JP2006118880A - 半導体集積回路の検査方法及び検査装置 - Google Patents

半導体集積回路の検査方法及び検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006118880A
JP2006118880A JP2004304494A JP2004304494A JP2006118880A JP 2006118880 A JP2006118880 A JP 2006118880A JP 2004304494 A JP2004304494 A JP 2004304494A JP 2004304494 A JP2004304494 A JP 2004304494A JP 2006118880 A JP2006118880 A JP 2006118880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
integrated circuit
semiconductor integrated
transistor
transistors
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004304494A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukitaka Nakajima
幸孝 仲島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2004304494A priority Critical patent/JP2006118880A/ja
Priority to US11/250,377 priority patent/US7404158B2/en
Publication of JP2006118880A publication Critical patent/JP2006118880A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/3183Generation of test inputs, e.g. test vectors, patterns or sequences
    • G01R31/318342Generation of test inputs, e.g. test vectors, patterns or sequences by preliminary fault modelling, e.g. analysis, simulation
    • G01R31/318357Simulation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/22Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing
    • G06F11/26Functional testing
    • G06F11/261Functional testing by simulating additional hardware, e.g. fault simulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 信頼性試験において各トランジスタに印加される電圧状態を把握することによってテストパターンの良否を検証することができる半導体集積回路の検査方法及び検査装置を提供する。
【解決手段】 検査対象の半導体集積回路を示すSPICEネットリストと、前記半導体集積回路におけるゲート酸化膜の耐久性試験に用いるテストパターンとを用意してSPICEシミュレーションを行ない、その結果に基づいて、ゲート酸化膜の耐久性試験を行なった場合に、各トランジスタについて、ゲート酸化膜に所定電圧以上の電圧が印加される時間の総検査時間に対するストレス印加時間割合を算出し、算出したストレス印加時間割合が所定割合よりも大きいトランジスタ数の半導体集積回路を構成する総トランジスタ数に対するストレス活性化率を算出する。このように算出したストレス活性化率に基づいて、作成したテストパターンの良否を検証することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のトランジスタを有する半導体集積回路用に作成されたテストパターンを前記半導体集積回路の入力端子から入力して前記半導体集積回路を検査する半導体集積回路の検査方法及び検査装置に関する。
半導体集積回路には、出荷前に不良品を検出してより信頼性の高い製品を出荷するために各種の試験が行なわれる(例えば、特許文献1参照)。半導体集積回路の信頼性試験には、半導体集積回路を構成する各トランジスタのゲート酸化膜の信頼性を確認する検査がある。具体的には、検査対象である半導体集積回路についてゲート酸化膜の検査用のテストパターンを作成しておき、高温環境下において半導体集積回路の電源端子に定格電圧よりも高い電圧を印加した状態で、作成したテストパターンを半導体集積回路の入力端子から入力する。これにより、半導体集積回路を構成する各トランジスタのゲート酸化膜に特定電圧を必要時間印加し、各トランジスタのゲート酸化膜の耐久性を検査していた。
このような検査では、半導体集積回路を構成する全てのトランジスタに対して適切な電圧を適切な時間印加する必要があり、それぞれのトランジスタに印加される電圧及び時間にばらつきが生じた場合、精度の高い検査を行なうことができない。従って、半導体集積回路を構成する全てのトランジスタに対して適切な電圧を適切な時間印加できるようなテストパターンを作成することが望ましい。
特開2000−98002号公報
しかし、上述した検査において、半導体集積回路を構成するトランジスタのそれぞれに適切な電圧が適切な時間印加されているか否かを把握することは難しく、検査中に、どのトランジスタにどの程度の電圧がどの程度の時間印加されているのかを把握することは困難である。従って、作成したテストパターンの良否を検証することは困難であるため、全てのトランジスタに適切な電圧を印加できるテストパターンを作成することは非常に困難であるという問題がある。また、半導体集積回路の回路規模の増大に伴ってテストパターンの作成負担も増大してきた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、信頼性試験において各トランジスタに印加される電圧状態を把握することによってテストパターンの良否を検証することができると共に、良好なテストパターンを用いることによって信頼性試験の精度を維持することができる半導体集積回路の検査方法及び検査装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、信頼性試験において適切な電圧が適切な時間印加されるトランジスタの数の割合によってテストパターンの良否を検証することができる半導体集積回路の検査方法を提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、信頼性試験において各トランジスタに印加される電圧状態を、各トランジスタの配置位置に対応して把握することができ、各トランジスタに印加される電圧のばらつきに基づいて、テストパターンの良否を検証することができる半導体集積回路の検査方法を提供することにある。
本発明に係る半導体集積回路の検査方法は、複数のトランジスタを有する半導体集積回路用に作成されたテストパターンを前記半導体集積回路の入力端子から入力して前記半導体集積回路を検査する半導体集積回路の検査方法において、前記テストパターンを入力端子から入力した場合に、前記トランジスタのそれぞれに印加される電圧が所定電圧以上である時間をそれぞれ計測し、計測した時間の、前記半導体集積回路の検査時間に対する割合をそれぞれ算出することを特徴とする。
本発明によれば、複数のトランジスタを有する半導体集積回路用に作成されたテストパターンを前記半導体集積回路の入力端子から入力した場合に、トランジスタのそれぞれに印加される電圧が所定電圧以上である時間を計測し、計測した時間の、前記半導体集積回路の検査時間に対する割合をそれぞれ算出する。よって、半導体集積回路を検査するために作成されたテストパターンを入力端子から入力した場合に、検査時間に対して所定電圧以上の電圧が印加された時間の割合を各トランジスタについて把握することが可能となる。
本発明に係る半導体集積回路の検査方法は、算出した前記検査時間に対する割合が所定割合よりも大きいトランジスタの数を計測し、計測したトランジスタの数の、前記半導体集積回路が有するトランジスタの総数に対する割合を算出することを特徴とする。
本発明によれば、所定電圧以上の電圧が印加される時間の全検査時間に対する割合が所定割合よりも大きいトランジスタの数を計測し、計測したトランジスタの数の、前記半導体集積回路が有するトランジスタの総数に対する割合を算出する。よって、半導体集積回路を検査するために作成されたテストパターンを入力端子から入力した場合に、所定電圧以上の電圧が全検査時間に対する所定割合よりも長く印加されるトランジスタの、前記半導体集積回路を構成するトランジスタの総数に対する割合を把握することが可能となり、この割合に基づいて、作成した前記テストパターンの良否を検証することが可能となる。
本発明に係る半導体集積回路の検査方法は、前記トランジスタのそれぞれの配置位置情報を取得し、算出した前記検査時間に対する割合に応じて複数の色の印を、各トランジスタの配置位置情報に応じた位置に表示する表示用データを作成することを特徴とする。
本発明によれば、各トランジスタに印加される電圧が所定電圧以上である時間の全検査時間に対する割合に応じて複数の色の印を、各トランジスタの配置位置情報に応じた位置に表示する表示用データを作成する。よって、半導体集積回路を検査するために作成されたテストパターンを入力端子から入力した場合に、各トランジスタに印加される電圧のばらつきを、作成した表示用データに基づいて把握することが可能となる。
本発明に係る半導体集積回路の検査方法は、SPICEシミュレータを用いて、前記半導体集積回路を記述したSPICEネットリストにシミュレーションを実行することによって、前記トランジスタのそれぞれに印加される電圧を計測することを特徴とする。
本発明によれば、複数のトランジスタを有する半導体集積回路の入力端子からテストパターンを入力した場合にトランジスタのそれぞれに印加される電圧を、SPICEシミュレータを用いて、前記半導体集積回路を記述したSPICEネットリストにシミュレーションを実行することによって計測する。よって、SPICEシミュレーションの結果を用いて、前記テストパターンを用いて半導体集積回路を検査する場合に各トランジスタに印加される電圧状態を把握することが可能となる。
本発明に係る半導体集積回路の検査方法は、前記テストパターンを入力端子から入力した場合に、各トランジスタのゲート酸化膜に印加される電圧が所定電圧以上である時間をそれぞれ計測することを特徴とする。
本発明によれば、複数のトランジスタを有する半導体集積回路の入力端子からテストパターンを入力した場合に、各トランジスタのゲート酸化膜について印加される電圧が所定電圧以上である時間を計測する。よって、半導体集積回路を検査するために作成されたテストパターンを入力端子から入力した場合に、各トランジスタのゲート酸化膜に印加される電圧状態を把握することが可能となり、各トランジスタのゲート酸化膜の信頼性を確認する試験に用いるテストパターンの良否を検証することが可能となる。
本発明に係る半導体集積回路の検査装置は、複数のトランジスタを有する半導体集積回路用に作成されたテストパターンを前記半導体集積回路の入力端子から入力して前記半導体集積回路を検査する半導体集積回路の検査装置において、前記テストパターンを入力端子から入力した場合に、前記トランジスタのそれぞれに印加される電圧が所定電圧以上である時間をそれぞれ計測する手段と、計測した時間の、前記半導体集積回路の検査時間に対する割合をそれぞれ算出する手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数のトランジスタを有する半導体集積回路用に作成されたテストパターンを前記半導体集積回路の入力端子から入力した場合に、トランジスタのそれぞれに印加される電圧が所定電圧以上である時間を計測し、計測した時間の、前記半導体集積回路の検査時間に対する割合をそれぞれ算出する。よって、半導体集積回路を検査するために作成されたテストパターンを入力端子から入力した場合に、検査時間に対して所定電圧以上の電圧が印加された時間の割合を各トランジスタについて把握することが可能となる。
本発明では、複数のトランジスタを有する半導体集積回路用に作成されたテストパターンを前記半導体集積回路の入力端子から入力した場合に、トランジスタのそれぞれに印加される電圧が所定電圧以上である時間を計測する。また、計測した時間の、前記半導体集積回路の検査時間に対する割合を算出する。これにより、半導体集積回路の信頼性試験において、各トランジスタについて、検査時間に対して所定電圧以上の電圧が印加される時間の割合を把握することができ、前記信頼性試験に用いるテストパターンの良否を検証することができる。よって、半導体集積回路の回路規模が増大した場合であっても、信頼性試験において各トランジスタに印加される電圧状態を容易に把握することができるため、半導体集積回路の信頼性試験の精度を維持することができる。
本発明では、所定電圧以上の電圧が印加される時間の全検査時間に対する割合が所定割合よりも大きいトランジスタの数を計測し、計測したトランジスタの数の、前記半導体集積回路が有するトランジスタの総数に対する割合を算出する。これにより、半導体集積回路の信頼性試験において、所定電圧以上の電圧が全検査時間に対する所定割合よりも長く印加されるトランジスタ、即ち適切な電圧が適切な時間印加されるトランジスタの、前記半導体集積回路を構成するトランジスタの総数に対する割合を把握することができ、この割合に基づいて前記信頼性試験に用いるテストパターンの良否を検証することができる。
本発明では、各トランジスタに印加される電圧が所定電圧以上である時間の全検査時間に対する割合に応じて複数の色の印を、各トランジスタの配置位置情報に応じた位置に表示する表示用データを作成する。これにより、半導体集積回路の信頼性試験において、所定電圧以上の電圧が印加される時間を、それぞれ対応する色の印によってグラフィカルに表示することができ、各トランジスタに印加される電圧のばらつきを、各トランジスタの配置位置に対応して一目で把握することができる。よって、テストパターンの修正処理負担をより軽減することができる。
本発明では、SPICEシミュレータを用い、複数のトランジスタを有する半導体集積回路を記述したSPICEネットリストにシミュレーションを実行することによって、信頼性試験において各トランジスタに印加される電圧を計測する。これにより、SPICEシミュレーションの結果を用いて、半導体集積回路を検査する場合に各トランジスタに印加される電圧状態を把握することができ、前記テストパターンの良否を検証することができる。
本発明では、複数のトランジスタを有する半導体集積回路の入力端子からテストパターンを入力した場合に、各トランジスタのゲート酸化膜について印加される電圧が所定電圧以上である時間を計測する。これにより、テストパターンを入力端子から入力した場合に、各トランジスタのゲート酸化膜に印加される電圧状態を把握することができ、各トランジスタのゲート酸化膜の信頼性を確認する試験に用いるテストパターンの良否を検証することができる。
以下に、本発明の半導体集積回路の検査方法に係る処理、及び本発明に係る半導体集積回路の検査装置について、その実施形態を示す図面に基づいて詳述する。なお、本発明の半導体集積回路の検査方法では、半導体集積回路の出荷前に行なう信頼性試験のうちの半導体集積回路を構成する各トランジスタのゲート酸化膜の耐久性を確認する検査に用いるテストパターンが、各トランジスタのゲート酸化膜に適切な電圧を適切な時間印加できるようなテストパターンであるか否かを検証することができる。
(実施形態1)
図1は本発明に係る半導体集積回路の検査装置としてのEWS(Engineering Work Station)の要部構成例を示すブロック図である。なお、半導体集積回路の検査装置としては、EWSに限られず、パーソナルコンピュータ等を利用することもできる。EWS1は、CPU10、HDD(Hard Disk Drive)11、RAM12、キーボード及びマウス等を備えた操作部13、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等からなる表示部14、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して他のEWSとの間でデータ伝送を行なう通信インタフェース15等を備えており、それぞれはバス1aで相互に接続されている。
CPU10は、タイマ(図示せず)を有しており、バス1aを介して接続される上述したようなハードウェア各部を制御すると共に、HDD11に予め格納されている制御プログラムを適宜RAM12に読み出して実行する。HDD11には、EWS1を本発明に係る半導体集積回路の検査装置として動作させるために必要な種々の制御プログラム、SPICE(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis )シミュレーションプログラム等が予め格納されている。RAM12は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成されており、CPU10による制御プログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
上述した構成のEWS1では、ユーザが操作部13を操作することによって、HDD11に格納されている制御プログラムをCPU10に適宜実行させることができ、CPU10が、HDD11のSPICEシミュレーションプログラムを実行した場合、本実施形態のEWS1をSPICEシミュレータとして動作させることができる。また、ユーザは、EWS1をSPICEシミュレータとして動作させてSPICEシミュレーションを行ないたい場合、操作部13を操作することによって、シミュレーション対象としてのSPICEネットリストと、ゲート酸化膜の耐久性試験に用いるテストパターンとを予め作成及び編集しておく。
このように用意されたSPICEネットリスト及びテストパターンは、HDD11に記憶され、CPU10がSPICEシミュレーションプログラムを実行する際に適宜読み出されて処理される。また、CPU10がSPICEシミュレーションを行なった結果のファイルもHDD11に蓄積される。なお、SPICEネットリストは、SPICE書式に従ってユーザが作成してもよいし、RTL(Resister Transfer Level )又はゲートレベルのネットリストから変換プログラムを用いて変換して作成してもよい。
上述した構成のEWS1のCPU10は、SPICEシミュレーションの実行結果に基づいて、予め作成したテストパターンを用いてゲート酸化膜の耐久性試験を行なった場合に、各トランジスタのゲート酸化膜に印加される電圧が所定電圧以上である時間を計測する。次に、CPU10は、計測した時間の、SPICEシミュレーションにおける全検査時間に対する割合(以下、ストレス印加時間割合という)を算出し、算出したストレス印加時間割合が所定割合よりも大きいトランジスタの数を計測する。更に、CPU10は、計測したトランジスタの数の、半導体集積回路が有するトランジスタの総数に対する割合(以下、ストレス活性化率という)を算出する。
このように算出されたストレス活性化率は、予め作成したテストパターンを用いてゲート酸化膜の耐久性試験を行なった場合に、所定電圧以上の電圧が、全検査時間に対する所定割合よりも長い時間印加されるトランジスタ、即ち、適切な電圧が適切な時間印加されるトランジスタの、総トランジスタ数に対する割合を示しており、このストレス活性化率に基づいて、SPICEシミュレーションに用いたテストパターンの良否を検証することができる。具体的には、算出したストレス活性化率が低い場合、このテストパターンを用いたゲート酸化膜の耐久性試験は適切な試験ではないと判断することができる。
以下に、上述したEWS1を用いた半導体集積回路の検査処理について説明する。本実施形態では、説明の簡略化のために、検査を行なう半導体集積回路として2入力NAND回路Cを用いたSPICEシミュレーションについて説明する。図2(a)はNAND回路Cを示す回路図であり、図2(b)はNAND回路Cを示すSPICEネットリストである。
本実施形態のNAND回路Cは、2つの入力端子A,B、1つの出力端子OUT、2つのP型のトランジスタMP0,MP1、及び2つのN型のトランジスタMN0,MN1を有している。また、入力端子AがトランジスタMP0,MN0のゲートにそれぞれ接続され、入力端子BがトランジスタMP1,MN1のゲートにそれぞれ接続され、トランジスタMP0,MP1,MN0のドレインが出力端子OUTにそれぞれ接続され、トランジスタMN0のソースとトランジスタMN1のドレインとが接続されている。更に、トランジスタMP0,MP1のソースが図示しない電源VDDにそれぞれ接続され、トランジスタMN1のソースがグランドGNDに接続されており、このNAND回路Cは、電源VDDからの印加電圧3.0±0.3Vで動作する。
上述したような図2(a)に示すNAND回路CをSPICE書式で記述した場合、図2(b)に示すようなネットリストとなる。このSPICEネットリストは、各トランジスタの接続状態を記述するものであり、トランジスタ毎に、トランジスタ名,ドレインノード,ゲートノード,ソースノード,バルクノード,トランジスタの種類をこの順序で記述する。なお、図2においては、トランジスタMN0のソース及びトランジスタMN1のドレインをノードYとする。
また、本実施形態では、上述したNAND回路CにSPICEシミュレーションを行なうストレス条件を印加電圧3.3Vとしており、このような条件もSPICEネットリストに記述する。ここで、このNAND回路Cは電圧3.0±0.3Vで動作する回路であるため、ストレス条件を3.3Vとする。即ち、図2(b)に示すSPICEネットリストにおいて、電源VDDは3.3Vであり、グランドGNDは0.0Vである。
図3(a)は、図2(b)に示すSPICEネットリストに対してSPICEシミュレーションを行なう際のテストパターンの入力信号例を示している。図3(a)では、横軸をμS単位の時間、縦軸を電圧としてテストパターンを示しており、ロウレベル0.0Vとハイレベル3.3Vとの間を振幅する波形の入力信号が入力端子A,Bにそれぞれ入力される。
EWS1において、上述したようなSPICEネットリスト及びテストパターンがHDD11に記憶され、CPU10がSPICEシミュレーションプログラムを実行した場合、CPU10は、NAND回路Cの出力端子OUT及び各トランジスタの各ノードにおける電圧変化をファイルに蓄積する。
ここで、CPU10は、NAND回路Cを構成する各トランジスタのトランジスタ名,ドレインノード,ゲートノード,ソースノード,バルクノードを明確にするために、SPICEシミュレーションプログラムを実行した場合、まず、SPICEネットリストから各トランジスタのトランジスタ名及び各ノードを抽出し、図4に示すようなリストを作成する。そして、CPU10は、SPICEネットリスト及びテストパターンによるSPICEシミュレーションを行ない、図3(b)に示すような、出力端子OUT及び各トランジスタの各ノードにおける電圧変化を取得する。
図3(b)は、上述したテストパターンを入力した場合の出力端子OUT及び内部ノードYにおける電圧変化を示しており、図3(a)と同様に、横軸を時間、縦軸を電圧として示している。このような出力端子OUT及び各ノードにおける電圧変化を取得したEWS1は、これらの電圧変化に基づいて、SPICEシミュレーション実行中に各トランジスタのゲート酸化膜に印加される電圧変化を抽出することができる。
図3(c)は、トランジスタMP0のゲート酸化膜に印加された電圧変化の抽出方法を説明するための図であり、上2つの波形は、SPICEシミュレーション結果であるトランジスタMP0のドレイン及びゲートにおける電圧変化をそれぞれ示している。なお、図3(c)においても、図3(a)と同様に、横軸を時間、縦軸を電圧として示している。ここで、トランジスタMP0のゲート酸化膜に電圧が印加されるタイミングを、トランジスタMP0がオン状態であるときとするので、トランジスタMP0のゲート酸化膜に印加された電圧変化を抽出するためには、トランジスタMP0がオン状態であることを把握する必要がある。
本実施形態では、所定閾値を1.3Vとし、バルク電圧値(3.3V)―閾値(1.3V)より、2.0Vをゲート電圧が下回ったときにトランジスタMP0がオン状態であるとする。これにより、EWS1のCPU10は、図3(c)に示すように、SPICEシミュレーションの開始から1μSまでの間、2μSから3μSまでの間、5μSから6μSまでの間でトランジスタMP0がオン状態となる切換状態を検出することができる。なお、この閾値は各トランジスタの特性及びバルク電圧値によって適切に設定すればよい。
また、本実施形態では、トランジスタMP0がオン状態である場合に、トランジスタMP0のドレインに印加されるドレイン電圧値−ゲートに印加されるゲート電圧値が、ゲート酸化膜に印加されるゲート酸化膜電圧値としており、EWS1のCPU10は、図3(c)に示すようなゲート酸化膜における電圧変化を算出することができる。なお、ゲート酸化膜電圧値を、ドレイン電圧値―ゲート電圧値によって算出するようにしたが、例えばドレイン電圧値の代わりに、(ソース電圧値+ドレイン電圧値)÷2の値を使用してもよい。
次にEWS1のCPU10は、上述したように算出したゲート酸化膜における電圧変化に基づいて、トランジスタMP0のゲート酸化膜に印加される電圧が所定電圧以上である時間を計測する。ここで、所定電圧を3.0Vとした場合、EWS1のCPU10は、SPICEシミュレーションの開始から1μSまでの間、2μSから3μSまでの間、5μSから6μSまでの間の3μSを計測することができる。
更にEWS1のCPU10は、計測した時間(3μS)の、SPICEシミュレーションの全検査時間に対するストレス印加時間割合を算出する。ここでは、総SPICEシミュレーション時間が7μSであるので、CPU10は、(計測した時間:3μS)÷(総SPICEシミュレーション時間:7μS)×100によって、ストレス印加時間割合が43%であると算出する。
EWS1のCPU10は、上述したようなストレス印加時間割合を各トランジスタ毎に算出しており、詳細な計算についての説明は省略するが、本実施形態においては、トランジスタMP1におけるストレス印加時間割合を28%、トランジスタMN0におけるストレス印加時間割合を43%、トランジスタMN1におけるストレス印加時間割合を71%であると算出する。
また、CPU10は、上述のように各トランジスタについて算出したストレス印加時間割合が、所定割合よりも大きいか否かを判断し、所定割合よりも大きいトランジスタの数を計測し、更に、計測したトランジスタ数の、NAND回路Cを構成するトランジスタの総数に対するストレス活性化率を算出する。ここでの所定割合を50%とした場合、所定割合よりも大きいトランジスタは、トランジスタMN1の1つであり、総トランジスタ数は4つであるので、CPU10は、(所定割合よりも大きいトランジスタ数:1)÷(総トランジスタ数:4)×100によって、ストレス活性化率が25%であると算出する。
これにより、上述したSPICEネットリスト及びテストパターンを用いてSPICEシミュレーションを行なった結果に基づいて、予め作成したテストパターンを用いてゲート酸化膜の耐久性試験を行なった場合に、ゲート酸化膜に適切な電圧が適切な時間印加されるトランジスタの割合(ストレス活性化率)を算出することができ、ユーザは、算出したストレス活性化率に基づいて、SPICEシミュレーションに用いたテストパターンの良否を検証することができる。
以下に、上述したような半導体集積回路の検査処理について、フローチャートを参照しながら説明する。図5は実施形態1のEWS1による半導体集積回路の検査処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、EWS1のHDD11に記憶してある制御プログラムに従ってCPU10が実行する。
半導体集積回路におけるゲート酸化膜の耐久性試験に用いるテストパターンの良否をSPICEシミュレーションの結果に基づいて検証したいユーザは、シミュレーション対象の半導体集積回路についてSPICEネットリスト及びテストパターンを用意し、EWS1のHDD11に記憶させ、操作部13を適切に操作することによって、CPU10にSPICEシミュレーションプログラムを実行させる。
CPU10は、HDD11のSPICEシミュレーションプログラムをRAM12に読み出して順次実行することによりSPICEシミュレータとして動作し、SPICEシミュレーションを開始する(S1)。まず、CPU10は、SPICEネットリストから各トランジスタのトランジスタ名及び各ノードを抽出し、トランジスタのリストを作成し(S2)、半導体集積回路の出力端子OUT及び各トランジスタの各ノードにおける電圧変化をシミュレーション結果としてそれぞれ取得する(S3)。
CPU10は、SPICEネットリストに対して全てのテストパターンの入力が終了したか否かに基づいて、SPICEシミュレーションが終了したか否かを判断しており(S4)、SPICEシミュレーションが終了していないと判断した場合(S4:NO)、終了するまでシミュレーション結果の取得を続行する(S3)。
CPU10は、SPICEシミュレーションが終了したと判断した場合(S4:YES)、取得したシミュレーション結果に基づいて、それぞれのトランジスタについて、SPICEシミュレーション実行中のトランジスタの切換状態を検出する(S5)。具体的には、CPU10は、予め設定された所定閾値に基づいて、トランジスタのゲート電圧が2.0Vを下回った場合にトランジスタがオン状態であるとし、トランジスタがオン状態である場合に、ゲート酸化膜に印加される電圧値を、トランジスタのドレイン電圧値−ゲート電圧値から算出し、トランジスタのゲート酸化膜における電圧変化を算出する(S6)。
また、CPU10は、算出したゲート酸化膜における電圧変化において、電圧値が所定電圧(例えば、3.0V)以上である時間を計測し(S7)、総SPICEシミュレーション時間に対する計測した時間のストレス印加時間割合を算出する(S8)。CPU10は、ステップS2で作成したトランジスタのリストにおける全トランジスタに対して上述したようにストレス印加時間割合を算出する処理が終了したか否かを判断しており(S9)、終了していないと判断した場合(S9:NO)、ステップS5に処理を移行し、ステップS5〜S8の処理を繰り返す。
CPU10は、全トランジスタに対する上述した処理が終了したと判断した場合(S9:YES)、各トランジスタについてそれぞれ算出したストレス印加時間割合が、所定割合以上であるか否かを判断し、所定割合以上であるトランジスタの数を計測する(S10)。また、CPU10は、計測したトランジスタ数の、半導体集積回路を構成する総トランジスタ数に対するストレス活性化率を算出し(S11)、算出したストレス活性化率を表示部14に表示して(S12)、上述した半導体集積回路の検査処理を終了する。
このように、半導体集積回路を構成する各トランジスタのゲート酸化膜の耐久性試験に用いるテストパターンと、前記半導体集積回路を示すSPICEネットリストとを用いてSPICEシミュレーションを行なった結果に基づいて、ゲート酸化膜の耐久性試験を行なった場合に、ゲート酸化膜に適切な電圧が適切な時間印加されるトランジスタの割合を把握することができる。従って、適切な電圧が適切な時間印加されるトランジスタの割合が少ない場合には、検査に用いるテストパターンが良好でないと判断することができ、テストパターンを修正することにより、より適切なテストパターンを用いた耐久性試験を実施することができる。
(実施形態2)
上述の実施形態1では、半導体集積回路の信頼性試験のうちの各トランジスタのゲート酸化膜における耐久性試験に用いるテストパターンが各トランジスタのゲート酸化膜に適切な電圧を適切な時間印加できるようなテストパターンであるか否かを、ストレス活性化率に基づいて検証する構成について説明した。
本実施形態2では、予め作成したテストパターンを半導体集積回路の入力端子から入力した場合に、適切な電圧が適切な時間印加されるトランジスタと、適切な電圧が印加されないトランジスタとを、各トランジスタが配置される位置に対応して把握できる構成について説明する。なお、本実施形態2の半導体集積回路の検査装置は、上述した実施形態1のEWS1と同様の構成によって実現できるため、半導体集積回路の検査装置であるEWSの構成については説明を省略する。
本実施形態2では、ユーザは、半導体集積回路におけるゲート酸化膜の耐久性試験に用いるテストパターンの良否をSPICEシミュレーションの結果に基づいて検証したい場合、シミュレーション対象としてのSPICEネットリスト及びゲート酸化膜の耐久性試験に用いるテストパターンのほかに、SPICEネットリストに記述された各トランジスタを実際にレイアウトした場合の各座標を示す座標データを用意しておく。なお、各トランジスタの座標は、基準となる基準点に対してx座標及びy座標で表される。
なお、各トランジスタの座標を示す座標データは、既存のレイアウトツールを用いて、例えばSPICEネットリストとSPICEネットリストに基づいてレイアウトした結果を示すレイアウトデータとに所定のチェック処理を行ない、SPICEネットリストとレイアウトデータとが一致しているかを確認し、一致している場合に生成される中間データに所定のRC抽出処理を行なうことにより、各トランジスタのレイアウトに一致する座標データを得ることができるが、この方法に限定されない。
本実施形態2のEWS1においても、CPU10は、上述した実施形態1で説明したSPICEシミュレーション処理、及び各トランジスタについてストレス印加時間割合の算出処理を実行する。ここで、本実施形態2のEWS1のCPU10は、各トランジスタについて算出したストレス印加時間割合が所定割合よりも大きいか否かに応じて異なる色の印を、各トランジスタの座標に対応する位置に表示するストレス印加状況マップ(表示用データ)を作成する。
具体的には、実施形態1で説明したように、図2(a)に示すNAND回路Cにおいて、EWS1のCPU10は、トランジスタMP0,MN0のストレス印加時間割合を43%、トランジスタMN1のストレス印加時間割合を71%、トランジスタMP1のストレス印加時間割合を28%と算出した場合、それぞれ算出したストレス印加時間割合が、所定割合(例えば、50%)よりも大きい場合と、所定割合よりも小さい場合とにおいて異なる色を各トランジスタに割り当てる。次にCPU10は、HDD11に記憶してある座標データから各トランジスタの座標を読み出し、読み出した座標に対応する位置に、それぞれ割り当てられた色の印を対応させ、図6に示すようなストレス印加状況マップを作成する。
このストレス印加状況マップは、例えばEWS1の表示部14に表示される。なお、図6においては、トランジスタMP0,MP1,MN0を示すハッチングと、トランジスタMN1を示すハッチングとがそれぞれ異なる色を示している。また、ストレス印加状況マップは、各トランジスタにおけるストレス印加時間割合を2色に色分けするだけでなく、3色以上に色分けしてもよく、例えば各トランジスタにおけるストレス印加時間割合を10%毎にグラデーションを付けて色分けして表示してもよい。
このように、SPICEシミュレーションの結果に基づいて、予め用意したテストパターンを用いてトランジスタのゲート酸化膜の耐久性試験を行なった場合に、ゲート酸化膜に適切な電圧が適切な時間印加されるトランジスタと、適切な電圧が印加されないトランジスタとを、各トランジスタの配置位置に対応して一目で把握することができる。また、ストレス印加状況マップによって把握される各トランジスタのストレス印加時間割合のばらつきに従ってテストパターンを修正することができ、テストパターンの修正処理負担を軽減することができる。
以下に、上述したような実施形態2における半導体集積回路の検査処理について、フローチャートを参照しながら説明する。図7は実施形態2のEWS1による半導体集積回路の検査処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、EWS1のHDD11に記憶してある制御プログラムに従ってCPU10が実行する。
半導体集積回路におけるゲート酸化膜の耐久性試験に用いるテストパターンの良否をSPICEシミュレーションの結果に基づいて検証したいユーザは、シミュレーション対象の半導体集積回路についてSPICEネットリスト、テストパターン及び前記半導体集積回路における各トランジスタの座標を示す座標データを用意し、EWS1のHDD11に記憶させ、操作部13を適切に操作することによって、CPU10にSPICEシミュレーションプログラムを実行させる。CPU10は、実施形態1の図5におけるステップS1〜S9で説明した通り、SPICEシミュレーションを実行し、SPICEシミュレーション結果に基づいて、各トランジスタにおけるストレス印加時間割合をそれぞれ算出する。
CPU10は、全トランジスタについてストレス印加時間割合の算出処理が終了した場合、各トランジスタについてそれぞれ算出したストレス印加時間割合が所定割合以上であるか否かに応じて異なる色を割り当てる(S21)。また、CPU10は、各トランジスタの座標をHDD11に記憶してある座標データから読み出し(S22)、基準点に対して読み出した座標が示す位置に、ステップS21で割り当てられた色の印を対応して配置させたストレス印加状況マップを作成する(S23)。
CPU10は、半導体集積回路を構成する全トランジスタに対して上述したように対応する色の印を配置させる処理が終了したか否かを判断しており(S24)、終了していないと判断した場合(S24:NO)、ステップS21に処理を移行し、ステップS21〜S23の処理を繰り返す。また、CPU10は、全トランジスタに対する上述した処理が終了したと判断した場合(S24:YES)、図6に示すようなストレス印加状況マップを表示部14に表示して(S25)、上述した半導体集積回路の検査処理を終了する。
このように、SPICEシミュレーションを行なった結果に基づいて、予め用意したテストパターンを用いてトランジスタのゲート酸化膜の耐久性試験を行なった場合に、ゲート酸化膜に適切な電圧を適切な時間印加されるトランジスタと、適切な電圧を印加されないトランジスタとを、それぞれの配置位置に対応させて表示させることができ、ユーザは、表示されたストレス印加状況マップを見て、各トランジスタへの印加電圧の偏りを一目で把握することができる。また、各トランジスタへの印加電圧の偏りに基づいてテストパターンを修正することができ、テストパターンの修正負担を軽減することができると共に、より適切なテストパターンを用いた耐久性試験を実施することができる。
上述した各実施形態では、半導体集積回路としてNAND回路Cにおける検査処理について説明したが、近年、高性能化が進む液晶ディスプレイドライバにおいても、上述した方法によって、ゲート酸化膜の耐久性試験に用いるテストパターンの完成度合いを容易に把握することができ、テストパターンの作成処理負担を軽減できると共に、より精度の高い半導体集積回路の信頼性試験を実施することができる。
本発明に係る半導体集積回路の検査装置としてのEWSの要部構成例を示すブロック図である。 (a)はNAND回路を示す回路図、(b)はNAND回路を示すSPICEネットリストである。 (a)はテストパターンの入力信号、(b)は出力端子及び内部ノードにおける電圧変化を示す波形、(c)はトランジスタのゲート酸化膜に印加された電圧変化の抽出方法を説明するための図である。 トランジスタのリストの構成例を示す模式図である。 実施形態1のEWSによる半導体集積回路の検査処理の手順を示すフローチャートである。 ストレス印加状況マップの構成例を示す模式図である。 実施形態2のEWSによる半導体集積回路の検査処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 EWS(半導体集積回路の検査装置)
10 CPU
11 HDD
12 RAM
A,B 入力端子
C NAND回路(半導体集積回路)
MP0,MP1,MN0,MN1 トランジスタ

Claims (6)

  1. 複数のトランジスタを有する半導体集積回路用に作成されたテストパターンを前記半導体集積回路の入力端子から入力して前記半導体集積回路を検査する半導体集積回路の検査方法において、
    前記テストパターンを入力端子から入力した場合に、前記トランジスタのそれぞれに印加される電圧が所定電圧以上である時間をそれぞれ計測し、
    計測した時間の、前記半導体集積回路の検査時間に対する割合をそれぞれ算出することを特徴とする半導体集積回路の検査方法。
  2. 算出した前記検査時間に対する割合が所定割合よりも大きいトランジスタの数を計測し、
    計測したトランジスタの数の、前記半導体集積回路が有するトランジスタの総数に対する割合を算出することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路の検査方法。
  3. 前記トランジスタのそれぞれの配置位置情報を取得し、
    算出した前記検査時間に対する割合に応じて複数の色の印を、各トランジスタの配置位置情報に応じた位置に表示する表示用データを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路の検査方法。
  4. SPICEシミュレータを用いて、前記半導体集積回路を記述したSPICEネットリストにシミュレーションを実行することによって、前記トランジスタのそれぞれに印加される電圧を計測することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかひとつに記載の半導体集積回路の検査方法。
  5. 前記テストパターンを入力端子から入力した場合に、各トランジスタのゲート酸化膜に印加される電圧が所定電圧以上である時間をそれぞれ計測することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかひとつに記載の半導体集積回路の検査方法。
  6. 複数のトランジスタを有する半導体集積回路用に作成されたテストパターンを前記半導体集積回路の入力端子から入力して前記半導体集積回路を検査する半導体集積回路の検査装置において、
    前記テストパターンを入力端子から入力した場合に、前記トランジスタのそれぞれに印加される電圧が所定電圧以上である時間をそれぞれ計測する手段と、
    計測した時間の、前記半導体集積回路の検査時間に対する割合をそれぞれ算出する手段とを備えることを特徴とする半導体集積回路の検査装置。
JP2004304494A 2004-10-19 2004-10-19 半導体集積回路の検査方法及び検査装置 Pending JP2006118880A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004304494A JP2006118880A (ja) 2004-10-19 2004-10-19 半導体集積回路の検査方法及び検査装置
US11/250,377 US7404158B2 (en) 2004-10-19 2005-10-17 Inspection method and inspection apparatus for semiconductor integrated circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004304494A JP2006118880A (ja) 2004-10-19 2004-10-19 半導体集積回路の検査方法及び検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006118880A true JP2006118880A (ja) 2006-05-11

Family

ID=36207402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004304494A Pending JP2006118880A (ja) 2004-10-19 2004-10-19 半導体集積回路の検査方法及び検査装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7404158B2 (ja)
JP (1) JP2006118880A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009092437A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Sharp Corp テストパターン評価方法及びテストパターン評価装置
JP2009281948A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Sharp Corp 半導体集積回路のテストパターン生成方法および半導体集積回路のテストパターン生成装置、制御プログラム、可読記録媒体

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7396693B2 (en) * 2005-09-14 2008-07-08 Semiconductor Manufacturing International (Shanghai) Corporation Multiple point gate oxide integrity test method and system for the manufacture of semiconductor integrated circuits
US7462497B2 (en) * 2005-09-14 2008-12-09 Semiconductor Manufacturing International (Shanghai) Corporation Method and system for derivation of breakdown voltage for MOS integrated circuit devices
US7839160B1 (en) * 2007-03-21 2010-11-23 Marvell International Ltd. Stress programming of transistors
JP2010249774A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Toshiba Corp テストパタン生成装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0894703A (ja) * 1994-09-20 1996-04-12 Mitsubishi Electric Corp 半導体電気的特性測定装置
JPH09166645A (ja) * 1995-12-19 1997-06-24 Sharp Corp Cmos集積回路の試験装置および方法
JP2002175345A (ja) * 2000-09-29 2002-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回路動作検証方法及び検証装置

Family Cites Families (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3423677A (en) * 1965-12-07 1969-01-21 Texas Instruments Inc Test system for automatically making static and dynamic tests on an electronic device
US3889188A (en) * 1973-07-30 1975-06-10 Ibm Time zero determination of FET reliability
US5572437A (en) * 1990-04-06 1996-11-05 Lsi Logic Corporation Method and system for creating and verifying structural logic model of electronic design from behavioral description, including generation of logic and timing models
US5321354A (en) * 1990-07-23 1994-06-14 Seiko Epson Corporation Method for inspecting semiconductor devices
JP2763985B2 (ja) * 1992-04-27 1998-06-11 三菱電機株式会社 論理シミュレーション装置
US5497381A (en) * 1993-10-15 1996-03-05 Analog Devices, Inc. Bitstream defect analysis method for integrated circuits
US5625288A (en) * 1993-10-22 1997-04-29 Sandia Corporation On-clip high frequency reliability and failure test structures
JP3249007B2 (ja) * 1994-03-17 2002-01-21 富士通株式会社 半導体装置、その特性評価方法及び設計方法
US5610925A (en) * 1995-03-27 1997-03-11 Advantest Corporation Failure analyzer for semiconductor tester
US5880967A (en) * 1995-05-01 1999-03-09 Synopsys, Inc. Minimization of circuit delay and power through transistor sizing
US5655109A (en) * 1995-05-23 1997-08-05 Advanced Micro Devices, Inc. Automated cell characterization system
US5668745A (en) * 1995-10-20 1997-09-16 Lsi Logic Corporation Method and apparatus for testing of semiconductor devices
JP3545535B2 (ja) * 1996-05-29 2004-07-21 株式会社アドバンテスト 半導体メモリ試験方法および装置
JP3789220B2 (ja) * 1997-12-25 2006-06-21 松下電器産業株式会社 絶縁膜評価方法および装置ならびにプロセス評価方法
JP2000098002A (ja) 1998-09-24 2000-04-07 Sharp Corp 半導体集積回路及びそのテスト方法
US6334100B1 (en) * 1998-10-09 2001-12-25 Agilent Technologies, Inc. Method and apparatus for electronic circuit model correction
US6574760B1 (en) * 1998-11-03 2003-06-03 Texas Instruments Incorporated Testing method and apparatus assuring semiconductor device quality and reliability
JP3682174B2 (ja) * 1998-11-04 2005-08-10 株式会社東芝 半導体装置の耐圧波形自動分類システム及び半導体装置の耐圧波形自動分類方法
JP2000174081A (ja) * 1998-12-07 2000-06-23 Mitsubishi Electric Corp 半導体チップのバーンイン試験方法、バーンイン試験装置及びバーンイン試験方法に使用する半導体チップ
US6327686B1 (en) * 1999-04-22 2001-12-04 Compaq Computer Corporation Method for analyzing manufacturing test pattern coverage of critical delay circuit paths
US6378109B1 (en) * 1999-07-15 2002-04-23 Texas Instruments Incorporated Method of simulation for gate oxide integrity check on an entire IC
US6434704B1 (en) * 1999-08-16 2002-08-13 International Business Machines Corporation Methods for improving the efficiency of clock gating within low power clock trees
US6249139B1 (en) * 1999-09-09 2001-06-19 United Microelectronics Corp. Lifetime measurement of an ultra-thin dielectric layer
US6405348B1 (en) * 1999-10-27 2002-06-11 Synopsys, Inc. Deep sub-micron static timing analysis in the presence of crosstalk
US6184048B1 (en) * 1999-11-03 2001-02-06 Texas Instruments Incorporated Testing method and apparatus assuring semiconductor device quality and reliability
US6499130B1 (en) * 2000-02-17 2002-12-24 Avant! Corporation Methods, apparatus and computer program products that perform layout versus schematic comparison of integrated circuits using advanced symmetry resolution techniques
US6578169B1 (en) * 2000-04-08 2003-06-10 Advantest Corp. Data failure memory compaction for semiconductor test system
US6714032B1 (en) * 2000-04-25 2004-03-30 Agere System Inc. Integrated circuit early life failure detection by monitoring changes in current signatures
JP4488595B2 (ja) * 2000-06-08 2010-06-23 株式会社アドバンテスト テストパターン生成方法
US6536024B1 (en) * 2000-07-14 2003-03-18 International Business Machines Corporation Method for making integrated circuits having gated clock trees
US6834380B2 (en) * 2000-08-03 2004-12-21 Qualcomm, Incorporated Automated EMC-driven layout and floor planning of electronic devices and systems
JP2002197138A (ja) * 2000-12-25 2002-07-12 Sony Corp 設計回路の検証方法
US6944331B2 (en) * 2001-10-26 2005-09-13 National Instruments Corporation Locating regions in a target image using color matching, luminance pattern matching and hue plane pattern matching
US6631502B2 (en) * 2002-01-16 2003-10-07 International Business Machines Corporation Method of analyzing integrated circuit power distribution in chips containing voltage islands
US20040025123A1 (en) * 2002-08-01 2004-02-05 Angilivelil Josey G. System and method to facilitate evaluation of integrated circuits through delay testing
US6808945B1 (en) * 2003-01-08 2004-10-26 Advanced Micro Devices, Inc. Method and system for testing tunnel oxide on a memory-related structure
US6961674B2 (en) * 2003-08-11 2005-11-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for analysis of cache array test data
US7089512B2 (en) * 2004-03-15 2006-08-08 International Business Machines Corporation Method for optimal use of direct fit and interpolated models in schematic custom design of electrical circuits
US7151367B2 (en) * 2004-03-31 2006-12-19 Teradyne, Inc. Method of measuring duty cycle
US7356793B2 (en) * 2004-07-12 2008-04-08 International Business Machines Corporation Genie: a method for classification and graphical display of negative slack timing test failures
JP2006258686A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Agilent Technol Inc 信頼性測定装置および測定方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0894703A (ja) * 1994-09-20 1996-04-12 Mitsubishi Electric Corp 半導体電気的特性測定装置
JPH09166645A (ja) * 1995-12-19 1997-06-24 Sharp Corp Cmos集積回路の試験装置および方法
JP2002175345A (ja) * 2000-09-29 2002-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回路動作検証方法及び検証装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009092437A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Sharp Corp テストパターン評価方法及びテストパターン評価装置
JP4500338B2 (ja) * 2007-10-04 2010-07-14 シャープ株式会社 テストパターン評価方法及びテストパターン評価装置
US7882467B2 (en) 2007-10-04 2011-02-01 Sharp Kabushiki Kaisha Test pattern evaluation method and test pattern evaluation device
JP2009281948A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Sharp Corp 半導体集積回路のテストパターン生成方法および半導体集積回路のテストパターン生成装置、制御プログラム、可読記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
US20060090147A1 (en) 2006-04-27
US7404158B2 (en) 2008-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100401461C (zh) 半导体电路器件模拟方法和半导体电路器件模拟器
JP4553852B2 (ja) Ibis補正ツール、ibis補正方法および波形シミュレーション装置
JP4500338B2 (ja) テストパターン評価方法及びテストパターン評価装置
US7404158B2 (en) Inspection method and inspection apparatus for semiconductor integrated circuit
Hashempour et al. Test time reduction in analogue/mixed-signal devices by defect oriented testing: An industrial example
JP4737764B2 (ja) 半導体ウェハの検査装置、検査方法、及び検査プログラム
JP4563501B2 (ja) 回路シミュレーションモデル生成装置、回路シミュレーションモデル生成プログラム、回路シミュレーションモデル生成方法及び回路シミュレーション装置
US20160171137A1 (en) Method for semiconductor process corner sweep simulation based on value selection function
JP2009047645A (ja) 故障検査装置及び方法
JP2002093875A (ja) 半導体装置のパターンの危険箇所情報の評価方法
JP4810058B2 (ja) 多極端子のショート検出方法及びショート検出システム
JP6568980B2 (ja) 回路設計装置、回路設計方法及びプログラム
JP5500882B2 (ja) 交流回路シミュレーション装置、交流回路シミュレーション方法、およびプログラム
JP2005164373A (ja) アナログ回路の故障検出シミュレーションシステム
JP2005032191A (ja) 仮想テスタ、テスト装置、半導体集積回路用テストシステム、及び半導体集積回路用テストプログラムの検証方法
CN108763063A (zh) 一种无需缺陷标注数据的软件缺陷检测方法
US6850860B2 (en) Semiconductor device testing apparatus and test method therefor
JP6821458B2 (ja) 検査用データ作成装置および検査用データ作成方法
JP6472616B2 (ja) データ生成装置およびデータ生成方法
JP2004348596A (ja) Icテスタ用プログラムのデバッグ装置、方法、及びプログラム
JPH07319950A (ja) テストシステム
WO2007116462A1 (ja) 電子回路解析装置及び電子回路解析方法及び電子回路解析プログラム
JP2008046050A (ja) テスタシミュレーション装置及び方法
JP4967948B2 (ja) 回路シミュレーション方法、回路シミュレーションプログラムおよび回路解析装置
JP3131047B2 (ja) 配線試験方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090512