JPH03120485A - 半導体集積回路の故障個所推定方式 - Google Patents

半導体集積回路の故障個所推定方式

Info

Publication number
JPH03120485A
JPH03120485A JP1258481A JP25848189A JPH03120485A JP H03120485 A JPH03120485 A JP H03120485A JP 1258481 A JP1258481 A JP 1258481A JP 25848189 A JP25848189 A JP 25848189A JP H03120485 A JPH03120485 A JP H03120485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fault
failure
test
hypothetical
test patterns
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1258481A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Yamamoto
山本 志郎
Takahiro Funabiki
船引 隆弘
Masaharu Ikeda
池田 政春
Kazuo Kasuga
春日 和雄
Kuniaki Kishida
岸田 邦明
Iku Moriwaki
森脇 郁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1258481A priority Critical patent/JPH03120485A/ja
Publication of JPH03120485A publication Critical patent/JPH03120485A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体集積回路の故障個所推定方式に関し、例
えば半導体集積回路全体を一括して診断する故障個所推
定方式に適用して有効な技術に関するものである。
〔従来技術〕
半導体集積回路のテストにより不良であることが判定さ
れた場合、その故障個所を検出するために故障シミュレ
ータが利用される。故障シミュレータでは半導体集積回
路の内部論理回路に故障を仮定してシミュレーションを
行い、回路の故障情報を得るものである。そしてこの故
障情報とLSIテスタによって得られた情報とから回路
の故障個所についての候補点を得る。そして、これら候
補点を電子ピーステスタやレーザービームテスタで観測
することにより故障個所を指摘する。
しかしながら、故障シミュレーションで扱う故障モデル
は単一縮退故障が一般的であるため、仮定した故障と実
際の故障とが一致しないことがあり、さらにそれによっ
て得られる故障候補点も半導体集積回路の論理規模の増
大に従って膨大になる。そうかといって故障シミュレー
ションに多重故障を採用することは計算機による処理時
間の点から実用的ではない。
そこで従来は特開昭62−137573号公報に記載さ
れるように、故障候補点を外部出力に加えて階層的に故
障シミュレーション並びに電子ビームテスタなどによる
観測を繰り返して故障個所の絞り込みを行う技術が提供
されている。また。
特開昭62−116270号公報においては故障候補を
さらに選別することができるようなテストパターンを選
んで故障シミュレーションを繰り返して故障個所の絞り
込みを行う技術が提供されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら特開昭62−137573号公報に記載さ
れるように電子ビームテスタなどによる観測点を増やし
ながら故障候補点の絞り込みを行う技術では電子ビーム
テスタなどによる観測時間が観測点の増加に従って増え
てしまうことが予想される。また、特開昭62−116
270号公報においては故障候補点を分離するためのテ
ストパターンを、予想される全ての故障事象に合わせて
予め用意するのに手間がかかってしまう、このように従
来の故障個所推定方式では故障個所を効率的に指摘する
には未だ不十分であった。
本発明の目的は、故障候補から実故障の指摘を容易化す
ることができる半導体集積回路の故障個所推定方式を提
供することにある。
また1本発明の別の目的は、故障シミュレーション上の
仮定故障と実故障との対応を容易に採ることができる半
導体集積回路の故障個所推定方式を提供することにある
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は本明
細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、テストパータンを与えて半導体集積回路を動
作させることによってフェイルしたテストパターンの種
類を取得すると共に、半導体装置回路の故障を仮定し前
記テストパターンを用いて故障シミュレーションを行い
、仮定した故障とそれを検出可能なテストパターンの種
類との対応を取得し、その仮定故障とテストパターンの
種類との対応毎に、前記テストステップで得られたテス
ト結果を用いて、仮定故障の確からしさを示すパラメー
タを仮定故障毎に取得して、仮定故障の優先順位付けを
行うようにするものである。
このような故障候補の優先順位付けにより、確からしさ
の高い故障に着目して実故障指摘のための後処理を行う
が、例えば、その後処理としては、優先順位付けされて
得られた故障候補に真の故障が含まれるか否かの妥当性
を判定し、これにより真の故障が含まれないと判定され
たとき、優先順位の高い故障候補の故障回路近傍に、故
障シミュレーションに適合する故障を仮定するための仮
想ゲートを挿入して、故障シミュレーションを再び度繰
り返せばよい。
優先順位付けされた故障候補に真・の故障が含まれない
場合において、故障シミュレーション上の仮定故障と実
故障との対応付けを容易に最適化するには、仮想ゲート
の挿入に際して、半導体集積回路の物理的又はレイアウ
トパターン的な実装情報を参照して仮想ゲートの挿入位
置を決定するとよい。
前記優先順位付与のためのパラメータの信頼性を上げる
には、テストステップにおいてフェイルしたテストパタ
ーンの集合と故障シミュレーションステップで特定の仮
定故障が顕在化するテストパターンの集合との積集合に
含まれるテストパターンの数と、テストステップにおい
てバスしたテストパターンの集合と前記仮定故障が顕在
化するテストパターンの集合との積集合に含まれるテス
トパターンの数との差を表す値を、その仮定故障の種類
と対応してパラメータに含めるとよい、このようなパラ
メータにおいてはその値が大きいほど当該パラメータに
対応する故障の確からしさは高くなる。したがって、斯
るパラメータを用いる場合には、最高優先度のパラメー
タの値が、前記テストステ、ツブにおいてフェイルした
テストパターンの集合に含まれる当該テストパターンの
数に一致すれば、最高優先度の故障候補は真の故障に一
致することになる。
(作 用〕 上記した手段によれば、故障シミュレーションの結果及
びLSIテスタなどによるテスト結果から故障シミュレ
ーションの仮定故障を確からしさの高い順番に優先順位
付けすることは、故障候補を絞り込むのと同様に作用し
、この優先順位付けにより確からしさの高い故障に着目
することによって実故障指摘のための後処理が容易にな
る。
斯る後処理において、最高優先度の仮定故障が実故障に
一致しない場合に、故障シミュレータのための論理記述
情報における最高優先度の故障候補点周辺部(その故障
候補点を含むゲートやネット)に仮想ゲートを挿入する
ことは、実故障に対する仮定の最適化を必要最小限の範
囲で行えば済むように作用し、実故障指摘までの繰返し
処理ステップ数を低減する。
そして実装情報を参照して仮想ゲートの挿入位置を決定
することは、上記実故障に対応する最適な故障モデルの
仮定を一層容易化するように作用する。
〔実施例〕
第1図には本発明の一実施例に係る故障個所推定方式の
処理フローが示される。
同図において1は故障個所検出対象とされる半導体集積
回路例えばマイクロコンピュータなどのロジックデバイ
ス(以下単にLSIとも記す)である、このLSllに
対するテストパターンや期待値パターンはテストパター
ンファイル2に格納されている。
先ずLSIIに故障があるか否かを検出するため、LS
IIにテストパターンを与えて動作させることによりフ
ェイルしたテスト情報を取得するテストステップ5TP
1を行う、即ち1図示しないテスタに搭載したLSII
にテストパターンファイル2からテストパターンを与え
て動作させ。
その動作によってLSIから得られる出力を期待値パタ
ーンと比較し、その比較結果が不一致()エイル)した
テストパターンの種類例えばテストパターン番号をテス
ト結果ファイル3に蓄積していく0例えばテストパター
ンが5種類あり、その内でテスト番号#1.#3.#4
がフェイルしたときはテスト結果ファイル3に当該テス
トパターン番号#1.#3.#4が格納される。
前記テストステップ5TP1においてフェイルしたテス
トパターンがLSIIに与えられるとき、その出カバタ
ーンは当該LSIIの故障内容に応じて種々の態様を採
る。故障シミュレーションステップS2では、LSII
の故障を仮定し、前記テストパターンを用いて故障シミ
ュレーションを行い、仮定した故障とそれを検出可能な
テストパターン番号とを対応させた故障辞書ファイル5
を生成する。即ち、故障の仮定には単一縮退故障(LS
IIの等価回路表現データ若しくは論理記述表現データ
上でゲートピンやネットなどの1個所が論理O又は論理
1に固定されると仮定した故障)が採用され、その故障
回路の情報は論理記述ファイル4から与えられる。この
論理記述ファイル4の情報とテストパターンファイル2
のテストパターンとに基づいて行われる故障シミュレー
ションにおいては、仮定した故障が存在する場合と存在
しない場合とでシミュレーション結果の異なるテストパ
ターン番号を得ることができ、これに基づいてテストパ
ターン番号と仮定故障との対応表に相当するような故障
辞書ファイル5が生成される。例えば論理記述ファイル
4上で仮定されている故障が次に示す5種類f工9 f
21 Lt f4tf、あると仮定すると、テストパタ
ーン番号#1゜#2.#3.#4.#5毎に対応する検
出可能な故障が次のような形態で列挙されて故障辞書フ
ァイル5に格納されることになる。
#1/f、、f2.f4 #2/f2.f。
#g/f1.f4 #4/f、、f、、f。
#5/f2.f。
前記テストステップ5TPI及び故障シミュレーション
ステップ5TP2で得られた情報は、仮定故障毎にその
確からしぎを示すパラメータを取得して仮定故障の優先
順位付けを行う故障候補抽出ステップ5TP3で利用さ
れる。この故障候補抽出ステップ5TP3で取得される
前記パラメータは例えば次のようなアルゴリズムに従っ
て取得される。
即ち、フェールしたテストパターン番号の集合をT、各
故障fi(i=□〜、)を検出するテストパターン番号
の集合をFiとして、次に示す集合を取得する。
T = (#1.#3.#4) F□= (#1.$3) F、= (#1.$2.#5) F、= (#2.#4.#5) F4= (#1.#3.#4) F、= (#4) そして各仮定故障についてのパラメータPiを次式に基
づいて求める。
Pi=n(TnFi)−n(TnFi)ここで、上式に
おける第1項目のn(Tf”1Fi)は。
集合Tと集合Fiとの積集合(共通集合)に含まれるテ
ストパターンの数に相当するものであり。
その数値が大きい程そのパラメータに対応する仮定故障
の存在の確からしさが高いことを意味し、本実施例に従
えばO〜3の範囲の値を採り得る。
また、上式における第2項目のn(TnFi)は、パス
したテストパターン番号の集合T即ちテストパターン番
号#2.#5と集合Fiとの積集合(共通集合)に含ま
れるテストパターンの数に相当するもので、その数値が
大きい程そのパラメータに対応する仮定故障の存在の確
からしさが低いことを意味し、本実施例に従えばO〜2
の範囲の値を採り得る。したがって、当該パラメータP
iは−2〜3の範囲の値を採り、その値が大きいほど当
該パラメータに対応する仮定故障の存在の確からしさが
高いことを意味する6本実施例に従えば、上式によって
得られるパラメータは、Pi=2、P、=−1,P、=
−1,P4=3.P、=1となる。このパラメータを数
値の大きい順に並べるとP4− Px、Ps、Pz−P
aとなり、これにより、故障である確率の高い順に仮定
故障の優先順位付けが行われ、その結果である優先順位
f4tf19f、、f、、f、がパラメータP 41 
Pst Pst PHIP、と対になって故障候補点フ
ァイル6に登録される。
次いで、故障候補点ファイル6に取得された故障候補点
特に最高優先度を持つ仮定故障が実際の故障に一致する
かの妥当性判定ステップ5TP4に移行される。ここで
故障fiが真の故障であるためには、テスタによるテス
トと故障シミュレーションとの整合性という観点からT
=Fiの関係を満足することが必要である。これを上式
のパラメータPiの式に代入すると、pi=n(T)を
満足する仮定故障fiが実故障としての妥当性を有する
ことになる0本実施例に従えば、P4=3がこれを満足
し、当該パラメータP、に対応する仮定故障f4がLS
IIの実故障に一致するという結果を得る。この結果は
デイスプレィ7に表示され、故障個所推定処理が終了さ
れる。尚、このようにして故障個所が指摘された後は、
電子ビームテスタ又はレーザビームテスタなどによりそ
の指摘位置に発生している故障を実際に確認したりする
上述のようにP i = n (T)を満足する仮定故
障fiが存在するということは、それに一対応する実故
障は単一縮退故障の仮定に完全に整合しているというこ
と、換言すれば、故障シミュレータで仮定されている故
障の中に実際の故障と1対1対応するものが含まれてい
るということであるが、実際の故障態様によっては上述
の処理を1通り行っただけは妥当性のある故障候補点即
ち実故障に対応する仮定故障をすぐに指摘できない場合
が往々にして想定される。このような場合には、前記故
障候補抽出ステップ5TP3で得られた優先順位付けに
より確からしさの高い仮定故障に着目して実故障指摘の
ための後処理が行われる。例えば論理記述ファイル4の
論理記述情報における最高優先度の故障候補点周辺部(
その故障候補点を含むゲートやネット)に仮想ゲートを
挿入する仮想ゲート挿入ステップ5TP5を実行して、
故障シミュレーションを繰り返すようにする。
例えば、故障モデルをゲート出力ビンの単一縮退故障と
する故障シュミレータを用いる場合に、実故障が第2A
図のx点位置の断線故障とすると。
C点、d点の2個所における0縮退故障(;なり、単一
縮退故障モデルに合致する仮定故障(a点。
b点、C点、d点の1個所におけるO縮退故障又は1縮
退故障)に1対1対応しなくなる。したがって、このよ
うな故障が実際↓二発生している場合には、前記Pi=
n(T)を満足する仮定故障fiは存在せず、先に説明
した故障候補点ファイル6には実際の故障個所の近辺の
仮定故障(a点の0縮退故障、C点の0縮退故障、d点
のO縮退故障)が優先度の高い故障として指摘されるこ
とになる。このようなとき前記仮想ゲート挿入ステップ
5TP5では、故障最高優先度の故障候補点周辺部(そ
の故障候補点を含むゲートやネット)に仮想ゲートを挿
入する処理を施す、換言すれば、そのような故障候補点
を含む部品又はこれに接続するネットを、論理記述ファ
イル4上でその論理を一切変えずに詳細な回路表現で置
き換える。例えば第2A図に対して仮想ゲート(ハツチ
ングされたゲート)挿入後の状態は第2B図に示される
第2B図においてe点の0縮退故障が第2A図のx点の
断線故障に対応する単一縮退故障として表現される。仮
想ゲートの挿入処理においてはLSIIのレイアウトパ
ターンもしくは物理的な構造を特定する情報を含むよう
な実装情報ファイル8を参照して行われる。このような
実装情報ファイル8を参照することにより、第2B図に
示されるように故障候補点を含む部品又はこれに接続す
るネットを、論理を一切変えずに詳細な回路表現で置き
換える処理が容易化される。
第2B図に示される回路表現は新たに論理記述ファイル
4の一部として故障シミュレーションステップ5TP2
の処理に供され、この処理結果を反映した情報が故障辞
書ファイル5に格納される。
そして、前記故障候補抽出ステップ5TP3及び妥当性
判定ステップ5TP4を経て、当該e点の0縮退故障が
実故障に一致する故障としてディスプレイ7に表示され
ることになる。
次に、そのままでは単一縮退故障モデルとして成立しな
い物理的な不良を故障シミュレータで取扱可能な単一縮
退故障に置き換えるための回路表現手法のその他の例に
ついて説明する。
第3A図に示されるようにワイアードオア(OR)とさ
れるようなノードN1を持つ回路においてx点に断線故
障があるような場合には、第3B図のように仮想ゲート
として2個のオアゲートOR1,OR2を挿入すること
により、f点のO縮退故障が第3A図のx点の断線故障
に対応する単一縮退故障として表現される。
また、第4A図に示されるようにワイアードアンド(A
 N D)とされるようなノードN2を持つ回路におい
てx点に断線故障があるような場合には、第4B図のよ
うに仮想ゲートとして2個のアンドゲートAND1.A
ND2を挿入することにより、g点のO縮退故障が第4
A図のx点の断線故障に対応する単一縮退故障として表
現される。
また、第5A図に示されるように入力INに対して反転
出力0UT1及び非反転出力0UT2を得る回路に図示
しない電源配線の断線故障があるような場合には双方の
出力とも論理O又は論理1に固定されてしまう、このよ
うな場合には、第5B図に示されるように仮想ゲートと
して、入力INを受けるゲートG1、入力が論理Oに固
定されるゲートG2、入力が論理1に固定されるゲート
G3.2個のアンドゲートAND3.AND4゜及び2
個のオアゲートOR3,OR4を挿入して、そのオアゲ
ートOR3の出力を前記出力0UTIとし、そしてオア
ゲートOR2の出力を前記出力0UT2とするように回
路表現を変更する。斯る表現における単一縮退故障態様
は第5C図に示される。これによれば、例えば第5A図
において電源配線の断線故障により双方の出力0UTI
、0UT2ともに論理Oに固定される物理的な故障は第
5B図のh点のO単一縮退故障として表現され。
また、双方の出力0UTI、0UT2ともに論理1に固
定される物理的な故障は第5B図のi点の1単一縮退故
障として表現される。
上記実施例によれば以下の作用効果がある。
(1)テスタによるテストステップ5TP1にてフェイ
ルしたテストパターン番号を取得すると共に、故障シミ
ュレーションステップ5TP2により、仮定故障とそれ
を検出可能なテストパターン番号との対応を取得し、そ
九ら双方の情報を故障候補抽出ステップ5TP3で処理
して、仮定故障の確からしさを示すパラメータPiを仮
定故障fi毎に取得する。このように確率的なアプロー
チで仮定故障の優先順位付けを行って有意の故障候補点
の推定もしくは故障候補点の絞り込みを行うから、当初
実故障に対応する故障シミュレーション上の故障仮定点
がなくても、実故障周辺に該当する故障候補点を得やす
くなり、これに基づいて実故障に対応する仮定故障を指
摘するための後処理を効率的に行うことができる。
(2)斯る後処理として、優先順位付けされて得られた
故障候補に真の故障が含まれるか否かの妥当性を判定し
く5TP4)、これにより真の故障が含まれないと判定
されたとき、優先順位の高い故障候補の故障回路周辺部
に、故障シミュレーションに適合する故障を仮定するた
めの仮想ゲートを挿入することにより(SrF2)、そ
のままでは単一縮退故障モデルとして成立しない物理的
な不良を故障シミュレータで取扱い可能な故障に置き換
えていくことが可能になる。
(3)優先順位付けされた故障候補に真の故障が含まれ
ない場合に、LSIIの物理的又はレイアウトパターン
的な実装情報を参照して仮想ゲー1−の挿入位置を決定
することにより、その仮想ゲートの挿入を容易且つ的確
に行うことができる。
(4)上記作用効果(1)及び(2)により、前記仮想
ゲートのおおよその挿入位置は故障候補抽出ステップ5
TP3で得られる仮定故障の優先順位付けにより特定さ
れるから、LSIIの全体規模で仮想ゲートを挿入した
膨大な故障モデルを予め論理記述ファイル4に用意して
おかなくてもよい。
したがって、故障個所指摘までに必要な故障シミュレー
タによる全体的な演算処理時間を短縮することができる
と共に、各種ファイルの記憶容量などのリソース増大を
も防止することができる。
(5)以上の作用効果により、LSIIに不良が存在し
た場合に、その故障個所を精度よく、効率的に推定する
ことができ、LSIIの故障個所発見に要する工数を大
幅に低減することができる。
(6)テストステップ(STPI)においてフェイルし
たテストパターン番号の集合と故障シミュレーシ目ンス
テップ(SrF2)で特定の仮定故障が顕在化するテス
トパターン番号の集合との積集合に含まれるテストパタ
ーンの数と、テストステップ(STPI)においてパス
したテストパターン番号の集合と前記仮定故障が顕在化
するテストパターン番号の集合との積集合に含まれるテ
ストパターンの数との差を表す値を、仮定故障が実故障
に一致するか否かのパラメータ(Pi)として作用する
ことにより、そのパラメータは故障シミュレーションに
用いられた仮定故障の数に相当する重みが付けられるこ
とにより、当該パラメータの信頼性を上げるこができる
(7)上記パラメータを利用する場合には、そのパラメ
ータが持つ意義より、最高優先度のパラメータの値が前
記テストステップ(STPI)においてフェイルしたテ
ストパターン番号の集合に含まれるテストパターンの数
に一致するか否かを判定することにより(SrF2) 
、最高優先度の故障候補が真の故障に一致しているか否
かを簡単に判定することができる。
以上本発明を実施例に基づいて具体的に説明したが、本
発明はそれに限定されるものではなく。
その要旨を逸脱しない範囲において種々変更することが
できる。
例えば、上記仮想ゲート挿入ステップは、実装情報ファ
イル8の内容と故障候補点ファイル6の内容とに基づい
て自動的に行っても良いし、また、実装情報ファイル8
の内容をデイスプレィ7に表示して仮想ゲートの挿入位
置を特定していくやり方でもよい、また最高優先度の故
障候補が実故障に一致しない場合$こ、当該最高優先レ
ベルの故障候補点の数が数個所しかない場合には、その
近傍を直接電子ビームラスタなどで観測して故障位置を
指摘するようにしてもよい、また、仮想ゲートを挿入す
ることによって物理的な不良を単一縮退故障に置換える
ための回路表現形式は上記実施例に限定されず回路の論
理に応じて適宜変更することができる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野であるLSI全体を一括し
て試験する方式に適用した場合について説明したが1本
発明はそれに限定されるものではなく、LSIの分割ブ
ロック毎に行うような分割診断方式にも適用することが
できる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、確率的なアプローチで仮定故障の優先順位付
けを行って有意の故障候補点の推定もしくは故障候補点
の絞り込みを行うから、当初実故障に対応する故障シミ
ュレーション上の故障仮定点がなくても、実故障周辺に
該当する故障候補点を得やすくなり、これに基づいて実
故障に対応する仮定故障を指摘するための後処理を効率
的に行うことができるという効果がある。
斯る後処理として、優先順位付けされて得られた故障候
補に真の故障が含まれるか否かの妥当性を判定し、これ
により真の故障が含まれないと判定されたとき、優先順
位の高い故障候補の故障回路周辺部に、故障シミュレー
ションに適合する故障を仮定するための仮想ゲートを挿
入することにより、そのままでは単一縮退故障モデルと
して成立しない物理的な不良を故障シミュレータで取扱
い可能な故障に置き換えていくことが可能になるという
効果がある。
そして、前記仮想ゲートのおおよその挿入位置は故障候
補抽出ステップで得られる仮定故障の優先順位付けによ
り特定されるから、LSIの全体規模で仮想ゲートを挿
入した膨大な故障モデルを予め論理記述ファイルに用意
しておかなくてもよい、したが)で、故障個所指摘まで
に必要な故障シミュレータによる全体的な演算処理時間
を短縮することができると共に、各種ファイルの記憶要
容量などのリソース増大をも防止することができる。
したがって、LSIIに不良が存在した場合に、その故
障個所を精度よく、効率的に推定することができ、LS
I1の故障個所発見に要する工数を大幅に低減すること
ができるという効果がある。
また、優先順位付けされた故障候補に真の故障が含まれ
ない場合に、LSIの実装情報を参照して仮想ゲートの
挿入位置を決定することにより、その仮想ゲートの挿入
を容易且つ的確に行うことができる。
テストステップにおいてフェイルしたテストパターンの
集合と故障シミュレーションステップで特定の仮定故障
が顕在化するテストパターンの集合との積集合に含まれ
るテストパターンの数と、テストステップにおいてパス
したテストパターンの集合と前記仮定故障が顕在化する
テストパターンの集合との積集合に含まれるテストパタ
ーンの数との差を表す値を、仮定故障が実故障に一致す
るか否かのパラメータとして採用することにより、その
パラメータは故障シミュレーションに用いられた仮定故
障の数に相当する重みが付けられることにより、当該パ
ラメータの信頼性を上げるこができる。
そして、上記パラメータを利用する場合には、そのパラ
メータが持つ意義より、最高優先度のパラメータの値が
前記テストステップにおいてフェイルしたテストパター
ンの集合に含まれるテストパターンの数に一致するか否
かを判定することにより、最高優先度の故障候補が真の
故障に一致しているか否かを簡単に判定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る故障個所推定方式の処
理フロー図。 第2A図は故障候補点近傍における実故障の一例態様説
明図。 第2B図は第2A図に対する仮想ゲート挿入後の状態説
明図、 第3A図は故障候補点近傍における実故障の他の態様説
明図、 第3B図は第3A図に対する仮想ゲート挿入後の状態説
明図。 第4A図故障候補点近傍における実故障のその他の態様
説明図、 第4B図は第4A図に対する仮想ゲート挿入後の状態説
明図、 第5A図は故障候補点近傍における実故障のさらに別の
態様説明図、 第5B図は第5A図に対する仮想ゲート挿入後の状態説
明図 第5C図は第5B図における単一縮退故障の態様説明図
である。 1・・・LSI、2・・・テストパターン、3・・・テ
スト結果ファイル、4・・・論理記述ファイル、5・・
・故障辞書ファイル、6・・・故障候補点ファイル、8
・・・実装情報ファイル、5TP1・・・テストステッ
プ、5TP2・・・故障シミュレーションステップ、5
TP3・・・故障候補抽出ステップ、5TP4・・・妥
当性判定ステップ、5TP5・・・仮想ゲート挿入ステ
ップ。 第  1  図 第 2A図 第 A 図 第 A 図 第 B 図 第 図 第 図 第 A 図 第 B 図 第 C 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数種類のテストパータンを与えて半導体集積回路
    を動作させることによってフェイルしたテストパターン
    の種別を取得するテストステップと、 半導体集積回路の故障を仮定し前記テストパターンを用
    いて故障シミュレーションを行うことによって、仮定し
    た故障の種類とそれを検出可能なテストパターンの種類
    とを対応させて取得する故障シミュレーションステップ
    と、 前記故障シミュレーションステップで得られた仮定故障
    とテストパターンの種類との対応毎に、前記テストステ
    ップで得られた結果を用いて、仮定故障の確からしさを
    示すパラメータを仮定故障毎に取得し、仮定故障の優先
    順位付けを行う故障候補抽出ステップと を含む半導体集積回路の故障個所推定方式。 2、前記故障候補抽出ステップで優先順位付けされて得
    られた故障候補に真の故障が含まれるか否かの妥当性を
    判定するステップと、 前記判定ステップにより真の故障が含まれないと判定さ
    れたとき、優先順位の高い故障候補の周辺部に故障シミ
    ュレーションに適合する故障を仮定するための仮想ゲー
    トを挿入して引き続き故障シミュレーションを可能にす
    るステップと を設けた請求項1記載の半導体集積回路の故障個所推定
    方式。 3、前記仮想ゲート挿入ステップは、半導体集積回路の
    物理的又はレイアウトパターン的な実装情報を参照して
    仮想ゲートの挿入位置を決定するものである 請求項2記載の半導体集積回路の故障個所推定方式。 4、前記パラメータは、テストステップにおいてフェイ
    ルしたテストパターンの集合と故障シミュレーションス
    テップで特定の仮定故障が顕在化するテストパターンの
    集合との積集合に含まれるテストパターンの数と、前記
    テストステップにおいてパスしたテストパターンの集合
    と前記仮定故障が顕在化するテストパターンの集合との
    積集合に含まれるテストパターンの数との差を表す値を
    、その仮定故障の種類と対応して持つものである 請求項2又は3記載の半導体集積回路の故障個所推定方
    式。 5、前記妥当性判定ステップは、故障候補抽出ステップ
    で得られた最高優先度のパラメータの値が前記テストス
    テップにおいてフェイルしたテストパターンの集合に含
    まれる当該テストパターンの数に一致するか否かによっ
    て判定するものである 請求項4記載の半導体集積回路の故障個所推定方式。
JP1258481A 1989-10-03 1989-10-03 半導体集積回路の故障個所推定方式 Pending JPH03120485A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1258481A JPH03120485A (ja) 1989-10-03 1989-10-03 半導体集積回路の故障個所推定方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1258481A JPH03120485A (ja) 1989-10-03 1989-10-03 半導体集積回路の故障個所推定方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03120485A true JPH03120485A (ja) 1991-05-22

Family

ID=17320811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1258481A Pending JPH03120485A (ja) 1989-10-03 1989-10-03 半導体集積回路の故障個所推定方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03120485A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005326161A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Toshiba Corp 故障候補特定システムおよび故障候補特定方法
JP2007024523A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Toshiba Corp 故障解析装置及び故障解析方法
JP2008516305A (ja) * 2004-09-06 2008-05-15 メンター・グラフィクス・コーポレーション 集積回路の歩留り及び品質の分析の方法及びシステム
JP2013224829A (ja) * 2012-04-19 2013-10-31 Fujitsu Semiconductor Ltd 試験支援方法、試験支援プログラム、および試験支援装置
CN107809757A (zh) * 2017-10-31 2018-03-16 贵州力创科技发展有限公司 一种4g行业应用卡检测系统及方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005326161A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Toshiba Corp 故障候補特定システムおよび故障候補特定方法
JP4496006B2 (ja) * 2004-05-12 2010-07-07 株式会社東芝 故障候補特定システムおよび故障候補特定方法
JP2008516305A (ja) * 2004-09-06 2008-05-15 メンター・グラフィクス・コーポレーション 集積回路の歩留り及び品質の分析の方法及びシステム
JP2007024523A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Toshiba Corp 故障解析装置及び故障解析方法
JP2013224829A (ja) * 2012-04-19 2013-10-31 Fujitsu Semiconductor Ltd 試験支援方法、試験支援プログラム、および試験支援装置
CN107809757A (zh) * 2017-10-31 2018-03-16 贵州力创科技发展有限公司 一种4g行业应用卡检测系统及方法
CN107809757B (zh) * 2017-10-31 2021-01-22 贵州力创科技发展有限公司 一种4g行业应用卡检测系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100268211B1 (ko) 자동화된리던던트비아쌍삽입방법및,리던던트비아쌍을포함하는집적회로및컴퓨터화된설계시스템
JP3872954B2 (ja) 有限状態機械を識別して回路設計を検査するシステムおよび方法
JP4266226B2 (ja) 選択的に有効にされるチェッカーを用いた設計検証システムおよび方法
CN101169465B (zh) 基于模型化和非模型化错误的重复测试生成和诊断方法
JP3833982B2 (ja) テストパターン選択装置、テストパターン選択方法、及びテストパターン選択プログラム
JPH1172361A (ja) 診断システム
JP2001273160A (ja) テストパターン選別装置、テストパターン選別方法およびテストパターン選別プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体
US7137083B2 (en) Verification of integrated circuit tests using test simulation and integrated circuit simulation with simulated failure
JP2006010351A (ja) テストパターン作成装置、テストパターン作成方法及びテストパターン作成プログラム
Wang et al. Delay-fault diagnosis using timing information
Bodhe et al. Reduction of diagnostic fail data volume and tester time using a dynamic N-cover algorithm
US6915494B2 (en) Fault analyzing system, method for pursuing fault origin and information storage medium for storing computer program representative of the method
US8402421B2 (en) Method and system for subnet defect diagnostics through fault compositing
US6334199B1 (en) Method of generating test patterns for a logic circuit, a system performing the method, and a computer readable medium instructing the system to perform the method
JPH03120485A (ja) 半導体集積回路の故障個所推定方式
JP4480947B2 (ja) 製品検査内容設定方法、製品検査内容変更方法、製品検査内容設定システム及び製品検査内容変更システム
Jahangiri et al. Value-added defect testing techniques
CN111782695B (zh) Mpw多产品联测的数据处理方法、存储介质及计算机设备
CN111241766B (zh) 测试方法与测试系统
JPH06265598A (ja) テスト仕様生成方式
US20030188273A1 (en) Simulation-based technique for contention avoidance in automatic test pattern generation
JP3941191B2 (ja) 半導体集積回路検査点の解析方法,解析装置
US5694403A (en) System and method for sequential vector compaction in the presence of multiple three-state busses
JPH1152023A (ja) Lsiの故障箇所推定方法及びlsiの故障箇所推定プログラムを記録した記録媒体
JPH0980121A (ja) 集積回路の故障診断装置及び方法