JP3765258B2 - 電子音楽装置及び音色設定プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ノーマル音色とバリエーション音色を選択的に設定する機能を備えた電子楽器などの電子音楽装置及び音色設定プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子楽器などの電子音楽装置においては、従来より、複数の音色選択ボタンスイッチとは別に、バリエーション作動ボタンスイッチを設け、1つの音色について、標準的に設定された「ノーマル音色」及びこれとは違った表情をもつ「バリエーション音色」を選択することができるようにしたものがある。この種の電子音楽装置では、音色選択ボタンで選択されている音色について、バリエーション作動ボタンを押すたびに、ノーマル音色及びバリエーション音色の一方から他方へと切り換えられるようになっている。
【0003】
例えば、或る音色選択ボタンが押されると、この音色選択ボタンに対応する「ノーマル音色」が選択されて音源に指示される。ここで、バリエーション作動ボタンが押されると、ノーマル音色からバリエーション音色に変更される。その後は、バリエーション作動ボタンが押されるたびに、ノーマル音色とバリエーション音色とに交互に変更されるのである。
【0004】
従来の電子音楽装置は、さらに、「デュアル音色」や「スプリット」モードを有するものがある。「デュアル音色」モードは、2種類の音色を同時に選択してこれらの音色を混ぜて演奏する場合に適用され、2つの音色選択ボタンを同時に操作する(「同時押し」)ことによって、対応する2音色を選択することができる。この場合、バリエーション作動ボタンを押すたびに、選択されている2音色について、同時にバリエーション音色又はノーマル音色に変更される。ここで、一方の音色についてのみバリエーション音色に変更するには、2つの音色選択ボタンを同時押しする前に、一方の音色を予め選択してバリエーション音色にしておく必要がある。
【0005】
また、「スプリット」モードは、鍵盤上に予め設定された左右の所定鍵域でそれぞれ独立して音色を指定することができるモードである。このモードを用いるときは、右側鍵域の音色は、バリエーション作動ボタンを押すことによってバリエーション音色又はノーマル音色に変更し、左側鍵域の音色は、スプリット設定ボタンを押した状態でバリエーション作動ボタンを押すことにより、バリエーション音色又はノーマル音色に変更する。
【0006】
このように、従来の電子音楽装置では、音色選択ボタンとは別にバリエーション作動ボタンを必ず設ける必要があり、ボタンの数が多くなり過ぎるという不都合がある。また、デュアル音色モードでは、2つの音色で発音させつつ、どの組合せにするか決めて行くことが多いが、ノーマル音色とバリエーション音色との切換が複雑で時間がかかるので、不便で使いにくく、スプリットモードにおいても、同様に、操作が複雑で不便であるという不都合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、ノーマル及びバリエーション音色の選択操作の仕方を工夫し、バリエーションボタンのような音色種類変更に専用の操作子を用いることなく、ノーマル音色又はバリエーション音色に簡単に移行することができるようにした電子音楽装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の主たる特徴に従うと、音色種別〔V1〜V6〕を指定するための複数の音色選択ボタン〔B1〜B6〕と、複数の音色選択ボタン〔B1〜B6〕のうち1つの音色選択ボタン〔BN〕が操作〔ON・OFF〕されたことに基づいて、当該音色選択ボタン〔BN〕に対応する音色種別〔VN〕のノーマル音色及びバリエーション音色のうちの一方の音色を設定し、引き続き、当該音色選択ボタン〔BN〕が操作〔ON・OFF〕されたことに基づいて、操作の度に、当該音色種別〔VN〕のノーマル音色及びバリエーション音色のうち選択されていない他方の音色を設定すると共に、複数の音色選択ボタン〔B1〜B6〕のうち2つの音色選択ボタン〔BN,BM〕が同時に操作〔ON・OFF〕されたことに基づいて、これらの音色選択ボタン〔BN,BM〕に対応する音色種別〔VN,VM〕のそれぞれについてノーマル又はバリエーション音色のうちの一方の音色を設定し、当該2つの音色選択ボタン〔BN,BM〕のうちの一方の音色ボタン〔BN又はBM〕が操作され続けている〔ON〕状態で他方の音色選択ボタン〔BM又はBN〕が再操作されたことに基づいて、再操作〔ON・OFF〕の度に、当該他方の音色選択ボタン〔BM又はBN〕に対応する音色種別〔VM又はVN〕のノーマル音色及びバリエーション音色のうち設定されていない他方の音色を設定する音色設定手段〔S6(1);S10(5),(6)〕と、音色設定手段で設定された音色の楽音信号を発生する楽音発生手段〔9,10:S6(3);S10(8)〕とを具備する電子音楽装置(請求項1)が提供される。なお、括弧書きは、後述する実施例等における参照記号或いは用語を表わし、以下においても同様である。
【0009】
また、この特徴に従って、音色種別〔V1〜V6〕を指定するための複数の音色選択ボタン〔B1〜B6〕及び楽音信号を発生する楽音発生手段〔9,10〕を備えた電子音楽装置として機能するコンピュータに、音色選択ボタン〔B1〜B6〕のうち1つの音色選択ボタンが操作〔ON・OFF〕されたことに基づいて、当該音色選択ボタン〔BN〕に対応する音色種別〔VN〕のノーマル音色及びバリエーション音色のうちの一方の音色を設定し、引き続き、当該音色選択ボタンが操作〔ON・OFF〕されたことに基づいて、操作の度に、当該音色種別〔VN〕のノーマル音色及びバリエーション音色のうち設定されていない他方の音色を設定するステップ〔S6(1)〕と、複数の音色選択ボタン〔B1〜B6〕のうち2つの音色選択ボタン〔BN,BM〕が同時に操作〔ON・OFF〕されたことに基づいて、これらの音色選択ボタン〔BN,BM〕に対応する音色種別〔VN,VM〕のそれぞれについてノーマル又はバリエーション音色のうちの一方の音色を設定し、当該2つの音色選択ボタン〔BN,BM〕のうちの一方の音色ボタン〔BN又はBM〕が操作され続けている〔ON〕状態で他方の音色選択ボタン〔BM又はBN〕が再操作されたことに基づいて、再操作〔ON・OFF〕の度に、当該他方の音色選択ボタン〔BM又はBN〕に対応する音色種別〔VM又はVN〕のノーマル音色及びバリエーション音色のうち設定されていない他方の音色を設定するステップ〔S10(5),(6)〕と、楽音発生手段〔9,10〕で発生される楽音信号に対して、設定された音色を指定するステップ〔S6(3);S10(8)〕とから成る手順を実行させる音色設定プログラム(請求項3)が提供される。
【0010】
この発明による電子音楽装置は、さらに、各音色選択ボタン〔B1〜B6〕の近傍に設けられ、各音色選択ボタン〔B1〜B6〕に対応する音色が設定されていることを表示するための複数の表示ランプ〔L1〜L6〕と、音色設定手段〔S6(1);S10(5),(6)〕により設定された音色がノーマル音色であるか或いはバリエーション音色であるかに応じて、表示ランプ〔L1〜L6〕を異なる態様〔連続点灯或いは点滅〕で点灯する表示制御手段〔S6(1);S10(5),(6)〕とを具備することができる。
【0011】
〔発明の作用〕
この発明の主たる特徴によると、音色種別〔V1〜V6〕を指定するために複数の音色選択ボタン〔B1〜B6〕を備え、楽音信号を発生するために楽音信号発生手段〔9,10〕を備える電子音楽装置において、音色選択ボタン〔B1〜B6〕のうち1つの音色選択ボタン〔BN〕を操作〔ON・OFF〕すると、当該音色選択ボタン〔BN〕に対応する音色種別〔VN〕のノーマル音色及びバリエーション音色のうちの一方の音色が設定され、引き続き、当該音色選択ボタン〔BN〕を操作〔ON・OFF〕すると、この操作の都度、当該音色種別〔VN〕のノーマル音色及びバリエーション音色のうち、設定されていない他方の音色が、順次、設定される〔S6(1)〕。また、複数の音色選択ボタン〔B1〜B6〕のうち2つの音色選択ボタン〔BN,BM〕を同時に操作〔ON・OFF〕すると、これらの音色選択ボタン〔BN,BM〕に対応する音色種別〔VN,VM〕のそれぞれについてノーマル又はバリエーション音色のうちの一方の音色が設定され、さらに、これらの音色選択ボタン〔BN,BM〕のうちの一方の音色ボタン〔BN又はBM〕を操作し続ける〔ON〕と共に他方の音色選択ボタン〔BM又はBN〕を再操作〔ON・OFF〕すると、再操作の都度、当該他方の音色選択ボタン〔BM又はBN〕に対応する音色種別〔VM又はVN〕のノーマル音色及びバリエーション音色のうち、設定されていない他方の音色が設定される〔S10(5),(6)〕。そして、このようにして設定された音色の楽音信号が楽音発生手段〔9,10〕から発生される。
【0012】
この発明では、このように、複数の音色種別〔V1〜V6〕の夫々について、ノーマル音色及びバリエーション音色という2種類の音色を選択可能に用意しておき、現在選択(設定)されている音色種別〔VN〕に対応する音色選択ボタン〔BN〕を押すたびに、一方の音色から他方の音色に順次切り替わるようにしている。従って、従来方法(音色選択ボタンにより選択中の音色について、別設されたバリエーション作動ボタンを押すたびに、他方の音色に切り換える)のようにバリエーション作動ボタンを操作する必要がなく、音色の切換えを極めて簡単に行うことができる。
【0013】
この発明では、さらに、所望の2つの音色選択ボタン〔BN,BM〕を同時に押して演奏操作子の1押鍵に対して2音色の発音信号を発生する「デュアル音色」モードにおいて、2つの音色選択ボタン〔BN,BM〕を同時に押すときに一方のボタンを離すことなく他方のボタンを押すと、その度に、他方のボタンに対応する音色がバリエーション又はノーマルに変更される。従って、さらに、従来方法(バリエーション作動ボタンを押すたびに2音色が同時にバリエーション又はノーマルに変更される)のようにバリエーション作動ボタンの操作を要せず、新たな音色切換え機能を極めて簡単に実現することができる。
【0015】
なお、この発明において、複数の音色種別〔V1〜V6〕毎に用意されたノーマル音色及びバリエーション音色の2種類の音色に対応する楽音信号を発生するには、両音色に対応する2種類の波形データを記憶手段に記憶しておき、これを音源部〔9〕で読み出す方法と、記憶手段には、音色種別に対応する1つの波形データを記憶しておき、効果付与部〔10〕で用いるフィルタやエフェクタ等のパラメータを2種類の音色に対応して2種類設けておく方法がある。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施例を詳述する。なお、以下の実施例は単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0017】
〔ハードウエア構成〕
図1は、この発明の一実施例による電子楽器のハードウエア構成を示すシステムブロック図である。この例では、電子音楽装置は、鍵盤などの演奏操作子を備える電子楽器で構成され、図1に示すように、中央演算処理装置(CPU)1、タイマ2、読出専用メモリ(ROM)3、ランダムアクセスメモリ(RAM)2、外部記憶装置5、第1及び第2検出回路6,7、表示回路8、音源回路(音源部)9、効果回路(効果付与部)10などを備え、これらの装置1〜10は、バス11を介して互いに接続されている。
【0018】
所定プログラムを実行するCPU1、プログラム実行中の時間を計測するタイマ2、及び、実行される楽音演奏制御プログラム及びこれらの処理に付随する各種テーブル及び各種データを記憶するROM3、プログラムの実行に必要な各種レジスタ(フラグ)を含む種々のデータを一時記憶するワーキングメモリとして機能するRAM4は、信号処理システムを構成する。すなわち、システム全体を制御するCPU1は、タイマー2によるクロックを利用し楽音演奏制御プログラムに従って種々の制御を行い、例えば、演奏操作に基づく演奏情報処理や、自動演奏を進行させる処理、バリエーション音色設定処理などを中心的に遂行する。
【0019】
外部記憶装置5は、ハードディスクドライブ(HDD)の外に、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)、フレキシブルディスク(FD)、光磁気(MO)ディスク、ディジタル多目的ディスク(DVD)、メモリカード等の記憶媒体及び/又はその駆動装置から成り、各種制御プログラムや各種データを記憶することができる。バリエーション音色設定処理などに必要なプログラムや各種データベースは、ROM3を利用するだけでなく、外部記憶装置5からRAM4内に読み込むことができる。例えば、HDDには、このバリエーション音色設定処理を含む各種ソフトウエアのインストールが可能である。
【0020】
第1検出回路6は、これに接続される演奏操作子装置12の鍵盤などの演奏操作子の操作内容を検出して演奏情報を信号処理システム内に導入し、第2検出回路7は、これに接続されるパネル操作装置13の操作内容を検出して機能や動作条件などに関する各種設定状態を信号処理システム内に導入する。パネル操作装置13は各種機能や動作条件を設定するためのスイッチ群を備え、これらのスイッチはパネル操作子又はパネルスイッチと呼ばれる。表示回路8は、これに接続される表示装置14の表示内容をCPU1からの指令に従って制御する。表示装置14は、機能設定や案内などの各種画面を表示するためのディスプレイやシステム各部の設定状態や動作状態を表示するためのインジケータ(ランプ)を備える。
【0021】
効果回路(効果付与部)10は、音源回路(音源部)9からの楽音信号を効果付与などの信号処理を施すためのDSP(デジタル信号処理器)を含み、D/A変換器やアンプ、スピーカから成るサウンドシステム15が接続される。音源回路9、効果回路10及びサウンドシステム15は、この電子楽器の楽音発生回路を構成し、鍵盤12の演奏操作などに基づいてRAM4に一時記憶される演奏情報を読み出して、対応する楽音を発音・再生することができる。なお、図示しないが、通信インターフェース(通信I/F)がバス11に接続され、他の電子音楽装置などとデータ授受を行うことができる。
【0022】
図2は、この発明の一実施例による電子音楽装置(電子楽器)のパネル面の一部を示す。この発明の一実施例による音色設定の概要を図2を用いて説明すると、電子音楽装置には、複数の音色種別(グランドピアノ1、電子ピアノ、…)の夫々についてノーマル音色及びバリエーション音色という2種類の音色が選択可能に用意される。複数の音色選択ボタンB1〜B6のうち任意のボタンをオン・オフ〔ON・OFF〕操作すると、このボタンに対応する音色種別のノーマル音色又はバリエーション音色が設定される。引き続き同一音色選択ボタンを操作すると、ボタン操作の度に、同一音色種別の一方の音色から他方の音色に順次切り替わる。また、同時に2つの音色選択ボタンを操作した場合は、デュアル音色モードになり、同時操作されたボタンの一方を離すことなく他方を押す度に、他方のボタンに対応する音色の種類がバリエーション又はノーマルに変更される。
【0023】
以下、この電子音楽装置のパネル面の構成及び付随する機能をより詳しく説明する。パネル操作装置13や表示装置14は電子楽器の操作パネルPN上に設けられる。操作パネルPNの一部分の構成例を示す図2の例では、操作パネルPN上には、複数〔n個(図2ではn=6)〕の「音色」ボタンB1〜B6や、「バリエーション」ボタンBV、「スプリット」ボタンBSなどが、パネルスイッチ(13)として設けられている。また、各ボタンB1〜B6,BV,BSの近傍には、当該ボタンの動作状態を表わすランプL1〜L6,LV,LSが、インジケータ(14)として設けられている。
【0024】
これらのボタン及びランプの組には、対応する機能表示がなされる。例えば、「音色」ボタンB1〜B6及び「音色」ランプL1〜L6の組には、それぞれ、対応する音色種別V1〜V6の名称を表わす「音色名」表示(“グランドピアノ1”、“電子ピアノ”、…)がなされる。音色名(音色種別)を例記すると、図2の例示の外、“グランドピアノ2”、“電子ピアノ2”、“電子クラビコード”、“ビブラフォン”、“クワイア”、“ギター”、“ウッドベース”、“電子ベース”、…などがある。
【0025】
各音色ランプL1〜L6は、各音色種別(「音色名」)V1〜V6に対応する音色が設定されていない場合は消灯し、各音色種別に対応する音色が設定されている場合は点灯する。この場合、ノーマル音色が設定されているときは連続的な点灯状態となり、バリエーション音色が設定されているときは点滅状態となるというように、設定されている音色の種類に応じて点灯態様が変化する。
【0026】
バリエーションボタンBVは、従来の方式によってもノーマル音色とバリエーション音色の切換えができるようにするために設けたものであり、音色ボタンB1〜B6の操作により選択されている音色種別V1〜V6について、このバリエーションボタンを押すたびに、ノーマル音色とバリエーション音色との間で一方から他方に順次切り換えることができる(詳細手順は省略)。従来方式の電子音楽製品との互換性をもたせる必要がなければ、バリエーションボタンBVを設ける必要はない。
【0027】
スプリットボタンBSは、鍵域を分割して各鍵域での処理を異ならせる「スプリット」モードで有効となるボタンスイッチである。すなわち、「スプリット」モードが設定されているとき、右側鍵域の楽音の音色については、通常状態では、右側鍵域に対して選択されている音色種別に対応する音色名がディスプレイ14に表示され、選択されている音色種別の音色ボタンS1〜S6を押す度に、ノーマル音色とバリエーション音色とが交互に設定される。また、左側鍵域の音色については、スプリットボタンBSを押している間、左側鍵域に対して選択されている音色種別に対応する音色名がディスプレイ14に表示され、スプリットボタンBSを押している間、選択されている音色ボタンS1〜S6を押す度に、ノーマルとバリエーションが交互に設定される。
【0028】
さて、RAM2内に設けられるレジスタには、TCBフラグ、DUAフラグ、SPLフラグ、N番号及びM番号レジスタが含まれ、これらのレジスタはバリエーション音色設定処理に利用される。
【0029】
TCBフラグレジスタは、「音色設定状態」フラグと呼ばれ、n個の音色ボタンB1〜Bnにそれぞれ対応してn個のフラグ“TCB(1)”〜“TCB(n)”が用意される。そして、i番目〔i=音色ボタン番号;1≦i≦n〕の音色ボタンSiに対応するフラグTCB(i)は、当該音色ボタンSiで選択される音色種別Viについて現在の音色設定状態を表わす。つまり、
(1)TCB(i)=“0”は、「当該音色種別Viが選択されていない」ことを表わし、
(2)TCB(i)=“1”は、「当該音色種別Viのノーマル音色が選択されている」ことを表わし、
(3)TCB(i)=“2”は、「当該音色種別Viのバリエーション音色が選択されている」ことを表わす。
【0030】
DUAフラグレジスタは、「デュアルモード」フラグと呼ばれ、現在、1押鍵に対して2音色を同時に選択している「デュアル音色」モードが設定されいるか否かを表わす。つまり、DUA=“0”は「通常モード」を表わし、DUA=“1”は「現在、デュアルモードである」ことを表わす。
【0031】
SPLフラグレジスタは、「スプリットモード」フラグと呼ばれ、現在、鍵盤12の鍵域を2分割して処理を行う「スプリット」モードが設定されいるか否かを表わす。つまり、SPL=“0”は「通常モード」」を表わし、SPL=“1”は「現在、スプリットモードである」ことを表わす。
【0032】
N番号レジスタは、「第1音色ボタン番号」又は「N」レジスタとも呼ばれ、音色ボタンB1〜Bnのうちオン(押圧)状態にある任意の1つの音色ボタン(「第1の音色ボタン」という。)BNの番号Nを表わし、音色ボタン番号iの範囲“1”〜“n”の値をとる。また、M番号レジスタは、「第2音色ボタン番号」又は「M」レジスタとも呼ばれ、第1の音色ボタンBNの他にオン(押圧)状態にある別の1つの音色ボタン(「第2の音色ボタン」という。)BMの番号M(M≠N)を表わし、同様に、“1”〜“n”の値をとる。
【0033】
〔メイン処理〕
図3は、この発明の一実施例による電子音楽装置における処理の全体を表わすメイン処理のフローチャートである。最初のステップR1では、電源投入により所定プログラムの実行を開始して初期設定を行い、RAM3のレジスタ、フラグ、パラメータなどの内容を初期値に戻したり、通信I/Fやタイマ2などのクリアを行ってシステムの初期化を行う。
【0034】
次のステップR2では、パネルスイッチ処理が行われ、パネルスイッチ13の操作状況を受け付け、機器やモードの各種設定などを実行する。例えば、音量、テンポ、トランスポーズスイッチ(13)などの操作に応じた各種設定処理や、楽曲、スタイル、音色、レジストレーションなどの各データの表示・選択、或いは、自動演奏のスタート及びストップの設定を行う。このステップR2で行われる各種設定処理には、後述する「バリエーション音色設定処理」が含まれる。
【0035】
続いて、ステップR3では自動演奏処理を行う。自動演奏モードが設定されている場合に、自動演奏対象として選択された楽曲データをROM3又は外部記憶装置14などの記憶装置から読み出してワークメモリ(RAM)4に転送記憶し、自動演奏スタートスイッチ(13)の操作に基づき、タイミングに沿って順次楽曲データをRAMから読み出し音源に送り、対応する楽音信号を発生させ、楽曲データのENDデータに到達したら、自動演奏を終了する。
【0036】
次のステップR4では押鍵処理を行う。実演奏モードが設定されている場合、ユーザによる鍵盤12の押鍵操作を検出してMIDIイベント情報に変換し、音源に送って、対応する楽音信号を発生させる。また、デュアルモードのときには、1つの押鍵に対して、予め選択されている2つの音色での発音を行わせる。
【0037】
さらに、ステップR5では、この電子楽器の所望の動作に必要な「その他の処理」を行い、メイン処理の終了指示があるまでステップR2〜R5の処理が繰り返し実行される。
【0038】
〔音色設定処理〕
図4〜図6は、この発明の一実施例による「バリエーション音色設定処理」の一例を表わすフローチャートである。この処理フローは、メイン処理におけるステップR2のパネルスイッチ処理の1つとして実行される。なお、以下の説明では、音色ボタン数n=6、つまり、操作パネルPN上には図2に示すようにn=6個の音色ボタンB1〜B6が設けられているものとする。
【0039】
このバリエーション音色設定処理がスタートすると、最初のステップS1においては、音色ボタンB1〜B6のうち何れかの音色ボタンがオン(押圧)操作された(オンになった)か否かを検出する。ここで、音色ボタンのオン検出がなければ、直ちにこのバリエーション音色設定処理を終了し、メイン処理(図3)の他の処理にリターンする。
【0040】
ステップS1で、何れかの音色ボタンがオンされたことを検出すると、ステップS2に進む。音色ボタンのオンが検出された場合、前述したように、音色ボタンB1〜B6のうち、オンが検出された任意の1つの音色ボタンを「第1の音色ボタン」BN(1≦N≦6)と呼び、第1の音色ボタンBNの他に、別のもう1つの音色ボタンのオンが検出された場合は、別の音色ボタンを「第2の音色ボタンBM」(1≦M≦6,M≠N)と呼ぶものとする。そこで、ステップS2ではNレジスタに第1の音色ボタンの番号Nを置数する。
【0041】
続いて、ステップS3において、他の音色ボタンBO〔“O”は、“N”以外(not N)の音色ボタン番号を表わす。〕がオフ(押圧解除)状態であるか否かを検出し、他の音色ボタンBOがオフ状態であることを検出したときはステップS4に進み、そうでないときはステップS5(図5)に進む。ステップS4では、さらに、第1の音色ボタンBNがオフ(押圧解除)操作されたか(オフになったか)否かを検出し、第1の音色ボタンBNがオフになったときはステップS6に進み、そうでないときはステップS3に戻る。
【0042】
ステップS1,S3,S4を(YESで)抜けてステップS6に進むのは、第1の音色ボタンBNだけに“オン(ON:押圧)・オフ(OFF:押圧解除)”の操作がなされたときであり、ステップS6では、次の(1)〜(3)の処理を行う:
【0043】
(1)音色設定
(1−1)第1の音色ボタンBNに対応する「ノーマル音色」の選択
(a)直前に当該音色ボタンBNが選択(音色種類VNが設定)されていなかったとき、つまり、第1の音色ボタンBNに対応する音色設定状態フラグがTCB(N)=“0”のときは、この音色ボタンBNに対応する音色種別VNの「ノーマル音色」を選択してTCB(N)=“1”に設定し、対応する音色ランプLNを連続的に点灯(単に「点灯」ともいう)する。
(b)直前に、当該音色ボタンBNに対応する音色種別VNのバリエーション音色が選択されていたとき、つまり、TCB(N)=“2”のときは、当該音色種別VNの「ノーマル音色」を選択してTCB(N)=“1”に設定し、対応する音色ランプLNを点灯する。
(1−2)第1の音色ボタンBNに対応する「バリエーション音色」の選択
直前に、当該音色ボタンBNに対応する音色種別VNのノーマル音色が選択されていたとき、つまり、TCB(N)=“1”のときは、当該音色種別VNの「バリエーション音色」を選択してTCB(N)=“2”に設定し、対応する音色ランプLNを点滅(断続的に点灯)する。
【0044】
(2)他のフラグの設定
(2−1)(1)の処理の後、他の音色ボタンBOに対応する音色設定状態フラグTCB(O)を全てクリアしてTCB(O)=“0”に設定し、対応するランプLOを消灯する(なお、“O”=not N)。
(2−2)デュアルモードフラグDUAをクリアして、DUA=“0”に設定する。
【0045】
(3)音色設定の後処理
(1)の処理で選択された音色をディスプレイ14上に表示すると共に、この音色に対応する音色指示データを楽音発生回路の音源部9乃至効果付与部10に送る。
【0046】
一方、ステップS5(図5)に進んだときは、第1の音色ボタンBNの他に、1つの音色ボタン(第2の音色ボタン)BMがオン状態であるか否かを検出する。ここで、このようなオン状態が検出されなければ、3つ以上の音色ボタンが同時に押されたことになるので、ステップS1に戻って判断をやり直す。これに対して、第2の音色ボタンBMのオンが検出されると、ステップS7に進む。
【0047】
ステップS7では、Mレジスタに第2の音色ボタンBMの音色ボタン番号Mを置数し、デュアル音色モードとしての処理に入る。続くステップS8では、第1及び第2の音色ボタンBN,BMのうち、一方の音色ボタンがオフ状態になっているか否かを検出し、どちらかの音色ボタンがオフになるまでこの検出動作を続行し、何れか一方の音色ボタン(BN又はBM)のオフを検出したときに、ステップS9に進む。ステップS9では、さらに、他方の音色ボタン(BM又はBN)もオフ状態になっているか否かを検出する。ここで、他方の音色ボタン(BM又はBN)もオフになり、第1及び第2の音色ボタンBN,BMが共にオフになったことが検出されると、ステップS10(図6)に進み、そうでないときはステップS11に進む。
【0048】
第1及び第2音色ボタンBN,BMのうち、一方の音色ボタン(BN又はBM)がオフし他方の音色ボタン(BM又はBN)がオンのままであると、ステップS11に進み、〔他方の音色ボタンがオン状態のまま〕一方の音色ボタン(BN又はBM)がオン操作された(オンになった)か否かを検出する。ここで、一方の音色ボタン(BN又はBM)のオン操作を検出するとステップS12に進み、そうでないときはステップS8に戻る。
【0049】
ステップS12に進むのは、他方の音色ボタン(BM又はBN)がオン(押圧)操作されたまま、一方の音色ボタン(BN又はBM)がクリックされたときであるから、当該一方の音色ボタン(BN又はBM)に対応する音色種別(VN又はVM)についてノーマル音色とバリエーション音色とを反転させる。つまり、TCB(NorM)=“2”のときは、TCB(NorM)=“1”に設定し、TCB(NorM)=“0”又は“1”のときは、TCB(NorM)=“2”に設定する。そして、ステップS12での音色反転処理の後はステップS8に戻る。
【0050】
ステップS8に戻ったときは、他方の音色ボタン(BM又はBN)をオン(押圧)したまま一方の音色ボタン(BN又はBM)をクリックするたびに、ステップS8→S9(NO)→S11(YES)の検出処理が繰り返され、一方の音色(VN又はVM)はノーマル音色とバリエーション音色とに交互に反転される。また、このようなクリックがないときは、他方の音色ボタン(BM又はBN)がオフ操作されるまでステップS8→S9(NO)→S11(NO)の検出処理が繰り返される。そして、他方の音色ボタン(BM又はBN)もオフになって第1及び第2の音色ボタンBN,BMが共にオフになると、ステップS10(図6)に進む。
【0051】
以上のようにして、第1の音色ボタンBN及び第2の音色ボタンBMの両者がオフ(押圧解除)状態になってステップS10に進むと、ステップS10では、次の(4)〜(8)の処理を行う。そして、これら(4)〜(8)の処理を終えると、このバリエーション音色設定処理を終了し、メイン処理(図3)の他の処理にリターンする:
【0052】
(4)デュアル音色モードの設定
デュアルモードフラグDUA=“1”に設定して「デュアル音色」モードとし、第1及び第2音色ボタンBN,BMに対応する2つの音色種別VN,VMを「デュアル音色」として選択する。
【0053】
(5)第1の音色ボタンに対応する音色の設定
(5−1)「ノーマル音色」を設定する場合
第1の音色ボタンBNに対応する音色設定状態フラグがTCB(N)=“0”又は“1”のときは、一方の音色として第1の音色ボタンBNに対応する音色種別VNの「ノーマル音色」を選択し、TCB(N)=“1”とすると共に、対応する音色ランプLNを点灯する。
(5−2)「バリエーション音色」を設定する場合
TCB(N)=“2”のときは、一方の音色として当該音色種別VNの「バリエーション音色」を選択し、対応する音色ランプLNを点滅する。
【0054】
(6)第2の音色ボタンに対応する音色の設定
(6−1)「ノーマル音色」を設定する場合
第2の音色ボタンBMに対応する音色設定状態フラグがTCB(M)=“0”又は“1”のときは、他方の音色として第2の音色ボタンBMに対応する音色種別VMの「ノーマル音色」を選択し、TCB(M)=“1”とすると共に、対応する音色ランプLMを点灯する。
(6−2)「バリエーション音色」を設定する場合
TCB(M)=“2”のときは、他方の音色として当該音色種別VMの「バリエーション音色」を選択し、対応する音色ランプLMを点滅する。
【0055】
(7)他の音色ボタンに対応するTCBフラグ処理
選択された2つの音色ボタン即ち第1及び第2の音色ボタンBN,BM以外の音色ボタンBPに対応する音色設定状態フラグTCB(P)を全てクリアしてTCB(P)=“0”に設定し、対応するランプLPを消灯する(なお、“P”=notN,M)。
【0056】
(8)音色設定の後処理
(4)及び(5)の処理で選択された2つの音色をディスプレイ14上に表示すると共に、この音色に対応する音色指示データを楽音発生回路の音源部9乃至効果付与部10に送る。
【0057】
なお、この処理フローでは、処理を簡便にしてユーザに動作を分かり易くするために、デュアル音色モードの際には、(5)及び(6)に示すように、ステップS10入ったときの直前の音色設定状態を維持するものとし、同一音色スイッチの再操作であっても、設定されたノーマル音色又はバリエーション音色を変更しないようにしている。
【0058】
しかしながら、例えば、同一の2つの音色スイッチの再操作によるノーマル及びバリエーション音色の反転を実現するために、ステップS1(YES)の検出の直前に、同一の第1及び第2音色ボタンBN,BMに対応してノーマル又はバリエーションの何れかの音色が既に設定されている場合には、ステップS12を経由することなくステップS7→S8→S9の経路を(YESで)抜けたことを条件に、(5)及び(6)のTCBフラグ設定を(1)のように反転する、などの方法を採用してもよい。
【0059】
また、この処理フローでは、簡単のために、2つの音色ボタンBN,BMのうち一方を離し、第3の音色ボタンを押す場合を考慮していないが、もし考慮するなら、ステップS11で否定的な判断(NO)がなされた後に、第3の音色ボタンが押されたか否かを判断し、第3の音色ボタンが押された(YES)ならステップS1に戻して最初から判断し直すのがよい。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では、複数の音色種別の夫々について、ノーマル音色及びバリエーション音色という2種類の音色を選択可能に用意しておき、現在選択(設定)されている音色種別〔VN〕に対応する音色選択ボタン〔BN〕を押すたびに、一方の音色から他方の音色に順次切り替わるようにしているので、従来方法のように別設バリエーション作動ボタンを用いる必要がなく、音色の切換えを極めて簡単に行うことができる。
【0061】
この発明では、さらに、所望の2つの音色選択ボタン〔BN,BM〕を同時に押して1押鍵に対して2音色の発音信号を発生する「デュアル音色」モードにおいて、2つの音色選択ボタン〔BN,BM〕を同時に押すときに一方のボタンを離すことなく他方のボタンを押すと、その度に、他方のボタンに対応する音色がバリエーション又はノーマルに変更されるようにしているので、さらに、従来方法のようにバリエーション作動ボタンを用いることなく、新たな音色切換え機能を極めて簡単に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による電子音楽装置のハードウエアシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による電子音楽装置のパネル面の一構成例である。
【図3】図3は、この発明の一実施例による電子音楽装置において実行されるメイン処理のフローチャートである。
【図4】図4は、この発明の一実施例による音色設定処理を表わすフローチャートの第1部分(1/3)である。
【図5】図5は、この発明の一実施例による音色設定処理を表わすフローチャートの第2部分(2/3)である。
【図6】図6は、この発明の一実施例による音色設定処理を表わすフローチャートの第3部分(3/3)である。
【符号の説明】
PN 操作パネル、
B1〜B6,L1〜L6 複数(n=6)の音色ボタン及びランプ、
BS,LS スプリットボタン及びランプ。
Claims (3)
- 音色種別を指定するための複数の音色選択ボタンと、
上記複数の音色選択ボタンのうち1つの音色選択ボタンが操作されたことに基づいて、当該音色選択ボタンに対応する音色種別のノーマル音色及びバリエーション音色のうちの一方の音色を設定し、引き続き、当該音色選択ボタンが操作されたことに基づいて、操作の度に、当該音色種別のノーマル音色及びバリエーション音色のうち設定されていない他方の音色を設定すると共に、上記複数の音色選択ボタンのうち2つの音色選択ボタンが同時に操作されたことに基づいて、これらの音色選択ボタンに対応する音色種別のそれぞれについてノーマル又はバリエーション音色のうちの一方の音色を設定し、当該2つの音色選択ボタンのうちの一方の音色ボタンが操作され続けている状態で他方の音色選択ボタンが再操作されたことに基づいて、再操作の度に、当該他方の音色選択ボタンに対応する音色種別のノーマル音色及びバリエーション音色のうち設定されていない他方の音色を設定する音色設定手段と、
上記音色設定手段で設定された音色の楽音信号を発生する楽音発生手段と
を具備することを特徴とする電子音楽装置。 - さらに、
各音色選択ボタンの近傍に設けられ、各音色選択ボタンに対応する音色が設定されていることを表示するための複数の表示ランプと、
前記音色設定手段により設定された音色がノーマル音色であるか或いはバリエーション音色であるかに応じて、前記表示ランプを異なる態様で点灯する表示制御手段と
を具備することを特徴とする請求項1に記載の電子音楽装置。 - 音色種別を指定するための複数の音色選択ボタン及び楽音信号を発生する楽音発生手段を備えた電子音楽装置として機能するコンピュータに、
上記複数の音色選択ボタンのうち1つの音色選択ボタンが操作されたことに基づいて、当該音色選択ボタンに対応する音色種別のノーマル音色及びバリエーション音色のうちの一方の音色を設定し、引き続き、当該音色選択ボタンが操作されたことに基づいて、操作の度に、当該音色種別のノーマル音色及びバリエーション音色のうち設定されていない他方の音色を設定するステップと、
上記複数の音色選択ボタンのうち2つの音色選択ボタンが同時に操作されたことに基づいて、これらの音色選択ボタンに対応する音色種別のそれぞれについてノーマル又はバリエーション音色のうちの一方の音色を設定し、当該2つの音色選択ボタンのうちの一方の音色ボタンが操作され続けている状態で他方の音色選択ボタンが再操作されたことに基づいて、再操作の度に、当該他方の音色選択ボタンに対応する音色種別のノーマル音色及びバリエーション音色のうち設定されていない他方の音色を設定するステップと、
上記楽音発生手段で発生される楽音信号に対して、設定された音色を指定するステップと
から成る手順を実行させる音色設定プログラム。
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