JPH083558A - 液晶組成物および液晶表示素子 - Google Patents

液晶組成物および液晶表示素子

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JPH083558A
JPH083558A JP6164512A JP16451294A JPH083558A JP H083558 A JPH083558 A JP H083558A JP 6164512 A JP6164512 A JP 6164512A JP 16451294 A JP16451294 A JP 16451294A JP H083558 A JPH083558 A JP H083558A
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liquid crystal
crystal composition
group
formula
carbon atoms
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JP6164512A
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English (en)
Inventor
Etsuo Nakagawa
悦男 中川
Shinichi Sawada
信一 澤田
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネマチックレンジの広いSTN用液晶材料。 【構成】 化学式群 【化1】 にて示される、式Iの第一成分、式IIの第二成分、式V又
はVIの第三成分及び式III又はIVの第四成分を含む液晶
組成物。式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びR9
はC1-10アルキルを、R3、R6及びR7は又C2-10アルケニル
を、R9は又C1-10アルコキシ又はアルコキシメチルを、Z
0は-CH2CH2-又は単結合を、Z1及びZ5は-CH2CH2-、-COO-
又は単結合を、Z2及びZ3は-COO-又は単結合を、Z4は-C
≡C-、-COO-、-CH2CH2-又は単結合を、Z5は-CH2CH2-、-
COO-又は単結合を、Q0、Q1、Q2及びQ3はH又はFを、m、k
及びhは0又は1を示し、A、B、C、D、G及びJはトランス-
1,4-シクロヘキシレン又は1,4-フェニレンを示し、Aは
又1,3-ジオキサン-2,5-ジイルを、Cは又ピリミジン-2,5
-ジイルを示し、Eはトランス-1,4-シクロヘキシレン又
はピリミジン-2,5-ジイルを示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネマチック液晶組成物
およびその液晶組成物を用いた液晶表示素子に関する。
さらに詳しくは、ツイステッドネマチック(TN)表示
方式およびスーパーツイステッドネマチック(STN)
表示方式に用いられる液晶組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(LCDと略記する)開発
における最近の課題として、特に、動画に対応するた
めに高速応答性であること屋外での使用に対応するた
めにネマチックレンジが広いこと(高い温度下で使用で
きること)が強く要求され、各々のLCD表示方式に対
して種々検討されてきている。例えば、上下基盤におけ
る液晶分子の配向を90゜にツイストさせたTN表示方
式においては、G.Bauerによって報告されている
(Crist.Liq.,63,45(1981))よ
うに、セル表面の干渉縞の発生を防止するために、セル
に充填される液晶材料の屈折率異方性(Δnと略記す
る)とセル厚(d)μmとの積Δn・dをある一定の値
(例えばΔn・d=0.5あるいはΔn・d=1.0
等)に設定する必要がある。この場合、Δnの大きな液
晶材料を用いればdの値を小さくすることができる。応
答時間(τと略記する)は液晶材料の粘度(ηと略記す
る)に比例し、かつ、セル厚dの2乗に比例することか
ら、dが小さくなればτは著しく低下する。したがっ
て、このような液晶表示素子に用いられる液晶組成物
が、適当に高いΔnを有し、かつ、低粘度であることは
非常に有益である。
【0003】一方、T.J.Scheffer等によっ
て提案された(Appl.Phy.Lett.,45
(10),1021(1984))、上下の基盤におけ
る液晶分子の配向を180〜270゜の間のある角度に
ツイストさせたSTN表示方式においては、電圧−透過
率曲線が急峻であること、ネマチック−等方性液相転移
温度(NI点と略記する)が高いこと、粘度が低いこと
等が求められている。このSTN表示方式においては、
特に複屈折効果による干渉色を表示として用いているた
め、複屈折の光路長Δn・dはある一定の値(例えば、
Δn・d=0.85等)に調整されている。この場合
も、Δnの大きい液晶材料を用いれば、前述したように
応答時間τは著しく低下する。従ってSTN表示方式に
用いられる液晶組成物としても、適当に高いΔnを有す
ることは非常に有益なことである。また、ネマチックレ
ンジを大きくするためには、NI点が高く、かつ、他の
液晶との相溶性の良い液晶化合物の導入が不可欠とな
る。一般的にNI点を高くするには骨格構造上、環数の
多い化合物を使用すれば良いが、この場合は同時に液晶
組成物の粘度も高くなるためにその使用には制限を受け
る。このように液晶組成物は種々の目的に応じて鋭意検
討されてはいるものの、常に新規な改良を要求されてい
るのが現状である。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】本発明の目的は、上記
したTN表示方式およびSTN表示方式に求められる種
々の特性を満たしながら、特に高速応答性に対応するた
めに、適当に高いΔnを有し、かつ、ネマチックレンジ
の広い(透明点の高い)液晶組成物を提供することにあ
る。
【0005】
【発明を解決するための手段】本発明の第一は、 (1)一般式(I)
【化6】
【0006】(式中、R1およびR2はそれぞれ独立に炭
素数1〜10のアルキル基を示し、その中の任意の一つ
または相隣接しない二つのメチレン基は酸素原子によっ
て置換えられても良く、Z0は−CH2CH2−または単
結合を示し、Q0はHまたはFを示す。)で表される化
合物を少なくとも一つ含有することを特徴とする液晶組
成物であり、その態様は、 (2)式(I)においてR1およびR2が炭素数1〜10
のアルキル基である液晶組成物である。本発明の第二
は、 (3)第一成分として、一般式(I)
【0007】
【化7】
【0008】(式中、R1およびR2はそれぞれ独立に炭
素数1〜10のアルキル基を示し、その中の任意の一つ
または相隣接しない二つのメチレン基は酸素原子によっ
て置換えられても良く、Z0は−CH2CH2−または単
結合を示し、Q0はHまたはFを示す。)で表される化
合物の少なくとも一つを含有し、第二成分として、一般
式(II)で表される化合物から選ばれた少なくとも一つ
の化合物を含有することを特徴とする液晶組成物であ
る。
【0009】
【化8】
【0010】上記の式(II)において、R3は炭素数1
〜10のアルキル基または炭素数2〜10のアルケニル
基を示し、いずれの基においてもそのうちの任意の一つ
または相隣接しない二つのメチレン基は酸素原子によっ
て置換されても良く、Z1は−CH2CH2−、−COO
−または単結合を示し、Q1はHまたはFを示し、Aは
トランス−1,4−シクロヘキシレン基、1,4−フェ
ニレン基またはトランス−1,3−ジオキサン−2,5
−ジイル基を示し、mは0または1を示す。第二の発明
の態様として、以下の(4)項および(5)項に記載の
発明を挙げることができる。
【0011】(4)第一成分および第二成分の混合割合
が液晶組成物の全重量のそれぞれ3〜40%および15
〜90%である前記第(3)項に記載の液晶組成物。 (5)第一成分が、一般式(I)においてR1およびR2
がそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基である化
合物から選ばれた化合物である、前記第(3)項または
(4)項に記載の液晶組成物。本発明の第三は、 (6)前記の第一および第二成分のほかに、第三成分と
して、後記の一般式(V)または(VI)で表される化合
物からなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物をさ
らに含有する(3)項に記載の液晶組成物である。
【0012】
【化9】
【0013】式(V)において、R6およびR7はそれぞ
れ独立に炭素数1〜10のアルキル基または炭素数2〜
8のアルケニル基を示し、いずれの基においてもそのう
ちの任意の一つまたは相隣接しない二つのメチレン基は
酸素原子によって置換されてもよく、Cはトランス−
1,4−シクロヘキシレン基、ピリミジン−2,5−ジ
イル基、または1,4−フェニレン基を示し、Dはトラ
ンス−1,4−シクロヘキシレン基または1,4−フェ
ニレン基を示し、Z4は−C≡C−、−COO−、−C
2CH2−または単結合を示す。式(VI)において、R
8は炭素数1〜10のアルキル基または炭素数2〜10
のアルケニル基を示し、いずれの基においてもそのうち
の任意の一つまたは相隣接しない二つのメチレン基は酸
素原子によって置換されてもよく、R9は炭素数1〜1
0のアルキル基、アルコキシ基またはアルコキシメチル
基を示し、Eはトランス−1,4−シクロヘキシレン基
またはピリミジン−2,5−ジイル基を示し、Gはトラ
ンス−1,4−シクロヘキシレン基または側位の一つの
HがFで置換されていてもよい1,4−フェニレン基を
示し、Jはトランス1,4−シクロヘキシレン基または
1,4−フェニレン基を示し、Z5は−CH2CH2−、
−COO−または単結合を示し、Z6は−C≡C−、−
COO−または単結合を示す。
【0014】第三の発明の態様として、以下の第(7)
項ないし第(10)項に記載の発明を挙げることができ
る。 (7)第一成分、第二成分および第三成分の混合割合が
液晶組成物の重量に対して、それぞれ3〜40%、15
〜90%および60%以下である前記第(6)項に記載
の液晶組成物。 (8)第一成分が、前記の一般式(I)においてR1およ
びR2がそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基で
ある化合物から選ばれた化合物である、前記の第(6)
項または第(7)項に記載の液晶組成物。 (9)式(V)の化合物が該式において、R6およびR7
が炭素数1〜10のアルキル基、アルコキシ基またはア
ルコキシメチル基を示し、Z4が−C≡C−、−COO
−または単結合を示す化合物である、前記第(6)項な
いし第(8)項に記載の液晶組成物。 (10)式(VI)の化合物が該式において、R8が炭素
数1〜10のアルキル基を示し、R9が炭素数1〜10
のアルキル基またはアルコキシ基を示す化合物である、
前記の第(6)項ないし第(9)項のいずれかに記載の
液晶組成物。
【0015】本発明の第四は、 (11)第一、第二および第三の各成分の外に第四成分
として、一般式(III)または(IV)で表される化合物
の群から選ばれた少なくとも一つの化合物をさらに含有
することを特徴とする。
【0016】
【化10】
【0017】式(III)において、R4は炭素数1〜10
のアルキル基を示し、Q2はHまたはFを示し、kは0
または1を示す。式(IV)において、R5は炭素数1〜
10のアルキル基を示し、Bはトランス−1,4−シク
ロヘキシレン基または1,4−フェニレン基を示し、Q
3はHまたはFを示し、Z2およびZ3はそれぞれ独立に
−COO−または単結合を示し、hは0または1を示
す。第四の発明の態様として、以下の(12)項ないし
(15)項に記載の液晶組成物を示すことができる。 (12)前記の(11)項において、第一、第二、第三
および第四の各成分の混合割合が液晶組成物の全重量に
対して、それぞれ3〜40%、15〜90%、60%以
下および50%以下である液晶組成物。 (13)一般式(I)において、R1およびR2がそれぞ
れ独立に炭素数1〜10のアルキル基である前記の(1
1)項または(12)項に記載の液晶組成物。 (14)一般式(V)において、R6およびR7が炭素数
1〜10のアルキル基、アルコキシ基またはアルコキシ
メチル基であり、Z4が−C≡C−、−COO−または
単結合である、(11)項、(12)項または(13)
項に記載の液晶組成物。 (15)一般式(VI)において、R8が炭素数1〜10
のアルキルであり、R9が炭素数1〜10のアルキル基
またはアルコキシ基である、前記の(11)項ないし
(14)項のいずれか一項に記載の液晶組成物。さらに
別の発明は (16)前記第(1)項ないし第(15)項のいずれか
一つに記載の液晶組成物を用いる液晶表示素子、に関す
る。以下に本発明の液晶組成物の成分として使用される
化合物について説明する。本発明において、第一成分の
化合物としては以下の化合物を好ましく使用できる。
【0018】
【化11】
【0019】これらの式において、RおよびR’はそれ
ぞれ独立にアルキル基を示す。これらの化合物の中で、
式(I−1)、(I−4)または(I−5)で表される化
合物がより好ましく使用される。これらの式(I)で示
される化合物は主として高いΔnを有する液晶材料とし
て重要な役割を担う物である。また、これらの化合物は
他の液晶化合物との相溶性が良い3環骨格の化合物であ
るので、得られる液晶組成物のネマチックレンジを広く
する役割も担う物である。一般式(I)で表される化合
物に類似した化合物として、例えば特開昭60−152
427号公報、特開昭63−152334号公報および
特開平5−58927号公報等で開示されているような
トラン系化合物を挙げることができる。しかしながら、
液晶組成物を調製する場合、混合割合が同じであれば、
一般式(I)で表される化合物を使用した方がこれらの
トラン系化合物を使用するよりも得られる液晶組成物の
ネマチックレンジを広くできる。さらに、トラン系化合
物を使用するよりも同量の式(I)の化合物を使用する
方がより高いΔnを示す液晶組成物を調製することがで
きる。また、上記の3つの公報に記載されているよう
に、一般式(I)で表される化合物はトラン系化合物を
合成する場合の中間体として合成されるために、その製
造コストはトラン系化合物よりも安価であるという利点
もある。本発明において、第二成分として好ましく用い
られる化合物として次の化合物を挙げることができる。
【0020】
【化12】
【0021】
【化13】
【0022】これらの式において、Rはアルキル基また
はアルケニル基を示し、R’はアルカンジイル基または
アルケンジイル基を示す。これらの第二成分の化合物の
中で、式(II)で表される化合物としては、式(II−
1)、(II−2)、(II−3)、(II−4)、(II−
5)、(II−6)、(II−8)、(II−10)、(II−
14)、(II−15)、(II−18)または(II−2
2)で表される化合物がより好ましく用いられる。
【0023】前記の式(II)で表される化合物は公知の
物であり、当業者なら文献を参考にして容易に入手しう
る物である。これらの第二成分の化合物を紹介した文献
を例示すると、式(II−1)、(II−2)、(II−
7)、(II−8)および(II−10)の化合物は特開昭
53−23957、特開平3−204825、特開昭5
6−16443、特開昭51−4137および特開昭5
9−176240にそれぞれ開示されている。式(II−
13)、(II−15)および(II−18)の化合物は、
特開昭58−83665、特開昭58−10552およ
び特開昭59−152362にそれぞれ開示されてい
る。一般式(II)の化合物は誘電率異方性が正でその値
が大きく、特に得られる液晶組成物のしきい値電圧を小
さくする目的で使用される。また、得られる液晶組成物
の粘度の調整、Δnの調整、透明点を高くすることによ
るネマチックレンジの拡大等の目的にも使用される。本
発明の液晶組成物において、第三成分としては以下の一
般式で示される化合物が好ましく用いられる。
【0024】
【化14】
【0025】
【化15】
【0026】これらの式において、RおよびR’はアル
キル基またはアルケニル基を示す。これらの第三成分の
化合物の中で、式(V)で表される化合物としては式(V
−1)、(V−4)、(V−6)、(V−8)、(V−1
3)、(V−14)、(V−16)または(V−17)で
表される化合物がより好ましく用いられる。また、式
(VI)の化合物としては式(VI−1)、(VI−2)、
(VI−5)、(VI−11)または(VI−12)で表され
る化合物がより好ましく用いられる。これらの一般式
(V)または(VI)で示される化合物はいずれも公知の
物であり、容易に入手しうるかまたは文献に従って調製
することができる物である。これらの化合物を開示した
文献を例示すると、例えば、式(V−1)、(V−6)、
(V−7)および(V−13)の化合物は特開昭59−7
0624、特開昭56−68636、特開昭54−27
546および特開昭61−5031に、また、式(VI−
1)、(VI−3)および(VI−5)の化合物は特開昭5
7−165328、特開昭56−12322および特開
昭59−39876にそれぞれ開示されている。一般式
(V)および(VI)の化合物は、誘電率異方性が負かま
たは弱い正の化合物である。一般式(V)の化合物は主
として得られる液晶組成物の粘度の低下、および/また
はΔnの調整の目的で使用される。また、一般式(VI)
の化合物は得られる組成物の透明点を高めてネマチック
レンジを拡大する目的および/またはΔnを調整する目
的で使用される。本発明の第四成分としては、以下の式
で示される化合物が好ましく用いられる。
【0027】
【化16】
【0028】
【化17】
【0029】これらの中で、式(III)の化合物として
は、式(III−1)、(III−2)または(III−3)で
表される化合物がより好ましく用いられる。また、式
(IV)の化合物としては、式(IV−1)、(IV−5)、
(IV−6)、(IV−9)、(IV−10)、(IV−1
1)、(IV−12)または(IV−13)で表される化合
物がより好ましく用いられる。式(III)または(IV)
で示される化合物はいずれも既知の化合物である。例え
ば、式(III−1)および(III−3)の化合物は特開昭
59−184165および特開昭59−216876に
それぞれ開示されており、式(IVー1)、(IV−5)、
(IV−10)および(IV−11)の化合物は特開昭56
−104844、特開昭56−135445、特開昭5
7−64626および特開昭56−169633にそれ
ぞれ開示されている。一般式(III)および(IV)の化
合物は誘電率異方性が正であり、得られる液晶組成物の
しきい値電圧を低下する働きを持つほかに、組成物の粘
度の調整、Δnの調整、ネマチックレンジの拡大等のた
めにも使用される。
【0030】本発明の第二に示される液晶組成物におい
て、使用される第一成分の混合割合は液晶組成物の全重
量の3〜40%であることが好ましい。混合割合が3%
より小さいと、主目的である、得られる液晶組成物のΔ
nおよび透明点を高くする効果が得られないことがある
ので好ましくない。第一成分の混合割合が40%を超え
ると、得られる液晶組成物のしきい値電圧が大きくなる
ので好ましくない。第一成分のより好ましい混合割合は
5〜30%である。第二成分の混合割合は液晶組成物の
全重量の15〜90%が好ましい。混合割合が15%よ
り小さいと得られる液晶組成物のしきい値電圧が大きく
なるので好ましくない。混合割合が90%を超えると液
晶組成物の粘度が大きくなるので好ましくない。また、
第二成分の混合割合が90%を越えると、主目的である
液晶組成物のΔnおよび透明点を高くする効果が得られ
ないことがあるので好ましくない。第二成分のより好ま
しい混合割合は20〜85%である。本発明において、
第三成分の混合割合は液晶組成物の全重量の60%以下
が好ましい。60%を超えると、得られる液晶組成物の
しきい値電圧が大きくなることがあるので好ましくな
い。第三成分のより好ましい混合割合は50%以下であ
る。
【0031】本発明において第四成分を使用する場合、
その混合割合は、得られる液晶組成物の重量に対して、
50%以下が好ましい。混合割合が50%を越えると得
られる液晶組成物の粘度が上昇することがあるので好ま
しくない。第四成分のより好ましい混合割合は45%以
下である。本発明の液晶組成物は使用される液晶表示素
子の目的に応じて、前記の一般式(I)〜(VI)で表さ
れる化合物の外に、得られる液晶組成物のネマチックレ
ンジ、Δn、誘電率異方性、粘度等を調整する目的で、
また、この液晶組成物を用いた液晶材料のしきい値電圧
を調整する目的で、他の化合物を本発明の目的を害さな
い範囲で適当量含有することができる。このような化合
物の例として以下の化合物を挙げることができる。
【0032】
【化18】
【0033】これらの式において、RおよびR’はアル
キル基を示す。本発明の液晶組成物は、それ自体慣用な
方法で調製される。一般には、種々の成分を高い温度で
互いに溶解させて均一な混合物とする方法により製造さ
れる。また、本発明の液晶材料に適当な添加物を加えて
使用することもできる。このような添加物は当業者によ
くしられており、文献等に詳細に記載されている。通常
使用される添加物として、液晶のらせん構造を誘起して
必要なねじれ角を調整し、逆ねじれ(reverse
twist)を防ぐためキラルドーパントなどがある。
また、本発明の液晶組成物は、メロシアニン系、スチリ
ル系、アゾ系、アゾメチン系、アゾキシ系、キノフタロ
ン系、アントラキノン系およびテトラジン系等の二色性
色素を添加してゲストホスト(GH)モード用の液晶組
成物としても使用できる。あるいは、ネマチック液晶を
マイクロカプセル化して作製したNCAPや液晶中に三
次元網目状高分子を作製したポリマーネットワーク液晶
表示素子(PNLCD)に代表されるポリマー分散型液
晶表示素子(PDLCD)用の液晶組成物としても使用
できる。そのほか、複屈折制御(ECB)モードや動的
散乱(DS)モード用の液晶組成物としても使用でき
る。
【0034】本発明の好ましい態様を以下の(1)〜
(8)項に記す。 (1)第一成分として、前記の式(I−1)、(I−4)
または(I−5)で表される化合物の群から選ばれる少
なくとも一つの化合物を、第二成分として前記の式(II
−1)、(II−2)、(II−3)、(II−4)、(II−
5)、(II−6)、(II−8)、(II−10)、(II−
14)、(II−15)、(II−18)または(II−2
2)で表される化合物の群から選ばれる少なくとも一つ
の化合物を混合してなる液晶組成物。 (2)第一成分および第二成分の混合割合がそれぞれ5
〜30重量%および20〜85重量%である前記第
(1)項に記載の液晶組成物。 (3)第三成分として、前記の式(V−1)、(V−
4)、(V−6)、(V−13)、(V−14)、(V−1
6)、(V−17)、(VI−1)、(VI−2)、(VI−
5)、(VIー11)または(VI−12)で表される化合
物の群から選ばれる少なくとも一つの化合物を混合して
なる前記第(1)項に記載の液晶組成物。 (4)第三成分の混合割合が50重量%以下である前記
第(3)項に記載の液晶組成物。 (5)第四成分として、式(III−1)、(III−2)、
(III−3)、(IV−1)、(IV−5)、(IV−6)、
(IV−9)、(IV−10)、(IV−11)、(IV−1
2)または(IV−13)で表される化合物の群から選ば
れた少なくとも一つの化合物を混合してなる前記第
(3)項に記載の液晶組成物。 (6)第四成分の混合割合が45%以下である、前記の
第(5)項に記載の液晶組成物。 (7)第一および第二の各成分がそれぞれ少なくとも二
つの化合物からなることを特徴とする前記第(1)項ま
たは第(2)項に記載の液晶組成物。 (8)第一、第二および第三の各成分がそれぞれ、少な
くとも二つの化合物からなることを特徴とする前記第
(3)項または第(4)項に記載の液晶組成物。 (9)第一、第二、第三および第四の各成分がそれぞ
れ、少なくとも二つの化合物からなることを特徴とする
前記第(5)項または第(6)項に記載の液晶組成物。
【0035】
【実施例】以下に、実施例および比較例を示して本発明
を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。また、これらの例における組成は全
て重量%または重量部で示される。 比較例1 以下の組成の液晶組成物Aを調製した。
【0036】
【化19】
【0037】この液晶組成物Aの透明点は52.3℃、
20℃における粘度は21.7mPa・s、25℃にお
ける屈折率異方性は0.119、20℃における誘電率
異方性は10.7、20℃におけるしきい値電圧は1.
60Vであった。 実施例1 液晶組成物A85部に以下の式で示される化合物を15
部混合して液晶組成物を調製した。
【0038】
【化20】
【0039】この液晶組成物の透明点(TNI)は71.
6℃、20℃における粘度(η20)は23.4mPa・
s、25℃における屈折率異方性(Δn)は0.13
7、20℃における誘電率異方性(Δε)は10.0、
20℃におけるしきい値電圧(Vth)は1.77Vで
あった。比較例1の液晶組成物に比べ、Δnが大きくな
り、また透明点も高くなった。 実施例2 以下の式で表される化合物の等重量混合になる液晶組成
物40部に、前記の液晶組成物Aの60部を混合して、
液晶組成物を調製した。
【0040】
【化21】
【0041】この液晶組成物の透明点は108.0℃、
20℃における粘度は45.4mPa・s、25℃にお
ける屈折率異方性は0.169、20℃における誘電率
異方性は7.7、20℃におけるしきい値電圧は2.3
3Vであった。比較例1の液晶組成物に比べ、Δnが大
きくなり、また透明点も高くなっている。 実施例3 以下の組成からなる液晶組成物を調製した。
【0042】
【化22】 この液晶組成物は、透明点:110.4℃、20℃にお
ける粘度:22.2mPa・s、25℃における屈折率
異方性:0.152、20℃における誘電率異方性:
7.5、20℃におけるしきい値電圧は:2.33Vを
示した。 実施例4 以下の組成からなる液晶組成物を調製した。
【0043】
【化23】
【0044】
【化24】
【0045】この液晶組成物の透明点は103.0℃、
20℃における粘度は27.0mPa・s、25℃にお
ける屈折率異方性は0.206、20℃における誘電率
異方性は5.7、20℃におけるしきい値電圧は2.4
3Vであった。 実施例5 以下の組成からなる液晶組成物を調製した。
【0046】
【化25】
【0047】
【化26】
【0048】この液晶組成物の透明点は91.8℃、2
0℃における粘度は30.0mPa・s、25℃におけ
る屈折率異方性は0.159、20℃における誘電率異
方性は8.7、20℃におけるしきい値電圧は1.76
Vであった。 実施例6 以下の組成からなる液晶組成物を調製した。
【0049】
【化27】
【0050】
【化28】
【0051】この液晶組成物の透明点は93.3℃、2
0℃における粘度は21.8mPa・s、25℃におけ
る屈折率異方性は0.201、20℃における誘電率異
方性は4.1、20℃におけるしきい値電圧は2.53
Vであった。 実施例7 以下の組成からなる液晶組成物を調製した。
【0052】
【化29】
【0053】
【化30】
【0054】この液晶組成物の透明点は106.6℃、
20℃における粘度は49.6mPa・s、25℃にお
ける屈折率異方性は0.183、20℃における誘電率
異方性は13.4、20℃におけるしきい値電圧は1.
62Vであった。 実施例8 以下の組成からなる液晶組成物を調製した。
【0055】
【化31】
【0056】この液晶組成物の透明点は127.4℃、
20℃における粘度は59.8mPa・s、25℃にお
ける屈折率異方性は0.154、20℃における誘電率
異方性は10.2、20℃におけるしきい値電圧は1.
89Vであった。 実施例9 以下の組成からなる液晶組成物を調製した。
【0057】
【化32】
【0058】この液晶組成物の透明点は108.3℃、
20℃における粘度は30.4mPa・s、25℃にお
ける屈折率異方性は0.154、20℃における誘電率
異方性は13.9、20℃におけるしきい値電圧は1.
67Vであった。
【0059】
【発明の効果】実施例および比較例で示したように、本
発明によって適当に高いΔnを有し、かつ、透明点が高
く、ネマチックレンジの広い液晶組成物を調製できる。
この液晶組成物はTN表示方式およびSTN表示方式の
液晶組成物に求められる種々の特性を満たしながら、特
に高速応答性に対応しうる物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 19/34 9279−4H 19/46 9279−4H

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立に炭素数1〜10
    のアルキル基を示し、その中の任意の一つまたは相隣接
    しない二つのメチレン基は酸素原子によって置換えられ
    ても良く、Z0は−CH2CH2−または単結合を示し、
    0はHまたはFを示す。)で表される化合物を少なく
    とも一つ含有することを特徴とする液晶組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1において、R1およびR2がそれ
    ぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基である液晶組成
    物。
  3. 【請求項3】 第一成分として、一般式(I) 【化2】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立に炭素数1〜10
    のアルキル基を示し、その中の任意の一つまたは相隣接
    しない二つのメチレン基は酸素原子によって置換えられ
    ても良く、Z0は−CH2CH2−または単結合を示し、
    0はHまたはFを示す。)で表される化合物を少なく
    とも一つ含有し、第二成分として、一般式(II) 【化3】 (式(II)において、R3は炭素数1〜10のアルキル
    基または炭素数2〜10のアルケニル基を示し、いずれ
    の基においてもそのうちの任意の一つまたは相隣接しな
    い二つのメチレン基は酸素原子によって置換されても良
    く、Z1は−CH2CH2−、−COO−または単結合を
    示し、Q1はHまたはFを示し、Aはトランス−1,4
    −シクロヘキシレン基、1,4−フェニレン基またはト
    ランス−1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基を示
    し、mは0または1を示す。)で表される化合物を少な
    くとも一つ含有することを特徴とする液晶組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3において、第一成分および第二
    成分の混合割合が液晶組成物の全重量に対して、それぞ
    れ3〜40%および15〜90%である液晶組成物。
  5. 【請求項5】 一般式(I)において、R1およびR2
    それぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基である請求
    項3または請求項4に記載の液晶組成物。
  6. 【請求項6】 請求項3において第三成分として、一般
    式(V)または(VI) 【化4】 (式(V)において、R6およびR7はそれぞれ独立に炭
    素数1〜10のアルキル基または炭素数2〜8のアルケ
    ニル基を示し、いずれの基においてもそのうちの任意の
    一つまたは相隣接しない二つのメチレン基は酸素原子に
    よって置換されても良く、Cはトランス−1,4−シク
    ロヘキシレン基、ピリミジン−2,5−ジイル基、また
    は1,4−フェニレン基を示し、Dはトランス−1,4
    −シクロヘキシレン基または1,4−フェニレン基を示
    し、Z4は−C≡C−、−COO−、−CH2CH2−ま
    たは単結合を示す。式(VI)において、R8は炭素数1
    〜10のアルキル基または炭素数2〜10のアルケニル
    基を示し、いずれの基においてもそのうちの任意の一つ
    または相隣接しない二つのメチレン基は酸素原子によっ
    て置換されても良く、R9は炭素数1〜10のアルキル
    基、アルコキシ基またはアルコキシメチル基を示し、E
    はトランス−1,4−シクロヘキシレン基またはピリミ
    ジン−2,5−ジイル基を示し、Gはトランス−1,4
    −シクロヘキシレン基または側位の一つのHがFで置換
    されていてもよい1,4−フェニレン基を示し、Jはト
    ランス1,4−シクロヘキシレン基または1,4−フェ
    ニレン基を示し、Z5は−CH2CH2−、−COO−ま
    たは単結合を示し、Z6は−C≡C−、−COO−また
    は単結合を示す。)で表される化合物からなる群から選
    ばれた少なくとも一つの化合物をさらに含有することを
    特徴とする液晶組成物。
  7. 【請求項7】 第一成分、第二成分および第三成分の混
    合割合が液晶組成物の全重量に対して、それぞれ3〜4
    0%、15〜90%および60%以下である請求項6に
    記載の液晶組成物。
  8. 【請求項8】 一般式(I)において、R1およびR2
    それぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基である請求
    項6または請求項7に記載の液晶組成物。
  9. 【請求項9】 一般式(V)において、R6およびR7
    炭素数1〜10のアルキル基、アルコキシ基またはアル
    コキシメチル基であり、Z4が−C≡C−、−COO−
    または単結合である、請求項6、請求項7または請求項
    8に記載の液晶組成物。
  10. 【請求項10】 一般式(VI)において、R8が炭素数
    1〜10のアルキルであり、R9が炭素数1〜10のア
    ルキル基またはアルコキシ基である、請求項6ないし請
    求項9のいずれか一項に記載の液晶組成物。
  11. 【請求項11】 請求項6において、第四成分として一
    般式(III)または一般式(IV) 【化5】 (式(III)において、R4は炭素数1〜10のアルキル
    基を示し、Q2はHまたはFを示し、kは0または1を
    示す。式(IV)において、R5は炭素数1〜10のアル
    キル基を示し、Bはトランス−1,4−シクロヘキシレ
    ン基または1,4−フェニレン基を示し、Q3はHまた
    はFを示し、Z2およびZ3はそれぞれ独立に−COO−
    または単結合を示し、hは0または1を示す。)で表さ
    れる化合物からなる群から選択された少なくとも一つの
    化合物をさらに含有することを特徴とする液晶組成物。
  12. 【請求項12】 請求項11において、第一、第二、第
    三および第四の各成分の混合割合が液晶組成物の全重量
    に対して、それぞれ3〜40%、15〜90%、60%
    以下および50%以下である液晶組成物。
  13. 【請求項13】 一般式(I)において、R1およびR2
    がそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基である請
    求項11または請求項12に記載の液晶組成物。
  14. 【請求項14】 一般式(V)において、R6およびR7
    が炭素数1〜10のアルキル基、アルコキシ基またはア
    ルコキシメチル基であり、Z4が−C≡C−、−COO
    −または単結合である、請求項11、請求項12または
    請求項13に記載の液晶組成物。
  15. 【請求項15】 一般式(VI)において、R8が炭素数
    1〜10のアルキルであり、R9が炭素数1〜10のア
    ルキル基またはアルコキシ基である、請求項11ないし
    請求項14のいずれか一項に記載の液晶組成物。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか一項に記載
    の液晶組成物を用いる液晶表示素子。
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