JPH0662458B2 - 1−(4−アルキルフェニルエチニル)−4−(アルキルフェニルエチニル)ベンゼン - Google Patents

1−(4−アルキルフェニルエチニル)−4−(アルキルフェニルエチニル)ベンゼン

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JPH0662458B2
JPH0662458B2 JP63133577A JP13357788A JPH0662458B2 JP H0662458 B2 JPH0662458 B2 JP H0662458B2 JP 63133577 A JP63133577 A JP 63133577A JP 13357788 A JP13357788 A JP 13357788A JP H0662458 B2 JPH0662458 B2 JP H0662458B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶材料の成分として用いられる置換ベンゼ
ン誘導体である1−(4−アルキルフェニルエチニル)
−4−(アルキルフェニルエチニル)ベンゼンおよび該
誘導体を含有する液晶組成物に関する。
〔従来の技術〕
液晶を応用した表示装置は、液晶物質の誘電率、電気伝
導率の異方性に基づく電気光学効果を利用したものであ
る。液晶表示方式には、動的散乱型、ツイスト・ネマチ
ック型、スーパーツイスト・ネマチック型、相転移型、
DAP型、ゲスト・ホスト型などの各種の方式がある。
液晶表示に用いられる液晶物質に要求される性質は、そ
れぞれの液晶表示方式によって異なるが、液晶相温度範
囲が広いこと、水分、空気、光、熱、電気等に対して安
定であること等はいずれの表示方法においても共通して
要求される。また、液晶表示装置に用いるときに表示素
子の応答が速く、かつできるだけ低い電圧で駆動できる
ことも望まれる。現在、単一の化合物でこれらの要求を
すべて満たす化合物はなく、実際には数種の液晶化合物
を、または数種の液晶化合物に液晶類似化合物を混合し
て得られる液晶混合物が使用されている。
最近、時分割数100以上でも良好な画質を持つ液晶表
示素子を提供するために、液晶分子の螺旋構造のねじれ
角および偏光板の組合わせのセル構造を新しい方式に変
えることが提案されている(例えば特開昭60−505
11号、特開昭60−50454号等)。
〔発明が解決しようとする課題〕
液晶分子のツイスト角を大きくしたセル構造の素子の場
合は、従来通常の90゜ツイストの場合とは、液晶材料
の選択により得られる物性値の効果が全く異なる傾向を
示す。第1図(a)、(b)は、ツイスト角を大きくし
た液晶表示素子の特性を、従来の90゜ツイストのもの
と比較して、電圧−透過率特性の視覚・角度依存性とし
て示したものである。第1図(a)は90゜のツイス
ト、第1図(b)は180゜のツイストの場合をそれぞ
れ示す。この第1図からわかるように、180゜ねじっ
た構造を有する素子は、透過率の電圧による立下り特性
(γ特性)が急峻であり、従来の90゜ツイストの場合
に較べて明らかに特性は向上している。この傾向は、ツ
イスト角度を大きくするつれて顕著になる。このよう
に、ツイスト角を大きくした素子構造を有する素子は、
電圧による立下り特性が急峻なために、時分割駆動時に
おける電圧の印加、不印加による透過率差が大きくな
り、従来より高い時分割駆動ができるようになる。
しかし、液晶材料により90゜ツイストの場合のγ特性
と、200゜程度のツイストの場合のγ特性の関係は同
じ傾向を示さず、一般に90゜ツイストの場合γ特性の
よい材料は、弾性定数の比(K33/K11)が小さいと良
好であるという発表(Gunter Baur,Eur
o Display 84“Liquid cryst
al properties in relation
to multiplexing riquirem
ents”)に当てはまらない現象が現れてきた。これ
は、ねじれ角を大きくしたことにより、ねじれの弾性係
数の関係や、他の要因が絡んでいると考えられるが、理
論的にはまだ解明されていない。第2図は、180゜ツ
イストと230゜のツイストの場合の弾性定数の比とγ
特性との関係を、ピリミジン系とPCH(フェニルシク
ロヘキサン)系の2種類の化合物の場合について示した
ものであるが、この図から明らかなように、弾性定数の
小さいピリミジン系のほうがPCH系よりもγ特性が悪
い結果となっている。図中、ここでγ10゜、80〜2
0%は、法線からの角度10゜における透過率80%と
20%の電圧の比を取ったγ特性である。このように、
200゜程度ねじった場合は、これまでの考え方が成り
立たず、90゜ツイスト・セル構造の場合とは異なった
考え方で液晶材料を選択する必要がある。このようにツ
イスト角を大きくしたり、または液晶材料系を検討する
ことにより、γ特性の良好な液晶表示素子が得られる。
しかし、γ特性を改良したことにより、第3図に示すよ
うにγ特性の良好な液晶材料ほど応答速度が遅くなると
いう新しい現象が明らかになった。応答性を考慮する
と、γ特性のよい材料のみを選定すればよいということ
ではなく、γ特性をある程度保ちながら、応答性の良好
な液晶表示素子を得るためには、液晶層の厚みを薄くす
ることが1つの方法である。
したがって、応答性を改善するために、液晶層の厚さを
薄くしたことに伴って材料の△nを変化させなければな
らない。200゜ツイストの場合、液晶材料の△nと液
晶層の厚さdとの積△n・dは0.96μm付近が最も
よい。液晶層の厚さdが7μmのとき、材料の△nは
0.137に調整しなければならない。応答速度改良の
ため、液晶層の厚さdを5μmとするためには、△nは
0.192と大きくする必要がある。このように、液晶
層の薄形化に対応するためには、材料の△nを大きくし
なければならないが、この場合には粘度の問題が伴う。
これまでに発表されている液晶材料の△nと粘度の関係
は、△nが大きくなるに伴って粘度が大きくなる傾向が
はっきりしている。すなわち、従来の材料で△nが大き
く、低粘度の材料は極めて少なかった。
液晶材料の成分としてこれまでに屈折率の異方性△nが
大きい化合物の例として、次の(1)〜(4)の一般式
で表わされる化合物が、それぞれ(1)フランス特許出
願公開第2,141,438号、(2)特開昭60−1
52427号、(3)特開昭61−260031号およ
び(4)特開昭60−204731号の明細書にそれぞ
れ示されている。
(RおよびRはそれぞれアルキル基またはアルコキ
シ基を示す)。
およびRは直鎖のアルキル基をそれぞれ示す)。
(式中、Rは直鎖アルキル基を、Xはハロゲン原子を
それぞれ示す)。
(RおよびRはそれぞれ直鎖アルキル基を示す。
これらのトラン誘導体は△nが大きく、比較的低粘度と
言われているが、最近ではこれらの化合物の特性をはる
かに上回るものが要求されている。
またCA90(25):203162Kには次の構造の
化合物が例示されているが、 この化合物は液晶相を示さない化合物である。さらにPo
lymer Preprints, Volume 15,No.1,(1974),page 697-70
0にはポリマー用の原料として次の構造の化合物が記載
されている。
しかし、この化合物もやはり液晶相を示さない化合物で
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、一般式 (式中、RおよびRは、炭素数が2ないし10の直
鎖アルキル基を示す)にて表わされる、1−(4−アル
キルフェニルエチニル)−4−(アルキルフェニルエチ
ニル)ベンゼンおよび該化合物を2〜30重量%含有す
ることを特徴とする液晶混合物である。
本発明により提供される化合物を例示すると、1,4−
ビス−(4−エチルフェニルエチニル)ベンゼン、1,
4−ビス−(4−プロピルフェニルエチニル)ベンゼ
ン、1,4−ビス−(4−ブチルフェニルエチニル)ベ
ンゼン、1,4−ビス−(4−ペンチルフェニルエチニ
ル)ベンゼン、1,4−ビス−(4−ヘキシルフェニル
エチニル)ベンゼン、1,4−ビス−(4−ヘプチルフ
ェニルエチニル)ベンゼン、1,4−ビス−(4−オク
チルフェニルエチニル)ベンゼン、1,4−ビス−(4
−ノニルフェニルエチニル)ベンゼン、1,4−ビス−
(4−デシルフェニルエチニル)ベンゼン、1−(4−
エチルフェニルエチニル)−4−(4−プロピルフェニ
ルエチニル)ベンゼン、1−(4−エチルフェニルエチ
ニル)−4−(4−ブチルフェニルエチニル)ベンゼ
ン、1−(4−エチルフェニルエチニル)−4−(4−
ペンチルフェニルエチニル)ベンゼン、1−(4−エチ
ルフェニルエチニル)−4−(4−ヘキシルフェニルエ
チニル)ベンゼン、1−(4−エチルフェニルエチニ
ル)−4−(4−ヘプチルフェニルエチニル)ベンゼ
ン、1−(4−エチルフェニルエチニル)−4−(4−
オクチルフェニルエチニル)ベンゼン、1−(4−エチ
ルフェニルエチニル)−4−(4−ノニルフェニルエチ
ニル)ベンゼン、1−(4−エチルフェニルエチニル)
−4−(4−デシルフェニルエチニル)ベンゼン、1−
(4−プロピルフェニルエチニル)−4−(4−ブチル
フェニルエチニル)ベンゼン、1−(4−プロピルフェ
ニルエチニル)−4−(4−ペンチルフェニルエチニ
ル)ベンゼン、1−(4−プロピルフェニルエチニル)
−4−(4−ヘキシルフェニルエチニル)ベンゼン、1
−(4−プロピルフェニルエチニル)−4−(4−ヘプ
チルフェニルエチニル)ベンゼン、1−(4−プロピル
フェニルエチニル)−4−(4−オクチルフェニルエチ
ニル)ベンゼン、1−(4−プロピルフェニルエチニ
ル)−4−(4−ノニルフェニルエチニル)ベンゼン、
1−(4−プロピルフェニルエチニル)−4−(4−デ
シルフェニルエチニル)ベンゼン、1−(4−ブチルフ
ェニルエチニル)−4−(4−ペンチルフェニルエチニ
ル)ベンゼン、1−(4−ブチルフェニルエチニル)−
4−(4−ヘキシルフェニルエチニル)ベンゼン、1−
(4−ブチルフェニルエチニル)−4−(4−ヘプチル
フェニルエチニル)ベンゼン、1−(4−ブチルフェニ
ルエチニル)−4−(4−オクチルフェニルエチニル)
ベンゼン、1−(4−ブチルフェニルエチニル)−4−
(4−ノニルフェニルエチニル)ベンゼン、1−(4−
ブチルフェニルエチニル)−4−(4−デシルフェニル
エチニル)ベンゼン、1−(4−ペンチルフェニルエチ
ニル)−4−(4−ヘキシルフェニルエチニル)ベンゼ
ン、1−(4−ペンチルフェニルエチニル)−4−(4
−ヘプチルフェニルエチニル)ベンゼン、1−(4−ペ
ンチルフェニルエチニル)−4−(4−オクチルフェニ
ルエチニル)ベンゼン、1−(4−ペンチルフェニルエ
チニル)−4−(4−ノニルフェニルエチニル)ベンゼ
ン、1−(4−ペンチルフェニルエチニル)−4−(4
−デシルフェニルエチニル)ベンゼン、1−(4−ヘキ
シルフェニルエチニル)−4−(4−ヘプチルフェニル
エチニル)ベンゼン、1−(4−ヘキシルフェニルエチ
ニル)−4−(4−オクチルフェニルエチニル)ベンゼ
ン、1−(4−ヘキシルフェニルエチニル)−4−(4
−ノニルフェニルエチニル)ベンゼン、1−(4−ヘキ
シルフェニルエチニル)−4−(4−デシルフェニルエ
チニル)ベンゼン、1−(4−ヘプチルフェニルエチニ
ル)−4−(4−オクチルフェニルエチニル)ベンゼ
ン、1−(4−ヘプチルフェニルエチニル)−4−(4
−ノニルフェニルエチニル)ベンゼン、1−(4−ヘプ
チルフェニルエチニル)−4−(4−デシルフェニルエ
チニル)ベンゼン、1−(4−オクチルフェニルエチニ
ル)−4−(4−ノニルフェニルエチニル)ベンゼン、
1−(4−オクチルフェニルエチニル)−4−(4−デ
シルフェニルエチニル)ベンゼン、1−(4−ノニルフ
ェニルエチニル)−4−(4−デシルフェニルエチニ
ル)ベンゼンである。
本発明により提供される化合物は、屈折率の異方性△n
が約0.4と極めて大きく、さらに20℃における粘度
は、約20cPと3環構造の化合物としては低く、高い
透明点を有すること等、液晶成分として望ましい特性を
バランスよく有している。
次に本発明の化合物の製造法の一例を示すと、対称体の
化合物は次の式に従って合成できる。
すなわち、4−アルキルフェニルアセチレン(II)と、
1,4−ジヨウドベンゼン(III)とを、ジエチルアミ
ン溶媒中にてPd触媒およびヨウ化銅の存在下で、文献
の方法(Tetrahedron Letters N
o.50 PP4467−4470,1975)に従って
反応させることにより、目的とする(I)の化合物を合
成できる。
また、非対称の化合物は次の式に従って合成できる。
すなわち、4−アルキルフェニルアセチレン(II)と、
常法により合成できる4−アルキル−4′−ヨウドトラ
ン(IV)とを、前述の反応方法に従って反応させること
により目的とする非対称型の(I)を得ることができる
(上式において、RおよびRは前述と同じ意味を有
する)。
本発明の液晶組成物は、少なくとも2つの液晶または液
晶類似化合物を含み、その少なくとも一方は前記(I)
式にて表わされる液晶化合物であり、その含有量は2〜
30重量%の範囲が好ましい。
また前記液晶化合物(I)が含有される液晶組成物は、
旋光性物質が添加された正の誘電異方性を有するネマチ
ック液晶を対向配置された上下一対の電極基板間に封入
し、その厚さ方向に液晶分子が160〜270゜ねじれ
た螺旋構造を形成し、かつこの螺旋構造を挟んで設けら
れた偏光板の偏光軸が電極基板間の液晶分子配列方向と
20〜70゜の範囲でずれており、さらに液晶層の厚さ
dと液晶層の屈折率異方性△nとの積△n・dが0.7
〜1.2μmである液晶表示素子において使用すること
が好ましい。
本発明の液晶組成物の成分として、(I)式と混合して
用いられる化合物として、次の(i)〜(xxxii
i)式で表わされる既知の化合物群をあげることでき
る。
(i)〜(xxxiii)式においてXは を示しYは−CN、ハロゲン原子、Rまたは−OR
を示すRおよびRはアルキル基を示す。
以下実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、
本発明はこれらの例に限定されるものではない。
また各例中にて、記号は次のとおりとする。
C−N点:結晶−ネマチック相転移点 N−I点:ネマチック相−等方性液体相転移点 実施例1 1,4−ビス−(4−プロピルフェニルエチニル)ベン
ゼンの合成 窒素ガス気流下において、ジエチルアミン80mlに
1,4−ジヨードベンゼン2.5g(7.57ミリモ
ル)を加えて室温にて攪拌し、続いてヨウ化銅60mg、
ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(II)100mgを加えた。ここへ4−プロピルフェニル
アセチレン4.37g(30ミリモル)を数回に分けて
加えた。反応混合物を室温にて一昼夜撹拌した後に、水
200mlを加えて、析出した結晶をトルエン100m
lにて抽出した。トルエン溶液を希塩酸、水、炭酸水素
ナトリウム水溶液、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上
で乾燥後、活性アルミナの短いカラムを通し、トルエン
を留去して残渣を酢酸エチルエステルから再結晶して、
目的の1,4−ビス−(4−プロピルフェニルエチニ
ル)ベンゼン1.92g(5.3ミリモル)を得た。こ
のものは液晶相を示し、C−N点;179.1℃、N−
I点;245.5℃であった。
実施例2、3および4 実施例1に準ずる操作にて、次の化合物を得た。
1,4−ビス−(4−エチルフェニルエチニル)ベンゼ
ン(C−N点;208.9℃、N−I点;235.8
℃)、1,4−ビス−(4−ブチルフェニルエチニル)
ベンゼン(C−N点;151.8℃、N−I点;21
5.9℃)、1,4−ビス−(4−ペンチルフェニルエ
チニル)ベンゼン(C−N点;151.1℃、N−I
点;212.3℃)。
使用例1 トランス−4−プロピル−(4−シアノフェニルシクロ
ヘキサン 30重量部 トランス−4−ペンチル−(4−シアノフェニルシクロ
ヘキサン 40重量部 トランス−4−ヘプチル(4−シアノフェニルシクロヘ
キサン 30重量部 なる組成の液晶組成物AのN−I点は52.1℃、誘電
率の異方性△Eは10.7、20℃での粘度は22.4
cp、屈折率の異方性△nは0.118であった。この
液晶組成物A 95重量部に、本発明の化合物で実施例
3に示した1,4−ビス−(4−ブチルフェニルエチニ
ル)ベンゼン5重量部を加えた液晶組成物のN−I点は
57.2℃に上昇し、20℃での粘度は22.5cPと
変化なく、また屈折率の異方性△nは0.131に上昇
した。
使用例2 使用例1で用いた液晶組成物A90重量部に、本発明の
化合物で実施例1、3および4に示した、1,4−ビス
−(4−プロピルフェニルエチニル)ベンゼン、1,4
−ビス−(4−ブチルフェニルエチニル)ベンゼン、
1,4−ビス−(4−ペンチルフェニルエチニル)ベン
ゼンを2重量部、5重量部、3重量部加えた液晶組成物
のN−I点は63.1℃、20℃での粘度は22.6c
P、屈折率の異方性△nは0.151であった。
これらの実施例から本発明の化合物の有用性は明らかで
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、ツイスト角90゜の素子の電圧−透過
率特性の角度依存性を示す図、(b)はツイスト角18
0゜の素子の電圧−透過率特性の角度依存性を示す図、
第2図は、ツイスト角180゜とツイスト角230゜の
素子の弾性係数の比とγ特性の関係を示す図、第3図
は、従来の液晶材料のγ特性と立下り応答速度との関係
を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中、RおよびRは炭素数が2ないし10の直鎖
    アルキル基を示す)で表わされる、1−(4−アルキル
    フェニルエチニル)−4−(アルキルフェニルエチニ
    ル)ベンゼン。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の化合物を2〜30重量
    %含有させたことを特徴とする液晶組成物。
JP63133577A 1988-05-31 1988-05-31 1−(4−アルキルフェニルエチニル)−4−(アルキルフェニルエチニル)ベンゼン Expired - Lifetime JPH0662458B2 (ja)

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EP19890305432 EP0345013B1 (en) 1988-05-31 1989-05-30 1-(4-alkylphenylethynyl)-4-(alkylphenylethynyl) benzenes
DE1989613812 DE68913812T2 (de) 1988-05-31 1989-05-30 1-(4-Alkylphenylethynyl)-4-(alkylphenylethynyl)benzole.
US07/711,276 US5250216A (en) 1988-05-31 1991-06-04 1-(4-alkylphenylethynyl)-4-(alkylphenylethynyl)-benzene

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