JPH10338463A - 吊り環 - Google Patents
吊り環Info
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- JPH10338463A JPH10338463A JP16324697A JP16324697A JPH10338463A JP H10338463 A JPH10338463 A JP H10338463A JP 16324697 A JP16324697 A JP 16324697A JP 16324697 A JP16324697 A JP 16324697A JP H10338463 A JPH10338463 A JP H10338463A
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- suspension ring
- spacer
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Abstract
いによって吊り下げ位置が若干異なるものであっても、
吊り環を同一種類で共用化できるようにして低価格化を
図る。 【解決手段】 重量物10aの頂端から互いに対向する
ように延びて取付けられる一対の支持金具32,32
と、これら支持金具の上端に掛け渡された把手34とを
備え、該把手の前記支持金具の間の係合部Kに吊り上げ
金具24係合させて前記重量物を吊り上げるための吊り
環において、前記係合部に取り付けられて前記吊り上げ
金具の前記把手に沿った取り付け位置を規制するスペー
サ36を設けたことを特徴とする。
Description
ポンプ等の重量物の頂端に取付けて、これをクレーンや
鎖等で吊す時に使用される吊り環に関する。
型と軸斜流型の2種類のポンプが使用される。一方、モ
ータは、特に差別化しておらず、上記2種類のポンプに
対して共用化されている。上記のポンプの構成の違いか
ら、軸斜流型水中モータポンプの重心位置は図8に示す
ように軸心上にあるが、遠心渦巻型水中モータポンプの
重心位置は図10に示すように軸心からポンプの吐出側
にずれている。そのため、水中モータポンプの頂端に取
付けて、これを吊り上げる時に使用される吊り環とし
て、2種類のものが使い分けられていた。
図9に示すように、同一形状の一対の支持金具16,1
6をポンプ10の頂端に前記軸心Oに対して左右対称に
取付け、この支持金具16,16の上部に棒状の把手1
8を掛け渡して吊り環20が構成されていた。そして、
前記吊り環20の把手18にクレーンのフック22等を
引っ掛けて、これを吊り下げるようにしていた。
を水平に吊り下げるためには、吊り下げ位置をこの重心
G上に位置させる必要がある。このため、異なる形状の
一対の支持金具16a,16aを該ポンプ10aの頂端
に重心と軸心のオフセットSだけずらした状態で左右非
対称に取付け、この支持金具16a,16aの上部に棒
状の把手18aを掛け渡して構成した吊り環20aが使
用されていた。そして、前記吊り環20aの把手18a
にシャックル24等を上向きに取付け、このシャックル
24等を介して鎖等で吊り下げるようにしていた。
10ではクレーンのフック22を吊り環20に掛けて吊
り、遠心渦巻型水中モータポンプ10aでは鎖で吊るこ
とが一般に行われており、吊り環の機能として以下条件
が必要となる。 1) 軸斜流型水中モータポンプ10では、クレーンフ
ック22を掛けられるようにするために、吊り環20の
把手18の幅(長さ)をクレーンフック22の幅以上に
確保しなければならない。 2) 遠心渦巻型水中モータポンプ10aでは、鎖を吊
り環20aに接続するシャックル24またはリング等を
ポンプの吐出側にずらす必要がある。 3) 吊り上げ、吊り降ろし時に前記シャックル24ま
たはリング等が所定のオフセット位置に保持されなけれ
ばならない。
て兼ね備えた吊り環が存在しなかったため、前述のよう
に、軸斜流型と遠心渦巻型の各々のポンプに適した2種
類の吊り環を使い分ける必要があり、これが低価格化の
障害となっているのが現状であった。
ンプのように、種類の違いによって吊り下げ位置が若干
異なるものであっても、同一種類で共用化できるように
して低価格化を図るようにした吊り環を提供することを
目的とする。
は、重量物の頂端から互いに対向するように延びて取付
けられる一対の支持金具と、これら支持金具の上端に掛
け渡された把手とを備え、該把手の前記支持金具の間の
係合部に吊り上げ金具を係合させて前記重量物を吊り上
げるための吊り環において、前記係合部に取り付けられ
て前記吊り上げ金具の前記把手に沿った取り付け位置を
規制するスペーサを設けたことを特徴とする吊り環であ
る。
いて、軸心上に重心がある軸斜流型ポンプでも、重心が
軸心からずれて(オフセットして)いる遠心渦巻型ポン
プでも、把手にスペーサを取り付けることにより、金具
(シャックル等)の取付け位置をそれぞれの重心位置に
拘束して安定な吊持作用を行わせる。従って、異なる形
式の吊り上げ対象物でも、吊り環の共用化を図ることが
できる。
複数の異なるタイプの前記重量物に取り付けられたとき
にそれらの重心をカバーする幅を有していることを特徴
とする請求項1に記載の吊り環である。
着脱自在であることを特徴とする請求項1に記載の吊り
環であるので、異なる形式の対象物を吊持する場合の作
業が容易である。
は、切欠を有するリング状であることを特徴とする請求
項3に記載の吊り環である。
4のいずれかに記載の吊り環と、該吊り環が取り付けら
れたモータ部と、該モータ部と回転軸を共有するポンプ
部とを有することを特徴とする水中モータポンプであ
る。
て図面を参照して説明する。図1乃至図3は、この発明
の第1の実施の形態を示すもので、吊り環30は、同一
形状の一対の支持金具32,32と、この支持金具3
2,32の上端を挿通して掛け渡された把手34とから
構成されている。
傾斜部32b及び下端の平行部32cを有し、下端平行
部32cにおいてボルト等により吊り上げ対象物である
遠心渦巻型水中モータポンプ10aのモータ部14aに
取り付けられている。支持金具32,32の中心は軸心
O上にあり、重心Gは軸心Oに対してはオフセットSの
分だけ吐出側にずれた位置にある。
なわち、係合部Kの長さWは、重心Gと軸心Oの双方を
カバーする長さに設定されており、この例では、シャッ
クル24の幅をTとすると、 T/2+S=W/2 の式が成立するようになっている。これは、すなわち、
シャックル24を図2のように一方の支持金具32に寄
せて取り付けると、シャックル24の中心が重心G上に
来ることを意味する。従って、シャックル24と他方側
の支持金具32との間は(W−T)の隙間が空いてお
り、ここには長さLのスペーサ36が配置されてシャッ
クル24の移動を規制している。
体38の一部に軸方向に沿った切欠き40を設けたもの
であり、外径Dがシャックル24の開口幅C(図4参
照)より大きく(D>C)設定され、これによって、ス
ペーサ36がシャックル24の内側に入り込むことな
く、シャックル24の横方向の移動を確実に規制するよ
うになっている。
の該内径d側の開口幅Aは、把手34の外径D0 より小
さく(d<D0 ,A<D0 )、かつ切欠き40の外径D
側の開口幅Bは、把手34の外径D0 より大きく(B>
D0 )設定されている。このスペーサ36は切欠40の
開口部を把手に押し付けることにより、簡単に嵌め込む
ことができ、かつ外れ難くなるように構成されている。
0及びシャックル24を使用して軸斜流型水中モータポ
ンプ10(図10参照)を吊る場合を示している。軸斜
流型水中モータポンプ10は、重心Gが軸線O上にある
ので、シャックル24の中心を軸線上に位置させる必要
がある。このために、シャックル24の両側に、吊り環
の平行部との間に(W−T)/2の隙間ができ、ここ
に、その幅を持ったスペーサ36をそれぞれ配置してい
る。これにより、シャックル24が把手34の係合部K
に拘束され、モータポンプ10を安定に吊持することが
できる。
で、これは、スペーサ42として、板状体のものを使用
し、この板状体(スペーサ)42と一方の支持金具32
との当接部に点溶接44を施してこれを固定することに
より、シャックル24を拘束してオフセットを確保する
ようにしたものである。この実施の形態の場合、スペー
サを接着剤を介して一方の支持金具32に接着するよう
にしても良い。
例えば軸斜流型、遠心渦巻型といった、吊り下げ位置が
若干異なる水中モータポンプであっても、共用化した吊
り環を取付けてこれを吊すことができ、これによって、
低価格化を図ることができる。しかも、安価なスペーサ
の寸法を変化させることにより、オフセット寸法を自由
に決めることができる。
ペーサを取付けることができるため、その場で最適なス
ペーサ寸法を決められるばかりでなく、切欠き付きスペ
ーサを使用することにより、工具や治具を使わず簡単に
吊り環に取付けて、オフセットを確保することができ
る。
中モータポンプを吊した状態の正面図である。
平面図である。
である。
モータポンプを吊した状態の要部拡大図である。
モータポンプを吊した状態の要部拡大図である。
た状態の正面図である。
吊した状態の正面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 重量物の頂端から互いに対向するように
延びて取付けられる一対の支持金具と、これら支持金具
の上端に掛け渡された把手とを備え、該把手の前記支持
金具の間の係合部に吊り上げ金具を係合させて前記重量
物を吊り上げるための吊り環において、 前記係合部に取り付けられて前記吊り上げ金具の前記把
手に沿った取り付け位置を規制するスペーサを設けたこ
とを特徴とする吊り環。 - 【請求項2】 前記係合部は、複数の異なるタイプの前
記重量物に取り付けられたときにそれらの重心をカバー
する幅を有していることを特徴とする請求項1に記載の
吊り環。 - 【請求項3】 前記スペーサは着脱自在であることを特
徴とする請求項1に記載の吊り環。 - 【請求項4】 前記スペーサは、切欠を有するリング状
であることを特徴とする請求項3に記載の吊り環。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の吊
り環と、該吊り環が取り付けられたモータ部と、該モー
タ部と回転軸を共有するポンプ部とを有することを特徴
とする水中モータポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16324697A JP3176564B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 水中モータポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16324697A JP3176564B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 水中モータポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10338463A true JPH10338463A (ja) | 1998-12-22 |
JP3176564B2 JP3176564B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=15770143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16324697A Expired - Lifetime JP3176564B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 水中モータポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3176564B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009052977A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Hitachi Plant Technologies Ltd | ロードセルおよび吊荷の吊り上げ方法 |
CN102923558A (zh) * | 2012-10-31 | 2013-02-13 | 中国航天空气动力技术研究院 | 一种组合式飞机吊耳 |
-
1997
- 1997-06-05 JP JP16324697A patent/JP3176564B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009052977A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Hitachi Plant Technologies Ltd | ロードセルおよび吊荷の吊り上げ方法 |
CN102923558A (zh) * | 2012-10-31 | 2013-02-13 | 中国航天空气动力技术研究院 | 一种组合式飞机吊耳 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3176564B2 (ja) | 2001-06-18 |
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