JPH10338776A - 結晶性ポリプロピレン樹脂組成物 - Google Patents

結晶性ポリプロピレン樹脂組成物

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JPH10338776A
JPH10338776A JP15128997A JP15128997A JPH10338776A JP H10338776 A JPH10338776 A JP H10338776A JP 15128997 A JP15128997 A JP 15128997A JP 15128997 A JP15128997 A JP 15128997A JP H10338776 A JPH10338776 A JP H10338776A
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JP
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block copolymer
cont
crystalline polypropylene
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JP15128997A
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Mikio Hashimoto
橋本  幹夫
Ikunori Sakai
郁典 酒井
Satoru Moriya
悟 守屋
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Grand Polymer Co Ltd
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Grand Polymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的強度と脆性とのバランスに優れた結晶
性ポリプロピレン樹脂組成物を得る。 【解決手段】 結晶性ポリプロピレン(A)42〜78
重量%;X1−Y1またはX1−(−Y1−X1)m(X1はス
チレン重合ブロック、Y1は共役ジエン重合ブロック、
mは1〜5)で表され、X1の含有量(X1cont)が25
重量%以下、MFRが0.1〜70g/10min、水
添率が90モル%以上のブロック共重合体(B)10〜
23重量%;X2−Y2またはX2−(−Y2−X2)n(X2
はスチレン重合ブロック、Y2は共役ジエン重合ブロッ
ク、nは1〜5)で表され、X2の含有量(X2cont)が
50重量%以上、MFRが0.1〜20g/10mi
n、水添率が90モル%以上のブロック共重合体(C)
2〜10重量%;タルク(D)10〜25重量%を含有
し、(B)と(C)の重量比がC/(B+C)≦0.4を
満足し、X1contとX2contの差がX2cont−X1cont≧4
0を満足する組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水素添加ブロック共
重合体およびタルクを配合した結晶性ポリプロピレン樹
脂組成物、特に自動車部品用材料として好適に利用でき
る結晶性ポリプロピレン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレンは日用雑貨、台所用品、
包装用フィルム、自動車部品、機械部品、電気部品な
ど、種々の分野で利用されており、要求される性能に応
じて添加剤が配合されている。例えば、自動車部品など
の機械的強度が要求される分野においては、エラストマ
ー、タルクなどを配合したポリプロピレン組成物が利用
されている。しかしエラストマーおよびタルクを配合し
て機械的強度を改善した従来のポリプロピレン組成物に
おいては、機械的強度と脆性とのバランスの改善が要望
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、機械
的強度と脆性とのバランスに優れた結晶性ポリプロピレ
ン樹脂組成物を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は次の結晶性ポリ
プロピレン樹脂組成物である。 (1) (A)エチレン含有量が10重量%以下、メル
トフローレート(MFR:230℃、荷重2160g)
が5〜200g/10minの結晶性ポリプロピレン4
2〜78重量%と、(B)一般式(1)または(2) X1−Y1 ・・・(1) X1−(−Y1−X1)m ・・・(2) (式中、X1はモノビニル置換芳香族炭化水素の重合ブ
ロック、Y1は共役ジエン重合ブロック、mは1〜5の
整数である。)で表されるブロック共重合体の水素添加
物であり、X1の含有量(X1cont)が25重量%以下、
メルトフローレート(MFR:230℃、荷重2160
g)が0.1〜70g/10min、水素添加率が90
モル%以上の第一の水素添加ブロック共重合体10〜2
3重量%と、(C)一般式(3)または(4) X2−Y2 ・・・(3) X2−(−Y2−X2)n ・・・(4) (式中、X2はモノビニル置換芳香族炭化水素の重合ブ
ロック、Y2は共役ジエン重合ブロック、nは1〜5の
整数である。)で表されるブロック共重合体の水素添加
物であり、X2の含有量(X2cont)が50重量%以上、
メルトフローレート(MFR:230℃、荷重2160
g)が0.1〜20g/10min、水素添加率が90
モル%以上の第二の水素添加ブロック共重合体2〜10
重量%と、(D)レーザー回折法で測定した平均粒子径
が1〜5μmのタルク10〜25重量%とを含有する結
晶性ポリプロピレン樹脂組成物であって、第一の水素添
加ブロック共重合体(B)の含有量と第二の水素添加ブ
ロック共重合体(C)の含有量との重量比が、関係式
(5) C/(B+C)≦0.4 ・・・(5) を満足し、かつ第一の水素添加ブロック共重合体(B)
中のX1の含有量(X1cont)と第二の水素添加ブロック
共重合体(C)中のX2の含有量(X2cont)との差が、
関係式(6) X2cont−X1cont≧40 ・・・(6) を満足することを特徴とする結晶性ポリプロピレン樹脂
組成物。 (2) 結晶性ポリプロピレン(A)の13C−NMRで
測定されるアイソタクチックペンタッド分率(mmm
m)が98%以上であることを特徴とする上記(1)記
載の結晶性ポリプロピレン樹脂組成物。
【0005】本発明で用いる結晶性ポリプロピレン
(A)は、230℃、荷重2160gで測定したメルト
フローレート(MFR)が5〜200g/10分、好ま
しくは10〜150g/10分である。結晶性ポリプロ
ピレン(A)はプロピレンの単独重合体であってもよい
し、10重量%以下のエチレンが共重合されていてもよ
い。
【0006】本発明において好ましく用いられる結晶性
ポリプロピレン(A)としては、アイソタクチックペン
タッド分率(mmmm)が98%以上のプロピレン単独
重合体、およびプロピレン・エチレンブロック共重合体
などがあげられる。上記アイソタクチックペンタッド分
率とは、13C−NMRを使用して測定される結晶性ポリ
プロピレン(A)分子鎖中のペンタッド単位でのアイソ
タクチック連鎖であり、プロピレンモノマー単位で5個
連続してメソ結合した連鎖の中心にあるプロピレンモノ
マー単位の分率である。具体的には、13C−NMRスペ
クトルのメチル炭素領域の全吸収ピーク中のmmmmピ
ーク分率として求める。
【0007】結晶性ポリプロピレン(A)は、三塩化チ
タンとアルキルアルミニウム化合物とからなるチーグラ
ーナッタ触媒、またはマグネシウム化合物とチタン化合
物とからなる複合触媒の存在下に、公知の方法により製
造することができる。
【0008】本発明で用いる第一の水素添加ブロック共
重合体(B)は、前記一般式(1)または(2)で表さ
れるブロック共重合体の水素添加物であり、X1の含有
量(X1contと略記する場合がある)が25重量%以
下、好ましくは5〜20重量%、メルトフローレート
(MFR:230℃、荷重2160g)が0.1〜70
g/10min、好ましくは0.5〜30g/10mi
n、水素添加率が90モル%以上、好ましくは95モル
%以上の水素添加ブロック共重合体である。
【0009】前記一般式(1)または(2)のX1で示
される重合ブロックを構成するモノビニル置換芳香族炭
化水素(以下、MX1と略記する場合がある)として
は、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、クロロスチレン、低級アルキル置換スチレン、ビニ
ルナフタレン等のスチレンまたはその誘導体などがあげ
られる。これらは1種単独で使用することもできるし、
2種以上を組合せて使用することもできる。
【0010】前記一般式(1)または(2)のY1で示
される重合ブロックを構成する共役ジエン(以下、MY
1と略記する場合がある)としては、ブタジエン、イソ
プレン、クロロプレンなどがあげられる。これらは1種
単独で使用することもできるし、2種以上を組合せて使
用することもできる。mは1〜5の整数、好ましくは1
〜2の整数である。
【0011】第一の水素添加ブロック共重合体(B)の
具体的なものとしては、スチレン・エチレン・ブテン・
スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン・エ
チレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体(SE
PS)およびスチレン・エチレン・プロピレンブロック
共重合体(SEP)等のスチレン系ブロック共重合体な
どがあげられる。
【0012】水素添加前のブロック共重合体は、例えば
不活性溶媒中で、リチウム触媒またはチーグラー触媒の
存在下に、ブロック共重合を行わせる方法により製造す
ることができる。詳細な製造方法は、例えば特公昭40
−23798号などに記載されている。水素添加処理
は、不活性溶媒中で公知の水素添加触媒の存在下に行う
ことができる。詳細な方法は、例えば特公昭42−87
04号、同43−6636号、同46−20814号な
どに記載されている。
【0013】共役ジエンモノマーとしてブタジエンが用
いられる場合、ポリブタジエンブロックにおける1,2
−結合量の割合は20〜80重量%、好ましくは30〜
60重量%であることが望ましい。
【0014】第一の水素添加ブロック共重合体(B)と
しては市販品を使用することもできる。具体的なものと
しては、クレイトンG1657(シェル化学(株)製、
商標)、セプトン2004(クラレ(株)製、商標)、
タフテックH1052(旭化成(株)製、商標)などが
あげられる。
【0015】本発明で用いる第二の水素添加ブロック共
重合体(C)は、前記一般式(3)または(4)で表さ
れるブロック共重合体の水素添加物であり、X2の含有
量(X2contと略記する場合がある)が50重量%以
上、好ましくは50〜90重量%、メルトフローレート
(MFR:230℃、荷重2160g)が0.1〜20
g/10min、好ましくは0.2〜10g/10mi
n、水素添加率が90モル%以上、好ましくは95モル
%以上の第二の水素添加ブロック共重合体である。
【0016】前記一般式(3)または(4)のX2で示
される重合ブロックを構成するモノビニル置換芳香族炭
化水素(以下、MX2と略記する場合がある)として
は、前記モノビニル置換芳香族炭化水素(MX1)と同
様のものがあげられる。またY2で示される重合ブロッ
クを構成する共役ジエン(以下、MY2と略記する場合
がある)としては、前記共役ジエン(MY1)と同様の
ものがあげられる。nは1〜5の整数、好ましくは1〜
2の整数である。
【0017】第二の水素添加ブロック共重合体(C)の
具体的なものとしては、第一の水素添加ブロック共重合
体(B)と同様のものがあげられる。
【0018】共役ジエンモノマーとしてブタジエンが用
いられる場合、ポリブタジエンブロックにおける1,2
−結合量の割合は20〜80重量%、好ましくは30〜
60重量%であることが望ましい。
【0019】第二の水素添加ブロック共重合体(C)と
しては市販品を使用することもできる。具体的なものと
しては、セプトン2104(クラレ(株)製、商標)、
タフテックH1081(旭化成(株)製、商標)などが
あげられる。
【0020】本発明において用いるタルク(D)は、レ
ーザー回折法で測定した平均粒子径が1〜5μm、好ま
しくは1〜3μmのタルクであり、平均粒子径が上記範
囲にあるものが制限なく使用できる。
【0021】本発明の組成物の各成分の含有量は、結晶
性ポリプロピレン(A)42〜78重量%、好ましくは
52〜76重量%、第一の水素添加ブロック共重合体
(B)10〜23重量%、好ましくは10〜20重量
%、第二の水素添加ブロック共重合体(C)2〜10重
量%、好ましくは4〜8重量%、タルク(D)10〜2
5重量%、好ましくは10〜20重量%であり、かつ
(B)成分の含有量と(C)成分の含有量との重量比
が、関係式(5)、好ましくは関係式(5′) C/(B+C)≦0.4 ・・・(5) C/(B+C)≦0.35 ・・・(5′) を満足する量である。
【0022】そして本発明の組成物においては、(B)
成分中のモノビニル置換芳香族炭化水素の重合ブロック
(X1)の含有量(X1cont)と、(C)成分中のモノビ
ニル置換芳香族炭化水素の重合ブロック(X2)の含有
量(X2cont)との差が、関係式(6)、好ましくは関
係式(6′) X2cont−X1cont≧40 ・・・(6) X2cont−X1cont≧45 ・・・(6′) を満足するように、(B)成分と(C)成分とが組合さ
れて配合される。
【0023】前記関係式(6)を満足する場合、第二の
水素添加ブロック共重合体(C)は第一の水素添加ブロ
ック共重合体(B)に比べて、相対的に硬質および高強
度であり、例えばJIS A硬度が1.3倍以上および
引張強さが2倍以上であるブロック共重合体である。
【0024】本発明では、前記結晶性ポリプロピレン
(A)、水素添加ブロック共重合体(B)、(C)およ
びタルク(D)からなる組成物において、前記物性を有
する2種類の水素添加ブロック共重合体(B)、(C)
を、前記関係式(5)および(6)を満足するように組
合せて配合しているので、本発明の組成物は機械的強度
と脆化温度とのバランスが大幅に改良されている。
【0025】本発明の組成物には前記(A)〜(D)成
分の他に、必要に応じて、耐熱安定剤、帯電防止剤、耐
候安定剤、耐光安定剤、老化防止剤、酸化防止剤、軟化
剤、分散剤、充填剤、着色剤、滑剤など、従来からポリ
オレフィン組成物に配合されている他の添加剤を、本発
明の目的を損なわない範囲で配合することができる。
【0026】本発明の組成物は、前記(A)〜(D)成
分、および必要により配合する他の添加剤を、バンバリ
ーミキサー、単軸押出機、2軸押出機、高速2軸押出機
などの混合装置により混合または溶融混練することによ
り得ることができる。
【0027】このようにして得られる本発明の組成物
は、機械的強度の低下を抑制して脆化温度が引下げられ
ている。すなわち機械的強度と脆性とのバランスに優れ
ている。
【0028】本発明の組成物は、日用雑貨、台所用品、
包装用フィルム、自動車部品、機械部品、電気部品な
ど、従来ポリプロピレンが使用されている分野において
使用することができるが、特に自動車部品の原料として
好適に使用することができる。
【0029】自動車部品の具体的なものとしては、バン
パー、サイドモール、ガーニッシュ、ウインドウモー
ル、ホイルハウスカバー等の自動車外装部品;インスツ
ルメントパネル、グローブボックス、コンソールボック
ス、ドアトリム、ピラートリム、ステアリングコラムカ
バー等の自動車内装部品があげられる。
【0030】
【発明の効果】本発明の結晶性ポリプロピレン樹脂組成
物は、特定の結晶性ポリプロピレン、特定の2種類の水
素添加ブロック共重合体および特定のタクルを特定量含
有し、しかも水素添加ブロック共重合体が特定の関係を
満足するように組合されて配合されているので、機械的
強度と脆性とのバランスに優れている。
【0031】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について説明
する。各実施例および比較例で使用した(A)〜(D)
成分および対照となる成分を表1〜表5に示す。
【0032】
【表1】 *1 MFR:温度230℃、荷重2160g、ASTM D1238 *2 エチレン含有量:単位wt% *3 mmmm:アイソタクチックペンタッド分率、13C−NMRスペクトル のメチル炭素領域の全吸収ピーク中のmmmmピーク分率として求めた。
【0033】
【表2】 *1 MFR:温度230℃、荷重2160g、ASTM D1238 *2 SEBS:スチレン・エチレン・ブテン・スチレンブロック共重合体 SEPS:スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体 *3 G1657:クレイトンG1657、シェル化学(株)製、商標 2004:セプトン2004、クラレ(株)製、商標 H1052:タフテックH1052、旭化成(株)製、商標 G1652:クレイトンG1652、シェル(株)製、商標
【0034】
【表3】 *1 MFR:表2参照 *2 SEBS:表2参照 SEP:スチレン・エチレン・プロピレンブロック共重合体 SIS:スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体 *3 TR1107P:カリフレックスTR1107P、シェル(株)製、商標
【0035】
【表4】 *1 MFR:温度230℃、荷重2160g、ASTM D1238 *2 SEPS:表2参照 SEBS:表2参照 *3 2104:セプトン2104、クラレ(株)製、商標 H1081:タフテックH1081、旭化成(株)製、商標 H1051:タフテックH1051、旭化成(株)製、商標
【0036】
【表5】 *1 レーザー回折法により測定
【0037】実施例1〜6、比較例1〜15 表1〜表5の成分を用いて、表6〜表8に示す組成のポ
リプロピレン組成物を得た。この組成物について物性な
どを測定した。なお測定に用いた試験片は、日本製鋼所
(株)製J100SAII型射出成形機を用い、シリンダ
ー設定温度230℃、金型温度40℃の条件で射出成形
して調製した。結果を表6〜表8に示す。
【0038】
【表6】
【0039】
【表7】
【0040】
【表8】
【0041】表6〜表8の注 *1 MFR:ASTM D1238に規定された方法
により測定した。 *2 TBE(引張破断点伸び):ASTM D638
に規定された方法により測定した。 *3 FM(曲げ弾性率):ASTM D790に規定
された方法により測定した。 *4 IZ(アイゾット衝撃強度):ASTM D25
6に規定された方法により測定した。 *5 HR(表面硬度):ASTM D685に規定さ
れた方法により測定した。鋼球はRを用い、評価の値は
Rスケールで示した。 *6 脆化温度(BT):ASTM D746に規定さ
れた方法により測定した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)エチレン含有量が10重量%以
    下、メルトフローレート(MFR:230℃、荷重21
    60g)が5〜200g/10minの結晶性ポリプロ
    ピレン42〜78重量%と、 (B)一般式(1)または(2) X1−Y1 ・・・(1) X1−(−Y1−X1)m ・・・(2) (式中、X1はモノビニル置換芳香族炭化水素の重合ブ
    ロック、Y1は共役ジエン重合ブロック、mは1〜5の
    整数である。)で表されるブロック共重合体の水素添加
    物であり、X1の含有量(X1cont)が25重量%以下、
    メルトフローレート(MFR:230℃、荷重2160
    g)が0.1〜70g/10min、水素添加率が90
    モル%以上の第一の水素添加ブロック共重合体10〜2
    3重量%と、 (C)一般式(3)または(4) X2−Y2 ・・・(3) X2−(−Y2−X2)n ・・・(4) (式中、X2はモノビニル置換芳香族炭化水素の重合ブ
    ロック、Y2は共役ジエン重合ブロック、nは1〜5の
    整数である。)で表されるブロック共重合体の水素添加
    物であり、X2の含有量(X2cont)が50重量%以上、
    メルトフローレート(MFR:230℃、荷重2160
    g)が0.1〜20g/10min、水素添加率が90
    モル%以上の第二の水素添加ブロック共重合体2〜10
    重量%と、 (D)レーザー回折法で測定した平均粒子径が1〜5μ
    mのタルク10〜25重量%とを含有する結晶性ポリプ
    ロピレン樹脂組成物であって、 第一の水素添加ブロック共重合体(B)の含有量と第二
    の水素添加ブロック共重合体(C)の含有量との重量比
    が、関係式(5) C/(B+C)≦0.4 ・・・(5) を満足し、かつ第一の水素添加ブロック共重合体(B)
    中のX1の含有量(X1cont)と第二の水素添加ブロック
    共重合体(C)中のX2の含有量(X2cont)との差が、
    関係式(6) X2cont−X1cont≧40 ・・・(6) を満足することを特徴とする結晶性ポリプロピレン樹脂
    組成物。
  2. 【請求項2】 結晶性ポリプロピレン(A)の13C−N
    MRで測定されるアイソタクチックペンタッド分率(m
    mmm)が98%以上であることを特徴とする請求項1
    記載の結晶性ポリプロピレン樹脂組成物。
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