JPH103611A - 薄膜磁気ヘッド及び磁気記録再生装置 - Google Patents

薄膜磁気ヘッド及び磁気記録再生装置

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JPH103611A
JPH103611A JP15370596A JP15370596A JPH103611A JP H103611 A JPH103611 A JP H103611A JP 15370596 A JP15370596 A JP 15370596A JP 15370596 A JP15370596 A JP 15370596A JP H103611 A JPH103611 A JP H103611A
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JP
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magnetic
film
magnetic head
thin
head
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JP15370596A
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English (en)
Inventor
Katsumi Hoshino
勝美 星野
Masaaki Sano
雅章 佐野
Shunichi Narumi
俊一 鳴海
Yoshiaki Kita
芳明 北
Gen Oikawa
玄 及川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】正の大きな磁歪定数を有する磁性めっき膜を記
録ヘッドに用いた場合、凹凸のあるコイル上に形成され
た上部磁性膜の磁化は、対向面に対し垂直方向に向きや
すくなる。このため、高周波における磁気特性が悪く、
記録ができない。 【解決手段】コイル15上に形成する絶縁膜14,16
に、対向面に対し垂直方向に溝を形成することにより、
絶縁膜14,16上に形成された上部磁性膜17は、対
向面に対し平行方向に応力がかかり、磁区が対向面に対
し平行に向き、適正なコアの磁区構造が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い磁気記録密度
に対応した磁気ヘッド,磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク装置の高記録密度化
に伴い、高い保磁力の媒体に記録できる薄膜磁気ヘッド
が要求されている。そのためには、磁気ヘッドのコア材
料には、高い飽和磁束密度を有し、かつ高周波特性に優
れた材料を用いる必要がある。現在の薄膜磁気ヘッド材
料は、パーマロイ(78wt%Ni−Fe合金)が公知
であるが、飽和磁束密度が1.0T と低く、かつ、比抵
抗が20μΩcm程度と低いため、うず電流損失が大き
く、高周波領域における記録磁界強度が低下する問題が
ある。また、他の材料として、Co系非晶質材料,セン
ダスト(Fe−Al−Si合金)等が挙げられるが、非
晶質材料は熱的に不安定であり、センダストは500℃
程度の熱処理が必要であることなどから、磁気ヘッドプ
ロセス上に問題があり、実用化には至っていない。
【0003】また、高周波に対応した薄膜ヘッド材料と
して、40〜55wt%Ni−Fe合金にNb,Ta,
Cr,Mo等を添加したスパッタリング法で形成する磁
性膜が提案されている(特開平3−68744号公報)。しか
し、この膜をスパッタリング法で2μm以上形成する
と、結晶粒は大きくなる。この膜は、大きな結晶磁気異
方性を有しているため、磁気特性が劣化してしまうとい
う問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高い磁気記録密度を有
する磁気ディスク装置には、高い飽和磁束密度を有し、
かつ、高周波で記録磁界強度が低下しない材料を用いた
薄膜磁気ヘッドを用いることが必要である。めっき法で
作製した40〜60wt%Ni−Fe合金は、1.4T
以上の高い飽和磁束密度を有し、5μmもの厚い膜を形
成しても磁気特性は劣化しない。また、比抵抗も30μ
Ωcm以上と高いため、うず電流損失が小さい。しかし、
Ni−Fe合金の磁歪定数は40/107 と高い。この
ため、磁気コア形状,めっき面の凹凸等の影響を受けや
すく、膜に大きな応力が働くめっき法で磁気コアを作製
した場合に、良好な磁区構造が得られにくい。このた
め、高周波領域で高い保磁力を有する媒体に記録するこ
とが困難となっている。
【0005】本発明の目的は、薄膜磁気ヘッドの問題の
解決方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、薄膜磁気
ヘッドにおける磁気コア材料について、誠意研究を行っ
た結果、40〜60wt%Ni−Fe合金を、対向面に
対し垂直方向に溝を形成した絶縁膜上にめっき法で形成
することにより、対向面に対し平行に向いた磁区が安定
して形成されることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】すなわち、めっき法で作製される40〜6
0wt%Ni−Fe合金を、薄膜磁気ヘッドの磁気コア
に用いる場合、対向面に対し垂直方向に溝を形成した絶
縁膜上に形成することにより、膜の応力を対向面に対し
平行方向にかけることができる。これにより、正の大き
な磁歪定数を有する40〜60wt%Ni−Fe合金
は、膜の応力を受けて、主磁区の磁化が対向面に対し平
行方向に向いた適正な磁区構造が得られ、高周波に対応
できる薄膜磁気ヘッドが得られる。
【0008】また、Ni−Fe合金に、Coを添加する
ことにより更に高い飽和磁束密度が得られる。また、M
o,Cr,Pd,B,In,W等の元素を添加すること
により、比抵抗が高くなり、うず電流損失が低下する。
これらの効果により、更に高い周波数特性を有する薄膜
磁気ヘッドが得られる。
【0009】さらに、薄膜磁気ヘッドを用いることによ
り、高い磁気記録密度を有した磁気記録再生装置が得ら
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施例1)図1に金属イオン濃度を変化させてめっき
した磁性膜の組成と飽和磁束密度,電気抵抗率,磁歪定
数の関係を示したものである。ここで、めっき浴は、表
1に示す浴を用い、Ni++の濃度を変化させた。ここ
で、pHは3.0 ,浴温度は30℃,めっき電流密度は
15mA/cm2とし、膜厚は約3.0μmとした。
【0011】
【表1】
【0012】図1に示すように、Ni含有量が40〜6
0wt%の領域で、飽和磁束密度が1.4T 以上,電気
抵抗率は30μΩcm以上と従来良く知られているパーマ
ロイ膜と比較して優れている。また、保磁力も1.0 O
e以下と低い。しかし、本実施例のNi−Fe合金膜
は、磁歪定数が+40/107 以上と高くなっている。
このような特性は、pHが2.5〜3.5の範囲,電流密
度は5〜30mA/cm2 の範囲,浴温度は20〜40℃
の範囲で変化させたが、大きく変わらなかった。
【0013】図2に薄膜磁気ヘッドの断面を示す。基板
11には、表面を十分に研磨,洗浄したセラミックス基
板を用いた。基板11上に、下部磁性膜12として、厚
さ2.8μm の窒素を含んだパーマロイ(78wt%N
i−Fe)薄膜を高周波スパッタリング法で作製した。
この窒素を含んだNi−Fe膜の磁気特性は、保磁力が
0.5 Oe,飽和磁束密度が1.0T ,磁歪定数が−
1.0/107であった。下部磁性膜12をイオンミリン
グにより、所定の形状にパターニング後、Al23から
なる磁気ギャップ膜13をスパッタし、イオンミリング
法によりパターニングを行った。次に、ホトレジストか
らなる絶縁膜14を塗布,露光,現像,熱処理により、
所定の形状にパターニングした。絶縁膜14上に、Cu
からなるコイル15をめっき法により作製後、絶縁膜1
6を形成、所定の形状にパターニングした。絶縁膜16
上に、フレームめっき法により、厚さ3μmのNi−F
e合金からなる上部磁性膜17を形成した。最後に、A
23からなる保護膜18を形成した。
【0014】図3には、上部磁性膜17のフレームめっ
き法による形成法を示す。基板21(図1の16に相当
する)上に、基板と磁性膜との密着性を高めるため、3
0nm厚のCr層22を、さらにめっきをするための電
極として80nm厚の窒素を含んだパーマロイ磁性下地
膜23を高周波スパッタリング法により形成した。次
に、ホトレジストによりフレーム24を形成し、電気め
っき法により3μm厚のNi−Fe合金磁性膜25を形
成した(a)。めっき後、フレーム内のめっき磁性膜を
ホトレジスト26でカバーし(b)、フレーム外側のめ
っき膜をケミカルエッチングを用いて除去し、上部レジ
スト26およびフレーム24を除去する(c)。この時
のめっき浴は、表1に示す組成を用いた。これにより、
形成された磁性膜の組成は、46wt%Ni−Feであ
った。このNi−Fe合金の磁気特性を調べたところ、
保磁力は0.5Oe,飽和磁束密度は1.62T,磁歪定
数は+50/107 であった。
【0015】このように作製した薄膜磁気ヘッドにおけ
る上部コアの磁区構造を観察した。磁区構造を図4に示
す。通常、このような方法で薄膜磁気ヘッドを作製した
場合、コイル15上に形成された絶縁膜16およびこの
上に形成した上部磁性膜17は、コイル段差の影響を受
け、対向面に対し、平行方向に凹凸が生じ易い。このた
め、磁歪定数が正で、かつ大きな磁性膜を用いた場合、
膜の応力は対向面に対し垂直方向に働き、磁化が対向面
に対し垂直に向きやすくなる。したがって、図4に示す
ような磁区構造を有する薄膜磁気ヘッドが多くなる。
【0016】これに対し、絶縁膜16を形成後、イオン
ビームを用いて、対向面に対し垂直方向に溝を形成し
た。溝の大きさは、幅約1μm,深さは約80nmとし
た。また、幅の間隔は1μmとした。この上にフレーム
めっき法により上部磁性膜17を同様に形成し、磁区構
造を観察したところ、図5に示すように、磁化が対向面
に対し平行方向に向いた、すなわち適正な磁区構造を有
する薄膜磁気ヘッドが多く得られた。これは、溝を形成
したことにより、応力が対向面に対し平行に働くことに
よるものと考えられる。
【0017】図5に示した磁区構造を持つ本発明の薄膜
磁気ヘッドを用い、規格化した記録磁界強度の周波数依
存性を調べた。これを図6に示す。磁気記録媒体には、
残留磁束密度2500OeのCo−Cr−Pt系合金か
らなる材料を用いた。また、磁気ヘッドのトラック幅は
3μmとした。図のように、従来のパーマロイ薄膜ヘッ
ドと比較して、飽和磁束密度,電気抵抗率の高い40〜
60Ni−Fe合金薄膜ヘッドは、高周波でも高い記録
磁界を有する。さらに、本発明の様に、磁区構造を適正
化させることにより、70MHz以上の高周波領域で
も、優れた記録性能を示すことがわかった。さらに、9
0MHzの周波数でも、15%程度しか記録磁界強度は
低下しない。
【0018】本実施例では、溝をイオンビームを照射す
ることによって形成しているが、その他の方法を用い
て、凹凸を形成しても構わない。また、溝の大きさは、
作製の容易さを考慮すると、幅0.1μm〜10μm,
深さ50nm〜0.5μm,溝間隔0.1μm〜10μm
程度にすることが、好ましい。
【0019】(実施例2)実施例1に示しためっき浴
に、CoSO4・7H2Oを添加して作製される厚さ3μ
mのNi−Fe−Co薄膜の諸特性を評価した。図7に
Co添加量に対する飽和磁束密度の変化を示す。図のよ
うに、Coを添加していくと飽和磁束密度は増加する。
しかし、図8に示すように、Coを15wt%以上添加
すると、電気抵抗率は、大きく減少し、30μΩcm以下
となってしまう。Coを15wt%以上添加した磁性膜
を薄膜磁気ヘッドに用いた場合、うず電流損失の効果が
大きくなり、飽和磁束密度が増加した効果が失われるた
め、好ましくない。
【0020】(実施例3)実施例1に示しためっき浴
に、CrCl3・6H2Oを添加して作製される厚さ3μ
mのNi−Fe−Cr薄膜の諸特性を評価した。図9に
Cr添加量に対する電気抵抗率の変化を示す。図のよう
に、Cr添加量が2wt%以上の時に、60μΩcm程度
の高い電気抵抗率が得られる。しかし、図10の飽和磁
束密度のCr添加量依存性をみると、Crを3wt%以
上添加すると、飽和磁束密度は大きく低下し、1.4T
以下となる。このため、3wt%以上Crを添加するこ
とは好ましくない。
【0021】本実施例では、Crを添加した場合につい
て述べたが、Mo,Pd,B,In,Wを添加した場合
も同様な効果が得られる。
【0022】(実施例4)実施例1で示した薄膜磁気ヘ
ッドを用い、記録再生分離型ヘッドを作製した。磁気ヘ
ッドの構造を以下に示す。図11は、磁気ヘッドの一部
分を切断した場合の斜視図である。磁気抵抗効果膜31
をシールド層32,33で挟んだ部分が再生ヘッドとし
て働く。また、シールド層33は、記録ヘッドの下部磁
極もかねており、コイル34を挟むシールド層33,上
部磁極35の部分が記録ヘッドとして働く。この記録ヘ
ッドは、実施例1に記載の薄膜磁気ヘッドである。ま
た、電極38には、Cr/Cu/Crという多層構造の
材料を用いた。
【0023】以下にこのヘッドの作製方法を示す。
【0024】Al23・TiCを主成分とする焼結体を
スライダ用の基板36とした。シールド層32,33に
はスパッタリング法で形成した窒素を含んだパーマロイ
を用いた。各磁性膜の膜厚は、以下のようにした。上下
のシールド層32,33は2.0μm,上部磁極36は
3.0μm,各層間のギャップ材はスパッタリングで形
成したAl23を用いた。ギャップ層の膜厚は、シール
ド層と磁気抵抗効果素子間で0.2μm,記録磁極間で
は0.4μmとした。磁気抵抗効果膜31には、厚さ2
0nmのパーマロイ膜を用いた。コイル34には膜厚1
μmのCuを使用した。
【0025】以上述べた構造の磁気ヘッドで、記録再生
を行ったところ、最高記録周波数が70MHz以上の高
周波記録が可能であることがわかった。これは、磁気ヘ
ッドに、本発明による磁気ヘッドを用いたためであると
考えられる。
【0026】本実施例では、上部シールド層33は、ス
パッタリング法を用いているが、めっき法を用いて形成
することもできる。
【0027】(実施例5)実施例2で述べた本発明の磁
気ヘッドを用い、磁気ディスク装置を作製した。図12
に磁気ディスク装置の構造の概略図を示す。
【0028】磁気記録媒体41の記録層には、残留磁束
密度2500OeのCo−Cr−Pt系合金からなる材
料を用いた。磁気ヘッド43の記録ヘッドのトラック幅
は2.5μm ,再生ヘッドのトラック幅は2μmとし
た。磁気ヘッド43における記録ヘッドの磁気コア材料
は、従来のパーマロイを用いた記録ヘッドと比較して、
高抵抗,高飽和磁束密度を有し、かつ、磁極の磁区構造
が良好であるため、高周波に対応した磁気ディスク装置
を作製することができる。本発明の磁気ヘッドは、最高
記録周波数が70MHz以上である磁気記録再生装置に
有効である。
【0029】
【発明の効果】下部磁性膜と、下部磁性膜上に形成され
一端が下部磁性膜の一端に接しており、他端が下部磁性
膜の他端に磁気ギャップを介して対向し、磁気回路を形
成する上部磁性膜と、両磁性膜の間に電気的に絶縁され
た膜を介して、磁気コアと交差する所定巻回数のコイル
からなる薄膜磁気ヘッドであり、上部磁性膜が電気めっ
き法によって形成された薄膜磁気ヘッドで、対向面に対
し、垂直方向に溝を形成した絶縁膜上に磁性膜を形成す
ることにより、大きな磁歪定数を有する磁性膜を用いて
も、磁気コアの磁区構造は良好になる。これにより、高
抵抗,高飽和磁束密度を有する40〜60wt%Ni−
Fe合金膜を記録ヘッドに用いることができる。また、
この記録ヘッドを用いることにより、最高記録周波数が
70MHz以上である磁気ヘッドが作製できる。さら
に、磁気ヘッドを用いることにより、高性能磁気記録再
生装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Ni含有量に対する飽和磁束密度,電気抵抗
率,磁歪定数の変化の説明図。
【図2】薄膜磁気ヘッドの断面図。
【図3】フレームめっき法の説明図。
【図4】従来法による上部コアの磁区構造の説明図。
【図5】本発明による上部コアの磁区構造の説明図。
【図6】本発明の薄膜磁気ヘッドを用いた記録磁界強度
の周波数依存性の特性図。
【図7】Co添加量に対する飽和磁束密度の変化の特性
図。
【図8】Co添加量に対する電気抵抗率の変化の特性
図。
【図9】Cr添加量に対する電気抵抗率の変化の特性
図。
【図10】Cr添加量に対する飽和磁束密度の変化の特
性図。
【図11】本発明の薄膜磁気ヘッドを用いた磁気ヘッド
の斜視図。
【図12】本発明の薄膜磁気ヘッドを用いた磁気ディス
ク装置の説明図。
【符号の説明】
11…基板、12…下部磁性膜、13…磁気ギャップ
膜、14,16…絶縁膜、15…コイル、17…上部磁
性膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北 芳明 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 及川 玄 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部磁性膜と、上記下部磁性膜上に形成さ
    れ一端が下部磁性膜の一端に接しており、他端が上記下
    部磁性膜の他端に磁気ギャップを介して対向し、磁気回
    路を形成する上記上部磁性膜と、上記両磁性膜の間に電
    気的に絶縁された膜を介して、磁気コアと交差する所定
    巻回数のコイルからなり、少なくとも上記上部磁性膜が
    電気めっき法によって形成された薄膜磁気ヘッドにおい
    て、上記上部磁性膜が、対向面に対し垂直方向に溝を形
    成した絶縁膜上に形成されたことを特徴とする薄膜磁気
    ヘッド。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記磁性膜がNiとF
    eを主成分とする合金からなり、Ni組成が、40〜6
    0wt%である薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、めっき
    浴のNi++金属イオンおよびFe++金属イオン濃度範囲
    が、それぞれ5〜20g/l,0.5〜2.7g/lであ
    り、Ni++金属イオンとFe++金属イオンの濃度比(N
    i++/Fe++)が6〜8である溶媒からなるめっき浴で
    あり、かつ、応力緩和剤,界面活性剤が添加されてお
    り、pHが2.5〜3.5,浴温度が20〜40℃である
    めっき浴から磁性膜が形成された薄膜磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3において、Ni−F
    e合金に、Co,Cr,Mo,Pd,B,In,Wから
    選ばれる少なくとも1種類の元素が添加されており、C
    oの添加量は15wt%以下、その他の元素の添加量は
    総量で3wt%以下である薄膜磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4に記載の上記薄
    膜磁気ヘッドと多層磁気抵抗効果素子とを組み合わせた
    複合型磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3,4または5に記載の上
    記磁気ヘッドを搭載した磁気記録再生装置。
JP15370596A 1996-06-14 1996-06-14 薄膜磁気ヘッド及び磁気記録再生装置 Pending JPH103611A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6436200B1 (en) 1999-09-01 2002-08-20 Fujitsu Limited Method for preparing magnetic head
US6898054B2 (en) 2000-06-01 2005-05-24 Alps Electric Co., Ltd. Corrosion-resistant soft magnetic film, method of producing the same, thin film magnetic head using the same and method of manufacturing the thin film magnetic head

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6436200B1 (en) 1999-09-01 2002-08-20 Fujitsu Limited Method for preparing magnetic head
US6898054B2 (en) 2000-06-01 2005-05-24 Alps Electric Co., Ltd. Corrosion-resistant soft magnetic film, method of producing the same, thin film magnetic head using the same and method of manufacturing the thin film magnetic head

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