JP2013224829A - 試験支援方法、試験支援プログラム、および試験支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源配線の不良が半導体集積回路に発生しているか否かの特定を容易化すること。
【解決手段】試験支援装置100は、半導体集積回路103内の素子の接続関係を示す第1回路情報101の、半導体集積回路103内の電源配線の特定位置における不良によって故障が発生しうる素子を示す第1回路情報101内のセルおよび故障の種類を特定する。試験支援装置100は、特定されたセルに特定された故障の種類に関する故障モデルを設定後の第1回路情報101とテストパターンt1と、をシミュレータに与えることにより、シミュレーションを実行する。試験支援装置100は、半導体集積回路101へテストパターンt1が与えられてテストされたテスト結果を取得する。試験支援装置100は、第2シミュレーション結果102と、テスト結果1000と、が一致するか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、試験支援方法、試験支援プログラム、および試験支援装置に関する。
従来、半導体集積回路の回路情報がレイアウトされたレイアウト情報について、電源網を解析する技術が知られている(たとえば、下記特許文献1を参照。)。回路のレイアウト情報について、電源配線情報およびグランド配線情報の等電位追跡が行われることにより、該電源配線情報およびグランド配線に接続されているセルが抽出される技術が知られている(たとえば、下記特許文献2を参照。)。
特開2002−368091号公報 特開平5−181924号公報
しかしながら、半導体集積回路の電源配線に発生する断線や高抵抗などの不良は、単一の素子を故障させる場合もあれば、複数の素子を故障させる場合もある。そのため、半導体集積回路にテストパターンを与えてテストされたテスト結果が半導体集積回路の観測点において期待値と不一致であっても、いずれの素子の故障によって該不一致となったかが不明である。したがって、該不良によって故障が発生した素子に基づいて、半導体集積回路の電源配線に発生する断線や高抵抗などの不良が発生したか否かを特定することが困難である。
1つの側面では、本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、電源配線の不良が半導体集積回路に発生しているか否かの特定を容易化することができる試験支援方法、試験支援プログラム、および試験支援装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、半導体集積回路内の素子の接続関係を示す回路情報内の、前記半導体集積回路内の電源配線の特定位置における不良によって故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定し、特定されたセルの各々についての前記故障の種類に関する情報が前記特定されたセルに反映された前記回路情報と、テストパターンと、に基づいて、前記故障が発生しうる素子に故障が発生した場合における前記半導体集積回路の動作のシミュレーションを実行し、前記半導体集積回路へ前記テストパターンが与えられてテストされたテスト結果を取得し、シミュレーションの実行によって得られるシミュレーション結果と、取得されたテスト結果と、が前記半導体集積回路内の観測点において一致するか否かを判定し、判定結果を出力する試験支援方法、試験支援プログラム、および試験支援装置が提案される。
本発明の一態様によれば、電源配線の不良が半導体集積回路に発生しているか否かの特定を容易化することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1にかかる試験支援装置の一動作例を示す説明図である。 図2は、試験支援装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、実施例1にかかる試験支援装置の機能的構成を示すブロック図である。 図4は、第2回路情報内の電源配線情報を示す説明図である。 図5は、第2回路情報内の電源配線情報と電源配線情報に接続されたセルを示す説明図である。 図6は、IR−Drop解析による解析結果例と故障判断例を示す説明図である。 図7は、想定不良位置とセルに対応する交差部分との長さに基づく判定例を示す説明図である。 図8は、電源故障辞書の一例を示す説明図である。 図9は、テストパターンt1における第1シミュレーション結果の一例を示す説明図である。 図10は、テストパターンt1におけるテスト結果の一例を示す説明図である。 図11は、設定例を示す説明図である。 図12は、第1シミュレーション結果と第2シミュレーション結果との判定例を示す説明図である。 図13は、テスト結果と第2シミュレーション結果との判定例を示す説明図である。 図14は、実施例1にかかる試験支援装置による特定処理手順の例1を示すフローチャートである。 図15は、実施例1にかかる試験支援装置による特定処理手順の例2を示すフローチャートである。 図16は、実施例1にかかる試験支援装置による試験支援処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 図17は、実施例1にかかる試験支援装置による試験支援処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 図18は、実施例2にかかる試験支援装置による動作例を示す説明図である。 図19は、実施例2にかかる試験支援装置の機能的構成を示すブロック図である。 図20は、テストパターンt2におけるテスタ結果の一例を示す説明図である。 図21は、テストパターンt2における取得された第2シミュレーション結果の一例を示す説明図である。 図22は、実施例2における第2シミュレーション結果とテスト結果との判定例を示す説明図である。 図23は、実施例2にかかる判断例を示す説明図である。 図24は、電源故障診断情報の一例を示す説明図である。 図25は、実施例2にかかる試験支援装置による試験支援処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 図26は、実施例2にかかる試験支援装置による試験支援処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる試験支援方法、試験支援プログラム、および試験支援装置の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態は、2つの実施例を挙げる。
(実施例1)
図1は、実施例1にかかる試験支援装置の一動作例を示す説明図である。試験支援装置100は、第1回路情報101内の、半導体集積回路103内の電源配線Lの特定位置における不良によって故障が発生しうる半導体集積回路103内の素子を示すセルと、故障が発生しうる素子を示す各々についての故障の種類と、を特定する。ここで、たとえば、電源配線Lの不良としては、断線や高抵抗が挙げられる。特定位置とは、電源配線L上のいずれかの位置である。たとえば、特定位置は、試験支援装置100によって決定されてもよいし、試験支援装置100の利用者によって予め指定された位置であってもよい。後述例では、特定位置を想定不良位置とし、試験支援装置100が想定不良位置を決定している。
たとえば、試験支援装置100は、半導体集積回路103内の素子の配置および素子間の配線を示す第2回路情報に基づいて半導体集積回路103内の素子の各特性を解析する。試験支援装置100は、解析結果が所定条件を満たしているか否かに基づいて、故障が発生しうる半導体集積回路103内の素子を示すセルと、故障が発生しうる素子を示す各々についての故障の種類と、を特定してもよい。特性としては、たとえば、各素子に供給される電源電圧、各素子を流れる電流、リーク電流などが挙げられる。第2回路情報は、具体的には、たとえば、レイアウトデータのような物理情報である。または、たとえば、試験支援装置100は、特定位置と、半導体集積回路103内の電源配線Lに接続された素子の位置と、の距離を、第2回路情報に基づいて特定する。そして、試験支援装置100は、該距離が、所定条件を満たしているか否かに基づいて、故障が発生しうる半導体集積回路103内の素子を示すセルと、故障が発生しうる素子を示す各々についての故障の種類と、を特定してもよい。
ここで、故障モデルについて説明する。半導体集積回路103の試験では、半導体集積回路103に作り込まれた論理機能が仕様通りに正しく動作するか否かが確認される。機能テスト用のテストパターンt1は、特定の故障を仮定し、その故障が発生している半導体集積回路103を選別できるように作成される。この特定の故障は「故障モデル」と呼ばれている。故障モデルは、素子の不具合や配線の断線/短絡といった物理的欠陥に基づく動作不良に関連づけられる。
たとえば、故障モデルとしては、縮退故障モデルと、遅延故障モデルと、ブリッジ故障モデル、オープン故障モデルと、が知られている。「縮退故障モデル」は、論理素子の入出力が接地あるいは電源に短絡しているため、論理素子の入出力が論理「0」あるいは論理「1」に固定されるという故障モデルである。「遅延故障モデル」では、信号伝搬の遅れがモデル化される。半導体集積回路103上の2つのノードの短絡をモデル化した「ブリッジ故障モデル」や、配線の切断やビアの接続不良などをモデル化した「オープン故障モデル」が知られている。図1の例では、セルCe、Cb、Ccのうち、セルCbおよびセルCcが0縮退故障であると特定される。
試験支援装置100は、特定されたセルと、特定されたセルの各々についての故障の種類と、第1回路情報101と、テストパターンt1と、に基づいて、半導体集積回路103の動作のシミュレーションを実行する。具体的には、試験支援装置100は、第1回路情報101に、特定されたセルの各々についての故障の種類に基づく故障モデルを設定する。そして、試験支援装置100は、故障モデルを設定後の第1回路情報101とテストパターンt1とをシミュレータに与えてシミュレーションを実行する。
試験支援装置100は、半導体集積回路103へテストパターンt1が与えられてテストされたテスト結果(テスタ結果1000)を取得する。試験支援装置100は、取得されたテスト結果(テスタ結果1000)と、第2シミュレーション結果102と、が観測点において一致するか否かを判定する。試験支援装置100は、判断結果を出力する。
図1の試験支援装置によれば、電源配線の不良が半導体集積回路に発生しているか否かの特定を容易化することができる。
(試験支援装置100のハードウェア構成例)
図2は、試験支援装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2において、試験支援装置100は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、を有している。試験支援装置100は、磁気ディスクドライブ204と、磁気ディスク205と、光ディスクドライブ206と、光ディスク207と、ディスプレイ208と、I/F(Interface)209と、キーボード210と、マウス211と、を有している。また、各構成部はバス200によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU201は、試験支援装置100の全体の制御を司る。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ204は、CPU201の制御にしたがって磁気ディスク205に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク205は、磁気ディスクドライブ204の制御で書き込まれたデータを記憶する。
光ディスクドライブ206は、CPU201の制御にしたがって光ディスク207に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク207は、光ディスクドライブ206の制御で書き込まれたデータを記憶したり、光ディスク207に記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
ディスプレイ208は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ208は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
I/F209は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワークNETに接続され、このネットワークNETを介して他の装置に接続される。そして、I/F209は、ネットワークNETと内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F209には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード210は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス211は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などを行う。ポインティングデバイスとして同様に機能を有するものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
(実施例1にかかる試験支援装置100の機能的構成例)
図3は、実施例1にかかる試験支援装置の機能的構成を示すブロック図である。試験支援装置100は、抽出部301と、決定部302と、特定部303と、実行部304と、を有している。試験支援装置100は、取得部305と、判定部306と、算出部307と、出力部308と、を有している。
抽出部301から出力部308に関する処理がコーディングされた情報提供プログラムが、図2に示したROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に記憶されている。CPU201が、記憶装置から情報提供プログラムを読み出し、情報提供プログラムにコーディングされている処理を実行する。これにより、抽出部301から出力部308に関する処理が実現される。各部の処理結果は、たとえば、ROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に格納される。各部の処理結果は、たとえば、ROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に格納される。
(第2回路情報内の電源配線情報)
図4は、第2回路情報内の電源配線情報を示す説明図である。第2回路情報400は、配線情報ごとに、配線種、第2回路情報400内の座標軸における始点と終点とのそれぞれの座標の情報を有している。電源の配線種が複数ある場合、配線種によって、いずれの層の配線であるかが判別される。
たとえば、抽出部301は、第2回路情報400から最下層の電源配線情報を抽出する。つぎに、決定部302は、抽出した最下層の電源配線情報を順に選択する、決定部302は、選択した電源配線情報に基づいて、特定位置を決定する。
図5は、第2回路情報内の電源配線情報と電源配線情報に接続されたセルを示す説明図である。図5では、第2回路情報400がCAD(Computer Aided Design)によってグラフィック化されてディスプレイ208上に表示された例を示している。以下、CADによって表示された図であっても、第2回路情報400として説明する。第2回路情報400は、セルごとに第2回路情報400内の座標軸における座標とセルの種類との情報を有している。
図5では、選択された「VDD (300,450) (1000,450)」の電源配線情報LDを示している。図5の例では、電源配線情報LDには、セルC1〜セルC7が接続されている。セルと電源配線情報LDとの交差部分をノードと称する。本実施の形態では、特定位置を電源配線情報LDのノード間とする。ここでは、特定位置が複数あるため、各特定位置を想定不良位置と称する。試験支援装置100は、想定不良位置を決定する。図5の例では、想定不良位置はA〜Hである。各想定不良位置は、第1回路情報101における座標を有していることとする。
特定部303は、第1回路情報101内の、特定位置の不良によって故障が発生しうる半導体集積回路103内の素子を示すセルと、故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての故障の種類と、を特定する。具体的には、特定部303は、決定した想定不良位置から順に1つの想定不良位置を選択する。
具体的には、特定部303は、解析部311と、判断部313と、を有している。または、特定部303は、検出部312と、判断部313と、を有している。
解析部311は、半導体集積回路103内の素子の位置および素子間の配線を示す第2回路情報400に基づいて、特定位置の不良が発生した場合の半導体集積回路103内の各素子の特性を解析する。上述したように、特性としては、素子の電源電圧であってもよいし、素子を流れる電流であってもよい。
判断部313は、解析結果が所定条件を満たしたか否かに基づいて、第2回路情報400から故障が発生しうる素子を示すセルと、故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての故障の種類と、を特定する。ここでは、IR−Dropによって電源電圧が解析された場合の判断例を示す。
図6は、IR−Drop解析による解析結果例と故障判断例を示す説明図である。想定不良位置Aに断線不良が発生したと仮定し、試験支援装置100は、第1回路情報101のうち、電源配線情報LDと、電源配線情報LDの周辺のセルを含む局所的なIR−Drop解析を実行する。電源配線情報LDの周辺のセルとは、たとえば、電源配線情報LDに接続されたセルである。
たとえば、セルC1のVDD’については、Vth以下であるため、0縮退故障であると判断する。試験支援装置100は、各セルの電源電圧について、Vthより大きいか否かを判断する。Vth以下と判断された場合、試験支援装置100は、セルの出力が0縮退故障であると判断する。0縮退故障とは、セルの出力が論理値「0」に固定されてしまう故障を示している。Vthより大きいと判断された場合、試験支援装置100は、保障電圧以上であるか否かを判断する。
Vthより大きく、保障電圧よりも小さいと判断された場合、試験支援装置100は、セルの出力が0→1遅延故障であると判断する。0→1遅延故障は、0から1へ変化する場合に通常よりも大きな遅延が発生する故障を示している。Vthより大きく、保障電圧よりも大きい場合、試験支援装置100は、セルに故障が発生しないと判断する。
セルC1のVDDについては、Vth未満であるため、0縮退故障であると判断される。セルC2,C3のVDDについては、Vth以上であり、保障電圧未満であるため、0→1遅延故障であると判断される。
また、検出部312は、半導体集積回路103内の素子の位置および素子間の配線を示す第2回路情報400に基づいて、半導体集積回路103内の電源配線情報LDに接続された各素子の位置と、特定位置と、の距離を検出する。
判断部313、検出された距離が所定条件を満たしたか否かに基づいて、第2回路情報400から故障が発生しうる半導体集積回路103内の素子を示すセルと、記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての故障の種類と、を特定する。
図7は、想定不良位置とセルに対応する交差部分との長さに基づく判定例を示す説明図である。たとえば、VDDの電源配線情報LDの場合、判断部313は、想定不良位置とノードとの距離が第1長さd1以下であるセルの出力は0縮退故障であると判断する。たとえば、VDDの電源配線情報LDの場合、判断部313は、想定不良位置とノードの距離が第1長さd1より大きく第2長さd2以下であるセルの出力が0→1遅延故障であると判断する。
図7の例では、想定不良位置とノードnaとの距離daが第1長さd1以下であるため、セルC1の出力は、0縮退故障であると判断される。想定不良位置とノードnbとの距離dbが第1長さd1より大きく第2長さd2以下であるため、セルC2の出力は、0→1遅延故障であると判断される。想定不良位置とノードncとの距離dcが第1長さd1より大きく第2長さd2以下であるため、セルC3の出力は、0→1遅延故障であると判断される。
想定不良位置とノードndとの距離ddが第2長さd2より大きいため、セルC4には、動作不良が発生しないと特定される。想定不良位置とノードneとの距離deが第2長さd2より大きいため、セルC5は、動作不良が発生しないと判断される。想定不良位置とノードnfとの距離dfが第2長さd2より大きいため、セルC6は、動作不良が発生しないと特定される。想定不良位置とノードngとの距離dgが第2長さd2より大きいため、セルC7は、動作不良が発生しないと判断される。
したがって、判断部313は、動作不良が発生するセルとして、セルC1〜セルC3を特定する。判断部313は、セルC1の動作不良の種類は出力の0縮退故障であり、セルC2の動作不良の種類は出力の0→1遅延故障であり、セルC3の動作不良の種類は出力の0→1遅延故障である。
特定部303は、特定結果をRAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に格納する。本実施の形態では、たとえば、特定部303は、特定結果を電源故障辞書800に格納する。
(電源故障辞書800)
図8は、電源故障辞書の一例を示す説明図である。電源故障辞書800は、故障ID、想定不良位置、故障箇所、および論理故障モデルのフィールドを有している。各フィールドに情報が設定されることにより、故障情報(801〜)がレコードとして記憶される。電源故障辞書800は、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などによって実現される。
故障IDのフィールドには、選択された想定不良位置の各々について付される識別情報が登録される。想定不良位置のフィールドには、故障が発生したと仮定する想定不良位置が登録される。故障箇所のフィールドには、想定不良位置に故障が発生したと仮定した場合に故障となると判断されたセルの識別情報と、該セルの入力または出力のいずれで故障となるかを示す情報と、が登録される。たとえば、セルC1の出力に故障が発生する場合、「セルC1/出力」が登録される。論理故障モデルのフィールドには、故障箇所に発生する故障モデルの種別が登録される。
つぎに、取得部305は、半導体集積回路103を示す第1回路情報101とテストパターンt1を与えて論理シミュレーションが実行された第1シミュレーション結果900を取得する。取得部305は、半導体集積回路103へテストパターンt1を与えてテストされたテスト結果と第1シミュレーション結果900とが一致したか否かが判定された判定結果を取得する。テストパターンt1は、半導体集積回路103の設計者または検証者によって作成される。第1シミュレーション結果900は、故障モデルを設定していない場合にテストパターンt1を第1回路情報101に与えて論理シミュレーションされた結果であり、期待値である。
図9は、テストパターンt1における第1シミュレーション結果の一例を示す説明図である。第1シミュレーション結果900は、テストパターン、ピン、および期待値のフィールドを有している。本実施の形態では、観測点が外部出力端子であるため、第1シミュレーション結果900にはピンのフィールドが含まれている。たとえば、SCANパターンの場合、観測点は、SFF(Scan Flip Flop)である。テストパターンのフィールドには、テストパターンの識別情報が登録される、ピンのフィールドには、観測点である出力端子の識別情報が登録される。期待値のフィールドには、観測点における第1シミュレーション結果が登録される。
また、テスタによってテストパターンt1が半導体集積回路103に与えられることにより、半導体集積回路103がテストされる。第1シミュレーション結果900とテスト結果との判定結果については、テスト結果と判定結果とを関連付けて記憶するテスタ結果1000として、取得される。
図10は、テストパターンt1におけるテスト結果の一例を示す説明図である。テスタ結果1000は、テストパターン、ピン、観測結果、および判定結果のフィールドを有している。テストパターンのフィールドには、テストパターンの識別情報が登録される、ピンのフィールドには、観測点である出力端子の識別情報が登録される。
観測結果のフィールドには、観測点における出力値であり、すなわち観測点におけるテスト結果が登録される。を示している。判定結果のフィールドには、「FAIL」、または「PASS」が登録される。「PASS」の場合、観測結果と期待値とが一致していることを示し、「FAIL」の場合、観測結果と期待値とが一致していないことを示している。
実行部304は、特定部303によって特定されたセルと、特定部303によって特定されたセルの各々についての故障の種類と、第1回路情報101と、テストパターンt1と、に基づいて、半導体集積回路103の動作のシミュレーションを実行する。具体的には、実行部304は、半導体集積回路103を示す第2回路情報400内の電源配線情報LD上の故障によって発生する第1回路情報101内のセルの故障モデルを第1回路情報101に設定する。具体的には、特定部303は、電源故障辞書800から、1つの故障情報を選択する。設定部は、第1回路情報101内の選択された故障情報の故障個所に対して選択された故障情報の論理故障モデルを設定する。
図11は、設定例を示す説明図である。図11では、故障IDが「1」の場合についての設定例を示している。セルC1の出力に0縮退故障が設定され、セルC2の出力とセルC3の出力とのそれぞれに0→1遅延故障が設定される。具体的には、たとえば、実行部304は、テストパターンt1と設定後の第1回路情報101と、をシミュレータに与えることにより、論理シミュレーションを実行する。
判定部306は、実行部304による故障シミュレーションによって得られる第2シミュレーション結果102と、取得部305によって取得されたテスト結果と、が観測点において一致するか否かを判定する。具体的には、たとえば、判定部306は、取得部305によって取得された第1シミュレーション結果900と、実行部304によるシミュレーションの実行により得られる第2シミュレーション結果102と、の観測点における一致を判定する。
図12は、第1シミュレーション結果と第2シミュレーション結果との判定例を示す説明図である。実線で示す故障伝搬経路では、テストパターンt1において、故障モデルが設定されたセルC1の影響が観測点P1に伝搬されることを示している。実線で示す故障伝搬経路では、テストパターンt1において、故障モデルが設定されたセルC2の影響が観測点P3に伝搬されることを示している。実線で示す故障伝搬経路では、テストパターンt1において、故障モデルが設定されたセルC3の影響は、観測点P5に伝搬されることを示している。破線で示す経路によれば、故障同士の干渉により故障モデルが設定されたセルの影響が伝搬されなかったことを示している。
観測点P1では、第1シミュレーション結果900と第2シミュレーション結果102が不一致である。観測点P2では、第1シミュレーション結果900と第2シミュレーション結果102が一致している。観測点P3では、第1シミュレーション結果900と第2シミュレーション結果102が不一致である。観測点P4では、第1シミュレーション結果900と第2シミュレーション結果102が一致している。観測点P5では、第1シミュレーション結果900と第2シミュレーション結果102が不一致である。
具体的には、たとえば、判定部306は、第1シミュレーション結果900と第2シミュレーション結果102との判定結果と、取得部305によって取得されたテスタ結果1000の観測点における判定結果とが一致するか否かを判断する。出力部308は、判定部306による判断結果を出力する。たとえば、出力部308は、判定部306によって一致すると判断された場合、試験が行われた半導体集積回路103の電源配線L上の特定位置に不良が発生していることを示す情報を出力してもよい。出力形式としては、たとえば、ディスプレイ208への表示、I/F209による外部装置への送信がある。また、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に記憶することとしてもよい。
さらに、観測点が複数ある場合、算出部307は、判定部306によって一致すると判定された数を算出する。出力部308は、算出部307によって算出された数を出力する。出力形式としては、たとえば、ディスプレイ208への表示、I/F209による外部装置への送信がある。また、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に記憶することとしてもよい。
具体的には、たとえば、算出部307は、判定部306によって一致すると判定された数(以下、「一致数」と称する。)と、一致しないと判定された数(以下、「矛盾数」と称する。)と、をそれぞれカウントしてもよい。そして、算出部307は、「スコア=一致数/(一致数+矛盾数)」を算出してもよい。「一致数+矛盾数」は、観測点の数と同一である。スコアが1に近い値であれば、試験された半導体集積回路103内の電源配線Lの特定位置において不良が発生している可能性が高い。たとえば、試験支援装置100の利用者は、出力されたスコアに基づいて半導体集積回路103内の電源配線Lの特定位置において不良が発生しているか否かを判断してもよい。
図13は、テスト結果と第2シミュレーション結果との判定例を示す説明図である。観測点P1〜観測点P5では、テスタ結果1000の観測結果と第2シミュレーション結果102が一致している。
観測点P1〜P5のすべてにおいて、判定部306による判定結果が一致していることを示しているため、一致数は5であり、矛盾数は、0である。したがって、スコアは5/5である。
(実施例1にかかる試験支援装置100による試験支援処理手順)
図14は、実施例1にかかる試験支援装置による特定処理手順の例1を示すフローチャートである。まず、試験支援装置100は、第2回路情報400を取得し(ステップS1401)、セル、マクロに繋がる電源配線情報を抽出する(ステップS1402)。試験支援装置100は、抽出された電源配線情報のノード間の位置を想定不良点に決定する(ステップS1403)。
試験支援装置100は、未選択な想定不良点があるか否かを判断する(ステップS1404)。未選択な想定不良点がある場合(ステップS1404:Yes)、試験支援装置100は、未選択な想定不良点から1つの想定不良点を選択する(ステップS1405)。
試験支援装置100は、想定不良点に不良情報を設定し(ステップS1406)、不良情報が設定された第1回路情報101に基づいて各セルが示す素子の特性を解析する(ステップS1407)。ここでは、すべてのセルの各々が示す素子の特性が解析されていることとしているが、選択された電源配線情報を示す電源配線情報LDに接続されている素子など局所的に特性の解析が行われてもよい。
つぎに、試験支援装置100は、第2回路情報400のうち、未選択なセルがあるか否かを判断する(ステップS1408)。未選択なセルがある場合(ステップS1408:Yes)、試験支援装置100は、未選択なセルから1つのセルを選択する(ステップS1409)。試験支援装置100は、選択されたセルが示す素子の特性が各故障に該当する条件を満たしたか否かを判断する(ステップS1410)。ここでは、試験支援装置100は、ステップS1407によって得られた解析結果が各故障に該当する条件を満たしたか否かを判断している。
選択されたセルが示す素子の特性が各故障に該当する条件を満たした場合(ステップS1410:Yes)、ステップS1411へ移行する。試験支援装置100は、想定不良点と、選択されたセルの識別情報と、該条件に該当する故障と、を関連付けて電源故障辞書800に格納し(ステップS1411)、ステップS1408へ戻る。選択されたセルが示す素子の特性が各故障に該当する条件を満たしていない場合(ステップS1410:No)、ステップS1408へ戻る。
ステップS1408において、未選択なセルがない場合(ステップS1408:No)、ステップS1404へ戻る。ステップS1404において、未選択な想定不良点がない場合(ステップS1404:No)、一連の処理を終了する。
図15は、実施例1にかかる試験支援装置による特定処理手順の例2を示すフローチャートである。まず、試験支援装置100は、第2回路情報400を取得し(ステップS1501)、セル、マクロに繋がる電源配線情報を抽出する(ステップS1502)。試験支援装置100は、抽出された電源配線情報のノード間の位置を想定不良点に決定する(ステップS1503)。
試験支援装置100は、未選択な想定不良点があるか否かを判断する(ステップS1504)。未選択な想定不良点がある場合(ステップS1504:Yes)、試験支援装置100は、未選択な想定不良点から1つの想定不良点を選択する(ステップS1505)。
試験支援装置100は、第2回路情報400のうち、未選択なセルがあるか否かを判断する(ステップS1506)。未選択なセルがある場合(ステップS1506:Yes)、試験支援装置100は、未選択なセルから1つのセルを選択し(ステップS1507)、選択された想定不良点と選択されたセルの位置との距離を検出する(ステップS1508)。
試験支援装置100は、検出された距離が各故障に該当する条件を満たしたか否かを判断する(ステップS1509)。検出された距離が各故障に該当する条件を満たした場合(ステップS1509:Yes)、ステップS1510へ移行する。試験支援装置100は、想定不良点と、選択されたセルの識別情報と、該条件に該当する故障と、を関連付けて電源故障辞書800に格納し(ステップS1510)、ステップS1506へ戻る。検出された距離が各故障に該当する条件を満たしていない場合(ステップS1509:No)、ステップS1506へ戻る。
ステップS1506において、未選択なセルがない場合(ステップS1506:No)、ステップS1504へ戻る。ステップS1504において、未選択な想定不良点がない場合(ステップS1504:No)、一連の処理を終了する。
図16および図17は、実施例1にかかる試験支援装置による試験支援処理手順の一例を示すフローチャートである。試験支援装置100は、第1回路情報101と電源故障辞書800を取得し(ステップS1601)、「i=1」とし(ステップS1602)、「i≦電源故障辞書800内の故障IDの総数」であるか否かを判断する(ステップS1603)。「i≦電源故障辞書800内の故障IDの総数」である場合(ステップS1603:Yes)、試験支援装置100は、電源故障辞書800内の故障ID[i]の故障モデルを第1回路情報101に設定する(ステップS1604)。
つぎに、試験支援装置100は、未選択なテストパターンt1があるか否かを判断する(ステップS1605)。未選択なテストパターンt1がある場合(ステップS1605:Yes)、未選択なテストパターンt1から1つのテストパターンt1を選択する(ステップS1606)。試験支援装置100は、選択されたテストパターンt1に基づく第1シミュレーション結果900とテスト結果との判定結果を取得する(ステップS1607)。試験支援装置100は、設定後の第1回路情報101と、選択されたテストパターンt1と、をシミュレータに与えてシミュレーションを実行する(ステップS1608)。
つぎに、試験支援装置100は、未判定な観測点があるか否かを判断する(ステップS1701)。未判定な観測点がある場合(ステップS1701:Yes)、試験支援装置100は、未判定な観測点から1つの観測点を判定対象に決定する(ステップS1702)。試験支援装置100は、判定対象に決定された観測点において、第1シミュレーション結果900と第2シミュレーション結果102とが一致しているか否かを判断する(ステップS1703)。
一致している場合(ステップS1703:Yes)、試験支援装置100は、判定対象に決定された観測点において、判定結果が「PASS」であるか否かを判断する(ステップS1704)。判定結果が「PASS」である場合(ステップS1704:Yes)、試験支援装置100は、「故障ID[i]の一致数=故障ID[i]の一致数+1」とし(ステップS1705)、ステップS1701へ戻る。判定結果が「PASS」でない場合(ステップS1704:No)、ステップS1707へ移行する。
ステップS1703において、一致していない場合(ステップS1703:No)、試験支援装置100は、判定対象に決定された観測点において、判定結果が「FAIL」であるか否かを判断する(ステップS1706)。「FAIL」である場合(ステップS1706:No)、ステップS1705へ移行する。「FAIL」でない場合(ステップS1706:Yes)、試験支援装置100は、「故障ID[i]の矛盾数=故障ID[i]の矛盾数+1」とし(ステップS1707)、ステップS1701へ戻る。
未判定な観測点がない場合(ステップS1701:No)、試験支援装置100は、「故障ID[i]のスコア=故障ID[i]の一致数/(故障ID[i]の矛盾数+故障ID[i]の一致数)」とする(ステップS1708)。試験支援装置100は、テストパターンt1と故障ID[i]と故障ID[i]のスコアとを関連付けて出力し(ステップS1709)、ステップS1605へ戻る。
ステップS1605において、未選択なテストパターンt1がない場合(ステップS1605:No)、試験支援装置100は、「i=i+1」とし(ステップS1609)、ステップS1603へ戻る。ステップS1603において、「i≦電源故障辞書800内の故障IDの総数」でない場合(ステップS1603:No)、一連の処理を終了する。
(実施例2)
図18は、実施例2にかかる試験支援装置による動作例を示す説明図である。実施例2にかかる試験支援装置1800では、あらたなシミュレーションを行うことなく、電源配線の不良が半導体集積回路に発生しているか否かの特定を容易化することができる。試験支援装置1800は、半導体集積回路103へテストパターンt2が与えられてテストされたテスト結果を取得する。試験支援装置1800は第1シミュレーション結果1801とテスト結果とが半導体集積回路103の観測点において一致したか否かを示す判定結果と、を取得する。
試験支援装置1800は、第1回路情報内の、特定位置の不良によって故障が発生しうる半導体集積回路103内の素子を示すセルと、故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての故障の種類と、を特定する。
試験支援装置1800は、特定されたセルと、特定された故障の種類と、第1回路情報と、テストパターンt2と、に基づいて半導体集積回路103の動作がシミュレーションされた第2シミュレーション結果2101(単一故障診断情報)を取得する。ここでは、レイアウト後の回路情報内のセルの各々について、故障モデルごとに各テストパターンについてのシミュレーションが行われ、第2シミュレーション結果群2100として試験支援装置1800がアクセス可能な記憶装置に格納されている。試験支援装置1800は、第2シミュレーション結果群2100から第2シミュレーション結果2101が取得される。
試験支援装置1800は、故障が発生しうる素子を示すセルの各々について、取得されたテスト結果と、取得された第2シミュレーション結果2101と、が観測点において一致するか否かを判定する。
試験支援装置1800は、所定数以上の故障が発生しうる素子を示すセルについて一致していると判定され、かつ取得された判定結果が不一致であるか否かを判断する。所定数は、ROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に格納される。試験支援装置1800は、判断結果を出力する。
実施例2にかかる試験支援装置によれば、あらたなシミュレーションを行うことなく、電源配線の不良が半導体集積回路に発生しているか否かの特定を容易化することができる。実施例2では、実施例1と同一構成については同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
(実施例2にかかる試験支援装置1800の機能的構成例)
図19は、実施例2にかかる試験支援装置の機能的構成を示すブロック図である。試験支援装置1800は、抽出部301と、決定部302と、特定部303と、第1取得部1901と、第2取得部1902と、判定部1903と、判断部1904と、算出部1905と、出力部1906と、を有している。
抽出部301から出力部1906に関する処理がコーディングされた情報提供プログラムが、図2に示したROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に記憶されている。CPU201が、記憶装置から情報提供プログラムを読み出し、情報提供プログラムにコーディングされている処理を実行する。これにより、抽出部301から出力部1906に関する処理が実現される。各部の処理結果は、たとえば、ROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に格納される。各部の処理結果は、たとえば、ROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に格納される。
抽出部301と、決定部302と、特定部303と、については、実施例1で説明した処理と同一であるため、詳細な説明を省略する。
第1取得部1901は、半導体集積回路103へテストパターンt2が与えられてテストされたテスト結果を取得する。第1取得部1901は、テスト結果と第1シミュレーション結果1801とが半導体集積回路103の観測点において一致したか否かを示す判定結果と、を取得する。ここでは、テスト結果と判定結果とを関連付けてテスタ結果2000として記憶されている。
図20は、テストパターンt2におけるテスタ結果の一例を示す説明図である。テスタ結果2000は、テストパターンt2、ピン、観測結果、判定結果のフィールドを有している。各フィールドに情報が設定されることにより、レコードとして記憶される。テストパターンt2のフィールドには、テストパターンt2の識別情報が登録される。ここでは、「t2」が登録されている。ピンのフィールドには、観測点の識別情報が登録される。観測結果のフィールドには、半導体集積回路103にテストパターンt2が与えられてテストされた観測点における出力値が登録される。判定結果のフィールドには、該出力値と期待値とが一致しているか否かを示す情報が登録されている。
第2取得部1902は、特定されたセルの各々について、特定されたセルと、特定されたセルについての故障の種類と、回路情報と、テストパターンt2と、に基づいてシミュレーションされた第2シミュレーション結果2101を取得する。実施例2では、たとえば、特定部303によってセルC2とセルC3のそれぞれの0→1遅延故障が特定されたこととする。
図21は、テストパターンt2における取得された第2シミュレーション結果の一例を示す説明図である。取得された第2シミュレーション結果2101(単一故障診断情報)は、テストパターンt2、ピン、故障情報、第2シミュレーション結果、判定結果のフィールドを有している。
テストパターンt2のフィールドには、テストパターンt2の識別情報が登録される。ここでは、「t2」が登録されている。ピンのフィールドには、観測点であるピンの識別情報が登録される。故障情報のフィールドには、特定されたセルと該セルの故障の種類とが登録される。ここでは、「セルC2 出力 0→1遅延」と「セルC3 出力 0→1遅延」とが登録されている。「0→1遅延」とは「0→1遅延故障」を示している。第2シミュレーション結果のフィールドには、セルに故障情報が設定された場合の観測点における第2シミュレーション結果が登録される。判定結果のフィールドには、判定部1903による判定結果が登録される。
判定部1903は、故障が発生しうる素子を示すセルの各々について、取得されたテスト結果と、取得された第2シミュレーション結果2101と、が観測点において一致するか否かを判定する。判定結果は、単一故障診断情報として、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に格納される。
図22は、実施例2における第2シミュレーション結果とテスト結果との判定例を示す説明図である。図22の上では、観測点ごとに、セルC2に0→1遅延故障が設定された第2シミュレーション結果2101とテスト結果とが一致するか否かが判定されている。観測点P1では、テスト結果と第2シミュレーション結果2101が一致している。観測点P2では、テスト結果と第2シミュレーション結果2101が一致している。観測点P3では、テスト結果と第2シミュレーション結果2101が一致している。観測点P4では、テスト結果と第2シミュレーション結果2101が一致していない。観測点P5では、テスト結果と第2シミュレーション結果2101が一致していない。
図22の下では、観測点ごとに、セルC3に0→1遅延故障が設定された第2シミュレーション結果2101とテスト結果とが一致するか否かが判定されている。観測点P1では、テスト結果と第2シミュレーション結果2101が一致している。観測点P2では、テスト結果と第2シミュレーション結果2101が一致している。観測点P3では、テスト結果と第2シミュレーション結果2101が一致していない。観測点P4では、テスト結果と第2シミュレーション結果2101が一致していない。観測点P5では、テスト結果と第2シミュレーション結果2101が一致している。
上述したように、第2シミュレーション結果2101は、判定結果のフィールドを有している。判定結果のフィールドには、観測結果と期待値とが一致するか否かを示す情報が登録される。観測結果と期待値とが一致している場合、「一致」が登録され、観測結果と期待値とが一致していない場合、「矛盾」が登録される。
判断部1904は、判定部1903によって所定数以上の故障が発生しうる素子を示すセルについて一致していると判定され、かつ第1取得部1901によって取得された判定結果が不一致であるか否かを判断する。たとえば、判断結果は、電源故障診断情報として、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に格納される。
出力部1906は、判断部1904による判断結果を出力する。たとえば、出力部1906は、判断部1904によって一致すると判断された場合、半導体集積回路103内の電源配線の特定位置に不良が発生していることを示す情報を出力してもよい。
算出部1905は、判断部1904によって所定数以上の故障が発生しうる素子を示すセルについて一致していると判定され、かつ取得された判定結果が不一致であると判定された数を算出する。所定数については、試験支援装置1800の設計者によって決定され、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に予め記憶されていることとする。ここでは、所定数を1とする。出力部1906は、算出部1905によって算出された数を出力する。出力形式としては、たとえば、ディスプレイ208への表示、I/F209による外部装置への送信がある。また、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に記憶することとしてもよい。
図23は、実施例2にかかる判断例を示す説明図である。図24は、電源故障診断情報の一例を示す説明図である。図23の判断例および図24の電源故障診断情報2400で示すように、観測点P1では、テスタ結果2000の判定結果は「PASS」であり、1以上の故障が発生しうる素子を示すセルについて一致していると判定されている。観測点P2では、テスタ結果2000の判定結果は「PASS」であり、1以上の故障が発生しうる素子を示すセルについて一致していると判定されている。観測点P3では、テスタ結果2000の判定結果は「FAIL」であり、1以上の故障が発生しうる素子を示すセルについて一致していると判定されている。観測点P4では、テスタ結果2000の判定結果は「PASS」であり、1以上の故障が発生しうる素子を示すセルについて一致していないと判定されている。観測点P5では、テスタ結果2000の判定結果は「FAIL」であり、1以上の故障が発生しうる素子を示すセルについて一致していると判定されている。
電源故障診断情報2400では、テストパターンt2、ピン、故障ID、判定結果のフィールドを有している。テストパターンt2のフィールドには、テストパターンt2の識別情報が登録される。ピンのフィールドには、観測点であるピンの識別情報が登録される。故障IDのフィールドには、処理対象となる故障辞書内の故障IDが登録される。ここでは、故障ID[2]である。判断結果のフィールドには、「一致」、または「一致かつFAIL」が登録される。「一致」は、判定部1903によって故障が発生しうる素子を示すセルについて一致していると判定されていることを示している。「一致かつFAIL」は、判定部1903によって故障が発生しうる素子を示すセルについて一致していると判定され、かつテスタ結果2000の判定結果が「FAIL」であることを示している。
FAILの数は2であり、一致かつFAILの数は、観測点P3と観測点P5との2つである。したがって、スコアは、2/2である。スコアが1に近い値であれば、試験された半導体集積回路103内の電源配線の特定位置において不良が発生している可能性が高い。たとえば、試験支援装置1800の利用者は、出力されたスコアに基づいて半導体集積回路103内の電源配線の特定位置において不良が発生しているか否かを判断してもよい。
(実施例2にかかる試験支援装置1800による試験支援処理手順)
図25および図26は、実施例2にかかる試験支援装置による試験支援処理手順の一例を示すフローチャートである。試験支援装置1800は、電源故障辞書800を取得し(ステップS2501)、「i=1」とし(ステップS2502)、「i≦電源故障辞書800内の故障IDの総数」であるか否かを判断する(ステップS2503)。
「i≦電源故障辞書800内の故障IDの総数」である場合(ステップS2503:Yes)、試験支援装置1800は、未選択なテストパターンt2があるか否かを判断する(ステップS2504)。未選択なテストパターンt2がない場合(ステップS2504:No)、試験支援装置1800は、「i=i+1」とし(ステップS2509)、ステップS2503へ戻る。未選択なテストパターンt2がある場合(ステップS2504:Yes)、試験支援装置1800は、未選択なテストパターンt2から1つのテストパターンt2を選択し(ステップS2505)、選択されたテストパターンt2に基づくテスト結果を取得する(ステップS2506)。
試験支援装置1800は、選択されたテストパターンt2に基づく第1シミュレーション結果1801とテスト結果とが各観測点において一致するか否かの判定結果を取得する(ステップS2507)。試験支援装置1800は、選択されたテストパターンt2に基づく、電源故障辞書800内の故障ID[i]の故障モデルのそれぞれの第2シミュレーション結果2101を取得する(ステップS2508)。
つぎに、試験支援装置1800は、未判定な観測点があるか否かを判断する(ステップS2601)。未判定な観測点がある場合(ステップS2601:Yes)、試験支援装置1800は、未判定な観測点から1つの観測点を判定対象に決定する(ステップS2602)。試験支援装置1800は、故障ID[i]の故障モデルの中で、未選択な故障モデルがあるか否かを判断する(ステップS2603)。未選択な故障モデルがある場合(ステップS2603:Yes)、試験支援装置1800は、未選択な故障モデルから1つの故障モデルを選択する(ステップS2604)。試験支援装置1800は、判定対象に決定された観測点において、テスト結果と第2シミュレーション結果2101とが一致しているか否かを判定し(ステップS2605)、判定結果を出力する(ステップS2606)。
未選択な故障モデルがない場合(ステップS2603:No)、試験支援装置1800は、所定数以上の第2シミュレーション結果2101において、一致していると判定されたかを判断する(ステップS2607)。所定数以上の第2シミュレーション結果2101において、一致していない場合(ステップS2607:No)、ステップS2601に戻る。
所定数以上の第2シミュレーション結果2101において、一致している場合(ステップS2607:Yes)、試験支援装置1800は、判定対象に決定された観測点において、取得された判定結果が「FAIL」であるか否かを判断する(ステップS2608)。判定対象に決定された観測点において、取得された判定結果が「FAIL」でない場合(ステップS2608:No)、ステップS2601へ戻る。
判定対象に決定された観測点において、取得された判定結果が「FAIL」である場合(ステップS2608:Yes)、試験支援装置1800は、「故障ID[i]の一致かつFAILの数=故障ID[i]の一致かつFAILの数+1」とする(ステップS2609)。未判定な観測点がない場合(ステップS2601:No)、試験支援装置1800は、取得された判定結果のFAILの数を特定し(ステップS2610)、「故障ID[i]のスコア=故障ID[i]の一致かつFAILの数/FAILの数」とする(ステップS2611)。試験支援装置1800は、テストパターンt2と故障ID[i]と故障ID[i]のスコアとを関連付けて出力し(ステップS2612)、ステップS2504へ戻る。
ステップS2503において、「i≦電源故障辞書800内の故障IDの総数」でない場合(ステップS2503:No)、一連の処理を終了する。
以上、実施例1で説明したように、試験支援装置は、半導体集積回路の電源配線の特定位置の不良により故障しうる素子を示すセルと該故障の種類を特定する。試験支援装置は、特定した故障モデルによるシミュレーション結果と該半導体集積回路のテスト結果が一致しているか否かを判定する。これにより、実施例1にかかる試験支援装置によれば、電源配線の不良が発生しているか否かの判定を容易化することができる。
また、試験支援装置は、半導体集積回路の素子の配置配線を示す回路情報によって、特定位置に不良が発生した場合の各素子の特性を解析する。試験支援装置は、解析された各素子の特性に基づいて、特定位置の不良により故障しうる素子を示すセルと該故障の種類とを特定する。素子の特性とは、供給される電源電圧、リーク電流などが挙げられる。これにより、特定位置に不良が発生した場合に故障が発生する可能性が高い素子を容易に特定することができる。したがって、試験支援装置によれば、電源配線の不良が発生しているか否かの判定を容易化することができる。
また、試験支援装置は、半導体集積回路の素子の配置配線を示す回路情報によって、特定位置と、電源配線に接続された素子の位置と、の距離を検出する。試験支援装置は、該距離に基づいて、特定位置の不良により故障しうる素子を示すセルと該故障の種類とを特定する。各素子の特性を解析しないため、特定位置に不良が発生した場合に故障が発生する可能性がある素子の特定を素子の特性を解析する場合と比較して高速に行うことができる。
また、特定した故障モデルによるシミュレーション結果と該半導体集積回路のテスト結果が一致していれば、特定位置が不良である可能性が高いため、特定位置が不良であることを示す情報を出力する。利用者は、特定位置が不良であることを示す情報を参照することにより、電源配線の不良が発生しているか否かの判定を容易に行うことができる。
また、観測点が複数ある場合、特定した故障モデルによるシミュレーション結果と該半導体集積回路のテスト結果が一致する数を算出することにより、特定位置が不良である可能性がどの程度であるかの指標を出力する。これにより、利用者は、電源配線の不良が発生しているか否かの判定を容易に行うことができる。
以上、実施例2で説明したように、試験支援装置は、特定されたセルの故障モデルの各々について、該故障モデル単体でのシミュレーション結果を取得する。試験支援装置は、特定されたセルの故障モデルの各々について、取得されたシミュレーション結果とテスト結果とが一致しているか否かを判定する。試験支援装置は、所定数以上一致し、かつテスト結果と期待値との観測点における判定結果が「FAIL」であるか否かを判断する。これにより、実施例2にかかる試験支援装置によれば、あらたなシミュレーションを行うことなく、電源配線の不良が半導体集積回路に発生しているか否かの特定を容易化することができる。
所定数以上一致し、かつテスト結果と期待値との観測点における判定結果が「FAIL」である場合、特定位置に不良が発生している可能性が高いため、試験支援装置は、特定位置に不良が発生していることを示す情報を出力する。利用者は、特定位置に不良が発生していることを示す情報を参照することにより、電源配線の不良が発生しているか否かの判定を容易に行うことができる。
観測点が複数ある場合、試験支援装置は、所定数以上一致し、かつテスト結果と期待値との観測点における判定結果が「FAIL」である数を算出することにより、特定位置に不良が発生している可能性がどの程度であるかの指標を出力する。これにより、利用者は、電源配線の不良が発生しているか否かの判定を容易に行うことができる。
なお、本実施の形態で説明した試験支援方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本試験支援プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本試験支援プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータが、
半導体集積回路内の素子の接続関係を示す回路情報内の、前記半導体集積回路内の電源配線の特定位置における不良によって故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定し、
特定されたセルの各々についての前記故障の種類に関する情報が前記特定されたセルに反映された前記回路情報と、テストパターンと、に基づいて、前記特定されたセルが示す素子に故障が発生した場合における前記半導体集積回路の動作のシミュレーションを実行し、
前記半導体集積回路へ前記テストパターンが与えられてテストされたテスト結果を取得し、
前記シミュレーションの実行によって得られるシミュレーション結果と、取得された前記テスト結果と、が前記半導体集積回路内の観測点において一致するか否かを判定し、
判定結果を出力する、
処理を実行することを特徴とする試験支援方法。
(付記2)前記故障が発生しうる素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定する処理は、
前記半導体集積回路内の素子の位置および素子間の配線を示す第2回路情報に基づいて、前記特定位置に不良が発生した場合の前記半導体集積回路内の各素子の特性を解析し、解析結果が所定条件を満たしたか否かに基づいて、前記第2回路情報から前記故障が発生しうる素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定することを特徴とする付記1に記載の試験支援方法。
(付記3)前記故障が発生しうる素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定する処理は、
前記半導体集積回路内の素子の位置および素子間の配線を示す第2回路情報に基づいて特定された、前記半導体集積回路内の前記電源配線に接続された各素子の位置と、前記特定位置と、の距離が所定条件を満たしたか否かに基づいて、前記第2回路情報から前記故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定することを特徴とする付記1に記載の試験支援方法。
(付記4)前記判定結果を出力する処理は、
判定結果が一致することを示す場合、前記半導体集積回路内の前記電源配線の前記特定位置に不良が発生していることを示す情報を出力することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の試験支援方法。
(付記5)前記コンピュータが、
前記観測点が複数ある場合、前記シミュレーション結果と前記テスト結果とが一致すると判断された数を算出する処理を実行し、
前記判定結果を出力する処理は、
算出された数を出力することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の試験支援方法。
(付記6)コンピュータが、
半導体集積回路へテストパターンが与えられてテストされたテスト結果と、前記半導体集積回路内の素子の接続関係を示す回路情報と前記テストパターンとに基づいて前記半導体集積回路の動作がシミュレーションされた第1シミュレーション結果と、前記テスト結果とが前記半導体集積回路の観測点において一致したか否かを示す判定結果と、を取得し、
前記回路情報内の、前記半導体集積回路内の電源配線の特定位置における不良によって故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定し、
特定されたセルの各々について、前記特定されたセルについての前記故障の種類に関する情報が前記特定されたセルに反映された前記回路情報と、前記テストパターンと、に基づいて前記半導体集積回路の動作がシミュレーションされた第2シミュレーション結果を取得し、
前記特定されたセルの各々について、取得された前記テスト結果と、取得された前記第2シミュレーション結果と、が前記観測点において一致するか否かを判定し、
所定数以上の前記特定されたセルについて前記テスト結果と前記第2シミュレーション結果とが一致していると判定され、かつ取得された前記判定結果が不一致であることを示しているか否かを判断し、
判断結果を出力する、
処理を実行することを特徴とする試験支援方法。
(付記7)前記故障が発生しうる素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定する処理は、
前記半導体集積回路内の素子の位置および素子間の配線を示す第2回路情報に基づいて、前記特定位置に不良が発生した場合の前記半導体集積回路内の各素子の特性を解析し、解析結果が所定条件を満たしたか否かに基づいて、前記第2回路情報から前記故障が発生しうる素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定することを特徴とする付記6に記載の試験支援方法。
(付記8)前記故障が発生しうる素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定する処理は、
前記半導体集積回路内の素子の位置および素子間の配線を示す第2回路情報に基づいて特定された、前記半導体集積回路内の前記電源配線に接続された各素子の位置と、前記特定位置と、の距離が所定条件を満たしたか否かに基づいて、前記第2回路情報から前記故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定することを特徴とする付記6に記載の試験支援方法。
(付記9)前記判断結果を出力する処理は、
前記判断結果が、前記所定数以上の前記特定されたセルについて一致していると判定され、かつ取得された判定結果が不一致であることを示している場合、前記半導体集積回路内の前記電源配線の前記特定位置に不良が発生していることを示す情報を出力することを特徴とする付記6〜8のいずれか一つに記載の試験支援方法。
(付記10)前記コンピュータが、
前記観測点が複数ある場合、前記所定数以上の前記特定されたセルについて一致していると判定され、かつ前記取得された判定結果が不一致であると判断された数を算出し、
前記判断結果を出力する処理は、
算出された数を出力することを特徴とする付記6〜8のいずれか一つに記載の試験支援方法。
(付記11)コンピュータに、
半導体集積回路内の素子の接続関係を示す回路情報内の、前記半導体集積回路内の電源配線の特定位置における不良によって故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定し、
特定されたセルの各々についての前記故障の種類に関する情報が前記特定されたセルに反映された前記回路情報と、テストパターンと、に基づいて、前記特定されたセルが示す素子に故障が発生した場合における前記半導体集積回路の動作のシミュレーションを実行し、
前記半導体集積回路へ前記テストパターンが与えられてテストされたテスト結果を取得し、
前記シミュレーションの実行によって得られるシミュレーション結果と、取得された前記テスト結果と、が前記半導体集積回路内の観測点において一致するか否かを判定し、
判定結果を出力する、
処理を実行させることを特徴とする試験支援プログラム。
(付記12)コンピュータに、
半導体集積回路へテストパターンが与えられてテストされたテスト結果と、前記半導体集積回路内の素子の接続関係を示す回路情報と前記テストパターンとに基づいて前記半導体集積回路の動作がシミュレーションされた第1シミュレーション結果と、前記テスト結果とが前記半導体集積回路の観測点において一致したか否かを示す判定結果と、を取得し、
前記回路情報内の、前記半導体集積回路内の電源配線の特定位置における不良によって故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定し、
特定されたセルの各々について、前記特定されたセルについての前記故障の種類に関する情報が前記特定されたセルに反映された前記回路情報と、前記テストパターンと、に基づいて前記半導体集積回路の動作がシミュレーションされた第2シミュレーション結果を取得し、
前記特定されたセルの各々について、取得された前記テスト結果と、取得された前記第2シミュレーション結果と、が前記観測点において一致するか否かを判定し、
所定数以上の前記特定されたセルについて前記テスト結果と前記第2シミュレーション結果とが一致していると判定され、かつ取得された前記判定結果が不一致であることを示しているか否かを判断し、
判断結果を出力する、
処理を実行させることを特徴とする試験支援プログラム。
(付記13)半導体集積回路内の素子の接続関係を示す回路情報内の、前記半導体集積回路内の電源配線の特定位置における不良によって故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定する特定部と、
前記特定部によって特定されたセルの各々についての前記故障の種類に関する情報が前記特定されたセルに反映された前記回路情報と、テストパターンと、に基づいて、前記特定されたセルが示す素子に故障が発生した場合における前記半導体集積回路の動作のシミュレーションを実行する実行部と、
前記半導体集積回路へ前記テストパターンが与えられてテストされたテスト結果を取得する取得部と、
前記実行部による前記シミュレーションの実行によって得られるシミュレーション結果と、前記取得部によって取得された前記テスト結果と、が前記半導体集積回路内の観測点において一致するか否かを判定する判定部と、
前記判定部による判定結果を出力する出力部と、
を有することを特徴とする試験支援装置。
(付記14)半導体集積回路へテストパターンが与えられてテストされたテスト結果と、前記半導体集積回路内の素子の接続関係を示す回路情報と前記テストパターンとに基づいて前記半導体集積回路の動作がシミュレーションされた第1シミュレーション結果と、前記テスト結果とが前記半導体集積回路の観測点において一致したか否かを示す判定結果と、を取得する第1取得部と、
前記回路情報内の、前記半導体集積回路内の電源配線の特定位置における不良によって故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定する特定部と、
前記特定部によって特定されたセルの各々について、前記特定部によって特定された前記特定されたセルについての前記故障の種類に関する情報が前記特定されたセルに反映された前記回路情報と、前記テストパターンと、に基づいて前記半導体集積回路の動作がシミュレーションされた第2シミュレーション結果を取得する第2取得部と、
前記特定されたセルの各々について、前記第1取得部によって取得された前記テスト結果と、前記第2取得部によって取得された前記第2シミュレーション結果と、が前記観測点において一致するか否かを判定する判定部と、
所定数以上の前記特定されたセルについて前記テスト結果と前記第2シミュレーション結果とが一致していると判定され、かつ前記第1取得部によって取得された前記判定結果が不一致であることを示しているか否かを判断する判断部と、
前記判断部による判断結果を出力する出力部と、
を有することを特徴とする試験支援装置。
100,1800 試験支援装置
102 第2シミュレーション結果
301 抽出部
302 決定部
303 特定部
304 実行部
305 取得部
306,1903 判定部
307,1905 算出部
308,1906 出力部
400 第2回路情報
800 電源故障辞書
900 第1シミュレーション結果
1000,2000 テスタ結果
1901 第1取得部
1902 第2取得部
1904 判断部
t1,t2 テストパターン
C1〜C7 セル
LD 電源配線情報

Claims (10)

  1. コンピュータが、
    半導体集積回路内の素子の接続関係を示す回路情報内の、前記半導体集積回路内の電源配線の特定位置における不良によって故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定し、
    特定されたセルの各々についての前記故障の種類に関する情報が前記特定されたセルに反映された前記回路情報と、テストパターンと、に基づいて、前記故障が発生しうる素子に故障が発生した場合における前記半導体集積回路の動作のシミュレーションを実行し、
    前記半導体集積回路へ前記テストパターンが与えられてテストされたテスト結果を取得し、
    前記シミュレーションの実行によって得られるシミュレーション結果と、取得された前記テスト結果と、が前記半導体集積回路内の観測点において一致するか否かを判定し、
    判定結果を出力する、
    処理を実行することを特徴とする試験支援方法。
  2. 前記故障が発生しうる素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定する処理は、
    前記半導体集積回路内の素子の位置および素子間の配線を示す第2回路情報に基づいて、前記特定位置に不良が発生した場合の前記半導体集積回路内の各素子の特性を解析し、解析結果が所定条件を満たしたか否かに基づいて、前記第2回路情報から前記故障が発生しうる素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定することを特徴とする請求項1に記載の試験支援方法。
  3. 前記故障が発生しうる素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定する処理は、
    前記半導体集積回路内の素子の位置および素子間の配線を示す第2回路情報に基づいて特定された、前記半導体集積回路内の前記電源配線に接続された各素子の位置と、前記特定位置と、の距離が所定条件を満たしたか否かに基づいて、前記第2回路情報から前記故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定することを特徴とする請求項1に記載の試験支援方法。
  4. コンピュータが、
    半導体集積回路へテストパターンが与えられてテストされたテスト結果と、前記半導体集積回路内の素子の接続関係を示す回路情報と前記テストパターンとに基づいて前記半導体集積回路の動作がシミュレーションされた第1シミュレーション結果と、前記テスト結果とが前記半導体集積回路の観測点において一致したか否かを示す判定結果と、を取得し、
    前記回路情報内の、前記半導体集積回路内の電源配線の特定位置における不良によって故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定し、
    特定されたセルの各々について、前記特定されたセルについての前記故障の種類に関する情報が前記特定されたセルに反映された前記回路情報と、前記テストパターンと、に基づいて前記半導体集積回路の動作がシミュレーションされた第2シミュレーション結果を取得し、
    前記特定されたセルの各々について、取得された前記テスト結果と、取得された前記第2シミュレーション結果と、が前記観測点において一致するか否かを判定し、
    所定数以上の前記特定されたセルについて前記テスト結果と前記第2シミュレーション結果とが一致していると判定され、かつ取得された前記判定結果が不一致であることを示しているか否かを判断し、
    判断結果を出力する、
    処理を実行することを特徴とする試験支援方法。
  5. 前記故障が発生しうる素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定する処理は、
    前記半導体集積回路内の素子の位置および素子間の配線を示す第2回路情報に基づいて、前記特定位置に不良が発生した場合の前記半導体集積回路内の各素子の特性を解析し、解析結果が所定条件を満たしたか否かに基づいて、前記第2回路情報から前記故障が発生しうる素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定することを特徴とする請求項4に記載の試験支援方法。
  6. 前記故障が発生しうる素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定する処理は、
    前記半導体集積回路内の素子の位置および素子間の配線を示す第2回路情報に基づいて特定された、前記半導体集積回路内の前記電源配線に接続された各素子の位置と、前記特定位置と、の距離が所定条件を満たしたか否かに基づいて、前記第2回路情報から前記故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定することを特徴とする請求項4に記載の試験支援方法。
  7. コンピュータに、
    半導体集積回路内の素子の接続関係を示す回路情報内の、前記半導体集積回路内の電源配線の特定位置における不良によって故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定し、
    特定されたセルの各々についての前記故障の種類に関する情報が前記特定されたセルに反映された前記回路情報と、テストパターンと、に基づいて、前記故障が発生しうる素子に故障が発生した場合における前記半導体集積回路の動作のシミュレーションを実行し、
    前記半導体集積回路へ前記テストパターンが与えられてテストされたテスト結果を取得し、
    シミュレーションの実行によって得られるシミュレーション結果と、取得されたテスト結果と、が前記半導体集積回路内の観測点において一致するか否かを判定し、
    判定結果を出力する、
    処理を実行させることを特徴とする試験支援プログラム。
  8. コンピュータに、
    半導体集積回路へテストパターンが与えられてテストされたテスト結果と、前記半導体集積回路内の素子の接続関係を示す回路情報と前記テストパターンとに基づいて前記半導体集積回路の動作がシミュレーションされた第1シミュレーション結果と、前記テスト結果とが前記半導体集積回路の観測点において一致したか否かを示す判定結果と、を取得し、
    前記回路情報内の、前記半導体集積回路内の電源配線の特定位置における不良によって故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定し、
    特定されたセルの各々について、前記特定されたセルについての前記故障の種類に関する情報が前記特定されたセルに反映された前記回路情報と、前記テストパターンと、に基づいて前記半導体集積回路の動作がシミュレーションされた第2シミュレーション結果を取得し、
    前記特定されたセルの各々について、取得された前記テスト結果と、取得された前記第2シミュレーション結果と、が前記観測点において一致するか否かを判定し、
    所定数以上の前記特定されたセルについて一致していると判定され、かつ取得された判定結果が不一致であることを示しているか否かを判断し、
    判断結果を出力する、
    処理を実行させることを特徴とする試験支援プログラム。
  9. 半導体集積回路内の素子の接続関係を示す回路情報内の、前記半導体集積回路内の電源配線の特定位置における不良によって故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定する特定部と、
    前記特定部によって特定されたセルの各々についての前記故障の種類に関する情報が前記特定されたセルに反映された前記回路情報と、テストパターンと、に基づいて、前記特定されたセルが示す素子に故障が発生した場合における前記半導体集積回路の動作のシミュレーションを実行する実行部と、
    前記半導体集積回路へ前記テストパターンが与えられてテストされたテスト結果を取得する取得部と、
    前記実行部による前記シミュレーションの実行によって得られるシミュレーション結果と、前記取得部によって取得された前記テスト結果と、が前記半導体集積回路内の観測点において一致するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする試験支援装置。
  10. 半導体集積回路へテストパターンが与えられてテストされたテスト結果と、前記半導体集積回路内の素子の接続関係を示す回路情報と前記テストパターンとに基づいて前記半導体集積回路の動作がシミュレーションされた第1シミュレーション結果と、前記テスト結果とが前記半導体集積回路の観測点において一致したか否かを示す判定結果と、を取得する第1取得部と、
    前記回路情報内の、前記半導体集積回路内の電源配線の特定位置における不良によって故障が発生しうる前記半導体集積回路内の素子を示すセルと、前記故障が発生しうる素子を示すセルの各々についての前記故障の種類と、を特定する特定部と、
    前記特定部によって特定されたセルの各々について、前記特定部によって特定された前記特定されたセルについての前記故障の種類に関する情報が前記特定されたセルに反映された前記回路情報と、前記テストパターンと、に基づいて前記半導体集積回路の動作がシミュレーションされた第2シミュレーション結果を取得する第2取得部と、
    前記特定されたセルの各々について、前記第1取得部によって取得された前記テスト結果と、前記第2取得部によって取得された前記第2シミュレーション結果と、が前記観測点において一致するか否かを判定する判定部と、
    所定数以上の前記特定されたセルについて前記テスト結果と前記第2シミュレーション結果とが一致していると判定され、かつ前記第1取得部によって取得された前記判定結果が不一致であることを示しているか否かを判断する判断部と、
    前記判断部による判断結果を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする試験支援装置。
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