの判定は誤った診断結果になる。そこで、本実施例では、Vout値がVth値に近い時には、「weak」という論理を定義する。
CMOS回路における論理は、「0」,「1」,「HZ」(高インピーダンス)および「X」(不定論理)に分類される。しかしながら、故障に起因して貫通電流をもたらす回路は中間電位を伴う動作が存在する。この中間電位を識別する論理として、weakと呼ぶ論理を定義する。
まず、weak論理を2つの論理に分離した場合を説明する。
図26は中間電位近傍をweak論理と定義して2つの論理に分離した場合を説明するための図であり、weak論理とゲート端子へ入力した時の正常状態に対するインピーダンス値の倍率を示している。
weak0は、中間電圧値がVth+0%〜Vth−15%のときであり、P型トランジスタおよびN型トランジスタのインピーダンスはn倍するものと定義する。
次に、weak論理を3つの論理に分離した場合を説明する。
図27は中間電位近傍をweak論理と定義して3つの論理に分離した場合を説明するための図であり、weak論理とゲート端子へ入力した時の正常状態に対するインピーダンス値の倍率を示している。
weakは、中間電圧値がVth+5%〜Vth−5%のときであり、P型トランジスタおよびN型トランジスタのインピーダンスはn倍するものと定義し、そして、
weak0は、中間電圧値がVth−5%〜Vth−15%のときであり、P型トランジスタのインピーダンスは(n−1)倍し、N型トランジスタのインピーダンスは(n+1)倍するものと定義する。
さらに、weak論理を5つの論理に分離した場合を説明する。
図28は中間電位近傍をweak論理と定義して5つの論理に分離した場合を説明するための図である。
weak1は、中間電圧値がVth+10%〜Vth+5%のときであり、P型トランジスタのインピーダンスは(n+1)倍し、N型トランジスタのインピーダンスは(n−1)倍するものと定義し、
weakは、中間電圧値がVth+5%〜Vth−5%のときであり、P型トランジスタおよびN型トランジスタのインピーダンスはn倍するものと定義し、
weak0は、中間電圧値がVth−5%〜Vth−10%のときであり、P型トランジスタのインピーダンスは(n−1)倍し、N型トランジスタのインピーダンスは(n+1)倍するものと定義し、そして、
weak0−は、中間電圧値がVth−10%〜Vth−20%のときであり、P型トランジスタのインピーダンスは(n−2)倍し、N型トランジスタのインピーダンスは(n+2)倍するものと定義する。
診断対象となる回路集合体の出力端子に出力する論理値の特定は、時刻順に実施される論理のイベント列を定義することでイベント列が無くなるまでスイッチングレベルシミュレーションを実施する方式であり、この時刻順のイベント列は、電源VDD,GND→入力論理→P型トランジスタ群の論理→Nトランジスタ群の論理→仮想素子出力の順に実施される。
ここで、上述したweak論理を導入した背景について述べると、weak論理の導入とインピーダンス値のn倍の根拠は、トランジスタの特性から算出したものであり、そのため、具体的な数値および設定範囲等は、LSI(トランジスタ)の製造プロセスやデザインルール等により異なるのは前述した通りである。以下に、トランジスタの動作特性を述べて上記の根拠を明らかにする。
上述したweak論理の導入は、トランジスタの静特性(Vds−Ids)およびインバータ回路に代表させたVin−Vout(直流伝達特性)により説明される。
図29はトランジスタの静特性(Vds−Ids)における非飽和領域および飽和領域における動作点の5倍以上の違いをもつインピーダンス値の説明図である。なお、図29では、例として、N型トランジスタを用いて説明するが、P型トランジスタは電圧印加方向と電流方向が逆になるだけで、現象としては同一である。
インバータ回路の動作解析を用いてVgsの変化に対するトランジスタの静特性における動作点を説明する。なお、説明を簡略化するために5V駆動のデバイスを想定し、P型トランジスタのオンする電圧(Vt)を4Vとし、そして、N型トランジスタのVtを1Vとする。
Pa点はVinが4V近辺であり、P型トランジスタがオン状態(Vt)となる動作点である。この時の各トランジスタの静特性は、N型トランジスタはVgs=4V,Vds=0Vで非飽和領域に動作点を有し、且つ、P型トランジスタ:Vgs=1V,Vds=4VでX軸に近い飽和領域に動作点を有する。なお、Idd値は、P型トランジスタがオン状態(Vt)となる動作点でインピーダンス値がほぼ∞(図より判定)のためほとんど流れない。
以上、記載したトランジスタの動作特性は、任意のプロセスおよびデザインルールで設計されたCMOSインバータ回路のシミュレーション結果からも明確になった。
次に、実際の故障に対する診断へ適用した事例について、ショート故障の診断例(図34参照)、ゲートオープン故障の診断例(その1:図35参照)、ゲートオープン故障の診断例(その2:図36参照)、そして、ソースオープン故障の診断例(図37および図38参照)の順に説明する。
図34は1つのインバータ回路および1つの2入力NAND回路で構成される回路集合体におけるショート故障の診断例を示す図であり、インバータ回路の出力が2入力NANDのP型トランジスタP2およびN型トランジスタN2のゲート電極に接続され、2入力1出力端子を構成している。
Vout=(5Z+Z)/{(1/Z+1/5Z)-1+(5Z+Z)}・VDD
=36/41・VDD > Vth
が出力される。
Vout=〔{1/(Z+5Z)+1/Z}-1/[{1/(Z+5Z)+1/Z}-1+5Z]〕・VDD
=6/41・VDD < Vth
が出力される。
図35は回路集合体である2入力NAND回路のP型トランジスタP1およびN型トランジスタN1のゲート配線のビアの開放故障の診断例を示す図である。
=6/11・VDD=weak1>Vth
が出力される。
以上、2入力NAND回路におけるP1およびN1のゲート配線のビアの開放故障について、(In1,In2)=(x,1)の時はweak1が出力され、また、(In1,In2)=(x,0)の時は「1」が出力されることが診断された。
図36は回路集合体である2入力NAND回路のP1のゲート配線のビアの開放故障の診断例を示す図である。
Vout={(Z+Z)/(Z+Z+5Z)}・VDD
=2/7・VDD (≒0.28・VDD) > Vth
が出力される。
上記の故障に対して、P型トランジスタ側は「5Z」を仮想素子に入力し、また、N型トランジスタ側は「HZ」論理を仮想素子に入力する。
入力端子In1に「1」が印加され、In2に「0」が印加されたとき、P型トランジスタ側は5ZおよびZの並列接続論理が仮想素子に入力することになり、また、N型トランジスタ側はHZ論理が仮想素子に入力することになるめ、「1」が出力される。
図37は回路集合体である2入力NAND回路のP1のソース配線のコンタクト部の開放故障の診断例を示す図であり、図38は回路集合体である2入力NAND回路のP1のソース配線のコンタクト部の開放故障の診断において故障前の入力論理の違いによる出力論理の特定の説明を示す図である。
入力端子In1に「0」が印加され、In2に「1」が印加されたとき、N2のみがオン状態となり、OUTは論理不定になる。
論理不定となる前の入力論理が(In1,In2)=(1,1)の時、N1およびN2はオン状態となり、OUTは「0」が出力される。この状態で入力論理(In1,In2)に(0,1)が入力したとき、上記した定義より、HZとCharge0の組み合わせとなり「0」が出力される。この結果は、出力論理異常として判定される。
診断対象領域以外の影響を受ける場合について、診断対象領域の入力端子と領域内配線がショートした場合、外部情報を規格化することで診断が可能になる。
Vout=(5Z+Z)/{(1/Z+1/5Z)-1+(5Z+Z)}・VDD
=31/41・VDD > Vth
が出力される。なお、正常時のVout=「0」である。
Vout={1/(5Z+Z)+1/Z}-1/[{1/(5Z+Z)+1/Z}-1+5Z]・VDD
=6/41・VDD < Vth
が出力される。なお、正常時のVout=「1」である。
Vout={(5Z+Z)/(5Z+Z+5Z)}・VDD
=6/11・VDD < Vthおよびとweak1
が出力される。
Vout={(5Z+Z)/(5Z+Z+5Z)}・VDD
=6/11・VDD < Vthおよびとweak1
が出力される。
次に、本発明の論理情報を用いた診断のIN/OUT関係を説明する。
<短絡配線候補の診断>
図41は短絡配線候補の診断におけるIN/OUTの関係を示す図である。
短絡配線候補の診断は、図41に示されるように、7種類のIN情報により診断が行われる。
(1) 診断対象となる回路集合体の名称、
(2) 診断のための回路テーブル、および、トランジスタのL,W値が記載されたSPICE情報、
(3) スイッチングシミュレーションを実行するための設定情報、
(4) 入力および出力端子の端子名情報、
(5) 回路集合体へ印加する入力論理情報、
(6) 正常状態における入力論理を印加したときの回路集合体内部論理情報、並びに、
(7) レイアウト情報から特定した短絡故障候補から特定した、出力異常を伴う入力論理に同期して逆論理となる配線対候補情報である。
(1) 正常状態および短絡故障を組み込んだ状態における内部論理比較テーブル、並びに、
(2) 出力する異常論理の原因となる短絡配線箇所の候補リストである。
図42はビア故障候補の診断におけるIN/OUTの関係を示す図である。
ビア故障候補の診断は、図42に示されるように、7種類のIN情報により診断が行われる。
(1) 診断対象となる回路集合体の名称、
(2) 診断のための回路テーブル、および、トランジスタのL,W値を記載したSPICE情報、
(3) スイッチングシミュレーションを実行するための設定情報、
(4) 入力と出力端子の端子名情報、
(5) 回路集合体へ印加する入力論理情報、
(6) 正常状態における入力論理を印加したときの回路集合体内部論理情報、
(7) レイアウト情報から特定したビアと該ビアを介したトランジスタ名情報である。
(1) 正常状態および短絡故障を組み込んだ状態における内部論理比較テーブル、並びに、
(2) 印加した入力論理に対して出力する異常論理の原因となるオープンビア候補リストである。
(1) 本発明は、故障候補を、リーク故障候補および論理故障候補の共通の候補として特定することにより、診断の制度を大幅に向上させることができる。
311 演算処理装置本体
312 処理装置側メモリ
320 プログラム(データ)提供者
321 プログラムを格納する手段(回線先メモリ)
330 可搬型記録媒体
BL1 LVS結果のデータベース
BL2 コントロールファイル
BL3 セル名
BL4 レイアウト情報抽出プログラム(cr2def)
BL5 プリミティブセル対応DEFファイル[.DEF]
BL6 対応テーブル
BL7 実行ログファイル
BL8 隣接・交差ネットファイル[.sfe](レイアウト故障候補リスト)
GND 低電位電源(低電位電源線)
In1 第1の入力端子
In2 第2の入力端子
N1〜N11 Nチャネル型MOSトランジスタ(N型トランジスタ)
OUT 出力端子
P1〜P11 Pチャネル型MOSトランジスタ(P型トランジスタ)
SE 仮想素子
VDD 高電位電源(高電位電源線)
Claims (36)
- 複数の基本的論理を実現するセルにて構成された回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込み、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、同層配線間における隣接配線対であり、
前記同層配線間における隣接配線対の識別は、互いに隣り合う配線パターンを任意の幅に拡大した時にオーバーラップする箇所が存在する配線間を隣接配線対と識別し、
前記互いに隣り合う配線パターンを任意の幅に拡大した時にオーバーラップする箇所の面積を用いることで、配線短絡故障の発生確率の高低を識別することを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む集積回路の故障診断方法であって、
前記レイアウト情報は、前記回路集合体内の拡散層、配線およびビアによる多角形の頂点座標の閉空間表示情報、物理解析により特定されたリーク故障に伴う物理現象の発覚箇所の情報、或いは、外観検査装置により特定された外観異常箇所の情報であり、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、同層配線間における隣接配線対であり、
前記同層配線間における隣接配線対の識別は、互いに隣り合う配線パターンを任意の幅に拡大した時にオーバーラップする箇所が存在する配線間を隣接配線対と識別し、
前記互いに隣り合う配線パターンを任意の幅に拡大した時にオーバーラップする箇所の面積を用いることで、配線短絡故障の発生確率の高低を識別することを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 複数の基本的論理を実現するセルにて構成された回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込み、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、異層配線間における交差配線対であり、
前記異層配線間における交差配線対の識別は、該異層配線間で配線パターンの少なくとも一部が重なる配線を交差配線対と識別し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、ビアであることを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む集積回路の故障診断方法であって、
前記レイアウト情報は、前記回路集合体内の拡散層、配線およびビアによる多角形の頂点座標の閉空間表示情報、物理解析により特定されたリーク故障に伴う物理現象の発覚箇所の情報、或いは、外観検査装置により特定された外観異常箇所の情報であり、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、異層配線間における交差配線対であり、
前記異層配線間における交差配線対の識別は、該異層配線間で配線パターンの少なくとも一部が重なる配線を交差配線対と識別し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、ビアであることを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む集積回路の故障診断方法であって、前記論理情報を用いた故障箇所候補の絞り込みは、
前記回路集合体の回路図上に前記故障箇所候補を組み込む段階と、
前記回路集合体の各配線論理値を特定する段階と、
前記論理を伝搬する段階と、
前記回路集合体の出力端子に出力する論理値を特定する段階と、を備え、
前記故障箇所候補を組み込むための回路図は、トランジスタおよび該トランジスタ電極につながる配線の接続関係を記載した回路テーブルであり、かつ、前記回路集合体の回路におけるトランジスタ以外の素子について、抵抗素子をショート素子に変換すると共に、容量素子をオープン素子に変換した回路テーブルであることを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む集積回路の故障診断方法であって、前記論理情報を用いた故障箇所候補の絞り込みは、
前記回路集合体の回路図上に前記故障箇所候補を組み込む段階と、
前記回路集合体の各配線論理値を特定する段階と、
前記論理を伝搬する段階と、
前記回路集合体の出力端子に出力する論理値を特定する段階と、を備え、
前記故障箇所候補を組み込むための回路図は、トランジスタおよび該トランジスタ電極につながる配線の接続関係を記載した回路テーブルであり、
前記回路集合体の回路図上に前記故障箇所候補を組み込む段階は、ビア候補は前記回路テーブルのビアが介在するトランジスタ電極をオープンとすることを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項6に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記ビア候補の診断の入力情報および出力情報に関して、
前記入力情報は、
診断対象となる回路集合体の名称、
診断のための回路テーブル、および、トランジスタのゲート長およびゲート幅の値を記載したSPICE情報、
スイッチングシミュレーションを実行するための設定情報、
入力および出力端子の端子名情報、
前記回路集合体へ印加する入力論理情報、
該入力論理を正常状態において印加したときの前記回路集合体内部の論理情報、並びに、
レイアウト情報から特定したビアおよび該ビアを介したトランジスタ名情報であり、
前記出力情報は、
正常状態と短絡故障を組み込んだ状態での内部論理比較テーブル、並びに、
印加した入力論理に対して出力する異常論理の原因となるオープンビア候補リストであることを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項6に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記ビアが介在するトランジスタ電極のオープンは、該ビアが介在するトランジスタ電極がゲート電極のときは当該トランジスタのゲート電位を中間電位とすることを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項6に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記ビアが介在するトランジスタ電極のオープンは、該ビアが介在するトランジスタ電極がソース電極またはドレイン電極のときは当該トランジスタを除去することを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む集積回路の故障診断方法であって、前記論理情報を用いた故障箇所候補の絞り込みは、
前記回路集合体の回路図上に前記故障箇所候補を組み込む段階と、
前記回路集合体の各配線論理値を特定する段階と、
前記論理を伝搬する段階と、
前記回路集合体の出力端子に出力する論理値を特定する段階と、を備え、
前記回路集合体の各配線論理値を特定する段階は、スイッチングレベルシミュレーションを用いることを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む集積回路の故障診断方法であって、前記論理情報を用いた故障箇所候補の絞り込みは、
前記回路集合体の回路図上に前記故障箇所候補を組み込む段階と、
前記回路集合体の各配線論理値を特定する段階と、
前記論理を伝搬する段階と、
前記回路集合体の出力端子に出力する論理値を特定する段階と、を備え、
前記回路集合体の各配線論理値を特定する段階は、P型トランジスタ群およびN型トランジスタ群の配線が合流する位置に仮想素子を設けることを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項11に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記仮想素子は、当該仮想素子に入力する論理の組み合わせから決定させる出力論理を予め定義した論理の優劣関係から決定することを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項12に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記予め定義した論理の優劣関係から決定する前記仮想素子の出力論理は、
前記仮想素子に入力する信号のいずれかが不定論理の場合は不定論理を出力し、
前記仮想素子に入力する信号が「1」および高インピーダンスの場合は「1」を出力し、
前記仮想素子に入力する信号が「0」および高インピーダンスの場合は「0」を出力し、
前記仮想素子に入力する信号が「0」および「1」の場合は電源間に形成される電流の貫通回路網計算から算出する論理を出力し、
前記仮想素子に入力する信号が「1」および中間電位の場合は電源間に形成される電流の貫通回路網計算から算出する論理を出力し、
前記仮想素子に入力する信号に「0」および中間電位の場合は電源間に形成される電流の貫通回路網計算から算出する論理を出力し、そして、
前記仮想素子に入力する信号に高インピーダンスおよび中間電位の場合は中間電位を出力することを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項13に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記電源間に形成される電流の貫通回路網計算から算出する論理は、該貫通回路網上の全てのトランジスタのインピーダンス値と貫通電流値から決定することを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項14に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記トランジスタのインピーダンス値は、SPICEデータに記載されたゲート長(L)およびゲート幅(W)を用いて決定すること特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項14に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記トランジスタのインピーダンス値は、該トランジスタのゲート電極への印加する電圧が中間電位の時には、SPICEデータに記載されたゲート長(L)およびゲート幅(W)を用いて算出された値をn倍したインピーダンス値とすることを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項16に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記中間電位は、2つの論理に分離することを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項17に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記2つの論理に分離する中間電位とn倍の関係は、
前記中間電圧値がVth+15%〜Vthのとき、P型トランジスタはn倍すると共に、N型トランジスタはn倍し、且つ、
前記中間電圧値がVth〜Vth−15%のとき、P型トランジスタはn倍すると共に、N型トランジスタはn倍することを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項16に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記中間電位は、3つの論理に分離することを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項19に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記3つの論理に分離する中間電位とn倍の関係は、
前記中間電圧値がVth+15%〜Vth+5%のとき、P型トランジスタは(n+1)倍すると共に、N型トランジスタは(n−1)倍し、
前記中間電圧値がVth+5%〜Vth−5%のとき、P型トランジスタはn倍すると共に、N型トランジスタはn倍し、且つ、
前記中間電圧値がVth−5%〜Vth−15%のとき、P型トランジスタは(n−1)倍すると共に、N型トランジスタは(n+1)倍すること特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項16に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記中間電位は、5つの論理に分離することを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項21に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記3つの論理に分離する中間電位とn倍の関係は、
前記中間電圧値がVth+20%〜Vth+10%のとき、P型トランジスタは(n+2)倍すると共に、N型トランジスタは(n−2)倍し、
前記中間電圧値がVth+10%〜Vth+5%のとき、P型トランジスタは(n+1)倍すると共に、N型トランジスタは(n−1)倍し、
前記中間電圧値がVth+5%〜Vth−5%のとき、P型トランジスタはn倍すると共に、N型トランジスタはn倍し、
前記中間電圧値がVth−5%〜Vth−10%のとき、P型トランジスタは(n−1)倍すると共に、N型トランジスタは(n+1)倍し、且つ、
前記中間電圧値がVth−10%〜Vth−20%のとき、P型トランジスタは(n−2)倍すると共に、N型トランジスタは(n+2)倍することを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項16に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記中間電位を、インバータ回路のVin−Vout特性およびVin−Idd特性におけるIdd(max)±50%の範囲内とすることを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 請求項16に記載の集積回路の故障診断方法において、
前記n倍は、前記トランジスタのIds−Vds特性から決定させる飽和領域での動作点のVds/Ids値を非飽和領域での動作点でのVds/Ids値で割った値であることを特徴とする集積回路の故障診断方法。 - 複数の基本的論理を実現するセルにて構成された回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手段と、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む手段と、を備え、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、同層配線間における隣接配線対であり、
前記故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手段は、前記同層配線間における隣接配線対の識別を行なうとき、互いに隣り合う配線パターンを任意の幅に拡大した時にオーバーラップする箇所が存在する配線間を隣接配線対と識別し、
前記故障箇所候補を絞り込む手段は、前記互いに隣り合う配線パターンを任意の幅に拡大した時にオーバーラップする箇所の面積を用いることで、配線短絡故障の発生確率の高低を識別することを特徴とする集積回路の故障診断装置。 - 回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手段と、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む手段と、を備える集積回路の故障診断装置であって、
前記レイアウト情報は、前記回路集合体内の拡散層、配線およびビアによる多角形の頂点座標の閉空間表示情報、物理解析により特定されたリーク故障に伴う物理現象の発覚箇所の情報、或いは、外観検査装置により特定された外観異常箇所の情報であり、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、同層配線間における隣接配線対であり、
前記故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手段は、前記同層配線間における隣接配線対の識別を行なうとき、互いに隣り合う配線パターンを任意の幅に拡大した時にオーバーラップする箇所が存在する配線間を隣接配線対と識別し、
前記故障箇所候補を絞り込む手段は、前記互いに隣り合う配線パターンを任意の幅に拡大した時にオーバーラップする箇所の面積を用いることで、配線短絡故障の発生確率の高低を識別することを特徴とする集積回路の故障診断装置。 - 複数の基本的論理を実現するセルにて構成された回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手段と、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む手段と、を備え、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、異層配線間における交差配線対であり、
前記故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手段は、前記異層配線間における交差配線対の識別を行うとき、該異層配線間で配線パターンの少なくとも一部が重なる配線を交差配線対と識別し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、ビアであることを特徴とする集積回路の故障診断装置。 - 回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手段と、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む手段と、を備える集積回路の故障診断装置であって、
前記レイアウト情報は、前記回路集合体内の拡散層、配線およびビアによる多角形の頂点座標の閉空間表示情報、物理解析により特定されたリーク故障に伴う物理現象の発覚箇所の情報、或いは、外観検査装置により特定された外観異常箇所の情報であり、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、異層配線間における交差配線対であり、
前記故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手段は、前記異層配線間における交差配線対の識別を行うとき、該異層配線間で配線パターンの少なくとも一部が重なる配線を交差配線対と識別し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、ビアであることを特徴とする集積回路の故障診断装置。 - 回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手段と、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む手段と、を備える集積回路の故障診断装置であって、
前記故障箇所候補を絞り込む手段は、
前記回路集合体の回路図上に前記故障箇所候補を組み込む手段と、
前記回路集合体の各配線論理値を特定する手段と、
前記論理を伝搬する手段と、
前記回路集合体の出力端子に出力する論理値を特定する手段と、を備え、
前記回路図は、トランジスタおよび該トランジスタ電極につながる配線の接続関係を記載した回路テーブルであり、かつ、前記回路集合体の回路におけるトランジスタ以外の素子について、抵抗素子をショート素子に変換すると共に、容量素子をオープン素子に変換した回路テーブルであることを特徴とする集積回路の故障診断装置。 - 回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手段と、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む手段と、を備える集積回路の故障診断装置であって、
前記故障箇所候補を絞り込む手段は、
前記回路集合体の回路図上に前記故障箇所候補を組み込む手段と、
前記回路集合体の各配線論理値を特定する手段と、
前記論理を伝搬する手段と、
前記回路集合体の出力端子に出力する論理値を特定する手段と、を備え、
前記回路図は、トランジスタおよび該トランジスタ電極につながる配線の接続関係を記載した回路テーブルであり、
前記回路集合体の回路図上に前記故障箇所候補を組み込む手段は、ビア候補は前記回路テーブルのビアが介在するトランジスタ電極をオープンとすることを特徴とする集積回路の故障診断装置。 - コンピュータに、
複数の基本的論理を実現するセルにて構成された回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手順と、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む手順と、
を実行させ、得られる前記絞り込まれた故障候補から真の故障箇所および故障原因を特定し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、同層配線間における隣接配線対であり、
前記故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手順において、前記同層配線間における隣接配線対の識別を行なうとき、互いに隣り合う配線パターンを任意の幅に拡大した時にオーバーラップする箇所が存在する配線間を隣接配線対と識別し、
前記故障箇所候補を絞り込む手順において、前記互いに隣り合う配線パターンを任意の幅に拡大した時にオーバーラップする箇所の面積を用いることで、配線短絡故障の発生確率の高低を識別することを特徴とする集積回路の故障診断プログラム。 - コンピュータに、
回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手順と、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む手順と、を実行させ、得られる前記絞り込まれた故障候補から真の故障箇所および故障原因を特定する集積回路の故障診断プログラムであって、
前記レイアウト情報は、前記回路集合体内の拡散層、配線およびビアによる多角形の頂点座標の閉空間表示情報、物理解析により特定されたリーク故障に伴う物理現象の発覚箇所の情報、或いは、外観検査装置により特定された外観異常箇所の情報であり、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、同層配線間における隣接配線対であり、
前記故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手順において、前記同層配線間における隣接配線対の識別を行なうとき、互いに隣り合う配線パターンを任意の幅に拡大した時にオーバーラップする箇所が存在する配線間を隣接配線対と識別し、
前記故障箇所候補を絞り込む手順において、前記互いに隣り合う配線パターンを任意の幅に拡大した時にオーバーラップする箇所の面積を用いることで、配線短絡故障の発生確率の高低を識別することを特徴とする集積回路の故障診断プログラム。 - コンピュータに、
複数の基本的論理を実現するセルにて構成された回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手順と、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む手順と、
を実行させ、得られる前記絞り込まれた故障候補から真の故障箇所および故障原因を特定し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、異層配線間における交差配線対であり、
前記故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手順において、前記異層配線間における交差配線対の識別を行うとき、該異層配線間で配線パターンの少なくとも一部が重なる配線を交差配線対と識別し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、ビアであることを特徴とする集積回路の故障診断プログラム。 - コンピュータに、
回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手順と、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む手順と、を実行させ、得られる前記絞り込まれた故障候補から真の故障箇所および故障原因を特定する集積回路の故障診断プログラムであって、
前記レイアウト情報は、前記回路集合体内の拡散層、配線およびビアによる多角形の頂点座標の閉空間表示情報、物理解析により特定されたリーク故障に伴う物理現象の発覚箇所の情報、或いは、外観検査装置により特定された外観異常箇所の情報であり、
前記故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手順において、前記異層配線間における交差配線対の識別を行うとき、該異層配線間で配線パターンの少なくとも一部が重なる配線を交差配線対と識別し、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補は、ビアであることを特徴とする集積回路の故障診断プログラム。 - コンピュータに、
回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手順と、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む手順と、を実行させ、得られる前記絞り込まれた故障候補から真の故障箇所および故障原因を特定する集積回路の故障診断プログラムであって、
前記故障箇所候補を絞り込む手順は、
前記回路集合体の回路図上に前記故障箇所候補を組み込む手順と、
前記回路集合体の各配線論理値を特定する手順と、
前記論理を伝搬する手順と、
前記回路集合体の出力端子に出力する論理値を特定する手順と、を備え、
前記回路図は、トランジスタおよび該トランジスタ電極につながる配線の接続関係を記載した回路テーブルであり、かつ、前記回路集合体の回路におけるトランジスタ以外の素子について、抵抗素子をショート素子に変換すると共に、容量素子をオープン素子に変換した回路テーブルであることを特徴とする集積回路の故障診断プログラム。 - コンピュータに、
回路集合体内の故障箇所候補をレイアウト情報から特定する手順と、
前記レイアウト情報から特定された故障箇所候補に対して論理情報を用いて故障箇所候補を絞り込む手順と、を実行させ、得られる前記絞り込まれた故障候補から真の故障箇所および故障原因を特定する集積回路の故障診断プログラムであって、
前記故障箇所候補を絞り込む手順は、
前記回路集合体の回路図上に前記故障箇所候補を組み込む手順と、
前記回路集合体の各配線論理値を特定する手順と、
前記論理を伝搬する手順と、
前記回路集合体の出力端子に出力する論理値を特定する手順と、を備え、
前記回路図は、トランジスタおよび該トランジスタ電極につながる配線の接続関係を記載した回路テーブルであり、
前記回路集合体の回路図上に前記故障箇所候補を組み込む手順において、ビア候補は前記回路テーブルのビアが介在するトランジスタ電極をオープンとすることを特徴とする集積回路の故障診断プログラム。
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