JPH1037617A - 木質防火防音ドア - Google Patents
木質防火防音ドアInfo
- Publication number
- JPH1037617A JPH1037617A JP8210445A JP21044596A JPH1037617A JP H1037617 A JPH1037617 A JP H1037617A JP 8210445 A JP8210445 A JP 8210445A JP 21044596 A JP21044596 A JP 21044596A JP H1037617 A JPH1037617 A JP H1037617A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- core material
- fire
- door
- fireproof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 木質防火防音ドアパネルの意匠性、暖かみ、
防火性を損なうことなく軽量化と防音性の向上を図り、
安価に製造できる木質防火防音ドアを提供することに。 【解決手段】 ドア表面材及び芯材周囲部に構成された
骨組材が木質系素材で構成される木質防火ドアにおい
て、鉱物質繊維ボード又は表裏両面に耐火シートを接合
した鉱物質繊維ボードを芯材とし、かつ該ドアの周縁及
び／又は芯材周囲端部に構成された骨組材周縁内部に耐
火シートを組み込んだ木質防火防音ドア。
防火性を損なうことなく軽量化と防音性の向上を図り、
安価に製造できる木質防火防音ドアを提供することに。 【解決手段】 ドア表面材及び芯材周囲部に構成された
骨組材が木質系素材で構成される木質防火ドアにおい
て、鉱物質繊維ボード又は表裏両面に耐火シートを接合
した鉱物質繊維ボードを芯材とし、かつ該ドアの周縁及
び／又は芯材周囲端部に構成された骨組材周縁内部に耐
火シートを組み込んだ木質防火防音ドア。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般住宅、集合住宅、
ホテル、公共施設等の開口部に用いられる木質防火防音
ドアに関する。
ホテル、公共施設等の開口部に用いられる木質防火防音
ドアに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、一般住宅、集合住宅、公共施設等
の開口部に用いられる防火ドアパネルは金属系のドアパ
ネルが主流であった。しかしながら金属系のドアパネル
は木質感や暖かみがなく、意匠性に欠け、且つ、重く施
工性が悪いという問題があった。近年、外国製の木質防
火ドアの出現により、国内において、難燃木材、石膏ボ
ード、珪酸カルシウム板等の無機質不燃材、ペーパーハ
ニカム、難燃インシュレーションボード、高密度フェノ
ールフォーム板等の組み合わせからなる木質系ドアパネ
ルが製造されるようになった。しかしながら、該木質系
ドアパネルは、金属系ドアパネルと比較し、意匠性、暖
かみ、軽量性はあるものの、高価であること、まだ重く
施工性が良いとはいえない課題が残されている。更に
は、防音性能も不十分という課題もある。
の開口部に用いられる防火ドアパネルは金属系のドアパ
ネルが主流であった。しかしながら金属系のドアパネル
は木質感や暖かみがなく、意匠性に欠け、且つ、重く施
工性が悪いという問題があった。近年、外国製の木質防
火ドアの出現により、国内において、難燃木材、石膏ボ
ード、珪酸カルシウム板等の無機質不燃材、ペーパーハ
ニカム、難燃インシュレーションボード、高密度フェノ
ールフォーム板等の組み合わせからなる木質系ドアパネ
ルが製造されるようになった。しかしながら、該木質系
ドアパネルは、金属系ドアパネルと比較し、意匠性、暖
かみ、軽量性はあるものの、高価であること、まだ重く
施工性が良いとはいえない課題が残されている。更に
は、防音性能も不十分という課題もある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は前記し
た木質防火防音ドアパネルの意匠性、暖かみ、防火性を
損なうことなく軽量化と防音性の向上を図り、安価に製
造できる木質防火防音ドアを提供することにある。
た木質防火防音ドアパネルの意匠性、暖かみ、防火性を
損なうことなく軽量化と防音性の向上を図り、安価に製
造できる木質防火防音ドアを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明の 請求項１の発明： ドア表面材及び芯材周囲部に構成さ
れた骨組材が木質系素材で構成される木質防火ドアにお
いて、鉱物質繊維ボード又は表裏両面に耐火シートを接
合した鉱物質繊維ボードを芯材とし、かつ該ドアの周縁
及び／又は芯材周囲端部に構成された骨組材周縁内部に
耐火シートを組み込んだ木質防火防音ドア。 請求項２の発明： 芯材が不燃性、耐火性、防音性及び
８００℃〜１０００℃の温度域で焼結する性能を有し、
密度２００ｋｇ／ｍ3 以下の鉱物質繊維ボードである請
求項１記載の木質防火防音ドア。 請求項３の発明： 耐火シートが無機質加熱膨脹剤をガ
ラス繊維強化ポリエステル系樹脂に配合しシート状に成
形した耐火シートである請求項１又は２記載の木質防火
防音ドア。によって解決される。
れた骨組材が木質系素材で構成される木質防火ドアにお
いて、鉱物質繊維ボード又は表裏両面に耐火シートを接
合した鉱物質繊維ボードを芯材とし、かつ該ドアの周縁
及び／又は芯材周囲端部に構成された骨組材周縁内部に
耐火シートを組み込んだ木質防火防音ドア。 請求項２の発明： 芯材が不燃性、耐火性、防音性及び
８００℃〜１０００℃の温度域で焼結する性能を有し、
密度２００ｋｇ／ｍ3 以下の鉱物質繊維ボードである請
求項１記載の木質防火防音ドア。 請求項３の発明： 耐火シートが無機質加熱膨脹剤をガ
ラス繊維強化ポリエステル系樹脂に配合しシート状に成
形した耐火シートである請求項１又は２記載の木質防火
防音ドア。によって解決される。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の木質防火防音ドアは、ド
アの骨組を構成する骨組材と、該骨組材に囲われる空間
部に配設する芯材と、骨組の周面に組込む耐火シート
と、表面材を、図１や図２に例示するような構成とする
ことを基本とする。
アの骨組を構成する骨組材と、該骨組材に囲われる空間
部に配設する芯材と、骨組の周面に組込む耐火シート
と、表面材を、図１や図２に例示するような構成とする
ことを基本とする。
【０００６】本発明の防火防音ドアの芯材１を構成する
不燃性、耐火性、防音性及び８００〜１０００℃の温度
域で焼結性能を有する鉱物質繊維ボードは、ロックウー
ルとグラスウールを主成分とし、これにクラフトパル
プ、再生パルプ、ビニロン等の少量の有機繊維、８００
〜１０００℃の温度域で焼結促進作用を有する、アタパ
ルジャイト、セピオライト、チタン酸カリウム繊維、ガ
ラス繊維等の無機繊維、水酸化アルミニウム、炭酸カル
シウム、バーミキュライト、シラスバルーン、パーライ
ト等の無機難燃軽量充填材、フェノール樹脂、メラミン
樹脂、ポバール、デンプン等の結合剤及びポリアクリル
アミド、硫酸バンド等の結合助剤からなる水性スラリー
を円網式又は長網式抄造機で抄造したウエットボードを
乾燥硬化して得られる。強度、不燃性、耐火性、防音性
の点からロックウールとグラスウールの含量が５０重量
％以上、密度１００ｋｇ／ｍ3 が必要であり、また上限
値は特に限定しないが軽量化の点から２００ｋｇ／ｍ3
以下が好ましい。前記鉱物質繊維ボードはそのまま芯材
として用いることもできるが以下に説明する耐火シート
を鉱物質繊維ボードの表裏両面に接合して芯材として用
いることも好ましい。
不燃性、耐火性、防音性及び８００〜１０００℃の温度
域で焼結性能を有する鉱物質繊維ボードは、ロックウー
ルとグラスウールを主成分とし、これにクラフトパル
プ、再生パルプ、ビニロン等の少量の有機繊維、８００
〜１０００℃の温度域で焼結促進作用を有する、アタパ
ルジャイト、セピオライト、チタン酸カリウム繊維、ガ
ラス繊維等の無機繊維、水酸化アルミニウム、炭酸カル
シウム、バーミキュライト、シラスバルーン、パーライ
ト等の無機難燃軽量充填材、フェノール樹脂、メラミン
樹脂、ポバール、デンプン等の結合剤及びポリアクリル
アミド、硫酸バンド等の結合助剤からなる水性スラリー
を円網式又は長網式抄造機で抄造したウエットボードを
乾燥硬化して得られる。強度、不燃性、耐火性、防音性
の点からロックウールとグラスウールの含量が５０重量
％以上、密度１００ｋｇ／ｍ3 が必要であり、また上限
値は特に限定しないが軽量化の点から２００ｋｇ／ｍ3
以下が好ましい。前記鉱物質繊維ボードはそのまま芯材
として用いることもできるが以下に説明する耐火シート
を鉱物質繊維ボードの表裏両面に接合して芯材として用
いることも好ましい。
【０００７】本発明に使用される耐火シートはガラス繊
維強化ポリエステル系樹脂に無機質加熱膨脹剤を配合し
シート状に成形したものである。無機質加熱膨脹剤は加
熱により膨脹しガラス繊維が耐火断熱層を形成するのを
補助する。無機質加熱膨脹剤としては含水ケイ酸ソーダ
系、カーボングラファイト系等の無機質加熱膨脹剤が好
ましい。これらは単独あるいは２種以上組合わせて使用
できる。耐火シートにおける加熱膨潤剤の配合は１〜２
０重量％が好ましい。２０重量％より多いと加熱による
ガラス繊維耐火断熱層の保形性が得られないからであ
る。１重量％より少ないと火災時に膨脹しても十分なガ
ラス繊維耐火断熱層が得られない恐れがある。耐火シー
トを形成するガラス繊維はＥガラス、Ｃガラス、Ａガラ
ス、Ｓガラス等が使用でき、ガラス繊維の配合は１０〜
４０重量％が好ましく、１０重量％より少ないと耐火性
が不足となり、４０重量％を越えると耐火性は十分であ
るが表面の平滑が得られない。また耐火シートの耐火性
をさらに向上させるため、水酸化アルミニウム、水酸化
マグネシウム、炭酸カルシウム等無機難燃剤を単独であ
るいは２種以上組合わせて使用できる。また耐火シート
の厚さは０．５〜３ｍｍが好ましく０．５ｍｍより薄い
と耐火性が不足となり３ｍｍを越えると耐火性は十分で
あるが加工及び施工が困難になる。耐火シートは骨組み
材周縁、芯材の表裏、あるいは表面材の裏面に配設され
る。
維強化ポリエステル系樹脂に無機質加熱膨脹剤を配合し
シート状に成形したものである。無機質加熱膨脹剤は加
熱により膨脹しガラス繊維が耐火断熱層を形成するのを
補助する。無機質加熱膨脹剤としては含水ケイ酸ソーダ
系、カーボングラファイト系等の無機質加熱膨脹剤が好
ましい。これらは単独あるいは２種以上組合わせて使用
できる。耐火シートにおける加熱膨潤剤の配合は１〜２
０重量％が好ましい。２０重量％より多いと加熱による
ガラス繊維耐火断熱層の保形性が得られないからであ
る。１重量％より少ないと火災時に膨脹しても十分なガ
ラス繊維耐火断熱層が得られない恐れがある。耐火シー
トを形成するガラス繊維はＥガラス、Ｃガラス、Ａガラ
ス、Ｓガラス等が使用でき、ガラス繊維の配合は１０〜
４０重量％が好ましく、１０重量％より少ないと耐火性
が不足となり、４０重量％を越えると耐火性は十分であ
るが表面の平滑が得られない。また耐火シートの耐火性
をさらに向上させるため、水酸化アルミニウム、水酸化
マグネシウム、炭酸カルシウム等無機難燃剤を単独であ
るいは２種以上組合わせて使用できる。また耐火シート
の厚さは０．５〜３ｍｍが好ましく０．５ｍｍより薄い
と耐火性が不足となり３ｍｍを越えると耐火性は十分で
あるが加工及び施工が困難になる。耐火シートは骨組み
材周縁、芯材の表裏、あるいは表面材の裏面に配設され
る。
【０００８】本発明に使用される骨組み材２は公知の方
法で得られる難燃処理木材、難燃処理集成材、合板、木
材、一般集成材などを組み付けてなる。組み方には特に
限定されないが格子組、輪組、弧組等が挙げられる。骨
組み材２は例えば図１あるいは図２に示されるように用
いられ、骨組み材２で囲われた空間部に芯材１がセット
され、該骨組み材２と芯材１の表裏両面に表面材３を合
わせるか、あるいは骨組み材２と芯材１の表裏両面に耐
火シート４を接合し、その上表裏両面に表面材３を合わ
せて木質防火防音ドアを構成する。
法で得られる難燃処理木材、難燃処理集成材、合板、木
材、一般集成材などを組み付けてなる。組み方には特に
限定されないが格子組、輪組、弧組等が挙げられる。骨
組み材２は例えば図１あるいは図２に示されるように用
いられ、骨組み材２で囲われた空間部に芯材１がセット
され、該骨組み材２と芯材１の表裏両面に表面材３を合
わせるか、あるいは骨組み材２と芯材１の表裏両面に耐
火シート４を接合し、その上表裏両面に表面材３を合わ
せて木質防火防音ドアを構成する。
【０００９】本発明に使用する表面材３は特に限定はさ
れないが、例えば公知の処方によって製造される難燃処
理木材（木板）、普通合板、一般木材を単独又は複数種
類適宜組み合わせて用いる。さらに必要に応じて鉄粉、
鉛粉等の金属粉を塩化ビニル樹脂等の合成樹脂結合剤に
練り込みシート状に成形した軟質遮音シート又は鉛シー
トを圧延した硬質遮音シートを表面材３の裏貼り材とし
て用いることができる。
れないが、例えば公知の処方によって製造される難燃処
理木材（木板）、普通合板、一般木材を単独又は複数種
類適宜組み合わせて用いる。さらに必要に応じて鉄粉、
鉛粉等の金属粉を塩化ビニル樹脂等の合成樹脂結合剤に
練り込みシート状に成形した軟質遮音シート又は鉛シー
トを圧延した硬質遮音シートを表面材３の裏貼り材とし
て用いることができる。
【００１０】本発明にかかる木質防火防音ドアの断面構
成は図３に示すように、木質防火防音ドアの周縁を構成
する骨組み材２に凹状溝を刻設し、該凹状溝の内部に耐
火シート４を取り付けた構成（図３−ａ，ｂ）、芯材１
周囲部に構成された骨組み材２の周縁に耐火シート４を
取り付け、さらに該耐火シート４の周縁に骨組み材２を
配設した構成（図３−ｃ，ｄ）、また必要により耐火シ
ート４の上層のドア本体の外周縁に木板、突板、塩ビテ
ープ等の化粧材５を貼着する構成（図３−ａ，ｄ）等が
ある。化粧材５は特に限定はされないが防火上厚さ３ｍ
ｍ以下が好ましい。さらに耐火シート４を骨組み材２と
芯材の表裏両面に配設する構成（図３−ｂ，ｄ）も好ま
しい。
成は図３に示すように、木質防火防音ドアの周縁を構成
する骨組み材２に凹状溝を刻設し、該凹状溝の内部に耐
火シート４を取り付けた構成（図３−ａ，ｂ）、芯材１
周囲部に構成された骨組み材２の周縁に耐火シート４を
取り付け、さらに該耐火シート４の周縁に骨組み材２を
配設した構成（図３−ｃ，ｄ）、また必要により耐火シ
ート４の上層のドア本体の外周縁に木板、突板、塩ビテ
ープ等の化粧材５を貼着する構成（図３−ａ，ｄ）等が
ある。化粧材５は特に限定はされないが防火上厚さ３ｍ
ｍ以下が好ましい。さらに耐火シート４を骨組み材２と
芯材の表裏両面に配設する構成（図３−ｂ，ｄ）も好ま
しい。
【００１１】本発明の木質防火防音ドアは、ロックウー
ル及びガラスウールを主成分とする不燃性、耐火性、防
音性及び８００〜１０００℃の温度域で焼結する性能を
有する密度２００ｋｇ／ｍ3 以下の鉱物質繊維ボードか
らなる芯材、又は無機質加熱膨張剤をガラス繊維強化ポ
リエステル系樹脂に配合しシート状に成形した耐火シー
トを前記鉱物質繊維ボードの表裏両面に接合した芯材を
用いるため、優れた軽量性、耐火防火性、防音性が得ら
れる。さらに該ドアの周縁及び／又は芯材周囲端部に構
成された骨組み材周縁内部に耐火シートが組み込まれて
いるので、ドア本体周囲端部の耐火防火性及び燃焼時の
保形性を向上させることによりドア枠とドア本体との隙
間の火炎、煙の伝播を防止し優れた防火性が得られる。
またパネル表面材は木質系素材で構成されるので木質感
及び暖かみが得られ意匠性に優れる。表面材に無機質系
遮音シートを裏貼りすることによりさらなる優れた防音
性が得られる。
ル及びガラスウールを主成分とする不燃性、耐火性、防
音性及び８００〜１０００℃の温度域で焼結する性能を
有する密度２００ｋｇ／ｍ3 以下の鉱物質繊維ボードか
らなる芯材、又は無機質加熱膨張剤をガラス繊維強化ポ
リエステル系樹脂に配合しシート状に成形した耐火シー
トを前記鉱物質繊維ボードの表裏両面に接合した芯材を
用いるため、優れた軽量性、耐火防火性、防音性が得ら
れる。さらに該ドアの周縁及び／又は芯材周囲端部に構
成された骨組み材周縁内部に耐火シートが組み込まれて
いるので、ドア本体周囲端部の耐火防火性及び燃焼時の
保形性を向上させることによりドア枠とドア本体との隙
間の火炎、煙の伝播を防止し優れた防火性が得られる。
またパネル表面材は木質系素材で構成されるので木質感
及び暖かみが得られ意匠性に優れる。表面材に無機質系
遮音シートを裏貼りすることによりさらなる優れた防音
性が得られる。
【００１２】
［実施例１］図４にその構成断面を示す通り芯材１とし
て鉱物質繊維ボード（日東紡績（株）製 ファイヤロッ
クＮＴＳ 密度１５０ｋｇ／ｍ3 厚さ２５ｍｍ）、骨
組み材２として集成木材（厚さ２５ｍｍ、幅６０ｍｍ）
を用い、芯材１、骨組み材２の表裏両面に耐火シート４
（日東紡績（株）製 耐火シートＮＴＢ−Ｓ 厚さ１ｍ
ｍ）を接着剤（大日本インキ化学工業（株）水性ビニル
ウレタン接着剤）により接合し、かつ耐火シート４を挟
むように表裏両面に表面材３として天然木突板化粧板
（厚さ４ｍｍ）を合わせ、かつ該ドアの周縁に凹状溝を
刻設し内部に耐火シート（日東紡績（株）製耐火シート
ＮＴＢ−Ｓ 厚さ１ｍｍ）を取り付け、耐火シートの上
層木口部である防火防音ドア本体の外周縁に化粧材５と
して天然木突板を貼着し木質防火防音ドアを得た。
て鉱物質繊維ボード（日東紡績（株）製 ファイヤロッ
クＮＴＳ 密度１５０ｋｇ／ｍ3 厚さ２５ｍｍ）、骨
組み材２として集成木材（厚さ２５ｍｍ、幅６０ｍｍ）
を用い、芯材１、骨組み材２の表裏両面に耐火シート４
（日東紡績（株）製 耐火シートＮＴＢ−Ｓ 厚さ１ｍ
ｍ）を接着剤（大日本インキ化学工業（株）水性ビニル
ウレタン接着剤）により接合し、かつ耐火シート４を挟
むように表裏両面に表面材３として天然木突板化粧板
（厚さ４ｍｍ）を合わせ、かつ該ドアの周縁に凹状溝を
刻設し内部に耐火シート（日東紡績（株）製耐火シート
ＮＴＢ−Ｓ 厚さ１ｍｍ）を取り付け、耐火シートの上
層木口部である防火防音ドア本体の外周縁に化粧材５と
して天然木突板を貼着し木質防火防音ドアを得た。
【００１３】［実施例２］図５にその構成断面を示すと
おり、芯材１として鉱物質繊維ボード（日東紡績（株）
製ファイヤロックＮＴＳ 密度１５０ｋｇ／ｍ 厚さ２
５ｍｍ）、骨組み材２として難燃処理合板（リン酸アン
モニウム処理）を用い、芯材周囲端部に構成された骨組
み材周縁内部に、端部より３ｍｍの位置に耐火シート４
（日東紡績（株）製 耐火シートＮＴＢ−Ｓ 厚さ１．
３ｍｍ）を内包し、芯材、骨組み材の表裏両面に表面材
３として天然木突板化粧合板（厚さ４ｍｍ）を合わせ、
かつ該ドアの周縁部に化粧材５として塩ビシートを貼着
し木質防火防音ドアを得た。
おり、芯材１として鉱物質繊維ボード（日東紡績（株）
製ファイヤロックＮＴＳ 密度１５０ｋｇ／ｍ 厚さ２
５ｍｍ）、骨組み材２として難燃処理合板（リン酸アン
モニウム処理）を用い、芯材周囲端部に構成された骨組
み材周縁内部に、端部より３ｍｍの位置に耐火シート４
（日東紡績（株）製 耐火シートＮＴＢ−Ｓ 厚さ１．
３ｍｍ）を内包し、芯材、骨組み材の表裏両面に表面材
３として天然木突板化粧合板（厚さ４ｍｍ）を合わせ、
かつ該ドアの周縁部に化粧材５として塩ビシートを貼着
し木質防火防音ドアを得た。
【００１４】［実施例３］図６にその構成断面を示すと
おり、表面材３として遮音シート６（東邦シートフレー
ム（株）製カットホンＬＴ−Ｌ 厚さ０．３ｍｍ）を天
然木突板化粧合板に裏貼りした以外は実施例１と同様に
して木質防火防音ドアを得た。
おり、表面材３として遮音シート６（東邦シートフレー
ム（株）製カットホンＬＴ−Ｌ 厚さ０．３ｍｍ）を天
然木突板化粧合板に裏貼りした以外は実施例１と同様に
して木質防火防音ドアを得た。
【００１５】［性能評価］ドア枠として木質３方枠（日
東紡績（株）製 木質防火ドアＮＴＢ−６０Ｆ用木質３
方枠 見付３０ｍｍ、見込１２０ｍｍ）及び厚み５０ｍ
ｍの難燃処理木材からなる沓摺を用い防火性能及び防音
性能を測定しその結果を表１に示した。 防火性：平成２年建設省告示第１１２５号に規定する防
火性能試験（甲種防火戸、乙種防火戸） 防音性：ＪＩＳ−Ａ−１４１６法による建築物開口部の
遮音性能評価試験。
東紡績（株）製 木質防火ドアＮＴＢ−６０Ｆ用木質３
方枠 見付３０ｍｍ、見込１２０ｍｍ）及び厚み５０ｍ
ｍの難燃処理木材からなる沓摺を用い防火性能及び防音
性能を測定しその結果を表１に示した。 防火性：平成２年建設省告示第１１２５号に規定する防
火性能試験（甲種防火戸、乙種防火戸） 防音性：ＪＩＳ−Ａ−１４１６法による建築物開口部の
遮音性能評価試験。
【００１６】
【表１】
【００１７】
【発明の効果】本発明の木質防火防音ドアは表１の結果
からも分かる通り防火性は乙種又は甲種防火戸に合格
し、防音性はＴｓ−３０以上であり、木質ドアの優れた
意匠性及び暖かみを有する。
からも分かる通り防火性は乙種又は甲種防火戸に合格
し、防音性はＴｓ−３０以上であり、木質ドアの優れた
意匠性及び暖かみを有する。
【図１】本発明の木質防火防音ドアの基本構成を示す概
略図
略図
【図２】本発明の木質防火防音ドアの基本構成を示す概
略図
略図
【図３】本発明にかかる木質防火防音ドアの各種の木口
構成を示す概略断面図
構成を示す概略断面図
【図４】本発明の木質防火防音ドアの構成を示す概略断
面図
面図
【図５】本発明の木質防火防音ドアの構成を示す概略断
面図
面図
【図６】本発明の木質防火防音ドアの構成を示す概略断
面図
面図
１ 芯材 ２ 骨組み材 ３ 表面材 ４ 耐火シート ５ 化粧材 ６ 遮音シート
Claims (3)
- 【請求項１】 ドア表面材及び芯材周囲部に構成された
骨組材が木質系素材で構成される木質防火ドアにおい
て、鉱物質繊維ボード又は表裏両面に耐火シートを接合
した鉱物質繊維ボードを芯材とし、かつ該ドアの周縁及
び／又は芯材周囲端部に構成された骨組材周縁内部に耐
火シートを組み込んだことを特徴とする木質防火防音ド
ア。 - 【請求項２】 芯材が不燃性、耐火性、防音性及び８０
０℃〜１０００℃の温度域で焼結する性能を有し、密度
２００ｋｇ／ｍ3 以下の鉱物質繊維ボードであることを
特徴とする請求項１記載の木質防火防音ドア。 - 【請求項３】 耐火シートが無機質加熱膨脹剤をガラス
繊維強化ポリエステル系樹脂に配合しシート状に成形し
た耐火シートであることを特徴とする請求項１又は２記
載の木質防火防音ドア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8210445A JPH1037617A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 木質防火防音ドア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8210445A JPH1037617A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 木質防火防音ドア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1037617A true JPH1037617A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16589454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8210445A Pending JPH1037617A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 木質防火防音ドア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1037617A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001073237A1 (en) * | 2000-03-31 | 2001-10-04 | Michael Yi | A fire retardant unit used in wall construction, and a method for preparing thereof |
| JP2002070441A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | Comany Inc | 防火用引き戸 |
| JP2002146942A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-05-22 | Sekisui Chem Co Ltd | 防・耐火パネル及び防火戸 |
| JP2009215723A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-09-24 | Shimizu Corp | 耐火シート |
| CN102011539A (zh) * | 2010-11-17 | 2011-04-13 | 吉林新元木业有限公司 | 新型木质防火门及制备方法 |
| KR101084614B1 (ko) | 2009-04-27 | 2011-11-17 | (주)불끄레 | 방화도어 |
| KR101505114B1 (ko) * | 2014-06-26 | 2015-03-24 | 주식회사 티에프티 | 방화문 |
| CN105464545A (zh) * | 2016-01-04 | 2016-04-06 | 浙江科森玻璃科技有限公司 | 实木隐框玻璃门板 |
| KR20190058272A (ko) * | 2017-11-20 | 2019-05-29 | 이인태 | 목재 방화문 |
| JP2020159123A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 菊水化学工業株式会社 | 防火扉 |
| WO2021109129A1 (zh) * | 2019-12-06 | 2021-06-10 | 江山海维科技有限公司 | 一种防火隔音的实木复合门 |
| CN115897898A (zh) * | 2023-02-20 | 2023-04-04 | 广东昊翔电气设备工程有限公司 | 一种多功能医疗隔断板材 |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP8210445A patent/JPH1037617A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001073237A1 (en) * | 2000-03-31 | 2001-10-04 | Michael Yi | A fire retardant unit used in wall construction, and a method for preparing thereof |
| JP2002146942A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-05-22 | Sekisui Chem Co Ltd | 防・耐火パネル及び防火戸 |
| JP2002070441A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | Comany Inc | 防火用引き戸 |
| JP2009215723A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-09-24 | Shimizu Corp | 耐火シート |
| KR101084614B1 (ko) | 2009-04-27 | 2011-11-17 | (주)불끄레 | 방화도어 |
| CN102011539A (zh) * | 2010-11-17 | 2011-04-13 | 吉林新元木业有限公司 | 新型木质防火门及制备方法 |
| KR101505114B1 (ko) * | 2014-06-26 | 2015-03-24 | 주식회사 티에프티 | 방화문 |
| CN105464545A (zh) * | 2016-01-04 | 2016-04-06 | 浙江科森玻璃科技有限公司 | 实木隐框玻璃门板 |
| KR20190058272A (ko) * | 2017-11-20 | 2019-05-29 | 이인태 | 목재 방화문 |
| JP2020159123A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 菊水化学工業株式会社 | 防火扉 |
| WO2021109129A1 (zh) * | 2019-12-06 | 2021-06-10 | 江山海维科技有限公司 | 一种防火隔音的实木复合门 |
| CN115897898A (zh) * | 2023-02-20 | 2023-04-04 | 广东昊翔电气设备工程有限公司 | 一种多功能医疗隔断板材 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| IE55149B1 (en) | Acoustical structure and method of manufacturing it | |
| JPH1037617A (ja) | 木質防火防音ドア | |
| JP4051459B2 (ja) | 不燃断熱パネル | |
| KR200483883Y1 (ko) | 타공형 불연흡음패널 | |
| JP2001303751A (ja) | サイディングパネル及びこれを用いた外壁パネル | |
| JP3809918B2 (ja) | 木製防火断熱ドア | |
| JP4090130B2 (ja) | 複合パネル | |
| JPH1037618A (ja) | 木質防火ドア | |
| JP2008261196A (ja) | 水溶性耐火材料水溶液を用いた耐火・耐熱パネルの製造方法 | |
| JP4087967B2 (ja) | 目地構造 | |
| JP4087966B2 (ja) | 目地構造 | |
| JP4020175B2 (ja) | 建築用パネル | |
| CN216665446U (zh) | 一种新型隔音防火门芯结构 | |
| CN218492927U (zh) | 一种防火型建筑装饰板材 | |
| CN217998680U (zh) | 一种具有吸音隔音功能的装饰面板 | |
| JPH07109876A (ja) | 木質系防火防音ドアパネル | |
| CN219909723U (zh) | 一种节能型多功能板材 | |
| JP3441797B2 (ja) | 建造物用防火性パネル | |
| JPH08284545A (ja) | 軽量断熱耐火ボード | |
| JP2561139Y2 (ja) | 耐火パネル | |
| JPH0345804Y2 (ja) | ||
| JP4020174B2 (ja) | 建築用パネル | |
| JPS627474Y2 (ja) | ||
| JP2531591Y2 (ja) | 防火ドア | |
| JP3376401B2 (ja) | 耐火複合板 |