JP2009092437A - テストパターン評価方法及びテストパターン評価装置 - Google Patents

テストパターン評価方法及びテストパターン評価装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 シミュレーション時間が比較的短いゲートレベル以上のシミュレータにより、シミュレーション時間を低減しつつ精度良く適切に信頼性試験における評価を行うことができるテストパターンの評価方法及び評価装置を提供する。
【解決手段】 少なくとも入力端子の論理値或いは電圧値によって決まるセルが取り得る内部状態の夫々をセル状態とし、端子間電圧によって決まるトランジスタが取り得る状態の夫々をトランジスタ状態とし、ゲートレベル以上での半導体集積回路の動作検証を実行し、動作検証において所定時間以上継続出現する出現セル状態を求めるセル状態取得工程と、動作検証において、トランジスタ毎に、対応する出現セル状態を用いて出現トランジスタ状態を求めるトランジスタ状態取得工程と、トランジスタ毎に、対応する出現トランジスタ状態を用いてトランジスタのテスト活性度を算出するテスト活性度算出工程を実行する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体集積回路の信頼性試験のためのテストパターンの評価方法及びテストパターンの評価装置に関する。
従来、より信頼性の高い半導体集積回路装置を出荷するために、半導体集積回路装置に対し、製品出荷前に各種の信頼性試験が行われている。信頼性試験には、例えば、半導体集積回路を構成するトランジスタのゲート酸化膜に対する耐久性試験等がある。トランジスタのゲート酸化膜に対する耐久性試験は、具体的には、プロセスや特性等に応じて、高温環境下において、半導体集積回路の電源端子に定格電圧よりも高い耐久性試験用の電源電圧を印加した状態で、トランジスタのゲート酸化膜に対する耐久性試験用のテストパターンに基づいて生成した入力信号を、半導体集積回路の入力端子に入力して行う。このように、トランジスタのゲート酸化膜に対する耐久性試験では、検査対象となるトランジスタのゲート酸化膜に、耐久性試験用電圧を信頼性試験で必要とされる時間印加する。
ところで、上記トランジスタのゲート酸化膜に対する信頼性試験では、信頼性試験の精度を良好にするために、半導体集積回路を構成する全てのトランジスタに対して適切な耐久性試験用電圧を適切な時間印加する必要がある。トランジスタに印加する耐久性試験用電圧の値や電圧印加時間がばらつくと、信頼性試験の精度が低下する可能性がある。このため、半導体集積回路を構成する全てのトランジスタに対して耐久性試験用電圧を適切な時間印加することができる信頼性試験用テストパターンを生成する必要がある。
尚、一般的に、特に、半導体集積回路の回路規模が大きい場合、1つの信頼性試験用テストパターンで半導体集積回路を構成する全てのトランジスタに対して耐久性試験用電圧を適切な時間印加することは困難となるため、複数の信頼性試験用テストパターンが用いられる場合がある。或いは、半導体集積回路の回路規模が大きくなる程、1つの信頼性試験用テストパターンの長さが長くなる傾向にある。しかし、一般的に、信頼性試験用テストパターンの数が多くなる程、或いは、信頼性試験用テストパターンの長さが長くなると、耐久性試験の試験時間が膨大になる。このため、精度の良い信頼性試験用テストパターンを生成し、信頼性試験用テストパターンの数を低減して、耐久性試験の試験時間を低減することが求められており、信頼性試験用テストパターンの精度をより適切に評価する技術が求められている。
信頼性試験用テストパターンの評価に係る技術としては、例えば、半導体集積回路のSPICE(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)ネットリスト及び信頼性試験用テストパターンを用いてトランジスタレベルでのSPICEシミュレーションを行い、耐久性試験用電圧が適切な時間印加されているトランジスタを活性化トランジスタとして抽出し、半導体集積回路内の全てのトランジスタに対する活性化トランジスタの割合から、半導体集積回路全体でのトランジスタの活性化率(ストレス活性化率)を算出するテストパターンの評価技術がある(例えば、特許文献1参照)。
以下、特許文献1に記載のテストパターンの評価技術について、図18及び図19に基づいて簡単に説明する。
先ず、特許文献1に記載のテストパターン評価技術で用いる検査装置の構成について、図18を基に説明する。ここで、図18は、半導体集積回路の検査装置の一例、特に、SPICEシミュレーションに係る部分の概略構成例を示している。
検査装置1000は、図18に示すように、検査装置1000の各種機能を制御するCPU(Central Processing Unit)1010、SPICEシミュレーションの処理手順からなるSPICEシミュレーションプログラム1021、半導体集積回路のSPICEネットリスト1022及び信頼性試験用テストパターン1023等を記憶したHDD(Hard disk drive)1020、フラッシュメモリ等で構成された一時記憶装置としてのRAM(Random Access Memory)1030、SPICEシミュレーションの設定や実行要求を入力可能なキーボードやマウス等の外部入力機器を備えてなる操作部1040、SPICEシミュレーションの結果等を表示可能なディスプレイ等の機器を備えてなる表示部1050、及び、LAN(Local Area Network)上の他の装置等とデータ通信を行うための通信インターフェース1060で構成されている。
検査装置1000は、操作部1040からのSPICEシミュレーションの実行指示に基づいて、CPU1010が、HDD1020に記憶されたSPICEネットリスト1022と信頼性試験用テストパターン1023を用いてSPICEシミュレーションプログラム1021を実行することにより、半導体集積回路の信頼性試験を実行する。
次に、特許文献1に記載のテストパターン評価技術の実行手順について、図19を基に説明する。ここで、図19は、従来技術に係る信頼性試験用テストパターンの評価技術の処理手順を示している。
操作部1040からSPICEシミュレーションの実行要求を受け付けると、検査装置1000のCPU1010が、指定されたSPICEネットリスト1022及び信頼性試験用テストパターン1023をHDD1020から取得し、HDD1020に記憶されたSPICEシミュレーションプログラム1021を実行して、トランジスタレベルでのシミュレーションを開始する(ステップ#1001)。
CPU1010は、SPICEネットリスト1022から、全てのトランジスタのトランジスタ名、及び、各トランジスタの各ノードを抽出し、トランジスタリストを作成する(ステップ#1002)。更に、CPU1010は、SPICEシミュレーションの実行して、或いは、SPICEシミュレーションのログを利用して、各トランジスタの各ノードの電圧変化を取得する(ステップ#1003)。
全てのトランジスタについてSPICEシミュレーションの結果が得られると(ステップ#1004で「YES」分岐)、CPU1010は、トランジスタ毎に、SPICEシミュレーションの結果から、トランジスタのゲート酸化膜に耐圧試験用電圧が印加されているストレス印加時間を求め(ステップ#1005)、全SPICEシミュレーション時間に対するストレス印加時間の割合(ストレス印加率)を算出する(ステップ#1006)。
全てのトランジスタについてストレス印加率を算出すると(ステップ#1007で「YES」分岐)、CPU1010は、ストレス印加率の値が一定値以上のトランジスタの数を求め(ステップ#1008)、当該トランジスタ数の半導体集積回路内の全トランジスタ数に対する割合をトランジスタ活性化率として算出し(ステップ#1009)、表示部1050に出力する。最終的に、トランジスタ活性化率を信頼性試験用テストパターン1023の評価指標として、テストパターンの評価を行う。
尚、上述したテストパターンの評価技術では、トランジスタのゲート酸化膜に対する耐圧試験用電圧の印加状態を示すトランジスタ活性化率をテストパターンの評価指標としたが、他のテストパターンの評価技術には、例えば、テストパターンの評価指標として、トグル率を用いるものがある(例えば、特許文献2参照)。
トグル率は、半導体集積回路において、例えば、所定のセルの出力端子と他のセルの入力端子を接続する配線(バス)の活性化率であり、例えば、論理値を“0”と“1”に変化させることができる配線数の全配線数に対する割合で示される。トグル率は、特に、約数個〜数十個のトランジスタで構成される標準セル(スタンダードセル)をライブラリ化し、当該ライブラリを用いて設計されたロジック回路で用いられている。
特開2006−118880号公報 特開2003−197746号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のテストパターンの評価技術では、SPICEシミュレーションによりトランジスタレベルでの電圧特性の解析を行うため、シミュレーション時間が相当長くなる。特に、精度良くシミュレーションを行うためにSPICEのトランジェント解析を利用した場合には、シミュレーション時間が膨大になり、現実的な時間でSPICEシミュレーションを終了させることができないという問題があった。更に、近年、半導体集積回路の大規模化が進み、これに伴って、SPICEシミュレーション時間も増大しており、特許文献1に記載のテストパターンの評価技術のように、SPICEシミュレーションを用いて信頼性試験用テストパターンを評価することが困難になってきている。このため、半導体集積回路が大規模化しても、比較的、現実的な時間で処理を終了させることができるゲートレベル(セル単位)でのシミュレーションを用いてトランジスタ活性化率を求めることができるテストパターンの評価技術が求められている。
また、上記特許文献2に記載のテストパターンの評価技術では、配線(バス)の活性化率を示すトグル率をテストパターンの評価指標としているが、トグル率の向上を図るためには、半導体集積回路内の配線ノードについて網羅的に論理値を与える必要がある。これに対し、トランジスタのゲート酸化膜に対する信頼性試験では、トランジスタの端子間の端子間電圧が、信頼性試験で必要とされる時間、テスト電圧印加状態となっていれば良い。即ち、トグル率が高いテストパターンであっても、必ずしも、トランジスタのゲート酸化膜に対する信頼性試験における評価が高くなるとは限らない。トグル率や故障検出率等は、トランジスタのゲート酸化膜に対する信頼性試験用テストパターンの評価指標としては、必ずしも適切ではない場合がある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、SPICEシミュレーションに比べてシミュレーション時間が比較的短いゲートレベルでのシミュレーションを用い、シミュレーション時間を低減しつつ精度良く適切にトランジスタ活性化率を求めることができるテストパターンの評価方法を提供する点にある。
また、SPICEシミュレーションに比べてシミュレーション時間が比較的短いゲートレベルでのシミュレーションを用い、シミュレーション時間を低減しつつ精度良く適切にトランジスタ活性化率を求めることができるテストパターンの評価装置を提供する。
上記目的を達成するための本発明に係るテストパターン評価方法は、トランジスタを用いて特定の機能を実現するセルの複数からなる半導体集積回路を検証するためのテストパターンを評価するためのテストパターン評価方法であって、少なくとも入力端子の論理値或いは電圧値によって決まる前記セルが取り得る内部状態の夫々をセル状態とし、前記トランジスタの各端子間の端子間電圧によって決まる前記トランジスタが取り得る状態の夫々をトランジスタ状態とし、前記半導体集積回路の設計データ及び前記テストパターンを用いて、ゲートレベル以上での前記半導体集積回路の動作検証を実行し、前記動作検証において、前記半導体集積回路を構成する前記セル毎に、前記セルに所定時間以上継続して出現する前記セル状態を出現セル状態として求めるセル状態取得工程と、前記動作検証において、前記セルを構成する前記トランジスタ毎に、前記トランジスタを構成要素とする前記セルの前記出現セル状態を用い、前記トランジスタに出現する前記トランジスタ状態を出現トランジスタ状態として求めるトランジスタ状態取得工程と、前記トランジスタ毎に、対応する前記出現トランジスタ状態を用いて前記トランジスタのテスト活性度を算出するテスト活性度算出工程と、を実行することを第1の特徴とする。
上記特徴の本発明に係るテストパターン評価方法は、前記テスト活性度算出工程において、前記トランジスタの夫々について、前記半導体集積回路の構成上、前記端子間電圧が所定のテスト電圧印加状態となる可能性がある前記トランジスタの端子間をテスト可能性端子間として求め、前記トランジスタの夫々について、前記動作検証において、全ての前記テスト可能性端子間の前記端子間電圧が前記テスト電圧印加状態となる場合に、当該トランジスタをテスト活性状態であると判定することを第2の特徴とする。
上記第1の特徴の本発明に係るテストパターン評価方法は、前記トランジスタ状態取得工程において、前記出現トランジスタ状態の出現時間を各別に求め、前記テスト活性度算出工程において、前記トランジスタの夫々について、前記半導体集積回路の構成上、前記端子間電圧が所定のテスト電圧印加状態となる可能性がある前記トランジスタの端子間をテスト可能性端子間として求め、前記トランジスタ毎に、前記トランジスタの夫々の前記出現トランジスタ状態とその前記出現時間を用い、前記半導体集積回路内の全ての前記テスト可能性端子間について、前記動作検証において前記端子間電圧が前記テスト電圧印加状態となる時間を合計した累積テスト電圧印加時間を算出し、前記トランジスタの夫々について、前記トランジスタの全ての前記テスト可能性端子間の前記累積テスト電圧印加時間が所定のテスト電圧印加状態判定時間を超える前記トランジスタをテスト活性状態であると判定することを第3の特徴とする。
上記第2または第3の特徴の本発明に係るテストパターン評価方法は、前記半導体集積回路の検証対象となる全ての前記トランジスタに対する前記テスト活性状態であると判定された前記トランジスタの割合を第1テスト活性度として求める第1テスト活性度算出工程を実行することを第4の特徴とする。
上記第1の特徴の本発明に係るテストパターン評価方法は、前記テスト活性度算出工程において、前記トランジスタの夫々について、前記半導体集積回路の構成上、前記端子間電圧が所定のテスト電圧印加状態となる可能性がある前記トランジスタの端子間をテスト可能性端子間として求め、前記トランジスタの夫々について、前記動作検証において前記端子間電圧が前記テスト電圧印加状態となる前記トランジスタの端子間の前記テスト可能性端子間に対する割合を求め、前記半導体集積回路の検証対象となる全ての前記トランジスタについて前記割合を合計した第2テスト活性度を算出する第2テスト活性度算出工程を実行することを第5の特徴とする。
上記第1の特徴の本発明に係るテストパターン評価方法は、前記トランジスタ状態取得工程において、前記出現トランジスタ状態の出現時間を各別に求め、前記テスト活性度算出工程において、前記トランジスタの夫々について、前記半導体集積回路の構成上、前記端子間電圧が所定のテスト電圧印加状態となる可能性がある前記トランジスタの端子間をテスト可能性端子間として求め、前記トランジスタ毎に、前記トランジスタの夫々の前記出現トランジスタ状態とその前記出現時間を用い、前記半導体集積回路内の全ての前記テスト可能性端子間について、前記動作検証において前記端子間電圧が前記テスト電圧印加状態となる時間を合計した累積テスト電圧印加時間を算出し、前記トランジスタの夫々について、前記累積テスト電圧印加時間が所定のテスト電圧印加状態判定時間を超える前記トランジスタの端子間の前記トランジスタ内の全ての前記テスト可能性端子間に対する割合を求め、前記半導体集積回路の検証対象となる全ての前記トランジスタについて前記割合を合計した第2テスト活性度を算出する第2テスト活性度算出工程を実行することを第6の特徴とする。
上記何れかの特徴の本発明に係るテストパターン評価方法は、前記動作検証前に、前記セルの前記機能別に、前記セル状態と、前記セルを構成する前記トランジスタの端子間電圧との対応関係を示す対応データを取得し、前記トランジスタ状態取得工程において、前記トランジスタ毎に、前記トランジスタを構成要素とする前記セルの前記出現セル状態と前記対応データを用いて、前記出現トランジスタ状態を求めることを第7の特徴とする。
上記何れかの特徴の本発明に係るテストパターン評価方法は、前記セル毎に、前記セルの前記出現セル状態を用い、前記セルが取り得る全ての前記セル状態が出現するか否かを判定し、取り得る全ての前記セル状態が出現する前記セルをテスト活性化セルであると判定し、前記半導体集積回路において検証対象となる全ての前記セルに対する前記テスト活性化セルの割合を第1セル活性度として求める第1セル活性化判定工程を実行することを第8の特徴とする。
上記第1〜第7の特徴の本発明に係るテストパターン評価方法は、前記セル状態取得工程において、前記セル状態毎に、前記セル状態が前記セルに出現した時間を合計した累積セル状態出現時間を求め、前記セルの夫々について、前記半導体集積回路の構成上、前記セルが取り得る全ての前記セル状態の前記累積セル状態出現時間が所定のセル状態出現判定時間を超える前記セルをテスト活性化セルであると判定し、前記半導体集積回路において検証対象となる全ての前記セルに対する前記テスト活性化セルの割合を第1セル活性度として求める第1セル活性化判定工程を実行することを第9の特徴とする。
上記第1〜第7の特徴の本発明に係るテストパターン評価方法は、前記セル毎に、前記セルの前記出現セル状態を用い、前記半導体集積回路の構成上、前記セルが取り得る全ての前記セル状態に対する前記出現セル状態の割合を求め、前記半導体集積回路において検証対象となる全ての前記セルの前記割合を合計した第2セル活性度を算出する第2セル活性化判定工程を実行することを第10の特徴とする。
上記第1〜第7の特徴の本発明に係るテストパターン評価方法は、前記セル状態取得工程において、前記セル状態毎に、前記セル状態が前記セルに出現した時間を合計した累積セル状態出現時間を求め、前記セル毎に、前記半導体集積回路の構成上、前記セルが取り得る全ての前記セル状態に対する前記累積セル状態出現時間が所定のセル状態出現判定時間を超える前記セル状態の割合を求め、前記半導体集積回路において検証対象となる全ての前記セルの前記割合を合計した第2セル活性度を算出する第2セル活性化判定工程を実行することを第11の特徴とする。
上記何れかの特徴の本発明に係るテストパターン評価方法は、前記出現トランジスタ状態に基づき、前記動作検証において前記セルに所定時間以上継続して出現しなかった前記トランジスタ状態を未出現トランジスタ状態として求める未出現トランジスタ状態検出工程と、前記未出現トランジスタ状態を出現させるテストパターンを生成する第1テストパターン生成工程と、を実行することを第13の特徴とする。
上記何れかの特徴の本発明に係るテストパターン評価方法は、前記出現セル状態に基づき、前記動作検証において前記セルに所定時間以上継続して出現しなかった前記セル状態を未出現セル状態として求める未出現セル状態検出工程と、前記未出現セル状態を出現させるテストパターンを生成する第2テストパターン生成工程と、を実行することを第13の特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係るテストパターン評価装置は、トランジスタを用いて特定の機能を実現するセルの複数からなる半導体集積回路を検証するためのテストパターンを評価するためのテストパターン評価装置であって、少なくとも入力端子の論理値或いは電圧値によって決まる前記セルが取り得る内部状態の夫々をセル状態とし、前記トランジスタの各端子間の端子間電圧によって決まる前記トランジスタが取り得る状態の夫々をトランジスタ状態とし、前記半導体集積回路の設計データ及び前記テストパターンを取得するデータ取得手段と、前記設計データ及び前記テストパターンを用いて、ゲートレベル以上での前記半導体集積回路の動作検証を実行する動作検証手段と、前記動作検証において、前記半導体集積回路を構成する前記セル毎に、前記セルに所定時間以上継続して出現する前記セル状態を出現セル状態として求めるセル状態取得手段と、前記動作検証において、前記セルを構成する前記トランジスタ毎に、前記トランジスタを構成要素とする前記セルの前記出現セル状態を用い、前記トランジスタに出現する前記トランジスタ状態を出現トランジスタ状態として求めるトランジスタ状態取得手段と、前記トランジスタ毎に、対応する前記出現トランジスタ状態を用いて前記トランジスタのテスト活性度を算出するテスト活性度算出手段と、を備えることを特徴とする。
上記特徴のテストパターンの評価方法及び評価装置によれば、セルが取り得る内部状態(セル状態)から、セルを構成するトランジスタのトランジスタ状態を求めるように構成したので、例えば、ゲートレベルのシミュレータを用いて、トランジスタレベルのシミュレータを用いた場合と同程度の精度で、トランジスタのゲート酸化膜に対する信頼性試験で用いる信頼性試験用テストパターンを評価することが可能になる。
SPICEシミュレーションのトランジェント解析のように、トランジスタの各端子間の電圧変動を測定するトランジスタレベルのシミュレーションは、シミュレーション精度は高いが、比較的シミュレーション時間が長く、特に、回路規模が大きい半導体集積回路では、現実的な時間でシミュレーションを終了することが困難である。これに対し、上記特徴のテストパターンの評価方法及び評価装置によれば、トランジスタレベルのシミュレータより比較的シミュレーション時間が短いゲートレベルのシミュレータを用いることが可能になるので、大規模な半導体集積回路においても、現実的な時間でシミュレーションを終了させることができ、信頼性試験用テストパターンの評価を現実的な時間で行うことが可能になる。
また、上記特徴のテストパターンの評価方法及び評価装置によれば、セル状態からトランジスタ状態を一意的に決定することができることから、動作検証(シミュレーション)で求めたセル状態からトランジスタ状態を求めるように構成したので、SPICEシミュレーション等のトランジスタレベルのシミュレーションを実行した場合と同程度の精度で、信頼性試験用テストパターンを評価することができる。
尚、上記特徴のテストパターンの評価方法及び評価装置を、信頼性試験用テストパターンの評価後に、動作検証において、端子間電圧がテスト電圧印加状態とならないテスト可能性端子間を出力するように構成すれば、信頼性試験用テストパターンの追加が必要なテスト可能性端子間を容易に得ることができ、追加の信頼性試験用テストパターンの作成がより適切に実行可能になる。
上記第4の特徴のテストパターンの評価方法によれば、信頼性試験用テストパターンの評価指標として、半導体集積回路全体におけるテスト活性状態であると判定されたトランジスタの割合を用いるので、実際の動作検証におけるトランジスタの状態に応じた評価を得ることができ、トランジスタのゲート酸化膜やソースドレイン間に対する信頼性試験における評価を適切に行うことができる。上記第5及び第6の特徴のテストパターンの評価方法によれば、信頼性試験用テストパターンの評価指標として、動作検証において端子間電圧がテスト電圧印加状態となるトランジスタの端子間のテスト可能性端子間に対する割合を、半導体回路全体で合計した値を用いるので、実際の動作検証におけるトランジスタの状態に応じた評価を得ることができ、トランジスタのゲート酸化膜やソースドレイン間に対する信頼性試験における評価を適切に行うことができる。
また、上記第3及び第6の特徴のテストパターンの評価方法によれば、テスト電圧印加状態となる時間を合計した累積テスト電圧印加時間を、信頼性試験用テストパターンのテスト活性度の算出に用いるので、例えば、トランジスタのゲート酸化膜に対する耐性試験で必要とされる時間をテスト電圧印加状態判定時間として設定すれば、累積テスト電圧印加時間がテスト電圧印加状態判定時間を満たし、信頼性試験を適切に実施できるトランジスタの端子間を確実に評価でき、より精度の高い信頼性試験用テストパターンの評価が可能になる。
上記第7の特徴のテストパターンの評価方法によれば、セルの機能別に、動作検証前に求めたセル状態とトランジスタの端子間電圧との対応関係を示す対応データを求め、当該対応データを用いてセル状態からトランジスタ状態を求めるので、トランジスタ状態を容易に且つ迅速に求めることが可能になる。また、対応データは、同じ半導体集積回路に対する信頼性試験で用いる他の信頼性試験用テストパターンや、プロセス等の電気的特性が同じ他の半導体集積回路に対する信頼性試験で用いる信頼性試験用テストパターンに対する評価において再利用可能である。
尚、回路規模が非常に小さいセル単位でのトランジスタレベルのシミュレーションであれば、シミュレーション時間が非常に短くてすみ、セルの機能数が限られているため、シミュレーション回数も少なくてすむ。このため、上記第7の特徴のテストパターンの評価方法では、対応データを求める場合については、SPICEシミュレーション等のトランジスタレベルのシミュレーションを用いることができる。この場合には、トランジスタレベルのシミュレーションを利用するため、より高精度に、セル状態とトランジスタの端子間電圧との対応関係を求めることができる。更に、動作検証において半導体集積回路全体に対するトランジスタレベルのシミュレーションを実行しないので、信頼性試験用テストパターンの評価にかかる時間が増大するのを防止できる。
また、上記第8〜第11の特徴のテストパターンの評価方法によれば、各セルに出現するセル状態に基づいてセル活性度を求めるように構成したので、半導体集積回路の構成を考慮すれば、セル状態とトランジスタの端子間電圧との対応関係が一意的に決まることから、トランジスタの状態をある程度反映した評価指標として、セル活性度を求めることができる。
尚、上述したトグル率の場合のように、所定のセルにおけるセル状態の出現率と、当該セルを構成するトランジスタのテスト可能性端子間がテスト電圧印加状態となる率は、必ずしも一致しないが、取り得る全てのセル状態が出現するセルについては、当該セルを構成するトランジスタは、全てのテスト可能性端子間がテスト電圧印加状態となるとみなせる。このことから、セル活性度を用いても、必ずしもトランジスタ状態によるテスト活性度とは一致しないが、ある程度の精度で、信頼性試験用テストパターンの評価を行うことができる。
以下、本発明に係るテストパターン評価方法及びテストパターン評価装置(以下、適宜「本発明方法」、「本発明装置」と略称する)の実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
本発明方法及び本発明装置の第1実施形態について、図1〜図8を基に説明する。
先ず、本発明装置の基本構成について、図1を基に説明する。ここで、図1は、本発明装置の各手段を備えるEWS1(Engineering Workstation)の信頼性試験用テストパターン23の評価に係る部分の概略部分構成例を示している。
図1に示すように、EWS1は、EWS1の各機能を制御するCPU10、EWS1の各機能を実現する各種プログラムやデータ等を記憶するHDD20、フラッシュメモリ等で構成された一時記憶装置としてのRAM30、キーボードやマウス等の外部入力機器を備えてなる操作部40、ディスプレイ等の機器を備えてなる表示部50、LAN上の他の装置とデータ通信を行うための通信インターフェース60を備えて構成されている。
本実施形態のHDD20は、トランジスタを用いて特定の機能を実現するセルの複数からなる半導体集積回路の動作検証をゲートレベルで行うための論理シミュレーションプログラム21、半導体集積回路のゲートレベルのネットリスト22(設計データに相当)、機能検証用テストパターン等を含む信頼性試験用テストパターン23、基本論理ゲートや論理回路ブロック等を規定したセルライブラリ24、半導体集積回路の信頼性試験用テストパターン23を評価するためのテストパターン評価装置の各手段を実現するテストパターン評価プログラム25を備えて構成されている。
本発明装置は、テストパターン評価プログラム25を、CPU10がコンピュータ上で実行することで実現される。尚、本発明装置及び本発明方法では、少なくとも入力端子の論理値或いは電圧値によって決まるセルが取り得る内部状態の夫々をセル状態とし、トランジスタの各端子間の端子間電圧によって決まるトランジスタが取り得る状態の夫々をトランジスタ状態とする。
より具体的には、本発明装置は、図1に示すように、半導体集積回路のネットリスト22及び信頼性試験用テストパターン23を取得するデータ取得手段251と、設計データ及び信頼性試験用テストパターン23を用いて、ゲートレベル以上での半導体集積回路の動作検証を実行する動作検証手段252と、動作検証において、半導体集積回路を構成するセル毎に、セルに所定時間以上継続して出現するセル状態を出現セル状態として求めるセル状態取得手段253と、動作検証において、セルを構成するトランジスタ毎に、トランジスタを構成要素とするセルの出現セル状態を用い、トランジスタに出現するトランジスタ状態を出現トランジスタ状態として求めるトランジスタ状態取得手段254と、トランジスタ毎に、対応する出現トランジスタ状態を用いてトランジスタのテスト活性度を算出するテスト活性度算出手段255と、を備えて構成されている。
尚、本実施形態では、HDD20には、更に、セルの機能別に、セル状態とセルを構成するトランジスタの端子間電圧との対応関係を示す対応データ26が記憶されており、トランジスタ状態取得手段254が、トランジスタ毎に、トランジスタを構成要素とするセルの出現セル状態と対応データ26を用いて、出現トランジスタ状態を求めるように構成されている。
次に、本実施形態の本発明方法について、図2〜図8を基に説明する。ここで、図2は、本実施形態における本発明方法の処理手順を示している。
EWS1の操作部40からテストパターンの評価要求があると、先ず、本発明装置のデータ取得手段251が、指定された検証対象の半導体集積回路のゲートレベルのネットリスト22、信頼性試験用テストパターン23、セルライブラリ24をHDD20から取得し(ステップ#110)、本発明装置の動作検証手段252が、論理シミュレーションプログラム21を起動して、ゲートレベルでの論理シミュレーション(動作検証に相当)を実行する(ステップ#120)。
ここで、図3は、論理シミュレーションの対象となる半導体集積回路の一例を示している。また、図4は、信頼性試験用テストパターン23の一例を示しており、半導体集積回路の入力端子A、B、CKBの夫々に入力する入力信号を論理値で示している。図5は、論理シミュレーション用のセルライブラリ24の一例として、NANDセルS1のシンボル及び真理値表を示している。図6は、論理シミュレーションの結果を示している。尚、本実施形態では、‘1’が信頼性試験時の電源電圧(ここでは、テスト電圧)に、‘0’が接地電圧に対応している。
具体的には、図3に示す半導体集積回路は、NANDセルS1、インバータセルS2、及び、DフリップフロップセルS3を備えて構成されている。尚、本実施形態では、出力端子の論理値が入力端子の論理値により一意的に決まる論理ゲートやセレクタ等の組み合わせ回路については、入力端子の論理値によってセル状態を規定する。更に、出力端子の論理値が入力端子の論理値と内部状態により決まるレジスタやカウンタ等の順序回路については、入力端子及び出力端子の論理値によってセル状態を規定する。即ち、図3に示す半導体集積回路では、NANDセルS1及びインバータセルS2については入力端子の論理値でセル状態を規定し、DフリップフロップセルS3については入力端子の論理値と出力端子の論理値でセル状態を規定する。
ここで、例えば、NANDセルの場合、セル状態(A,B)としては、図5に示すように、4つのセル状態(0,0)、(0,1)、(1,0)、(1,1)が考えられるが、例えば、入力端子Bが論理値‘0’に固定されているような場合には、半導体集積回路の構成上、取り得るセル状態は(0,0)、(1,0)の2つになる。
図6は、論理シミュレーションの結果を示しており、図6(a)は、NANDセルS1に入力される入力信号A、入力信号B、インバータセルS2に入力されるクロック信号CKB、NANDセルS1の出力端子YとDフリップフロップセルS3のデータ入力端子Dを接続する内部ノードの内部信号D、インバータセルS2の出力端子YとDフリップフロップセルS3のクロック入力端子CKを接続する内部ノードの内部信号CK、及び、DフリップフロップセルS3からの出力信号Qの信号波形を夫々示している。
続いて、図2に示すように、本発明装置のセル状態取得手段253が、論理シミュレーションにおいて、半導体集積回路を構成するセル毎に、セルに所定時間以上継続して出現するセル状態を出現セル状態として求める(ステップ#130、セル状態取得工程)。
具体的には、本実施形態のセル状態取得手段253は、図3に示す半導体集積回路の場合、NANDセルS1、インバータセルS2、及び、DフリップフロップセルS3の夫々について、出現セル状態を求める。より詳細には、図6(a)において、1ns以上継続して出現するセル状態を出現セル状態としている。図6に示すように、NANDセルS1については、入力端子A及び入力端子Bの論理値で規定されるセル状態(A,B)の内、出現セル状態(A,B)は、(1,1)、(1,0)、(0,1)である。インバータセルS2の出現セル状態(A)は、(1)、(0)となる。DフリップフロップセルS3の出現セル状態(D,CK,Q)は、(1,1,1)、(1,1,0)、(1,0,1)、(1,0,0)、(0,1,0)となる。尚、本実施形態では、1ns以上継続して出現するセル状態を出現セル状態としたが、これに限るものではなく、半導体集積回路の動作周波数等に応じて適切に設定する。
引き続き、図2に示すように、本発明装置のトランジスタ状態取得手段254が、論理シミュレーションにおいて、セルを構成するトランジスタ毎に、トランジスタを構成要素とするセルの出現セル状態を用い、トランジスタに出現するトランジスタ状態を出現トランジスタ状態として求める(ステップ#140、トランジスタ状態取得工程)。
ここで、図7は、セルライブラリ24の一例として、NANDセルS1のトランジスタ構成及びその接続構成を示す回路図、及び、SPICEネットリスト28を示しており、図8は、セルの機能別に、セル状態とセルを構成するトランジスタの端子間電圧との対応関係を示す対応データ26の一部分例を示している。
図8では、セルライブラリ24に登録されている各種セルの内、2入力のNANDセルS1について示している。図8において、NA2はNANDセルS1のライブラリ名を示している。端子間電圧Vgsはゲート・ソース間電圧を、端子間電圧Vdsはドレイン・ソース間電圧を、端子間電圧Vgdはゲート・ドレイン間電圧を、夫々示している。尚、本実施形態では、端子間電圧Vgs、Vds、Vgdを評価対象としたが、これに限るものではなく、バックゲート電圧等を評価対象として加えても良い。更に、図8では、‘1’は端子間電圧がテスト電圧印加状態となる場合に、‘0’は端子間電圧がテスト電圧印加状態とならない場合に対応している。ここでは、端子間電圧Vgs、Vds、Vgdのテスト電圧は何れも、信頼性試験時の電源電圧6Vに対して3Vとし、端子間電圧がテスト電圧印加状態、即ち、3V以上となる場合に‘1’、それ以外の場合を‘0’としている。尚、本実施形態では、端子間電圧Vgs、Vds、Vgdのテスト電圧は何れも3Vとしたが、夫々異なる電圧値であっても良い。
具体的には、トランジスタ状態取得手段254は、出現トランジスタ状態を求めるに当たって、先ず、HDD20から対応データ26を取得し、当該対応データ26を用いて、トランジスタ毎に出現トランジスタ状態を求める。ここで、例えば、NANDセルS1のトランジスタm0の場合、NANDセルS1の出現セル状態が(1,1)及び(0,1)のときに、出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)は(1,0,1)となり、出現セル状態が(1,0)のときに、出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)は(1,1,0)となる。即ち、トランジスタm0の出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)は、(1,0,1)及び(1,1,0)となる。同様にして、トランジスタm1の出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)は、(1,0,1)、(0,0,0)、(1,1,0)、トランジスタm2の出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)は、(1,0,1)、(0,0,0)、(1,1,0)、トランジスタm3の出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)は、(0,0,0)、(1,0,1)、(0,1,1)となる。同様にして、インバータセルS2及びDフリップフロップセルS3を構成するトランジスタの夫々についても、出現トランジスタ状態を求める。
引き続き、図2に示すように、本発明装置のテスト活性度算出手段255が、トランジスタ毎に、対応する出現トランジスタ状態を用いてトランジスタのテスト活性度を算出する(ステップ#150、テスト活性度算出工程)。
具体的には、本実施形態のテスト活性度算出手段255は、ステップ#150のテスト活性度算出工程において、先ず、トランジスタの夫々について、半導体集積回路の構成上、端子間電圧が所定のテスト電圧印加状態となる可能性があるトランジスタの端子間をテスト可能性端子間として求め、トランジスタの夫々について、論理シミュレーションにおいて、全てのテスト可能性端子間の端子間電圧がテスト電圧印加状態となる場合に、当該トランジスタをテスト活性状態であると判定する(ステップ#151)。
より詳細には、例えば、NANDセルS1の場合、図7(a)に示すように、トランジスタm0については、半導体集積回路の構成上、端子間電圧Vgs、Vds、Vgdの全てがテスト電圧印加状態となる可能性がある。また、ステップ#140のトランジスタ状態取得工程で求めたトランジスタm0の出現トランジスタ状態(1,0,1)及び(1,1,0)から、端子間電圧Vgsは出現トランジスタ状態が(1,0,1)及び(1,1,0)のときに、端子間電圧Vdsは出現トランジスタ状態が(1,1,0)のときに、端子間電圧Vgdは出現トランジスタ状態が(1,0,1)のときにテスト電圧印加状態となる。即ち、NANDセルS1のトランジスタm0の場合、端子間電圧Vgs、Vds、Vgdの何れも、論理シミュレーションにおいて、テスト電圧印加状態となる場合があることから、テスト活性状態であると判定する。同様にして、NANDセルS1のトランジスタm1、m2、m3、及び、インバータセルS2及びDフリップフロップセルS3を構成するトランジスタの夫々についても、図7及び図8の対応データ26に示すように、テスト電圧印加状態となる場合があるか否かを求め、テスト活性状態であるか否かを判定する。
尚、図8において、例えば、NANDセルの入力端子Bが論理値‘0’に固定されている場合、NANDセルを構成するトランジスタm3は、取り得るセル状態が(0,0)、(1,0)のみとなる。このような場合は、対応するトランジスタ状態(0,0,0)、(1,1,0)が取り得るトランジスタ状態となり、半導体集積回路の構成上、端子間電圧がテスト電圧印加状態となる可能性があるトランジスタの端子間は、ゲート・ソース間とドレイン・ソース間の2つになる。
更に、テスト活性度算出手段255は、半導体集積回路の検証対象となる全てのトランジスタに対するテスト活性状態であると判定されたトランジスタの割合を第1テスト活性度として求める(ステップ#152、第1テスト活性度算出工程)。本実施形態では、ステップ#151においてテスト活性状態であると判定されたトランジスタ数を、NANDセルS1、インバータセルS2及びDフリップフロップセルS3に含まれるトランジスタ数の合計で除算した値を第1テスト活性度とする。
〈第2実施形態〉
本発明方法及び本発明装置の第2実施形態について、図9を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1実施形態とは、テスト活性状態の判定方法が異なる場合について説明する。
以下、本実施形態の本発明方法について、図2及び図9を基に説明する。
本実施形態の本発明装置のデータ取得手段251は、先ず、上記第1実施形態と同様に、検証対象の半導体集積回路のゲートレベルのネットリスト22、信頼性試験用テストパターン23、セルライブラリ24をHDD20から取得し(ステップ#110)、動作検証手段252が、論理シミュレーションプログラム21を起動して、ゲートレベルでの論理シミュレーションを実行する(ステップ#120)。尚、本実施形態で用いる半導体集積回路のゲートレベルのネットリスト22、信頼性試験用テストパターン23、セルライブラリ24は、上記第1実施形態と同じである。
続いて、図2に示すように、セル状態取得手段253が、セル毎に、出現セル状態を求める(ステップ#130、セル状態取得工程)。本実施形態のセル状態取得手段253は、更に、NANDセルS1、インバータセルS2及びDフリップフロップセルS3の夫々について、セル状態毎に、セル状態の出現時間を合計した累積セル状態出現時間を求める。
具体的には、図6(b)に示すように、NANDセルS1については、セル状態(1,1)の累積セル状態出現時間は10ns、セル状態(1,0)の累積セル状態出現時間は10ns、セル状態(0,1)の累積セル状態出現時間は6ns、セル状態(0,0)の累積セル状態出現時間は0nsとなる。同様に、インバータセルS2については、セル状態(1)の累積セル状態出現時間は15ns、セル状態(0)の累積セル状態出現時間は11nsであり、DフリップフロップセルS3については、セル状態(1,1,1)、(0,1,0)の累積セル状態出現時間は4ns、セル状態(1,1,0)の累積セル状態出現時間は1ns、セル状態(1,0,1)、(1,0,0)の累積セル状態出現時間は5ns、セル状態(0,1,1)、(0,0,1)、(0,0,0)の累積セル状態出現時間は0nsとなる。
引き続き、図2に示すように、トランジスタ状態取得手段254が、トランジスタ毎に、トランジスタを構成要素とするセルの出現セル状態を用い、出現トランジスタ状態を求める(ステップ#140、トランジスタ状態取得工程)。本実施形態のトランジスタ状態取得手段254は、更に、出現トランジスタ状態の出現時間を各別に求める。
引き続き、図2に示すように、テスト活性度算出手段255が、トランジスタ毎に、対応する出現トランジスタ状態を用いてトランジスタのテスト活性度を算出する(ステップ#150、テスト活性度算出工程)。
本実施形態では、テスト活性度算出手段255が、先ず、トランジスタの夫々についてテスト可能性端子間を求め、トランジスタ毎に、トランジスタの夫々の出現トランジスタ状態とその出現時間を用い、半導体集積回路内の全てのテスト可能性端子間について、論理シミュレーションにおいて端子間電圧がテスト電圧印加状態となる時間を合計した累積テスト電圧印加時間を算出する。更に、テスト活性度算出手段255は、トランジスタの夫々について、トランジスタの全てのテスト可能性端子間の累積テスト電圧印加時間が所定のテスト電圧印加状態判定時間を超えるトランジスタをテスト活性状態であると判定する(ステップ#151)。
ここで、図9は、図3に示す半導体集積回路のNANDセルS1について、図6に示すシミュレーション結果における各トランジスタ状態の出現時間を示している。テスト電圧印加状態判定時間を1nsとすると、NANDセルS1を構成するトランジスタm0、m1、m2、m3の何れも、端子間電圧Vgs、Vds、Vgdの全ての累積テスト電圧印加時間がテスト電圧印加状態判定時間を超えている。従って、トランジスタm0、m1、m2、m3については、テスト活性状態にあると判定する。尚、テスト電圧印加状態判定時間は、本実施形態では1nsに設定したが、これに限るものではなく、半導体集積回路のプロセスや特性等に応じて適切に設定する。
更に、テスト活性度算出手段255は、第1実施形態と同様に、半導体集積回路の検証対象となる全てのトランジスタに対するテスト活性状態であると判定されたトランジスタの割合を第1テスト活性度として求める(ステップ#152、第1テスト活性度算出工程)。
〈第3実施形態〉
本発明方法及び本発明装置の第3実施形態について、図10を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1及び第2実施形態とは、テスト活性度の内容が異なる場合について説明する。具体的には、上記第1及び第2実施形態では、半導体集積回路内の全トランジスタに対するテスト活性状態のトランジスタの割合を第1テスト活性度として求めたが、本実施形態では、トランジスタ毎の全トランジスタ状態に対する出現トランジスタ状態の割合を半導体集積回路全体で合計した第2テスト活性度を求める。
以下、本実施形態の本発明方法について、図10を基に説明する。ここで、図10は、本実施形態における本発明方法の処理手順を示している。
本実施形態の本発明装置のデータ取得手段251は、先ず、上記第1及び第2実施形態と同様に、検証対象の半導体集積回路のゲートレベルのネットリスト22、信頼性試験用テストパターン23、セルライブラリ24をHDD20から取得し(ステップ#110)、動作検証手段252が、論理シミュレーションプログラム21を起動して、ゲートレベルでの論理シミュレーションを実行する(ステップ#120)。尚、本実施形態で用いる半導体集積回路のゲートレベルのネットリスト22、信頼性試験用テストパターン23、セルライブラリ24は、上記第1及び第2実施形態と同じである。
続いて、図10に示すように、セル状態取得手段253が、第1実施形態と同様に、セル毎に、出現セル状態を求め(ステップ#130、セル状態取得工程)、トランジスタ状態取得手段254が、第1実施形態と同様に、トランジスタ毎に、トランジスタを構成要素とするセルの出現セル状態を用い、出現トランジスタ状態を求める(ステップ#140、トランジスタ状態取得工程)。
引き続き、図10に示すように、テスト活性度算出手段255が、トランジスタ毎に、対応する出現トランジスタ状態を用いてトランジスタのテスト活性度を算出する(ステップ#160、テスト活性度算出工程)。
本実施形態では、テスト活性度算出手段255が、先ず、トランジスタの夫々についてテスト可能性端子間を求め、トランジスタの夫々について、論理シミュレーションにおいて端子間電圧がテスト電圧印加状態となるトランジスタの端子間のテスト可能性端子間に対する割合を求める(ステップ#161)。
具体的には、例えば、図3に示す半導体集積回路のNANDセルS1のトランジスタm0は、半導体集積回路の構成上、端子間電圧Vgs、Vds、Vgdの全てがテスト電圧印加状態となる可能性がある。また、第1実施形態で説明したように、トランジスタm0は、端子間電圧Vgs、Vds、Vgdの全てが、論理シミュレーションにおいてテスト電圧印加状態となる場合がある。従って、トランジスタm0の論理シミュレーションにおいて端子間電圧がテスト電圧印加状態となるトランジスタの端子間のテスト可能性端子間に対する割合は、1=100%となる。トランジスタm1、m2、m3についても同様に、前記割合は、1となる。
更に、テスト活性度算出手段255は、半導体集積回路の検証対象となる全てのトランジスタについて割合を合計した第2テスト活性度を算出する(ステップ#162、第2テスト活性度算出工程)。
〈第4実施形態〉
本発明方法及び本発明装置の第4実施形態について、図10及び図11を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第3実施形態とは、テスト活性度の内容が異なる場合について説明する。
以下、本実施形態の本発明方法について、図10及び図11を基に説明する。
本実施形態の本発明装置のデータ取得手段251は、先ず、上記第1〜第3実施形態と同様に、検証対象の半導体集積回路のゲートレベルのネットリスト22、信頼性試験用テストパターン23、セルライブラリ24をHDD20から取得し(ステップ#110)、動作検証手段252が、論理シミュレーションプログラム21を起動して、ゲートレベルでの論理シミュレーションを実行する(ステップ#120)。尚、本実施形態で用いる半導体集積回路のゲートレベルのネットリスト22、信頼性試験用テストパターン23、セルライブラリ24は、上記第1〜第3実施形態と同じである。
続いて、図10に示すように、セル状態取得手段253が、第2実施形態と同様に、セル毎に、出現セル状態を求め(ステップ#130、セル状態取得工程)、更に、NANDセルS1、インバータセルS2及びDフリップフロップセルS3の夫々について、セル状態毎に、セル状態の出現時間を合計した累積セル状態出現時間を求める。
引き続き、図10に示すように、トランジスタ状態取得手段254が、第2実施形態と同様に、トランジスタ毎に、トランジスタを構成要素とするセルの出現セル状態を用い、出現トランジスタ状態を求め(ステップ#140、トランジスタ状態取得工程)、更に、出現トランジスタ状態の出現時間を各別に求める。
引き続き、図10に示すように、テスト活性度算出手段255が、トランジスタ毎に、対応する出現トランジスタ状態を用いてトランジスタのテスト活性度を算出する(ステップ#160、テスト活性度算出工程)。
本実施形態では、テスト活性度算出手段255が、先ず、トランジスタの夫々についてテスト可能性端子間を求め、トランジスタ毎に、トランジスタの夫々の出現トランジスタ状態とその出現時間を用い、半導体集積回路内の全てのテスト可能性端子間について、論理シミュレーションにおいて端子間電圧がテスト電圧印加状態となる時間を合計した累積テスト電圧印加時間を算出する。更に、テスト活性度算出手段255は、トランジスタの夫々について、累積テスト電圧印加時間が所定のテスト電圧印加状態判定時間を超えるトランジスタの端子間のトランジスタ内の全てのテスト可能性端子間に対する割合を求める(ステップ#161)。
ここで、図11は、シミュレーション時間に対する各トランジスタの端子間の累積テスト電圧印加時間の算出結果の一例を示している。図11において、vgs_active_timeは、ゲート・ソース間の累積テスト電圧印加時間を示しており、vds_active_timeは、ドレイン・ソース間の累積テスト電圧印加時間を示しており、vgd_active_timeは、ゲート・ドレイン間の累積テスト電圧印加時間を示している。本実施形態では、例えば、テスト電圧印加状態判定時間を1nsとし、累積テスト電圧印加時間が1nsを超えるトランジスタの端子間のトランジスタ内の全てのテスト可能性端子間に対する割合を求める。図11において、トランジスタm0の場合、ゲート・ソース間、ドレイン・ソース間、ゲート・ドレイン間の何れも累積テスト電圧印加時間が1nsを超えているので、テスト可能性端子間に対する割合は、1=100%となる。
更に、テスト活性度算出手段255は、上記第3実施形態と同様に、半導体集積回路の検証対象となる全てのトランジスタについて、ステップ#161で算出した割合を合計した第2テスト活性度を算出する(ステップ#162、第2テスト活性度算出工程)。
〈第5実施形態〉
本発明方法及び本発明装置の第5実施形態について、図12〜図15を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1〜第4実施形態で用いる対応データ26の生成について説明する。
先ず、対応データ26の生成に係る本発明装置を備えるEWS1の構成について、図12を基に説明する。ここで、図12は、本実施形態の本発明装置を備えるEWS1の概略部分構成例を示している。本実施形態のEWS1は、図1に示す第1〜第4実施形態のEWS1の各構成、即ち、CPU10、HDD20、RAM30、操作部40、表示部50及び通信インターフェース60を備えて構成されている。CPU10、RAM30、操作部40、表示部50及び通信インターフェース60の構成は、第1〜第4実施形態と同じである。
尚、本実施形態では、セルライブラリ24に記憶されているセル別に、トランジスタレベルのシミュレーション、ここでは、SPICEシミュレーションを実行することにより、セルの入力端子の論理値と各トランジスタの端子間電圧Vgs、Vds、Vgdとの対応関係を求めるように構成されており、本実施形態のHDD20は、第1〜第4実施形態の各データに加え、SPICEシミュレーションを実行するためのSPICEシミュレーションプログラム27、セルライブラリ24に記憶されているセルの機能別に生成されたSPICEネットリスト28、セルライブラリ24に記憶されているセルの機能別に生成されたSPICE用テストパターン29を備えて構成されている。
以下、対応データ26の生成について、図13〜図15を基に説明する。ここで、図13は、対応データ26の生成手順を示している。尚、本実施形態では、説明の為に、NANDセルS1について、セル状態とセルを構成するトランジスタの端子間電圧との対応関係を求める場合について説明する。
具体的には、図13に示すように、先ず、図7(b)に示すNANDセルS1のSPICEネットリスト28を用い、NANDセルS1が取り得る全てのセル状態について、SPICEシミュレーションを行うためのSPICE用テストパターン29を作成する(ステップ#201)。ここで、図14は、NANDセルS1に対するSPICEシミュレーションの条件設定例を示している。NANDセルS1は、入力端子の論理値によってセル状態が決まることから、図14では、NANDセルS1の入力端子A及びBが取り得る4つの電圧値の組み合わせについて示している。図14において、電圧値6Vが論理値‘1’に、電圧値0Vが論理値‘0’に夫々対応している。
続いて、操作部40からSPICEシミュレーションの実行要求が指示されると、EWS1は、セルの機能別にSPICEシミュレーションを実行する(ステップ#202)。詳細には、DフリップフロップセルS3のような順序回路では、入力端子だけでなく出力端子の論理値によってもセル状態が規定されることから、出力値の制御が困難なDC解析ではなく、トランジェント解析によるSPICEシミュレーションを行う。これに対し、NANDセルS1のような組み合わせ回路では、入力端子の論理値によってセル状態が規定される、即ち、出力値の細かい制御を必要としないことから、トランジェント解析よりもシミュレーション時間の短いDC解析によるSPICEシミュレーションを行うことができる。
ここで、図15は、SPICEシミュレーションの結果と、セル状態とトランジスタの端子間電圧との対応関係を示している。図15では、左欄から順に、ライブラリ名、セルの入力端子名、入力端子の論理値(セル状態)、トランジスタ名、端子間電圧、トランジスタ状態(論理値)を夫々示している。端子間電圧が所定の電圧値、例えば、3Vを超える場合に、端子間電圧がテスト電圧印加状態であると判定し、トランジスタ状態は‘1’となる。
引き続き、本発明装置は、図13に示すように、SPICEシミュレーションの結果から、対応データ26を作成する(ステップ#203)。具体的には、本実施形態では、図15に示す表から、セルの入力端子夫々の論理値とトランジスタの端子間電圧(トランジスタ状態(論理値))との対応関係を抽出し、図8に示す対応データ26を生成する。
本実施形態では、トランジスタレベルのSPICEシミュレーションの結果を用いて対応データ26を生成するので、論理シミュレーションの結果による信頼性試験用テストパターン23の評価であっても、当該対応データ26を用いて出現トランジスタ状態を求めることで、信頼性試験用テストパターン23を用いてトランジスタレベルのSPICEシミュレーションを実行した場合と同等の評価精度が得られる。また、SPICEシミュレーションは、セルライブラリ24に登録されているセルの機能別に行うことから、シミュレーションを現実的な時間で終了させることができる。また、対応データ26は、プロセス条件等が同じ半導体集積回路に適応できることから再利用可能である。
〈第6実施形態〉
本発明方法及び本発明装置の第6実施形態について、図16を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1〜第5実施形態において、更に、セル状態を用いて第1セル活性度を求める場合について説明する。
以下、本実施形態の本発明方法について、図16を基に説明する。ここで、図16は、第1セル活性度の算出手順を示している。
本実施形態の本発明装置は、上記第1〜第5実施形態と同様に、図16に示すステップ#110〜ステップ#130を実行して、ゲートレベルの論理シミュレーションの結果からセル毎の出現セル状態を取得する。そして、本発明装置は、セル毎の出現セル状態を用いてテスト活性度を算出する(ステップ#170)。
詳細には、本実施形態の本発明装置は、半導体集積回路を構成するセル毎に、セルの出現セル状態を用い、セルが取り得る全てのセル状態が出現するか否かを判定し、取り得る全てのセル状態が出現するセルをテスト活性化セルであると判定する(ステップ#171)。
具体的には、例えば、図3に示す半導体集積回路について図4に示すテストパターンを用いて論理シミュレーションを実行した場合、図6に示す結果から、半導体集積回路を構成する各セルの内、インバータセルS2については、取り得る全てのセル状態が出現しており、テスト活性化セルであると判定する。これに対し、NANDセルS1及びDフリップフロップセルS3は、出現しないセル状態があることから、テスト活性化セルではないと判定する。
引き続き、本発明装置は、半導体集積回路において検証対象となる全てのセルに対するテスト活性化セルの割合を第1セル活性度として求める(ステップ#172、第1セル活性化判定工程に相当)。具体的には、本発明装置は、図3に示す半導体集積回路の場合、ステップ#171において、3つのセルの内、インバータセルS2のみがテスト活性化セルであると判定されているので、第1セル活性度は、1/3=33.33%となる。
〈第7実施形態〉
本発明方法及び本発明装置の第7実施形態について、図面を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第6実施形態とは、テスト活性化セルの判定条件が異なる場合について説明する。
以下、本実施形態の本発明方法について、図16を基に説明する。
本実施形態の本発明装置は、上記第6実施形態と同様に、図16に示すステップ#110〜ステップ#130を実行して、ゲートレベルの論理シミュレーションの結果からセル毎の出現セル状態を取得する。本実施形態では、ステップ#130のセル状態取得工程において、更に、セル状態毎に、セル状態がセルに出現した時間を合計した累積セル状態出現時間を求める。そして、本発明装置は、セル毎の出現セル状態を用いてテスト活性度を算出する(ステップ#170)。
詳細には、本実施形態の本発明装置は、半導体集積回路を構成するセルの夫々について、半導体集積回路の構成上、セルが取り得る全てのセル状態の累積セル状態出現時間が所定のセル状態出現判定時間を超えるセルをテスト活性化セルであると判定する(ステップ#171)。
具体的には、ここでは、上記第6実施形態と同様に、図3に示す半導体集積回路について図4に示すテストパターンを用いて論理シミュレーションを実行した場合について説明する。図6(b)は、セル状態とその累積セル状態出現時間を示しており、セル状態出現判定時間を1nsとした場合、NANDセルS1については、出現セル状態(A,B)は、(1,1)、(1,0)、(0,1)となる。同様に、インバータセルS2については、出現セル状態(A)は、(1)、(0)となり、DフリップフロップセルS3については、出現セル状態(D,CK,Q)は、(1,1,1)、(1,0,1)、(1,0,0)、(0,1,0)となる。半導体集積回路を構成する各セルの内、インバータセルS2については、取り得る全てのセル状態が出現していることから、テスト活性化セルであると判定する。これに対し、NANDセルS1及びDフリップフロップセルS3は、出現しないセル状態があることから、テスト活性化セルではないと判定する。尚、セル状態出現判定時間は、本実施形態では1nsに設定したが、これに限るものではなく、半導体集積回路のプロセスや特性等に応じて適切に設定する。
引き続き、本発明装置は、半導体集積回路において検証対象となる全てのセルに対するテスト活性化セルの割合を第1セル活性度として求める(ステップ#172、第1セル活性化判定工程に相当)。具体的には、本発明装置は、上記第6実施形態と同様に、図3に示す半導体集積回路の場合、ステップ#171において、3つのセルの内、インバータセルS2のみがテスト活性化セルであると判定されているので、第1セル活性度は、1/3=33.33%となる。
〈第8実施形態〉
本発明方法及び本発明装置の第8実施形態について、図17を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第6及び第7実施形態に対し、第1セル活性度とは異なる第2セル活性度を求める場合について説明する。具体的には、本実施形態では、上記第6及び第7実施形態では、半導体集積回路内の全セルに対するテスト活性化セルの割合を第1セル活性度として求めたが、本実施形態では、セル毎の全セル状態に対する出現セル状態の割合を半導体集積回路全体で合計した第2セル活性度を求める。
以下、本実施形態の本発明方法について、図17を基に説明する。ここで、図17は、第2セル活性度の算出手順を示している。
本実施形態の本発明装置は、上記第1〜第7実施形態と同様に、図17に示すステップ#110〜ステップ#130を実行して、ゲートレベルの論理シミュレーションの結果からセル毎の出現セル状態を取得し、当該セル毎の出現セル状態を用いてテスト活性度を算出する(ステップ#180)。
詳細には、本実施形態の本発明装置は、半導体集積回路を構成するセル毎に、セルの出現セル状態を用い、半導体集積回路の構成上、セルが取り得る全てのセル状態に対する出現セル状態の割合を求める(ステップ#181)。
具体的には、例えば、図3に示す半導体集積回路について図4に示すテストパターンを用いて論理シミュレーションを実行した場合、図6に示す結果から、NANDセルS1については、セルが取り得るセル状態(1,1)、(1,0)、(0,1)、(0,0)に対し、出現セル状態は、(1,1)、(1,0)、(0,1)となる。従って、NANDセルS1の取り得る全てのセル状態に対する出現セル状態の割合は、3/4となる。同様にして、インバータセルS2については、2/2=1、DフリップフロップセルS3については、5/8となる。
引き続き、本発明装置は、半導体集積回路において検証対象となる全てのセルの前記割合を合計した第2セル活性度を算出する(ステップ#182、第2セル活性化判定工程)。具体的には、ここでは、ステップ#181の結果から、第2セル活性度は、(3/4+2/2+5/8)/3で求められ、79.17%となる。
〈第9実施形態〉
本発明方法及び本発明装置の第9実施形態について、図面を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第8実施形態とは、テスト活性化セルの判定条件が異なる場合について説明する。
以下、本実施形態の本発明方法について、図17を基に説明する。
本実施形態の本発明装置は、上記第6実施形態と同様に、図17に示すステップ#110〜ステップ#130を実行して、ゲートレベルの論理シミュレーションの結果からセル毎の出現セル状態を取得する。本実施形態では、ステップ#130のセル状態取得工程において、更に、セル状態毎に、セル状態がセルに出現した時間を合計した累積セル状態出現時間を求める。そして、本発明装置は、セル毎の出現セル状態を用いてテスト活性度を算出する(ステップ#180)。
詳細には、本実施形態の本発明装置は、セル毎に、半導体集積回路の構成上、セルが取り得る全てのセル状態に対する累積セル状態出現時間が所定のセル状態出現判定時間を超えるセル状態の割合を求める(ステップ#181)。
具体的には、ここでは、上記第8実施形態と同様に、図3に示す半導体集積回路について図4に示すテストパターンを用いて論理シミュレーションを実行した場合について説明する。図6(b)は、セル状態とその累積セル状態出現時間を示しており、セル状態出現判定時間を1nsとした場合、NANDセルS1については、出現セル状態(A,B)は、(1,1)、(1,0)、(0,1)となる。従って、NANDセルS1の取り得る全てのセル状態に対する出現セル状態の割合は、3/4となる。同様に、インバータセルS2については、出現セル状態(A)が(1)、(0)となり、インバータセルS2の取り得る全てのセル状態に対する出現セル状態の割合は2/2となる。また、DフリップフロップセルS3については、出現セル状態(D,CK,Q)が(1,1,1)、(1,0,1)、(1,0,0)、(0,1,0)となり、DフリップフロップセルS3の取り得る全てのセル状態に対する出現セル状態の割合は5/8となる。
引き続き、本発明装置は、半導体集積回路において検証対象となる全てのセルの前記割合を合計した第2セル活性度を算出する(ステップ#182、第2セル活性化判定工程)。具体的には、ここでは、ステップ#181の結果から、第2セル活性度は、(3/4+2/2+5/8)/3で求められ、79.17%となる。
〈第10実施形態〉
本発明方法及び本発明装置の第10実施形態について、図面を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1〜第9実施形態で求めた出現トランジスタ状態に基づいて、テスト活性度を向上させるテストパターンを生成する場合について説明する。
以下、本実施形態では、説明のため、図3に示すゲートレベルのネットリストに図4に示すテストパターンを用いて動作検証を行った場合のテストパターンの生成について説明する。尚、本実施形態では、説明のため、図4のテストパターンについて、0ns〜20nsのパターンが追加前のテストパターンであり、21ns〜26nsのパターンが、追加されたテストパターンである場合を想定して説明する。
本実施形態の本発明装置は、出現トランジスタ状態に基づき、動作検証においてセルに所定時間以上継続して出現しなかったトランジスタ状態を未出現トランジスタ状態として求める(未出現トランジスタ状態検出工程)。
具体的には、例えば、図3に示すNANDセルS1の場合、図6に示すシミュレーション結果の内の20nsまでの結果から、セル状態(A,B)の内、出現セル状態(A,B)は、(1,1)、(1,0)となる。NANDセルS1は、図7に示すように、トランジスタm0〜m3で構成されており、図8に示す対応データ26から、トランジスタm0の出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)は、(1,0,1)、(1,1,0)、トランジスタm1の出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)は、(1,0,1)、(0,0,0)、トランジスタm2の出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)は、(0,0,0)、(1,1,0)、トランジスタm3の出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)は、(1,0,1)、(0,1,1)となる。
従って、トランジスタm0及びm3の未出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)は、(0,0,0)、トランジスタm1の未出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)は、(1,1,0)、トランジスタm2の未出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)は、(1,0,1)となる。
ここで、動作検証において全ての端子間電圧がテスト印加状態となる場合があるトランジスタ(ステップ#151でテスト活性状態であると判定されたトランジスタ)については、テストパターンを追加してもテスト活性度の向上に寄与しないと考えられる。従って、本実施形態では、テスト活性状態であると判定されたトランジスタについては、未出現トランジスタ状態が在っても、テストパターンの生成対象から除外することとする。
具体的には、トランジスタm0及びm3については、全ての端子間電圧がテスト印加状態となる場合があるため、テストパターンの生成対象から除外し、トランジスタm1の未出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)=(1,1,0)、及び、トランジスタm2の未出現トランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)=(1,0,1)をテストパターンの生成対象とする。
続いて、本発明装置は、未出現トランジスタ状態を出現させるテストパターンを生成する(第1テストパターン生成工程)。具体的には、ここでは、上述したように、トランジスタm1のトランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)=(1,1,0)、及び、トランジスタm2のトランジスタ状態(Vgs,Vds,Vgd)=(1,0,1)がテストパターンの生成対象となる未出現トランジスタ状態である。
図8より、これらの未出現トランジスタ状態に対応するNANDセルS1の入力端子A及び入力端子Bの論理値は、入力端子Aが‘0'、入力端子Bが‘1'の場合、或いは、入力端子A及び入力端子Bの両方が‘0'の場合となる。ここでは、入力端子Aが‘0'、入力端子Bが‘1'となるテストパターンを追加する場合について説明する。図4に示すように、図3に示す半導体集積回路の入力端子Aに‘0’が、入力端子Bに‘1’が入力され、且つ、半導体集積回路の入力端子Aに‘0’が、入力端子Bに‘1’が入力されている間に、CKBが‘1’から‘0’に変化するパターン(21ns〜26nsのパターン)を追加する。これにより、動作検証において、トランジスタm2及びトランジスタm3の全ての端子間電圧にテスト印加状態を出現させることができ、テスト活性度の向上、信頼性試験用テストパターンの精度向上を図ることができる。
尚、本実施形態では、入力端子Aが‘0'、入力端子Bが‘1'となるテストパターンを追加する場合について説明したが、入力端子A及び入力端子Bの両方が‘0'となるテストパターンを追加するように構成しても良い。
〈第11実施形態〉
本発明方法及び本発明装置の第11実施形態について、図面を基に説明する。尚、上記第10実施形態では、出現トランジスタ状態に基づいてテストパターンを生成したが、本実施形態では、出現セル状態に基づいてテスト活性度またはセル活性度を向上させるテストパターンを生成する場合について説明する。
以下、本実施形態では、説明のため、図3に示すゲートレベルのネットリストに図4に示すテストパターンを用いて動作検証を行った場合のテストパターンの生成について説明する。
本実施形態の本発明装置は、出現セル状態に基づき、動作検証においてセルに所定時間以上継続して出現しなかったセル状態を未出現セル状態として求める(未出現セル状態検出工程)。具体的には、図3に示すNANDセルS1は、図6に示すように、NANDセルS1の入力端子A及び入力端子Bの論理値でセル状態(A,B)が規定されており、セル状態(A,B)の内、出現セル状態(A,B)は、(1,1)、(1,0)、(0,1)である。従って、NANDセルS1のセル状態(0,0)が未出現セル状態となる。
続いて、本発明装置は、未出現セル状態を出現させるテストパターンを生成する(第2テストパターン生成工程)。具体的には、例えば、図4に示すテストパターンにおいて、図3に示す半導体回路の入力端子A及び入力端子Bの両方に‘0’が入力され、且つ、半導体回路の入力端子A及び入力端子Bの両方に‘0'が入力されている間に、CKBが‘1’から‘0’に変化するパターンを追加する。これにより、テスト活性度及びセル活性度を向上させることが可能になる。
尚、本実施形態では、説明のためにNANDセルS1を例に説明したが、例えば、図3に示すDフリップフロップセルS3等のように、半導体集積回路を構成するセルの多くは、セルの入力端子と半導体集積回路の入力端子との間に他のセルが在る。このため、テストパターンの生成に当たっては、これらのセル夫々の論理値の設定を行う必要がある。この場合、一般的に用いられているATPG(Automatic Test Pattern Generator)等のテストパターンの生成手法や、SCAN設計等の技術を用いても良い。
〈別実施形態〉
〈1〉上記第1〜第11実施形態において、テスト活性度が100%未満の場合、取り得る全てのトランジスタ状態が出現しないトランジスタについて、トランジスタのインスタンス名、出現しないトランジスタ状態等を出力するように構成しても良い。このように構成すれば、既に作成されている信頼性試験用テストパターン23では信頼性試験を実施できないトランジスタに対し、信頼性試験を実施するための信頼性試験用テストパターンの追加や修正等を行うことが容易になる。
〈2〉上記第1〜第11実施形態では、半導体装置全体に対してテスト活性度を算出する場合について説明したが、複数の機能ブロックで構成される場合等には、半導体装置全体だけでなく、検証対象を機能ブロック単位で設定して、機能ブロック毎にテスト活性度を求めるように構成しても良い。また、検証対象をセル単位で設定し、セル毎にテスト活性度を求めるように構成しても良い。更に、機能ブロック単位やセル単位等、複数種類の検証対象を複数設定し、夫々についてテスト活性度を求めても良いし、複数の検証対象を設定する場合には、検証対象の範囲が一部または全部で重複していても良い。このように構成すれば、例えば、テスト活性度の低いセルや機能ブロックを容易に認識可能になり、より適切に信頼性試験用テストパターンの精度向上を図ることが可能になる。
〈3〉上記第1〜第11実施形態では、セル状態及びトランジスタ状態を論理値で規定する場合について説明したが、電圧値で規定するように構成しても良い。
〈4〉上記第1〜第11実施形態では、NANDセルやインバータセル等の組み合わせ回路については、入力端子の論理値或いは電圧値でセル状態を規定したが、入力端子に加え出力端子の論理値を用いてセル状態を規定するように構成しても良い。
〈5〉上記第1〜第11実施形態では、ゲートレベルのネットリスト22を用いてゲートレベルでの論理シミュレーションを行う場合について説明したが、ゲートレベルでの回路記述の他、RTLレベルでの回路記述等が混在したネットリストを用いても良い。
本発明に係るテストパターン評価装置として機能するEWSの第1実施形態における概略部分構成例を示す概略部分ブロック図 本発明に係るテストパターン評価方法の第1実施形態における処理手順例を示すフローチャート 本発明に係るテストパターン評価方法の第1実施形態で用いる半導体集積回路の一例を示す概略ブロック図 本発明に係るテストパターン評価方法の第1実施形態で用いるテストパターンの一例を示す表 セルライブラリの一例を示す図 本発明に係るテストパターン評価方法の第1実施形態における論理シミュレーション結果を示すタイミングチャート セルライブラリの一例を示す図 本発明に係るテストパターン評価方法の第1実施形態で用いる対応データの一例を示す表 本発明に係るテストパターン評価方法の第1実施形態で用いる対応データの一例を示す表 本発明に係るテストパターン評価方法の第3実施形態における処理手順例を示すフローチャート シミュレーション時間に対する各トランジスタの端子間の累積テスト電圧印加時間の算出結果の一例を示す表 本発明に係るテストパターン評価装置として機能するEWSの第5実施形態における概略部分構成例を示す概略部分ブロック図 本発明に係るテストパターン評価方法及びテストパターン評価装置で用いる対応データの生成手順例を示すフローチャート NANDセルに対するSPICEシミュレーションの条件設定例を示す表 NANDセルに対するSPICEシミュレーションの結果、及び、セル状態とトランジスタの端子間電圧との対応関係を示す表 本発明に係るテストパターン評価方法の第6実施形態における処理手順例を示すフローチャート 本発明に係るテストパターン評価方法の第8実施形態における処理手順例を示すフローチャート 従来技術に係る半導体集積回路の検査装置の概略部分構成例を示す概略部分ブロック図 従来技術に係る信頼性試験用テストパターンの評価方法の処理手順を示すフローチャート
符号の説明
1 EWS(本発明に係るテストパターンの評価装置)
10 CPU
20 HDD
21 論理シミュレーションプログラム
22 ネットリスト
23 信頼性試験用テストパターン
24 セルライブラリ
25 テストパターン評価プログラム
26 対応データ
27 SPICEシミュレーションプログラム
28 SPICEネットリスト
29 SPICE用テストパターン
30 RAM
40 操作部
50 表示部
60 通信インターフェース
251 データ取得手段
252 動作検証手段
253 セル状態取得手段
254 トランジスタ状態取得手段
255 テスト活性度算出手段
1000 従来技術に係る半導体集積回路の検査装置
1010 CPU
1020 HDD
1021 SPICEシミュレーションプログラム
1022 SPICEネットリスト
1023 信頼性試験用テストパターン
1030 RAM
1040 操作部
1050 表示部
1060 通信インターフェース
S1 NANDセル
S2 インバータセル
S3 Dフリップフロップセル

Claims (14)

  1. トランジスタを用いて特定の機能を実現するセルの複数からなる半導体集積回路を検証するためのテストパターンを評価するためのテストパターン評価方法であって、
    少なくとも入力端子の論理値或いは電圧値によって決まる前記セルが取り得る内部状態の夫々をセル状態とし、
    前記トランジスタの各端子間の端子間電圧によって決まる前記トランジスタが取り得る状態の夫々をトランジスタ状態とし、
    前記半導体集積回路の設計データ及び前記テストパターンを用いて、ゲートレベル以上での前記半導体集積回路の動作検証を実行し、
    前記動作検証において、前記半導体集積回路を構成する前記セル毎に、前記セルに所定時間以上継続して出現する前記セル状態を出現セル状態として求めるセル状態取得工程と、
    前記動作検証において、前記セルを構成する前記トランジスタ毎に、前記トランジスタを構成要素とする前記セルの前記出現セル状態を用い、前記トランジスタに出現する前記トランジスタ状態を出現トランジスタ状態として求めるトランジスタ状態取得工程と、
    前記トランジスタ毎に、対応する前記出現トランジスタ状態を用いて前記トランジスタのテスト活性度を算出するテスト活性度算出工程と、を実行することを特徴とするテストパターン評価方法。
  2. 前記テスト活性度算出工程において、前記トランジスタの夫々について、前記半導体集積回路の構成上、前記端子間電圧が所定のテスト電圧印加状態となる可能性がある前記トランジスタの端子間をテスト可能性端子間として求め、
    前記トランジスタの夫々について、前記動作検証において、全ての前記テスト可能性端子間の前記端子間電圧が前記テスト電圧印加状態となる場合に、当該トランジスタをテスト活性状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載のテストパターン評価方法。
  3. 前記トランジスタ状態取得工程において、前記出現トランジスタ状態の出現時間を各別に求め、
    前記テスト活性度算出工程において、前記トランジスタの夫々について、前記半導体集積回路の構成上、前記端子間電圧が所定のテスト電圧印加状態となる可能性がある前記トランジスタの端子間をテスト可能性端子間として求め、
    前記トランジスタ毎に、前記トランジスタの夫々の前記出現トランジスタ状態とその前記出現時間を用い、前記半導体集積回路内の全ての前記テスト可能性端子間について、前記動作検証において前記端子間電圧が前記テスト電圧印加状態となる時間を合計した累積テスト電圧印加時間を算出し、
    前記トランジスタの夫々について、前記トランジスタの全ての前記テスト可能性端子間の前記累積テスト電圧印加時間が所定のテスト電圧印加状態判定時間を超える前記トランジスタをテスト活性状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載のテストパターン評価方法。
  4. 前記半導体集積回路の検証対象となる全ての前記トランジスタに対する前記テスト活性状態であると判定された前記トランジスタの割合を第1テスト活性度として求める第1テスト活性度算出工程を実行することを特徴とする請求項2または3に記載のテストパターン評価方法。
  5. 前記テスト活性度算出工程において、前記トランジスタの夫々について、前記半導体集積回路の構成上、前記端子間電圧が所定のテスト電圧印加状態となる可能性がある前記トランジスタの端子間をテスト可能性端子間として求め、
    前記トランジスタの夫々について、前記動作検証において前記端子間電圧が前記テスト電圧印加状態となる前記トランジスタの端子間の前記テスト可能性端子間に対する割合を求め、
    前記半導体集積回路の検証対象となる全ての前記トランジスタについて前記割合を合計した第2テスト活性度を算出する第2テスト活性度算出工程を実行することを特徴とする請求項1に記載のテストパターン評価方法。
  6. 前記トランジスタ状態取得工程において、前記出現トランジスタ状態の出現時間を各別に求め、
    前記テスト活性度算出工程において、前記トランジスタの夫々について、前記半導体集積回路の構成上、前記端子間電圧が所定のテスト電圧印加状態となる可能性がある前記トランジスタの端子間をテスト可能性端子間として求め、
    前記トランジスタ毎に、前記トランジスタの夫々の前記出現トランジスタ状態とその前記出現時間を用い、前記半導体集積回路内の全ての前記テスト可能性端子間について、前記動作検証において前記端子間電圧が前記テスト電圧印加状態となる時間を合計した累積テスト電圧印加時間を算出し、
    前記トランジスタの夫々について、前記累積テスト電圧印加時間が所定のテスト電圧印加状態判定時間を超える前記トランジスタの端子間の前記トランジスタ内の全ての前記テスト可能性端子間に対する割合を求め、
    前記半導体集積回路の検証対象となる全ての前記トランジスタについて前記割合を合計した第2テスト活性度を算出する第2テスト活性度算出工程を実行することを特徴とする請求項1に記載のテストパターン評価方法。
  7. 前記動作検証前に、前記セルの前記機能別に、前記セル状態と、前記セルを構成する前記トランジスタの端子間電圧との対応関係を示す対応データを取得し、
    前記トランジスタ状態取得工程において、前記トランジスタ毎に、前記トランジスタを構成要素とする前記セルの前記出現セル状態と前記対応データを用いて、前記出現トランジスタ状態を求めることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のテストパターン評価方法。
  8. 前記セル毎に、前記セルの前記出現セル状態を用い、前記セルが取り得る全ての前記セル状態が出現するか否かを判定し、取り得る全ての前記セル状態が出現する前記セルをテスト活性化セルであると判定し、
    前記半導体集積回路において検証対象となる全ての前記セルに対する前記テスト活性化セルの割合を第1セル活性度として求める第1セル活性化判定工程を実行することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のテストパターン評価方法。
  9. 前記セル状態取得工程において、前記セル状態毎に、前記セル状態が前記セルに出現した時間を合計した累積セル状態出現時間を求め、
    前記セルの夫々について、前記半導体集積回路の構成上、前記セルが取り得る全ての前記セル状態の前記累積セル状態出現時間が所定のセル状態出現判定時間を超える前記セルをテスト活性化セルであると判定し、
    前記半導体集積回路において検証対象となる全ての前記セルに対する前記テスト活性化セルの割合を第1セル活性度として求める第1セル活性化判定工程を実行することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のテストパターン評価方法。
  10. 前記セル毎に、前記セルの前記出現セル状態を用い、前記半導体集積回路の構成上、前記セルが取り得る全ての前記セル状態に対する前記出現セル状態の割合を求め、前記半導体集積回路において検証対象となる全ての前記セルの前記割合を合計した第2セル活性度を算出する第2セル活性化判定工程を実行することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のテストパターン評価方法。
  11. 前記セル状態取得工程において、前記セル状態毎に、前記セル状態が前記セルに出現した時間を合計した累積セル状態出現時間を求め、
    前記セル毎に、前記半導体集積回路の構成上、前記セルが取り得る全ての前記セル状態に対する前記累積セル状態出現時間が所定のセル状態出現判定時間を超える前記セル状態の割合を求め、前記半導体集積回路において検証対象となる全ての前記セルの前記割合を合計した第2セル活性度を算出する第2セル活性化判定工程を実行することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のテストパターン評価方法。
  12. 前記出現トランジスタ状態に基づき、前記動作検証において前記セルに所定時間以上継続して出現しなかった前記トランジスタ状態を未出現トランジスタ状態として求める未出現トランジスタ状態検出工程と、
    前記未出現トランジスタ状態を出現させるテストパターンを生成する第1テストパターン生成工程と、を実行することを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載のテストパターン評価方法。
  13. 前記出現セル状態に基づき、前記動作検証において前記セルに所定時間以上継続して出現しなかった前記セル状態を未出現セル状態として求める未出現セル状態検出工程と、
    前記未出現セル状態を出現させるテストパターンを生成する第2テストパターン生成工程と、を実行することを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載のテストパターン評価方法。
  14. トランジスタを用いて特定の機能を実現するセルの複数からなる半導体集積回路を検証するためのテストパターンを評価するためのテストパターン評価装置であって、
    少なくとも入力端子の論理値或いは電圧値によって決まる前記セルが取り得る内部状態の夫々をセル状態とし、
    前記トランジスタの各端子間の端子間電圧によって決まる前記トランジスタが取り得る状態の夫々をトランジスタ状態とし、
    前記半導体集積回路の設計データ及び前記テストパターンを取得するデータ取得手段と、
    前記設計データ及び前記テストパターンを用いて、ゲートレベル以上での前記半導体集積回路の動作検証を実行する動作検証手段と、
    前記動作検証において、前記半導体集積回路を構成する前記セル毎に、前記セルに所定時間以上継続して出現する前記セル状態を出現セル状態として求めるセル状態取得手段と、
    前記動作検証において、前記セルを構成する前記トランジスタ毎に、前記トランジスタを構成要素とする前記セルの前記出現セル状態を用い、前記トランジスタに出現する前記トランジスタ状態を出現トランジスタ状態として求めるトランジスタ状態取得手段と、
    前記トランジスタ毎に、対応する前記出現トランジスタ状態を用いて前記トランジスタのテスト活性度を算出するテスト活性度算出手段と、を備えることを特徴とするテストパターン評価装置。
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