JPH10338167A - 自動車のエンジンルーム内構造 - Google Patents
自動車のエンジンルーム内構造Info
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- JPH10338167A JPH10338167A JP15182797A JP15182797A JPH10338167A JP H10338167 A JPH10338167 A JP H10338167A JP 15182797 A JP15182797 A JP 15182797A JP 15182797 A JP15182797 A JP 15182797A JP H10338167 A JPH10338167 A JP H10338167A
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Abstract
上方へ持ち上がる方向へ確実に制御することができる自
動車のエンジンルーム内構造を提供するものである。 【解決手段】 エンジン3の上部にマスタシリンダ10
の真正面に位置するガイド11を形成し、該ガイド11
の後部に後方へ向けて漸次下がる斜面部12を形成し、
且つ該斜面部12の下端がマスタシリンダ10の先端よ
りも下方に位置し、上端がマスタシリンダ10の先端よ
りも上方に位置してい
Description
ンルーム内構造に関するもので、特にマスタバックの回
転方向を制御する自動車のエンジンルーム内構造に関す
る。
タバックとが干渉した際に、マスタバックの回転方向を
マスタシリンダが上方へ持ち上がる方向に制御するよう
にして、マスタバックに固定されたブレーキペダルを乗
員から退避する方向へ移動させたり、サイドメンバの潰
れ残りを減少させたり、ダッシュパネルの後退を減少さ
せるようにしたものがある。
−211115号で知られているように、マスタバック
を取付けているダッシュパネルの上方のみに、ダッシュ
パネルを波形に加工した蛇腹部を設けた構造になってい
る。これにより、マスタバックの上部(蛇腹部)に張力
が発生しないようになり、エンジンと干渉したマスタバ
ックの回転方向をマスタシリンダが上方へ持ち上がる方
向へ制御することができる。
うな従来の技術にあっては、フルラップ衝突に代表され
るエンジン後退量が少ない衝突形態ではマスタバックが
上方に回転運動して、サイドメンバの潰れ残りを減少さ
せることができるが、オフセット衝突のようなエンジン
後退量の大きな衝突形態ではマスタバックの回転方向が
逆になるため、サイドメンバの後部に潰れ残りが発生す
る可能性がある。
するための対策として、車体に補強材を追加したり、或
いはエンジンとマスタシリンダとの間の前後クリアラン
スを拡大して両者の干渉自体を起こりにくくする必要が
あり、車体重量の増加或いは車体の大型化を招いてい
る。
てなされたものであり、補強材を追加したり、前後クリ
アランスを拡大することなく、フルラップ衝突及びオフ
セット衝突の両方において、エンジンと干渉したマスタ
バックの回転方向をマスタシリンダが上方へ持ち上がる
方向へ確実に制御することができる自動車のエンジンル
ーム内構造を提供するものである。
ダッシュパネルの前面にブレーキ用のマスタバックが設
けられ、ダッシュパネルの後面に前記マスタバックに固
定されたブレーキペダルが設けられ、マスタバックに前
方へ突出するマスタシリンダが設けられ、マスタシリン
ダの前方にエンジンが配置され、エンジンの上部にマス
タシリンダの真正面に位置するガイドが形成されている
自動車のエンジンルーム内構造であって、前記ガイドの
後部に後方へ向けて漸次下がる斜面部を形成し、且つ該
斜面部の下端がマスタシリンダの先端よりも下方に位置
し、上端がマスタシリンダの先端よりも上方に位置して
いる。尚、ガイドがエンジンの上部と一体でも別体でも
良い。
にマスタシリンダの先端がガイドの斜面部を滑りながら
持ち上げられるため、フルラップ衝突とオフセット衝突
の両衝突形態において、つまりエンジン後退量の大小に
関係なく、マスタバックの回転方向をマスタシリンダが
持ち上がる方向に限定することが可能となる。その結
果、サイドメンバの潰れ量が増加することでサイドメン
バの衝突エネルギー吸収量が増加すると共に、エンジン
からの干渉によってマスタシリンダが受ける荷重も減少
してダッシュパネルの後退量が減少し、更にブレーキペ
ダルがダッシュパネル側に回転することで、乗員とブレ
ーキペダルの干渉も回避される。従って、ダッシュパネ
ルの後退抑制のために、補強材を追加する必要がなく、
エンジンとマスタシリンダとの前後クリアランスを拡大
する必要がなくなる。
方へ向けて漸次車幅方向外側から内側へ変化する斜面部
を形成し、且つ該斜面部の車幅方向内側端がマスタシリ
ンダの先端よりも車幅方向内側に位置し、車幅方向外側
端がマスタシリンダの先端よりも車幅方向外側に位置し
ている。
方へ向けて漸次車幅方向内側から外側へ変化する斜面部
を形成し、且つ該斜面部の車幅方向内側端がマスタシリ
ンダの先端よりも車幅方向内側に位置し、車幅方向外側
端がマスタシリンダの先端よりも車幅方向外側に位置し
ている。
方へ向けて漸次車幅方向外側から内側へ変化すると共に
漸次下がる合成方向への斜面部を形成し、且つ該斜面部
の車幅方向内側端がマスタシリンダの先端よりも車幅方
向内側に位置し、車幅方向外側端がマスタシリンダの先
端よりも車幅方向外側に位置し、下端がマスタシリンダ
の先端よりも下方に位置し、上端がマスタシリンダの先
端よりも上方に位置している。
方へ向けて漸次車幅方向内側から外側へ変化すると共に
漸次下がる合成方向への斜面部を形成し、且つ該斜面部
の車幅方向内側端がマスタシリンダの先端よりも車幅方
向内側に位置し、車幅方向外側端がマスタシリンダの先
端よりも車幅方向外側に位置し、下端がマスタシリンダ
の先端よりも下方に位置し、上端がマスタシリンダの先
端よりも上方に位置している。
シリンダを車幅方向外側又は内側或いは上側への合成方
向へ回転させることができるため、請求項1に記載した
発明とほぼ同様の作用効果が得られる。また、斜面部を
車幅方向横向にすることにより、エンジンの振動ノイズ
を減少させることができる。
方向のビードを形成したものである。
の潰れ強度を制御して、ガイドからマスタバックやダッ
シュパネルに余分な荷重が伝達されないため、マスタバ
ックの変形量やダッシュパネルの後退量をより減少させ
ることができる。その他の作用効果は請求項1記載の発
明と同様である。
前面にブレーキ用のマスタバックが設けられ、ダッシュ
パネルの後面に前記マスタバックに固定されたブレーキ
ペダルが設けられ、マスタバックに前方へ突出するマス
タシリンダが設けられ、マスタシリンダの前方にエンジ
ンが配置され、マスタシリンダの先端から細長状のガイ
ドがエンジン側へ向けて形成されている自動車のエンジ
ンルーム内構造であって、前記ガイドの先端側が上向き
の湾曲形状で、且つガイドの先端がエンジン上部の角部
よりも上方に位置し、後端が角部よりも下方に位置して
いる。
の先端に形成したガイドにより、車両衝突時にガイドが
エンジン上部の角部に対して滑りながら持ち上げられる
ため、フルラップ衝突とオフセット衝突の両衝突形態に
おいて、つまりエンジン後退量の大小に関係なく、マス
タバックの回転方向をマスタシリンダが持ち上がる方向
に限定することが可能となる。その結果、請求項1記載
の発明と同様の作用効果が得られる。
車幅方向外側へ向いた湾曲形状である。
車幅方向内側へ向いた湾曲形状である。
が車幅方向外側へ向くと共に上側に向いた合成方向への
湾曲形状である。
が車幅方向内側へ向くと共に上側に向いた合成方向への
湾曲形状である。
タシリンダを車幅方向外側又は内側或いは上側への合成
方向へ回転させることができるため、請求項7に記載し
た発明とほぼ同様の作用効果が得られる。
施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態にお
いて共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明
は省略する。
示す図である。エンジンルームEの左右両側には前後方
向に沿うサイドメンバ1が各々配されている。エンジン
ルームEとキャビンRとはダッシュパネル2により区切
られている。
3が配置されている。エンジン3の左側にはトランスミ
ッション4が設けられており、該エンジン3及びトラン
スミッション4は、サイドメンバ1に対する左右のエン
ジンマウント5と、ダッシュパネル2に対する後側のエ
ンジンマウント6により支持されている。エンジン3の
上部はカバー7にて形成されている。
車は左側)には、ブレーキ用のマスタバック8が設けら
れている。また、ダッシュパネル2の後面には、マスタ
バック8に固定されたブレーキペダル9が設けられてい
る。マスタバック8には前方へ突出するマスタシリンダ
10が設けられている。
に位置するエンジン3のカバー7にはガイド11が設け
られている。この実施形態のガイド11はカバー7とは
別体のものを取付けた状態になっているが、カバー7と
一体形成したものでも良い。このガイド11の後部に
は、後方へ向けて漸次下がる斜面部12が形成されてお
り、該斜面部12の下端はマスタシリンダ10の先端よ
りも下方に位置し、上端はマスタシリンダ10の先端よ
りも上方に位置している。すなわち、斜面部12とマス
タシリンダ10の先端とは、前後方向でオーバラップし
ている。
の後退の少ないフルラップ衝突と、後退の大きいオフセ
ット衝突に分けて説明する。
ラップ衝突においては、エンジン3は図4中の矢印A方
向へ全体的に後退し、エンジン3のカバー7に取付けら
れたガイド11の斜面部12が、マスタシリンダ10の
先端に当たる。この際、エンジン3の後退にともない、
斜面部12はマスタシリンダ10の先端に対し、図4の
矢印B方向に荷重を働かせるため、マスタシリンダ10
の先端は斜面部12を滑りながら持ち上げられ、マスタ
シリンダ10及びマスタバック8は上側に回転運動す
る。この結果、サイドメンバ1の後部1aの潰れ残りが
図5で示すL1の長さだけとなり、従来構造に比べて、
潰れ残りが減少する。
セット衝突においては、エンジン3はその片側(車幅方
向外側端)だけが大きく後退する。従って、フルラップ
衝突の場合と同様に、ガイド11の斜面部12がマスタ
シリンダ10の先端に当たり、マスタシリンダ10の先
端が斜面部12を滑りながら持ち上げられるため、マス
タシリンダ10及びマスタバック8は上側に回転運動す
る。オフセット衝突の方がフルラップ衝突よりもエンジ
ン3の後退量が片寄った状態で大きくなるため、対応す
る方のサイドメンバ1の後部1aは潰れ残りが図8で示
すL2の長さだけとなり、フルラップ衝突の場合に比べ
て、潰れ残りが減少する。
衝突の両衝突形態において、つまり、エンジン3の後退
量の大小に関係なく、どちらもマスタシリンダ10及び
マスタバック8の回転方向を、マスタシリンダ10が持
ち上がる方向に制御することが可能である。
て、サイドメンバ1の後部1aの潰れ残りが減少する。
また、図10に示すように、サイドメンバ1の後部1a
には、マスタシリンダ10が受けていた荷重が余分に伝
達され、サイドメンバ1の後部1aの潰れ量が増加する
ため、サイドメンバ1の衝突エネルギー吸収量が図10
のXからYまたはZへと増加する。
しない場合のサイドメンバ1の衝突荷重を示しており、
Yはマスタシリンダ10が回転してエンジン3の後退量
が小さい場合、Zはマスタシリンダ10が回転してエン
ジン3の後退量が大きい場合を示している。サイドメン
バ1は車両の衝突エネルギーの大半を吸収する重要な役
割をもっており、車両の前側のエンジンルームEのエネ
ルギー吸収量が増加することは、キャビンRの変形抑制
に効果的である。
ク8が、マスタシリンダ10の先端が持ち上げられる方
向に回転運動するため、エンジンルームEとの干渉によ
ってマスタシリンダ10が受ける荷重も減少し、ダッシ
ュパネル2の後退量も減少する。
転運動をすると、マスタバック8に固定されたブレーキ
ペダル9がダッシュパネル2側に回転するため、乗員と
ブレーキペダル9との干渉を回避することができる。
を示す図である。この第2実施形態では、ガイド13の
後部に後方へ向けて漸次車幅方向外側から内側へ変化す
る斜面部12が形成されている。この斜面部12の車幅
方向内側端はマスタシリンダ10の先端よりも車幅方向
内側に位置し、車幅方向外側端はマスタシリンダ10の
先端よりも車幅方向外側に位置している。すなわち、斜
面部12とマスタシリンダ10の先端とは、前後方向で
オーバラップしている。
ルラップ衝突を示し、図16及び17はオフセット衝突
を示している。この第2実施形態によれば、斜面部14
が横向き(車幅方向外側向き)のため、フルラップ衝突
とオフセット衝突の両衝突形態において、斜面部14か
らマスタシリンダ10に対して矢印C方向への干渉荷重
が加わる。従って、マスタシリンダ10は、第1実施形
態とは異なり、車幅方向外側を向くように回転する。こ
れにより、ブレーキペダル9が車幅方向内側に回転し、
乗員との干渉が回避される。
たことにより、エンジン3の振動ノイズを減少させるこ
ともできる。すなわち、エンジン3は内部回転機関の関
係上、前後左右及び上下左右への振動が大きいため、第
1実施形態のように、斜面部が上向きでガイドの後端部
が上下に振られやすい構造では、振動ノイズを減少させ
ることはできないが、この第2実施形態のように、ガイ
ド13の斜面部14を横向きにすると、後端部が上下振
れにくくなるため、振動ノイズが発生しにくい。
態を示す図である。この第3実施形態では、ガイド15
の後部に後方へ向けて漸次車幅方向内側から外側へ変化
する斜面部16が形成されている。この斜面部16の車
幅方向内側端はマスタシリンダ10の先端よりも車幅方
向内側に位置し、車幅方向外側端はマスタシリンダ10
の先端よりも車幅方向外側に位置している。すなわち、
斜面部16とマスタシリンダ10の先端とは、前後方向
でオーバラップしている。
に、斜面部14とマスタシリンダ10の先端とが干渉し
て、ブレーキペダル9が車幅方向外側へ回転する。その
他の構成及び作用効果は第2実施形態と同様である。
である。この第4実施形態では、ガイド17の後部に、
後方へ向けて漸次車幅方向外側から内側へ変化すると共
に漸次下がる合成方向への斜面部18が形成されてい
る。この斜面部18の車幅方向内側端はマスタシリンダ
10の先端よりも車幅方向内側に位置し、車幅方向外側
端はマスタシリンダ10の先端よりも車幅方向外側に位
置し、下端がマスタシリンダ10の先端よりも下方に位
置し、上端がマスタシリンダ10の先端よりも上方に位
置している。すなわち、斜面部118マスタシリンダ1
0の先端とは、前後方向でオーバラップしている。
に、斜面部18とマスタシリンダ10の先端とが干渉し
て、マスタシリンダ10及びマスタバック8が車幅方向
外側及び上側の合成方向に回転する。そして、ブレーキ
ペダル9は逆に車幅方向内側及び下側の合成方向に回転
する。その他の構成及び作用効果は先の実施形態と同様
である。
後部に、後方へ向けて漸次車幅方向内側から外側へ変化
すると共に漸次下がる合成方向への「斜面部」を形成し
ても良い。
態を示す図である。この第5実施形態では、第1実施形
態と同じ形状をしたガイド19の側面に縦方向でのビー
ド20を複数形成したものである。従って、ガイド19
がマスタバック8やダッシュパネル2と干渉するくら
い、エンジン3が後退した場合に、ビード20がガイド
19の潰れ強度を制御して、ガイド19からマスタバッ
ク8やダッシュパネル2に余分な荷重が伝達されない。
従って、マスタバック8の余分な変形及びダッシュパネ
ル2の後退量をより減少させることができる。その他の
構成及び作用効果は第1実施形態と同様である。
を示す図である。この第6実施形態では、マスタシリン
ダ10の先端にマスタシリンダ10と略同径の細長状を
したガイド21がエンジン3側へ向けて形成されてい
る。このガイド21は先端側が上向きの湾曲形状で、且
つガイド21の先端がエンジン3のカバー7の角部22
よりも上方に位置し、後端が角部22よりも下方に位置
している。
際、エンジン3の矢示A方向への後退にともない、エン
ジン3の上部の角部22がガイド21に干渉し、ガイド
21に対して矢印B方向に荷重を働かせるため、ガイド
21及びマスタシリンダ10は持ち上げられ、マスタシ
リンダ10及びマスタバック8は上側に回転運動する。
その他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様であ
る。
ある。この第7実施形態では、マスタシリンダ10の先
端に形成したガイド23の先端側が車幅方向外側へ向い
た湾曲形状である。従って、マスタシリンダ10は、第
2実施形態と同様に、車幅方向外側を向くように回転す
る。これにより、ブレーキペダル9が車幅方向内側に回
転し、乗員との干渉が回避される。
ある。この第8実施形態では、マスタシリンダ10の先
端に形成したガイド24の先端側が車幅方向内側へ向い
た湾曲形状である。従って、マスタシリンダ10は、第
3実施形態と同様に、車幅方向内側を向くように回転す
る。これにより、ブレーキペダル9が車幅方向外側に回
転し、乗員との干渉が回避される。
るタイプの「ガイド」を、車幅方向外側へ向くと共に上
側に向いた合成方向への湾曲形状にしても、或いは、車
幅方向内側へ向くと共に上側に向いた合成方向への湾曲
形状にしても良い。
時にマスタシリンダの先端がガイドの斜面部を滑りなが
ら持ち上げられるため、フルラップ衝突とオフセット衝
突の両衝突形態において、つまりエンジン後退量の大小
に関係なく、マスタバックの回転方向をマスタシリンダ
が持ち上がる方向に限定することが可能となる。その結
果、サイドメンバの潰れ量が増加することでサイドメン
バの衝突エネルギー吸収量が増加すると共に、エンジン
からの干渉によってマスタシリンダが受ける荷重も減少
してダッシュパネルの後退量が減少し、更にブレーキペ
ダルがダッシュパネル側に回転することで、乗員とブレ
ーキペダルの干渉も回避される。従って、ダッシュパネ
ルの後退抑制のために、補強材を追加する必要がなく、
エンジンとマスタシリンダとの前後クリアランスを拡大
する必要がなくなる。
シリンダを車幅方向外側又は内側或いは上側への合成方
向へ回転させることができるため、請求項1に記載した
発明とほぼ同様の作用効果が得られる。また、斜面部を
車幅方向横向にすることにより、エンジンの振動ノイズ
を減少させることができる。
の潰れ強度を制御して、ガイドからマスタバックやダッ
シュパネルに余分な荷重が伝達されないため、マスタバ
ックの変形量やダッシュパネルの後退量をより減少させ
ることができる。その他の作用効果は請求項1記載の発
明と同様である。
の先端に形成したガイドにより、車両衝突時にガイドが
エンジン上部の角部に対して滑りながら持ち上げられる
ため、フルラップ衝突とオフセット衝突の両衝突形態に
おいて、つまりエンジン後退量の大小に関係なく、マス
タバックの回転方向をマスタシリンダが持ち上がる方向
に限定することが可能となる。その結果、請求項1記載
の発明と同様の作用効果が得られる。
タシリンダを車幅方向外側又は内側或いは上側への合成
方向へ回転させることができるため、請求項7に記載し
た発明とほぼ同様の作用効果が得られる。
内構造を示す斜視図。
面図。
面図。
ド部分の拡大側面図。
ジンルーム内構造の側面図。
ジンルーム内構造の平面図。
ド部分の拡大側面図。
ジンルーム内構造の側面図。
ジンルーム内構造の平面図。
トロークとの関係を示すグラフ。
ム内構造を示す斜視図。
側面図。
平面図。
イド部分の拡大平面図。
ンジンルーム内構造の平面図。
イド部分の拡大平面図。
ンジンルーム内構造の平面図。
構造を示す平面図。
イド部分の拡大平面図。
ム内構造を示す斜視図。
ム内構造を示す斜視図。
イド部分の拡大側面図。
ム内構造を示す斜視図。
側面図。
平面図。
イド部分の拡大側面図。
ム内構造を示す斜視図。
ム内構造を示す平面図。
Claims (11)
- 【請求項1】 ダッシュパネルの前面にブレーキ用のマ
スタバックが設けられ、ダッシュパネルの後面に前記マ
スタバックに固定されたブレーキペダルが設けられ、マ
スタバックに前方へ突出するマスタシリンダが設けら
れ、マスタシリンダの前方にエンジンが配置され、エン
ジンの上部にマスタシリンダの真正面に位置するガイド
が形成されている自動車のエンジンルーム内構造であっ
て、 前記ガイドの後部に後方へ向けて漸次下がる斜面部を形
成し、且つ該斜面部の下端がマスタシリンダの先端より
も下方に位置し、上端がマスタシリンダの先端よりも上
方に位置していることを特徴とする自動車のエンジンル
ーム内構造。 - 【請求項2】 ダッシュパネルの前面にブレーキ用のマ
スタバックが設けられ、ダッシュパネルの後面に前記マ
スタバックに固定されたブレーキペダルが設けられ、マ
スタバックに前方へ突出するマスタシリンダが設けら
れ、マスタシリンダの前方にエンジンが配置され、エン
ジンの上部にマスタシリンダの真正面に位置するガイド
が形成されている自動車のエンジンルーム内構造であっ
て、 前記ガイドの後部に後方へ向けて漸次車幅方向外側から
内側へ変化する斜面部を形成し、且つ該斜面部の車幅方
向内側端がマスタシリンダの先端よりも車幅方向内側に
位置し、車幅方向外側端がマスタシリンダの先端よりも
車幅方向外側に位置していることを特徴とする自動車の
エンジンルーム内構造。 - 【請求項3】 ダッシュパネルの前面にブレーキ用のマ
スタバックが設けられ、ダッシュパネルの後面に前記マ
スタバックに固定されたブレーキペダルが設けられ、マ
スタバックに前方へ突出するマスタシリンダが設けら
れ、マスタシリンダの前方にエンジンが配置され、エン
ジンの上部にマスタシリンダの真正面に位置するガイド
が形成されている自動車のエンジンルーム内構造であっ
て、 前記ガイドの後部に後方へ向けて漸次車幅方向内側から
外側へ変化する斜面部を形成し、且つ該斜面部の車幅方
向内側端がマスタシリンダの先端よりも車幅方向内側に
位置し、車幅方向外側端がマスタシリンダの先端よりも
車幅方向外側に位置していることを特徴とする自動車の
エンジンルーム内構造。 - 【請求項4】 ダッシュパネルの前面にブレーキ用のマ
スタバックが設けられ、ダッシュパネルの後面に前記マ
スタバックに固定されたブレーキペダルが設けられ、マ
スタバックに前方へ突出するマスタシリンダが設けら
れ、マスタシリンダの前方にエンジンが配置され、エン
ジンの上部にマスタシリンダの真正面に位置するガイド
が形成されている自動車のエンジンルーム内構造であっ
て、 前記ガイドの後部に後方へ向けて漸次車幅方向外側から
内側へ変化すると共に漸次下がる合成方向への斜面部を
形成し、且つ該斜面部の車幅方向内側端がマスタシリン
ダの先端よりも車幅方向内側に位置し、車幅方向外側端
がマスタシリンダの先端よりも車幅方向外側に位置し、
下端がマスタシリンダの先端よりも下方に位置し、上端
がマスタシリンダの先端よりも上方に位置していること
を特徴とする自動車のエンジンルーム内構造。 - 【請求項5】 ダッシュパネルの前面にブレーキ用のマ
スタバックが設けられ、ダッシュパネルの後面に前記マ
スタバックに固定されたブレーキペダルが設けられ、マ
スタバックに前方へ突出するマスタシリンダが設けら
れ、マスタシリンダの前方にエンジンが配置され、エン
ジンの上部にマスタシリンダの真正面に位置するガイド
が形成されている自動車のエンジンルーム内構造であっ
て、 前記ガイドの後部に後方へ向けて漸次車幅方向内側から
外側へ変化すると共に漸次下がる合成方向への斜面部を
形成し、且つ該斜面部の車幅方向内側端がマスタシリン
ダの先端よりも車幅方向内側に位置し、車幅方向外側端
がマスタシリンダの先端よりも車幅方向外側に位置し、
下端がマスタシリンダの先端よりも下方に位置し、上端
がマスタシリンダの先端よりも上方に位置していること
を特徴とする自動車のエンジンルーム内構造。 - 【請求項6】 ガイドの側面に縦方向のビードを形成し
た請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動車のエンジ
ンルーム内構造。 - 【請求項7】 ダッシュパネルの前面にブレーキ用のマ
スタバックが設けられ、ダッシュパネルの後面に前記マ
スタバックに固定されたブレーキペダルが設けられ、マ
スタバックに前方へ突出するマスタシリンダが設けら
れ、マスタシリンダの前方にエンジンが配置され、マス
タシリンダの先端から細長状のガイドがエンジン側へ向
けて形成されている自動車のエンジンルーム内構造であ
って、 前記ガイドの先端側が上向きの湾曲形状で、且つガイド
の先端がエンジン上部の角部よりも上方に位置し、後端
が角部よりも下方に位置していることを特徴とする自動
車のエンジンルーム内構造。 - 【請求項8】 ダッシュパネルの前面にブレーキ用のマ
スタバックが設けられ、ダッシュパネルの後面に前記マ
スタバックに固定されたブレーキペダルが設けられ、マ
スタバックに前方へ突出するマスタシリンダが設けら
れ、マスタシリンダの前方にエンジンが配置され、マス
タシリンダの先端から細長状のガイドがエンジン側へ向
けて形成されている自動車のエンジンルーム内構造であ
って、 前記ガイドの先端側が車幅方向外側へ向いた湾曲形状で
あることを特徴とする自動車のエンジンルーム内構造。 - 【請求項9】 ダッシュパネルの前面にブレーキ用のマ
スタバックが設けられ、ダッシュパネルの後面に前記マ
スタバックに固定されたブレーキペダルが設けられ、マ
スタバックに前方へ突出するマスタシリンダが設けら
れ、マスタシリンダの前方にエンジンが配置され、マス
タシリンダの先端から細長状のガイドがエンジン側へ向
けて形成されている自動車のエンジンルーム内構造であ
って、 前記ガイドの先端側が車幅方向内側へ向いた湾曲形状で
あることを特徴とする自動車のエンジンルーム内構造。 - 【請求項10】 ダッシュパネルの前面にブレーキ用の
マスタバックが設けられ、ダッシュパネルの後面に前記
マスタバックに固定されたブレーキペダルが設けられ、
マスタバックに前方へ突出するマスタシリンダが設けら
れ、マスタシリンダの前方にエンジンが配置され、マス
タシリンダの先端から細長状のガイドがエンジン側へ向
けて形成されている自動車のエンジンルーム内構造であ
って、 前記ガイドの先端側が車幅方向外側へ向くと共に上側に
向いた合成方向への湾曲形状であることを特徴とする自
動車のエンジンルーム内構造。 - 【請求項11】 ダッシュパネルの前面にブレーキ用の
マスタバックが設けられ、ダッシュパネルの後面に前記
マスタバックに固定されたブレーキペダルが設けられ、
マスタバックに前方へ突出するマスタシリンダが設けら
れ、マスタシリンダの前方にエンジンが配置され、マス
タシリンダの先端から細長状のガイドがエンジン側へ向
けて形成されている自動車のエンジンルーム内構造であ
って、 前記ガイドの先端側が車幅方向内側へ向くと共に上側に
向いた合成方向への湾曲形状であることを特徴とする自
動車のエンジンルーム内構造。
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