JPH1036845A - 液晶組成物および液晶表示素子 - Google Patents
液晶組成物および液晶表示素子Info
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- JPH1036845A JPH1036845A JP19308496A JP19308496A JPH1036845A JP H1036845 A JPH1036845 A JP H1036845A JP 19308496 A JP19308496 A JP 19308496A JP 19308496 A JP19308496 A JP 19308496A JP H1036845 A JPH1036845 A JP H1036845A
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- liquid crystal
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- C09K19/04—Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
- C09K19/42—Mixtures of liquid crystal compounds covered by two or more of the preceding groups C09K19/06 - C09K19/40
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- Liquid Crystal Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カラー化に対応するために電圧−透過率特性
(急峻性)に優れ、高速応答性に対応するために低粘度
且つ高Δnの液晶組成物を提供すること。 【解決手段】 第1成分として、一般式(I−a)〜
(I−f)で表される化合物群から選択される少なくと
も1種の化合物、第2成分として、一般式(II)で表さ
れる少なくとも1種の化合物、第3成分として、一般式
(III−a)〜(III−c)で表される化合物群から選択さ
れる少なくとも1種の化合物を含有することを特徴とす
る液晶組成物。 【化1】 式中、R1 〜R4 は炭素数1〜10のアルキル、nは0
〜20の整数、Aは1,4−フェニレン、Z0 は−CO
O−または−CH2 CH2 −、Z1 は−CH2CH
2 −、−COO−または単結合、Q1 はHまたはF、B
1 は1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレンま
たは1,3−ジオキサ−2,5−シクロヘキシレン、B
2 およびB3 は1,4−シクロヘキシレンまたは1,4
−フェニレン、p、qおよびmは0または1を示す。
(急峻性)に優れ、高速応答性に対応するために低粘度
且つ高Δnの液晶組成物を提供すること。 【解決手段】 第1成分として、一般式(I−a)〜
(I−f)で表される化合物群から選択される少なくと
も1種の化合物、第2成分として、一般式(II)で表さ
れる少なくとも1種の化合物、第3成分として、一般式
(III−a)〜(III−c)で表される化合物群から選択さ
れる少なくとも1種の化合物を含有することを特徴とす
る液晶組成物。 【化1】 式中、R1 〜R4 は炭素数1〜10のアルキル、nは0
〜20の整数、Aは1,4−フェニレン、Z0 は−CO
O−または−CH2 CH2 −、Z1 は−CH2CH
2 −、−COO−または単結合、Q1 はHまたはF、B
1 は1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレンま
たは1,3−ジオキサ−2,5−シクロヘキシレン、B
2 およびB3 は1,4−シクロヘキシレンまたは1,4
−フェニレン、p、qおよびmは0または1を示す。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明電極を有する
2枚の基板で形成される密閉セル中に設けられた、少な
くとも1種のカイラル添加物を含むネマチック液晶組成
物およびその液晶組成物を用いた液晶表示素子に関し、
さらに詳しくはスーパーツイスト複屈折(STN)方式
に好適な液晶組成物およびその液晶組成物を用いた液晶
表示素子に関する。
2枚の基板で形成される密閉セル中に設けられた、少な
くとも1種のカイラル添加物を含むネマチック液晶組成
物およびその液晶組成物を用いた液晶表示素子に関し、
さらに詳しくはスーパーツイスト複屈折(STN)方式
に好適な液晶組成物およびその液晶組成物を用いた液晶
表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子(LCD)の表示方式とし
てツイストネマチック(TN)方式、スーパーツイスト
複屈折(STN)方式、アクティブマトリックス(AM
−LCD)方式等が提案され、次々に実用化されてき
た。これらの内、T. J. Scheffer等によって提案された
(Appl. Phy. Lett.,45(10), 1021 (1984)) 上下の基
盤における液晶分子の配向を180〜270゜にツイス
トさせたスーパーツイスト複屈折(STN)方式はパソ
コン、ワープロ等のLCDとして採用され、更に種々の
特性改善が要求されるようになった。
てツイストネマチック(TN)方式、スーパーツイスト
複屈折(STN)方式、アクティブマトリックス(AM
−LCD)方式等が提案され、次々に実用化されてき
た。これらの内、T. J. Scheffer等によって提案された
(Appl. Phy. Lett.,45(10), 1021 (1984)) 上下の基
盤における液晶分子の配向を180〜270゜にツイス
トさせたスーパーツイスト複屈折(STN)方式はパソ
コン、ワープロ等のLCDとして採用され、更に種々の
特性改善が要求されるようになった。
【0003】このSTN方式の液晶表示素子に用いられ
る液晶組成物には、以下のような特性が求められる。 (1)液晶表示素子のコントラストを高めるために、電
圧−透過率特性(急峻性)が急峻であること。 (2)屈折率異方性(Δn)の温度依存性による色つき
の変化を少なくするために、ネマチック−等方性相の相
転移温度(透明点)が高いこと。 (3)応答時間をできるだけ小さくするために、粘度
(η)が小さいこと。 (4)応答速度はセル厚(d)に比例するので、応答時
間をできるだけ小さくするためにセル厚(d)が小さい
こと。したがって屈折異方性(Δn)が大きいこと。 これらの特性のうち、近年特にカラー化への対応と動画
への対応が強く要求されるようになり、特に上記(1)
及び(4)の特性改善が重要となってきた。しかしなが
ら、このような液晶組成物は鋭意検討されてはいるもの
の、常に改善を要求されているのが現状である。
る液晶組成物には、以下のような特性が求められる。 (1)液晶表示素子のコントラストを高めるために、電
圧−透過率特性(急峻性)が急峻であること。 (2)屈折率異方性(Δn)の温度依存性による色つき
の変化を少なくするために、ネマチック−等方性相の相
転移温度(透明点)が高いこと。 (3)応答時間をできるだけ小さくするために、粘度
(η)が小さいこと。 (4)応答速度はセル厚(d)に比例するので、応答時
間をできるだけ小さくするためにセル厚(d)が小さい
こと。したがって屈折異方性(Δn)が大きいこと。 これらの特性のうち、近年特にカラー化への対応と動画
への対応が強く要求されるようになり、特に上記(1)
及び(4)の特性改善が重要となってきた。しかしなが
ら、このような液晶組成物は鋭意検討されてはいるもの
の、常に改善を要求されているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
STN表示方式に求められる種々の特性を満たしなが
ら、特にカラー化に対応するために電圧−透過率特性
(急峻性)の優れた液晶組成物および高速応答性に対応
するために低粘度且つ高Δnの液晶組成物を提供するこ
とにある。本発明者らは、これらの課題を解決すべく種
々の液晶化合物を用いた組成物を鋭意検討した結果、本
発明の液晶組成物をSTN表示素子に使用する場合に、
この目的を達成できることを見いだした。
STN表示方式に求められる種々の特性を満たしなが
ら、特にカラー化に対応するために電圧−透過率特性
(急峻性)の優れた液晶組成物および高速応答性に対応
するために低粘度且つ高Δnの液晶組成物を提供するこ
とにある。本発明者らは、これらの課題を解決すべく種
々の液晶化合物を用いた組成物を鋭意検討した結果、本
発明の液晶組成物をSTN表示素子に使用する場合に、
この目的を達成できることを見いだした。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1成分とし
て、一般式(I−a)〜(I−f)で表される化合物群
から選択される少なくとも1種の化合物を含有し、第2
成分として、一般式(II)で表される少なくとも1種の
化合物を含有し、第3成分として、一般式(III−a)〜
(III−c)で表される化合物群から選択される少なくと
も1種の化合物を含有することを特徴とする液晶組成物
を提供するものである。
て、一般式(I−a)〜(I−f)で表される化合物群
から選択される少なくとも1種の化合物を含有し、第2
成分として、一般式(II)で表される少なくとも1種の
化合物を含有し、第3成分として、一般式(III−a)〜
(III−c)で表される化合物群から選択される少なくと
も1種の化合物を含有することを特徴とする液晶組成物
を提供するものである。
【0006】
【化4】
【0007】式中、R1 は炭素数1〜10のアルキル基
を示す。いずれにおいても基中の任意の1つまたは相隣
接しない2つ以上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原
子(−O−)および/または−CH=CH−によって置
換されていても良い。nは0〜20の整数を示す。R2
およびR3 は各々独立して炭素数1〜10のアルキル基
を示す。いずれにおいても基中の任意の1つまたは相隣
接しない2つ以上のメチレン基(−CH2−)は酸素原
子(−O−)および/または−CH=CH−によって置
換されていても良い。Aは側位のHがFで置換されてい
ても良い1,4−フェニレン基を示す。R4 は炭素数1
〜10のアルキル基を示す。いずれにおいても基中の任
意の1つまたは相隣接しない2つ以上のメチレン基(−
CH2 −)は酸素原子(−O−)および/または−CH
=CH−によって置換されていても良い。Z0 は−CO
O−または−CH2 CH2 −を示し、Z1 は−CH2 C
H2 −、−COO−または単結合を示し、Q1 はHまた
はFを示し、B1 は1,4−シクロヘキシレン基、1,
4−フェニレン基または1,3−ジオキサン−2,5−
ジイル基を示し、B2 およびB3 は各々独立して1,4
−シクロヘキシレン基または側位のHがFで置換されて
いても良い1,4−フェニレン基を示し、p、qおよび
mは各々独立して0または1を示す。
を示す。いずれにおいても基中の任意の1つまたは相隣
接しない2つ以上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原
子(−O−)および/または−CH=CH−によって置
換されていても良い。nは0〜20の整数を示す。R2
およびR3 は各々独立して炭素数1〜10のアルキル基
を示す。いずれにおいても基中の任意の1つまたは相隣
接しない2つ以上のメチレン基(−CH2−)は酸素原
子(−O−)および/または−CH=CH−によって置
換されていても良い。Aは側位のHがFで置換されてい
ても良い1,4−フェニレン基を示す。R4 は炭素数1
〜10のアルキル基を示す。いずれにおいても基中の任
意の1つまたは相隣接しない2つ以上のメチレン基(−
CH2 −)は酸素原子(−O−)および/または−CH
=CH−によって置換されていても良い。Z0 は−CO
O−または−CH2 CH2 −を示し、Z1 は−CH2 C
H2 −、−COO−または単結合を示し、Q1 はHまた
はFを示し、B1 は1,4−シクロヘキシレン基、1,
4−フェニレン基または1,3−ジオキサン−2,5−
ジイル基を示し、B2 およびB3 は各々独立して1,4
−シクロヘキシレン基または側位のHがFで置換されて
いても良い1,4−フェニレン基を示し、p、qおよび
mは各々独立して0または1を示す。
【0008】本発明において好ましくは、液晶組成物の
全重量に対して第1成分が3〜60重量%であり、第2
成分が3〜30重量%であり、第3成分が5〜70重量
%である。本発明はまた、第4成分として、一般式(I
V)、(V)、(VI−a)および(VI−b)で表される
化合物群から選択される少なくとも1種の化合物をさら
に含有することを特徴とする上記液晶組成物を提供する
ものである。 R5 −(B4 )−Z2 −(C1 )−R6 (IV) 式中、R5 およびR6 は各々独立して炭素数1〜10の
アルキル基を示す。いずれにおいても基中の任意の1つ
または相隣接しない2つ以上のメチレン基(−CH
2 −)は酸素原子(−O−)および/ または−CH=C
H−によって置換されていても良い。B4 は1,4−シ
クロヘキシレン基、ピリミジン−2,5−ジイル基また
は1,4−フェニレン基を示し、C1 は1,4−シクロ
ヘキシレン基または1,4−フェニレン基を示し、Z2
は−C≡C−、−COO−、−CH2CH2 −、−CH
=CH−、−CF=CF−または単結合を示す。 R7 −(D)−Z3 −(E)−Z4 −(G)−R8 (V) 式中、R7 は炭素数1〜10のアルキル基を示す。いず
れにおいても基中の任意の1つまたは相隣接しない2つ
以上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原子(−O−)
および/または−CH=CH−によって置換されていて
も良い。R8 は炭素数1〜10のアルキル基、アルコキ
シ基またはアルコキシメチル基を示し、Dは1,4−シ
クロヘキシレン基またはピリミジン−2,5−ジイル基
を示し、Eは1,4−シクロヘキシレン基または側位の
HがFで置換されていても良い1,4−フェニレン基を
示し、Gは1,4−シクロヘキシレン基または1,4−
フェニレン基を示し、Z3 は−CH2 CH2 −または単
結合を示し、Z4 は−C≡C−、−COO−、−CH=
CH−または単結合を示す。
全重量に対して第1成分が3〜60重量%であり、第2
成分が3〜30重量%であり、第3成分が5〜70重量
%である。本発明はまた、第4成分として、一般式(I
V)、(V)、(VI−a)および(VI−b)で表される
化合物群から選択される少なくとも1種の化合物をさら
に含有することを特徴とする上記液晶組成物を提供する
ものである。 R5 −(B4 )−Z2 −(C1 )−R6 (IV) 式中、R5 およびR6 は各々独立して炭素数1〜10の
アルキル基を示す。いずれにおいても基中の任意の1つ
または相隣接しない2つ以上のメチレン基(−CH
2 −)は酸素原子(−O−)および/ または−CH=C
H−によって置換されていても良い。B4 は1,4−シ
クロヘキシレン基、ピリミジン−2,5−ジイル基また
は1,4−フェニレン基を示し、C1 は1,4−シクロ
ヘキシレン基または1,4−フェニレン基を示し、Z2
は−C≡C−、−COO−、−CH2CH2 −、−CH
=CH−、−CF=CF−または単結合を示す。 R7 −(D)−Z3 −(E)−Z4 −(G)−R8 (V) 式中、R7 は炭素数1〜10のアルキル基を示す。いず
れにおいても基中の任意の1つまたは相隣接しない2つ
以上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原子(−O−)
および/または−CH=CH−によって置換されていて
も良い。R8 は炭素数1〜10のアルキル基、アルコキ
シ基またはアルコキシメチル基を示し、Dは1,4−シ
クロヘキシレン基またはピリミジン−2,5−ジイル基
を示し、Eは1,4−シクロヘキシレン基または側位の
HがFで置換されていても良い1,4−フェニレン基を
示し、Gは1,4−シクロヘキシレン基または1,4−
フェニレン基を示し、Z3 は−CH2 CH2 −または単
結合を示し、Z4 は−C≡C−、−COO−、−CH=
CH−または単結合を示す。
【0009】
【化5】
【0010】式中、R9 は炭素数1〜10のアルキル基
を示す。いずれにおいても基中の任意の1つまたは相隣
接しない2つ以上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原
子(−O−)および/または−CH=CH−によって置
換されていても良い。R10は炭素数1〜10のアルキル
基、アルコキシ基またはアルコキシメチル基を示し、Q
2 はHまたはFを示す。上記組成物において、第4成分
は好ましくは液晶組成物の全重量に対して0〜60重量
%である。本発明はまた、第5成分として、一般式(VI
I)および(VIII) で表される化合物群からなる群から選
択される少なくとも1種の化合物をさらに含有すること
を特徴とする上記液晶組成物を提供するものである。
を示す。いずれにおいても基中の任意の1つまたは相隣
接しない2つ以上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原
子(−O−)および/または−CH=CH−によって置
換されていても良い。R10は炭素数1〜10のアルキル
基、アルコキシ基またはアルコキシメチル基を示し、Q
2 はHまたはFを示す。上記組成物において、第4成分
は好ましくは液晶組成物の全重量に対して0〜60重量
%である。本発明はまた、第5成分として、一般式(VI
I)および(VIII) で表される化合物群からなる群から選
択される少なくとも1種の化合物をさらに含有すること
を特徴とする上記液晶組成物を提供するものである。
【0011】
【化6】
【0012】式中、R11は炭素数1〜10のアルキル基
を示し、Q3 はHまたはFを示し、kは0または1を示
し、R12は炭素数1〜10のアルキル基を示し、Jは
1,4−シクロヘキシレン基または1,4−フェニレン
基を示し、Q4 およびQ5 は各々独立してはHまたはF
を示し、Z5 およびZ6 は各々独立して−COO−また
は単結合を示し、hは0、1または2を示す。上記組成
物において、第5成分は好ましくは液晶組成物の全重量
に対して0〜50重量%である。本発明はさらにまた、
上記液晶組成物を用いた液晶表示素子を提供するもので
ある。
を示し、Q3 はHまたはFを示し、kは0または1を示
し、R12は炭素数1〜10のアルキル基を示し、Jは
1,4−シクロヘキシレン基または1,4−フェニレン
基を示し、Q4 およびQ5 は各々独立してはHまたはF
を示し、Z5 およびZ6 は各々独立して−COO−また
は単結合を示し、hは0、1または2を示す。上記組成
物において、第5成分は好ましくは液晶組成物の全重量
に対して0〜50重量%である。本発明はさらにまた、
上記液晶組成物を用いた液晶表示素子を提供するもので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液晶組成物を構成
する液晶化合物について説明する。本発明の一般式(I
−a)〜(I−f)で表される化合物として、好ましく
は以下の化合物を挙げることができる。式中、Rはアル
キル基を示す。
する液晶化合物について説明する。本発明の一般式(I
−a)〜(I−f)で表される化合物として、好ましく
は以下の化合物を挙げることができる。式中、Rはアル
キル基を示す。
【0014】
【化7】
【0015】
【化8】
【0016】これらの化合物は特開平1−175947
号公報および特開平1−308239号公報(EP03
25796B)、特開平02−184642号公報(E
P377469B1)に開示されており公知である。こ
れらのうち2環の化合物は誘電率異方性が弱い正の化合
物で且つ屈折率異方性(Δn)が小さい化合物で主とし
て粘度低下および急峻性改善の目的で使用される。ま
た、3環の化合物は、誘電率異方性が弱い正の化合物で
であり、主としてネマチックレンジを広げる目的、ある
いは粘度低下および急峻性改善の目的で使用される。本
発明の第2成分である一般式(II)で表される化合物と
して、好ましくは以下の化合物を挙げることができる。
式中、RおよびR’は各々独立してアルキル基を示す。
号公報および特開平1−308239号公報(EP03
25796B)、特開平02−184642号公報(E
P377469B1)に開示されており公知である。こ
れらのうち2環の化合物は誘電率異方性が弱い正の化合
物で且つ屈折率異方性(Δn)が小さい化合物で主とし
て粘度低下および急峻性改善の目的で使用される。ま
た、3環の化合物は、誘電率異方性が弱い正の化合物で
であり、主としてネマチックレンジを広げる目的、ある
いは粘度低下および急峻性改善の目的で使用される。本
発明の第2成分である一般式(II)で表される化合物と
して、好ましくは以下の化合物を挙げることができる。
式中、RおよびR’は各々独立してアルキル基を示す。
【0017】
【化9】
【0018】これらの化合物は誘電率異方性が弱い正の
化合物で且つ屈折率異方性(Δn)が0.40〜0.44程
度の化合物であり、主としてΔnを大きくする目的、あ
るいは粘度低下およびネマチックレンジを広げる目的で
使用される。本発明の第3成分である一般式(III−
a)、(III−b)および(III−c)で表される化合物と
して、好ましくは以下の化合物を挙げることができる。
式中、RおよびR’は各々独立してアルキル基を示す。
また、基中の任意の1つまたは相隣接しない2つ以上の
メチレン基(−CH2 −)は−CH=CH−によって置
換されていても良い。
化合物で且つ屈折率異方性(Δn)が0.40〜0.44程
度の化合物であり、主としてΔnを大きくする目的、あ
るいは粘度低下およびネマチックレンジを広げる目的で
使用される。本発明の第3成分である一般式(III−
a)、(III−b)および(III−c)で表される化合物と
して、好ましくは以下の化合物を挙げることができる。
式中、RおよびR’は各々独立してアルキル基を示す。
また、基中の任意の1つまたは相隣接しない2つ以上の
メチレン基(−CH2 −)は−CH=CH−によって置
換されていても良い。
【0019】
【化10】
【0020】
【化11】
【0021】
【化12】
【0022】これらの化合物のなかでは、式(III−a−
1)、(III−a−3)、(III−a−6)、(III−a−
7)、(III−b−1)、(III−b−3)、(III−b−
5)、(III−c−1)、(III−c−4)、(III−c−
5)、(III−c−6)、(III−c−7)、(III−c−1
0)または(III−c−11)で表される化合物が本発明
において特に好ましく用いられる。これら第3成分の化
合物は誘電率異方性が正の化合物で特にその値が大き
く、主としてしきい値電圧を小さくする目的およびST
N特性として重要な急峻性を改善する目的で使用され
る。本発明の第4成分である一般式(IV)、(V)、
(VI−a)および(VI−b)で表される化合物として、
好ましくは以下の化合物を挙げることができる。式中R
およびR’は各々独立してアルキル基を示す。また、基
中の任意の1つまたは相隣接しない2つ以上のメチレン
基(−CH2 −)は−CH=CH−によって置換されて
いても良い。
1)、(III−a−3)、(III−a−6)、(III−a−
7)、(III−b−1)、(III−b−3)、(III−b−
5)、(III−c−1)、(III−c−4)、(III−c−
5)、(III−c−6)、(III−c−7)、(III−c−1
0)または(III−c−11)で表される化合物が本発明
において特に好ましく用いられる。これら第3成分の化
合物は誘電率異方性が正の化合物で特にその値が大き
く、主としてしきい値電圧を小さくする目的およびST
N特性として重要な急峻性を改善する目的で使用され
る。本発明の第4成分である一般式(IV)、(V)、
(VI−a)および(VI−b)で表される化合物として、
好ましくは以下の化合物を挙げることができる。式中R
およびR’は各々独立してアルキル基を示す。また、基
中の任意の1つまたは相隣接しない2つ以上のメチレン
基(−CH2 −)は−CH=CH−によって置換されて
いても良い。
【0023】
【化13】
【0024】
【化14】
【0025】
【化15】
【0026】
【化16】
【0027】
【化17】
【0028】これら第4成分の中で、式(IV)で表され
る化合物としては、式(IV−1)、(IV−2)、(IV−
4)、(IV−5)、(IV−6)、(IV−7)、(IV−
8)、(IV−13)、(IV−14)、(IV−18)、
(IV−19)または(IV−20)で表される化合物が本
発明において特に好ましく用いられる。また、式(V)
で表される化合物としては、式(V−1)、(V−
2)、(V−5)、(V−9)、(V−11)、(V−
12)、(V−14)または(V−15)で表される化
合物が本発明において特に好ましく用いられる。
る化合物としては、式(IV−1)、(IV−2)、(IV−
4)、(IV−5)、(IV−6)、(IV−7)、(IV−
8)、(IV−13)、(IV−14)、(IV−18)、
(IV−19)または(IV−20)で表される化合物が本
発明において特に好ましく用いられる。また、式(V)
で表される化合物としては、式(V−1)、(V−
2)、(V−5)、(V−9)、(V−11)、(V−
12)、(V−14)または(V−15)で表される化
合物が本発明において特に好ましく用いられる。
【0029】一般式(IV)、(V)、(VI−a)および
(VI−b)の化合物は、誘電率異方性が負かまたは弱い
正の化合物である。一般式(IV)の化合物は主として粘
度低下および/またはΔn調整の目的で使用される。ま
た、一般式(V)の化合物は透明点を高くする等のネマ
チックレンジを広げる目的および/またはΔn調整、粘
度調整の目的で使用される。一般式(VI−a)および
(VI−b)の化合物は非常に透明点が高い。よって、
透明点を高くする等のネマチックレンジを広げる目的お
よび/またはΔn調整の目的で使用される。本発明の一
般式(VII)および(VIII) で表される化合物として、好
ましくは以下の化合物を挙げることができる。式中、R
はアルキル基を示す。
(VI−b)の化合物は、誘電率異方性が負かまたは弱い
正の化合物である。一般式(IV)の化合物は主として粘
度低下および/またはΔn調整の目的で使用される。ま
た、一般式(V)の化合物は透明点を高くする等のネマ
チックレンジを広げる目的および/またはΔn調整、粘
度調整の目的で使用される。一般式(VI−a)および
(VI−b)の化合物は非常に透明点が高い。よって、
透明点を高くする等のネマチックレンジを広げる目的お
よび/またはΔn調整の目的で使用される。本発明の一
般式(VII)および(VIII) で表される化合物として、好
ましくは以下の化合物を挙げることができる。式中、R
はアルキル基を示す。
【0030】
【化18】
【0031】
【化19】
【0032】
【化20】
【0033】一般式(VII)で表される化合物としては、
式(VII−1)、(VII−2)または(VII−3)で表される
化合物が本発明において特に好ましく用いられる。ま
た、一般式(VIII)で表される化合物としては、式(VI
II−1)、(VIII−5)、(VIII−6)、(VIII−
7)、(VIII−8)、(VIII−9)、(VIII−10)、
(VIII−11)、(VIII−12)、(VIII−13)、
(VIII−14)、(VIII−15)、(VIII−16)また
は(VIII−18)で表される化合物が本発明において特
に好ましく用いられる。一般式(VII)〜(VIII)の化合
物は誘電率異方性が正の化合物であり、特にしきい値電
圧を小さくする目的やその温度依存性を改善する目的で
使用される。また、粘度調整、Δn調整、透明点を高く
する等のネマチックレンジを広げる目的にも使用され
る。
式(VII−1)、(VII−2)または(VII−3)で表される
化合物が本発明において特に好ましく用いられる。ま
た、一般式(VIII)で表される化合物としては、式(VI
II−1)、(VIII−5)、(VIII−6)、(VIII−
7)、(VIII−8)、(VIII−9)、(VIII−10)、
(VIII−11)、(VIII−12)、(VIII−13)、
(VIII−14)、(VIII−15)、(VIII−16)また
は(VIII−18)で表される化合物が本発明において特
に好ましく用いられる。一般式(VII)〜(VIII)の化合
物は誘電率異方性が正の化合物であり、特にしきい値電
圧を小さくする目的やその温度依存性を改善する目的で
使用される。また、粘度調整、Δn調整、透明点を高く
する等のネマチックレンジを広げる目的にも使用され
る。
【0034】本発明の液晶組成物において、第1成分の
使用量は、液晶組成物の全重量に対して3〜60重量%
が好ましい。より好ましくは5〜55重量%が好まし
い。3重量%未満であると目的とする急峻性、高速応答
性の効果が得にくく、60重量%を超えると液晶組成物
のしきい値電圧が大きくなり好ましくない。第2成分の
使用量は3〜30重量%、より好ましくは3〜25重量
%が望ましい。3重量%未満であると目的とする急峻
性、高速応答性および高Δnの効果が得にくく、30重
量%を超えると液晶組成物のしきい値電圧が大きくなり
好ましくない。第3成分の使用量は、液晶組成物の全重
量に対して5〜70重量%、より好ましくは5〜65重
量%が望ましい。5重量%未満であると目的とする液晶
組成物のしきい値電圧が大きくなり好ましくない。また
70重量%を超えると液晶組成物の粘度が大きくなり好
ましくない。第4成分の使用量は0〜60重量%、より
好ましくは0〜50重量%が望ましい。60重量%を超
えると液晶組成物のしきい値電圧が大きくなり好ましく
ない。第5成分の使用量は0〜50重量%、より好まし
くは0〜40重量%が望ましい。
使用量は、液晶組成物の全重量に対して3〜60重量%
が好ましい。より好ましくは5〜55重量%が好まし
い。3重量%未満であると目的とする急峻性、高速応答
性の効果が得にくく、60重量%を超えると液晶組成物
のしきい値電圧が大きくなり好ましくない。第2成分の
使用量は3〜30重量%、より好ましくは3〜25重量
%が望ましい。3重量%未満であると目的とする急峻
性、高速応答性および高Δnの効果が得にくく、30重
量%を超えると液晶組成物のしきい値電圧が大きくなり
好ましくない。第3成分の使用量は、液晶組成物の全重
量に対して5〜70重量%、より好ましくは5〜65重
量%が望ましい。5重量%未満であると目的とする液晶
組成物のしきい値電圧が大きくなり好ましくない。また
70重量%を超えると液晶組成物の粘度が大きくなり好
ましくない。第4成分の使用量は0〜60重量%、より
好ましくは0〜50重量%が望ましい。60重量%を超
えると液晶組成物のしきい値電圧が大きくなり好ましく
ない。第5成分の使用量は0〜50重量%、より好まし
くは0〜40重量%が望ましい。
【0035】本発明の液晶組成物は、それ自体慣用な方
法で調製される。一般には、種々の成分を高い温度で互
いに溶解させる方法がとられている。また、本発明の液
晶組成物は、適当な添加物によって意図する用途に応じ
た改良がなされ、最適化される。このような添加物は当
業者によく知られており、文献等に詳細に記載されてい
る。通常、液晶のらせん構造を誘起して必要なねじれ角
を調整し、逆ねじれ(reverse twist)を防止するため、
キラルドープ材(chiral dopant)などを添加する。ま
た、本発明の液晶組成物は、メロシアニン系、スチリル
系、アゾ系、アゾメチン系、アゾキシ系、キノフタロン
系、アントラキノン系およびテトラジン系等の二色性色
素を添加してゲストホスト(GH)モード用の液晶組成
物としても使用できる。あるいは、ネマチック液晶をマ
イクロカプセル化して作製したNCAP(Nematic Curvi
linear Aligned Phases)や液晶中に三次元網目状高分子
を作製したポリマーネットワーク液晶表示素子(PNL
CD)に代表されるポリマー分散型液晶表示素子(PN
LCD)用の液晶組成物としても使用できる。その他、
複屈折制御(ECB)モードや動的散乱(DS)モード
用の液晶組成物としても使用できる。
法で調製される。一般には、種々の成分を高い温度で互
いに溶解させる方法がとられている。また、本発明の液
晶組成物は、適当な添加物によって意図する用途に応じ
た改良がなされ、最適化される。このような添加物は当
業者によく知られており、文献等に詳細に記載されてい
る。通常、液晶のらせん構造を誘起して必要なねじれ角
を調整し、逆ねじれ(reverse twist)を防止するため、
キラルドープ材(chiral dopant)などを添加する。ま
た、本発明の液晶組成物は、メロシアニン系、スチリル
系、アゾ系、アゾメチン系、アゾキシ系、キノフタロン
系、アントラキノン系およびテトラジン系等の二色性色
素を添加してゲストホスト(GH)モード用の液晶組成
物としても使用できる。あるいは、ネマチック液晶をマ
イクロカプセル化して作製したNCAP(Nematic Curvi
linear Aligned Phases)や液晶中に三次元網目状高分子
を作製したポリマーネットワーク液晶表示素子(PNL
CD)に代表されるポリマー分散型液晶表示素子(PN
LCD)用の液晶組成物としても使用できる。その他、
複屈折制御(ECB)モードや動的散乱(DS)モード
用の液晶組成物としても使用できる。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。比較例、実施例の組成比は全て重量%または重量部
で示される。また、比較例、実施例中の化合物の表記方
法は表1に従う。尚、240゜STNセル評価に関して
は、セル厚dと屈折率異方性Δnとの積Δn・dが約0.
85となるようにセル厚dを選択し、セル厚dと液晶組
成物のピッチpの比d/pが約0.5となるように液晶組
成物に対してカイラル化合物を添加した後、セルに注入
した。セル評価はイエローモードで行い、70Hzの矩
形波で電圧−透過率特性(V−T特性)を測定した。透
過率90%のときの電圧V90と透過率10%のときの電
圧V10の比を急峻性V10/V90として評価した。カイラ
ル化合物として以下の構造式で示されるものを使用した
が、本発明に用いることのできるカイラル化合物はこれ
らに限定されるものではない。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。比較例、実施例の組成比は全て重量%または重量部
で示される。また、比較例、実施例中の化合物の表記方
法は表1に従う。尚、240゜STNセル評価に関して
は、セル厚dと屈折率異方性Δnとの積Δn・dが約0.
85となるようにセル厚dを選択し、セル厚dと液晶組
成物のピッチpの比d/pが約0.5となるように液晶組
成物に対してカイラル化合物を添加した後、セルに注入
した。セル評価はイエローモードで行い、70Hzの矩
形波で電圧−透過率特性(V−T特性)を測定した。透
過率90%のときの電圧V90と透過率10%のときの電
圧V10の比を急峻性V10/V90として評価した。カイラ
ル化合物として以下の構造式で示されるものを使用した
が、本発明に用いることのできるカイラル化合物はこれ
らに限定されるものではない。
【0037】
【化21】
【0038】
【化22】
【0039】比較例1 特開平1−175947号公報の使用例8に開示されて
いる、以下の組成物を調製した。 3−HH−VFF 15.0% 3−HB−C 20.4% 5−HB−C 30.6% 7−HB−C 21.2% 5−HBB−C 12.8% この液晶組成物の透明点はTNI=67.6(℃)、20℃
における粘度はη20=20.2(mPa・s)、25℃に
おける屈折率異方性はΔn=0.123、20℃における
誘電率異方性はΔε=9.6、20℃におけるしきい値電
圧はVth=1.74(V)であった。この液晶組成物1
00重量部に対しカイラル化合物CM−33を0.80重
量部添加した組成物を調製し、厚さd=6.9μmの24
0°STNセルに注入し、イエローモードでセル評価を
行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性(V−T
特性)を測定したところ、透過率90%のときの電圧V
90=1.95(V)、透過率10%のときの電圧V10=2.
50(V)、急峻性V10/V90=1.282であった。
いる、以下の組成物を調製した。 3−HH−VFF 15.0% 3−HB−C 20.4% 5−HB−C 30.6% 7−HB−C 21.2% 5−HBB−C 12.8% この液晶組成物の透明点はTNI=67.6(℃)、20℃
における粘度はη20=20.2(mPa・s)、25℃に
おける屈折率異方性はΔn=0.123、20℃における
誘電率異方性はΔε=9.6、20℃におけるしきい値電
圧はVth=1.74(V)であった。この液晶組成物1
00重量部に対しカイラル化合物CM−33を0.80重
量部添加した組成物を調製し、厚さd=6.9μmの24
0°STNセルに注入し、イエローモードでセル評価を
行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性(V−T
特性)を測定したところ、透過率90%のときの電圧V
90=1.95(V)、透過率10%のときの電圧V10=2.
50(V)、急峻性V10/V90=1.282であった。
【0040】比較例2 特開平6−316541号公報に液晶組成物aとして開
示されている、以下の組成物を調製した。 5−BTB(F)TB−5 10.0% 2−BEB−C 12.0% 4−BEB−C 12.0% 3−HEB−O2 6.6% 3−HEB−O4 17.4% 4−HEB−O1 13.5% 4−HEB−O2 13.6% 5−HEB−O1 14.9%
示されている、以下の組成物を調製した。 5−BTB(F)TB−5 10.0% 2−BEB−C 12.0% 4−BEB−C 12.0% 3−HEB−O2 6.6% 3−HEB−O4 17.4% 4−HEB−O1 13.5% 4−HEB−O2 13.6% 5−HEB−O1 14.9%
【0041】この液晶組成物の透明点はTNI=69.1
(℃)、20℃における粘度はη20=33.4(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.134、
20℃における誘電率異方性はΔε=6.2、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=1.65(V)であった。こ
の液晶組成物100重量部に対しカイラル化合物CM−
33を0.85重量部添加した組成物を調製し、厚さd=
6.3μmの240°STNセルに注入し、イエローモー
ドでセル評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過
率特性(V−T特性)を測定したところ、透過率90%
のときの電圧V90=1.85(V)、透過率10%のとき
の電圧V10=2.41(V)、急峻性V10/V90=1.30
3であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=33.4(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.134、
20℃における誘電率異方性はΔε=6.2、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=1.65(V)であった。こ
の液晶組成物100重量部に対しカイラル化合物CM−
33を0.85重量部添加した組成物を調製し、厚さd=
6.3μmの240°STNセルに注入し、イエローモー
ドでセル評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過
率特性(V−T特性)を測定したところ、透過率90%
のときの電圧V90=1.85(V)、透過率10%のとき
の電圧V10=2.41(V)、急峻性V10/V90=1.30
3であった。
【0042】実施例1 3−HH−VFF 14.0% 5−HH−VFF 4.0% 1−BHH−VFF 8.0% 5−BTB(F)TB−3 4.0% 5−BTB(F)TB−4 4.0% 5−BTB(F)TB−5 4.0% V2−HB−C 12.0% 1V2−HB−C 12.0% 3−HB−C 24.0% 3−HB(F)−C 5.0% 2−HHB−C 3.0% 3−HHB−C 6.0%
【0043】この液晶組成物の透明点はTNI=85.6
(℃)、20℃における粘度はη20=17.8(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.153、
20℃における誘電率異方性はΔε=9.1、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=1.88(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CM−33
を0.74部添加した組成物を調製し、厚さd=5.6μm
の240°STNセルに注入し、イエローモードでセル
評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性
(V−T特性)を測定したところ、透過率90%のとき
の電圧V90=2.11(V)、透過率10%のときの電圧
V10=2.21(V)、急峻性V10/V90=1.047であ
った。比較例1および2の組成物に比べ透明点が高くな
り、粘度が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
また、比較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性
が大きく改善された。
(℃)、20℃における粘度はη20=17.8(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.153、
20℃における誘電率異方性はΔε=9.1、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=1.88(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CM−33
を0.74部添加した組成物を調製し、厚さd=5.6μm
の240°STNセルに注入し、イエローモードでセル
評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性
(V−T特性)を測定したところ、透過率90%のとき
の電圧V90=2.11(V)、透過率10%のときの電圧
V10=2.21(V)、急峻性V10/V90=1.047であ
った。比較例1および2の組成物に比べ透明点が高くな
り、粘度が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
また、比較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性
が大きく改善された。
【0044】実施例2 5−HH−VFF 22.0% 1−BHH−VFF 12.0% 1−BHH−2VFF 19.0% 3−BTB(F)TB−5 3.0% 5−BTB(F)TB−3 6.0% 5−BTB(F)TB−4 5.0% 5−BTB(F)TB−5 5.0% 1V2−BEB(F,F)−C 7.0% 3−HB−C 21.0%
【0045】この液晶組成物の透明点はTNI=103.9
(℃)、20℃における粘度はη20=17.4(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.159、
20℃における誘電率異方性はΔε=8.5、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.12(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CNを2.2
7部添加した組成物を調製し、厚さd=5.3μmの24
0°STNセルに注入し、イエローモードでセル評価を
行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性(V−T
特性)を測定したところ、透過率90%のときの電圧V
90=2.33(V)、透過率10%のときの電圧V10=2.
44(V)、急峻性V10/V90=1.047であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。また、比
較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性が大きく
改善された。
(℃)、20℃における粘度はη20=17.4(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.159、
20℃における誘電率異方性はΔε=8.5、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.12(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CNを2.2
7部添加した組成物を調製し、厚さd=5.3μmの24
0°STNセルに注入し、イエローモードでセル評価を
行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性(V−T
特性)を測定したところ、透過率90%のときの電圧V
90=2.33(V)、透過率10%のときの電圧V10=2.
44(V)、急峻性V10/V90=1.047であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。また、比
較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性が大きく
改善された。
【0046】実施例3 3−HH−VFF 30.0% 5−BTB(F)TB−3 12.0% 1V2−BEB(F,F)−C 6.0% 3−HB−C 10.0% 2−BTB−1 10.0% 2−BTB−3 9.0% 3−HHB−1 7.0% 3−HB(F)TB−2 6.0% 3−HB(F)TB−3 5.0% 3−HB(F)TB−4 5.0%
【0047】この液晶組成物の透明点はTNI=81.0
(℃)、20℃における粘度はη20=12.0(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.182、
20℃における誘電率異方性はΔε=4.8、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.13(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CM−33
を1.13部添加した組成物を調製し、厚さd=4.7μm
の240°STNセルに注入し、イエローモードでセル
評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性
(V−T特性)を測定したところ、透過率90%のとき
の電圧V90=2.35(V)、透過率10%のときの電圧
V10=2.47(V)、急峻性V10/V90=1.051であ
った。比較例1および2の組成物に比べ透明点が高くな
り、粘度が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
また、比較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性
が大きく改善された。
(℃)、20℃における粘度はη20=12.0(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.182、
20℃における誘電率異方性はΔε=4.8、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.13(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CM−33
を1.13部添加した組成物を調製し、厚さd=4.7μm
の240°STNセルに注入し、イエローモードでセル
評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性
(V−T特性)を測定したところ、透過率90%のとき
の電圧V90=2.35(V)、透過率10%のときの電圧
V10=2.47(V)、急峻性V10/V90=1.051であ
った。比較例1および2の組成物に比べ透明点が高くな
り、粘度が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
また、比較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性
が大きく改善された。
【0048】実施例4 3−HH−VFF 30.0% 5−BTB(F)TB−2 3.0% 5−BTB(F)TB−3 4.0% 5−BTB(F)TB−4 3.0% 1V2−BEB(F,F)−C 8.0% 3−HH−4 13.0% 3−HH−5 3.0% 2−BTB−1 14.0% 3−H2BTB−2 6.0% 3−PyBB−F 8.0% 4−PyBB−F 8.0%
【0049】この液晶組成物の透明点はTNI=80.3
(℃)、20℃における粘度はη20=13.9(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.172、
20℃における誘電率異方性はΔε=5.7、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.14(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CNを1.6
3部添加した組成物を調製し、厚さd=4.9μmの24
0°STNセルに注入し、イエローモードでセル評価を
行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性(V−T
特性)を測定したところ、透過率90%のときの電圧V
90=2.44(V)、透過率10%のときの電圧V10=2.
57(V)、急峻性V10/V90=1.053であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。また、比
較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性が大きく
改善された。
(℃)、20℃における粘度はη20=13.9(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.172、
20℃における誘電率異方性はΔε=5.7、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.14(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CNを1.6
3部添加した組成物を調製し、厚さd=4.9μmの24
0°STNセルに注入し、イエローモードでセル評価を
行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性(V−T
特性)を測定したところ、透過率90%のときの電圧V
90=2.44(V)、透過率10%のときの電圧V10=2.
57(V)、急峻性V10/V90=1.053であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。また、比
較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性が大きく
改善された。
【0050】実施例5 5−HH−VFF 30.0% 5−BTB(F)TB−2 3.0% 5−BTB(F)TB−3 4.0% 5−BTB(F)TB−4 3.0% 1V2−BEB(F,F)−C 8.0% 3−HH−4 8.0% 3−HB−O2 7.0% 2−BTB−1 15.0% 3−HHB−1 6.0% 3−PyBB−F 8.0% 4−PyBB−F 8.0%
【0051】この液晶組成物の透明点はTNI=79.7
(℃)、20℃における粘度はη20=18.6(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.172、
20℃における誘電率異方性はΔε=5.5、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.13(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CNを1.6
0部添加した組成物を調製し、厚さd=4.9μmの24
0°STNセルに注入し、イエローモードでセル評価を
行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性(V−T
特性)を測定したところ、透過率90%のときの電圧V
90=2.43(V)、透過率10%のときの電圧V10=2.
55(V)、急峻性V10/V90=1.049であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。また、比
較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性が大きく
改善された。
(℃)、20℃における粘度はη20=18.6(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.172、
20℃における誘電率異方性はΔε=5.5、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.13(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CNを1.6
0部添加した組成物を調製し、厚さd=4.9μmの24
0°STNセルに注入し、イエローモードでセル評価を
行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性(V−T
特性)を測定したところ、透過率90%のときの電圧V
90=2.43(V)、透過率10%のときの電圧V10=2.
55(V)、急峻性V10/V90=1.049であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。また、比
較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性が大きく
改善された。
【0052】実施例6 3−HH−VFF 11.0% 5−BTB(F)TB−2 5.0% 5−BTB(F)TB−3 5.0% 1V2−BEB(F,F)−C 7.0% 3−HB−C 14.0% 3−BB−C 2.0% 3−DB−C 2.0% 1O1−HB−C 2.0% 3−HH−4 11.0% 3−HHB−1 8.0% 3−HHB−3 17.0% 3−HHB−O1 2.0% 3−H2BTB−2 4.0% 3−HHEB−F 5.0% 5−HHEB−F 3.0% 3−HBEB−F 2.0%
【0053】この液晶組成物の透明点はTNI=106.5
(℃)、20℃における粘度はη20=18.1(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.138、
20℃における誘電率異方性はΔε=7.8、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.18(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CM−33
を0.79部添加した組成物を調製し、厚さd=6.3μm
の240°STNセルに注入し、イエローモードでセル
評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性
(V−T特性)を測定したところ、透過率90%のとき
の電圧V90=2.40(V)、透過率10%のときの電圧
V10=2.54(V)、急峻性V10/V90=1.058であ
った。比較例1および2の組成物に比べ透明点が高くな
り、粘度が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
また、比較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性
が大きく改善された。
(℃)、20℃における粘度はη20=18.1(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.138、
20℃における誘電率異方性はΔε=7.8、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.18(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CM−33
を0.79部添加した組成物を調製し、厚さd=6.3μm
の240°STNセルに注入し、イエローモードでセル
評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性
(V−T特性)を測定したところ、透過率90%のとき
の電圧V90=2.40(V)、透過率10%のときの電圧
V10=2.54(V)、急峻性V10/V90=1.058であ
った。比較例1および2の組成物に比べ透明点が高くな
り、粘度が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
また、比較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性
が大きく改善された。
【0054】実施例7 3−HH−VFF 28.0% 5−BTB(F)TB−2 5.0% 5−BTB(F)TB−3 5.0% 5−BTB(F)TB−4 5.0% 1V2−BEB(F,F)−C 7.0% 3−HB−C 5.0% 2−BTB−1 10.0% 3−BTB−1 9.0% 3−H2BTB−2 5.0% 3−H2BTB−3 5.0% 3−HB(F)TB−2 8.0% 3−HB(F)TB−3 8.0%
【0055】この液晶組成物の透明点はTNI=91.2
(℃)、20℃における粘度はη20=14.3(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.211、
20℃における誘電率異方性はΔε=4.5、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.32(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CM−33
を1.46部添加した組成物を調製し、厚さd=4.0μm
の240°STNセルに注入し、イエローモードでセル
評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性
(V−T特性)を測定したところ、透過率90%のとき
の電圧V90=2.62(V)、透過率10%のときの電圧
V10=2.72(V)、急峻性V10/V90=1.038であ
った。比較例1および2の組成物に比べ透明点が高くな
り、粘度が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
また、比較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性
が大きく改善された。
(℃)、20℃における粘度はη20=14.3(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.211、
20℃における誘電率異方性はΔε=4.5、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.32(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CM−33
を1.46部添加した組成物を調製し、厚さd=4.0μm
の240°STNセルに注入し、イエローモードでセル
評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性
(V−T特性)を測定したところ、透過率90%のとき
の電圧V90=2.62(V)、透過率10%のときの電圧
V10=2.72(V)、急峻性V10/V90=1.038であ
った。比較例1および2の組成物に比べ透明点が高くな
り、粘度が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
また、比較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性
が大きく改善された。
【0056】実施例8 3−HH−VFF 30.0% 5−BTB(F)TB−3 12.0% 1V2−BEB(F,F)−C 6.0% 3−HB−C 11.0% 2−BTB−1 10.0% 1−BTB−3 8.0% 3−HHB−1 8.0% 3−HHB−3 10.0% 3−HB(F)VB−2 5.0%
【0057】この液晶組成物の透明点はTNI=80.0
(℃)、20℃における粘度はη20=11.1(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.166、
20℃における誘電率異方性はΔε=5.1、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.17(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CM−33
を1.04部添加した組成物を調製し、厚さd=5.1μm
の240°STNセルに注入し、イエローモードでセル
評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性
(V−T特性)を測定したところ、透過率90%のとき
の電圧V90=2.37(V)、透過率10%のときの電圧
V10=2.50(V)、急峻性V10/V90=1.055であ
った。比較例1および2の組成物に比べ透明点が高くな
り、粘度が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
また、比較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性
が大きく改善された。
(℃)、20℃における粘度はη20=11.1(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.166、
20℃における誘電率異方性はΔε=5.1、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.17(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CM−33
を1.04部添加した組成物を調製し、厚さd=5.1μm
の240°STNセルに注入し、イエローモードでセル
評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性
(V−T特性)を測定したところ、透過率90%のとき
の電圧V90=2.37(V)、透過率10%のときの電圧
V10=2.50(V)、急峻性V10/V90=1.055であ
った。比較例1および2の組成物に比べ透明点が高くな
り、粘度が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
また、比較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性
が大きく改善された。
【0058】実施例9 5−HH−VFF 28.0% 5−BTB(F)TB−2 5.0% 5−BTB(F)TB−3 5.0% 5−BTB(F)TB−4 5.0% 1V2−BEB(F,F)−C 7.0% 3−HB−C 5.0% 2−BTB−1 10.0% 3−BTB−1 9.0% 3−H2BTB−2 5.0% 3−H2BTB−3 5.0% 3−HB(F)TB−2 8.0% 3−HB(F)TB−3 8.0%
【0059】この液晶組成物の透明点はTNI=94.5
(℃)、20℃における粘度はη20=16.1(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.211、
20℃における誘電率異方性はΔε=4.5、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.53(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CM−33
を1.42部添加した組成物を調製し、厚さd=4.0μm
の240°STNセルに注入し、イエローモードでセル
評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性
(V−T特性)を測定したところ、透過率90%のとき
の電圧V90=2.57(V)、透過率10%のときの電圧
V10=2.70(V)、急峻性V10/V90=1.051であ
った。比較例1および2の組成物に比べ透明点が高くな
り、粘度が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
また、比較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性
が大きく改善された。
(℃)、20℃における粘度はη20=16.1(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.211、
20℃における誘電率異方性はΔε=4.5、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.53(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CM−33
を1.42部添加した組成物を調製し、厚さd=4.0μm
の240°STNセルに注入し、イエローモードでセル
評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性
(V−T特性)を測定したところ、透過率90%のとき
の電圧V90=2.57(V)、透過率10%のときの電圧
V10=2.70(V)、急峻性V10/V90=1.051であ
った。比較例1および2の組成物に比べ透明点が高くな
り、粘度が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
また、比較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性
が大きく改善された。
【0060】実施例10 3−HH−VFF 27.0% 5−BTB(F)TB−1 5.0% 5−BTB(F)TB−3 10.0% 1V2−BEB(F,F)−C 10.0% 3−HB−C 4.0% 3−HH−4 6.0% 1O1−HH−3 2.0% 3−PyB−2 2.0% 5−HEB−O1 2.0% 2−BTB−1 12.0% 3−BTB−1 4.0% 3−HHB−1 8.0% 3−H2BTB−2 4.0% 3−PyBH−3 2.0% 4−PyBB−3 2.0%
【0061】この液晶組成物の透明点はTNI=78.1
(℃)、20℃における粘度はη20=13.1(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.174、
20℃における誘電率異方性はΔε=6.1、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.16(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CNを2.0
5部添加した組成物を調製し、厚さd=4.9μmの24
0°STNセルに注入し、イエローモードでセル評価を
行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性(V−T
特性)を測定したところ、透過率90%のときの電圧V
90=2.46(V)、透過率10%のときの電圧V10=2.
60(V)、急峻性V10/V90=1.057であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。また、比
較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性が大きく
改善された。
(℃)、20℃における粘度はη20=13.1(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.174、
20℃における誘電率異方性はΔε=6.1、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.16(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CNを2.0
5部添加した組成物を調製し、厚さd=4.9μmの24
0°STNセルに注入し、イエローモードでセル評価を
行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性(V−T
特性)を測定したところ、透過率90%のときの電圧V
90=2.46(V)、透過率10%のときの電圧V10=2.
60(V)、急峻性V10/V90=1.057であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。また、比
較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性が大きく
改善された。
【0062】実施例11 3−HH−VFF 14.0% 5−HH−VFF 15.0% 3−HH−3VF 2.0% 1−BHH−VF 2.0% 1−BHH−VFF 2.0% 5−BTB(F)TB−3 3.0% 5−BTB(F)TB−4 5.0% 3−HB−C 6.0% 3−BEB−C 4.0% 1V2−BEB(F,F)−C 10.0% 3−HHB−1 6.0% 3−HHB−O1 4.0% 3−HHB−3 12.0% 2−BTB−O1 10.0% 4−BTB−O2 5.0%
【0063】この液晶組成物の透明点はTNI=84.1
(℃)、20℃における粘度はη20=13.9(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.145、
20℃における誘電率異方性はΔε=6.5、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=1.92(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CM−33
を0.89部添加した組成物を調製し、厚さd=5.9μm
の240°STNセルに注入し、イエローモードでセル
評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性
(V−T特性)を測定したところ、透過率90%のとき
の電圧V90=2.16(V)、透過率10%のときの電圧
V10=2.31(V)、急峻性V10/V90=1.069であ
った。比較例1および2の組成物に比べ透明点が高くな
り、粘度が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
また、比較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性
が大きく改善された。
(℃)、20℃における粘度はη20=13.9(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.145、
20℃における誘電率異方性はΔε=6.5、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=1.92(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CM−33
を0.89部添加した組成物を調製し、厚さd=5.9μm
の240°STNセルに注入し、イエローモードでセル
評価を行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性
(V−T特性)を測定したところ、透過率90%のとき
の電圧V90=2.16(V)、透過率10%のときの電圧
V10=2.31(V)、急峻性V10/V90=1.069であ
った。比較例1および2の組成物に比べ透明点が高くな
り、粘度が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
また、比較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性
が大きく改善された。
【0064】実施例12 3−HH−1VF 2.0% 5−HH−VFF 13.0% 1−BHH−2VF 2.0% 1−BHH−3VF 2.0% 5−BTB(F)TB−3 4.0% 5−BTB(F)TB−4 4.0% 5−BTB(F)TB−5 4.0% V2−HB−C 8.0% 1V2−HB−C 8.0% 1V2−BEB(F,F)−C 9.0% 3−HHB−O1 5.0% 3−HHB−1 8.0% 3−HHB−3 13.0% 3−HB(F)TB−2 5.0% 5−PyB−F 8.0% 3−HHB−F 3.0% 3−HEBEB−F 2.0%
【0065】この液晶組成物の透明点はTNI=103.0
(℃)、20℃における粘度はη20=18.5(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.152、
20℃における誘電率異方性はΔε=8.8、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.00(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CNを2.1
4部添加した組成物を調製し、厚さd=5.6μmの24
0°STNセルに注入し、イエローモードでセル評価を
行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性(V−T
特性)を測定したところ、透過率90%のときの電圧V
90=2.17(V)、透過率10%のときの電圧V10=2.
32(V)、急峻性V10/V90=1.069であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。また、比
較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性が大きく
改善された。
(℃)、20℃における粘度はη20=18.5(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.152、
20℃における誘電率異方性はΔε=8.8、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.00(V)であった。こ
の液晶組成物100部に対しカイラル化合物CNを2.1
4部添加した組成物を調製し、厚さd=5.6μmの24
0°STNセルに注入し、イエローモードでセル評価を
行った。70Hzの矩形波で電圧−透過率特性(V−T
特性)を測定したところ、透過率90%のときの電圧V
90=2.17(V)、透過率10%のときの電圧V10=2.
32(V)、急峻性V10/V90=1.069であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。また、比
較例1および比較例2の組成物に比べ、急峻性が大きく
改善された。
【0066】実施例13 3−HH−VFF 32.0% 3−BTB(F)TB−5 6.0% 5−BTB(F)TB−3 7.0% 3O1−BEB(F)−C 15.0% 3−HHB−1 7.0% 3−HHB−O1 3.0% 3−H2BTB−2 4.0% 3−H2BTB−3 4.0% 3−H2BTB−4 4.0% 3−HB(F)TB−2 6.0% 3−HB(F)TB−3 6.0% 3−HB(F)TB−4 6.0%
【0067】この液晶組成物の透明点はTNI=112.2
(℃)、20℃における粘度はη20=16.5(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.182、
20℃における誘電率異方性はΔε=6.3、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.29(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
(℃)、20℃における粘度はη20=16.5(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.182、
20℃における誘電率異方性はΔε=6.3、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.29(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
【0068】実施例14 3−HH−VFF 14.0% 5−BTB(F)TB−3 4.0% 5−BTB(F)TB−4 4.0% 5−BTB(F)TB−5 4.0% V2−HB−C 12.0% 1V2−HB−C 12.0% 3−HB−C 24.0% 3−HB(F)−C 5.0% 2−HHB−C 3.0% 3−HHB−C 6.0% 2−BTB−1 4.0% 3−HB(F)TB−2 8.0%
【0069】この液晶組成物の透明点はTNI=85.3
(℃)、20℃における粘度はη20=17.4(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.171、
20℃における誘電率異方性はΔε=9.4、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=1.87(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
(℃)、20℃における粘度はη20=17.4(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.171、
20℃における誘電率異方性はΔε=9.4、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=1.87(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
【0070】実施例15 3−HH−VFF 30.0% 5−BTB(F)TB−3 5.0% 5−BTB(F)TB−4 5.0% V2−HB−C 9.0% 1V2−HB−C 8.0% 1V2−BEB(F,F)−C 8.0% 2−HHB−C 5.0% 3−HHB−C 5.0% 4−HHB−C 3.0% 3−HHB(F)−C 2.0% 2−H2BTB−2 5.0% 3−H2BTB−4 5.0% 1O1−HBBH−4 5.0% 1O1−HBBH−5 5.0%
【0071】この液晶組成物の透明点はTNI=117.3
(℃)、20℃における粘度はη20=19.7(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.154、
20℃における誘電率異方性はΔε=9.6、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.10(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
(℃)、20℃における粘度はη20=19.7(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.154、
20℃における誘電率異方性はΔε=9.6、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.10(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
【0072】実施例16 5−HH−VFF 15.0% 5−BTB(F)TB−3 5.0% 5−BTB(F)TB−4 5.0% 5−BTB(F)TB−5 4.0% V2−HB−C 12.0% 1V2−HB−C 13.0% 1V2−BEB(F,F)−C 6.0% 3−HB−C 10.0% 3−HHB−1 10.0% 3−HHB−3 12.0% 3−HHB−O1 4.0% 3−HHB−F 2.0% 3−HBB−F 2.0%
【0073】この液晶組成物の透明点はTNI=100.4
(℃)、20℃における粘度はη20=19.5(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.153、
20℃における誘電率異方性はΔε=9.3、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.05(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
(℃)、20℃における粘度はη20=19.5(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.153、
20℃における誘電率異方性はΔε=9.3、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.05(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
【0074】実施例17 5−HH−VFF 30.0% 1−BHH−VFF 8.0% 1−BHH−2VFF 11.0% 5−BTB(F)TB−3 5.0% 5−BTB(F)TB−4 4.0% 5−BTB(F)TB−5 4.0% 1V2−BEB(F,F)−C 6.0% 3−HB−C 18.0% 2−BTB−1 10.0% 3−HHB−1 4.0%
【0075】この液晶組成物の透明点はTNI=83.8
(℃)、20℃における粘度はη20=13.3(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.150、
20℃における誘電率異方性はΔε=6.7、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.07(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
(℃)、20℃における粘度はη20=13.3(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.150、
20℃における誘電率異方性はΔε=6.7、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.07(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
【0076】実施例18 5−HH−VFF 30.0% 1−BHH−2VFF 20.0% 5−BTB(F)TB−3 4.0% 5−BTB(F)TB−4 4.0% 5−BTB(F)TB−5 4.0% 1V2−BEB(F,F)−C 13.0% 3−HB−C 5.0% 3−HB−O2 5.0% 3−HHB−1 3.0% 3−HB(F)TB−2 4.0% 3−HB(F)TB−3 4.0% 3−HB(F)TB−4 4.0%
【0077】この液晶組成物の透明点はTNI=100.8
(℃)、20℃における粘度はη20=16.2(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.151、
20℃における誘電率異方性はΔε=9.2、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.02(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
(℃)、20℃における粘度はη20=16.2(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.151、
20℃における誘電率異方性はΔε=9.2、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.02(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
【0078】実施例19 5−HH−VFF 20.0% 1−BHH−VFF 18.0% 1−BBH−VFF 13.0% 5−BTB(F)TB−3 5.0% 5−BTB(F)TB−4 5.0% 5−BTB(F)TB−5 4.0% 1V2−BEB(F,F)−C 10.0% 3−HB−C 12.0% 3−HB−O2 6.0% 3−HHB−1 7.0%
【0079】この液晶組成物の透明点はTNI=103.1
(℃)、20℃における粘度はη20=17.7(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.154、
20℃における誘電率異方性はΔε=8.9、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.04(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
(℃)、20℃における粘度はη20=17.7(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.154、
20℃における誘電率異方性はΔε=8.9、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.04(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
【0080】実施例20 3−HH−VFF 32.0% 1−BHH−VFF 5.0% 1−BHH−2VFF 5.0% 3−BTB(F)TB−5 6.0% 5−BTB(F)TB−3 7.0% 3O1−BEB(F)−C 15.0% 3−H2BTB−2 4.0% 3−H2BTB−3 4.0% 3−H2BTB−4 4.0% 3−HB(F)TB−2 6.0% 3−HB(F)TB−3 6.0% 3−HB(F)TB−4 6.0%
【0081】この液晶組成物の透明点はTNI=110.3
(℃)、20℃における粘度はη20=17.5(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.180、
20℃における誘電率異方性はΔε=6.3、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.28(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
(℃)、20℃における粘度はη20=17.5(mPa・
s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.180、
20℃における誘電率異方性はΔε=6.3、20℃にお
けるしきい値電圧はVth=2.28(V)であった。比
較例1および2の組成物に比べ透明点が高くなり、粘度
が小さくなり、屈折率異方性が大きくなった。
【0082】
【発明の効果】本発明の液晶組成物は、STN表示方式
に求められる種々の特性を満たし、かつ、特にカラー化
に対応するための電圧−透過率特性(急峻性)に優れ、
低粘度且つ高Δnであるため高速応答性に優れている。
に求められる種々の特性を満たし、かつ、特にカラー化
に対応するための電圧−透過率特性(急峻性)に優れ、
低粘度且つ高Δnであるため高速応答性に優れている。
Claims (7)
- 【請求項1】 第1成分として、一般式(I−a)〜
(I−f)で表される化合物群から選択される少なくと
も1種の化合物を含有し、第2成分として、一般式(I
I)で表される少なくとも1種の化合物を含有し、第3
成分として、一般式(III−a)〜(III−c)で表される
化合物群から選択される少なくとも1種の化合物を含有
することを特徴とする液晶組成物。 【化1】 式中、R1 は炭素数1〜10のアルキル基を示す。いず
れにおいても基中の任意の1つまたは相隣接しない2つ
以上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原子(−O−)
および/または−CH=CH−によって置換されていて
も良い。nは0〜20の整数を示す。R2 およびR3 は
各々独立して炭素数1〜10のアルキル基を示す。いず
れにおいても基中の任意の1つまたは相隣接しない2つ
以上のメチレン基(−CH2−)は酸素原子(−O−)
および/または−CH=CH−によって置換されていて
も良い。Aは側位のHがFで置換されていても良い1,
4−フェニレン基を示す。R4 は炭素数1〜10のアル
キル基を示す。いずれにおいても基中の任意の1つまた
は相隣接しない2つ以上のメチレン基(−CH2 −)は
酸素原子(−O−)および/または−CH=CH−によ
って置換されていても良い。Z0 は−COO−または−
CH2 CH2 −を示し、Z1 は−CH2 CH2 −、−C
OO−または単結合を示し、Q1 はHまたはFを示し、
B1 は1,4−シクロヘキシレン基、1,4−フェニレ
ン基または1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基を示
し、B2 およびB3 は各々独立して1,4−シクロヘキ
シレン基または側位のHがFで置換されていても良い
1,4−フェニレン基を示し、p、qおよびmは各々独
立して0または1を示す。 - 【請求項2】 液晶組成物の全重量に対して、第1成分
が3〜60重量%であり、第2成分が3〜30重量%で
あり、第3成分が5〜70重量%であることを特徴とす
る請求項1記載の液晶組成物。 - 【請求項3】 第4成分として、一般式(IV)、
(V)、(VI−a)および(VI−b)で表される化合物
群から選択される少なくとも1種の化合物をさらに含有
することを特徴とする請求項1または2記載の液晶組成
物。 R5 −(B4 )−Z2 −(C1 )−R6 (IV) 式中、R5 およびR6 は各々独立して炭素数1〜10の
アルキル基を示す。いずれにおいても基中の任意の1つ
または相隣接しない2つ以上のメチレン基(−CH
2 −)は酸素原子(−O−)および/ または−CH=C
H−によって置換されていても良い。B4 は1,4−シ
クロヘキシレン基、ピリミジン−2,5−ジイル基また
は1,4−フェニレン基を示し、C1 は1,4−シクロ
ヘキシレン基または1,4−フェニレン基を示し、Z2
は−C≡C−、−COO−、−CH2CH2 −、−CH
=CH−、−CF=CF−または単結合を示す。 R7 −(D)−Z3 −(E)−Z4 −(G)−R8 (V) 式中、R7 は炭素数1〜10のアルキル基を示す。いず
れにおいても基中の任意の1つまたは相隣接しない2つ
以上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原子(−O−)
および/または−CH=CH−によって置換されていて
も良い。R8 は炭素数1〜10のアルキル基、アルコキ
シ基またはアルコキシメチル基を示し、Dは1,4−シ
クロヘキシレン基またはピリミジン−2,5−ジイル基
を示し、Eは1,4−シクロヘキシレン基または側位の
HがFで置換されていても良い1,4−フェニレン基を
示し、Gは1,4−シクロヘキシレン基または1,4−
フェニレン基を示し、Z3 は−CH2 CH2 −または単
結合を示し、Z4 は−C≡C−、−COO−、−CH=
CH−または単結合を示す。 【化2】 式中、R9 は炭素数1〜10のアルキル基を示す。いず
れにおいても基中の任意の1つまたは相隣接しない2つ
以上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原子(−O−)
および/または−CH=CH−によって置換されていて
も良い。R10は炭素数1〜10のアルキル基、アルコキ
シ基またはアルコキシメチル基を示し、Q2 はHまたは
Fを示す。 - 【請求項4】 第4成分が液晶組成物の全重量に対して
0〜60重量%であることを特徴とする請求項3記載の
液晶組成物。 - 【請求項5】 第5成分として、一般式(VII)および
(VIII) で表される化合物群からなる群から選択される
少なくとも1種の化合物をさらに含有することを特徴と
する請求項1〜4のいずれか1項に記載の液晶組成物。 【化3】 式中、R11は炭素数1〜10のアルキル基を示し、Q3
はHまたはFを示し、kは0または1を示し、R12は炭
素数1〜10のアルキル基を示し、Jは1,4−シクロ
ヘキシレン基または1,4−フェニレン基を示し、Q4
およびQ5 は各々独立してHまたはFを示し、Z5 およ
びZ6 は各々独立して−COO−または単結合を示し、
hは0、1または2を示す。 - 【請求項6】 第5成分が液晶組成物の全重量に対して
0〜50重量%であることを特徴とする請求項5記載の
液晶組成物。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の液
晶組成物を用いた液晶表示素子。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19308496A JPH1036845A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 液晶組成物および液晶表示素子 |
DE1997602028 DE69702028T2 (de) | 1996-07-23 | 1997-07-23 | Flüssigkristallzusammensetzung und Flüssigkristallanzeigeelement |
EP19970112641 EP0821051B1 (en) | 1996-07-23 | 1997-07-23 | Liquid crystal composition and liquid crystal display element |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19308496A JPH1036845A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 液晶組成物および液晶表示素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1036845A true JPH1036845A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16301966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19308496A Abandoned JPH1036845A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 液晶組成物および液晶表示素子 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0821051B1 (ja) |
JP (1) | JPH1036845A (ja) |
DE (1) | DE69702028T2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
KR100745543B1 (ko) * | 2000-08-31 | 2007-08-03 | 다이니뽄 잉끼 가가꾸 고오교오 가부시끼가이샤 | 액정 표시 소자 |
JP2012236780A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Jnc Corp | フルオロビニル誘導体、液晶組成物及び液晶表示素子 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003215591A (ja) * | 2002-01-25 | 2003-07-30 | Alps Electric Co Ltd | 半透過反射型液晶表示装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1336441C (en) * | 1987-12-28 | 1995-07-25 | Manabu Uchida | Liquid crystal composition |
JPH0662458B2 (ja) * | 1988-05-31 | 1994-08-17 | チッソ株式会社 | 1−(4−アルキルフェニルエチニル)−4−(アルキルフェニルエチニル)ベンゼン |
JP2657689B2 (ja) * | 1989-01-06 | 1997-09-24 | チッソ株式会社 | 液晶性化合物 |
DE4018651B4 (de) * | 1990-06-11 | 2005-12-22 | Merck Patent Gmbh | Flüssigkristallines Medium und seine Verwendung |
DE69302537T2 (de) * | 1992-07-28 | 1996-10-24 | Seiko Epson Corp | Tolan-Derivate, sie enthaltende flüssigkristalline Zusammensetzungen und flüssigkristalline Display-Vorrichtungen welche die Zusammensetzungen gebrauchen |
JP3605648B2 (ja) * | 1994-12-12 | 2004-12-22 | チッソ株式会社 | 液晶組成物および液晶表示素子 |
JPH09151377A (ja) * | 1995-11-30 | 1997-06-10 | Chisso Corp | 液晶組成物および液晶表示素子 |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP19308496A patent/JPH1036845A/ja not_active Abandoned
-
1997
- 1997-07-23 EP EP19970112641 patent/EP0821051B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-23 DE DE1997602028 patent/DE69702028T2/de not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100745543B1 (ko) * | 2000-08-31 | 2007-08-03 | 다이니뽄 잉끼 가가꾸 고오교오 가부시끼가이샤 | 액정 표시 소자 |
JP2012236780A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Jnc Corp | フルオロビニル誘導体、液晶組成物及び液晶表示素子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0821051A1 (en) | 1998-01-28 |
DE69702028T2 (de) | 2000-11-02 |
EP0821051B1 (en) | 2000-05-17 |
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Effective date: 20040324 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 |