JPH1036689A - 酸化亜鉛の添加により変性されたシリコーン組成物上の表面乾性油の寿命を高める方法 - Google Patents

酸化亜鉛の添加により変性されたシリコーン組成物上の表面乾性油の寿命を高める方法

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JPH1036689A
JPH1036689A JP9086461A JP8646197A JPH1036689A JP H1036689 A JPH1036689 A JP H1036689A JP 9086461 A JP9086461 A JP 9086461A JP 8646197 A JP8646197 A JP 8646197A JP H1036689 A JPH1036689 A JP H1036689A
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drying oil
composition
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ジーン アルテス マイケル
Virginia Kay O'neil
ケイ オニール バージニア
Arthur James Tselepis
ジェームズ ツェレピス アーサー
Andreas Thomas Wolf Franz
トーマス フランツ ウォルフ アンドレア
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室温加硫性シリコーン組成物の上の表面乾性
油層の寿命を高める。 【解決手段】 上記組成物に粒状酸化亜鉛を加え、次い
で大気の湿分に曝し、上記空気に曝された表面上に上記
乾性油層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室温加硫性(RT
V)シリコーン組成物上の表面乾性油の寿命を増す方法
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】室温で
硬化してエラストマーを作りだすシリコーン組成物は、
それらが建築物建設に対して特異な特性輪郭(prop
erty profile)を有するので、シーラント
及びコーキング材として広く使用されている。これらの
特性は、耐侯性、耐熱性、低温柔軟性、適用の容易さ、
及び現場での迅速な硬化を含む。しかしながら、硬化し
たシリコーン組成物は時間のたつに連れて、しばしば汚
れたものになり、又はそれらに隣接する周囲の基体を汚
す。これは魅力のない外観を作りだし、この硬化した組
成物及び隣接する建造物材料上の汚れを清浄にするの
は、高価であり、その結果はしばしば満足できるもので
はない。それ故、建設産業の需要は、汚れず、隣接する
建造物材料を汚さないシリコーン組成物を開発すること
である。建設におけるRTVシリコーンシーラントの使
用の際に遭遇するこれら問題を除去するために多数の方
法が提案されている。
【0003】これら問題を克服するためのアプローチ
は、米国特許No.4460740及び4695603;
並びにJP−A 56−76453及び56−7654
2に記載された界面活性剤を使用することである。
【0004】これら問題に対する特に成功的なアプロー
チは、米国特許No.5357025に記載されており、
これは1分子あたり少なくとも1つのペルフルオロカー
ボン基を有する疎シロキサン剤の使用を記載している。
この基は一般式Cx (2x+1)−(ここに、xは平均値が
少なくとも6である)で示される。この疎シロキサン剤
を乾性油と共に用いると、特に有用なシリコーン組成物
を生じる。本発明者等は、乾性油を含むRTVシリコー
ン組成物が用いられるときは、硬化(した)シリコーン
組成物の表面は乾性油酸化生成物層を有し、この層は徐
々に消滅し、清浄であり続ける効果は徐々に減っていく
ことを見いだした。それ故、汚れ又はほこりを捕捉する
ことに長期間抵抗する乾性油酸化生成物層の効果を増す
のが望ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のことを含
む硬化シリコーン組成物の空気に暴露された表面上の乾
性油層の寿命を増す方法である: (A)乾性油、湿分縮合性シリル末端基を有するポリマ
ー、湿分感受性架橋剤及び充填材を含む非酸性室温加硫
性シリコーン組成物中に粒状酸化亜鉛を混合し、ここに
前記酸化亜鉛は前記ポリマーの100重量部あたり、少
なくとも2重量部加えられること;そして(B)生じた
混合物(A)を大気の湿分に曝して前記組成物を生成
し、ここに前記空気に曝された表面は、酸化亜鉛が添加
されない場合よりも長い期間乾性油層を維持するもので
あること。
【0006】本発明方法は、硬化して、乾性油層をその
上に有する少なくとも1つの空気に暴露された表面を与
えるRTVシリコーン組成物を与える。この乾性油層の
寿命は、本発明RTVシリコーン組成物中に、酸化亜鉛
が前記ポリマー100重量部あたり少なくとも2重量
部、前記硬化性RTVシリコーン組成物中に存在するこ
とにより、増加する。好ましくは、酸化亜鉛は、ポリマ
ー100重量部あたり、2〜15重量部、より好ましく
は3〜10重量部存在する。
【0007】ここでのRTVシリコーン組成物は、加水
分解性(縮合性)基の加水分解が非酸性脱離化合物を作
りだす、当技術分野で公知の硬化性組成物を含む。この
用途において、これらの組成物は非酸性、RTVシリコ
ーン組成物と呼ばれ、縮合性シリル末端基を有するポリ
マー、湿分感受性架橋剤、充填材、乾性油、及び任意
に、この組成物用の硬化触媒を含む。
【0008】代表的なポリマーは、縮合性末端基及び主
としてジオルガノシロキサン単位(R’2 Si)を有す
るが、少量の他のシロキサン単位、例えば分岐を与える
モノオルガノシルセスキオキサン単位(R’SiO3/2
単位)又はSiO2 単位、及びポリマー鎖の末端を提供
するトリオルガノシロキシ単位があってもよい。R’
は、1価の炭化水素基又はハロゲン化1価炭化水素基で
ある。1価の炭化水素基の例としては、アルキル基、例
えばメチル、エチル、プロピル及びn−オクチル;アル
ケニル基、例えばビニル及びアリル;アリール基、例え
ばフェニル及びトリル;シクロアルキル基、例えばシク
ロヘキシル;並びにアラルキル基、例えば2−フェニル
エチルがある。ハロゲン化1価炭化水素基の例として
は、ペルフルオロアルキルエチル基、例えば3,3,3
−トリフルオロプロピル及びγ−クロロプロピルがあ
る。これらポリマーの有用な末端基は、ヒドロキシル
基、又は加水分解性基、例えばケイ素に結合したアルコ
キシ、ケトキシモ、アミノ、アミド、アミノキシ及びア
ルケノキシである。これらの加水分解性基を有するポリ
ジオルガノシロキサンは、一般に式−Si(X)
y (R’)(3-y) (ここに、R’は上に定義した通りで
あり、Xは加水分解性基であり、yは1、2又は3であ
る)で示される連鎖停止シロキサン単位を持つ。
【0009】前記湿分感受性架橋剤は1分子あたり少な
くとも2つの加水分解性基、好ましくは1分子あたり2
より多くの加水分解性基を有する。これらの加水分解性
基は、脱離基が非酸性であるものである。このポリジオ
ルガノシロキサンが1分子あたり2つより多くの加水分
解性基を含むときは、この架橋剤は1分子あたり2又は
それより多くの加水分解性基を有する。これらの架橋剤
は、シラン類又はそれらの部分的加水分解性基を包含す
る。これらの架橋剤の上のケイ素に結合した加水分解性
基の例としては、アルコキシ、ケトキシモ、アミド、ア
ミノ、アミノキシ及びアルケノキシである。アルコキシ
基の特別な例は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、イソプロポキシ及びメトキシエトキシがある。適当
なケトキシモ基は、ジメチルケトキシモ、メチルエチル
ケトキシモ、メチルプロピルケトキシモ、メチルブチル
ケトキシモ及びジエチルケトキシモである。アミノ基の
例としては、N,N−ジエチルアミノ、N−エチルアミ
ノ、N−プロピルアミノ、N,N−メチルシクロヘキシ
ルアミノ、N−ブチルアミノ、及びN−シクロヘキシル
アミノがある。アルケニルオキシ基の例としては、プロ
ペノキシ、イソプロペノキシ及びブテノキシがある。ア
ミド基の幾つかの例としては、N−メチルアセトアミ
ド、N−エチルアセトアミド、N−ブチルアセトアミ
ド、及びN−メチルベンズアミドがある。典型的なアミ
ノキシ基は、N,N−ジメチルアミノキシ、N,N−メ
チルエチルアミノキシ及びN,N−ジエチルアミノキシ
がある。
【0010】架橋剤の例としては、メチルトリメトキシ
シラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキ
シシラン、メチルフェニルジエトキシシラン、3,3,
3−トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、メチル
トリ(メチルエチルケトキシモ)シラン、ビニルトリ
(メチルエチルケトキシモ)シラン、エチルトリ(N,
N−ジエチルアミノ)シラン、ジエチルジ(N,N−ジ
ブチルアミノ)シラン、ビニルトリ(N−メチル−N−
シクロヘキシルアミノ)シラン、メチルトリ(N−メチ
ルアセトアミド)シラン、メチルビニルジ(N−メチル
アセトアミド)シラン、メチルトリ(イソプレノキシ)
シラン、n−プロピルオルソシリケート、及びエチルポ
リシリケートがある。
【0011】この架橋剤は、室温で硬化する硬化性シリ
コーン組成物を作るための従来の量で使用される。使用
される量は、選択された特定の架橋剤及び硬化したエラ
ストマーの望みの性質に依存して変化するであろう。通
常、この架橋剤は、前記ポリマーの100重量部あた
り、0.5〜15重量部の量で存在する。
【0012】ポリジオルガノシロキサンと架橋剤の混合
物は、通常、湿分に曝されると、室温で硬化する。しか
しながら、場合によっては、この時間は実際の用途には
遅すぎることがあり、しばしば硬化速度を促進し、硬化
時間を減らすのが望ましい。このような状況の下では、
触媒が使用される。これらの触媒は、カルボン酸の金属
塩、例えばジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセ
テート、及び錫2−エチルヘキサノエート;並びに有機
チタネート、例えばテトラブチルチタネート、テトラ−
n−プロピルチタネート、ジイソプロピル−ジ(エトキ
シアセトアセチル)チタネート及びビス(アセチルアセ
トニル)ジイソプロピルチタネートを含む。
【0013】本発明のRTVシリコーン組成物が望みの
性質を持つためには、それらは充填材を含む必要もあ
る。1又はそれより多くの充填材が使用できる。この充
填材は、補強性充填材、例えばヒュームドシリカ、沈降
シリカ、炭酸カルシウム、カーボンブラック並びにトリ
メチルシロキシ単位及びSiO4/2 単位からなるシロキ
サン樹脂である。これらの補強性充填材は当技術分野で
知られているように、処理されていてもよく、処理され
ていなくてもよい表面を持つ。この充填材は、増量性充
填材、例えば炭酸カルシウム、石英、珪藻土(半補強性
充填材とも考えられている)、酸化鉄及び二酸化チタン
であってもよい。他の充填材又は顔料は、任意に、この
シーラントに色を与える目的で加えられる。
【0014】本発明方法のRTVシリコーン組成物は、
乾性油を含み、これは天然の乾性油、例えば桐油、あま
に油、ベルノニア油(vernonia oil)、及
びオイチシカ油;並びに変性乾性油、例えば沸騰あまに
油及び脱水ひまし油を含む。桐油及びオイチシカ油が好
ましい。なぜならば、それらは、種々のRTVシリコー
ン組成物と共に最も広い用途を提供し、最も改善された
結果を与えるからである。有効量の乾性油は、ポリマー
100重量部あたり、0.5〜10重量部で、好ましい
量は0.5〜4重量部である。
【0015】RTVシリコーン組成物を配合するのに従
来使用された他の成分は、それらが乾性油の表面層又は
その寿命を阻害しなければ、本発明に使用される。これ
らの成分は、ノンスランプ剤(non−slump a
gents)及び耐カビ性を与える添加剤を含む。
【0016】本発明に有用な非酸性、RTVシリコーン
組成物は、商業的に入手可能であるか、又は当技術分野
で公知の方法で調製される。多数のこれら組成物をここ
に記載する。好ましい方法は、前記ポリマーと前記架橋
剤、及びもし使用されるならば、架橋触媒を組み合わ
せ、次いで、充填材、酸化亜鉛、並びに最後に乾性油が
添加される。前記乾性油は、しばしば本発明硬化性シリ
コーン組成物の残りの成分から分離する傾向がある。そ
れ故、乾性油は、硬化のための空気雰囲気に曝す前に、
残りの成分と組み合わせるのが好ましい。我々のシリコ
ーン組成物を貯蔵するときは、前記ポリマー、架橋剤、
充填材、硬化触媒及び酸化亜鉛が混合され、1つの貯蔵
容器中に貯蔵され、乾性油は第2の貯蔵容器中に貯蔵さ
れる。その後、これら2つの容器中に貯蔵された内容物
は、本発明組成物が基体へ適用(例えばシーラント又は
コーキング材として適用する)される直前にこれを混合
し、次いで、これを大気の湿分に曝し、加硫させる。こ
こでは、商業的に入手可能な非酸性、RTVシリコーン
組成物を用いることができ、粒状酸化亜鉛を容易にそれ
らに配合でき、次いで乾性油を添加する。
【0017】我々の組成物を基体に適用した後、変性さ
れた表面を有する硬化したエラストマーが得られるま
で、これを湿分、例えば大気の湿分に曝す。異なったR
TVシリコーン組成物は異なった速度で硬化するであろ
うが、表面が粘着性であるかどうかチェックすることに
より、硬化時間を容易に評価できる。表面に指で軽くさ
わって粘着性が感じられると、この表面は未だ硬化した
状態に達していない。これとは対照的に、粘着性が感じ
られなければ、この表面は硬化したと考えられる。通
常、この表面は数時間ないし1日で硬化した状態にな
り、塵や埃が接触してその表面に接着するのを回避す
る。
【0018】硬化したシリコーンエラストマー表面は艶
のある表面ないし非常に艶のある表面を持っていること
が知られている。時間の経過と共に、これらの表面は鈍
くなりビロード様の外観、即ち、艶消し仕上げとしても
知られている鈍い表面又は仕上げを持つようになる。こ
の組成物の硬化した表面が鈍くなるに従って、空気に曝
された表面上に乾性油層が形成され、酸化が進行する。
【0019】本発明の好ましい方法は、ヒドロキシ末端
ポリジオルガノシロキサン、充填材及び湿分感受性架橋
剤(1分子あたり少なくとも3つのケイ素に結合したケ
トキシモ基を有するケトキシモ−ケイ素架橋剤)を混合
して得られるRTVシリコーン組成物に、粒状酸化亜鉛
を混合する。適当なケトキシモケイ素架橋剤は、ケトキ
シモシラン類及びアルコキシケトキシモシランの混合物
である。そのような混合物の1つは、メチルトリ(メチ
ルエチルケトキシモ)シラン、メチルジ(メチルエチル
ケトキシモ)メトキシシラン、及びメチルジメトキシ
(メチルエチルケトキシモ)シランを含む。他のケトキ
シモシラン混合物はテトラケトキシモシラン、エトキシ
トリ(メチルエチルケトキシモ)シラン、ジエトキシジ
(メチルエチルケトキシモ)シラン、及びトリエトキシ
(メチルエチルケトキシモ)シランを含む。後者の混合
物は当技術分野、例えば米国特許No.4657967及
び4973623から公知であり、これら特許はケトキ
シモシラン混合物及びそのような混合物を含有するRT
Vシリコーン組成物を教えている。これらのケトキシモ
シラン混合物から作られた本発明のRTVシリコーン組
成物は、好ましくは触媒、例えば錫触媒、例えばジブチ
ル錫ジラウレート又はチタネート触媒、例えばジイソプ
ロピルジ(エトキシアセトアセチル)チタネートを含
む。また、本発明硬化性RTVシリコーン組成物は粒状
の酸化亜鉛及び乾性油を含む。好ましい乾性油は桐油で
あり、好ましい充填材は炭酸カルシウムである。
【0020】本発明の他の好ましい組成物は、ヒドロキ
シルで末端停止したポリジオルガノシロキサン、アミノ
キシケイ素架橋剤、及び、鎖延長剤としてのジオルガノ
ジ(アミド)シラン、例えばメチルビニル(N−メチル
アセトアミド)シランを混合することによって得られる
RTVシリコーン組成物に粒状酸化亜鉛を混合する。同
様のRTVシリコーン組成物は、米国特許No.3817
909及び3996184から公知であり、これら特許
はアミノキシシラン及びアミドシラン鎖延長剤の組み合
わせも示している。この鎖延長剤は、典型的には建築物
建造産業に有用な低モジュラスシリコーン組成物を作る
のに使用される。これらの組成物は、触媒なしに調製さ
れる。炭酸カルシウムは、そのような組成物に有用な充
填材である。好ましい組成物は、粒状酸化亜鉛及び乾性
油が添加されているものである。桐油は好ましい乾性油
である。
【0021】ここでやはり好ましいものは、2パッケー
ジ(package)組成物であり、第1のパッケージ
はヒドロキシルで末端停止したポリジオルガノシロキサ
ン、充填材及び、任意に、乾性油を含み、第2のパッケ
ージは湿分感受性架橋剤を含む。第2のパッケージは、
充填材及び硬化性RTVシリコーン組成物用の硬化触媒
を含んでいてよい。乾性油が第1のパッケージ中に存在
しないときは、それは3パッケージ組成物の一部として
の第三のパッケージ中に含まれていてもよい。この発明
の粒状酸化亜鉛はいずれのパッケージにも容易に添加さ
れる。この種の1つの特定のRTVシリコーン組成物
は、湿分感受性架橋剤が、アルコキシシラン架橋剤、例
えばn−プロピルオルソシリケート又はエチルポリシリ
ケートであり、錫触媒が使用される場合である。そのよ
うな組成物は当技術分野で周知である。好ましくは、前
記乾性油は桐油である。これらの組成物は、組成物の使
用前に長すぎる期間全成分を混合するならば起こすであ
ろう時期尚早な硬化を防ぐために、上記のように、別々
のパッケージにして貯蔵される。
【0022】アルコキシケイ素化合物を湿分感受性架橋
剤として使用する組成物は、全ての成分を只1つのパッ
ケージ中に含んでよい。チタネート触媒が硬化触媒とし
て使用されるときは、貯蔵安定な組成物が得られ、ポリ
ジオルガノシロキサンの末端基に対するアルコキシケイ
素化合物の比は、ポリジオルガノシロキサン末端基1つ
あたり少なくとも1つのアルコキシケイ素分子が存在す
るようなものである。アルコキシケイ素架橋剤を含む適
当な1パッケージRTVシリコーン組成物は、米国特許
No.3161614、3175993、3334067
及び4871827に記載されている。これらの方法に
おいて、我々の乾性油は、好ましくは、1パッケージR
TVシリコーン組成物の残りとは別の容器又は貯蔵区画
に貯蔵される。次いで、粒状酸化亜鉛及び乾性油は、そ
れが使用しようとする直前にRTVシリコーン組成物に
混合される。好ましい乾性油は桐油である。
【0023】他の好ましいRTVシリコーン組成物は、
乾性油に加えて、疎シロキサン剤を含むものであり、米
国特許No.5357025に記載されている。この疎シ
ロキサン剤は、硬化組成物に疎シロキサン表面層を与え
る材料である。疎シロキサン剤はフルオロカーボンアル
コール、フルオロカーボンアルコールと加水分解性シラ
ンの反応生成物、又はフルオロカーボンアルコール及び
フルオロカーボンアルコールと加水分解性シランとの反
応生成物の混合物である。前記フルオロカーボンアルコ
ールは、式Cx (2x+1)(ここに、xは平均値が少なく
とも6である)で示される少なくとも1つのフルオロカ
ーボン基を有する。本発明者等はxが6より小さいフル
オロカーボンアルコールは硬化した組成物の表面にシロ
キサン種の移行するのを防がないことを見いだした。好
ましくは、フルオロカーボンアルコールは、xが平均値
6〜20であるフルオロカーボン基を有するものであ
る。前記フルオロカーボンアルコールは商業的に入手可
能であり、次式で示される。
【0024】
【化1】
【0025】(ここに、gは6〜20の値を取る)。商
業的混合物は販売されており、それはgが平均値7を持
ち、gの範囲が6〜10の種を含む。そのような混合物
は、FC−10TMであり、これはMinnesota
Mining and Manufacturing
Company (3M)TM, Minneapoli
s, Minnesotaによって販売されている。3
TMによって販売されている他の商業的な混合物は、F
C−170TM(これは次の式で示されるフルオロカーボ
ンアルコールである)
【0026】
【化2】
【0027】及びFC−171TM(これはフルオロカー
ボンアルコールであり次の式で示される)である。
【0028】
【化3】
【0029】他の商業的に入手可能なフルオロカーボン
アルコールは、C8 17CH2 CH2OH及びCx
(2x+1)CH2 CH2 O(CH2 CH2 O)f H(ここ
に、xは6〜16であり、fは正の整数である)を含
む。前記疎シロキサン剤は、好ましくは、フルオロカー
ボンアルコールと加水分解性シランの反応生成物であ
る。これらの剤は、少なくとも0.01モルのフルオロ
カーボンアルコールを1モルの加水分解性シランと、湿
分を排除した条件下に混合することにより作られる疎シ
ロキサン剤反応生成物混合物である。好ましくは、加水
分解性シラン1モルあたり0.1モルのフルオロカーボ
ンアルコールが使用される。フルオロカーボンアルコー
ルは単独で使用できるが、中には、室温で固体であり、
取扱い又は他の成分との混合は充分には受け入れられな
いものもある。フルオロカーボンアルコールは上記のも
のであり、加水分解性シランは、架橋剤としてやはり上
に挙げたものである。得られた混合物は、フルオロカー
ボンアルコールの幾らかが加水分解性シランと反応し、
C−O−Si結合を形成するまで、加熱される。
【0030】得られた反応混合物は、未反応加水分解性
シラン、未反応フルオロカーボンアルコール、及びフル
オロカーボンアルコールと加水分解性シランとの反応生
成物の混合物であり、前記加水分解性シランにおいて、
以下の式に示すように、少なくとも1つのY基はフルオ
ロカーボンアルコールで置換される。
【0031】
【化4】
【0032】これらの疎シロキサン性反応生成物混合物
は、0%より多く100%までのフルオロカーボンアル
コールとシランの反応生成物を含む。これらの混合物
は、好ましい疎シロキサン剤を与え、特にフルオロカー
ボンアルコールとシランの反応生成物が疎シロキサン反
応混合物の<50%のとき好ましい疎シロキサン剤を与
える。好ましい疎シロキサン反応混合物は、フルオロカ
ーボンアルコールが次式で示されるものであり、
【0033】
【化5】
【0034】(ここに、xは平均値が少なくとも6であ
る。)加水分解性基シランが次式で示されるものであ
り、
【0035】
【化6】
【0036】前記フルオロカーボンアルコールと加水分
解性シランの反応生成物が次式で示されるものである混
合物である。
【0037】
【化7】
【0038】(ここに、xは平均値が少なくとも6であ
る)。この疎シロキサン反応混合物が好ましいのは、疎
シロキサン表面層がエラストマー状ポリオルガノシロキ
サン組成物の硬化の間に急速に形成され、この表面が、
硬化されたエラストマーが塵や埃の攻撃を受けやすい時
期に、塵や埃の蓄積に抵抗するからである。
【0039】この疎シロキサン反応混合物は、何らかの
未知の機構によって、未反応フルオロカーボンアルコー
ルを使用したとき、即ち単にフルオロカーボンアルコー
ルが他の組成物成分と混合されたときよりも、疎シロキ
サン性表面層を、より容易に形成する。前記疎シロキサ
ン表面層は、硬化したシリコーン組成物の有用な寿命に
亘って再生される。前記疎シロキサン反応混合物は、貯
蔵物として働き、疎シロキサン表面層が年と共に枯渇す
るに従って、疎シロキサン表面を断えず更新する。この
疎シロキサン表面層は、気候に曝される表面及び隣接す
る周囲領域の上に色が形成されるのを阻止する硬化組成
物をも提供する。この疎シロキサン表面層は、この硬化
したエラストマーの性質が年と共に変わらないように保
つこともする。何故なら、シロキサン成分は、移行又は
蒸発によって容易に失われることがなく、硬化シロキサ
ンマトリックスの中に適切に維持されるからである。こ
の疎シロキサン反応混合物はシリコーン材料又はコーキ
ング材料の硬化特性に悪い影響を与えず、種々の基体、
特に建造物の建造に使用されるものへの接着性は優れて
いる。この疎シロキサン反応生成物は少量で使用される
が、長期間に亘って有用な性質を提供する。この量は、
フルオロカーボン基が、この組成物中に、この組成物の
重量を基準として0.1〜7wt%、好ましくは1〜3
wt%となるような量である。
【0040】
【実施例】以下の例は説明の目的で提示するものであ
り、特許請求の範囲に適切に記載された本発明の実例を
示すものである。これらの例において、部は重量部を表
し、全ての粘度は25℃で測定した。
【0041】(例1)湿分の進入から保護する条件下で
混合することにより、RTVシリコーン組成物を調製し
た。ミキサー中で、100部の粘度50Pa・sのシラ
ノール末端ポリジメチルシロキサン及び1部のケトキシ
モシラン混合物を1分間、74.29kPaの真空下に
混合し、30分放置した。尚、前記ケトキシモシラン混
合物は、72wt%のメチルトリ(メチルエチルケトキ
シモ)シラン、21wt%のメチルジ(メチルエチルケ
トキシモ)メトキシシラン、0.5wt%のメチルジメ
トキシ(メチルエチルケトキシモ)シラン及び6.5w
t%の不純物からなっていた。次いで、1部のメチルビ
ニルジ(N−メチルアセトアミド)シランを加え、7
4.29kPaの真空下に1分攪拌した。得られた混合
物に、12部の以下の混合物を加え、74.29kPa
の真空下に1分攪拌した。前記混合物は、2.5部の上
記ケトキシモシラン混合物、2.4部のフルオロカーボ
ンアルコール(FC−10TM)、0.4部のβ−アミノ
エチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、0.
4部のγ−グリシドキシプロピルトリメトシシラン、
0.07部のジブチル錫ジラウレート、4部のメチルト
リメトキシシラン、1部のジイソプロポキシジ(エトキ
シアセトアセチル)チタネート、1.1部の、FC−1
TMフルオロカーボンアルコールと次式で示されるケト
キシモシラン混合物の反応生成物
【0042】
【化8】
【0043】(ここに、gは平均値が7である)、及び
0.6部の不純物からなっていた。FC−10TMは、M
innesota Mining and Manuf
acturing Company (3M)TM, M
inneapolis, Minnesotaによって
販売されており、次式で示されるものの混合物である。
【0044】
【化9】
【0045】(ここに、gは6〜10の値をとる)。
【0046】次に、平均粒子直径0.04μm を有し、
ステアリン酸で処理された沈降炭酸カルシウム充填材6
0部及び2,5−フランジオンと1,3−ブタジエンの
ポリマー1部を加え、74.29kPaの真空下に5分
攪拌した。得られた混合物はベース組成物として識別さ
れ、6つのそのようなベース混合物を調製した。これら
ベース組成物の1つは対照の配合物と考えられ、これに
1.75部の桐油を加え、74.29kPaの真空下に
攪拌した。5つの他のベース組成物に、2、4、6、8
及び10部の、平均粒子直径0.12μm の粒状酸化亜
鉛を、それぞれに加え、次いで74.29kPaの真空
下に5分攪拌した。調製された各組成物に、1.75部
の桐油を加え、74.29kPaの真空下に1分攪拌し
た。
【0047】次いで、各々の得られた配合物をSemc
TMチューブ(Courtlands Aerospa
ce, California製)に詰め、遠心分離
し、同伴した空気を除去した。6つの配合物の各サンプ
ルをポリエチレンシート上に厚さ0.254cmで、5.
08cm×5.08cmのスラブとしてキャストし、21
℃、相対湿度50%で14日硬化させた。硬化させた
後、各々のシートは艶消し仕上げが発達し、これは桐油
で変性されたシリコーンシーラント表面を示す。この6
つの配合物を含むテストパネルをQUVTM促進暴露室に
入れ、QUVTM A340光源を用い、70℃での紫外
線暴露を8時間、その後の50℃での凝縮性湿度下での
4時間のサイクルに曝した。これらの評価はASTM
D 4587−86に従って行った。前記QUVTM
は、Q−Panel Corp.,Clevelan
d, Ohioから入手したものである。
【0048】この室中で650時間の後、対照の配合物
は艶消し仕上げが消えていたので、桐油の表面が劣化し
ていた。これに対して、本発明の粒状酸化亜鉛を含む配
合物の表面は、その艶消し仕上げが、当初に観察された
艶消し仕上げに等しく残存していたので、表面桐油層の
損失の兆候を全く示さなかった。これらの結果は、RT
Vシリコーン配合物中の粒状酸化亜鉛は、意外にも、そ
の暴露された表面上の乾性油の寿命を増すことを証明す
る。
【0049】6つのRTVシリコーン組成物を上記のよ
うにして調製した。但し、炭酸カルシウム充填材と粒状
酸化亜鉛の合計量を、ポリジメチルシロキサン100部
あたり60部で一定に保った。例えば、対照組成物=6
0部の炭酸カルシウムであり;2部の酸化亜鉛を含有す
る組成物は、58部の炭酸カルシウムを有し;4部の酸
化亜鉛を含有する組成物は、56部の炭酸カルシウムを
有し;等々。酸化亜鉛と炭酸カルシウムの合計の部を一
定に保ったのは、バインダーに対する顔料の比の変化の
ために物性が潜在的に変わるのを避けるためである。こ
れら配合物の各々を、ジュロメーターについて、AST
M D 2240により、ショアAスケールを用いて試
験し、また、破断時引張り強度(kPa(キロパスカ
ル)で報告)、破断時伸び(%で報告)、及び100%
モジュラス(kPaで報告)についてはASTM D
412に従って試験した。これらの試験の結果を表1に
報告する。
【0050】 〔表1〕 配合物中の酸化亜鉛の量(部) 性質 10 ジュロメーター 19 20 18 20 19 19 破断時引張り強度(kPa) 1880 1820 1660 2030 1770 2010 伸び(%) 1004 1087 1045 1192 1069 1169100%モジュラス(kPa) 260 230 230 230 230 230
【0051】硬化した物性は、対照を酸化亜鉛を含む本
発明配合物の機能と比較することによって示されるよう
に、粒状酸化亜鉛の存在によって機能上影響されなかっ
た。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/54 C08K 5/54 5/56 5/56 5/57 5/57 C08L 83/04 C08L 83/04 91/00 91/00 C09F 5/00 C09F 5/00 (72)発明者 バージニア ケイ オニール アメリカ合衆国,ミシガン 48640,ミッ ドランド,ウェスト チャペル レーン 412 (72)発明者 アーサー ジェームズ ツェレピス アメリカ合衆国,ミシガン 48640,ミッ ドランド,メイフィールド レーン 312 (72)発明者 アンドレア トーマス フランツ ウォル フ アメリカ合衆国,ミシガン 48642,ミッ ドランド,ワイルドウッド ストリート 1301

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次のことを含む硬化シリコーン組成物の
    空気に暴露された表面上の乾性油層の寿命を増す方法: (A)乾性油、湿分縮合性シリル末端基を有するポリマ
    ー、湿分感受性架橋剤及び充填材を含む非酸性室温硬化
    性シリコーン組成物中に粒状酸化亜鉛を混合し、ここに
    前記酸化亜鉛は前記ポリマーの100重量部あたり、少
    なくとも2重量部加えられること;そして(B)生じた
    混合物(A)を大気に曝して空気に曝された表面上に乾
    性油層を有する硬化した組成物を生成し、ここに前記表
    面は、酸化亜鉛が添加されない場合よりも長い期間乾性
    油層を維持するものであること。
  2. 【請求項2】 前記室温硬化性シリコーン組成物が更に
    フッ化化合物を含む請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記フッ化化合物が1分子あたり少なく
    とも13個のフッ素原子を有するフッ化アルコールであ
    る、請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 前記乾性油が桐油である請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ケイ素架橋剤が1分子あたり少なく
    とも3個のケイ素に結合したケトキシモ基を有するケト
    キシモシラン架橋剤である請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記室温加硫性シリコーン組成物が、更
    にチタネート触媒又は錫触媒を含む請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 空気に曝された乾性油表面層を有し、こ
    の層は、前記空気への暴露が紫外線への暴露を含むと
    き、長期間維持されるものである、請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の方法で得ることのできるものである、
    硬化シリコーン組成物。
JP9086461A 1996-04-04 1997-04-04 酸化亜鉛の添加により変性されたシリコーン組成物上の表面乾性油の寿命を高める方法 Withdrawn JPH1036689A (ja)

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