JPH10340825A - 3端子電子部品アレイ - Google Patents

3端子電子部品アレイ

Info

Publication number
JPH10340825A
JPH10340825A JP9148817A JP14881797A JPH10340825A JP H10340825 A JPH10340825 A JP H10340825A JP 9148817 A JP9148817 A JP 9148817A JP 14881797 A JP14881797 A JP 14881797A JP H10340825 A JPH10340825 A JP H10340825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
terminal
internal electrode
electronic component
array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9148817A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Yamamoto
秀俊 山本
Sadayoshi Tokuhashi
貞佳 徳橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP9148817A priority Critical patent/JPH10340825A/ja
Publication of JPH10340825A publication Critical patent/JPH10340825A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品本体中に2つ以上の3端子コンデンサユ
ニットまたは3端子バリスタユニットのような3端子電
子部品ユニットが構成された3端子コンデンサアレイま
たは3端子バリスタアレイのような3端子電子部品アレ
イにおいて、各電子部品ユニットにおける残留インダク
タンスの低減および均等化ならびに挿入損失特性の向上
および均等化を図るとともに、クロストーク特性を良好
なものにする。 【解決手段】 各電子部品ユニットを構成するグラウン
ド内部電極15およびスルー内部電極16を、実装面に
対して垂直に延びるように配向させ、各グラウンド内部
電極15を、部品本体12の、実装面側に対向する主面
に導出してグラウンド外部電極に接続する。また、各ス
ルー内部電極16を挟むように、グラウンド内部電極1
5を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、3端子コンデン
サアレイまたは3端子バリスタアレイのような3端子電
子部品アレイに関するもので、特に、特定の電極が部品
本体の内部に形成された、表面実装可能な3端子電子部
品アレイの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7には、この発明にとって興味ある従
来の3端子コンデンサアレイ1の外観が斜視図で示され
ている。この3端子コンデンサアレイ1は、図示しない
回路基板等の所定の実装面上に実装されるものであっ
て、この実装面に対して、図7に示した姿勢における下
方に向く主面が対向するように実装される。3端子コン
デンサアレイ1は、部品本体2、ならびに部品本体2の
表面上に形成される外部電極3および4を備えている。
【0003】図8ないし図10には、部品本体2のみが
示されている。ここで、図8は、図7の線VIII−V
IIIに沿う面をもって切断して部品本体2を示す斜視
図である。図8に示すように、部品本体2は、たとえば
誘電体セラミックのような誘電体から構成され、その内
部には、グラウンド側に接続されるグラウンド内部電極
5およびスルー導体を構成するスルー内部電極6が形成
されている。
【0004】図9は、スルー内部電極6が通る面を見せ
ながら部品本体2を示す斜視図であり、図10は、グラ
ウンド内部電極5が通る面を見せながら部品本体2を示
す斜視図である。図9に示すように、スルー内部電極6
は、部品本体2を貫通して延び、その各端部において、
図7に示すように部品本体2の側面上に形成されたスル
ー外部電極4にそれぞれ接続される。なお、スルー外部
電極4は、図7において示した側面とは逆側の側面上に
も形成されている。
【0005】他方、図10に示すように、グラウンド内
部電極5は、複数のスルー内部電極6と共通的に対向す
るように延び、その各端部において、図7に示すように
部品本体2の端面上に形成されたグラウンド外部電極3
に接続される。なお、グラウンド外部電極3は、図7に
おいて示した端面とは逆側の端面上にも形成されてい
る。
【0006】この3端子コンデンサアレイ1は、この特
定的な例では、その部品本体2中に4つの3端子コンデ
ンサユニット7、8、9および10を構成しており、こ
れらコンデンサユニット7、8、9および10の各々
は、誘電体を介して互いに対向するグラウンド内部電極
5とスルー内部電極6とを有している。また、この3端
子コンデンサアレイ1が適宜の実装面上に実装されると
き、グラウンド外部電極3がグラウンド側の導電ランド
に接続され、他方、コンデンサユニット7、8、9およ
び10の各々におけるスルー内部電極6が信号または電
源ラインの一部を構成するように、コンデンサユニット
7、8、9および10の各々のための2つのスルー外部
電極4が信号または電源ライン側の導電ランドにそれぞ
れ接続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造の3端子コンデンサアレイ1には、次のようない
くつかの問題がある。まず、グラウンド側の電気的接続
経路に注目したとき、この3端子コンデンサアレイ1が
実装される回路基板等上のグラウンド側導電ランドに対
して、グラウンド外部電極3が接続され、次いで、グラ
ウンド外部電極3に対して、グラウンド内部電極5が接
続される。ここで、グラウンド内部電極5は、部品本体
2の主面方向に延びた上で、部品本体2の端面において
グラウンド外部電極3と接続されることになるので、グ
ラウンド内部電極5からグラウンド側導電ランドに至る
経路が比較的長くなり、したがって、残留インダクタン
スが比較的大きくなるため、良好な挿入損失特性を望め
ない。
【0008】また、複数のコンデンサユニット7、8、
9および10のすべてに共通して、グラウンド内部電極
5が用いられ、このグラウンド内部電極5が共通のグラ
ウンド外部電極3に接続されることになるので、コンデ
ンサユニット7、8、9および10の各々において機能
するグラウンド内部電極5の各部分からグラウンド側導
電ランドにまで至る経路長さが互いに他のものと異な
る。たとえば、中央部に位置するコンデンサユニット8
および9は、端に位置するコンデンサユニット7および
10に比べて、この経路長さが長い。したがって、コン
デンサユニット7、8、9および10間で、残留インダ
クタンスが異なり、応じて挿入損失特性に差が生じるよ
うになる。
【0009】また、コンデンサユニット7、8、9およ
び10の隣り合うもの間で、浮遊容量が生じ、これによ
ってクロストーク特性を悪化させることがある。なお、
上述した説明は、3端子コンデンサアレイ1についての
ものであったが、部品本体2を構成する誘電体をバリス
タ材料に置き換えることにより、3端子バリスタアレイ
が得られ、このような3端子バリスタアレイにおいて
も、3端子コンデンサアレイ1と実質的に同様の問題に
遭遇する。
【0010】そこで、この発明の目的は、上述したよう
な問題を解決し得る3端子電子部品アレイを提供しよう
とすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、所定の実装
面上に実装されるものであって、機能材料層を介して互
いに対向する、グラウンド側に接続されるグラウンド内
部電極とスルー導体を構成するスルー内部電極とをそれ
ぞれ有する3端子電子部品ユニットが部品本体中に2つ
以上構成され、この部品本体の表面上には、グラウンド
内部電極に接続されるグラウンド外部電極とスルー内部
電極の各端部にそれぞれ接続されるスルー外部電極とが
形成された、3端子電子部品アレイに向けられるもので
あって、上述した技術的課題を解決するため、グラウン
ド内部電極およびスルー内部電極が、実装面に対して垂
直に延びるように配向されていることを特徴としてい
る。
【0012】この発明において、好ましくは、各グラウ
ンド内部電極は、部品本体の、実装面側の表面に導出さ
れてグラウンド外部電極に接続される。また、この発明
において、好ましくは、スルー内部電極は、グラウンド
内部電極によって挟まれているものを含む。また、この
発明は、機能材料層が誘電体から構成される3端子コン
デンサアレイにも、機能材料層がバリスタ材料から構成
される3端子バリスタアレイにも適用することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る3端子電
子部品アレイの実施形態として、3端子コンデンサアレ
イについて説明する。図1は、この発明の一実施形態に
よる3端子コンデンサアレイ11の外観を示す斜視図で
ある。この3端子コンデンサアレイ11も、図示しない
回路基板等の所定の実装面上に実装されるものであっ
て、この実装面に対して、図1に示した姿勢における下
方に向く主面が対向するように実装される。また、この
3端子コンデンサアレイ11も、部品本体12、ならび
に部品本体12の表面上に形成される外部電極13およ
び14を備えている。
【0014】図2は、前述した図8に相当する図であっ
て、図1の線II−IIに沿う面をもって切断して部品
本体12を示す斜視図である。図2に示すように、部品
本体12は、たとえば誘電体セラミックのような誘電体
から構成され、その内部には、グラウンド側に接続され
るグラウンド内部電極15およびスルー導体を構成する
スルー内部電極16が形成されている。
【0015】ここで注目すべきは、これらグラウンド内
部電極15およびスルー内部電極16は、ともに、3端
子コンデンサアレイ11のための前述した実装面に対し
て垂直に延びるように配向されているということであ
る。図3には、部品本体12を構成するために積層され
る代表的な複数の誘電体層17および18が分解されて
斜視図で示されている。誘電体層17上には、グラウン
ド内部電極15が形成され、誘電体層18上には、スル
ー内部電極16が形成されている。これら誘電体層17
および18を所定の順序に従って積層することによっ
て、部品本体12が得られる。誘電体層17および18
がセラミック系材料からなる場合には、部品本体12を
得るため、積層工程の後、焼成工程に付される。
【0016】図3によく示されているように、スルー内
部電極16は、誘電体18の長手方向の両端部にまで届
くように延び、したがって、部品本体12を貫通してい
る。このようなスルー内部電極16は、その各端部にお
いて、図1に示すように部品本体12の側面上に形成さ
れたスルー外部電極14に接続される。なお、スルー外
部電極14は、図1において示した側面とは逆側の側面
上にも形成されている。
【0017】他方、同じく図3によく示されているよう
に、グラウンド内部電極15は、隣り合うスルー内部電
極16の実質的部分と対向するように延びるとともに、
その上下両端縁の各中央部から張り出す部分を有してい
て、これら張り出す部分が誘電体層17の上下両端縁に
までそれぞれ届くように延びている。したがって、各グ
ラウンド内部電極15は、その張り出す部分において、
部品本体12の両主面にまで導出され、それゆえ、部品
本体12の少なくとも実装面側の表面にまで導出される
状態となっている。
【0018】これらグラウンド内部電極15は、図1に
示すように、グラウンド外部電極13に接続される。な
お、グラウンド外部電極13は、図1において示した部
品本体12の端面および主面上だけでなく、部品本体1
2の周囲を取り巻くように、これらとは逆側の端面およ
び主面上にも形成されている。この実施形態による3端
子コンデンサアレイ11は、その部品本体12中に4つ
の3端子コンデンサユニット19、20、21および2
2を構成しており、これらコンデンサユニット19、2
0、21および22の各々は、誘電体を介して互いに対
向するグラウンド内部電極15とスルー内部電極16と
を有している。より詳細には、図2から類推できるよう
に、コンデンサユニット19、20、21および22の
各々において、グラウンド内部電極15、スルー内部電
極16、グラウンド内部電極15、スルー内部電極1
6、およびグラウンド内部電極15が、この順序で積層
されており、これによって、一般的な積層コンデンサと
同様、複数の単位静電容量が形成されていて、これら複
数の単位静電容量は、グラウンド外部電極13およびス
ルー外部電極14によって並列接続されている。
【0019】この3端子コンデンサアレイ11は、図1
における下方主面を実装面に対向させながら当該実装面
上に実装される。このとき、グラウンド外部電極13が
グラウンド側の導電ランドに接続され、他方、コンデン
サユニット19、20、21および22の各々における
スルー内部電極16が信号または電源ラインの一部を構
成するように、コンデンサユニット19、20、21お
よび22の各々のための2つのスルー外部電極14が信
号または電源ライン側の導電ランドにそれぞれ接続され
る。
【0020】このようにして、図5に示すような等価回
路が実現される。図5において、図1ないし図3に示し
た要素に相当する要素には同様の参照符号を付すことに
よって、図1ないし図3に示した機械的構成と図5に示
した電気的構成との関係が明らかにされている。コンデ
ンサユニット19、20、21および22の各々におけ
るグラウンド内部電極15は、前述したように、部品本
体12の実装面側の主面に導出されてグラウンド外部電
極13に接続されているので、3端子コンデンサアレイ
11が実装されたときには、グラウンド内部電極15の
すべては、最短距離かつ互いに実質的に等しい距離をも
って、グラウンド外部電極13を介してグラウンド接続
される。
【0021】したがって、この実施形態によれば、コン
デンサユニット19、20、21および22の各々の残
留インダクタンスを小さくできるので、挿入損失特性を
良好なものとすることができるとともに、コンデンサユ
ニット19、20、21および22の各々間での残留イ
ンダクタンスに実質的な差が生じないため、挿入損失特
性にも実質的な差が生じないようにすることができる。
【0022】また、この実施形態では、図2からわかる
ように、スルー内部電極16が、必ず、グラウンド内部
電極15によって挟まれるような積層順序が採用されて
いる。したがって、コンデンサユニット19、20、2
1および22の各々間で浮遊容量が形成されないように
することができるので、クロストーク特性を良好なもの
とすることができる。
【0023】なお、この特定的な実施形態では、図2に
示すように、コンデンサユニット19、20、21およ
び22の各々間の境界部分において2つのグラウンド内
部電極15が誘電体層のみを介在させて互いに隣り合う
状態で位置されている。したがって、上述したクロスト
ーク特性に関して極めて優れた効果を期待できる。しか
しながら、このように誘電体層を介在させるのではな
く、1つのグラウンド内部電極がその両側のコンデンサ
ユニットのためのグラウンド内部電極を兼ねるようにし
ても、十分に良好なクロストーク特性を期待できる。
【0024】図4は、この発明の他の実施形態を説明す
るための図1に相当する図である。図4において、図1
に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付
し、重複する説明は省略する。図4を参照して、この3
端子コンデンサアレイ11aは、グラウンド外部電極1
3aおよび13bの形成態様に特徴を有している。すな
わち、グラウンド外部電極13aおよび13bは、その
実質的部分が部品本体12の両主面上にのみ位置するよ
うに形成され、これらグラウンド外部電極13aおよび
13bは、部品本体12の各端面上において互いに分離
されている。
【0025】このようにグラウンド外部電極13aおよ
び13bが形成されても、その機能は前述したグラウン
ド外部電極13の場合と実質的に変わりない。なお、グ
ラウンド外部電極の形成態様に関して、それは、部品本
体の、実装面側の主面上にしか形成されなくてもよい。
しかしながら、図示した実施形態のように、グラウンド
外部電極13または13aおよび13bが、部品本体1
2の両主面上に形成されていると、3端子コンデンサア
レイ11または11aの実装に際して上下方向について
の方向性がなくなるため、実装工程の能率を上げること
ができるとともに、実装ミスを少なくすることができ
る。
【0026】また、図示した実施形態では、グラウンド
内部電極15は、少なくとも、部品本体12の、実装面
側の表面に導出されてグラウンド外部電極13または1
3aもしくは13bに接続されているので、グラウンド
内部電極15のすべてを、最短距離でグラウンド接続す
ることができる。しかしながら、グラウンド内部電極の
少なくともいくつかが、部品本体の、実装面側の表面以
外の部分に導出されてグラウンド外部電極に接続される
ようにしてもよい。
【0027】また、図示した実施形態では、スルー内部
電極16が、必ず、グラウンド内部電極15によって挟
まれるような積層順序が採用されているので、実装状態
において当該3端子コンデンサアレイ11の外部に位置
する電気的要素との不所望な干渉をも有利に回避するこ
とができる。しかしながら、このような利点を特に望ま
ないならば、たとえば、端のコンデンサユニット19ま
たは22における、部品本体12の端に位置するスルー
内部電極16のさらに端側にはグラウンド内部電極15
が位置されないように変更されてもよい。なお、図1に
示した実施形態では、グラウンド外部電極13が部品本
体12の端面をも覆うように形成されているので、上述
のように、部品本体12の端に位置するスルー内部電極
16のさらに端側にはグラウンド内部電極15が位置さ
れないように変更されても、外部の電気的要素との不所
望な干渉を有利に回避することができる。
【0028】また、コンデンサユニット19、20、2
1および22の各々に備えるグラウンド内部電極15お
よびスルー外部電極16の組合せ数は、任意に変更する
ことができる。以上、この発明を、図示した3端子コン
デンサアレイ11または11aに関連して説明したが、
この発明は、3端子バリスタアレイにも等しく適用する
ことができる。この場合、前述した3端子コンデンサア
レイ11または11aに関する説明において、11また
は11aの参照符号が付された「3端子コンデンサアレ
イ」を「3端子バリスタアレイ」に、17または18の
参照符号が付された「誘電体層」を「バリスタ材料層」
に、および、19〜22の参照符号が付された「3端子
コンデンサユニット」を「3端子バリスタユニット」
に、それぞれ、読み替えることにより、前述した説明を
援用することができる。また、このような3端子バリス
タアレイの説明においては、図1ないし図4をそのまま
参照することができ、図5については、図6に示すよう
に、これを置き換えればよい。
【0029】
【発明の効果】このように、この発明によれば、グラウ
ンド内部電極およびスルー内部電極が実装面に対して垂
直に延びるように配向されているので、グラウンド内部
電極に関して言えば、各グラウンド内部電極を、部品本
体の、実装面側の表面にまで最短距離をもって導出する
ことが容易になり、その結果、この表面でグラウンド外
部電極に接続することが容易になる。
【0030】したがって、このように、各グラウンド内
部電極が、部品本体の、実装面側の表面に導出されてグ
ラウンド外部電極に接続されると、各グラウンド内部電
極が最短距離かつ互いに実質的に等しい距離をもってグ
ラウンド接続されるようになり、この発明に係る3端子
電子部品アレイ内に構成される複数の3端子電子部品ユ
ニットの各残留インダクタンスの低減および均等化なら
びに挿入損失特性の向上および均等化を図ることができ
る。
【0031】また、この発明によれば、スルー内部電極
をグラウンド内部電極によって挟むように配置して、異
なる3端子電子部品ユニットにおけるスルー内部電極間
にグラウンド内部電極を配置する構成を採用することが
容易になる。したがって、このように、スルー内部電極
をグラウンド内部電極によって挟むように配置すると、
3端子電子部品ユニット間に浮遊容量が形成されないの
で、クロストーク特性を良好なものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による3端子コンデンサ
アレイ11の外観を示す斜視図である。
【図2】図1の線II−IIに沿う面をもって切断して
3端子コンデンサアレイ11の部品本体12を示す斜視
図である。
【図3】部品本体12を構成するために積層される代表
的な複数の誘電体層17および18を分解して示す斜視
図である。
【図4】この発明の他の実施形態による3端子コンデン
サアレイ11aの外観を示す、図1に相当する斜視図で
ある。
【図5】図1に示した3端子コンデンサアレイ11の実
装状態における等価回路図である。
【図6】図5に対応する図であって、3端子コンデンサ
アレイ11に代えて3端子バリスタアレイ11を実装し
た状態における等価回路図である。
【図7】この発明にとって興味ある従来の3端子コンデ
ンサアレイ1の外観を示す斜視図である。
【図8】図7の線VIII−VIIIに沿う面をもって
切断して3端子コンデンサアレイ1の部品本体2を示す
斜視図である。
【図9】スルー内部電極6が通る面を見せながら部品本
体2を示す斜視図である。
【図10】グラウンド内部電極5が通る面を見せながら
部品本体2を示す斜視図である。
【符号の説明】
11,11a 3端子コンデンサアレイ(3端子バリス
タアレイ) 12 部品本体 13,13a,13b グラウンド外部電極 14 スルー外部電極 15 グラウンド内部電極 16 スルー内部電極 17,18 誘電体層(バリスタ材料層) 19,20,21,22 3端子コンデンサユニット
(3端子バリスタユニット)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の実装面上に実装されるものであっ
    て、機能材料層を介して互いに対向する、グラウンド側
    に接続されるグラウンド内部電極とスルー導体を構成す
    るスルー内部電極とをそれぞれ有する3端子電子部品ユ
    ニットが部品本体中に2つ以上構成され、前記部品本体
    の表面上には、前記グラウンド内部電極に接続されるグ
    ラウンド外部電極と前記スルー内部電極の各端部にそれ
    ぞれ接続されるスルー外部電極とが形成された、3端子
    電子部品アレイにおいて、 前記グラウンド内部電極および前記スルー内部電極は、
    実装面に対して垂直に延びるように配向されていること
    を特徴とする、3端子電子部品アレイ。
  2. 【請求項2】 各前記グラウンド内部電極は、前記部品
    本体の、実装面側の表面に導出されて前記グラウンド外
    部電極に接続される、請求項1に記載の3端子電子部品
    アレイ。
  3. 【請求項3】 前記スルー内部電極は、前記グラウンド
    内部電極によって挟まれているものを含む、請求項1ま
    たは2に記載の3端子電子部品アレイ。
  4. 【請求項4】 前記機能材料層は誘電体からなり、3端
    子コンデンサアレイを構成する、請求項2ないし3のい
    ずれかに記載の3端子電子部品アレイ。
  5. 【請求項5】 前記機能材料層はバリスタ材料からな
    り、3端子バリスタアレイを構成する、請求項2ないし
    3のいずれかに記載の3端子電子部品アレイ。
JP9148817A 1997-06-06 1997-06-06 3端子電子部品アレイ Pending JPH10340825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9148817A JPH10340825A (ja) 1997-06-06 1997-06-06 3端子電子部品アレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9148817A JPH10340825A (ja) 1997-06-06 1997-06-06 3端子電子部品アレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10340825A true JPH10340825A (ja) 1998-12-22

Family

ID=15461389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9148817A Pending JPH10340825A (ja) 1997-06-06 1997-06-06 3端子電子部品アレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10340825A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001155954A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Tdk Corp 三次元搭載用貫通型積層セラミックコンデンサ
JP2012199561A (ja) * 2005-09-12 2012-10-18 Qualcomm Inc コンデンサ構造
JP2021197417A (ja) * 2020-06-11 2021-12-27 Tdk株式会社 半導体セラミック電子部品の実装構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001155954A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Tdk Corp 三次元搭載用貫通型積層セラミックコンデンサ
JP2012199561A (ja) * 2005-09-12 2012-10-18 Qualcomm Inc コンデンサ構造
JP2021197417A (ja) * 2020-06-11 2021-12-27 Tdk株式会社 半導体セラミック電子部品の実装構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4904967A (en) LC composite component
US5973929A (en) Printed circuit board having an embedded capacitor
JP5038634B2 (ja) ノイズフィルタ及びノイズフィルタの実装構造
US6754064B2 (en) Mounting structure for two-terminal capacitor and three-terminal capacitor
JP3077061B2 (ja) 積層型コイル
JP2003051729A (ja) 積層型フィルタアレイ
JPH11102839A (ja) 電子部品
JPH1140459A (ja) 複合電子部品
JP2874695B1 (ja) 積層型電子部品アレイ
JPS60117705A (ja) 集積回路用バイパスコンデンサ
JP3075003B2 (ja) 積層型ノイズフィルタ
JPH10340825A (ja) 3端子電子部品アレイ
JP6232836B2 (ja) コンデンサ素子
JPH07161568A (ja) 積層コンデンサアレイ
JP3031957B2 (ja) ノイズ・フイルタ
JPH11195531A (ja) チップ部品、チップネットワーク部品
JPH0878991A (ja) チップ型lcフィルタ素子
JPH0419788Y2 (ja)
JP2005229525A (ja) Lc複合emiフィルタ
JPH0338813A (ja) Lc複合部品
KR100514314B1 (ko) 면설치형 전자회로유닛
JP2504210B2 (ja) サ―ジ吸収部品
JPH07106144A (ja) 表面実装型電子部品及びその製造方法
JP6406438B2 (ja) 回路基板
JPH05259805A (ja) 圧電共振子