JPH10340082A - 電子楽器の音色設定装置 - Google Patents

電子楽器の音色設定装置

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JPH10340082A
JPH10340082A JP9150790A JP15079097A JPH10340082A JP H10340082 A JPH10340082 A JP H10340082A JP 9150790 A JP9150790 A JP 9150790A JP 15079097 A JP15079097 A JP 15079097A JP H10340082 A JPH10340082 A JP H10340082A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の音色の楽音信号を同時に発生可能な電子
楽器の音色設定装置に関し、エフェクトの切換えをする
場合に、ユーザ自身が他のパートの状態を一々気にしな
くとも、それまでエフェクトがかかっていた他のパート
においてもそのエフェクトの演奏効果をエフェクト切換
え後も維持することを目的とする。 【解決手段】複数種類の効果のうちから、所望の楽音信
号に対し付与する効果を設定する効果設定手段と、設定
された効果を該当する楽音信号に付与する効果付与手段
と、効果設定に基づいて効果付与手段で新たに効果を該
当する楽音信号に付与する際に、その新たな効果付与に
よりそれまで効果が付与されていた楽音信号であって前
記新たな効果付与に起因して効果付与が停止される楽音
信号については、その楽音信号の音色を、効果が停止さ
れる前の音色に予め効果が付与された代用音色に切り換
える音色変更手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子楽器の音色設定
装置に関する
【0002】
【従来の技術】マルチ・ティンバ電子楽器(マルチ・テ
ィンバ音源)は、複数のパート(複数の楽器音)を有し
ており、それら複数のパートを同時に演奏することがで
き、それぞれのパートでは任意に音色設定が可能であ
る。
【0003】普通、かかるマルチ・ティンバ電子楽器で
は、パートの音色にエフェクトをかけるエフェクタを備
えているが、コスト的な理由から必ずしもパートの数分
だけエフェクタを備えているものではなく、一般にはエ
フェクタ資源を一つだけ備えている場合が多い。この場
合、エフェクトを使えるパートは同時には一つというこ
とになる。
【0004】そこで、各パートの音色として、エフェク
トが付けられていないピュアーな原音色と共に、その原
音色に所定のエフェクト音をかけた代用音色をあらかじ
め用意しておき、他のパートでエフェクトを使うためエ
フェクトを使えないパートについては、そのパートにお
いてもエフェクトをかけたい場合、ユーザが原音色の代
わりにその代用音色を手動操作で選択することで、エフ
ェクトの代用をしている。かかる代用音色は原音色にエ
フェクトをかけたものに比べれば音質が劣る点はある
が、代用としての目的は果たすことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、あるパートにエフェクトをかけようとエフェク
ト切換えをした場合、ユーザはそのエフェクト切換えに
よりエフェクトがかからなくなるパートが生じることを
常に考慮していることが必要であり、エフェクト切換え
後もそのパートにおいてもエフェクトを残したいとき
は、エフェクト切換えの前準備として、そのエフェクト
切換え前にそのパートを原音色から代用音色に切り換え
ておかねばならない。しかしながら、このような前準備
の操作は、あるパートにエフェクトをかけたいという本
来行いたい操作から見れば余分な操作であり、操作が繁
雑となるため演奏者に余分な負担をかけることになる。
【0006】例えば、パート1においてギターにディス
トーション・エフェクトをかけた音色を選択している状
態で、次にはパート2においてオルガンにロータリー・
エフェクトをかけた音色を指定したく、かつパート1の
ギターにディストーション・エフェクトを組み合わせた
音色も継続したい場合には、以下のような音色設定が必
要となる。
【0007】パート1においてエフェクトをかけない
ようにする。 パート1において音色をギターにディストーションを
かけた代用音色(ディストーション・ギター)に切り換
える。 パート2において音色としてオルガンの原音色に、エ
フェクトとしてロータリー・エフェクトをかけることを
設定する。
【0008】このように、上記の操作は本来行いたい
操作とは異なるが、を行う前準備としてパート1をエ
フェクタを使用しない状態に戻し、エフェクタを使用し
なくても違和感の少ない音色に音色を切り換えておく必
要がある。このの処理を行わないと、の操作をした
時点で、パート1ではギターにかけられていたエフェク
トが無くなってギターの原音色がそのまま出力されてし
まい、演奏者の意図とはかけ離れたものとなってしま
う。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、エフェクトの切換えをする場合
に、ユーザ自身が他のパートの状態を一々気にしなくと
も、それまでエフェクトがかかっていた他のパートにお
いてもそのエフェクトの演奏効果をエフェクト切換え後
も維持できるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】上述の課題を
解決するために、本発明にかかる電子楽器の音色設定装
置は、複数の音色の楽音信号を同時に発生可能な電子楽
器に用いられる音色設定装置であって、複数種類の効果
のうちから、前記楽音信号のうちの所望の楽音信号に対
し付与する効果を設定する効果設定手段と、前記効果設
定手段で設定された効果を該当する楽音信号に付与する
効果付与手段と、前記効果設定手段の設定に基づいて前
記効果付与手段で新たに効果を該当する楽音信号に付与
する際に、その新たな効果付与によりそれまで前記効果
付与手段で効果が付与されていた楽音信号であって前記
新たな効果付与に起因して効果付与が停止される楽音信
号については、その楽音信号の音色を、効果が停止され
る前の音色に予め効果が付与された代用音色に切り換え
る音色変更手段とを備えたものである。このように構成
したことにより、効果設定手段の設定に基づいて効果付
与手段で新たに効果を該当する楽音信号に付与する際
に、その新たな効果付与によりそれまで効果付与手段で
効果が付与されていた楽音信号が前記新たな効果付与に
起因して効果付与が停止される場合、そのままでは演奏
者の意図とは異なる演奏がされてしまうところを、本発
明では音色変更手段がその楽音信号の音色を、効果が予
め付与されている代用音色に切り換えるので、違和感が
少なくなる。
【0011】前記効果付与手段は同時には一つの効果だ
けを楽音信号に付与できるものであり、前記音色変更手
段は、前記効果設定手段において、現に効果を付与して
いる楽音信号以外の楽音信号に効果を付与する設定がな
された場合に、現に効果を付与している楽音信号への効
果付与を停止し、効果付与を停止した楽音信号の音色
を、音色に予め効果が付与された代用音色を変更するも
のであるよう構成できる。
【0012】あるいは、前記効果付与手段は同時に複数
の効果を楽音信号に付与できるものであり、前記音色変
更手段は、楽音信号に付与すべき効果の数が効果付与手
段により付与可能な効果の数を上回ったら、現に効果を
付与している楽音信号のいずれかの楽音信号への効果付
与を停止し、効果付与を停止した楽音信号の音色を、音
色に予め効果が付与された代用音色に変更するものであ
るよう構成できる。
【0013】また、上述の音色設定装置は、前記効果設
定手段は前記楽音信号のうち所望の楽音信号に対し付与
する効果を設定する他、前記効果付与手段に所望の楽音
信号に対して効果付与、あるいは効果付与停止を指示す
ることが可能であり、前記音色変更手段は、前記効果設
定手段により現に効果を付与している楽音信号に対して
効果付与停止が指示された際に、それまで代用音色によ
っていた楽音信号を元の音色に戻すとともにその楽音信
号に対して代用音色切換前に付与されていた元の効果を
前記効果付与手段で付与するように構成することができ
る。このように構成することにより、効果付与手段で現
に付与している効果数に最大付与可能効果数よりも余り
ができた場合には、代用音色によっていた楽音信号を、
効果付与手段による効果付与に切り換えるので、より音
質のよい効果付与を行うことができる。
【0014】また、上述の音色設定装置は、前記効果付
与手段で現に付与する効果の優先順位を決める第1の優
先順位規定手段を備え、前記効果設定手段での新たな効
果設定に基づいて楽音信号に付与すべき効果の数が前記
効果付与手段の効果付与可能な最大数を上回ったら、前
記第1の優先順位規定手段で規定する優先順位に従って
前記効果付与手段で効果付与を停止する楽音信号を決定
するように構成することができる。この現に付与する効
果としていずれの効果を残すかの優先順位規定として
は、例えばパート毎優先順位モード、パート数優先順位
モード、音色優先順位モード、エフェクト優先順位モ一
ド、後着優先順位モード、ユーザー設定優先順位モード
などとすることができる。
【0015】また、上述の音色設定装置は、代用音色に
よって発音している楽音信号の優先順位を規定する第2
の優先順位規定手段を備え、前記現に効果を付与してい
る楽音信号に対して効果付与が停止されるときには、前
記第2の優先順位規定手段に基づいて代用音色によって
発音していた複数の楽音信号のうち、いずれかの楽音信
号を選択し、該選択した楽音信号を元の音色に戻すと共
にその楽音信号に対して代用音色切換え前に付与されて
いた元の効果を前記効果付与手段で付与するよう構成す
ることができる。この現に付与する効果としていずれの
効果を復活させるかの優先順位規定としては、上述同様
に例えばパート毎優先順位モード、パート数優先順位モ
ード、音色優先順位モード、エフェクト優先順位モ一
ド、後着優先順位モード、ユーザー設定優先順位モード
などとすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態として
の音色設定装置を搭載した電子楽器のブロック構成を示
す図である。この実施形態は、複数のパートおよび複数
のインストールメント(楽器すなわち音色、以下単にイ
ンストと略称する)を持ち、各パート毎にインストを選
択できるようになっている。このインストの種類は番号
(以下、インスト番号と称する)で表される。また、エ
フェクタを備え、このエフェクタで付与できるエフェク
トの種類は複数あるが、同時に付与できるエフェクトは
一つであり、1のインストまたは複数のインストを組み
合わせたものに対してエフェクトを付与することができ
る。このエフェクトの種類も番号で表される(以下、エ
フェクト番号と称する)。なお、ここでいうパートと
は、オーケストラでいうところの各楽器に相当するもの
である。
【0017】図1において、1はCPU(中央処理装
置)であって、電子楽器の全体的な制御を行う。4は鍵
盤装置(キーボード)である。5はパネル上の各種操作
子からなる操作子群、6はLCD(液晶表示器)等の表
示装置である。
【0018】図2にはこのパネルの概観図が示される。
5aはパート選択ボタンで、パート1からパート3まで
のパートのいずれかを選択するためのボタンである。こ
のパート選択ボタン5a にはそれぞれLEDが設けてあ
り、押された選択ボタンに対応するLEDが1つだけ点
灯し、現在選択されているパートを示すようになってい
る。5bは音色選択ボタンで、音色として「ピアノ」、
「オルガン」、「ギター」を選択できるようになってい
る。5cはエフェクト選択ボタンであり、エフェクトの
選択指示をするための「ロータリー」「ディストーショ
ン」「ワウ」のボタンの他に、エフェクトを付与しない
ことを指示する「スルー」ボタンがある。なお、音色選
択ボタン5bで音色を選択した時には、対応する音色が
選択されるとともに、その音色に対応したエフェクトが
選択される。
【0019】10はMIDI回路であり、MIDI端子
を通じてMIDI信号のやり取りをするインターフェー
スである。各MIDIチャンネルは各パートに対応して
おり、MIDI信号としてプログラムチェンジ(音色指
定)を受信した場合には、音色選択ボタン5bを操作し
た時と同様に音色設定が行われる。7は音源部であり、
各パートに対応する楽音生成回路を有しており、MID
Iインターフェース10あるいは鍵盤装置4などから入
力された信号を受信し、対応する楽音生成回路(パー
ト)でディジタルの楽音信号を生成して出力する。なお
鍵盤4により発生した信号は音源部7のパート1に入力
されるようになっている。
【0020】8はDSP(ディジタル・シグナル・プロ
セッサ)であり、図3に示すように、楽音信号にエフェ
クト(音色効果)を付与するエフェクタ部8a と、各パ
ートから入力された楽音信号をエフェクタ部8a に出力
するか、あるいはエフェクタ部8a をバイパスして出力
するか(以下、「スルー」という)を、各パート毎に切
り換えるスイッチ部8b を含み構成される。このエフェ
クタ部8a は入力信号を加工してエフェクトを付与する
もので、付与するエフェクトはDSPパラメータを変更
することで複数の種類を実現できるが、これら複数のエ
フェクトの種類のうちから一つを選択して付与するもの
であるため、入力された楽音信号に対して同時には一つ
のエフェクトだけしか付与することができない。エフェ
クタ部8a のDSPパラメータの変更はCPU1の指示
に従って制御されており、スイッチ部8b も同様にCP
U1の指示に従って制御されている。
【0021】9はD/A変換器であり、エフェクタ8a
でエフェクトが付与された楽音信号あるいはスルーされ
た楽音信号をアナログ信号に変換してスピーカ11に出
力する。スピーカ11はこの楽音信号を放音する。
【0022】2は制御プログラムや各種テーブルを格納
するROM(リード・オンリー・メモリ)であり、イン
ストの種類に対応した音色パラメータ、エフェクトの種
類に対応したDSPパラメータ、音色設定時に各音色に
対応して付与されるエフェクトの種類を示すエフェクト
番号を設定したインスト/エフェクトテーブル、およ
び、インスト番号とエフェクト番号との組合せに対応し
た代用インストの代用インスト番号を設定した代用イン
ストテーブルを記憶している。この「代用インスト」と
は既にエフェクトが付与されている音色のことである。
【0023】この実施形態ではインスト番号とエフェク
ト番号は以下のものとする [インスト番号] 1:ピアノ 2:オルガン 3:ギター 4:ロータリーOr(ロータリーオルガン) (代用インスト:オルガンにロータリーのエフェクトを
付与) 5:ディストーションG(ディストーションギター) (代用インスト:ギターにディストーションのエフェク
トを付与) 6:ワウG(ワウギター) (代用インスト:ギターにワウのエフェクトを付与) [エフェクト番号] 0:スルー(エフェクトなし) 1:ロータリー 2:ディストーション 3:ワウ
【0024】インスト/エフェクトテーブルは例えば以
下のようにインスト番号/エフェクト番号を対応づけて
記憶している。
【0025】この実施形態においてギター用のエフェク
トは2種類あるが、最初はディストーションを付与する
ように設定されている。同じパートに音色切換えとして
「ギター」がもう一度指示された場合にはエフェクトと
してディストーションに代えてワウを付与するように設
定されるようになっている。なお再度同じパートに音色
切換えとして「ギター」が指定された場合はディストー
ションに戻るようになっている。
【0026】代用インストテーブルは例えば以下のよう
にインスト番号およびエフェクト番号との組合せに対し
て代用インスト番号を対応づけて記憶している。
【0027】この実施形態において、ピアノに関して
は、いずれのエフェクトとの組合せに対しても、原音色
の(エフェクトの付与されていない)ピアノが代用イン
ストとして設定されている。オルガンに関しては、ロー
タリーとの組合せに対してロータリーオルガンが代用イ
ンストとして設定されているが、それ以外のエフェクト
との組合せに対しては、原音色のオルガンが代用インス
トとして設定されている。ギターに関しては、ディスト
ーション、ワウとの組合せに対してはディストーション
G、ワウGが代用インストとして設定されているが、そ
れ以外のエフェクトとの組合せに対しては、原音色のギ
ターが代用インストとして設定されている。
【0028】3はRAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)である。このRAM3には、各種ワーキング・エリ
アの他に、メモリ領域としてメモリA、Bが用意され
る。メモリAは、音源部7の楽音生成回路で生成される
楽音信号の音色およびDSP8によって楽音信号に付与
されるエフェクトを制御するためのデータを記憶する領
域である。このメモリAのデータ構成は図4に図示する
ように、インスト番号Ca (各パート毎に記憶され
る。)、エフェクト番号Da (各パート毎に記憶され
る)、1つ前にエフェクトがかけられて発音していたパ
ート(現在代用インストで発音しているパート)のパー
ト番号F、現在エフェクトを使用しているパートのパー
ト番号Gとからなり、エフェクト番号Da に「0」が設
定されているパートはそのパートにはエフェクトを付与
しないことを示す。また、パートFに「0」が設定され
ている場合は、「1つ前にエフェクトがかけられて発音
していたパート」の対象となるパートがないことを示
し、パートGに「0」が設定されている場合は、現在エ
フェクトを使用しているパートがないことを示す。イン
スト番号Ca にはエフェクトが付与されていない状態で
サンプリングしたインストの番号、あるいは予め所定の
エフェクトが付与されている状態でサンプリングしたイ
ンスト(代用インスト)の番号が記憶されるようになっ
ている。
【0029】パートFは後にフローチャートで詳述する
復活処理の対象となるパートである。簡単に復活処理を
説明しておくと、エフェクトをかけて演奏しているパー
トと代用インストで演奏しているパート(1つ前にエフ
ェクトをかけて演奏していたが、音色が代用インストに
切り換えられて演奏しているパート)が同時にあるとき
に、前者のエフェクトの使用が中止された場合(エフェ
クトを使わないピアノの音色が設定された場合も含む)
に、後者の代用インストで演奏しているパートを、代用
インストが設定される前に設定していた音色に切り換
え、そのパートに代用インストが設定される前に設定し
ていたエフェクトをかけて演奏するという処理である。
【0030】なお、このメモリAの記憶内容は外部MI
DI端子から供給されるプログラムチェンジを受信する
度、あるいは操作子群でインストあるいはエフェクトが
指定される度に更新される。音源部7はインスト番号C
a に基づいて楽音信号を生成し、DSP8はエフェクト
番号Da に基づいて楽音信号にエフェクトを付与する。
【0031】メモリBは音色選択およびエフェクト選択
に応じて、各パートについて各種の情報を記憶する領域
であり、図5にそのデータ構成が示される。図示するよ
うに、各パート毎に、インスト番号Cb 、エフェクト番
号Db 、代用インスト番号Eを記憶する。
【0032】インスト番号Cb は指定された音色のイン
スト番号を記憶し、エフェクト番号Db は指定されたエ
フェクトのエフェクト番号を記憶し、Eはエフェクトを
使えなくなった場合の代用インスト番号を記憶する。こ
れらインスト番号Cb ,エフェクト番号Db 、代用イン
スト番号Eはそれぞれパート毎に記憶されている。メモ
リBの記憶内容は実際の楽音発生に直接反映されず、音
色選択がされた時およびエフェクト選択がされた時に、
選択がなされているパートに関して、メモリBのインス
ト番号Cb 、エフェクト番号Db の記憶内容がメモリA
のインスト番号Ca 、エフェクト番号Da に転送される
ようになっている。
【0033】以下、この実施形態の動作を説明する。こ
こでは、3つのパートがあるものとし、パート1のギタ
ーにディストーション・エフェクトをかけていた状態か
ら、パート2のオルガンにロータリ・エフェクトをかけ
る状態にエフェクトを切り換え、しかもパート1はエフ
ェクト切換え後、代用音色としてディストーション・ギ
ターに切り換える場合について説明する。
【0034】状態1(初期値) まず初期状態では各メモリのデータは以下のようになっ
ているものとする。 〔メモリB〕 パート番号 (1) (2) (3) インスト番号(Cb ) 1 1 1 エフェクト番号(Db ) 0 0 0 代用インスト番号(E) 1 1 1 〔メモリA〕 パート番号 (1) (2) (3) インスト番号(C) 1 1 1 エフェクト番号(E) 0 0 0 エフェクトを使用しているパートのパート番号(G):0 代用インストで発音しているパートの番号(F):0
【0035】楽音生成回路で生成される楽音の特質の制
御およびDSP8によるエフェクトの制御はメモリAに
基づいて行われる。よって、この状態では、パート1、
2、3はインスト番号「1」のピアノに使用されてい
る。エフェクト番号は「0」すなわちオフであるため、
どのパートでもエフェクトは使用されていない。また、
ピアノには代用音色が設定されていないため、メモリB
の代用インスト番号はピアノの原音色を示す「1」であ
る。
【0036】状態2(パート1にギター+ディストーシ
ョン指定) 次に、パート1において、ギターの音色にディストーシ
ョン・エフェクトをかけることを指定すると、各メモリ
の状態は以下のようになる。 〔メモリB〕 パート番号 (1) (2) (3) インスト番号(Cb ) 3 1 1 エフェクト番号(Db ) 2 0 0 代用インスト番号(E) 5 1 1 〔メモリA〕 パート番号 (1) (2) (3) インスト番号(Ca ) 3 1 1 エフェクト番号(Da ) 2 0 0 エフェクトを使用しているパートのパート番号(G):1 代用インストで発音しているパートの番号(F):0
【0037】ここで、メモリBでは、パート1は音色が
インスト番号「3」のギターに書き換えられ、またエフ
ェクト番号「2」のディストーションがかけられること
が指定されると共に、エフェクトをかけなくした時の代
用音色として、インスト番号「3」と対になっている代
用インスト番号「5」のディストーション・ギターが指
定される。また、メモリAでは、パート1はインスト番
号「3」、エフェクト番号「2」が設定され、よってパ
ート1はギターに対してディストーション・エフェクト
を使用することになる。エフェクトを使用しているパー
トを示すパートGには「1」が書き込まれる。
【0038】状態3(パート2にオルガン+ロータリ指
定の前準備) 次に、パート2において、オルガンの音色にロータリ・
エフェクトをかけることを指定すると、エフェクト切換
えの前準備として各メモリの状態は以下のようになる。 〔メモリB〕 パート番号 (1) (2) (3) インスト番号(Cb ) 3 2 1 エフェクト番号(Db ) 2 1 0 代用インスト番号(E) 5 4 1 〔メモリA〕 パート番号 (1) (2) (3) インスト番号(Ca ) 5 1 1 エフェクト番号(Da ) 0 0 0 エフェクトを使用しているパートのパート番号(G):2 代用インストで発音しているパートの番号(F):1
【0039】メモリBのパート2にはインスト番号にオ
ルガンの「2」が、エフェクト番号にロータリーの
「1」が、代用インスト番号にロータリー・オルガンの
「4」が書き込まれる。 指定されたパート2の音色設
定内容を判断し、そのエフェクト番号が「0」(スル
ー)以外であるので、現在エフェクトを使用しているパ
ート1について、メモリBのパート1の代用インスト番
号「5」をメモリAのパート1のインスト番号にコピー
し、メモリAのパートGに記憶していたパート番号
「1」を同じくメモリAのパートFにコピーし、パート
Gに新たに指定されたパート番号「2」を記憶する。こ
れにより、楽音生成回路はメモリAに基づいて楽音の特
質の制御を行うので、以降、パート1の楽音は代用音色
のディストーション・ギターでエフェクト無しとなる。
つまり、パート1は代用インストが反映される動作をす
るようになる。
【0040】状態4(パート2にオルガン+ロータリー
指定) 上記前準備が終了したら、さらに各メモリの状態は以下
のようになる。 〔メモリB〕 パート番号 (1) (2) (3) インスト番号(Cb ) 3 2 1 エフェクト番号(Db ) 2 1 0 代用インスト番号(E) 5 4 1 〔メモリA〕 パート番号 (1) (2) (3) インスト番号(Ca ) 5 2 1 エフェクト番号(Da ) 0 1 0 エフェクトを使用しているパートのパート番号(G):2 代用インストで発音しているパートの番号(F):1
【0041】つまり、メモリAのパート2にインスト番
号「2」、エフェクト番号「1」が書き込まれ、パート
2では、オルガンにロータリー・エフェクトをかけた楽
音が発生される。
【0042】上記の動作を行うための処理手順を図6、
図7の音色選択ルーチンのフローチャートを参照して以
下に説明する。パネル上の音色選択ボタン5bの操作の
検出、あるいはMIDI信号によるプログラムチェンジ
信号が入力されることにより、この音色選択ルーチンが
起動するようになっている。インスト番号は音色選択ボ
タン5bおよびプログラムチェンジ信号の指示する音色
と1対1に対応しているので、操作が検出された音色選
択ボタン5bあるいはプログラムチェンジ信号からイン
スト番号を把握することができ、ROM2のインスト/
エフェクトテーブルを参照することで、その音色に対応
づけられているエフェクトのエフェクト番号を把握する
ことができる。またインストとエフェクトの組合せから
なるROM2の代用インストテーブルを参照すること
で、その組合せに対応する代用インスト番号を把握する
ことができる。また音色あるいはエフェクトの選択時に
は音色あるいはエフェクトの選択の対象となるパート
(以下、「指定パート」という)が指定されるようにな
っており、パネル上の音色選択ボタン5bで音色が選択
された場合には、パネル上のパート選択ボタン5aで指
定されているパートが指定パートとなり、外部からのM
IDI信号により音色が選択される場合は、そのプログ
ラムチェンジ信号に含まれるチャンネル番号により指定
されるパートが指定パートとなる。そして、把握したイ
ンスト番号、エフェクト番号、代用インスト番号を、メ
モリB内の指定されたパートのインスト番号Cb 、エフ
ェクト番号Db 、代用インスト番号Eに転送し、インス
ト番号をメモリA内の指定されたパートのインスト番号
Ca に転送し、またそのインストに対応する音色の音色
パラメータを音源7の指定されたパートに送る(ステッ
プS1)。
【0043】次に、指定パートについて、選択された音
色にエフェクトを使用する設定がされているか否かを指
定パートのエフェクト番号Db から判断する(ステップ
S2)。エフェクト番号Db が「0」であればエフェク
トを使用しない設定がされている音色であり、「0」以
外であればエフェクトを使用する音色である。なお
「0」以外の番号はエフェクトの種類を示している。
【0044】エフェクト番号Db が「0」である場合、
すなわちエフェクトをかけない設定がされている場合
は、メモリAのパートGを参照し、現在エフェクトを使
用しているパートGと前記指定パートが同じかどうかを
判断する(ステップS3)。現在エフェクトを使用して
いるパートGと前記指定パートが同じでない場合は、現
在エフェクトを使っているパートGが引き続きそのエフ
ェクトを使うことになり、復活処理は不要なので、その
場合にはこのルーチンを終了する。
【0045】現在エフェクトを使用しているパートGと
前記指定パートが同じである場合は、スイッチ部を制御
して指定パートをスルーにし、指定パートのエフェクト
番号Da に「0」を入れ(ステップS4)、1つ前にエ
フェクトをかけていたパートFに「0」以外の番号を記
憶しているかどうかを判断する(ステップS5)。パー
トFに「0」を記憶している場合は、代用インストを用
いているパートはないことを意味しているので、復活処
理は行わないで、このルーチンを終了する。「0」以外
の番号を記憶している場合は、現在代用インストを使っ
ているパートが存在し、そのパートがエフェクトを復活
させる対象のパートであることを意味するので、パート
Fで指定されるパートのインスト番号Cb をインスト番
号Ca にコピーすると共に、インスト番号Cb に記憶し
ていたインストの音色パラメータを音源部7の対応する
パートに送信し、パートFで指定されるパートのエフェ
クト番号Db をエフェクト番号Da にコピーする(ステ
ップS6)。
【0046】次に、パートFに記憶していたパートの番
号を現在エフェクトを使用しているパートGにコピー
し、1つ前にエフェクトがかけられていたパートFに
「0」を記憶する(ステップS7)。
【0047】また、パートGで示されるパートのエフェ
クト番号Da に記憶しているエフェクトのDSPパラメ
ータをエフェクタ部8aに送り、次にパートGに記憶さ
れているパートからの出力がエフェクタ部8aに入力さ
れるようにスイッチ部8bを制御する。これにより当該
パートではそれまで代用インストEで演奏していたとこ
ろを、インスト番号Ca の音色にエフェクト番号Da の
エフェクトをかけて演奏するよう切り換えられる(ステ
ップS8)。
【0048】ステップS2において、選択された音色に
エフェクトを使用する設定がされている場合には、メモ
リAのパートGを参照し、現在エフェクトを使用してい
るパートGと前記指定パートが同じかどうかを判断する
(ステップS9)。ここで付言しておくが、本実施の形
態では1つの効果を付与しうるものであるので、エフェ
クトが指定され(ステップS2=NO)、なお指定パー
トはエフェクトを使っていたパートではない(ステップ
S9=NO)ということは、付与すべき効果の数が、付
与しうる効果の数を上回ったということである。
【0049】ステップS9において、現在エフェクトを
使用しているパートGと前記指定パートが同じである場
合は、今までエフェクトがかけられていたパートに新た
にエフェクトを使用する音色(エフェクトだけが切り換
えられる場合もある)が指定されたことを意味するの
で、指定パートのエフェクト番号Da にエフェクト番号
Db をコピーし、エフェクト番号Da に対応するDSP
パラメータをエフェクタ部8aに送り、スイッチ部8b
を制御して指定パートに指定されたエフェクトがかかる
ようにする(ステップS12)。
【0050】ステップS9において、現在エフェクトを
使用しているパートGと前記指定パートが同じでない場
合は、現在エフェクトがかけられているパートGを参照
し、パートGに示されるパートのエフェクト番号Da に
「0」を記憶し、スイッチ部を制御してパートGに示さ
れるパートをスルーにする。また、メモリBのそのパー
トの代用インスト番号Eをインスト番号Ca にコピーす
ると共に、そのパートのインスト番号Ca で示される音
色(代用インスト)の音色パラメータを音源部7の対応
するパートに送って音色を代用インストに切り換え、パ
ートGに示されるパートのエフェクト番号Da に「0」
を入れる(ステップS10)。
【0051】次に、パートGに記憶しているパートの番
号をパートFにコピーし(今までエフェクトがかけられ
ていたパートを1つ前にエフェクトをかけていたパート
として記憶する)、パートGに指定パートの番号をコピ
ーして現在エフェクトがかけられているパートとして記
憶し(ステップS11)、指定パートのエフェクト番号
Da に記憶したエフェクトのDSPパラメータをエフェ
クタ部8aに送り、スイッチ部8bを切り換えて指定パ
ートにエフェクトがかかるようにする(前述のステップ
S12の処理)。
【0052】また本発明による電子楽器の音色設定装置
は、パネルのエフェクト選択ボタン5cにより、指定す
るパートのエフェクトを他のエフェクトに切り換えるこ
とができるようになっている。例えばオルガンにディス
トーションをかけたい場合などは、音色をオルガンに設
定し(この時、エフェクトには自動的にロータリーが設
定される)、その後「ディストーション」のエフェクト
選択ボタン5cを押すことにより、オルガンにディスト
ーションをかけることができるようになっている。
【0053】図6と図7を参照してその処理を説明す
る。パネルのエフェクト選択ボタン5cによりエフェク
ト選択がなされると、前述した図6と図7のフローチャ
ートの「エフェクト切換」がスタートするようになって
いる。指定されているパートのエフェクト番号Db に、
押されたエフェクト選択ボタン5cに対応するエフェク
ト番号を記憶し、代用インストテーブルを参照し、対応
する代用インスト番号を指定されている代用インスト番
号Eに記憶する(ステップS13)。次に前述のステッ
プS2に移行するようになっているが、ステップS2以
下の説明は既に説明したので省略する。
【0054】以下に、本発明の他の実施形態を説明す
る。この他の実施形態は図8に示すように4パートを有
し、エフェクタを複数個(この他の実施形態では2つ)
を備えるものである。エフェクタはそれぞれエフェクタ
チャンネル番号が定義されており、各パートの楽音信号
をチャンネル番号に基づいてエフェクタに出力するよう
になっている。インスト/エフェクトテーブルおよび代
用インストテーブルについては先の実施形態と同様にこ
の他の実施形態でも使用する。なお、図8に示される各
符号は前記実施形態における図3の符号に対応してい
る。
【0055】RAM3には図9に示すメモリAは前述し
た実施形態の図4に示した記憶領域に対応するものであ
る。同じ記号のものは図4のものと同じであるので、重
複するものの説明は省略する。また本実施例は先の実施
例と異なり4パート分のデータを設定するようになって
いる。
【0056】このうち「エフェクタチャンネル番号K」
は、そのパートの楽音信号をエフェクタに出力するか否
か、および出力する場合のエフェクタチャンネルの番号
を記憶するようになっている。「0」はスルーを意味
し、「1」はエフェクタチャンネル1のエフェクタに出
力することを意味し、「2」はエフェクタチャンネル2
のエフェクタに出力することを意味する。「エフェクト
使用数N」は、現在使用されているエフェクタの数を記
憶するもので「0」〜「2」の値が入るようになってい
る。
【0057】図10に示すメモリBは前述した実施形態
の図5に示した記憶領域に対応するものである。同じ記
号のものは図5のものと同じであるので、重複するもの
の説明は省略する。
【0058】このうち「エフェクト停止優先順位P」
は、2つのエフェクタとも使用して発音している状態に
おいて、更にエフェクトの指定がされた場合に、どのエ
フェクトを停止するかを規定するための優先順位で、パ
ート毎に記憶するようになっている。以下に具体的に動
作を説明する。
【0059】いずれのパートにもエフェクト使用の指定
がされていない状態において、いずれかのパートにエフ
ェクト指定が行われた際には、指定されたパートのエフ
ェクト停止優先順位Pに「1」を書き込み、次に別のパ
ートにエフェクト使用の指定がされた場合は、前記
「1」を「2」に書き換え、新たに指定されたパートの
「エフェクト停止優先順位P」に「1」を書き込む、更
にまた別のパートにエフェクト使用の指定がされた場合
は、同時に3つのエフェクトはかけられないので、
「2」が書いてあるパートをスルーにし、前記「2」を
「0」に書き換え、「1」が書いてあるパートを「2」
に書き換え、新たに指定されたパートの「エフェクト停
止優先順位P」に「1」を書き込む。つまりこの優先順
位は、後着優先であって、新しくエフェクトが設定され
たパートになるほど優先順位が高く(エフェクト停止が
されにくく)、古いものほど優先順位が低い(エフェク
ト停止されやすい)ようになっている。以上の処理をエ
フェクト停止優先順位処理と定義する。
【0060】また「復活優先順位L」は、2つのエフェ
クタとも使用している状態において、今までエフェクト
を使用していたパートにエフェクトを使用しないように
する指定がされた場合に、復活処理を行うパートを決め
るための優先順位で、パート毎に記憶するようになって
いる。以下に具体的に動作を説明する。
【0061】2つのエフェクタとも使用している状態に
おいて、今までエフェクトが使用されていないパートに
エフェクトを使用する指定がされた場合には、前述のエ
フェクト停止優先順位Pに基づいて今までエフェクトが
使用されていたパートのエフェクトが停止される。この
時にエフェクトが停止されるパートの復活優先順位Lに
「1」を書き込む、更に今までエフェクトが使用されて
いなかったパートにエフェクトを使用するように指定さ
れた場合は、前記「1」を書き込んだパートの復活優先
順位Lを「2」に書き換え、新たにエフェクトが停止さ
れるパートの復活優先順位Lに「1」を書き込む・・・
・という動作をエフェクト指定がされる度に繰り返すよ
うになっている。
【0062】エフェクトを使用していたパートにエフェ
クトを使用しないようにする指定がなされた場合には、
その時、復活優先順位Lに「1」が書き込まれているパ
ートを復活対象のパートとし、復活対象のパートのイン
スト(現在代用インストが設定されている)に対して以
前設定されていたインストに切り換え、エフェクトを使
用しないように指定されたパートがそれまで使用してい
たエフェクタを復活対象のパートで使用するように切り
換え、そのパートでは以前設定されていたエフェクトを
付与するように制御される。その他のパートについて
は、復活優先順位Lが「2」以上の値の場合にはそれぞ
れ「1」を減算する。この優先順位は、後着優先であっ
て、新しくエフェクトが停止されたパートになるほど優
先順位が高く(エフェクトが復活されやすい)、古いほ
ど優先順位が低くなる(エフェクトが復活されにくい)
ようになっている。以上の処理をこの実施形態における
復活処理と定義する。
【0063】以下、最大2パートにエフェクト付与でき
るこの実施形態の装置の動作を説明する。図11と図1
2に示すフローチャートは、音色選択が行われた場合お
よびエフェクトが選択された/エフェクトが停止された
場合(パネルのエフェクト選択スイッチ「スルー」を押
した場合)にスタートするものである。
【0064】まず、音色切換えがされた場合、先の実施
例と同様に音色選択のなされた指定パートとインスト番
号を把握し、ROM2のインスト/エフェクトテーブル
を参照することで、その音色に対応づけられているエフ
ェクトのエフェクト番号を把握し、代用インストテーブ
ルを参照することで、代用インストのインスト番号を把
握する。そして把握したインスト番号、エフェクト番
号、代用インスト番号を、メモリB内の指定パートのイ
ンスト番号Cb 、エフェクト番号Db 、代用インスト番
号Eに転送し、インスト番号をメモリA内の前記指定パ
ートのインスト番号Ca に転送し、指定されたインスト
に対応する音色の音色パラメータを音源部7の指定パー
トに送る(ステップS101)。
【0065】次に、選択された音色にエフェクトを使用
する設定がされているか否かを指定パートのエフェクト
番号Db から判断する。(ステップS102)。エフェ
クト番号Db が「0」であればエフェクトを使用しない
設定がされている音色であり、「0」以外であればエフ
ェクトを使用する音色である。なお「0」以外の番号は
エフェクトの種類を示している。
【0066】エフェクト番号Db が「0」以外であれば
エフェクトを使用する音色なので、次に指定パートはエ
フェクトを使っているパートであるか否かを判断する。
この判断は指定パートのエフェクタチャンネル番号Kを
参照し、エフェクタチャンネル番号Kに「1」あるいは
「2」が記憶されている場合は、指定パートはエフェク
トを使用しているパートと判断し、「0」が記憶されて
いる場合は、指定パートはエフェクトを使用していない
パートであると判断するようになっている(ステップS
103)。指定パートがエフェクトを使っているパート
でない場合は、メモリAを参照し、エフェクト使用数N
が「2」であるかどうかを判断する(ステップS10
4)。ここで付言しておくが、本実施の形態では最大2
つの効果を付与しうるものであるので、エフェクトが指
定され(ステップS102=NO)、なお指定パートは
エフェクトを使っていたパートではなく(ステップS1
03=NO)、かつ現在のエフェクト使用数N=2であ
るということは、付与すべき効果の数が、付与しうる効
果の数を上回ったということである。
【0067】前記ステップS104において、エフェク
ト使用数Nが「2」である場合はもう既に2つのエフェ
クタが使用中であるので、どちらかのエフェクタをトラ
ンケート(空ける)しなくてはならない。そこでRAM
内のメモリBを参照し、エフェクト停止優先順位Pを参
照して優先順位が低いパートをスルーにするパート(以
下「トランケートパート」と略称する。)として決め、
トランケートパートのエフェクタチャンネル番号Kに
「0」を記憶し、スイッチ部8bを制御してトランケー
トパートをスルーにする(ステップS106)。メモリ
B内のトランケートパートの代用インスト番号Eをメモ
リA内のトランケートパートのインスト番号Ca にコピ
ーし、音源部7のトランケートパートにインスト番号C
a に対応する代用インストの音色パラメータを送り、ト
ランケートパートを代用インストで発音させるようにす
る(ステップS107)。今回トランケートパートに規
定されたパートの優先順位が一番高くなるように(後着
優先)、復活優先順位Lを更新する(ステップS10
8)。
【0068】全てのパートのエフェクタチャンネル番号
Kを参照し、指定パートにエフェクトを付与するために
使用するエフェクタを決定する。エフェクタチャンネル
番号Kに「1」「2」のどちらが記憶されている否かを
調べ、記憶されていない方のエフェクタチャンネルのエ
フェクタを使用するエフェクタとして決定する。どちら
とも記憶されていない場合はエフェクタチャンネル1の
エフェクタを使用するエフェクタとして決定し、指定パ
ートのエフェクタチャンネル番号Kに、前記決定したエ
フェクタのエフェクタチャンネル番号を記憶する(ステ
ップS109)。
【0069】次に、メモリBの音色切換えのなされた指
定パートのエフェクト番号Db をメモリAの指定パート
のエフェクト番号Da にコピーし、エフェクト番号Da
に対応するエフェクトのDSPパラメータを、指定パー
トのエフェクトチャンネル番号Kのエフェクタに送り、
指定した音色に指定したエフェクトを付与する(ステッ
プS110)。次に前述したエフェクト停止優先順位処
理を行い、このルーチンを終了する(ステップS11
1)。
【0070】ステップS104において、Nが2以外で
あれば(0,1である場合)、エフェクト使用数をイン
クリメントし(ステップS105)、前述したステップ
S109に移行し、前述したステップS109〜ステッ
プS111の処理を行って、このルーチンを終了する。
【0071】またステップS103において、指定パー
トがエフェクトを使っているパートである場合は、エフ
ェクタ使用数Nが増減せず、他のパートのエフェクタを
トランケートする処理が必要ないため、前述のステップ
S110に移行し、前述したステップS110およびス
テップS111の処理を行って、このルーチンを終了す
る。
【0072】また、前述のステップS102において指
定パートのエフェクト番号Db が「0」である場合、す
なわちエフェクトを使用しないという指定がなされた場
合は、指定パートが今までエフェクトを使っていたパー
トであるかどうかを判断する。この処理は前述したステ
ップS103と同じくエフェクタチャンネル番号Kを参
照することで判断している。その方法は既に述べてある
ので詳述しない(ステップS112)。
【0073】ステップS112の判断が肯定の場合、今
までエフェクトを使っていたパートにエフェクトを使わ
ない設定がなされたことを意味する。したがって指定パ
ートのエフェクタチャンネル番号Kに「0」を記憶し、
スイッチ部8bを制御して指定パートをスルーにし、指
定パートにエフェクトが付与されないようにする(ステ
ップS113)。
【0074】次に代用インストで発音しているパートが
あるか否かを判断する。この判断はメモリBの復活優先
順位Lを参照し、全てのパートについて復活優先順位L
に「0」以外を記憶しているパートがあるかどうかを判
断する(ステップS114)。復活優先順位Lに「0」
以外を記憶しているパートがあるということは、代用イ
ンストで発音しているパートが存在することを意味して
いる。
【0075】いずれかのパートの復活優先順位Lに
「0」以外を記憶している場合には、いずれかのパート
の音色とエフェクトを元に戻す復活処理が伴ってくるの
で、復活させるパートに使用するためのエフェクタを決
定する。この処理も前述したステップS109と同じく
エフェクタチャンネル番号Kを参照することで判断して
いる。その方法は既に述べてあるので詳述しない(ステ
ップS117)。
【0076】次に、復活処理させる優先順位が一番高い
パート(復活優先順位Lに「1」を記憶しているパー
ト;以下「復活対象パート」と略称する)を検出し、メ
モリBの復活対象パートのエフェクタチャンネル番号K
にステップS117で決定したエフェクタのエフェクト
チャンネル番号を記憶し、復活対象パートのインスト番
号Cb を復活対象パートのインスト番号Ca にコピーす
ると共に、音源部7の復活対象パートにそのインストの
音色パラメータを送る。また、メモリBの復活対象パー
トのエフェクト番号Db を、メモリAの復活対象パート
のエフェクト番号Da にコピーすると共に、復活対象パ
ートのエフェクタチャンネル番号Kで示されるエフェク
タにエフェクト番号Da に対応するエフェクトのDSP
パラメータを送る(ステップS118)。
【0077】次に、復活優先順位Lの更新を行う。この
処理は、復活優先順位Lに「0」以外の値が書き込まれ
ている全てのパートについてそれぞれ値を1づつ減算し
て、それら全てのパートの優先順位を1づつ上げるとい
うものである(ステップS119)。更に、復活させた
パートのエフェクト停止優先順位Pを、今復活させたパ
ートの優先順位が高くなるように(トランケートされに
くいように)更新する(ステップS120)。
【0078】このようにして、復活対象パートにおい
て、代用インストで発音する前に発音していたインスト
に、代用インストで発音する前に付与していたエフェク
トを付与して発音するようになる。
【0079】またステップS114において代用インス
トで発音しているパートがない場合は、復活処理の必要
がないのでエフェクト使用数Nをデクリメントし(ステ
ップS115)、エフェクト停止優先順位Pに「2」を
記憶しているパートがあれば、「2」から1を減算して
「1」にすることにより優先順位がそれぞれ1づつ優先
順位が高くなるようにエフェクト停止優先順位Pを更新
し(ステップS116)、このルーチンを終了する。
【0080】また、この他の実施形態においても、パネ
ルのエフェクト選択ボタン5cにより、指定するパート
のエフェクトを他のエフェクトに切り換えることができ
るようになっている。
【0081】パネルのエフェクト選択ボタン5cにより
エフェクト選択がなされると、前述した図11と図12
のフローチャートの「エフェクト切換」がスタートする
ようになっている。指定されているパートのエフェクト
番号Db に、押されたエフェクト選択ボタン5cに対応
するエフェクト番号と、代用インストテーブルを参照
し、対応する代用インスト番号を指定されいる代用イン
スト番号Eに記憶する(ステップS121)。次に前述
のステップS102に移行するようになっているが、ス
テップS2以下の説明は先ほど説明したので省略する。
【0082】なお、複数のパート同じ種類のエフェクト
付与する場合には複数の楽音信号を加算合成し、合成し
た楽音信号に1つの共通のエフェクタによりエフェクト
を付与するようにしてもよい。例えばパート1とパート
2の楽音信号を加算して、エフェクトチャンネル1のエ
フェクタに入力し、エフェクトチャンネル1のエフェク
タにより合成した楽音信号にロータリーのエフェクトを
付与するようにしても良い。
【0083】この他の実施形態においては、エフェクト
を残す優先順位を後着優先で決めたが、これに限られ
ず、例えば、パネル上の操作子群5として優先モード選
択ボタン(図示しない)を備えるようにしてもよい。こ
の優先モード選択ボタン(プライオリティ・ボタン)は
優先順位のモードを設定するためのスイッチで、ボタン
を押す度に、パート毎優先順位モード、パート数優先順
位モード、音色優先順位モード、エフェクト優先順位モ
一ド、後着優先順位モード、ユーザー設定優先順位モー
ドが切り換わって表示装置6に表示されるようになって
いる。「ユーザー設定優先順位モード」になっている状
態では、更に2秒以上押すとユーザーによりパートのエ
フェクトの優先順位を設定することができるようにな
り、この状態でパート選択ボタン5a を設定したい優先
順位の順番に押すことによって優先順位を設定し、優先
モード選択ボタン5d を離すことによって優先順位が確
定するようになっている。
【0084】上記の各優先順位モードは以下のようにし
て優先順位を決める。 パート毎優先順位モード 予めパートに優先順位が規定されていて、優先順位の高
いパートに割り当てられたエフェクトの優先順位が高く
なるようになっている。 パート数優先順位モード 同じエフェクトが複数パートにかけられている場合にお
いて、エフェクトがかけられているパート数が多いほど
そのエフェクトの優先順位が高くなるようになってい
る。 音色優先順位モード 予め音色毎に優先順位が規定されている。 エフェクト優先順位モード 予めエフェクト毎に優先順位が規定されている。 後着優先順位モード 後に設定されたエフェクトの優先順位が高くなるように
なっている。 ユーザー設定優先順位モード ユーザーにより任意にパートに優先順位が設定される。 このほかにも、曲やエフェクトのジャンルによって優
先順位を規定してもよい。
【0085】なお、上述の他の実施形態におけるエフェ
クトを復活させる優先順位Lも同様の優先順位の考え方
に基づいて決めることができる。
【0086】本発明の実施にあたっては上述のものの他
にも種々の変形形態が可能である。例えば、上述の実施
例では1台のエフェクタは同時には一つのエフェクトを
付与するものとしたが、時分割処理により1台のエフェ
クトで楽音信号に複数のエフェクトをかけるように構成
することもできる。
【0087】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、音色設定においてエフェクトの切換えをする場合
に、ユーザ自身が他のパートの状態を一々気にしなくと
も、それまでエフェクトがかかっていた他のパートにお
いてもそのエフェクトの演奏効果をエフェクト切換え後
も維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての音色設定装置を搭
載した電子楽器の全体のハードウェア構成を示す図であ
る。
【図2】一実施形態のパネルの外観構成を示す図であ
る。
【図3】一実施形態のDSP回路の構成例を示す図であ
る。
【図4】一実施形態のメモリAのデータ構成を示す図で
ある。
【図5】一実施形態のメモリBのデータ構成を示す図で
ある。
【図6】一実施形態の音色選択ルーチン(1/2)を示
すフローチャートである。
【図7】一実施形態の音色選択ルーチン(2/2)を示
すフローチャートである。
【図8】他の実施形態のDSP回路の構成例を示す図で
ある。
【図9】他の実施形態のメモリAのデータ構成を示す図
である。
【図10】他の実施形態のメモリBのデータ構成を示す
図である。
【図11】他の実施形態の音色選択ルーチン(1/2)
を示すフローチャートである。
【図12】他の実施形態の音色選択ルーチン(2/2)
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU(中央処理装置) 2 ROM(リード・オンリー・メモリ) 3 RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 4 鍵盤装置 5 操作子群 6 表示装置 7 音源部 8 DSP回路 9 D/A変換器 10 MIDI回路 11 スピーカ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の音色の楽音信号を同時に発生可能な
    電子楽器の音色設定装置であって、 複数種類の効果のうちから、前記楽音信号のうちの所望
    の楽音信号に対し付与する効果を設定する効果設定手段
    と、 前記効果設定手段で設定された効果を該当する楽音信号
    に付与する効果付与手段と、 前記効果設定手段の設定に基づいて前記効果付与手段で
    新たに効果を該当する楽音信号に付与する際に、その新
    たな効果付与によりそれまで前記効果付与手段で効果が
    付与されていた楽音信号であって前記新たな効果付与に
    起因して効果付与が停止される楽音信号については、そ
    の楽音信号の音色を、効果が停止される前の音色に予め
    効果が付与された代用音色に切り換える音色変更手段と
    を備えた電子楽器の音色設定装置。
  2. 【請求項2】前記効果付与手段は同時には一つの効果だ
    けを楽音信号に付与できるものであり、 前記音色変更手段は、前記効果設定手段において、現に
    効果を付与している楽音信号以外の楽音信号に効果を付
    与する設定がなされた場合に、現に効果を付与している
    楽音信号への効果付与を停止し、効果付与を停止した楽
    音信号の音色を、音色に予め効果が付与された代用音色
    を変更することを特徴とする請求項1記載の電子楽器の
    音色設定装置。
  3. 【請求項3】前記効果付与手段は同時に複数の効果を楽
    音信号に付与できるものであり、 前記音色変更手段は、楽音信号に付与すべき効果の数が
    効果付与手段により付与可能な効果の数を上回ったら、
    現に効果を付与している楽音信号のいずれかの楽音信号
    への効果付与を停止し、効果付与を停止した楽音信号の
    音色を、音色に予め効果が付与された代用音色に変更す
    ることを特徴とする請求項1記載の電子楽器の音色設定
    装置。
  4. 【請求項4】前記効果設定手段は前記楽音信号のうち所
    望の楽音信号に対し付与する効果を設定する他、前記効
    果付与手段に所望の楽音信号に対して効果付与、あるい
    は効果付与停止を指示することが可能であり、 前記音色変更手段は、前記効果設定手段により現に効果
    を付与している楽音信号に対して効果付与停止が指示さ
    れた際に、それまで代用音色によっていた楽音信号を元
    の音色に戻すとともにその楽音信号に対して代用音色切
    換前に付与されていた元の効果を前記効果付与手段で付
    与するように構成した請求項1、2または3に記載の電
    子楽器の音色設定装置。
  5. 【請求項5】前記効果付与手段で現に付与する効果の優
    先順位を決める第1の優先順位規定手段を備え、前記効
    果設定手段での新たな効果設定に基づいて楽音信号に付
    与すべき効果の数が前記効果付与手段の効果付与可能な
    最大数を上回ったら、前記第1の優先順位規定手段で規
    定する優先順位に従って前記効果付与手段で効果付与を
    停止する楽音信号を決定するように構成した請求項1〜
    4のいずれかに記載の電子楽器の音色設定装置。
  6. 【請求項6】代用音色によって発音している楽音信号の
    優先順位を規定する第2の優先順位規定手段を備え、前
    記現に効果を付与している楽音信号に対して効果付与が
    停止されるときには、前記第2の優先順位規定手段に基
    づいて代用音色によって発音していた複数の楽音信号の
    うち、いずれかの楽音信号を選択し、該選択した楽音信
    号を元の音色に戻すと共にその楽音信号に対して代用音
    色切換え前に付与されていた元の効果を前記効果付与手
    段で付与することを特徴とする請求項4または5に記載
    の電子楽器の音色設定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109473086A (zh) * 2018-12-20 2019-03-15 深圳市魔耳乐器有限公司 一种可复制音色的自学习效果器
DE102020200185B4 (de) 2019-01-10 2022-11-10 Yamaha Corporation Klangsteuerungsvorrichtung, klangsteuerungsverfahren und programm

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