JP3682174B2 - 半導体装置の耐圧波形自動分類システム及び半導体装置の耐圧波形自動分類方法 - Google Patents

半導体装置の耐圧波形自動分類システム及び半導体装置の耐圧波形自動分類方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
FET(電界効果トランジスタ)のドレインリーク電流を複数の設定電圧で測定し、その測定電流値に基づいて耐圧波形を自動で分類する半導体装置の耐圧波形自動分類システム及び半導体装置の耐圧波形自動分類方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、テスタによるFETのドレインリーク電流の検査においては、ゲート端子をオープン状態としたFETのソース・ドレイン間に所定の一電圧を印加し、その時のドレインリーク電流を測定し、測定されたドレインリーク電流を規格値と比較して規格値からはずれたものを不良品として判別していた。
【0003】
このような検査においては、ドレインリーク電流の検査項目に対してFETの良品と不良品の判別は可能となるが、不良と判別されたFETの不良原因の特定や、ソース・ドレイン間電圧に対するドレインリーク電流の特性の傾向を表す耐圧波形のパターンは判別できなかった。このため、このようなデータを得るためには、ドレインリーク電流を測定したテスタとの別のカーブトレーサを用いて不良と判別されたFETのソース・ドレイン間電圧を連続的に変化されてドレインリーク電流を再度測定し直し、その測定結果から上記特性を手作業により判別していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、FETにおけるドレインリーク電流の従来の検査においては、テスタにより測定された1つの測定データが規格値を満足しているか否かによって良品判別を行っていた。このため、良品における耐圧波形の特性データ、又は不良品のドレインリーク電流特性やや耐圧波形といったデータを得ることができなかった。このため、不良解析に必要な上記データを得るためには、カーブトレーサを用いてドレインリーク電流の測定を改めて行っていた。
【0005】
しかしながら、このような手法は、カーブトレーサを使用して手作業により行われるため、測定に膨大な時間と労力が必要となり、不良解析に多くの時間を要し、不良発生時に迅速な対応が困難になるといった不具合を招いていた。また、カーブトレーサによる測定では測定が連続的に行われるので、測定データを記憶させるために膨大な記憶容量が必要になっていた。
【0006】
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ドレインリーク電流を測定し、測定結果に基づいてFETの耐圧波形のパターンを自動的に判別して分類する半導体装置の耐圧波形自動分類システム及び半導体装置の耐圧波形自動分類方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、FET(電界効果トランジスタ)のソース・ドレイン間に複数の予め設定された設定電圧を印可し、それぞれの設定電圧に対応したドレインリーク電流を測定するテスタと、前記テスタで測定されたドレインリーク電流と、それぞれのドレインリーク電流に対応した設定電圧と、少なくとも1つの第1の波形判定電圧を前記FETのソース・ドレイン間に印加した際のドレインリーク電流の許容値となる第1のしきい値と、第1の波形判定電圧よりも大きい第2の波形判定電圧を前記FETのソース・ドレイン間に印加した際のドレインリーク電流の許容最大値となる第2のしきい値を記憶する記憶装置と、前記記憶装置から記憶内容を受けて前記FETの耐圧波形を分類する複数の端末コンピュータとを有し、前記それぞれの端末コンピュータは、前記記憶装置に記憶された記憶内容を受けて、記憶内容に基づいて第1の波形判定電圧に対応した第1のドレインリーク電流を求め、第2の波形判定電圧に対応した第2のドレインリーク電流を求める取得部と、前記取得部により求められた第1のドレインリーク電流と前記記憶装置に記憶された第1のしきい値とを比較し、前記取得部により取得された第2のドレインリーク電流と前記記憶装置に記憶された第2のしきい値を比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づいて前記FETのソース・ドレイン間電圧対ドレインリーク電流の関係を表す耐圧波形のパターンを判定して分類する判定分類部と、前記判定分類部で判定分類された前記FETの耐圧波形又はウェハーにおける耐圧波形分布を出力する出力部を備えてなることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の半導体装置の耐圧波形自動分類システムにおいて、それぞれの設定電圧に対して、前記FETのソース・ドレイン間に印可する印加時間を変えてドレインリーク電流を測定し、それぞれの印加時間に応じて測定されたドレインリーク電流に対して前記FETの耐圧波形を判定分類し、それぞれの印加時間の耐圧波形を重ねて出力することを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の半導体装置の耐圧波形自動分類システムにおいて、前記端末コンピュータは、それぞれの印加時間に対応して判定分類された耐圧波形の差分を求める算出部を備え、前記算出部によりウェハーにおけるそれぞれのチップのFET毎に耐圧波形の差分を求め、求めた差分のウェハーにおける分布を出力することを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の半導体装置の耐圧波形自動分類システムにおいて、前記端末コンピュータは、前記記憶装置に記憶された記憶内容ならびに前記判定分類部により判定分類された耐圧波形のパターンを教師データとして入力し、ニューロモデルによる学習機能により前記FETの耐圧波形のパターンを判定分類するニューラルネットワーク機構を有することを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、FET(電界効果トランジスタ)のソース・ドレイン間に複数の予め設定された設定電圧を印可し、それぞれの設定電圧に対応したドレインリーク電流を測定する第1のステップと、測定されたドレインリーク電流と、それぞれのドレインリーク電流に対応した設定電圧と、少なくとも1つの第1の波形判定電圧を前記FETのソース・ドレイン間に印加した際のドレインリーク電流の許容値となる第1のしきい値と、第1の波形判定電圧よりも大きい第2の波形判定電圧を前記FETのソース・ドレイン間に印加した際のドレインリーク電流の許容最大値となる第2のしきい値を記憶する第2のステップと、前記第2のステップにより記憶された記憶内容を受けて、記憶内容に基づいて前記第1の波形判定電圧に対応した第1のドレインリーク電流を求め、第2の波形判定電圧に対応した第2のドレインリーク電流を求める第3のステップと、前記第3のステップにより求められた第1のドレインリーク電流と前記第2のステップで記憶された第1のしきい値とを比較し、前記第3のステップで求められた第2のドレインリーク電流と前記第2のステップで記憶された第2のしきい値を比較する第4のステップと、前記第4のステップの比較結果に基づいて前記FETのソース・ドレイン間電圧対ドレインリーク電流の関係を表す耐圧波形のパターンを判定して分類する第5のステップと、前記第5のステップで判定分類された前記FETの耐圧波形又はウェハーにおける耐圧波形分布を出力する第6のステップとを有することを特徴とする。
【0012】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の半導体装置の耐圧波形自動分類方法において、前記第1のステップは、それぞれの設定電圧に対して、前記FETのソース・ドレイン間に印可する印加時間を変えてドレインリーク電流を測定し、前記第3のステップは、それぞれの印加時間に対応してドレインリーク電流を求め、前記第4のステップは、それぞれの印加時間に対応して比較を行い、前記第5のステップは、それぞれの印加時間に応じて測定されたドレインリーク電流に対して前記FETの耐圧波形を判定分類し、前記第6のステップは、それぞれの印加時間の耐圧波形を重ねて出力することを特徴とする。
【0013】
請求項7記載の発明は、請求項5記載の半導体装置の耐圧波形自動分類方法において、前記第5のステップは、前記第2のステップで記憶された記憶内容ならびに判定分類された耐圧波形のパターンを教師データとして入力し、ニューロモデルによるニューラルネットワーク機構の学習機能により前記FETの耐圧波形のパターンを判定分類することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いてこの発明の一実施形態を説明する。
【0015】
図1は請求項1記載の発明の一実施形態に係わる半導体装置の耐圧波形自動分類システムの概略構成を示す図である。
【0016】
図1において、この実施形態のシステムは、例えばウェハーの1チップ毎に1つ形成されてゲート端子をオープン状態としたFET(電界効果トランジスタ)のソース・ドレイン間に複数の予め設定された設定電圧(v0〜vn)を印可し、それぞれの設定電圧に対応したドレインリーク電流を測定するテスタ1と、テスタ1で測定されたドレインリーク電流と、それぞれのドレインリーク電流に対応した設定電圧と、少なくとも1つの第1の波形判定電圧(V1)をFETのソース・ドレイン間に印加した際のドレインリーク電流の許容値となる第1のしきい値(I1)と、第1の波形判定電圧よりも大きい第2の波形判定電圧(V2)をFETのソース・ドレイン間に印加した際のドレインリーク電流の許容最大値となる第2のしきい値(I2)(この値以上を不良品と判別する)を記憶する記憶装置2を備えてこの記憶装置2のアクセスを管理するホストコンピュータ3と、記憶装置2から記憶内容を受けてFETの耐圧波形を分類する複数の端末コンピュータ4とを備えて構成される。それぞれの端末コンピュータ4は、記憶装置2に記憶された記憶内容を受けて、記憶内容に基づいて第1の波形判定電圧に対応した第1のドレインリーク電流を求め、第2の波形判定電圧に対応した第2のドレインリーク電流を求める取得部と、取得部により求められた第1のドレインリーク電流と記憶装置2に記憶された第1のしきい値とを比較し、取得部により取得された第2のドレインリーク電流と記憶部に記憶された第2のしきい値を比較する比較部と、比較部の比較結果に基づいてFETのソース・ドレイン間電圧対ドレインリーク電流の関係を表す耐圧波形のパターンを判定して分類する判定分類部と、判定分類部で判定分類されたFETの耐圧波形を出力する出力部を備えて構成される。
【0017】
このようなシステムにおいて、まずテスタ1によりFETのドレインリーク電流が複数の設定電圧(v0,v1,v2…,vn)で測定され、その時の測定電流値(i0,i1,i2,…,in)が記憶装置2に与えられて配列インデックスならびに設定電圧とともに例えば図2に示すように記憶させる。記憶装置2に記憶されたデータは、ソース・ドレイン間電圧(VD)対ドレインリーク電流(ID)として端末コンピュータ4の画面に例えば図3に示すように表示出力される。
【0018】
次に、波形判定電圧V1,V2上に測定電流値が存在しない場合は、図4に示すように、測定データから波形判定電圧V1,V2に最も近いそれぞれの波形判定電圧より高い電圧値と低い電圧値、ならびにそれぞれの電圧値に対応した測定電流値を取得部によりそれぞれ求める。図4において、
V1の左側(<V1)の測定データ(1)
配列インデックス:i_v1_l(存在しない場合は、−1とする。)
電圧値:lftv1
電流値:lfti1
V1の右側(>V1)の測定データ(2)
配列インデックス:i_v1_r(存在しない場合は、−1とする。)
電圧値:rgtv1
電流値:rgti1
V2の左側(<V2)の測定データ(3)
配列インデックス:i_v2_l(存在しない場合は、−1とする。)
電圧値:lftv2
電流値:lfti2
V2の右側(>V2)の測定データ(4)
配列インデックス:i_v2_r(存在しない場合は、−1とする。)
電圧値:rgtv2
電流値:rgti2
とする。
【0019】
一方、波形判定電圧V1,V2上に測定データが存在する場合には、
id1(電圧V1に対する測定電流値)=lfti1=rgti1とし、
id2(電圧V2に対する測定電流値)=lfti2=rgti2とする。
【0020】
次に、測定点からV1,V2上の電流値が計算できないケースを除き、
Figure 0003682174
【0021】
次に、V1上の電流値id1,V2上の電流値id2を、取得部により以下に示す計算によって求める。
【0022】
dy=(rgti1−lfti1)
dx=(rgtv1−lftv1)
id1=lfti1+(dy/dx)×(V1−lftv1)
dy=(rgti2−lfti2)
dx=(rgtv2−lftv2)
id2=lfti2+(dy/dx)×(V2−lftv2)
次に、比較部ならびに判定分類部において耐圧波形のパターンは、I1<id1かつid1<I2かつI1<id2かつid2<I2の時は、チャネル波形と判定分類し、id1<I1かつI1<id2かつid2<I2の時は、ソフト波形と判定分類し、I2<id1かつI2<id2の時は、ショート波形と分類判定し、id1<I1かつI2<id2の時は、ハート波形(耐圧小)と判定分類し、id1<I1かつid2<I2の時は、ハート波形(正常)と判定分類する。
【0023】
最後に、それぞれの測定データにより判定分類された耐圧波形は、例えば図5に示すようにモニター画面上に表示出力され、必要に応じてプリントアウトされる。また、上記で得られたそれぞれのチップのFETの耐圧波形を図6に示すようにウェハーマップ化し、耐圧波形のウェハー上での分布を表示出力するようにしてもよい。
【0024】
このような実施形態においては、FETの耐圧波形のパターンが自動的に分類できるようになるので、半導体基板におけるFETの耐圧波形分類に要する時間を大幅に減少できる。また、テスタによるドレインリーク特性データの判定だけでFETの耐圧波形を分類できるようになるので、カーブトレーサによる測定が不要となり、半導体装置の製造工程の削減が可能となる。さらに、カーブトレーサでは測定が連続的に行われるため記憶装置に測定データを記憶させるには膨大な記憶容量が必要であったが、2個から10個程度の測定データを記憶するだけでよく、記憶容量を大幅に削減することができる。また、FETの耐圧波形のパターンが自動的に分類できるようになったことに加えて、FET1個当たりに必要なコンピュータの記憶容量の減少により、手作業では膨大な時間と労力が必要であった半導体基板上でのFETの波形分布の作成が非常に容易になる。以上のことに加え、半導体装置(基板)の不良モード解析に要する時間と労力が大幅に削減され、新規半導体装置の開発期間の短縮や不具合発生時の対応の迅速化の効果がある。
【0025】
次に、請求項2又は3記載の発明の一実施形態に係る半導体装置の耐圧波形自動分類システムについて説明する。
【0026】
この実施形態の特徴とするところは、上記実施形態に対して、FETのソース・ドレイン間に印可される設定電圧の印加時間を変えて上記と同様にしてドレインリーク電流を測定し、例えば図7に示すようにそれぞれの設定電圧に対して印加時間t1(例えば20ms)時の電流と印加時間t2(例えば1000ms)時の電流を測定し、測定結果を例えば図8に示すように端末コンピュータ4の画面に表示出力し、測定結果に基づいて前記実施形態と同様にしてそれぞれの印加時間に対してFETの耐圧波形のパターンを求めるようにしたことにあり、他は前記実施形態と同様である。
【0027】
従来FETのソース・ドレイン間に印可される電圧の印加時間とともにドレインリーク電流が変化することがあり、これをウォークアウト又はドリフトと称し不良要因の特定に役立てていたが、電圧を印可する時間は測定者に依存して様々であったため統一した測定結果が得られず正確な判別が困難であったが、上記実施形態においては、前述した実施形態の効果に加えて同一条件でのドリフト特性の測定結果を容易に得ることが可能となり、耐圧波形に対するドリフト特性を正確に解析することができる。
【0028】
また、印加時間の異なる耐圧波形の差分を求め、チップ毎のその差分量によりウェハーマップ化することにより耐圧波形におけるドリフト量の分布をウェハー上に視覚的に再現でき、ドリフト特性の傾向を容易に把握することが可能となる。
【0029】
次に、請求項4記載の発明の一実施形態に係る半導体装置の耐圧波形自動分類システムについて説明する。
【0030】
この実施形態の特徴とするところは、請求項1記載の発明に対応した前記実施形態に対して、前記実施形態と同様にしてFETの耐圧波形のパターンを求め、求めた耐圧波形のパターンを例えばカテゴリーNoとして表し、このカテゴリーNoを図9に示すように正規化した設定電圧値及び測定電流値、ならびに波形判定電圧(V1,V2)やしきい値(I1,I2)とともに教師データとし、この教師データを図9に示すように例えばバックプロパゲーション法に基づいた学習機能を有するニューロモデルにより構築されたニューラルネットワーク機構に入力し、このニューラルネットワーク機構によりFETの耐圧波形のパターンを求めるようにしたことにあり、他は前記実施形態と同様である。
【0031】
このような実施形態においては、前記実施形態と同様な効果を得ることができるとともに、前記実施形態に比べて図10に示すようにソフト波形、チャネル波形、オレ波形といった耐圧波形をより正確にかつ細分化して判定分類することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1又は5記載の発明によれば、FETの耐圧波形のパターンを自動的に分類するようにしたので、半導体基板の全FETの耐圧波形分類に要する時間を大幅に短縮することができる。また、テスタによるドレインリーク電流の測定だけでFETの耐圧波形のパターンを分類できるので、カーブトレーサによる測定が不要となり、半導体装置の製造工程の削減が可能となる。さらに、カーブトレーサでは測定が連続的に行われるため測定データを記憶させるには膨大な記憶容量が必要であったが、本発明により2個から10個程度の測定データを記憶するだけで済み、記憶領域を大幅に削減することができる。また、FETの耐圧波形のパターンが自動的に分類できるようになり、FET1個当たりに必要な記憶容量の減少により、手作業では膨大な時間と労力が必要であった半導体基板上の波形分類地図を極めて容易に作成することが可能となる。さらに、半導体装置基板の不良モード解析に要する時間と労力が大幅に削減され、新規半導体装置の開発期間短縮や不具合発生時の対応の迅速化に有効となる。
【0033】
請求項2,3又は6記載の発明によれば、設定電圧の印加時間をそれぞれ変えて測定するようにしたので、上記効果に加えて、耐圧波形のパターンのドリフト特性を容易に把握することができる。
【0034】
請求項4又は7記載の発明によれば、ニューラルネットワーク機構を用いて耐圧波形を分類するようにしたので、上記効果に加えて、耐圧波形をより正確にかつ細分化して判定分類することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施形態に係る半導体装置の耐圧波形自動分類システムの構成を示す図である。
【図2】測定データの記憶例を示す図である。
【図3】測定データの画面表示出力例を示す図である。
【図4】耐圧波形判定電圧に対応した電流値を求める際の手法を示す図である。
【図5】耐圧波形の分類波形例を示す図である。
【図6】耐圧波形のウェハーマップの画面出力例を示す図である。
【図7】設定電圧の印加時間を変えた測定データの記憶例を示す図である。
【図8】設定電圧の印加時間を変えた測定データの画面表示出力例を示す図である。
【図9】ニューラルネットワーク機構の構成を示す図である。
【図10】耐圧波形の分類波形例を示す図である。
【符号の説明】
1 テスタ
2 記憶装置
3 ホストコンピュータ
4 端末コンピュータ

Claims (7)

  1. FET(電界効果トランジスタ)のソース・ドレイン間に複数の予め設定された設定電圧を印可し、それぞれの設定電圧に対応したドレインリーク電流を測定するテスタと、
    前記テスタで測定されたドレインリーク電流と、それぞれのドレインリーク電流に対応した設定電圧と、少なくとも1つの第1の波形判定電圧を前記FETのソース・ドレイン間に印加した際のドレインリーク電流の許容値となる第1のしきい値と、第1の波形判定電圧よりも大きい第2の波形判定電圧を前記FETのソース・ドレイン間に印加した際のドレインリーク電流の許容最大値となる第2のしきい値を記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置から記憶内容を受けて前記FETの耐圧波形を分類する複数の端末コンピュータとを有し、
    前記それぞれの端末コンピュータは、
    前記記憶装置に記憶された記憶内容を受けて、記憶内容に基づいて第1の波形判定電圧に対応した第1のドレインリーク電流を求め、第2の波形判定電圧に対応した第2のドレインリーク電流を求める取得部と、
    前記取得部により求められた第1のドレインリーク電流と前記記憶装置に記憶された第1のしきい値とを比較し、前記取得部により取得された第2のドレインリーク電流と前記記憶装置に記憶された第2のしきい値を比較する比較部と、
    前記比較部の比較結果に基づいて前記FETのソース・ドレイン間電圧対ドレインリーク電流の関係を表す耐圧波形のパターンを判定して分類する判定分類部と、
    前記判定分類部で判定分類された前記FETの耐圧波形又はウェハーにおける耐圧波形分布を出力する出力部を備えてなる
    ことを特徴とする半導体装置の耐圧波形自動分類システム。
  2. それぞれの設定電圧に対して、前記FETのソース・ドレイン間に印可する印加時間を変えてドレインリーク電流を測定し、それぞれの印加時間に応じて測定されたドレインリーク電流に対して前記FETの耐圧波形を判定分類し、それぞれの印加時間の耐圧波形を重ねて出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の耐圧波形自動分類システム。
  3. 前記端末コンピュータは、それぞれの印加時間に対応して判定分類された耐圧波形の差分を求める算出部を備え、
    前記算出部によりウェハーにおけるそれぞれのチップのFET毎に耐圧波形の差分を求め、求めた差分のウェハーにおける分布を出力する
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体装置の耐圧波形自動分類システム。
  4. 前記端末コンピュータは、前記記憶装置に記憶された記憶内容ならびに前記判定分類部により判定分類された耐圧波形のパターンを教師データとして入力し、ニューロモデルによる学習機能により前記FETの耐圧波形のパターンを判定分類するニューラルネットワーク機構を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の耐圧波形自動分類システム。
  5. FET(電界効果トランジスタ)のソース・ドレイン間に複数の予め設定された設定電圧を印可し、それぞれの設定電圧に対応したドレインリーク電流を測定する第1のステップと、
    測定されたドレインリーク電流と、それぞれのドレインリーク電流に対応した設定電圧と、少なくとも1つの第1の波形判定電圧を前記FETのソース・ドレイン間に印加した際のドレインリーク電流の許容値となる第1のしきい値と、第1の波形判定電圧よりも大きい第2の波形判定電圧を前記FETのソース・ドレイン間に印加した際のドレインリーク電流の許容最大値となる第2のしきい値を記憶する第2のステップと、
    前記第2のステップにより記憶された記憶内容を受けて、記憶内容に基づいて第1の波形判定電圧に対応した第1のドレインリーク電流を求め、第2の波形判定電圧に対応した第2のドレインリーク電流を求める第3のステップと、 前記第3のステップにより求められた第1のドレインリーク電流と前記第2のステップで記憶された第1のしきい値とを比較し、前記第3のステップで求められた第2のドレインリーク電流と前記第2のステップで記憶された第2のしきい値を比較する第4のステップと、
    前記第4のステップの比較結果に基づいて前記FETのソース・ドレイン間電圧対ドレインリーク電流の関係を表す耐圧波形のパターンを判定して分類する第5のステップと、
    前記第5のステップで判定分類された前記FETの耐圧波形又はウェハーにおける耐圧波形分布を出力する第6のステップと
    を有することを特徴とする半導体装置の耐圧波形自動分類方法。
  6. 前記第1のステップは、それぞれの設定電圧に対して、前記FETのソース・ドレイン間に印可する印加時間を変えてドレインリーク電流を測定し、
    前記第3のステップは、それぞれの印加時間に対応してドレインリーク電流を求め、
    前記第4のステップは、それぞれの印加時間に対応して比較を行い、
    前記第5のステップは、それぞれの印加時間に応じて測定されたドレインリーク電流に対して前記FETの耐圧波形を判定分類し、
    前記第6のステップは、それぞれの印加時間の耐圧波形を重ねて出力する
    ことを特徴とする請求項5記載の半導体装置の耐圧波形自動分類方法。
  7. 前記第5のステップは、前記第2のステップで記憶された記憶内容ならびに判定分類された耐圧波形のパターンを教師データとして入力し、ニューロモデルによるニューラルネットワーク機構の学習機能により前記FETの耐圧波形のパターンを判定分類する
    ことを特徴とする請求項5記載の半導体装置の耐圧波形自動分類方法。
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