JP3046094B2 - 自動伴奏装置 - Google Patents

自動伴奏装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動伴奏装置に関し、
特に、予め設定されたコード進行(コードシーケンス)
を記憶しておき、このコード進行を再生して伴奏する際
に、新たに与えられた任意の押鍵情報を加味した伴奏を
行うことのできる自動伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動伴奏装置として、例えば、特
開昭59−13295号公報中に開示された自動伴奏装
置がある。この自動伴奏装置は、予め記憶して設定され
たコード進行を順次再生しているときに新たなコードの
指定が行われた場合には、予め設定されたコード進行に
基づいて既に決定されていたコードが、この新たなコー
ドの指定によってコードの修正がなされ、全く別のコー
ドに変換されて演奏されるものである。
【0003】また、その他の既知の自動伴奏装置として
は、予め設定されたコード進行の再生時に、鍵盤からの
押鍵情報を付加して自動伴奏を行うものがあり、例え
ば、「Cメジャー」のコードを再生中に「ラ(A)」の
音が押鍵されると、「Cメジャー」のコードを「Cシッ
クス」のコードに修正して伴奏する自動伴奏装置が知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の自動伴奏装置にあっては、予め設定され
たコードを修正するために新たなコードの指定がなされ
た場合において、新たなコードの指定をする際に押鍵さ
れる鍵盤の押鍵数に従って、押鍵された鍵盤の音に対応
するコードに全く置き換えてしまうのか、あるいは既に
指定されているコードの構成音の一部を変化させるのか
を選択することができず、このため演奏の自由度が制限
されるという問題点があった。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、予め設定されたコード進行の再生時に新たな押
鍵情報が発生した場合に、その新たな押鍵情報を構成す
る押鍵数に従って、発音されるべきコードを自動的に選
択して変化させることのできる自動伴奏装置を提供しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における自動伴奏装置は、図1に示すように
構成されており、曲の進行に対応したコード情報として
コードシーケンスデータからのコード情報を記憶してい
る記憶手段10と、任意の押鍵に基づいて押鍵情報を発
生する押鍵情報発生手段12と、記憶手段10からのコ
ード情報及び押鍵情報発生手段12からの押鍵情報より
伴奏情報(伴奏データ)を設定制御する制御手段14
と、伴奏情報に従って伴奏を行う伴奏手段16とを有し
てなるものである。
【0007】
【作用】記憶手段10からコード情報を読み出したとき
に、押鍵情報発生手段12からの押鍵情報がある一定数
未満の押鍵数である場合には、制御手段14によって、
コード情報と押鍵情報とを混合した伴奏情報が発生され
る。そして、この伴奏情報により、伴奏手段16におい
て伴奏が行われる。
【0008】一方、記憶手段10からコード情報を読み
出したときに、押鍵情報発生手段12からの押鍵情報が
ある一定数以上の押鍵数である場合には、制御手段14
によって、押鍵情報のみによる伴奏情報が発生される。
そして、この伴奏情報により、伴奏手段16において伴
奏が行われる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明による自動伴
奏装置の実施例を詳細に説明するものとする。
【0010】図2は、本発明による自動伴奏装置の一実
施例を示すブロック図であり、この自動伴奏装置は、そ
の全体の動作の制御を中央処理装置(CPU)20を用
いて制御するように構成されている。このCPU20に
は、バス22を介して、全体の動作の制御のための所定
のプログラム、各種の伴奏データ及びコードの種類を決
定するために使用するコード判別用データテーブルが格
納されたリード・オンリ・メモリ(ROM)24と、後
述するようにコード情報としてのコードシーケンスデー
タが記憶されたランダム・アクセス・メモリ(RAM)
26と、後述する操作子群28と、後述する表示部30
と、押鍵操作をして押鍵情報を入力するための鍵盤装置
32と、後述するMIDI入力部34と、後述するMI
DI出力部36と、伴奏データに基づいて伴奏音を発生
するための音源部38とが接続されている。
【0011】操作子群28は、演奏スタイルの選択ある
いは選定を行うスイッチ群、各音の音色のパラメータを
選択あるいは選定するスイッチ群及び全体の音量を調節
するボリュームツマミなどの操作子から構成されてい
て、操作パネル上などに配設されている。操作子群28
を構成する各操作子の操作状態は、CPU20に読み込
まれる。
【0012】表示部30は、コード情報や、その他の各
種の演奏情報などの表示を行い、演奏者へ演奏の状態を
示している。
【0013】MIDI入力部34は、この自動伴奏装置
外部からのMIDI信号を入力するためのインターフェ
ース部であり、MIDIによる押鍵情報たるノート情報
のノートナンバーなどを受けて、CPU20がそれを読
み込むことにより、MIDIのノートナンバーに従って
楽音の発生を行うことができる。
【0014】MIDI出力部36は、この自動伴奏装置
外部へMIDI信号を出力するためのインターフェース
部であり、MIDIによってこの自動伴奏装置外部の音
源を発音させることができる。
【0015】CPU20内部には、図3において図表的
に示すような各種のレジスタが設定されている。これら
のレジスタは、RAM26から読み出されるコードシー
ケンスデータからの押鍵情報を一時的に記憶しておくレ
ジスタC、鍵盤装置32及びMIDI入力部34からの
新たな押鍵情報を一時的に記憶しておくレジスタN、レ
ジスタCとレジスタNとの論理和の値を一時的に記憶し
ておくレジスタTが存在する。なお、これらのレジスタ
C、レジスタN及びレジスタTは、1オクターブ分の鍵
盤に対応した12ビットのデータで構成されており、い
ずれのレジスタにおいても、押鍵情報が発生している鍵
盤に対応したビットには、「1」が立っている。即ち、
図3に基づいて説明すると、レジスタCには「ド
(C)」、「ミ(E)」、「ソ(G)」よりなる「Cメ
ジャー」のコードが記憶され、レジスタNには「ド
(C)」、「ミ(E)」、「ソ(G)」、「ラ(A)」
よりなる「Cシックス」のコードが記憶され、レジスタ
Tには「ド(C)」、「ミ(E)」、「ソ(G)」、
「ラ(A)」よりなる「Cシックス」のコードが記憶さ
れている。
【0016】また、CPU20は、ROM24内に格納
されたプログラムを実行することにより、操作子28の
操作状態、鍵盤装置32からの押鍵情報及びMIDI入
力部34からのノート情報を読み出し、表示部30に演
奏状態などを表示するとともに、RAM26へのコード
シーケンスデータを書き込み、RAM26からコードシ
ーケンスデータの読み出しなどを行う。そして、ROM
24に記憶されているコード判別用データテーブルに従
ってコードの判別を行った後に、決定されたコードによ
る伴奏情報を音源部38へ供給するとともに、音源部3
8を制御して楽音を発生させる。
【0017】RAM26には、図4において図表的に示
すように、コードシーケンスデータが記憶されている。
このコードシーケンスデータは、4分音符に対応するア
ドレス毎に、1オクターブ分の鍵盤の押鍵情報に対応す
る12ビットのデータが記憶されており、押鍵情報が発
生しているビットには「1」が立っている。即ち、図4
に基づいて説明すると、アドレスnには「ド(C)」、
「ミ(E)」、「ソ(G)」よりなる「Cメジャー」の
コードが記憶され、アドレスn+1にもアドレスnと同
一のデータが記憶されている。また、アドレスN−1に
は「レ(D)」、「ソ(G)」、「シ(B)」よりなる
「Gメジャー」のコードが記憶され、アドレスNにもア
ドレスN−1と同一のデータが記憶されている。
【0018】以上の構成において、この自動伴奏装置の
作用を、図5及び図6のフローチャート、図7及び図8
の動作例を参照しながら、各ステップ毎に説明する。な
お、以下の説明では、自動伴奏される曲のコードシーケ
ンスデータが、4拍子である場合を例にとって説明す
る。
【0019】この自動伴奏装置は、図5に示すように、
メインルーチン内でモード選択が行われてコードシーケ
ンス演奏ルーチンが選択されると、図6に示す本発明に
よるコード判別処理ルーチンが実行されるものである。
即ち、本発明によるコード判別処理ルーチンは、メイン
ルーチンより読み出されて、その処理を終わると再びメ
インルーチンへ戻るようになっている。
【0020】図5におけるメインルーチンを示すフロー
チャートにおいて、ステップS100の初期設定ルーチ
ンは、電源スイッチがオンされることにより起動して実
行されるものであり、このメインルーチンの各種のバッ
ファ、レジスタ、パラメータなどを初期値に設定するル
ーチンである。ステップS100の処理が終了したとき
は、ステップS102へ進む。
【0021】ステップS102は、パラメータ読み込み
ルーチンであり、操作パネル上などに配設された各種操
作子群28の操作状態、鍵盤装置32からの押鍵情報及
びMIDI入力部34からのノート情報などを読み込
み、それらを所定のレジスタなどに設定するルーチンで
ある。なお、ステップS102は、後述するステップS
104、ステップS106、ステップS108、ステッ
プS110及びステップS112の各ルーチンからも随
時読み出されるものである。ステップS102の処理が
終了したときは、ステップS104へ進む。
【0022】ステップS104は、この自動伴奏装置が
いずれのモードで演奏されるのかが選択される。本実施
例においては、予め記憶して設定されたコードシーケン
スデータを用いずに演奏者が鍵盤装置32などを操作し
て演奏を行う通常演奏モードと、RAM26にコードシ
ーケンスデータを書き込むコードシーケンス書き込みモ
ードと、本発明による予め設定されたコードシーケンス
データによって自動伴奏演奏を行うコードシーケンス演
奏モードとが設定されている。ステップS104におい
て、通常演奏モードが選択されると、ステップS106
へ進む。
【0023】ステップS106は、通常演奏モードを実
行する通常演奏ルーチンである。即ち、ステップS10
6は、予め設定されたコードシーケンスデータを用いる
ことなしに、演奏者による鍵盤装置32などを操作して
の演奏が実行される。
【0024】また、ステップS104において、コード
シーケンス書き込みモードが選択されると、ステップS
108へ進む。ステップS108は、コードシーケンス
書き込みモードを実行するコードシーケンス書き込みル
ーチンであり、RAM26へのコードシーケンスデータ
の書き込みが実行される。
【0025】さらに、ステップS104において、コー
ドシーケンス演奏モードが選択されると、ステップS1
10へ進む。ステップS110は、コードシーケンス演
奏モードを実行するコードシーケンス演奏ルーチンであ
る。即ち、ステップS110では、本発明による予め設
定されたコードシーケンスデータに従った自動伴奏によ
っての演奏が実行される。
【0026】ステップS106、ステップS108ある
いはステップS110の処理が終了したときは、ステッ
プS112へ進む。
【0027】ステップS112では、電源がオフにされ
たか否かが判定される。ステップS112での判定結果
が否定(NO)、即ち電源がオンであるときはステップ
S102へ戻り、それ以降は、上記したようなステップ
S102乃至ステップS112の処理を繰り返し実行す
る。また、ステップS112での判定結果が肯定(YE
S)、即ち電源がオフにされたときは、メインルーチン
の処理を終了する。
【0028】図6は、コードシーケンス演奏ルーチンの
サブルーチンである、本発明の要部をなすコード判別処
理ルーチンのフローチャートである。このコード判別処
理ルーチンは、コードシーケンス演奏モードにおけるコ
ードシーケンスデータ再生中に、コードシーケンスデー
タによって予め設定されたコードを修正するために、鍵
盤装置32あるいはMIDI入力部34から新たな押鍵
情報が入力された場合に実行されるものである。コード
判別処理ルーチンにおいてコードが判別されると、判別
されたコードに基づいて自動伴奏が行われることになる
が、コードが判別された後の自動伴奏に関しては、例え
ば、米国特許番号第4,433,601号公報、特開昭
58−171092号公報などにおいて、既に開示され
たような技術がある。したがって、ここでは単に上記公
報を引用することにより、これに関連した詳細な説明は
省略するものとする。
【0029】コード判別処理ルーチンがスタートする
と、まずステップS200において、レジスタNをセッ
トすることになる。即ち、レジスタNに、コードを修正
するための新たな押鍵情報を書き込むことになる。ステ
ップS200の処理が終了したときは、ステップS20
2へ進む。
【0030】ステップS202では、レジスタNに書き
込まれた押鍵情報の鍵盤の押鍵数が「3」未満であるか
否かが判定される。即ち、コード修正のために発生され
た押鍵数が「3」未満であるか否かが判定されることに
なる。判定結果が「3」未満である場合には、ステップ
S204へ進む。また、判定結果が「3」以上である場
合には、ステップS206へ進む。
【0031】ステップS204では、レジスタCの値と
レジスタNの値とを論理和して、その結果をレジスタT
に書き込む。また、ステップS206では、レジスタN
の値を、レジスタTに書き込む。ステップS204ある
いはステップS206の処理が終了したときは、ステッ
プS208へ進む。
【0032】ステップS208では、レジスタTに書き
込まれた内容からコード判別するために、コード判別ル
ーチンを実行する。即ち、レジスタTに伴奏データとし
て記憶されているコード構成音たるコード用押鍵情報に
基づいて、コードのルート音とコードタイプを判別する
ものである。このコード判別ルーチンに関しては、例え
ば、特開昭58−171092号公報、特開昭58−1
82698号公報などにおいて、既に開示されたような
技術がある。したがって、ここでは単に上記公報を引用
することにより、これに関連した詳細な説明は省略する
ものとするが、例えば、レジスタTの押鍵情報に合致す
るコードデータを、ROM24に設定されたコード判別
テーブルから検索して、その検索結果からコードのルー
ト音とコードタイプを判別することができる。
【0033】ステップS208の処理を終了したとき
は、このコード判別処理ルーチンを終了して、メインル
ーチンのコードシーケンス演奏ルーチンへリターンする
ことになる。コードシーケンス演奏ルーチンでは、再び
予め設定されたコードシーケンスデータによる演奏が実
行されることになる。
【0034】次に、図7及び図8に示す動作例を用い
て、鍵盤装置32あるいはMIDI入力部34からの新
たな押鍵情報の発生により、既に記憶されているコード
シーケンスデータのコードがいかなるコードに決定され
るかについて、上記コード判別処理ルーチンをさらに詳
細に説明するものとする。なお、併せて図3及び図4を
参照する。
【0035】〔動作例1(図7)〕 図7及び図3は、コードシーケンスデータに「Cメジャ
ー」のコードを構成する押鍵情報が既に記憶されている
場合に、「Fメジャー」のコードを新たに指定し直す場
合の例を示したものである。
【0036】第n小節目(図4におけるアドレスnに対
応する)において、コードシーケンスデータとしてRA
M26には、「ド(C)」、「ミ(E)」、「ソ
(G)」の押鍵情報「100010010000」が記
憶されており、この押鍵情報が第n小節目において発生
している。即ち、CPU20のレジスタCには押鍵情報
「100010010000」が記憶され、伴奏データ
としては、「ド」、「ミ」、「ソ」の押鍵情報によって
構成されるコードたる「Cメジャー」のデータが発生
し、音源部38から「Cメジャー」のコード音が伴奏と
して演奏されている。
【0037】この第n小節の第3拍目において、鍵盤装
置32の「ド(C)」、「ファ(F)」、「ラ(A)」
の三つの鍵を押鍵すると、ステップS200において、
「ド」、「ファ」、「ラ」の押鍵情報「1000010
00100」が、コードを修正するための新たな押鍵情
報としてレジスタNに書き込まれる。
【0038】次に、ステップS202において押鍵数が
「3」以上であると判定されるため、ステップS206
においてレジスタTにレジスタNの内容が書き込まれ
る。
【0039】さらに、ステップS208においてコード
判別ルーチンが実行されて、レジスタTに記憶された押
鍵情報から、レジスタTに記憶されたコードが「Fメジ
ャー」と判別される。こうして、伴奏データとしては、
「ド」、「ファ」、「ラ」の押鍵情報によって構成され
るコードたる「Fメジャー」のデータが発生し、音源部
38から「Fメジャー」のコード音が伴奏として演奏さ
れる。
【0040】第n小節の4拍目においては、新たな押鍵
情報が発生していないため、コードシーケンスデータ
の、「ド」、「ミ」、「ソ」の押鍵情報が再度読み出さ
れ、音源部38から再び「Cメジャー」のコード音が伴
奏として演奏されることになる。
【0041】上記したように、コード修正のための新た
な押鍵情報が「3」以上ある場合には、その新たな押鍵
情報に基づくコードによって、コード音が演奏される。
【0042】〔動作例2(図8)〕 図8は、図7と同様に第n小節において、コードシーケ
ンスデータに「Cメジャー」のコードを構成する押鍵情
報が既に記憶されている場合に、第n小節の第3拍目に
「ラ#(A#)」の新たな押鍵情報が発生した場合の例
を示したもである。
【0043】第n小節の第3拍目において、「ラ#(A
#)」の鍵を押鍵すると、ステップS200において、
「ラ#(A#)」の押鍵情報「00000000001
0」が、コードを修正するための押鍵情報としてレジス
タNに書き込まれる。
【0044】次に、ステップS202において押鍵数が
「3」未満である(この動作例2においては押鍵数は
「1」である)と判定されるため、ステップS206に
おいて、レジスタCのデータとレジスタNのデータとを
論理和したデータ「100010010010」がレジ
スタTに書き込まれる。
【0045】さらに、ステップS208においてコード
判別ルーチンが実行されて、レジスタTに記憶された押
鍵情報から、レジスタTに記憶されたコードが「Cセブ
ンス」と判別される。こうして、伴奏データとしては、
「ド」、「ミ」、「ソ」、「ラ#」の押鍵情報によって
構成されるコードたる「Cセブンス」のデータが発生
し、音源部38から「Cセブンス」のコード音が伴奏と
して演奏される。
【0046】第n小節の4拍目においては、新たな押鍵
情報が発生していないため、コードシーケンスデータ
の、「ド」、「ミ」、「ソ」の押鍵情報が再度読み出さ
れ、音源部38から再び「Cメジャー」のコード音が伴
奏として演奏されることになる。
【0047】上記したように、コード修正のための新た
な押鍵情報が「3」未満である場合には、コードシーケ
ンスデータに予め記憶されていた押鍵情報とコードを修
正するための新たな押鍵情報とを混合したデータに基づ
くコードによって、コード音が演奏される。
【0048】なお、本実施例においては、コードを修正
するためのコード判別処理において、音域を1オクター
ブ(12ビットのデータ)に基づいてコードを判別する
コード判別テーブルについてのみ説明したが、特開昭5
8−182698号公報、特開昭61ー292692号
公報に示されるような他のコード判別方法によって判別
するようにしても良いこと勿論である。
【0049】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0050】予め設定されたコード進行の再生時に新た
な押鍵情報が発生した場合に、その新たな押鍵情報を構
成する押鍵数に従って、発音されるべきコードを自動的
に選択して変化させることのできる。このため、演奏の
自由度が大幅に広がり、質の高い演奏を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動伴奏装置の機能的構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による自動伴奏装置の構成を
示すブロック図である。
【図3】CPUに設定されたレジスタを図表的に示す説
明図である。
【図4】RAMに記憶されているコードシーケンスデー
タを図表的に示す説明図である。
【図5】メインルーチンのフローチャートである。
【図6】コード判別処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図7】動作例1を示す説明図であり、コードシーケン
スデータに「Cメジャー」のコードを構成する押鍵情報
が予め記憶されている場合に、「Fメジャー」のコード
を新たに指定し直す場合を示す。
【図8】動作例2を示す説明図であり、コードシーケン
スデータに「Cメジャー」のコードを構成する押鍵情報
が予め記憶されている場合に、新たに「ラ#」の押鍵情
報が発生した場合を示す。
【符号の説明】
10 記憶手段 12 押鍵情報発生手段 14 制御手段 16 伴奏手段 20 CPU 22 バス 24 ROM 26 RAM 28 操作子群 30 表示部 32 鍵盤装置 34 MIDI入力部 36 MIDI出力部 38 音源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−13295(JP,A) 特開 昭62−19898(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め曲の進行に対応したコード情報を記
    憶している記憶手段と、前記記憶手段から前記コード情
    報を順次読み出す読出手段と、任意の押鍵に基づく押鍵
    情報を発生する押鍵情報発生手段と、前記読出手段から
    読み出された前記コード情報と前記押鍵情報発生手段に
    より発生された前記押鍵情報とによる伴奏情報によっ
    て、自動伴奏を行う自動伴奏手段とを有する自動伴奏装
    置において、前記読出手段による前記コード情報の読み
    出し時に、前記押鍵情報発生手段により発生された前記
    押鍵情報が所定数未満である場合には、前記コード情報
    と前記押鍵情報とを混合した前記伴奏情報を発生すると
    ともに、前記押鍵情報発生手段により発生された前記押
    鍵情報が所定数以上である場合には、前記押鍵情報のみ
    からなる前記伴奏情報を発生する制御手段を有すること
    を特徴とする自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】 前記コード情報は、コードを構成するノ
    ート情報で記憶した請求項1記載の自動伴奏装置。
  3. 【請求項3】 前記コード情報は、コードを符号化して
    記憶した請求項1記載の自動伴奏装置。
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