JPH1035539A - 小型乗用作業車 - Google Patents

小型乗用作業車

Info

Publication number
JPH1035539A
JPH1035539A JP19943796A JP19943796A JPH1035539A JP H1035539 A JPH1035539 A JP H1035539A JP 19943796 A JP19943796 A JP 19943796A JP 19943796 A JP19943796 A JP 19943796A JP H1035539 A JPH1035539 A JP H1035539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
work vehicle
frame
attached
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19943796A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Maeda
功 前田
Masamitsu Kamimura
正満 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seirei Industry Co Ltd, Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Seirei Industry Co Ltd
Priority to JP19943796A priority Critical patent/JPH1035539A/ja
Publication of JPH1035539A publication Critical patent/JPH1035539A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Agricultural Machines (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具等の小物を収納可能な小物収容部を具備
する小型乗用作業車を提供すること。 【解決手段】 前後方向に伸延する左右一対のメインフ
レームの前部に、左右一対の前車輪を取付けると共に、
両メインフレームの後部に左右一対の後車輪を取付け、
両メインフレーム上の前部に運転部を設け、同運転部の
座席の後方位置にエンジンを搭載し、同エンジンをボン
ネットにより被覆した小型乗用作業車において、ボンネ
ットの上部に小物収容部を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型乗用作業車に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小型乗用作業車の一形態として、
前後方向に伸延する左右一対のメインフレームの前部
に、左右一対の前車輪を取付けると共に、両メインフレ
ームの後部に左右一対の後車輪を取付け、両メインフレ
ーム上の前部に運転部を設け、同運転部の座席の後方位
置にエンジンを搭載し、同エンジンをボンネットにより
被覆したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した小
型乗用作業車は、未だ、次のような課題を有している。
【0004】 メンテナンス作業に必要な工具等の小
物を収容するための小物収容部がなく、工具等を収容し
て農作業現場に移動できないために、同農作業現場にて
応急処置的なメンテナンスも行なえない 運転席の座席は、地上高が一定であるために、作業
条件によっては高い視点から視認を行ないながら本機を
移動させる必要性のある場合には、作業性が悪く、作業
上の安全性も確保できない。
【0005】 荷物を運搬する必要性がある場合に、
同荷物を収納する手段がないために運搬できない。
【0006】 夜間に本機を走行させている際に、後
方から本機を視認できない場合があり、事故につながる
危険性がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、前
後方向に伸延する左右一対のメインフレームの前部に、
左右一対の前車輪を取付けると共に、両メインフレーム
の後部に左右一対の後車輪を取付け、両メインフレーム
上の前部に運転部を設け、同運転部の座席の後方位置に
エンジンを搭載し、同エンジンをボンネットにより被覆
した小型乗用作業車において、ボンネットの上部に小物
収容部を設けたことを特徴とする小型乗用作業車を提供
せんとするものである。
【0008】また、本発明は、上記小型乗用作業車にお
いて、次の構成にも特徴を有する。
【0009】 運転部に設けた座席は、昇降位置調節
自在としたこと。
【0010】 メインフレームの後端部に昇降機構を
設け、同昇降機構に荷物容器を取付けたこと。
【0011】 メインフレームの左右外側上方位置
に、前後方向に伸延する左右一対のサブフレームを配置
し、各サブフレームの後端にリフレクターを取付けたこ
と。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。
【0013】本発明に係る小型乗用作業車は、左右一対
のメインフレームの前部にフロントアクスルケースを介
して左右一対の前車輪を取付けると共に、後部にリヤア
クスルケースを介して左右一対の後車輪を取付けて車体
支持構造体を構成している。
【0014】そして、車体支持構造体に運転部と変速ケ
ースとエンジンと燃料タンクとを設け、車体フレームの
後端に昇降機構をステーを介して取付け、同昇降機構に
荷物容器を取付けている。
【0015】このように、車体支持構造体を、左右一対
のメインフレームと左右一対のフロントアクスルケース
とリヤアクスルと左右一対の前後車輪とから構成するこ
とにより、同車体車輪とから構成することにより、同車
体支持構造体の重量を大幅に軽減している。
【0016】しかも、車体支持構造体の構成部材とし
て、変速ケースやエンジン等のパワーラインを使用して
いないために、これらパワーラインの軽量化が図れる。
【0017】メインフレームにはサブレームを取付ける
と共に、同サブフレームに、左右幅方向に伸延させて左
右側のメインフレームの前端間に横架した前側フレーム
形成パイプと、同前側フレーム形成パイプの左右側端よ
り後方へ向けて伸延させた左右側フレーム形成パイプと
を具備させ、左右側フレーム形成パイプには、前端から
後下方へ向けて傾斜する踏ん張り面形成部と、同踏ん張
り面形成部の後端から運転部の座席の側方位置まで後上
方へ向けて傾斜する側方傾斜部とを具備させ、踏ん張り
面形成部に踏ん張り面部を形成することにより、下り傾
斜路面を走行する際には、オペレータが踏ん張り面に足
を載せて踏ん張ることができて、オペレータの恐怖感を
なくすことができるようにしている。
【0018】左右側フレーム形成パイプは、それぞれ前
後車輪の直上方位置に配置することにより、植立してい
る果樹に対しては、本機の外周縁部として左右側フレー
ム形成パイプが接触することがあるとしても、果樹を損
傷等することがなく、同果樹の保護が図れると共に、左
右側フレーム形成パイプがガードフレームとして機能し
てオペレータの保護も図れるようにしている。
【0019】左右側フレーム形成パイプの側方傾斜部
に、握り部を設けると共に、同握り部は運転部の座席の
側方に配置することにより、オペレータが運転部に乗降
する際には、握り部を把持することにより楽に乗降する
ことができるようにしている。
【0020】運転部に設けた座席の直後方位置におい
て、左右側フレーム形成パイプ間に、正面視門型に形成
したロールバーを跨架することにより、上り傾斜路面を
走行する際に、オペレータに安心感を与えることができ
るようにしている。
【0021】ロールバーは、運転部の座席に設けた背も
たれ部の近傍位置にて、略垂直に起立した位置と、後方
へ倒伏させた位置との間で起倒自在とすることにより、
必要に応じてロールバーを起立させてオペレータを保護
する形態とすることも、また、ロールバーを倒伏させて
荷物等を載置する形態とすることもできるようにしてい
る。
【0022】また、本機を格納庫等に格納する際には、
ロールバーを倒伏させることにより、格納スペースを小
さくすることもできるようにしている。
【0023】ロールバーの頂部に、前方へ張出し状のサ
ンバイザー部を設けることにより、オペレータを直射日
光から保護することができて、オペレータの疲労を軽減
することができるようにしている。
【0024】メインフレームの前部に、ハンドルポスト
をサブフレームの踏ん張り面形成部と略直交する方向に
立設することにより、運転部の座席に着座したオペレー
タは、踏ん張り面形成部に形成した踏ん張り面部に足を
載せた楽な姿勢で、ハンドルポストの上端に取付けたハ
ンドルを操作することができて、ハンドルの操作性を向
上させることができるようにしている。
【0025】サブフレームとロールバーは、それぞれ丸
パイプにより形成することにより、三次元空間で自由な
方向に屈曲させて形成することができ、しかも、溶接部
品点数の削減が図れて、デザイン性を高めることができ
るようにしている。
【0026】前後方向に伸延する左右一対のメインフレ
ームに、それぞれ左右一対の前車輪をフロントアクスル
ケースを介して取付けると共に、左右一対の後車輪をリ
ヤアクスルケースを介して取付け、これら前車輪と後車
輪との各車軸間において、メインフレーム上に変速ケー
スとエンジンとを配置すると共に、前車軸の近傍に変速
ケースを配置し、かつ、後車軸の近傍にエンジンを配置
することにより、メインフレーム上の重量バランスを良
好にして、操向操作時の車体の安定性を高めている。
【0027】しかも、変速ケースとエンジンは、それぞ
れメインフレームの地上高と同等若しくはそれよりも高
い位置に配置することにより、本機を圃場に形成した畝
を跨いだ状態で走行させながら農作業をする際に、変速
ケースやエンジンが畝や農作物に当らないようにしてい
る。
【0028】メインフレーム上の前部に変速ケースを配
置し、同変速ケースに左右一対のフロントアクスルケー
スを連動連設すると共に、同変速ケースにその後方に配
置したリヤアクスルケースを伝動シャフトを介して連動
連結し、同リヤアクスルケースにサイドクラッチを設け
ることにより、四輪駆動にて操向操作が行なえ、傾斜路
面の多い山間地においても楽に走行させることができる
と共に、サイドクラッチ操作により回向性を良好に確保
することができるようにしている。
【0029】メインフレーム上の前部に配置した変速ケ
ースの直上方位置に、運転部の座席を配置することによ
り、同座席に着座して操向操作を行なうオペレータの視
線を高位置に確保して、車体前方の視界性を良好に確保
することができ、しかも、操向操作時の安全性を高める
ことができるようにしている。
【0030】フレーム構造は、エンジンの左右側方に沿
わせて前後方向に伸延する左右一対のメインフレームを
配置し、両メインフレームの前部に左右側方へ膨出する
ループ状のステップフレームを取付け、同ステップフレ
ームの後部より左右一対のサブフレームを後方へ向けて
伸延させて形成することにより、剛性を確保したまま軽
量化することができると共に、フレーム構造の部品点数
の削減が図れるようにしている。
【0031】ステップフレームは、丸パイプにより形成
することにより、三次元空間で自由な方向に屈曲させて
形成することができ、しかも、溶接部品点数の削減が図
れて、デザイン性を高めることができるようにしてい
る。
【0032】ボンネットの上部に小物収容部を設けるこ
とにより、同小物収容部にメンテナンス作業に必要な工
具等の小物を収容することができて、農作業現場におい
ても、速やかにメンテナンスが行なえるようにしてい
る。
【0033】しかも、小物収容部は、ボンネットの上部
に設けているために、オペレータは楽な姿勢で小物収容
部により工具等を出入れできるようにしている。
【0034】運転部に設けた座席を昇降位置調節自在と
することにより、作業条件に応じて座席を昇降位置調節
することにより、オペレータの視点の高さを適宜変更す
ることができて、作業能率と作業上の安全性とを向上さ
せることができるようにしている。
【0035】メインフレームの左右外側上方位置に、前
後方向に伸延する左右一対のサブフレームを配置し、各
サブフレームの後端にリフレクターを取付けることによ
り、夜間走行中も、後方より本機をリフレクターを介し
て視認できるようにしている。
【0036】しかも、リフレクターは、メインフレーム
の左右外側上方位置に配置したサブフレームの後端に取
付けることにより、後方からも視認し易い位置にあり、
夜間走行における安全性を確保することができるように
している。
【0037】また、サブフレームが中空パイプの場合に
は、同サブフレームの後端をリフレクターにより塞ぐこ
とができ、同サブフレームに別途に閉塞用部材を設ける
ことなく、同サブフレーム中に雨水やゴミ等が浸入する
のを防止できる。
【0038】メインフレームの後端部に昇降機構を設
け、同昇降機構に荷物容器を取付けることにより、荷物
を運搬する必要性のある場合には、同荷物容器中に荷物
を収容して運搬できるようにしている。
【0039】しかも、荷物容器は、昇降機構を昇降させ
ることにより、荷物を楽に積込み・積降しできる高さに
調節して、同積込み・積降し作業をスムーズに行なえる
ようにしている。
【0040】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0041】図1〜図3に示すAは、本発明に係る第1
実施例としての小型乗用作業車であり、同小型乗用作業
車Aは、車体フレーム1の前部にフロントアクスルケー
ス2を介して左右一対の前車輪3,3を取付けると共
に、後部にリヤアクスルケース4を介して左右一対の後
車輪5,5を取付けて車体支持構造体6を構成してお
り、リヤアクスルケース4の左右側部には、それぞれサ
イドクラッチ4a,4a を設けている。3aは前車軸、5aは後
車軸である。
【0042】そして、車体支持構造体6に運転部7と変
速ケース8とエンジン9と燃料タンク10とマフラー11と
を設け、車体フレーム1の後端に昇降機構12をステー13
を介して取付け、同昇降機構12に荷物容器14を取付けて
いる。
【0043】なお、本実施例では、昇降機構12に荷物容
器14を取付けているが、同昇降機構12には耕耘作業機等
の各種作業機を取付けることもでき、同各種作業機はエ
ンジン9より動力を取出して駆動することができる。
【0044】車体フレーム1は、図1〜図3に示すよう
に、前後方向に伸延する左右一対のメインフレーム20,2
0 と両メインフレーム20,20 の前端部と後端部との間に
架設した平面視略U字状のサブフレーム21と、同サブフ
レーム21上に起倒自在に立設した正面視門型のロールバ
ー22と、メインフレーム20,20 の後端部とサブフレーム
21の後端部との間に介設した支持フレーム23とを具備し
ている。
【0045】サブフレーム21は、左右幅方向に伸延させ
て左右側のメインフレーム20,20 の前端間に横架した前
側フレーム形成パイプ24と、同前側フレーム形成パイプ
24の左右側端より後方へ向けて伸延させた左右側フレー
ム形成パイプ25,25 とから形成している。
【0046】そして、左右側フレーム形成パイプ25,25
は、それぞれ前後車輪3,3,5,5の直上方位置に配
置しており、前端から後下方へ向けて傾斜する踏ん張り
面形成部25a,25a と、各踏ん張り面形成部25a,25a の後
端から後述する運転部7の座席36の側方位置まで後上方
へ向けて傾斜する側方傾斜部25b,25b と、各側方傾斜部
25b,25b からメインフレーム20,20 の後端上方位置まで
略水平に伸延する後方伸延部25c,25c とから形成してい
る。
【0047】また、上記側方傾斜部25b,25b には、それ
ぞれ握り部26,26 を設けると共に、同握り部26,26 は運
転部7の座席36の左右側方に配置している。
【0048】上記側方傾斜部25b,25b の後端には、それ
ぞれリフレクター70,70 を取付けている。
【0049】さらに、左右側の踏ん張り面形成部25a,25
a 間には、両踏ん張り面形成部25a,25a と同一平面上に
て前端から後下方へ向けて傾斜状の踏ん張り面部71を張
設しており、オペレータは、同踏ん張り面部71に足を載
せた楽な姿勢でハンドル操作が行なえるようにすると共
に、下り傾斜路面を走行する際には、オペレータは踏ん
張り面部71上で足を踏ん張ることができるようにしてい
る。
【0050】ロールバー22は、運転部7の座席の直後方
位置において、上記サブフレーム21の後方伸延部25c,25
c 間に跨架しており、左右一対の支柱部22a,22a と、両
支柱部22a,22a の上端間に横架した平面視コ字状で前方
へ張出し状のサンバイザー部22b とから形成している。
72は、サンバイザー部22b に張設した幌体であり、同幌
体72を日差しの強い時期に適宜張設して、オペレータを
直射日光から保護できるようにしている。
【0051】そして、左右一対の支柱部22a,22a は、そ
れぞれ後方伸延部25c,25c に下端部を支持ブラケット2
7,27 を介して横方向の枢軸28,28 により起倒自在に取
付け、各支柱部22a,22a の下端部後面に、上下縦長の固
定ブラケット29,29 を取付け、各固定ブラケット29,29
に上下一対の固定ピン孔29a,29a,29a,29a を形成する一
方、支持ブラケット27,27 にも固定ピン孔27a,27a を形
成している。
【0052】しかも、ロールバー22は、運転部7の座席
に設けた背もたれ部の近傍位置にて略垂直に起立した位
置と、後方へ倒伏させた位置との間で枢軸28,28 を中心
に起倒自在とし、起立位置と倒伏位置とで支持ブラケッ
ト27,27 と固定ブラケット29,29 とにそれぞれ形成した
固定ピン孔27a,29a 同士が符合し、符合した固定ピン孔
27a,29a 中に固定ピン30を挿通して、ロールバー22を固
定可能としている。
【0053】ここで、上記した車体フレーム1の各構成
部材であるメインフレーム20,20 、サブフレーム21、及
び、ロールバー22は、それぞれ丸パイプを使用して形成
している。
【0054】運転部7は、図1〜図3に示すように、メ
インフレーム20,20 の前端部にハンドルポスト31をサブ
フレーム21の踏ん張り面形成部25a,25a と略直交する方
向に立設し、同ハンドルポスト31の上端にハンドル32を
取付け、同ハンドル32の後方に位置するメインフレーム
20,20 上に座席支持台33を配置し、同座席支持台33上に
座席支持板34を座席昇降機構35を介して昇降位置調節自
在に載置し、同座席支持板34上に座席36を載置してい
る。36a は座部、36b は背もたれ部である。
【0055】しかも、座席36は、下面前部に取付ブラケ
ット37を下方へ突設し、同取付ブラケット37に複数の取
付孔37a を前後方向に間隔を開けて形成し、座席支持板
34の前部に枢支孔38a を有する枢支ブラケット38を突設
して、枢支ブラケット38の枢支孔38a に取付ブラケット
37の取付孔37a のいずれかを符合させると共に、枢支ピ
ン39を挿通して枢支することにより、座席36を前後位置
調節自在かつ、前方へ反転自在としている。40はクッシ
ョンゴムである。
【0056】さらに、前記した座席昇降機構35は、昇降
調節レバー35a を具備して、同昇降調節レバー35a を操
作することにより、座席支持板34を介して座席36を昇降
位置調節自在としている。
【0057】また、ハンドルポスト31の下端とフロント
アクスルケース2の左右側端部に設けた可動側軸ケース
2b,2b との間にはステアリング機構(図示せず)を介設
して、前輪操舵が行えるようにしている。
【0058】座席支持台33の下方位置には、前車軸3aの
近傍に位置させて変速ケース8を配置し、同変速ケース
8の後方位置で、かつ、後車軸5aの近傍に位置させてエ
ンジン9を配置し、同エンジン9の右側方位置に燃料タ
ンク10を配置しており、これらは、前車軸3aと後車軸5a
との間に配置すると共に、それぞれメインフレーム(20,
20) の地上高(H)と同等若しくはそれよりも高い位置に
配置している。41はバッテリ、42は、エンジン9の出力
プーリ9aと変速ケース8の入力プーリ8aとの間に巻回し
た伝動ベルトである。
【0059】変速ケース8には、前記フロントアクスル
ケース2を連動連設すると共に、リヤアクスルケース4
を伝動シャフト(図示せず)を介して連動連結してい
る。
【0060】エンジン9と燃料タンク10の上方は、図1
及び図4に示すように、ボンネット45により被覆してお
り、同ボンネット45の上部には小物収納部46を設けてい
る。
【0061】そして、小物収納部46は、ボンネット45の
天井壁に上面開口の凹部46a を形成し、同凹部46a に開
閉蓋46b を開閉自在に取付けている。46c は開閉枢支
部、46d は閉塞係止用フック、46e はフック受片であ
る。
【0062】昇降機構12は、図1に示すように、左右一
対のリフトアーム12a,12a と左右一対のロアリンク12b,
12b とリフトリンク12c,12c とトップリンク12d とリフ
トシリンダ(図示せず)とを具備している。
【0063】荷物容器14は、前壁上部にトップリンク連
結片14a を設け、前壁下部にロアリンク連結片14b,14b
を設けて、上記昇降機構12のトップリンク12d とロアリ
ンク12b,12b に連結ピン47,48 により着脱自在に取付け
ている。
【0064】図5及び図6は、第2実施例としての小型
乗用作業車Aを示しており、同小型乗用作業車Aは、基
本的構造を前記第1実施例の小型乗用作業車Aと同じく
しているが、サブフレーム21の左右側フレーム形成パイ
プ25,25 に後方伸延部25c,25c を形成することなく、側
方傾斜部25b,25b の後端部を垂直上方へ屈曲させてロー
ルバー支持部25d,25d を形成し、同ロールバー支持部25
d,25d 間にロールバー22を起倒自在に跨架している点で
異なる。
【0065】また、図5及び図6中、73は、ロールバー
22の各支柱部22a,22a の下端に取付けた取付ブラケッ
ト、73a,25e はそれぞれ取付ブラケット73とロールバー
支持部25d に形成した固定ピン孔であり、符合する固定
ピン孔73a,25e 中に固定ピン30を抜き差しすることによ
り、ロールバー22を起立位置と倒伏位置とにそれぞれ固
定可能としている。
【0066】図7及び図8は、第3実施例としての小型
乗用作業車Aを示しており、同小型乗用作業車Aは、基
本的構造を前記第1実施例の小型乗用作業車Aと同じく
しているが、車体フレーム1の形状とフロントアクスル
ケース2の取付構造と燃料タンク10の形状及び配設位置
において異なり、以下に異なる部分について説明する。
【0067】すなわち、車体フレーム1は、図7及び図
8に示すように、エンジン9の左右側方に沿わせて前後
方向に伸延する左右一対のメインフレーム20,20 と両メ
インフレーム20,20 の前部に取付けて左右側方へ膨出す
るループ状のステップフレーム50と、同ステップフレー
ム50の後部左右側位置よりそれぞれ後方へ向けて伸延さ
せて形成した左右一対のサブフレーム21,21 と、同サブ
フレーム21,21 の後端と上記メインフレーム20,20 の後
端との間に介設した略U字状の支持フレーム23とを具備
している。
【0068】そして、メインフレーム20,20 とステップ
フレーム50とは、同一水平面上に配置し、また、サブフ
レーム21,21 は、前端より運転部7の座席36の前端側方
位置まで後上方へ傾斜状の前部傾斜部21a,21a と、同前
部傾斜部21a,21a の後端よりエンジン9の後端側方位置
まで後上方へ傾斜状の側部傾斜部21b,21b と、両側部傾
斜部21b,21b の前端部同士を連結する連結部21c とから
形成している。67は、左右一対の側部傾斜部21b,21b の
中途部間に横架した座席支持フレームである。
【0069】このように、車体フレーム1を形成するこ
とにより、所要の剛性を確保したまま重量の軽減と部品
点数の削減を図っている。
【0070】また、メインフレーム20,20 の前部間には
ハンドルポスト支持台51を横架し、同支持台51上にハン
ドルポスト31を後上方へ向けて傾斜状に立設している。
52はピットマンアーム、62はハンドルコラムである。
【0071】フロントアクスルケース2は、図7〜図9
に示すように、メインフレーム20とサブフレーム21との
間に正面視L字状のケース支持体53を架設し、同ケース
支持体53に縦長の固定側軸ケース2aの上部を固定し、同
固定側軸ケース2aの下端に縦長の可動側軸ケース2bの上
端を同軸的かつ、軸線廻りに回動自在に接続し、同可動
側軸ケース2bの下端部に前車軸3を前車軸3aを介して取
付けている。54は、固定側軸ケース2a中と可動側軸ケー
ス2b中とにわたって挿通した縦軸、55,56 は、縦軸54の
上下端部に取付けた上下側ベベルギヤ、57は、前車軸3a
に取付けると共に、上記下側ベベルギヤ56に噛合させた
大径ベベルギヤ、58は固定ボルトである。
【0072】そして、上記フロントアクスルケース2の
固定側軸ケース2aの上部は、変速ケース8に横長の伝動
軸59を介して連動連結している。60は、伝動軸59に取付
けると共に、前記上側ベベルギヤ55に噛合させた伝動ベ
ベルギヤ、61はケース支持体53に形成した伝動軸挿通孔
である。
【0073】また、フロントアクスルケース2は、ケー
ス支持体53に固定ボルト58を介して着脱自在に取付け
て、メンテナンスと組付け作業が楽に行なえるようにす
ると共に、フロントアクスルケース2とケース支持体53
との間にトレッド調節用筒体(図示せず)を介設するこ
とにより、前車輪3,3のトレッド調節が容易に行なえ
るようにしている。
【0074】なお、可動側軸ケース2bに突設したナック
ルアーム2cと前記ピットマンアーム52との間に、図示し
ないステアリング機構を介設してステアリング操作が行
なえるようにしている。
【0075】燃料タンク10は、図7及び図8に示すよう
に、変速ケース8の直後方位置において、メインフレー
ム20,20 上に載置しており、偏平箱型に形成すると共
に、天井壁の中央部に前後方向に伸延する凹溝10a を形
成し、同凹溝10a 中に前後方向に伸延する伝動シャフト
65を配置して、同伝動シャフト65により変速ケース8と
リヤアクスルケース4とを連動連結している。
【0076】そして、かかる燃料タンク10の直上方位置
にエンジン9を配置している。
【0077】このようにして、燃料タンク10とエンジン
9とを、伝動シャフト65に干渉させることなくコンパク
トに配置している。
【0078】図10及び図11は、第4実施例としての
小型乗用作業車Aを示しており、同小型乗用作業車A
は、前記第3実施例としての小型乗用作業車Aと基本的
構造を同じくしているが、車体フレーム1において、サ
ブフレーム21を、前側立上り部21d と前後方向水平伸延
部21e と後側立上り部21f とから一体的に形成している
点で異なる。66は、メインフレーム20,20 の後端同士を
連結する連結フレームである。
【0079】
【効果】本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0080】 請求項1記載の本発明では、ボンネッ
トの上部に小物収容部を設けているために、同小物収容
部にメンテナンス作業に必要な工具等の小物を収容する
ことができて、農作業現場においても、速やかにメンテ
ナンスが行なえる。
【0081】しかも、小物収容部は、ボンネットの上部
に設けているために、オペレータは楽な姿勢で小物収容
部より工具等を出入れできる。
【0082】 請求項2記載の本発明では、運転部に
設けた座席を昇降位置調節自在としているために、作業
条件に応じて座席を昇降位置調節することにより、オペ
レータの視点の高さを適宜変更することができて、作業
能率と作業上の安全性とを向上させることができる。
【0083】 請求項3記載の本発明では、メインフ
レームの後端部に昇降機構を設け、同昇降機構に荷物容
器を取付けているために、荷物を運搬する必要性のある
場合には、同荷物容器中に荷物を収容して運搬できる。
【0084】しかも、荷物容器は、昇降機構に取付けて
いるために、同昇降機構により荷物容器を昇降させるこ
とにより、荷物を楽に積込み・積降しできる高さに調節
して、同積込み・積降し作業をスムーズに行なうことが
できる。
【0085】 請求項4記載の本発明では、メインフ
レームの左右外側上方位置に、前後方向に伸延する左右
一対のサブフレームを配置し、各サブフレームの後端に
リフレクターを取付けているために、夜間走行中も、後
方より本機をリフレクターを介して視認できる。
【0086】しかも、リフレクターは、メインフレーム
の左右外側上方位置に配置したサブフレームの後端に取
付けているために、後方からも視認し易い位置にあり、
夜間走行における安全性を確保することができる。
【0087】また、サブフレームが中空パイプの場合に
は、同サブフレームの後端をリフレクタにより塞ぐこと
ができ、同サブフレームに別途閉塞用部材を設けること
なく、同サブフレーム中に雨水やゴミ等が浸入するのを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る小型乗用作業車の側面図。
【図2】同小型乗用作業車の平面図。
【図3】同小型乗用作業車の正面図。
【図4】小物収容部の断面側面図。
【図5】第2実施例としての小型乗用作業車の側面図。
【図6】同小型乗用作業車の平面図。
【図7】第3実施例としての小型乗用作業車の側面図。
【図8】同小型乗用作業車の平面図。
【図9】フロントアクスルケースの断面正面図。
【図10】第4実施例としての小型乗用作業車の側面
図。
【図11】同小型乗用作業車の平面図。
【符号の説明】
A 小型乗用作業車 1 車体フレーム 2 フロントアクスルケース 3 前車輪 4 リヤアクスルケース 5 後車輪 6 車体支持構造体 7 運転部 8 変速ケース 9 エンジン 10 燃料タンク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に伸延する左右一対のメインフ
    レーム(20,20) の前部に、左右一対の前車輪(3,3) を取
    付けると共に、両メインフレーム(20,20) の後部に左右
    一対の後車輪(5,5) を取付け、両メインフレーム(20,2
    0) 上の前部に運転部(7) を設け、同運転部(7) の座席
    (36)の後方位置にエンジン(9) を搭載し、同エンジン
    (9) をボンネット(45)により被覆した小型乗用作業車に
    おいて、 ボンネット(45)の上部に小物収容部(46)を設けたことを
    特徴とする小型乗用作業車。
  2. 【請求項2】 前後方向に伸延する左右一対のメインフ
    レーム(20,20) の前部に、左右一対の前車輪(3,3) を取
    付けると共に、両メインフレーム(20,20) の後部に左右
    一対の後車輪(5,5) を取付け、両メインフレーム(20,2
    0) 上の前部に運転部(7) を設け、同運転部(7) の座席
    (36)の後方位置にエンジン(9) を搭載し、同エンジン
    (9) をボンネット(45)により被覆した小型乗用作業車に
    おいて、 運転部(7) に設けた座席(36)は、昇降位置調節自在とし
    たことを特徴とする請求項1記載の小型乗用作業車。
  3. 【請求項3】 前後方向に伸延する左右一対のメインフ
    レーム(20,20) の前部に、左右一対の前車輪(3,3) を取
    付けると共に、両メインフレーム(20,20) の後部に左右
    一対の後車輪(5,5) を取付け、両メインフレーム(20,2
    0) 上の前部に運転部(7) を設け、同運転部(7) の座席
    (36)の後方位置にエンジン(9) を搭載し、同エンジン
    (9) をボンネット(45)により被覆した小型乗用作業車に
    おいて、 メインフレーム(20,20) の後端部に昇降機構(12)を設
    け、同昇降機構(12)に荷物容器(14)を取付けたことを特
    徴とする請求項1記載の小型乗用作業車。
  4. 【請求項4】 前後方向に伸延する左右一対のメインフ
    レーム(20,20) の前部に、左右一対の前車輪(3,3) を取
    付けると共に、両メインフレーム(20,20) の後部に左右
    一対の後車輪(5,5) を取付け、両メインフレーム(20,2
    0) 上の前部に運転部(7) を設け、同運転部(7) の座席
    (36)の後方位置にエンジン(9) を搭載し、同エンジン
    (9) をボンネット(45)により被覆した小型乗用作業車に
    おいて、 メインフレーム(20,20) の左右外側上方位置に、前後方
    向に伸延する左右一対のサブフレーム(21,21) を配置
    し、各サブフレーム(21,21) の後端にリフレクター(70,
    70) を取付けたことを特徴とする請求項1記載の小型乗
    用作業車。
JP19943796A 1996-07-29 1996-07-29 小型乗用作業車 Pending JPH1035539A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19943796A JPH1035539A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 小型乗用作業車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19943796A JPH1035539A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 小型乗用作業車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1035539A true JPH1035539A (ja) 1998-02-10

Family

ID=16407810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19943796A Pending JPH1035539A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 小型乗用作業車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1035539A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20050026528A (ko) 사륜 차량
JP3853874B2 (ja) 小型乗用作業車
JP3045475B2 (ja) 小型乗用作業車のフレーム構造
JP3869047B2 (ja) 小型乗用作業車のフレーム構造
JPH1035539A (ja) 小型乗用作業車
JP3095666B2 (ja) 作業車用ギヤケース
JPS6416Y2 (ja)
CN218634775U (zh) 割草拖拉机
CN218680092U (zh) 割草拖拉机
JP3411468B2 (ja) 乗用型作業機
JP2002211431A (ja) 単座小型電動四輪車の操舵装置
JP3917230B2 (ja) 小型乗用作業車のフレーム構造
JP4125397B2 (ja) 小型乗用作業車のフレーム構造
JP4598571B2 (ja) 乗用田植機
JP2004201502A (ja) 乗用田植機
WO2016024320A1 (ja) トラクタ
KR20000070883A (ko) 소형 승용작업차
JP2002211467A (ja) 単座小型電動四輪車のフロント構成
JPS6222417Y2 (ja)
JP6574408B2 (ja) 電動三輪自動車
JP2002211464A (ja) 単座小型電動四輪車の前部構成
JPH10244957A (ja) 小型乗用作業車のフレーム構造
JPH09117205A (ja) 乗用作業車
JPH09205853A (ja) 作業車両の操作装置
JPS6124023Y2 (ja)