JPH10337041A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH10337041A
JPH10337041A JP9137326A JP13732697A JPH10337041A JP H10337041 A JPH10337041 A JP H10337041A JP 9137326 A JP9137326 A JP 9137326A JP 13732697 A JP13732697 A JP 13732697A JP H10337041 A JPH10337041 A JP H10337041A
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switching element
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Koji Saeki
浩司 佐伯
Hiroshi Seike
宏 清家
Shinji Tomomatsu
真次 友松
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用素子数が少なく且つ制御も簡単でありなが
ら、高入力力率並びに低入力電流歪率を達成できるイン
バータ装置を提供する。 【解決手段】チョッパ回路3のスイッチング素子Q1
オン区間を制御する駆動信号Veを出力するタイマ回路
5を備える。インバータ回路1で生成される信号を同期
トリガ信号Vfとしてタイマ回路5に入力し、この同期
トリガ信号Vfを用いてタイマ回路5にて駆動信号Ve
の出力タイミングを決定する。なお、同期トリガ信号V
fが制御回路4からの駆動信号Vbに同期した信号とな
る。よって、インバータ回路1のスイッチング素子
2 ,Q3 とチョッパ回路3のスイッチング素子Q1
を連動制御することができ、使用素子数が少なく、イン
バータ回路1並びにチョッパ回路3の各スイッチング素
子Q1 〜Q3 をオン・オフ制御する制御系の回路構成を
簡単化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョッパ回路の出
力を高周波に変換するインバータ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のインバータ装置は放
電灯点灯装置等に用いられており、図40は上記インバ
ータ装置を放電灯点灯装置に用いた従来例を示す回路ブ
ロック図である。この放電灯点灯装置は、直流電圧を高
周波電圧に変換するインバータ回路1の出力を放電灯L
aに印加して、放電灯Laを高周波点灯するものであ
る。上記直流電圧は、交流電源ACをダイオードブリッ
ジからなる整流回路2で整流し、この整流出力を昇圧型
のチョッパ回路3で昇圧して作成したものである。
【0003】チョッパ回路3は、スイッチング素子
1 、チョークコイルL1 、ダイオードD1 、コンデン
サC3 及びチョッパ制御回路15で構成してあり、チョ
ッパ制御回路15によってスイッチング素子Q1 を高周
波でスイッチングして整流回路2の出力をチョッピング
し、スイッチング素子Q1 のオンのときにチョークコイ
ルL1 に蓄積されたエネルギをスイッチング素子Q1
オフのときにダイオードD 1 を介して放出すると共に、
ダイオードD1 を介して出力されるチョッピング電圧を
コンデンサC3 で平滑するものである。なお、チョッパ
制御回路15には主としてアクティブフィルタ制御用I
Cが用いられる。
【0004】この放電灯点灯装置では、インバータ回路
1として他励式のハーフブリッジ構成のものを用い、チ
ョッパ回路3の出力に直列に接続されたスイッチング素
子Q 2 ,Q3 、これらスイッチング素子Q2 ,Q3 を駆
動する為の駆動回路6、スイッチング素子Q2 ,Q3
交互にオンオフ制御する為の制御回路4で構成してあ
る。なお、スイッチング素子Q2 ,Q3 には、スイッチ
ング素子Q2 ,Q3 の夫々両端に還流用のダイオードD
2 ,D3 が逆並列に接続されている。このインバータ回
路1の出力には、チョークコイルL2 とコンデンサC2
からなる共振回路7が接続してあり、この共振回路7を
インバータ回路1で励振して放電灯Laを始動点灯する
ようにしてある。また、コンデンサC1 は直流カット用
のコンデンサであると共に、スイッチング素子Q2 のオ
ン時に充電された電荷がトランジスタQ3 のオン時の電
源として用いられるものである。制御回路4によってス
イッチング素子Q2 ,Q3 を交互にオンオフ制御して、
インバータ回路1を発振動作させると、共振回路7によ
って放電灯Laの両端に高電圧が印加され、放電灯La
が点灯する。以後、制御回路4によってスイッチング素
子Q2 ,Q3 のオンオフ制御を所定の周期で行なうこと
により放電灯Laの点灯を維持する。このような構成に
より入力力率はほぼ1となり、また入力電流の歪率が小
さくなる為、高調波成分の少ないインバータ装置を提供
できる。
【0005】図41は他の従来装置を示す回路図であ
る。この従来装置にあっては、図40におけるチョッパ
回路3のスイッチング素子Q1 を、インバータ回路1に
おける片方のスイッチング素子Q3 で兼用したものであ
る。スイッチング素子Q2 ,Q 3 は交互にオンオフして
放電灯Laに高周波電力を供給するが、スイッチング素
子Q3 はチョッパ回路3のスイッチング要素としても働
く。すなわち、まず、スイッチング素子Q3 がオンされ
ると、整流回賂2の直流出力端がチョークコイルL1
て短絡され、チョークコイルL1 にエネルギが蓄積され
る。次に、スイッチング素子Q3 がオフされると、ダイ
オードD2 を介してコンデンサC3 へチョークコイルL
1 のエネルギが放出される。つまり、スィツチング素子
3 が図40のスイッチング素子Q1 の働きを兼ねると
ともに、ダイオードD2 が図40のダイオードD1 の働
きを兼ねており、しがたって、スイッチング素子Q1
ダイオードD1 を省略できる分だけ使用素子数が減ると
いう利点がある。また、スイッチング素子Q1 のチョッ
パ制御回路15も不要となる。
【0006】図42はさらに他の従来装置を示す回路図
である。この従来装置は、図40に示した従来装置にお
いて、インバータ回路1の出力端間にチョークコイルL
2 とコンデンサC2 から成る共振回路71 …及び負荷で
ある放電灯La1 …を複数個並列に接続し、インバータ
回路1の動作により複数個の放電灯La1 …を始動点灯
するものである。なお、チョッパ回路3は昇圧型であっ
て、整流回路2の出力電圧を昇圧することで複数の放電
灯La1 …の始動点灯に必要な電圧を補うようになって
いる。
【0007】この従来装置においては、複数の放電灯L
1 …の少なくとも一灯(例えば、放電灯La1 )が外
された場合においても、制御回路4にて発振動作を維持
すれば、装着された放電灯La2 …の点灯を維持するこ
とができる。図43は上記従来装置の各部電圧波形を示
し、(a)はチョッパ回路3から出力される直流電圧V
DC、(b)はインバータ回路1から出力される高周波電
圧VO1の各波形図である。なお、インバータ回路1の発
振動作をデューティ比50%にて行なっているがこの限
りではない。インバータ回路1の高周波電圧VO1は直流
カット用コンデンサC1 を介して矩形彼の交流電圧とな
り各共振回路71 …に印加される。ここで、複数個並列
に接続された放電灯La1 …の少なくとも1つ(例え
ば、放電灯L1 )が外された場合、放電灯La1 が外さ
れた共振回路71 の端子に印加される対地間電圧VO2
図43(c)に示すような波形となる。なお、放電灯L
1が外された共振回路71 の端子と対地間には浮遊容
量C0 が存在するため、対地間電圧VO2には図43
(c)に示すような共振電圧が重畳し、対地間電圧VO2
のピーク電圧が直流電圧VDC/2よりも若干高くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来装
置では、入力力率を改善し且つ入力電流歪率を低減する
ためには、チョッパ回路3を交流電源ACとインバータ
回路1との間に設ける必要があり、チョッパ回路3及び
インバータ回路1にそれぞれ別々の制御回路4,15を
設けなければならず、制御回路の複雑化及び部品点数の
増加に伴うコスト増加という問題があった。また、チョ
ッパ回路3とインバータ回路1とでスイッチング素子Q
1 ,Q3 を共用する上記従来装置にあっては、チョッパ
回路3とインバータ回路1とで共用されるスイッチング
素子Q3 及びダイオードD2 のみに、チョッパ電流とイ
ンバータ電流が同時に流れるため、インバータ回路1に
おける片方のスイッチング素子Q3 のみにストレスが集
中するという問題があった。また、チョッパ回路3とイ
ンバータ回路1とでスイッチング素子Q3 を共用させて
いるため、チョッパ回路3とインバータ回路1の独立し
た制御が難しく、例えば、放電灯Laの点灯始動時、放
電灯Laの調光点灯制御時、複数の放電灯Laを並列点
灯する場合における放電灯La外れ時、放電灯Laの寿
命末期状態時等の負荷変動の際、チョッパ回路3の出力
を制御するには別途チョッパ制御回路15が必要にな
り、制御回路の複雑化、部品点数の増加に伴うコスト増
加という問題があった。なお、特表昭58−50125
5号公報に記載されているように、インバータ回路の出
力矩形波電圧に同期化させてチョッパ回路のスイッチ制
御を行う従来装置においては、負荷変動時にチョッパ回
路の出力を制御する手段がないために、負荷変動時にチ
ョッパ回路出力が異常昇圧する虞があった。
【0009】また、家庭用照明器具では対地間電圧が1
50V以上となる場合には照明器具に接地配線工事をす
ることが義務づけられている。従って、上記従来装置で
は放電灯La1 が外された共振回路71 の端子と対地間
に発生する対地間電圧VO2が150Vを越える場合があ
るから、上記従来装置を照明器具に用いた場合には接地
配線工事が必要になるという問題があった。さらに、い
かなる状況においても対地間電圧VO2が150Vを越え
ないようにするためには、浮遊容量C0 による共振作用
を考慮した上でチョッパ回路3から出力される直流電圧
DCを低めに設定しなければならず、放電灯La1 …の
始動電圧を確保するためには共振回路7 1 …の共振周波
数に近い周波数にて発振制御させる必要があり、インバ
ータ回路1の各構成素子に過大なストレスがかかる虞が
あるという間題があった。また、上記の対地間電圧VO2
による問題を回避するにはインバータ回路1の発振動作
を停止させる方法もあるが、一つのインバータ回路1に
て複数個の放電灯La1 …を並列点灯させる上記構成に
おいては、装着されている放電灯La2 …も点灯されな
くなるため、複数個ある放電灯La1 …の少なくとも1
灯を外した場合において照度が全く得られなくなるとい
う問題もあった。
【0010】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あり、請求項1〜6の発明の目的とするところは、使用
素子数が少なく且つ制御も簡単でありながら、高入力力
率並びに低入力電流歪率を達成できるインバータ装置を
提供しようとするものである。また請求項7〜10の発
明の目的とするところは、放電灯が外されたときの対地
間電圧を低減することができるインバータ装置を提供し
ようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、交流電源に接続される整流回路
の出力電圧をスイッチング素子のオン・オフによってチ
ョッピングするとともに該チョッピング電圧を整流平滑
し所定の直流電圧に変換するチョッパ回路と、前記チョ
ッパ回路から出力される直流電圧より高周波電力を得て
負荷に供給するインバータ回路とを備え、前記インバー
タ回路で生成される信号を利用して前記チョッパ回路の
スイッチング素子を前記インバータ回路と連動制御して
成ることを特徴とし、使用素子数が少なく且つ制御も簡
単でありながら、高入力力率並びに低入力電流歪率が達
成できる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記チョッパ回路のスイッチング素子のオン区間制
御用の制御信号を出力するタイマ回路を備え、前記イン
バータ回路で生成される信号を同期トリガ信号として前
記タイマ回路に入力し該同期トリガ信号を用いて前記制
御信号の出力タイミングを決定して成ることを特徴と
し、使用素子数が少なく且つ制御も簡単でありながら、
高入力力率並びに低入力電流歪率が達成できる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、負荷の状態に応じて前記チョッパ回路の出力
電圧が上昇傾向となる場合に前記チョッパ回路の出力電
圧を抑制する出力電圧抑制手段を備えたことを特徴と
し、簡易な構成でチョッパ回路の出力電圧の上昇を抑え
ることができる。請求項4の発明は、請求項1又は2の
発明において、負荷の状態に応じて前記チョッパ回路の
出力電圧が上昇傾向となる場合に前記チョッパ回路のス
イッチング素子と前記インバータ回路との連動制御を解
除する連動制御解除手段を備えたことを特徴とし、負荷
異常時のチョッパ回路出力電圧の異常上昇並びにインバ
ータ回路を構成する回路素子にかかるストレスの低減が
図れる。
【0014】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、負荷が安定状態にあり前記チョッパ回路の出力電圧
が上昇傾向にない場合には前記出力電圧抑制手段の動作
を禁止するとともに、負荷への供給電力を調節する場合
にのみ前記出力電圧抑制手段を動作させることを特徴と
し、負荷が安定状態にある場合の入力電流の高調波成分
を低減することができる。
【0015】請求項6の発明は、請求項4の発明におい
て、負荷が安定状態にあり前記チョッパ回路の出力電圧
が上昇傾向にない場合には前記連動制御解除手段の動作
を禁止するとともに、負荷への供給電力を調節する場合
にのみ前記連動制御解除手段を動作させることを特徴と
し、負荷が安定状態にある場合の入力電流の高調波成分
を低減することができる。
【0016】請求項7の発明は、上記目的を達成するた
めに、交流電源に接続される整流回路の脈流出力を整流
平滑し所定の直流出力に変換する平滑回路と、前記平滑
回路の出力端間に直列接続されたスイッチング素子を交
互にオン・オフして高周波電力を出力するインバータ回
路と、前記インバータ回路の出力端に接続されるチョー
クコイル及びコンデンサから成る共振回路とを備え、該
共振回路を介して前記インバータ回路からの高周波電力
を負荷に供給するインバータ装置であって、前記共振回
路を構成するチョークコイルの一端を回路上の負電位側
に接続して成ることを特徴とし、対地間電圧に浮遊容量
による共振電圧が重畳せず、対地間電圧を低減すること
ができる。
【0017】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記インバータ回路の出力端に前記共振回路を複数
個並列接続するとともに、各共振回路を介して複数の負
荷にそれぞれ前記インバータ回路の高周波電力を供給し
て成ることを特徴とし、複数個の負荷の何れかが外され
た場合でも残りの負荷に高周波電力を供給することがで
きる。
【0018】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、前記複数の共振回路にそれぞれ直流カット用コンデ
ンサを設けたことを特徴とし、負荷を放電灯とした場合
にあっては、放電灯への供給電力を低減させたときに寿
命末期の放電灯のみを立ち消えさせ易くなり、正常な放
電灯と寿命末期の放電灯の区別が可能になる。請求項1
0の発明は、請求項7〜9の何れかの発明において、前
記平滑回路が、前記整流回路の脈流出力をスイッチング
素子のオン・オフによってチョッピングするとともに該
チョッピング出力を整流平滑し所定の直流出力に変換し
て成り、前記インバータ回路のスイッチング素子と、前
記平滑回路のスイッチング素子とを連動制御することを
特徴とし、インバータ回路や平滑回路のスイッチング素
子を制御するための回路に必要な素子数を低減して回路
構成を簡単化することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
るインバータ装置を放電灯点灯装置に適用した実施形態
について説明する。但し、本発明に係るインバータ装置
は負荷を放電灯とする放電灯点灯装置に限定されるもの
でなく、負荷に高周波電力を供給するインバータ装置で
あれば、本発明の技術的思想を適用することが可能であ
る。
【0020】(実施形態1)図1は本実施形態の回路ブ
ロック図、図2は具体回路図、さらに図3はタイマ回路
5の具体回路図をそれぞれ示すものである。図1並びに
図2に示すように、本実施形態の基本的な回路構成は図
40に示した従来例と共通であるので、共通する部分に
ついては同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態
の特徴となる構成についてのみ説明する。
【0021】本実施形態では、チョッパ回路3のスイッ
チング素子Q1 のオン区間を制御する制御信号(スイッ
チング素子Q1 の駆動信号)Veを出力するタイマ回路
5を備え、インバータ回路1で生成される信号を同期ト
リガ信号Vfとしてタイマ回路5に入力し、この同期ト
リガ信号Vfを用いて駆動信号Veの出力タイミングを
決定する点に特徴がある。ここで、同期トリガ信号Vf
はインバータ回路1が具備する一対のスイッチング素子
2 ,Q3 を駆動する駆動回路6の出力から得ている
(図2参照)。つまり、駆動回路6は制御回路4から出
力される駆動信号(スイッチング素子Q2 ,Q3 を高周
波で交互にオン・オフ制御するための信号)Vbに応じ
てスイッチング素子Q2 ,Q3 を駆動するものであるか
ら、同期トリガ信号Vfが制御回路4からの駆動信号V
bに同期した信号となる。
【0022】一方、タイマ回路5は、図3に示すように
単安定マルチバイブレータ回路8(例えば、日本電気社
製 μPD4538等)、抵抗R11、コンデンサC21
て構成され、直流電源Vccから動作電源を得て動作し、
同期トリガ信号Vfを受けてチョッパ回路3が具備する
スイッチング素子Q1 の駆動信号Veを出力するもので
ある。
【0023】以下、本実施形態の特徴となるタイマ回路
5の動作について、図4の動作波形を参照しながら説明
する。なお、図4(a)はインバータ回路1からタイマ
回路5に入力される同期トリガ信号Vf、(b)は単安
定マルチバイブレータ回路8の端子dの出力電圧Vd、
(c)はタイマ回路5からチョッパ回路3が具備するス
イッチング素子Q1 に与える駆動信号Ve、(d)はイ
ンバータ回路1が具備するスイッチング素子Q3 に流れ
る電流IQ3、(e)はスイッチング素子Q1 に流れる電
流IQ1の波形図をそれぞれ示すものである。
【0024】インバータ回路1で生成される同期トリガ
信号Vfは、図4(a)に示すタイミングにてタイマ回
路5を構成する単安定マルチバイブレータ回路8の端子
Aに入力される。同期トリガ信号Vfがハイレベルに立
ち上がると、単安定マルチバイブレータ回路8の端子d
の出力電圧Vdもハイレベルに立ち上がり、駆動信号V
eはローレベルに立ち下がる。反対に同期トリガ信号V
fがローレベルに立ち下がれば、出力電圧Vdもローレ
ベルに立ち下がるとともに駆動信号Veはハイレベルに
立ち上がる。すなわち、出力電圧Vd及び駆動信号Ve
の周期は同期トリガ信号Vfの周期に一致するが、オン
デューティ比は単安定マルチバイブレータ回路8の時定
数設定端子T2に接続された抵抗R11とコンデンサC21
の時定数で決まり、出力電圧Vdのオン期間がT1、駆
動信号Veのオン期間がT2となる。
【0025】一方、チョッパ回路3が具備するスイッチ
ング素子Q1 はタイマ回路5から出力される駆動信号V
eによってオン・オフされるものであるから、スイッチ
ング素子Q1 に流れる電流IQ1は図4(e)に示すよう
な波形となる。また、同期トリガ信号Vfはインバータ
回路1の駆動回路6がスイッチング素子Q3 をオン・オ
フ駆動する信号と同様の信号であるから、スイッチング
素子Q3 に流れる電流IQ3の波形は図4(d)に示すよ
うなものとなる。
【0026】上述のように本実施形態によれば、チョッ
パ回路3のスイッチング素子Q1 を駆動するための駆動
信号Veを、インバータ回路1の発振動作によって生成
される同期トリガ信号Vfに基づいてタイマ回路5より
供給することで、インバータ回路1が具備するスイッチ
ング素子Q2 ,Q3 とチョッパ回路3が具備するスイッ
チング素子Q1 とを連動制御するようにしているので、
使用素子数が少なく、インバータ回路1並びにチョッパ
回路3の各スイッチング素子Q1 〜Q3 をオン・オフ制
御する制御系の回路構成を簡単化することができる。
【0027】ところで、本実施形態では同期トリガ信号
Vfとしてインバータ回路1の駆動回路6がスイッチン
グ素子Q3 をオン・オフ駆動する信号を利用する構成と
したが、これに限定されるものではなく、図5〜図8に
示すような構成としてもよい。例えば、図5に示す回路
構成では、インバータ回路1が具備するスイッチング素
子Q3 の両端電圧を分圧抵抗R1 ,R2 で分圧して同期
トリガ信号Vfを得るようにしている。また、図6に示
す回路構成では、共振回路7を構成するチョークコイル
2 の2次巻線に発生する電圧をダイオードD4 で半波
整流して同期トリガ信号Vfを得るようにしている。さ
らに、図7に示す回路構成では、共振回路7を構成する
コンデンサC2 の両端電圧を分圧抵抗R3 ,R4 にて分
圧するとともにダイオードD5 で半波整流して同期トリ
ガ信号Vfを得るようにしている。さらにまた、図8に
示す回路構成では、インバータ回路1が具備するスイッ
チング素子Q3 のエミッタに接続された抵抗R5 の両端
電圧をダイオードD6 で半波整流して同期トリガ信号V
fを得るようにしている。これら何れの回路構成におい
ても、インバータ回路1が具備するスイッチング素子Q
2 ,Q3 とチョッパ回路3が具備するスイッチング素子
1 とを連動制御することができる。
【0028】(実施形態2)図9は本実施形態の回路ブ
ロック図、図10は具体回路図をそれぞれ示すものであ
る。図9及び図10に示すように、本実施形態の基本的
な回路構成は実施形態1並びに図40に示した従来例と
共通であるので、共通する部分については同一の符号を
付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる構成につ
いてのみ説明する。
【0029】本実施形態では、負荷である放電灯Laの
状態に応じてチョッパ回路3の出力電圧が上昇傾向とな
る場合にチョッパ回路3の出力電圧を抑制する出力電圧
抑制回路9を備えた点に特徴がある。出力電圧抑制回路
9は、チョッパ回路3が具備するスイッチング素子Q1
のエミッタに接続された検出抵抗R6 の両端電圧を検出
信号Vcとして取り込んでいる。すなわち、この検出抵
抗R6 の両端電圧(検出信号Vc)はスイッチング素子
1 に流れる電流IQ1によって変化するものであるか
ら、この検出信号Vcから負荷(放電灯La)の状態を
監視し、チョッパ回路3の出力電圧が放電灯Laの定常
点灯時よりも上昇傾向となる負荷状態、例えば放電灯L
aの始動点灯状態、調光点灯状態、複数の放電灯Laを
並列点灯している場合に何れかの放電灯Laが外れた状
態、あるいは放電灯Laの寿命末期状態等を検出するこ
とができる。そして、このようにチョッパ回路3の出力
電圧が放電灯Laの定常点灯時よりも上昇傾向となる負
荷状態が検出された場合に、出力電圧抑制回路9にてス
イッチング素子Q1 が駆動信号Veによるオン期間を短
くするか、あるいは駆動信号Veをスイッチング素子Q
1 に間欠出力する。その結果、スイッチング素子Q1
オン期間が短くなるか又は間欠的にオン・オフされるこ
とにより、チョッパ回路3の出力電圧が抑制されて出力
電圧の異常な上昇を抑えることができる。
【0030】上述のように本実施形態によれば、放電灯
Laの状態に応じてチョッパ回路3の出力電圧が上昇傾
向となる場合、例えば放電灯Laの始動点灯状態、調光
点灯状態、複数の放電灯Laを並列点灯している場合に
何れかの放電灯Laが外れた状態、あるいは放電灯La
の寿命末期状態等において、出力電圧抑制回路9によっ
てチョッパ回路3の出力電圧を抑制するようにしたた
め、簡易な構成により上記のような状態におけるチョッ
パ回路3の出力電圧の異常な上昇を抑えることができ
る。
【0031】ところで、本実施形態では放電灯Laの状
態を監視するためにスイッチング素子Q1 のエミッタに
接続した検出抵抗R6 の両端電圧を検出信号Vcとして
利用する構成としたが、これに限定されるものではな
く、図11〜図17に示すような構成としてもよい。例
えば、図11に示す回路構成では、インバータ回路1が
具備するスイッチング素子Q3 の両端電圧を分圧抵抗R
1 ,R2 で分圧して検出信号Vcを得るようにしてい
る。また、図12に示す回路構成では、チョッパ回路3
を構成するチョークコイルL1 の2次巻線に発生する電
圧をダイオードD7で半波整流して検出信号Vcを得る
ようにしている。さらに、図13に示す回路構成では、
共振回路7を構成するチョークコイルL2 の2次巻線に
発生する電圧をダイオードD4 で半波整流して検出信号
Vcを得るようにしている。さらにまた、図14に示す
回路構成では、共振回路7を構成するコンデンサC2
両端電圧を分圧抵抗R3 ,R4 にて分圧するとともにダ
イオードD5 で半波整流して検出信号Vcを得るように
している。あるいは、図15に示す回路構成では、イン
バータ回路1が具備するスイッチング素子Q3 のエミッ
タに接続された抵抗R5の両端電圧をダイオードD6
半波整流して検出信号Vcを得るようにしている。ま
た、図16に示す回路構成では、チョッパ回路3の出力
端の高電位側から検出信号Vcを得るようにしている。
なお、図17に示す回路構成では、放電灯Laを調光点
灯させる際に外部から調光信号が入力される調光信号入
力端子10より得られる信号を検出信号Vcに利用して
いる。これら何れの回路構成においても、インバータ回
路1が具備するスイッチング素子Q2 ,Q3 とチョッパ
回路3が具備するスイッチング素子Q1 とを連動制御す
ることができる。
【0032】ところで、本実施形態においても、インバ
ータ回路1の駆動回路6がスイッチング素子Q3 をオン
・オフ駆動する信号をチョッパ回路3のスイッチング素
子Q 1 をオン・オフ制御する駆動信号Veに利用するこ
とにより、実施形態1と同様にインバータ回路1が具備
するスイッチング素子Q2 ,Q3 とチョッパ回路3が具
備するスイッチング素子Q1 とを連動制御するようにし
て、使用素子数が少なく且つ制御も簡単でありながら、
入力力率がほぼ1とできるとともに入力電流歪率を低減
して高調波成分の少ない高周波出力を得ることができる
ようになっている。但し、図18に示すようにインバー
タ回路1が具備するスイッチング素子Q 3 の両端電圧を
分圧抵抗R1 ,R2 で分圧して得られる電圧を駆動信号
Veに利用する回路構成や、あるいは図19に示すよう
にスイッチング素子Q3 のエミッタに接続された抵抗R
5 の両端電圧を駆動信号Veに利用する回路構成として
も、インバータ回路1が具備するスイッチング素子
2 ,Q3 とチョッパ回路3が具備するスイッチング素
子Q1 とを連動制御することができる。
【0033】(実施形態3)図20は本実施形態の回路
ブロック図、図21は具体回路図をそれぞれ示すもので
ある。本実施形態は、実施形態1の回路構成において放
電灯Laの状態に応じてチョッパ回路3の出力電圧が上
昇傾向となる場合にチョッパ回路3の出力電圧を抑制す
る出力電圧抑制手段を備えた点に特徴を有するものであ
る。従って、図20並びに図21に示すように本実施形
態の基本的な回路構成は実施形態1と共通であるので、
共通する部分については同一の符号を付して説明を省略
し、本実施形態の特徴である上記出力電圧抑制手段の構
成並びに動作についてのみ説明する。
【0034】上記出力電圧抑制手段はタイマ回路5’に
設けてあり、図22はタイマ回路5’の具体回路図であ
る。このタイマ回路5’は、実施形態1におけるタイマ
回路5に対して、トランジスタQ11,Q12及び抵抗
12,R13を具備するカレントミラー回路をコンデンサ
21と並列に単安定マルチバイブレータ回路8の時定数
設定端子T2に接続するとともに、チョッパ回路3の高
電位側とカレントミラー回路を構成するトランジスタQ
12のコレクタとを抵抗R14を介して接続した構成を付加
したものである。これにより、チョッパ回路3の出力電
圧から得られる検出信号Vcが上記カレントミラー回路
に入力されることになる。
【0035】以下、本実施形態の特徴となるタイマ回路
5’の動作について、図23の動作波形を参照しながら
説明する。なお、図23(a)はインバータ回路1から
タイマ回路5’に入力される同期トリガ信号Vf、
(b)は単安定マルチバイブレータ回路8の端子dの出
力電圧Vd、(c)はタイマ回路5’からチョッパ回路
3が具備するスイッチング素子Q1 に与える駆動信号V
e、(d)はインバータ回路1が具備するスイッチング
素子Q3 に流れる電流IQ3、(e)はスイッチング素子
1 に流れる電流IQ1の波形図をそれぞれ示すものであ
る。
【0036】タイマ回路5’のカレントミラー回路に流
れる電流は、検出信号Vcすなわちチョッパ回路3の出
力電圧に応じて変化するので、駆動信号Veのオン期間
(ハイレベルとなる期間)を決定するコンデンサC21
充電電流もそれに応じて変化する。その結果、タイマ回
路5’からスイッチング素子Q1 に与えられる駆動信号
Veのオン期間がチョッパ回路3の出力電圧に応じて変
化することになる。例えば、放電灯Laの状態が変動す
ることでチョッパ回路3の出力電圧が上昇すると、コン
デンサC21の充電電流が減少して単安定マルチバイブレ
ータ回路8の端子dの出力電圧Vdのオン期間がT1か
らT3に長くなるから、駆動信号Veのオン期間はT2
からT4に短くなる。すなわち、駆動信号Veのオン期
間が短くなることでスイッチング素子Q1 に流れる電流
も減少するので(図23(e)参照)、チョッパ回路3
の出力電圧の上昇が抑えられることになる。
【0037】上述のように本実施形態によれば、放電灯
Laの状態に応じてチョッパ回路3の出力電圧が上昇傾
向となる場合、例えば放電灯Laの始動点灯状態、調光
点灯状態、複数の放電灯Laを並列点灯している場合に
何れかの放電灯Laが外れた状態、あるいは放電灯La
の寿命末期状態等において、タイマ回路5’からチョッ
パ回路3のスイッチング素子Q1 に出力される駆動信号
Veのオン期間を短くすることによってチョッパ回路3
の出力電圧を抑制するようにしたため、簡易な構成によ
り上記のような状態におけるチョッパ回路3の出力電圧
の異常な上昇を抑えることができる。なお、駆動信号V
eのオン期間を短くする代わりに、検出信号Vcに応じ
て駆動信号Veを間欠的に出力することでチョッパ回路
3の出力電圧を抑制するような回路構成としてもよい。
【0038】ところで、本実施形態では放電灯Laの状
態を監視するためにチョッパ回路3の出力端の高電位側
から検出信号Vcを得るような回路構成としたがこれに
限定されるものではなく、図24〜図31に示すような
構成としてもよい。例えば、図24に示す回路構成で
は、スイッチング素子Q1 のエミッタに接続した検出抵
抗R6 の両端電圧を検出信号Vcとしている。また、図
25に示す回路構成では、インバータ回路1が具備する
スイッチング素子Q3 の両端電圧を分圧抵抗R1,R2
で分圧して検出信号Vcを得るようにしている。さら
に、図26に示す回路構成では、チョッパ回路3を構成
するチョークコイルL1 の2次巻線に発生する電圧をダ
イオードD7 で半波整流して検出信号Vcを得るように
している。さらにまた、図27に示す回路構成では、共
振回路7を構成するチョークコイルL 2 の2次巻線に発
生する電圧をダイオードD4 で半波整流して検出信号V
cを得るようにしている。あるいは、図28に示す回路
構成では、共振回路7を構成するコンデンサC2 の両端
電圧を分圧抵抗R3 ,R4 にて分圧するとともにダイオ
ードD5 で半波整流して検出信号Vcを得るようにして
いる。また、図29に示す回路構成では、インバータ回
路1が具備するスイッチング素子Q3 のエミッタに接続
された抵抗R5 の両端電圧をダイオードD6 で半波整流
して検出信号Vcを得るようにしている。なお、図30
に示す回路構成では、放電灯Laを調光点灯させる際に
外部から調光信号が入力される調光信号入力端子10よ
り得られる信号を検出信号Vcに利用し、図31に示す
回路構成では、整流回路2の高電位側から検出信号Vc
を得るようにしている。但し、図30及び図31に示す
回路構成では、直接チョッパ回路3の出力電圧を検出す
る構成ではないが、何れも負荷である放電灯Laの変動
に応じてチョッパ回路3の出力電圧の上昇を抑えること
ができる。
【0039】(実施形態4)図32は本実施形態の回路
ブロック図を示すものである。本実施形態は、負荷であ
る放電灯Laの状態に応じてチョッパ回路3の出力電圧
が上昇傾向となる場合にチョッパ回路3のスイッチング
素子Q1 とインバータ回路1のスイッチング素子Q2
3 との連動制御を解除する連動制御解除回路11を備
えた点に特徴があり、基本的な回路構成は実施形態1並
びに図40に示した従来例と共通するので、共通する部
分については同一の符号を付して図示並びに説明は省略
する。
【0040】連動制御解除回路11には、実施形態2又
は3で説明したような放電灯Laの状態を検出するため
の検出信号Vcと、インバータ回路1で生成される信号
を利用した駆動信号Veとが入力される。そして、放電
灯Laが通常の状態(例えば、定常点灯状態)のときに
は、インバータ回路1からの信号に応じて連動制御解除
回路11からチョッパ回路3に駆動信号Veが出力され
るため、既に説明したようにチョッパ回路3のスイッチ
ング素子Q1 とインバータ回路1のスイッチング素子Q
2 ,Q3 とが連動制御される。
【0041】一方、複数の放電灯Laを並列点灯してい
る場合に何れかの放電灯Laが外れた状態、放電灯La
の寿命末期状態あるいは無負荷状態等の放電灯Laの異
常状態を検出信号Vcにて検出した場合には、インバー
タ回路1からの信号入力の有無に拘らず、連動制御解除
回路11からチョッパ回路3への駆動信号Veの出力を
停止する。これにより、スイッチング素子Q1 はオフの
ままとなるから、チョッパ回路3のチョッピング動作が
停止して連動制御が解除され、放電灯Laの異常状態に
おけるチョッパ回路3の出力電圧の上昇を抑え、インバ
ータ回路1のスイッチング素子Q2 ,Q3 にかかるスト
レスが低減できる。
【0042】(実施形態5)図33は本実施形態の回路
ブロック図を示すものである。本実施形態は、実施形態
3において、実施形態4と同様に、負荷である放電灯L
aの状態に応じてチョッパ回路3の出力電圧が上昇傾向
となる場合にチョッパ回路3のスイッチング素子Q1
インバータ回路1のスイッチング素子Q2 ,Q3 との連
動制御を解除する連動制御解除回路12を備えた点に特
徴があり、基本的な回路構成は実施形態3と共通するの
で、共通する部分については同一の符号を付して図示並
びに説明は省略する。
【0043】連動制御解除回路12には、放電灯Laの
状態を検出するための検出信号Vcと、インバータ回路
1で生成される同期トリガ信号Vfとが入力される。そ
して、放電灯Laが通常の状態(例えば、定常点灯状
態)のときには、インバータ回路1から連動制御解除回
路12に入力される同期トリガ信号Vfがタイマ回路
5’にそのまま出力されるため、既に説明したようにチ
ョッパ回路3のスイッチング素子Q1 とインバータ回路
1のスイッチング素子Q2 ,Q3 とが連動制御される。
【0044】一方、複数の放電灯Laを並列点灯してい
る場合に何れかの放電灯Laが外れた状態、放電灯La
の寿命末期状態あるいは無負荷状態等の放電灯Laの異
常状態を検出信号Vcにて検出した場合には、インバー
タ回路1から入力される同期トリガ信号Vfを無効化す
る(タイマ回路5’へ出力しない等)ことにより、チョ
ッパ回路3への駆動信号Veの出力を停止させる。これ
により、スイッチング素子Q1 はオフのままとなるか
ら、チョッパ回路3のチョッピング動作が停止して連動
制御が解除され、放電灯Laの異常状態におけるチョッ
パ回路3の出力電圧の上昇を抑え、インバータ回路1の
スイッチング素子Q2 ,Q3 にかかるストレスが低減で
きる。なお、上記の異常状態以外でチョッパ回路3の出
力電圧が上昇傾向になるような状態、例えば、放電灯L
aの始動点灯状態あるいは調光点灯状態等が検出信号V
cによって検出された場合には、連動制御解除回路12
による連動制御の解除は行わずに、タイマ回路5’によ
ってチョッパ回路3の出力電圧の上昇を抑える制御を行
うようにしてもよい。つまり、放電灯Laの状態の程度
に応じて、チョッパ回路3のチョッピング動作を停止す
る必要がない場合(放電灯Laの始動点灯時や調光点灯
時等)には連動制御を維持したままチョッパ回路3の出
力電圧の上昇を抑えるようにするのが望ましい。
【0045】(実施形態6)図34は本実施形態の回路
ブロック図を示すものである。但し、本実施形態の基本
的な回路構成は実施形態3と共通であるから、共通する
部分については同一の符号を付して説明は省略し、本実
施形態の特徴となる構成についてのみ説明する。
【0046】本実施形態を含めて上記実施形態1〜5で
はチョッパ回路3のチョッピングをインバータ回路1と
連動制御する簡易構成であるため、チョッピング制御に
より入力電流波形を完全に正弦波にすることは難しく、
入力電流の高調波成分が若干多くなる傾向にある。特に
チョッパ回路3の出力電圧を検出し、スイッチング素子
1 の駆動信号Veオン期間を調節する出力電圧抑制回
路9を備える場合に顕著に高調波成分が多くなる。
【0047】しかしながら、放電灯Laの点灯始動時、
複数の放電灯Laを並列点灯している場合に何れかの放
電灯Laが外れた時、あるいは放電灯Laが寿命末期状
態の時のように負荷である放電灯Laの状態が安定せ
ず、チョッパ回路3の出力電圧が異常上昇する虞がある
場合のみ、出力電圧の検出信号Vcによりスイッチング
素子Q1 の駆動信号Veオン期間を調節する制御を行な
い、放電灯Laが安定点灯状態(放電灯Laが始動後に
定格ランプ電流及び定格ランプ電圧で点灯している状
態)になれば、タイマ回路5’への検出信号Vcの入力
を停止することでチョッパ回路3の出力電圧抑制動作を
禁止するようにすれば、放電灯Laの安定点灯時におけ
る入力電流の高調波成分を低減することができる。
【0048】そこで、本実施形態では、放電灯Laが安
定点灯状態等になったときに、出力電圧抑制回路9への
検出電圧Vcの入力を停止することで駆動信号Veのオ
ン期間を短くする出力電圧抑制回路9の動作を禁止する
出力電圧検出禁止回路13を備え、放電灯Laの安定点
灯時における入力電流の高調波成分を低減するようにし
ている。
【0049】出力電圧検出禁止回路13は、チョッパ回
路3の出力電圧を検出する検出信号Vcが入力されてお
り、放電灯Laの点灯始動時、複数の放電灯Laを並列
点灯している場合に何れかの放電灯Laが外れた時、あ
るいは放電灯Laが寿命末期状態の時のように負荷であ
る放電灯Laの状態が安定していない時に出力電圧抑制
回路9へ検出信号Vcを出力するとともに、放電灯La
が安定点灯状態等になったときには出力電圧抑制回路9
への検出電圧Vcの出力を停止する。ここで、放電灯L
aが安定点灯状態にあるか否かは、出力電圧検出禁止回
路13にて制御回路4から検出するようにしている。こ
れは例えば制御回路4によるインバータ回路1の発振周
波数等から検出するというように、従来周知の技術を用
いて実現可能であるから説明は省略する。また、実施形
態3で説明したような放電灯Laの状態を検出する検出
信号Vcを利用して安定点灯状態か否かを検出するよう
にしてもよい。
【0050】上述のように本実施形態によれば、出力電
圧検出禁止回路13により、放電灯Laが安定点灯状態
等になったときに出力電圧抑制回路9への検出電圧Vc
の入力を停止するようにしたので、安定点灯状態等にお
いて出力電圧抑制回路9がチョッパ回路3の出力電圧上
昇抑制のために駆動信号Veのオン期間を短くする動作
が禁止され、放電灯Laの安定点灯時における入力電流
の高調波成分を低減することができる。
【0051】(実施形態7)図35は本実施形態の回路
ブロック図を示すものである。本実施形態は、実施形態
3の回路構成において、放電灯Laが安定点灯状態等に
なったときにタイマ回路5’への検出電圧Vcの入力を
停止することでタイマ回路5’がチョッパ回路3の出力
電圧上昇抑制のために駆動信号Veのオン期間を短くす
る動作を禁止する出力電圧検出禁止回路14を備えた点
に特徴を有するものである。従って、図35に示すよう
に本実施形態の基本的な回路構成は実施形態3と共通で
あるので、共通する部分については同一の符号を付して
説明を省略する。
【0052】出力電圧検出禁止回路14は、チョッパ回
路3の出力電圧を検出する検出信号Vcが入力されてお
り、放電灯Laの点灯始動時、複数の放電灯Laを並列
点灯している場合に何れかの放電灯Laが外れた時、あ
るいは放電灯Laが寿命末期状態の時のように負荷であ
る放電灯Laの状態が安定していない時にタイマ回路
5’へ検出信号Vcを出力するとともに、放電灯Laが
安定点灯状態等になったときにはタイマ回路5’への検
出電圧Vcの出力を停止する。ここで、放電灯Laが安
定点灯状態にあるか否かは、出力電圧検出禁止回路13
にて制御回路4から検出するようにしている。これは例
えば制御回路4によるインバータ回路1の発振周波数等
から検出するというように、従来周知の技術を用いて実
現可能であるから説明は省略する。また、実施形態3で
説明したような放電灯Laの状態を検出する検出信号V
cを利用して安定点灯状態か否かを検出するようにして
もよい。
【0053】上述のように本実施形態によれば、出力電
圧検出禁止回路14により、放電灯Laが安定点灯状態
等になったときにタイマ回路5’への検出電圧Vcの入
力を停止するようにしたので、安定点灯状態等において
タイマ回路5’がチョッパ回路3の出力電圧上昇抑制の
ために駆動信号Veのオン期間を短くする動作が禁止さ
れ、放電灯Laの安定点灯時における入力電流の高調波
成分を低減することができる。
【0054】(実施形態8)図36は本実施形態の回路
ブロック図を示すものである。図36に示すように、本
実施形態の基本的な回路構成は図42に示した従来例と
共通であるので、共通する部分については同一の符号を
付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる構成につ
いてのみ説明する。
【0055】本実施形態は、各共振回路71 …を構成す
るチョークコイルL2 の一端(放電灯La1 …のフィラ
メントに接続しない方の一端)を回路上の負電位側に接
続した点に特徴がある。従来例でも説明したように、チ
ョッパ回路3の出力電圧VDC及びインバータ回路1から
出力される高周波電圧VO1の波形は図37(a),
(b)に示すようになる。ここで、複数個並列に接続さ
れた放電灯La1 …の少なくとも1つ(例えば、放電灯
La1 )が外された場合、放電灯La1 が外された共振
回路71 の端子と対地間には浮遊容量C0 が存在する
が、チョークコイルL2 の一端が回路上の負電位側に接
続されているために浮遊容量C0 とチョークコイルL2
との共振動作は生じず、対地間電圧VO2は図37(c)
に示すような矩形波の交流電圧波形となり、同図(b)
に示すインバータ回路1の高周波電圧VO1とほぼ同等の
波形となる。よって、対地間電圧VO2のピーク電圧がほ
ぼVDC/2となり、従来例のような共振電圧の重畳によ
る対地間電圧の増加を抑えることができる。
【0056】なお、本実施形態では実施形態1〜7と同
様に整流回路2の脈流出力をチョッパ回路3で昇圧して
平滑する回路構成としているが、チョッパ回路3以外の
平滑回路を用いた回路構成においても、本発明の技術的
思想を適用することは可能である。 (実施形態9)図38は本実施形態の回路ブロック図を
示すものであり、インバータ回路1から出力される高周
波電圧VO1の直流成分をカットするコンデンサC1 を各
共振回路71 …毎に設けた点に特徴を有し、他の構成は
実施形態8と共通であるから説明は省略する。
【0057】図42に示した従来装置では、放電灯La
1 …が寿命末期状態になると回路ストレスの低減並びに
放電灯La1 …のフィラメント部の発熱低減の観点か
ら、インバータ回路1の発振周波数を高くし、放電灯L
1 …に印加される高周波出力を低減させる方法が一般
的に用いられている。その際、複数の放電灯La1 …を
一個のインバータ回路1にて並列点灯させる上記従来構
成においては、正常な放電灯La1 …と寿命末期状態の
放電灯La1 …の区別が可能なように、放電灯La1
に印加される高周波出力を低減させた時に寿命末期状態
の放電灯La1 …のみを立ち消えさせ、正常な放電灯L
1 …は点灯を維持させることが望ましい。
【0058】そこで、本実施形態では、直流カット用コ
ンデンサC1 を各共振回路71 …毎に設けることによ
り、放電灯La1 …に印加される高周波出力を低減させ
た時に寿命末期状態の放電灯La1 …のみを立ち消えさ
せ易くすることができ、正常な放電灯La1 …と寿命末
期状態の放電灯La1 …の区別が可能となる。 (実施形態10)図39は本実施形態の具体回路図を示
すものである。本実施形態は、実施形態9の構成におい
て、実施形態1又は2と同様にインバータ回路1のスイ
ッチング素子Q2 ,Q3 とチョッパ回路3のスイッチン
グ素子Q1 とを連動制御する構成とした点に特徴があ
る。但し、基本的な構成は実施形態1,2,9と共通で
あるから、共通する部分については同一の符号を付して
回路構成並びに動作の説明は省略する。また、制御回路
4’によって上記連動制御を行う構成については、実施
形態1〜7で説明した何れの構成であってもよい。
【0059】このように本実施形態では、インバータ回
路1のスイッチング素子Q2 ,Q3とチョッパ回路3の
スイッチング素子Q1 とを連動制御するようにしたの
で、複数個並列に接続された放電灯La1 …の少なくと
も1つ(例えば、放電灯La1)が外された場合に、チ
ョッパ回路3の出力電圧が上昇傾向であっても、浮遊容
量C0 とチョークコイルL2 による共振電圧の重畳によ
る対地間電圧VO2の増加を抑えることができるため、制
御回路4’に複雑な出力電圧抑制手段を設けることなく
対地間電圧VO2の増加を抑えることができる。
【0060】
【発明の効果】請求項1の発明は、交流電源に接続され
る整流回路の出力電圧をスイッチング素子のオン・オフ
によってチョッピングするとともに該チョッピング電圧
を整流平滑し所定の直流電圧に変換するチョッパ回路
と、前記チョッパ回路から出力される直流電圧より高周
波電力を得て負荷に供給するインバータ回路とを備え、
前記インバータ回路で生成される信号を利用して前記チ
ョッパ回路のスイッチング素子を前記インバータ回路と
連動制御して成るので、使用素子数が少なく且つ制御も
簡単でありながら、高入力力率並びに低入力電流歪率が
達成できるという効果がある。
【0061】請求項2の発明は、前記チョッパ回路のス
イッチング素子のオン区間制御用の制御信号を出力する
タイマ回路を備え、前記インバータ回路で生成される信
号を同期トリガ信号として前記タイマ回路に入力し該同
期トリガ信号を用いて前記制御信号の出力タイミングを
決定して成るので、使用素子数が少なく且つ制御も簡単
でありながら、高入力力率並びに低入力電流歪率が達成
できるという効果がある。
【0062】請求項3の発明は、負荷の状態に応じて前
記チョッパ回路の出力電圧が上昇傾向となる場合に前記
チョッパ回路の出力電圧を抑制する出力電圧抑制手段を
備えたので、簡易な構成でチョッパ回路の出力電圧の上
昇を抑えることができるという効果がある。請求項4の
発明は、負荷の状態に応じて前記チョッパ回路の出力電
圧が上昇傾向となる場合に前記チョッパ回路のスイッチ
ング素子と前記インバータ回路との連動制御を解除する
連動制御解除手段を備えたので、負荷異常時のチョッパ
回路出力電圧の異常上昇並びにインバータ回路を構成す
る回路素子にかかるストレスの低減が図れるという効果
がある。
【0063】請求項5の発明は、負荷が安定状態にあり
前記チョッパ回路の出力電圧が上昇傾向にない場合には
前記出力電圧抑制手段の動作を禁止するとともに、負荷
への供給電力を調節する場合にのみ前記出力電圧抑制手
段を動作させるので、負荷が安定状態にある場合の入力
電流の高調波成分を低減することができるという効果が
ある。
【0064】請求項6の発明は、負荷が安定状態にあり
前記チョッパ回路の出力電圧が上昇傾向にない場合には
前記連動制御解除手段の動作を禁止するとともに、負荷
への供給電力を調節する場合にのみ前記連動制御解除手
段を動作させるので、負荷が安定状態にある場合の入力
電流の高調波成分を低減することができるという効果が
ある。
【0065】請求項7の発明は、交流電源に接続される
整流回路の脈流出力を整流平滑し所定の直流出力に変換
する平滑回路と、前記平滑回路の出力端間に直列接続さ
れたスイッチング素子を交互にオン・オフして高周波電
力を出力するインバータ回路と、前記インバータ回路の
出力端に接続されるチョークコイル及びコンデンサから
成る共振回路とを備え、該共振回路を介して前記インバ
ータ回路からの高周波電力を負荷に供給するインバータ
装置であって、前記共振回路を構成するチョークコイル
の一端を回路上の負電位側に接続して成るので、対地間
電圧に浮遊容量による共振電圧が重畳せず、対地間電圧
を低減することができるという効果がある。
【0066】請求項8の発明は、前記インバータ回路の
出力端に前記共振回路を複数個並列接続するとともに、
各共振回路を介して複数の負荷にそれぞれ前記インバー
タ回路の高周波電力を供給して成るので、複数個の負荷
の何れかが外された場合でも残りの負荷に高周波電力を
供給することができるという効果がある。請求項9の発
明は、前記複数の共振回路にそれぞれ直流カット用コン
デンサを設けたので、負荷を放電灯とした場合にあって
は、放電灯への供給電力を低減させたときに寿命末期の
放電灯のみを立ち消えさせ易くなり、正常な放電灯と寿
命末期の放電灯の区別が可能になるという効果がある。
【0067】請求項10の発明は、前記平滑回路が、前
記整流回路の脈流出力をスイッチング素子のオン・オフ
によってチョッピングするとともに該チョッピング出力
を整流平滑し所定の直流出力に変換して成り、前記イン
バータ回路のスイッチング素子と、前記平滑回路のスイ
ッチング素子とを連動制御するので、インバータ回路や
平滑回路のスイッチング素子を制御するための回路に必
要な素子数を低減して回路構成を簡単化することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す回路ブロック図である。
【図2】同上の具体回路図である。
【図3】同上におけるタイマ回路の具体回路図である。
【図4】同上の各部の波形を示す波形図である。
【図5】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図6】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図7】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図8】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図9】実施形態2を示す回路ブロック図である。
【図10】同上の具体回路図である。
【図11】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図12】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図13】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図14】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図15】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図16】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図17】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図18】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図19】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図20】実施形態3を示す回路ブロック図である。
【図21】同上の具体回路図である。
【図22】同上におけるタイマ回路の具体回路図であ
る。
【図23】同上の各部の波形を示す波形図である。
【図24】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図25】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図26】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図27】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図28】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図29】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図30】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図31】同上における他の構成を示す具体回路図であ
る。
【図32】実施形態4を示す回路ブロック図である。
【図33】実施形態5を示す回路ブロック図である。
【図34】実施形態6を示す回路ブロック図である。
【図35】実施形態7を示す回路ブロック図である。
【図36】実施形態8を示す回路ブロック図である。
【図37】同上の各部の波形を示す波形図である。
【図38】実施形態9を示す回路ブロック図である。
【図39】実施形態10を示す具体回路図である。
【図40】従来例を示す具体回路図である。
【図41】他の従来例を示す具体回路図である。
【図42】さらに他の従来例を示す具体回路図である。
【図43】同上の各部の波形を示す波形図である。
【符号の説明】
1 インバータ回路 2 整流回路 3 チョッパ回路 4 制御回路 5 タイマ回路 La 放電灯 Q1 〜Q3 スイッチング素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02M 7/06 H02M 7/06 G H03K 17/28 H03K 17/28 K H05B 41/24 H05B 41/24 L 41/29 41/29 C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続される整流回路の出力電
    圧をスイッチング素子のオン・オフによってチョッピン
    グするとともに該チョッピング電圧を整流平滑し所定の
    直流電圧に変換するチョッパ回路と、前記チョッパ回路
    から出力される直流電圧より高周波電力を得て負荷に供
    給するインバータ回路とを備え、前記インバータ回路で
    生成される信号を利用して前記チョッパ回路のスイッチ
    ング素子を前記インバータ回路と連動制御して成ること
    を特徴とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】 前記チョッパ回路のスイッチング素子の
    オン区間制御用の制御信号を出力するタイマ回路を備
    え、前記インバータ回路で生成される信号を同期トリガ
    信号として前記タイマ回路に入力し該同期トリガ信号を
    用いて前記制御信号の出力タイミングを決定して成るこ
    とを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  3. 【請求項3】 負荷の状態に応じて前記チョッパ回路の
    出力電圧が上昇傾向となる場合に前記チョッパ回路の出
    力電圧を抑制する出力電圧抑制手段を備えたことを特徴
    とする請求項1又は2記載のインバータ装置。
  4. 【請求項4】 負荷の状態に応じて前記チョッパ回路の
    出力電圧が上昇傾向となる場合に前記チョッパ回路のス
    イッチング素子と前記インバータ回路との連動制御を解
    除する連動制御解除手段を備えたことを特徴とする請求
    項1又は2記載のインバータ装置。
  5. 【請求項5】 負荷が安定状態にあり前記チョッパ回路
    の出力電圧が上昇傾向にない場合には前記出力電圧抑制
    手段の動作を禁止するとともに、負荷への供給電力を調
    節する場合にのみ前記出力電圧抑制手段を動作させるこ
    とを特徴とする請求項3記載のインバータ装置。
  6. 【請求項6】 負荷が安定状態にあり前記チョッパ回路
    の出力電圧が上昇傾向にない場合には前記連動制御解除
    手段の動作を禁止するとともに、負荷への供給電力を調
    節する場合にのみ前記連動制御解除手段を動作させるこ
    とを特徴とする請求項4記載のインバータ装置。
  7. 【請求項7】 交流電源に接続される整流回路の脈流出
    力を整流平滑し所定の直流出力に変換する平滑回路と、
    前記平滑回路の出力端間に直列接続されたスイッチング
    素子を交互にオン・オフして高周波電力を出力するイン
    バータ回路と、前記インバータ回路の出力端に接続され
    るチョークコイル及びコンデンサから成る共振回路とを
    備え、該共振回路を介して前記インバータ回路からの高
    周波電力を負荷に供給するインバータ装置であって、前
    記共振回路を構成するチョークコイルの一端を回路上の
    負電位側に接続して成ることを特徴とするインバータ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記インバータ回路の出力端に前記共振
    回路を複数個並列接続するとともに、各共振回路を介し
    て複数の負荷にそれぞれ前記インバータ回路の高周波電
    力を供給して成ることを特徴とする請求項7記載のイン
    バータ装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の共振回路にそれぞれ直流カッ
    ト用コンデンサを設けたことを特徴とする請求項8記載
    のインバータ装置。
  10. 【請求項10】 前記平滑回路は、前記整流回路の脈流
    出力をスイッチング素子のオン・オフによってチョッピ
    ングするとともに該チョッピング出力を整流平滑し所定
    の直流出力に変換して成り、前記インバータ回路のスイ
    ッチング素子と、前記平滑回路のスイッチング素子とを
    連動制御することを特徴とする請求項7〜9の何れかに
    記載のインバータ装置。
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