JP3668990B2 - 3−置換フェニルアセチレン誘導体 - Google Patents

3−置換フェニルアセチレン誘導体 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は電気光学的液晶表示材料として有用な3−置換フェニルアセチレン誘導体である新規化合物及びそれを用いた液晶組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示素子は、時計、電卓をはじめとして、各種測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子手帳、プリンター、コンピューター、テレビ等に用いられるようになっている。液晶表示方式としては、その代表的なものにTN(捩れネマチック)型、STN(超捩れネマチック)型、DS(動的光散乱)型、GH(ゲスト・ホスト)型あるいはFLC(強誘電性液晶)等が知られているが、このうち現在最もよく用いられているのはTN型及びSTN型である。また駆動方式としても従来のスタティック駆動からマルチプレックス駆動が一般的になり、更に単純マトリックス方式、最近ではアクティブマトリックス方式が実用化されている。これらのうち、アクティブマトリックス方式によると、最も高画質の表示が可能であり、視野角が広く、高精細化及びカラー化が容易で、動画表示も可能であるので、今後の液晶表示方式の主流になると考えられている。
【0003】
このアクティブマトリックス表示方式に用いられる液晶材料としては、通常の液晶表示と同様に、種々の特性が要求されているが、特に以下の4点は重要である。(1)比抵抗が高く、電圧の保持率に優れること。(2)しきい値電圧(Vth)が低いこと。(3)液晶相を示す温度範囲が広いこと。(4)適当な屈折率異方性(Δn)を有すること。
【0004】
通常、液晶表示におけるしきい値電圧は式(1)
【0005】
【数1】
Figure 0003668990
【0006】
(式中、kは比例定数を、Kは弾性定数を、Δεは誘電率異方性をそれぞれ表わす。)で表わされるが、この式からわかるようにしきい値電圧を低減するためには弾性定数を小さくするか、あるいは誘電率異方性を大きくする必要がある。
【0007】
誘電率異方性の大きい液晶化合物は一般にシアノ基を有することが多いが、このような化合物では、高い比抵抗値や高い電圧保持率を得ることは困難である。そこで、シアノ基を用いずに誘電率異方性を大きくするために、フッ素系の液晶材料が用いられており、シアノ基に匹敵する誘電率異方性を示すためには、液晶骨格中に多数のフッ素原子を導入する必要がある。しかしながら、液晶分子に4個以上のフッ素を効果的に導入するためには、骨格中に通常2個以上のベンゼン環が必要であり、このような構造を有する化合物では屈折率異方性が大きくなりすぎる傾向にあった。3重結合の両端にベンゼン環を2個持つトラン系化合物においても屈折率異方性が大きくなりすぎる傾向にあり、またこれらの化合物は他の液晶化合物との相溶性が悪いために析出、相分離を生じやすく、温度範囲の広い組成物を得ることが困難であった。
【0008】
一方、しきい値電圧を低下させるためには弾性定数を小さくすることも有効である。しかしながら、弾性定数の小さい化合物は一般に2環性であり、それを添加することによって、組成物の液晶相の上限温度を大幅に低下させてしまう傾向を有するものがほとんどである。一方、3環性あるいは4環性の化合物では、添加により液晶組成物の液晶相の上限温度を低下させることは少ないが、このような化合物は一般に弾性定数の大きいものが多く、添加によってしきい値電圧を上昇させる傾向を有している。
【0009】
液晶相を示す温度範囲を低下することなく、しきい値電圧を低減することのできる化合物として、3,4,5−トリフルオロフェニル基を有する化合物が知られている。しかしながら、この誘導体では、組成物のしきい値電圧の低減効果は充分とは言えなかった。
【0010】
また、液晶表示素子においては干渉縞の発生を避けるため、屈折率異方性(Δn)とセル厚(d)との積(Δn・d)を特定の値に設定する必要があるが、アクティブマトリクス表示方式では通常、いわゆるファーストミニマムの条件(Δn・d=0.5)が用いられることが多い。この表示方式を用いた場合、セルの厚さはある程度以上薄くすることは技術的に困難であるので、屈折率異方性が小さい化合物が必要であり、組成物としての屈折率異方性は、0.08前後に調製する必要がある。
【0011】
以上のように、上記の特性を兼ね備えたアクティブマトリックス用液晶組成物を得ることはかなり困難であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、化学的に安定であって、添加により液晶材料の液晶相の温度範囲を狭くすることなく、しきい値電圧を効果的に低下させ、高い比抵抗と電圧保持率を容易に得ることができ、屈折率異方性を小さくする新規化合物を提供することにある。
【0013】
更に、その化合物を含有し、液晶相の温度範囲が広く、且つしきい値電圧の低い液晶組成物を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、一般式(I)
【0015】
【化2】
Figure 0003668990
【0016】
(式中、R1は炭素原子数1〜16のアルキル基又はアルコキシル基、炭素原子数2〜16のアルケニル基、炭素原子数3〜16のアルケニルオキシ基、又は炭素原子数1〜10のアルコキシル基で置換された炭素原子数1〜12のアルキル基を表わし、環A及び環Bはそれぞれ独立的にフッ素原子により置換されていてもよい1,4−フェニレン基、トランス−1,4−シクロヘキシレン基、トランス−1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基、ピリジン−2,5−ジイル基、ピリミジン−2,5−ジイル基、ピラジン−2,5−ジイル基又はピリダジン−3,6−ジイル基を表わし、Y1及びY2はそれぞれ独立的に単結合、−CH2CH2−、−OCH2−、−CH2O−、−(CH24−又は−C≡C−を表わし、mは0又は1を表わし、nは0〜2を表わし、X1、X2及びX3はそれぞれ独立的に水素原子又はフッ素原子を表わし、Z1はフッ素原子、塩素原子、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、水素原子、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、−R2又は−OR2を表わし、R2は炭素原子数1〜12の直鎖状アルキル基又は炭素原子数2〜12の直鎖状アルケニル基を表わす。)で表わされる化合物を提供する。
【0017】
本発明に係わる一般式(I)のうち、R1が炭素原子数1〜12の直鎖状アルキル基又は炭素原子数2〜12の直鎖状アルケニル基であり、環A及び環Bがそれぞれ独立的にフッ素原子により置換されていてもよい1,4−フェニレン基又はトランス−1,4−シクロヘキシレン基を表わし、Y1及びY2がそれぞれ独立的に単結合、−CH2CH2−又は−C≡C−を表わし、Z1がフッ素原子、塩素原子、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチル基、水素原子、R2又は−OR2を表わし、R2が炭素原子数1〜5の直鎖状アルキル基を表わすことを特徴とする前記一般式(I)の化合物が好ましい。
【0018】
この中でも、R1が炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基又は炭素原子数2〜7の直鎖状アルケニル基を表わし、環Aがトランス−1,4−シクロヘキシレン基を表わし、環Bがフッ素原子により置換されていてもよい1,4−フェニレン基又はトランス−1,4−シクロヘキシレン基を表わし、Y1が単結合、−CH2CH2−又は−C≡C−を表わし、Y2が単結合を表わすことを特徴とする前記一般式(I)の化合物が好ましい。
【0019】
更には、環A及び環Bが共にトランス−1,4−シクロヘキシレン基であり、Z1がフッ素原子又は水素原子を表わすことを特徴とする前記一般式(I)の化合物がより好ましい。
【0020】
更に詳細には、X1、X2及びZ1のうち、少なくとも2個がフッ素原子である化合物が好ましく、このとき、X3がフッ素原子であることが好ましい。また、このとき、nが0であることが好ましく、更に、Y1が単結合であることがより好ましく、また、これらの場合、R1が炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基であることがより好ましい。
【0021】
一般式(I)の化合物は、例えば以下のようにして製造することができる。即ち、一般式(II)
【0022】
【化3】
Figure 0003668990
【0023】
(式中、R1、Y1、Y2、X3、環A、環B及びmは一般式(I)におけると同じ意味を表わす。)で表わされる化合物をハロゲン化し、一般式(III)
【0024】
【化4】
Figure 0003668990
【0025】
(式中、R1、Y1、Y2、X3、環A、環B及びmは一般式(I)におけると同じ意味を表わし、X4は臭素又はヨウ素を表わす。)で表わされる化合物を得る。反応は、ブチルリチウム等のアルキル金属化合物を反応させることにより芳香環の3位をメタル化し、ヨウ素、臭素等を反応させるか、ヨウ素あるいは臭素を直接反応させてもよく、もしくは、ニトロ化した後還元してアニリン誘導体として次いでこれをジアゾ分解(Sandmeyer反応)することで行う。
【0026】
【化5】
Figure 0003668990
【0027】
(式中、X1、X2、Z1及びnは一般式(I)におけると同じ意味を表わす。)
上記の一般式(III)の化合物と、一般式(IV)で表わされる置換フェニルアセチレン誘導体を、パラジウム触媒及び銅触媒存在下に溶媒中で反応させることにより、一般式(I)で表わされる3−置換フェニルアセチレン誘導体を得ることができる。パラジウム触媒としては、例えばジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)等のパラジウム(II)錯体あるいはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)等のパラジウム(0)錯体が好ましく、銅触媒としては、例えばヨウ化銅(I)等の銅(I)塩が好ましい。溶媒としては非プロトン性極性溶媒が好ましく、特にジメチルホルムアミド(DMF)が好ましい。また、アミン系溶媒を共存させることが特に好ましく、アミン系溶媒としては例えばトリエチルアミンが好ましい。
【0028】
上記の製造方法を更に詳しく述べる。
n=1,2の場合
【0029】
【化6】
Figure 0003668990
【0030】
(式中、X1、X2及びZ1は一般式(I)におけると同じ意味を表わし、nは1又は2を表わし、X5は臭素又はヨウ素原子を表わし、M1はリチウムもしくはナトリウムを表わす。)
一般式(V)においてn=1,2で表わされるハロゲン化ベンジルもしくはフェネチル化合物と一般式(VI)のアルカリ金属アセチリドを適当な溶媒中で反応させることによって一般式(IV)においてn=1,2で表わされる化合物を得ることができる。アルカリ金属としては、リチウムもしくはナトリウムが好ましい。
n=0の場合
【0031】
【化7】
Figure 0003668990
【0032】
(式中、X1、X2及びZ1は一般式(I)におけると同じ意味を表わし、X5は臭素又はヨウ素原子を表わす。)
一般式(V)においてn=0で表わされるハロゲン化フェニル化合物と、2−メチル−3−ブチン−2−オール(VII)を一般式(I)の化合物の合成と同様な条件で反応させて一般式(VIII)とした後アセトンを脱離することによって得ることができる。
【0033】
また一般式(I)の化合物は次の方法によっても合成することができる。
【0034】
【化8】
Figure 0003668990
【0035】
(式中、R1、Y1、Y2、X3環A、環B及びmは一般式(I)におけると同じ意味を表わす。)
一般式(III)の化合物と、一般式(VIII)の化合物をパラジウム触媒及び銅触媒存在下に溶媒中で反応させた後アセトンを脱離することによって一般式(IX)の化合物を得る。
【0036】
以下、nの違いにより製造方法を示す。
【0037】
【化9】
Figure 0003668990
【0038】
(式中、M1はリチウムもしくはナトリウムを表わす。)
n=1あるいは2の場合、一般式(IX)の化合物をアルカリ金属アセチリドとした後、一般式(V)においてn=1,2で表わされるハロゲン化ベンジルもしくはフェネチル化合物と適当な溶媒中で反応させることによって得ることができる。アルカリ金属としては、リチウムもしくはナトリウムが好ましい。
【0039】
【化10】
Figure 0003668990
【0040】
n=0の場合一般式(IX)の化合物と一般式(VI)で表わされるハロゲン化フェニル化合物をパラジウム触媒及び銅触媒存在下に溶媒中で反応させることによっても得ることができる。
【0041】
斯くして製造された一般式(I)で表わされる化合物の代表例を第1表に掲げる。
【0042】
【表1】
Figure 0003668990
【0043】
(表中、Cは結晶相を、Iは等方性液体相をそれぞれ表わす。)
第1表からわかるように、一般式(I)で表わされる化合物は、化合物単独では液晶相を示さない。これは一般式(I)の化合物が、2,3−ジ置換−1,5−フェニレン基という極めて折れ曲がった構造を骨格中に有することによる。通常の液晶化合物はその中心骨格が、1,4−フェニレン基、トランス−1,4−シクロヘキシレン基に代表わされるように、極めて直線性に優れた環構造から構成され、一般式(I)のような構造を有する化合物はこれまでほとんど注目されていなかった。しかしながら、一般式(I)の化合物は液晶性こそ低いけれども、通常の母体液晶との相溶性には非常に優れており、添加した場合の液晶相上限温度の低下はそれほど大きいものではない。しかも後述するように、その添加によって組成物のしきい値電圧を極めて効果的に低減することが可能であり、更に分子内にフェニルアセチレン骨格とベンゼン環を含有しているにもかかわらず、屈折率異方性が極めて小さい等の特徴を有している。
【0044】
従って、一般式(I)で表わされる化合物は、他のネマチック液晶化合物との混合物の状態で、特にTN型あるいはSTN型といった電界効果型表示セルの材料として、好適に使用することができる。しかも、一般式(I)で表わされる化合物は、その分子内にシアノ基やエステル結合などの強い極性基を有さないため、大きい比抵抗と高い電圧保持率を得ることが容易である。そのため、アクティブマトリックス駆動用液晶材料の構成成分として特に適している。本発明はこのように一般式(I)で表わされる化合物の少なくとも1種類をその構成成分として含有する液晶組成物をも提供するものである。
【0045】
この組成物中において、一般式(I)で表わされる化合物と混合して使用することのできるネマチック液晶化合物の好ましい代表例としては、例えば、4−置換安息香酸4−置換フェニル、4−置換シクロヘキサンカルボン酸4−置換フェニル、4−置換シクロヘキサンカルボン酸4’−置換ビフェニリル、4−(4−置換シクロヘキサンカルボニルオキシ)安息香酸4−置換フェニル、4−(4−置換シクロヘキシル)安息香酸4−置換フェニル、4−(4−置換シクロヘキシル)安息香酸4−置換シクロヘキシル、4,4’−置換ビフェニル、1−(4−置換シクロヘキシル)−4−置換ベンゼン、4,4’−置換ビシクロヘキサン、1−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]−4−置換ベンゼン、1−(4−置換シクロヘキシル)−2−(4−置換シクロヘキシル)エタン、4,4”−置換ターフェニル、4−(4−置換シクロヘキシル)−4’−置換ビフェニル、4−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]−4’−置換ビフェニル、4−(4−置換フェニル)−4’−置換ビシクロヘキサン、4−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]−4’−置換ビフェニル、4−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]シクロヘキシル−4’−置換ベンゼン、4−[2−(4−置換フェニル)エチル]−4’−置換ビシクロヘキサン、1−(4−置換フェニルエチニル)−4−置換ベンゼン、1−(4−置換フェニルエチニル)−4−(4−置換シクロヘキシル)ベンゼン、2−(4−置換フェニル)−5−置換ピリミジン、2−(4’−置換ビフェニリル)−5−置換ピリミジン及び上記各化合物においてベンゼン環が側方置換基を有する化合物等を挙げることができる。
【0046】
このうちアクティブマトリックス駆動用としては4,4’−置換ビフェニル、1−(4−置換シクロヘキシル)−4−置換ベンゼン、4,4’−置換ビシクロヘキサン、1−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]−4−置換ベンゼン、1−(4−置換シクロヘキシル)−2−(4−置換シクロヘキシル)エタン、4,4”−置換ターフェニル、4−(4−置換シクロヘキシル)−4’−置換ビフェニル、4−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]−4’−置換ビフェニル、4−(4−置換フェニル)−4’−置換ビシクロヘキサン、4−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]−4’−置換ビフェニル、4−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]シクロヘキシル−4’−置換ベンゼン、4−[2−(4−置換フェニル)エチル]−4’−置換ビシクロヘキサン、1−(4−置換フェニルエチニル)−4−置換ベンゼン、1−(4−置換フェニルエチニル)−4−(4−置換シクロヘキシル)ベンゼン及び上記においてベンゼン環が弗素置換されている化合物が適している。
【0047】
一般式(I)の化合物を添加することによるしきい値電圧の低減効果は以下のように明らかである。
ネマチック液晶材料として好適な母体液晶(B)
【0048】
【化11】
Figure 0003668990
【0049】
(式中、シクロヘキサン環はトランス配置を表わし、「%」は「重量%」を表わす。)は116.7℃以下でネマチック相を示し、誘電率異方性(Δε)は4.7であり、これを用いて作製したセル厚6μmのTNセルのしきい値電圧(Vth)は2.14Vであった。また、屈折率異方性(Δn)は0.090であった。
【0050】
この母体液晶(B)85重量%及び第1表中の(No.1)の化合物15重量%からなる液晶組成物(M−1)を調製した。この(M−1)のネマチック相の上限温度は77.1℃と低くなったが、Δεは5.7と大きくなった。同様にしてVthを測定したところ、1.49Vと30%も低減することができた。また、Δnは0.083と0.007も小さくなった。更に、この組成物の比抵抗を測定したところ1012Ωcm以上と大きく、このセルの電圧保持率は高いものであった。
【0051】
これに対し、母体液晶(B)85重量%及び(No.1)の化合物と類似構造を有する式(R−1)
【0052】
【化12】
Figure 0003668990
【0053】
の化合物15重量%からなる液晶組成物(N−1)を調製した。この(N−1)のネマチック相の上限温度は110.0℃と(M−1)よりかなり高くなり、Δεは7.5と(M−1)より大きくなった。しかしながら、同様にしてVthを測定したところ、1.85Vであり、(M−1)と比較すると0.36Vも高くなった。また、Δnは0.107と母体液晶(B)より20%近くも大きくなってしまい、(M−1)と比較すると30%も大きくなってしまった。
【0054】
次に、この母体液晶(B)85重量%及び第1表中の(No.2)の化合物15重量%からなる液晶組成物(M−2)を調製した。この(M−2)のネマチック相の上限温度は100.5℃とやや低くなり、Δεは5.4と大きくなった。同様にしてVthを測定したところ、1.81Vと0.33も低減することができた。また、Δnは0.089であり母体液晶(B)と同程度であった。この組成物の比抵抗を測定したところ1012Ωcm以上と大きく、このセルの電圧保持率は非常に高かった。
【0055】
これに対し、母体液晶(B)85重量%及び(No.2)の化合物と類似構造を有する式(R−2)
【0056】
【化13】
Figure 0003668990
【0057】
の化合物15重量%からなる液晶組成物(N−2)を調製した。この(N−2)のネマチック相の上限温度は128.9℃と(M−2)より高くなり、Δεは6.7と大きくなった。しかしながら、同様にしてVthを測定したところ、2.07Vであり、(M−2)と比較すると0.26Vも高くなった。また、そのΔnは0.102と母体液晶(B)より13%も大きくなった。
【0058】
以上の結果から、一般式(I)で表わされる化合物はネマチック液晶用材料のしきい値電圧及び屈折率異方性の低減に大きな効果を有することが明らかである。また、電圧保持率が高いことから、アクティブマトリックス用液晶材料としても有用である。
【0059】
【実施例】
以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0060】
なお、相転移温度の測定は温度調節ステージを備えた偏光顕微鏡及び示差走査熱量計(DSC)を併用して行った。また、化合物の構造は核磁気共鳴スペクトル(1H−NMR)、質量スペクトル(MS)等により確認した。NMRにおけるCDCl3は溶媒を表わし、sは1重線、dは2重線、tは3重線、mは多重線を表わし、また例えばttは3重の3重線を表わし、Jはカップリング定数を表わす。MSにおけるM+は親ピークを表わす。()内はそのピークの相対強度を表わす。組成物における「%」は「重量%」を表わす。
(実施例1) 1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−5,6−ジフルオロ−3−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)ベンゼンの合成(第1表No.1の化合物)の合成
【0061】
【化14】
Figure 0003668990
【0062】
(1−a) 1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)−3,4−ジフルオロ−5−ヨードベンゼンの合成
1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)−3,4−ジフルオロベンゼン15.0gをテトラヒドロフラン(THF)80mlに溶解し、−50℃に冷却した。ここに、窒素雰囲気下に、n−ブチルリチウム(1.71M、n−ヘキサン溶液)44mlを20分間で滴下し、同温度で1時間攪拌した。攪拌後、ヨウ素18.9gのTHF45ml溶液を同温度で20分間で滴下し、−50℃で30分間攪拌した。ここに水50mlを加えた後、室温にもどし、稀塩酸を加えて中和し、有機層を分離後、水層から100mlのヘキサンで抽出した。有機層を併せ、水、次いで飽和食塩水で洗滌し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を溜去し得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン)を用いて精製して、1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)−3,4−ジフルオロ−5−ヨードベンゼン21.1gを得た。
(1−b) 1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−5,6−ジフルオロ−3−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)ベンゼンの合成
上記(1−a)で得た1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)−3,4−ジフルオロ−5−ヨードベンゼン10.0g及び1−エチニル−3,4,5−トリフルオロベンゼン6.38gをDMF50ml及びトリエチルアミン10mlに溶解し、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)400mg及びヨウ化銅(I)519mgを加え、2時間攪拌した。放冷後、水100mlを加え、トルエン100mlで抽出し、稀塩酸、水次いで飽和食塩水で洗滌した。無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン)を用いて精製し、更にエタノールから2回再結晶して、1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−5,6−ジフルオロ−3−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)ベンゼンの白色結晶8.1gを得た。その相転移温度を測定したところ、結晶相からの昇温時56℃で等方性液体相に転移した。
【0063】
NMR:δ=0.90(t,3H,J=7.6Hz)、δ=1.18〜2.08(m,13H)、δ=2.42(m,1H)、δ=6.92〜7.31(m,4H)
MS:m/e=392(M+
(実施例2) トランス−4−[3−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−4,5−ジフルオロフェニル]−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサン(第1表No.2の化合物)の合成
【0064】
【化15】
Figure 0003668990
【0065】
実施例1において、1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)−3,4−ジフルオロベンゼンに換えて、トランス−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサンを用い、1−エチニル−3,4,5−トリフルオロベンゼンに換えて1−エチニル−3,4−ジフルオロベンゼンを用いた他は実施例1と同様にして、トランス−4−[3−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−4,5−ジフルオロフェニル]トランス−4’−プロピルビシクロヘキサンを得た。相転移温度は第1表にまとめて示した。
(実施例3) トランス−4−[3−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−4,5−ジフルオロフェニル]−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサン(第1表No.3の化合物)の合成
実施例1において、1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)−3,4−ジフルオロベンゼンに換えて、トランス−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサンを用いた他は実施例1と同様にして、トランス−4−[3−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−4,5−ジフルオロフェニル]−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサンを得た。相転移温度は第1表にまとめて示した。
(実施例4) 液晶組成物の調製(1)
【0066】
【化16】
Figure 0003668990
【0067】
(式中、シクロヘキサン環はトランス配置を表わす。)からなり、特にアクティブマトリックス用として好適な母体液晶(B)を調製したところ、116.7℃以下でネマチック(N)相を示した。その物性値及びこれを用いて作製したセル厚6μmのTNセルのしきい値電圧(Vth)は以下の通りであった。
【0068】
N相の上限温度(TN-I) 116.7℃
誘電率異方性(Δε) 4.7
屈折率異方性(Δn) 0.090
しきい値電圧(Vth) 2.14V
この母体液晶(B)85重量%及び実施例1で得られた(No.1)の化合物15重量%からなる液晶組成物(M−1)を調製した。この(M−1)のN相の上限温度(TN-I)及びその物性値は以下の通りとなった。
【0069】
N相の上限温度(TN-I) 77.1℃
誘電率異方性(Δε) 5.7
屈折率異方性(Δn) 0.083
しきい値電圧(Vth) 1.49V
このように、そのネマチック相の上限温度は低くなったが、そのVthは0.65V(約30%)も低減することができた。Δεの増加はそれほどではないため、この化合物の弾性定数は小さいと考えられる。また、そのΔnは0.083とトラン系化合物としてはかなり小さい値となった。更に、この組成物の比抵抗を測定したところ1012Ωcm以上と大きく、このセルの電圧保持率は非常に高かった。
(比較例1)
母体液晶(B)85重量%及び(No.1)の化合物と類似構造を有する式(R−1)
【0070】
【化17】
Figure 0003668990
【0071】
の化合物15重量%からなる液晶組成物(N−1)を調製した。この(N−1)のN相の上限温度(TN-I)及びその物性値は以下の通りとなった。
N相の上限温度(TN-I) 110.0℃
誘電率異方性(Δε) 7.5
屈折率異方性(Δn) 0.107
しきい値電圧(Vth) 1.85V
このネマチック相の上限温度は(M−1)より高くなったが、Δεが大きくなったにもかかわらず、そのVthは(M−1)と比較すると0.36Vも高くなった。また、Δnは0.107と母体液晶(B)と比較してもかなり大きな値となってしまった。
(実施例5) 液晶組成物の調製(2)
母体液晶(B)85重量%及び(No.2)の化合物15重量%からなる液晶組成物(M−2)を調製した。この(M−2)のN相の上限温度(TN-I)及びその物性値は以下の通りとなった。
【0072】
N相の上限温度(TN-I) 100.5℃
誘電率異方性(Δε) 5.4
屈折率異方性(Δn) 0.089
しきい値電圧(Vth) 1.81V
このようにTN-Iは若干低下したものの、Δεがそれほど大きくないにもかかわらず、しきい値電圧は0.33Vも低減することができた。また、Δnはほとんど変わらなかった。更に、この組成物の比抵抗を測定したところ1012Ωcm以上と大きく、このセルの電圧保持率は高いものであった。
(比較例2)
母体液晶(B)85重量%及び(No.2)と類似構造を有する式(R−2)
【0073】
【化18】
Figure 0003668990
【0074】
15重量%からなる液晶組成物(N−2)を調製した。この(N−2)のN相の上限温度(TN-I)及びその物性値は以下の通りとなった。
N相の上限温度(TN-I) 128.9℃
誘電率異方性(Δε) 6.7
屈折率異方性(Δn) 0.102
しきい値電圧(Vth) 2.07V
このネマチック相の上限温度は(M−2)よりやや高くなったが、Δεは(M−2)より大きいにもかかわらず、そのVthは母体液晶(B)よりは低減されたが(M−2)と比較すると0.26Vも高くなった。また、Δnは母体液晶(B)よりも0.012高くなった。
【0075】
【発明の効果】
本発明に係わる一般式(I)で表わされる化合物は、実施例に示したように工業的にも極めて容易に製造でき、熱、光、水等に対し、化学的に安定であり、ネマチック液晶として現在汎用されている母体液晶との相溶性にも優れている。しかも、その母体液晶に少量添加することにより、そのネマチック液晶温度範囲をそれほど低下させることなく、それを用いた液晶セルのしきい値電圧(Vth)及び屈折率異方性(Δn)を効果的に低減することが可能である。また、分子内に強い極性基が存在せず、容易に大きい比抵抗と高い電圧保持率を得ることができる。従って、温度範囲が広く、かつ低電圧駆動が要求される各種液晶表示素子、特にアクティブマトリックス駆動用として適しており、液晶材料として非常に有用である。

Claims (10)

  1. 一般式(I)
    Figure 0003668990
    (式中、R1は炭素原子数1〜16のアルキル基又はアルコキシル基、炭素原子数2〜16のアルケニル基、炭素原子数3〜16のアルケニルオキシ基、又は炭素原子数1〜10のアルコキシル基で置換された炭素原子数1〜12のアルキル基を表わし、環A及び環Bはそれぞれ独立的にフッ素原子により置換されていてもよい1,4−フェニレン基、トランス−1,4−シクロヘキシレン基、トランス−1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基、ピリジン−2,5−ジイル基、ピリミジン−2,5−ジイル基、ピラジン−2,5−ジイル基又はピリダジン−3,6−ジイル基を表わし、Y1及びY2はそれぞれ独立的に単結合、−CH2CH2−、−OCH2−、−CH2O−、−(CH24−又は−C≡C−を表わし、mは0又は1を表わし、nは0〜2を表わし、X1、X2及びX3はそれぞれ独立的に水素原子又はフッ素原子を表わし、Z1はフッ素原子、塩素原子、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、水素原子、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、−R2又は−OR2を表わし、R2は炭素原子数1〜12の直鎖状アルキル基又は炭素原子数2〜12の直鎖状アルケニル基を表わす。)で表わされる化合物。
  2. 1が炭素原子数1〜12の直鎖状アルキル基又は炭素原子数2〜12の直鎖状アルケニル基であり、環A及び環Bがそれぞれ独立的にフッ素原子により置換されていてもよい1,4−フェニレン基又はトランス−1,4−シクロヘキシレン基を表わし、Y1及びY2がそれぞれ独立的に単結合、−CH2CH2−又は−C≡C−を表わし、Z1がフッ素原子、塩素原子、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチル基、水素原子、R2又は−OR2を表わし、R2が炭素原子数1〜5の直鎖状アルキル基を表わすことを特徴とする請求項1記載の一般式(I)で表わされる化合物。
  3. 1が炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基又は炭素原子数2〜7の直鎖状アルケニル基を表わし、環Aがトランス−1,4−シクロヘキシレン基を表わし、環Bがフッ素原子により置換されていてもよい1,4−フェニレン基又はトランス−1,4−シクロヘキシレン基を表わし、Y1が単結合、−CH2CH2−又は−C≡C−を表わし、Y2が単結合を表わすことを特徴とする請求項2記載の一般式(I)で表わされる化合物。
  4. 環A及び環Bが共にトランス−1,4−シクロヘキシレン基であり、Z1がフッ素原子又は水素原子を表わすことを特徴とする請求項3記載の一般式(I)で表わされる化合物。
  5. 1、X2及びZ1のうち、少なくとも2個がフッ素原子であることを特徴とする請求項4記載の一般式(I)で表わされる化合物。
  6. 3がフッ素原子であることを特徴とする請求項5記載の一般式(I)で表わされる化合物。
  7. nが0であることを特徴とする請求項6記載の一般式(I)で表わされる化合物。
  8. 1が単結合であることを特徴とする請求項7記載の一般式(I)で表わされる化合物。
  9. 1が炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基であることを特徴ととする請求項5、6、7又は8記載の一般式(I)で表わされる化合物。
  10. 請求項1乃至9記載の一般式(I)で表わされる化合物を含有することを特徴とする液晶組成物。
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