JPH10333421A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10333421A
JPH10333421A JP10092020A JP9202098A JPH10333421A JP H10333421 A JPH10333421 A JP H10333421A JP 10092020 A JP10092020 A JP 10092020A JP 9202098 A JP9202098 A JP 9202098A JP H10333421 A JPH10333421 A JP H10333421A
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JP
Japan
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developer
image
toner
image forming
forming apparatus
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Application number
JP10092020A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Watanabe
滋 渡邊
Masaru Tanaka
勝 田中
Haruji Mizuishi
治司 水石
Kenzo Tatsumi
謙三 巽
Toshitaka Yamaguchi
俊隆 山口
Takeo Suda
武男 須田
Hiroshi Yoshinaga
洋 吉永
Masaru Amamiya
賢 雨宮
Mayumi Ohori
真由美 大堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トナー濃度検知手段ト、現像剤の撹拌手段を有
する画像形成装置において、現像剤が長時間放置された
ことにより帯電量、嵩などが低下し、このために、地肌
汚れ、トナー飛散などを生ずるときに、このような不具
合を解消すること。 【解決手段】現像剤の帯電量、嵩などが回復するような
所定時間、撹拌を実行し、あるいは、回復するまで撹拌
を実行する。そのようなモードを実行する制御手段(画
像形成装置制御回路25)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に関
するものであって、2成分現像剤を用いる現像装置を備
えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電
子写真方式の画像形成装置に使用される現像剤は、製造
されてから使用されるまでに長い間使われずに放置され
ていると、特に2成分方式を用いた現像装置の現像剤で
は、該現像剤が長い間放置されたことにより、トナーの
帯電量や嵩が低下してしまう現象が発生する場合があ
る。
【0003】このように、トナーの帯電量や嵩が低下し
てしまう現象が発生すると以下の不具合をもたらす。ト
ナー帯電量が低下した場合には、現像剤の撹拌力が強い
大型の機械では発生しづらいが、小型の撹拌力が弱い機
械では、撹拌により帯電量が回復するまでに時間がかか
り、帯電量が低い状態のもとでは、キャリアに対してト
ナーが付着する力が弱くなっているため、トナー落ちや
地肌汚れが発生しやすくなる。
【0004】また、トナーの嵩が低下した場合には、ト
ナー濃度検知センサの出力値Vtの誤検知に伴い、以下
の不具合をもたらす。ここでトナー濃度検知センサの誤
検知について説明する。出荷時など初期の現像剤はキャ
リアに対するトナーの比率、つまりトナー濃度が適正な
所定値で一定に設定されていて、しかも、現像剤中には
ある程度の空隙が含まれるために所定の嵩を有してい
る。しかし、この現像剤が長時間放置されると、現像剤
中の空隙が減少し嵩が低下する。嵩が低下することに伴
い、トナーよりも重いキャリアが現像装置の下に沈む。
ここで、トナー濃度検知センサは現像装置の比較的下部
に設けられていて、磁性体であるキャリアの単位領域、
単位時間当たりの通過量を電圧値に変換して出力する。
制御手段は、このトナー濃度検知センサの出力値を以っ
て、トナー濃度を判断し、適宜トナーの補給をする。
【0005】例えば、長時間の放置により現像剤の嵩が
低下した場合、キャリアに対するトナーの比率であるト
ナー濃度が変化していない場合であっても、トナー濃度
検知センサは下に沈んだキャリア成分を検知するため、
あたかもキャリアに占めるトナー成分が少ない、つまり
トナー濃度が低いかのような出力をする。これをトナー
濃度検知センサの誤検知という。このトナー濃度検知セ
ンサの誤検知により、制御手段はトナー濃度が低下した
ものと判断してトナーの補給を行う。
【0006】その結果、キャリアに対するトナーの比率
が適正値よりも増してしまう。単位キャリアが捕らえる
ことができるトナーの保持量には限界があり、単位キャ
リアに対する保持量の限界を超えるとキャリアに捕えら
れない分のトナーはいわゆる浮遊トナーとして現像剤中
に存在するようになる。すると、この浮遊トナーのため
に地汚れやトナー落ちがひどくなってしまう。
【0007】このように、現像剤の長時間の放置によ
り、帯電量の低下、嵩の低下に起因して地肌汚れ、トナ
ーチリ(画像部のまわりにトナーが散って付着する現
象)、トナー飛散などを発生して画質を低下させる。
【0008】従来より、現像装置の最初の使用時や劣化
した現像剤の交換時には、製造時に所定のトナー濃度、
例えば2wt%に調整された基準現像剤が用いられる。
前述のように、製造後、放置された現像剤は、撹拌によ
り所定の帯電量、所定の嵩密度に復帰させた後に現像に
供する必要があるが、製造後の放置期間によって、帯電
量、嵩密度の回復に要する時間が異なる。また、この回
復に要する時間は、現像措置の帯電能力に依存する。
【0009】従来の現像装置では、現像装置に最初に投
入される現像剤量が例えば1kg程度と多く、トナー濃
度が2wt%程度と低かったので、現像装置の現像剤帯
電能力が高く、長期間放置された基準顕像剤であって
も、比較的短時間の撹拌によって、ほぼ所定範囲の帯電
量、嵩密度に確実に復帰していた。
【0010】従って、従来の現像装置にあっては、基準
現像剤を所定時間撹拌することで、当該基準現像剤が所
定のトナー濃度値を出力するものとして扱ったり、基準
現像剤を所定のトナー濃度が得られるまで撹拌し続ける
等の制御が行われていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
現像装置の小型化を目的に、現像装置に最初に投入され
る現像剤の量を例えば、400g程度、或いは400g
以下の任意の量まで少量化するようになってきた。ま
た、現像剤に最初に投入される現像剤量を少量化して
も、現像装置中のトナー総量は画像形成に必要な量とし
て従来と同程度に維持する必要があり、例えば、トナー
濃度4wt%程度の高トナー濃度の現像剤を用いるよう
になってきた。
【0012】このような現像装置にあっては、現像装置
の帯電能力が低いため、実用レベルの所定時間、例えば
3分程度の撹拌を行っても、基準現像剤が所定のトナー
濃度値を出力するとは限らない。例えば、基準現像剤を
3ケ月放置した場合、3分間の各願によって所定のトナ
ー濃度値を出力するまで回復するが、1年放置した場合
には、所定のトナー濃度値を出力するまでに要する撹拌
時間は10分間程度にもなる。
【0013】従って、現像装置に最初に投入される現像
剤量が少なく、高トナー濃度の現像剤を用いる現像装置
において、従来のように基準現像剤を所定時間撹拌する
ことで所定のトナー濃度値を出力するものとみなしてし
まうと、結果的にトナー濃度値を誤検知することとにな
り、前述のようなトナー落ちや、地汚れ等の不具合を発
生してしまう。
【0014】一方、基準現像剤が確実に所定のトナー濃
度値を出力するようにしようとすると撹拌時間を10分
間以上に設定することが必要であり実用的ではなかっ
た。また、基準現像剤が所定のトナー濃度を示すまで撹
拌し続けると、場合によって撹拌時間が10分間にも及
び、誤作動とみなされる不具合があった。この発明は、
トナー落ちや地汚れを発生することなく、良好な画像を
形成するこできる画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。
【0016】(1)像担持体と、この像担持体上に静電
潜像を形成する潜像形成手段と、前記像担持体上の静電
潜像を2成分系現像剤で現像してトナー像とする現像装
置と、前記2成分系現像剤のトナー濃度を検知するトナ
ー濃度検知手段とを有し、前記トナー像を転写材上に画
像として形成して出力する画像形成装置において、現像
剤の初期設定時に、当該現像剤を所定時間撹拌する制御
手段であって、前記現像剤を所定時間撹拌後、トナー濃
度の検知を行い、当該検知結果が所定範囲外の場合に異
常処理を行う制御手段を有することとした(請求項
1)。
【0017】(2)(1)記載の画像形成装置におい
て、前記異常処理は、警告表示であることとした(請求
項2)。
【0018】(3)(1)記載の画像形成装置におい
て、前記異常処理は、現像剤の交換要求表示であること
とした(請求項3)。
【0019】(4)(1)記載の画像形成装置におい
て、前記異常処理は、現像剤の再撹拌要求表示であるこ
ととした(請求項4)。
【0020】(5)(1)記載の画像形成装置におい
て、現像剤を再度撹拌する再撹拌制御手段を有すること
とした(請求項5)。
【0021】(6)像担持体と、この像担持体上に静電
潜像を形成する潜像形成手段と、前記像担持体上の静電
潜像を2成分系現像剤で現像してトナー像とする現像装
置と、前記2成分系現像剤のトナー濃度を検知するトナ
ー濃度検知手段とを有し、前記トナー像を転写材上に画
像として形成して出力する画像形成装置において、現像
剤の初期設定時に、当該現像剤を所定時間撹拌する制御
手段と、当該制御手段による前記所定時間の現像剤の撹
拌の後に、再度現像剤を撹拌する再撹拌制御手段を有す
ることとした(請求項6)。
【0022】(7)像担持体と、この像担持体上に静電
潜像を形成する潜像形成手段と、前記像担持体上の静電
潜像を2成分系現像剤で現像してトナー像とする現像装
置と、前記2成分系現像剤のトナー濃度を検知するトナ
ー濃度検知手段とを有し、前記トナー像を転写材上に画
像として形成して出力する画像形成装置において、現像
剤の初期設定時に、前記トナー濃度検知手段の出力値が
所定範囲になるまで現像剤を撹拌させる制御手段であっ
て、前記撹拌の時間が所定時間を超えた場合には撹拌を
停止させる制御手段を有することとした(請求項7)。
【0023】(8)(7)記載の画像形成装置におい
て、再度現像剤を撹拌する再撹拌制御手段を有すること
とした(請求項8)。
【0024】(9)(1)、(2)、(3)、(4)、
(5)、(6)、(7)又は(8)記載の画像形成装置
において、現像剤を収容する現像剤収容手段に除湿剤が
設けられていることとした(請求項9)。
【0025】(10)(9)記載の画像形成装置におい
て、前記現像剤収容手段は、該現像剤収容手段が現像剤
を現像装置に補給した後も、現像装置に装着されたまま
とされることとした(請求項10)。
【0026】(11)(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)又は
(10)記載の画像形成装置において、前記初期設定時
での現像剤のトナー濃度は4wt%以上であることとし
た(請求項11)。
【0027】(12)(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)又は
(10)記載の画像形成装置において、前記初期設定時
での現像剤の量は400g以下であることとした(請求
項9)。
【0028】
【発明の実施の形態】
(一)この発明が適用される画像形成装置の例 a.構造 図7において、像担持体としてのドラム状をした感光体
1は画像形成時により矢印の向きに回転される。
【0029】この感光体1のまわりにおける所定の部位
にはケーシングで覆われた現像装置2が設けられてい
る。この現像装置2は感光体1に合わせて紙面を貫く方
向に長さを有し、現像スリーブ5が現像装置2の開口部
より感光体1に近接して配置されて回転可能に軸支され
ている。
【0030】さらに、現像スリーブ5の隣には順に現像
剤撹搬送用の第1部材3及び第2部材4が配置されて軸
支され、この第1部材3及び2部材4にはそれぞれトナ
ーとキャリアからなる2成分現像剤の撹拌及び搬送を行
なう機能を有する羽根が多数設けられている。第1部材
3及び第2部材4は、これら第1部材3及び第2部材4
にそれぞれ設けられたギヤ同士の噛み合い機構からなる
駆動部31(図1参照)により連動して回転駆動されて
2成分系現像剤の撹拌及び搬送を行ない、2成分現像剤
を現像スリーブ5を経て現像装置2内で循環させる。
【0031】現像装置2における第1部材3と第2部材
4にまたがる特定領域の上方部位には紙面を貫く方向に
長い開口6が形成され、この開口6に合わせて、細長い
箱形の、現像剤収容手段としての現像剤容器7が、現像
装置2に対して着脱自在に設けられている。ここで、現
像剤容器7の側部より突出した係止凸部7a、7bのう
ち、係止凸部7aを係止部2aの開口に差し込み、係止
凸部7bを係止部2bに掛けて現像剤容器7を現像装置
2に取り付ける構造を採用することで、現像剤容器7を
現像装置2に着脱自在としている。
【0032】図7では、現像剤容器7を現像装置2に装
着した直後の状態を示しており、該現像剤容器7の開口
部が下向きにセットされてこの開口部が封止部材として
のヒートシール9により塞がれることで該現像剤容器7
は密閉されている。現像剤容器7の内部には例えば、現
像剤量400g、トナー濃度4wt%の現像剤10と除
湿剤11とが内封されている。
【0033】この内封状態において、現像剤10は単に
現像剤容器7内に充填されたままで現像剤容器7内にて
流動可能であるが、除湿剤11はヒートシール9が設け
られた開口6の側の反対側の底部に相当する部位に接着
などの手段により固定されていることにより、図5の状
態に装着されたときに落下することはない。
【0034】ヒートシール9は図7に示すように、現像
剤容器7を現像装置2に装着した状態のもとで、簡単に
引き抜くことができる。ヒートシール9を引き抜くと現
像剤容器7と現像装置2とは連通状態となり、現像剤容
器7中の現像剤10は現像装置2内に落下するが除湿剤
11は現像剤容器7内に残る。このように、現像剤容器
7は、ヒートシール9を引き抜くまでは現像剤10と除
湿剤11とを当該現像剤容器内に封じ込めた密閉状態に
ある。
【0035】現像装置2内に落下した現像剤のうち、ト
ナーは現像の度に消費されていき、この消費されたトナ
ーを補うべく図8に示すトナー補給装置18のトナーボ
トル18aから現像装置2内に新規トナーが補給され
る。現像剤容器7は現像装置2内に連通しているので、
ヒートシール9の引き抜き後、除湿剤11は現像装置2
内の除湿機能を果たし、現像装置2内の現像剤10が湿
度により帯電特性が減じてしまうことが防止される。
【0036】図8において、現像装置2は感光体1を支
持する感光体ケース13と一体的に構成され、これらが
感光体ユニット22を構成している。感光体ユニット2
2には、潜像形成手段としての帯電手段、露光装置等が
設けられている。感光体ユニット22は現像装置と共
に、画像形成装置に対して着脱可能であり、経時的劣化
により一体として交換される。時計まわりの向きに回転
する感光体1は、先ず帯電手段としての帯電ローラ14
により均一に帯電され、図示しない露光装置としての書
き込み手段から画像情報により強度変調された露光用の
光15が照射されて露光されることで画像情報が書き込
まれて静電潜像が形成される。
【0037】この感光体1上の静電潜像は現像装置2に
て現像スリーブ5により2成分系現像剤で現像されてト
ナー像となる。転写手段としての転写ローラ16には図
示しない電源から転写バイアスが印加される。給紙装置
から給送された転写材としての転写紙は転写ローラ16
と感光体1とのニップ部を通る際に感光体1上のトナー
像が転写ローラ16により転写され、この転写紙は感光
体1から分離された後に図示しない定着装置によってト
ナー像が定着されてトレイに排出される。
【0038】一方、感光体1はトナー像転写後にクリー
ニング装置17のクリーニングブレード17aなどによ
り残留トナーが除去され、図示しない除電器からの除電
光220により除電される。クリーニングブレード17
aなどにより感光体1から掻き取れられた残留トナー
は、感光体ケース13の一部に設けられた回収容器に落
下し、搬送スクリュー20の回転により該搬送スクリュ
ー20の軸方向の端部側に送られてリサイクルベルト2
1により現像装置2に送り込まれる。現像装置2側に送
り込まれたトナーは第1部材3及び第2部材4によりト
ナー補給装置18のトナーボトル18aからの新規トナ
ーと混合されて現像スリーブ5に送られる。
【0039】現像装置2には、上述のように現像剤容器
7が着脱自在に設けられている。図8はヒートシール9
を引き抜く前の状態を示し、この状態では現像剤10は
まだ現像剤容器7内にある。現像剤容器7からヒートシ
ール9を引き抜くことにより現像剤容器7内の現像剤1
1が現像装置2内に落下し、この現像剤11は第1部材
3及び第2部材4により撹拌されて現像スリーブ5を介
して搬送されることにより現像装置2内を循環する。除
湿剤11はヒートシール9が引き抜かれた後の現像装置
2内を除湿する機能を果たす。現像剤容器7は、現像剤
を現像装置2に補給した後も、そのまま装着状態が維持
された状態で、画像形成が行われる。従って、除湿剤
は、除湿機能を果たし、現像剤の環境条件を整える。
【0040】第2部材4の上方に形成された現像装置2
の開口部には、トナー補給装置18からトナーボトル1
8a内のトナーが矢印で示す経路を経て補給され、現像
により消費されたトナーが補われる。トナー濃度検知手
段としてのトナー濃度検知センサ19は現像装置2内の
2成分現像剤のトナー濃度を検知し、例えば現像装置2
内の2成分系現像剤の透磁率を検知することで2成分系
現像剤のトナー濃度を検出し、このトナー濃度検知セン
サ19の検知情報により後述するようにトナー補給装置
のトナーボトル18aから補給されるトナーの量が制御
される。
【0041】図9及び図10は感光体ユニット22の外
観を示している。図9は現像剤容器7が現像装置2に装
着された状態を示しており、図10は現像剤容器7を取
り外した状態を示している。既に説明したように現像剤
容器7には係止凸部7a,7bが形成されており、一
方、現像装置2にはこれら係止凸部7a,7bと組み合
わされる係止部2a,2bが形成されており、これらの
組合せにより、現像剤容器7を現像装置2に対して着脱
自在としている。
【0042】図11に示すように第2部材4は、第1部
材3よりも外側(手前側)に長く、この第1部材3より
長い部位にはスクリューが形成されている。第2部材4
は、そのスクリューが形成された部位よりも内側の部位
に楕円板を略半分に切断した如き形状の羽根4hが多
数、軸に対して斜めに設けられており、現像剤を第2部
材4の回転に応じて撹拌すると同時に搬送する。
【0043】この第2部材4の回転による現像剤搬送方
向は矢印A方向である。同様に第1部材3は第2部材4
に形成した羽根4hの配置領域に対応して同様の羽根3
hが形成されている。この第1部材3に形成した羽根3
hの傾きは第2部材4における羽根4hとは傾きが逆に
なっており、現像剤は第1部材3によりその回転に応じ
て矢印B方向に送られる。
【0044】第1部材3と第2部材4との間には仕切り
板24が設けられ、この仕切り板24は第1部材3と第
2部材4とを仕切っている。現像スリーブ1は、内部に
5極の磁石を配置した固定軸を有し、その外周面を覆う
非磁性パイプ材が図示しない駆動部により回転駆動され
る。現像剤は第1部材3によりその回転に応じて矢印B
の向きに送られる間に現像スリーブ1の磁気的吸引力に
より現像スリーブ1に送られる。
【0045】残りの現像剤は、仕切板24から外れた手
前側の隙間から第2部材4側に移り、第2部材4により
矢印Aの向きに送られ、仕切板24の奥側の隙間から第
1部材3に移る。このように基本的には、現像剤は第1
部材3と第2部材4により、仕切板24を間にしてルー
プ状に循環している。現像スリーブ1は内部の磁石によ
り現像剤を磁気的に吸引して回転に伴って搬送し、この
現像スリーブ1上の現像剤はドクターブレード8により
一定の量に規制されて現像スリーブ1と感光体1との間
を通過する際に感光体1上の静電潜像を現像する。
【0046】ここで、図9、図10に示すように開閉蓋
23が開いた状態でトナーボトル18aのトナーが現像
装置2内に補給される。現像装置2のトナー補給位置
は、図11に示すように第2部材4に形成したスクリュ
ー部分、つまり仕切り板24や羽根4hなどの形成部位
よりも外側のスクリュー部4a上である。このスクリュ
ー部4aよりも軸方向外側のスクリュー部4bには感光
体1から掻き落された廃トナーがリサイクルベルト21
により再利用のため送り込まれるようになっている。
【0047】従って、第2部材4のスクリュー部4bに
廃トナーが送り込まれ、これにスクリー部4aにて新規
トナーが送り込まれ、これらの廃トナー及び新規トナー
が上記ループ状の循環経路の現像剤中に送り込まれて、
羽根4hにより撹拌搬送される。トナーは、その撹拌初
期の段階では帯電状態が不十分であり、この帯電不十分
なトナーが仕切板24を乗り越えて現像に供されること
は好ましくないため、仕切板24は上記撹拌初期の部位
について他の部位よりも高く設定している。
【0048】図1に示すようにトナー補給装置18はモ
ータあるいはクラッチなどにより構成されるトナー補給
駆動部18bの作動でトナーボトル18aから現像装置
2へトナーを補給し、トナー補給駆動部18bはCPU
を用いて構成された制御手段としての画像形成装置制御
回路25により制御される。オペレーションパネル26
は使用者により操作される多数のキーからなる操作部や
表示部を有し、画像形成装置制御回路25はトナー濃度
検知センサ19、オペレーションパネル26などからの
入力信号を用いて当該画像形成装置の各部を制御して上
述のように画像形成動作などを行なわせ、また、トナー
補給制御や本発明にかかる制御などを実行する。
【0049】感光体ユニットは経年劣化したときに、新
しい感光体ユニットと交換可能とするため、画像形成装
置に対して交換可能になっている。新しい感光体ユニッ
トが装着されると、この新しい感光体ユニット22に新
しい現像剤容器7が装着され、前記したようにヒートシ
ール9を引き抜いて該現像剤容器7内の現像剤が現像装
置に投入補給される。このように、画像形成装置に新た
に装着された感光体ユニットの現像装置には新しい現像
剤が投入補給される。
【0050】現像剤容器7から投入される現像剤であっ
て、投入後未使用状態での現像剤は、現像剤量が400
g、トナー濃度が4wt%のものである。あるいは、現
像剤量400g以下の任意の量、トナー濃度4wt%以
上の任意の値としてそれぞれ設定される場合もある。感
光体ユニットの交換により新しい現像剤が収納されたこ
とを自動検知するために、以下に述べる新品検知スイッ
チや新品検知用突起等の、感光体ユニットの新品検知の
ための手段が設けられている。
【0051】感光体ユニット22は、図12に示すよう
にケース100の側面部100aに、感光体ユニット2
2が交換直後の新しいもの、つまり新品であることを検
知するための新品検知用突起110、画像形成装置に感
光体ユニット22がセットされたことを検知するための
セット検知用のプラグコネクタ111、画像形成装置本
体への挿入ガイド用のガイト突起112、113を突設
すると共に、帯電装置のケース101の一端側に給電用
端子部101aを設けている。
【0052】また、図13に示すように、画像形成装置
本体側であって感光体ユニット22を装着する部位の側
板114には、新品検知用突起110、給電用端子部1
01a、プラグコネクタ111等と対応する位置に、新
品検知スイッチ115、セッチ検知用のリセプタクルコ
ネクタ116、帯電バイアス電圧印加用端子117を設
けてある。画像形成装置本体側の側板114には、図1
4に示すように、ガイド突起112、113を挿し入れ
るための孔118、119が設けてある。図12、図1
3における給電用端子部101aは、帯電ローラ14、
現像ローラ2、転写ローラ16、図示しない分離装置や
除電装置等へのバイアス電圧を印加するためのものであ
る。
【0053】なお、ガイド突起113を、画像形成装置
本体への装着のためのガイドとして用いずに、例えば感
光体ユニット22を装着しようとする画像形成装置の種
別の識別手段として用いる場合、感光体1の軸を画像形
成装置本体への装着のためのガイドとして用いることが
できる。その場合には、孔119は勿論不要である。
【0054】新品検知用突起110は図15に示すケー
ス100の、図示しない定着装置側の端部となる部位に
軸支された扇形ギヤ120と一体的に形成してあり、扇
形ギヤ120と共にケース100の側面と平行な面内で
回転するようになっている。
【0055】図15において、扇形ギヤ120は感光体
1の端縁に設けたギヤ121と、中間ギヤ122を介し
て連結してある。扇形ギヤ120と中間ギヤ122との
噛み合関係については図16(a)に、同噛み合いの離
脱関係については図16(b)にそれぞれ示す。なお、
図16(a)、(b)にそれぞれ示すように、中間ギヤ
122は段ギヤとなっている。
【0056】扇形ギヤ120と中間ギヤ122とが、こ
のような噛み合い関係にあるため、感光体ユニット22
を画像形成装置本体内へ装着して新品検知用突起110
が新品検知スイッチ115に当接し、感光体1が回転す
ると、これに伴いギヤ121及び中間ギヤ122が回転
し、該中間ギヤ122と噛み合い関係にある扇形ギヤ1
20も図16(a)に矢印で示すように反時計まわりの
向きに回転する。この回転が進むと、やがて、扇形ギヤ
120が中間ギヤ122から外れる。
【0057】こうして、扇形ギヤ120が中間ギヤ12
2から外れると、扇形ギヤ120はそれ以上回転しなく
なるので、新品検知用突起110も回転したままの状
態、すなわち、図16(b)に示すように下方に垂れ下
がった状態のままになる。この状態では、新品検知用突
起110と画像形成装置本体側の新品検知スイッチ11
5とは当接しなくなるので、一つの感光体ユニット22
の新品検知が確実に1回だけ行われることになる。な
お、図15では、帯電装置とその給電用端子部101a
は図示を省略してある。
【0058】b.トナー補給制御 図1、図10において、現像剤を撹拌制御したり、トナ
ー濃度検知、トナー濃度検知に基づく以上処理等を行う
制御手段として、画像形成装置制御回路25が設けられ
ている。画像形成装置制御回路25が行なうトナー補給
制御を説明する。図1の画像形成装置制御回路25は、
現像駆動モーター30のオン、オフを制御する。現像駆
動モーター30がオンになると、その動力は駆動部31
に伝達され、第1部材3及び第2部材4が回転駆動され
る。このように第1部材3及び第2部材4が回転駆動さ
れることにより、現像剤の撹拌及び搬送が行われる。現
像駆動モーター30がオフになると、現像剤の撹拌及び
搬送は止まる。
【0059】画像形成装置制御回路25は、1枚分の画
像形成動作が終了する毎に図17に示す処理を実行す
る。先ず、ステップS1でトナー濃度検知センサ19の
出力値Vtをサンプリングして複数点(n点)を取り込
み、これらのn点のVtの平均値〔Vt〕を求める。次
に、画像形成装置制御回路25は、ステップS2でその
平均値〔Vt〕とトナー濃度基準値Vrefを比較して
その差分ΔVt=(〔Vt〕−Vref)を求める。
【0060】ステップS3では、ΔVtが0以上である
か否かを判断する。ここに、トナー濃度検知センサ19
の出力値Vtはトナー濃度が大きいほど小さくなる。画
像形成装置制御回路25は、ΔVt>0でなければ、す
なわち、トナー濃度が基準値より大きくて〔Vt〕<V
refであれば、ステップS9でカウント値Try、C
を0にリセットしてトナー補給レベルndをデクリメン
トし、ニアエンド状態であればそれを解除してステップ
S10でリターンする。また、画像形成装置制御回路2
5は、ΔVt>0になれば、すなわち、トナー濃度が基
準値より小さくなれば、ステップS4でカウント値Cを
インクリメントし、ステップS5でカウント値Cを設定
値、例えば10と比較してC≧10になったか否かを判
断する。
【0061】画像形成装置制御回路25は、C≧10で
なければ、すなわち、ΔVt>0の状態で連続画像形成
回数が10回以上にならなければ、ステップS6でトナ
ー補給装置18から現像装置2へ補給すべきトナーの量
を計算する。この場合、画像形成装置制御回路25は、
トナー補給装置18から現像装置へ補給すべきトナーの
量をトナー補給レベルndに応じて変更し、ndが大き
くなるほどトナーの量を増加させる。次いで、画像形成
装置制御回路25は、ステップS7でトナー補給駆動部
18bを制御してトナー補給装置18のトナー補給をそ
の計算したトナーの量だけ行なわせ、ステップS8でリ
ターンする。
【0062】また、画像形成装置制御回路25は、C≧
10になればステップS11でndが2であるか否かを
判断し、nd=2でなければステップS12でndをイ
ンクリメントしてステップS13でカウント値Cを0に
リセットしてからステップS6に進む。また、画像形成
装置制御回路25は、nd=2になればステップS14
で〔Vt〕がトナーエンド値Vteより高いか否かを判
断する。
【0063】画像形成装置制御回路25は、〔Vt〕>
VteでなければステップS6に進み、〔Vt〕>Vt
eになればトナー補給装置18がトナーニアエンド状態
になったと判定してステップS15でカウント値Try
をインクリメントしてステップS16でトナー補給装置
18がトナーニアエンド状態になった旨をオペレーショ
ンパネル26の表示部に表示させた後にステップS17
でカウント値Tryが設定値、たとえば50より大きく
なったか否かを判断する。
【0064】画像形成装置制御回路25は、Try>5
0にならなければステップS17でリターンし、Try
>50になれば、すなわち、〔Vt〕>Vteの状態で
連続画像形成回数が50回を越えればトナー補給装置1
8がトナーエンド状態になったと判定してステップS1
8でトナーエンドフラグTEを1にセットしてステップ
S8へリターンする。画像形成装置制御回路25は、T
E=1の場合にはオペレーションパネル26の表示部に
トナーボトル18aを交換するように表示し、トナーボ
トル18aの交換後にTEを0にリセットする。
【0065】(二)発明にかかるトナー濃度制御の処理
の概要 図1において、本発明にかかる制御手段である画像形成
装置制御回路25は、画像形成動作時毎にトナー濃度検
知センサ19の出力値Vtを記憶する処理を実行する。
この記憶される出力値は、先ず、動作時にトナー濃度セ
ンサ19の出力値Vtをサンプリングして複数点(n
点)の情報を取り込んだ後に、これらのn点の平均値
〔Vt〕を求め、この平均値〔Vt〕を内部メモリに記
憶する。この平均値〔Vt〕は画像形成動作毎に更新さ
れる。
【0066】既に説明したように、現像剤は製造されて
から使用されるまでに長時間使用されずに放置されると
特に2成分方式を用いた現像装置では、長い間放置され
たためにトナーの帯電量や嵩が低下してしまう。このよ
うにトナーの帯電量や嵩が低下してしまうと、トナー濃
度検知センサ19の出力値Vtが変化し、不具合をもた
らす。この関係をもう一度具体的に説明すると、次のよ
うになる。
【0067】通常は初期設定時において、現像剤に対す
るトナー濃度検知センサ19の出力値Vtは約2.0V
となるように設定されている。しかし、例えば、製造か
ら3箇月もの長時間、使用されずに放置されていると、
トナー濃度は製造時から変化していないにも拘らず、製
造直後はある基準値(狙いの値)である2.0Vであっ
たトナー濃度検知センサの出力値が、現像剤の嵩が低下
して重いキャリア成分が主として現像装置の下方に配置
されているトナー濃度検知センサ19により多く検知さ
れるようになることからトナー不足と判断されて、トナ
ー濃度検知センサ19による透磁率の出力値が上昇し、
例えば2.4Vに変化していることになる。このような
状態は、撹拌が不十分な時期に起こるが、画像形成装置
制御回路25は実際はトナー濃度が低くないのにトナー
濃度が低いものと判断し、トナー濃度検知センサ25の
出力値が2.0Vになるまでトナーの補給をトナー補給
装置18に指令し、トナーの補給が継続され続けてしま
い、結果としてトナー濃度がある基準値(狙いの値)よ
リも高くなり、画質低下の要因となる。
【0068】そこで、本画像形成装置では、長時間の放
置が行われトナーの帯電量や嵩が低下したものに対し
て、トナー濃度検知センサ19の出力値を初期設定時に
サンプリングして、トナー濃度検知センサ19の出力値
がある基準値(狙いの値)以下になるような所定時間、
あるいはある基準値(狙いの値)以下になるまで、現像
剤を撹拌することにより、帯電量や嵩を該現像剤が放置
される前の状態に回復させることとしている。
【0069】ある基準値(狙いの値)とは、現像剤が地
肌汚れ、トナーチリ、トナー飛散など画質に影響を及ぼ
さない最低限の帯電量のレベルに対応するトナー濃度検
知センサの出力値をいう。この、ある基準値(狙いの
値)以下、つまり、上記最低限の帯電量のレベル以上に
ある現像剤を使用した場合には、帯電量不足による地肌
汚れ、トナーチリ、トナー飛散などの画質の低下現象は
生じない。
【0070】初期設定時とは、初めて現像装置を駆動し
て未使用の現像剤で現像を行うときをいう。新品現像剤
容器には未使用の現像剤(新品現像剤)が収容されてい
る。新品現像剤容器の中に収容されている新品現像剤
は、該現像剤容器が工場出荷後長時間放置されていなけ
れば、ある基準値を満足している。現像剤容器が工場出
荷後長時間放置されているときには帯電量や嵩がある基
準値よりも低下している可能性が高く、画質に影響を与
える可能性が高い。
【0071】長時間放置された現像剤について、どの程
度の時間、撹拌すれば状態が回復するのかの目安を調べ
たのが、図4のグラフである。図4を参照するに、長時
間の放置により帯電量が低下した現像剤について、初期
設定時に撹拌を行う前のトナー濃度検知センサ19の出
力値はVtが2.4Vであるとき、この現像剤を3分間
撹拌すると、出力値をある基準値(狙いの値)である
2.0V以下に回復することができた。実験では、3箇
月以上放置した場合でもこのような変化幅(回復の特
性)がほぼ変わらないことが確認された。この例では、
3分間を目安として、撹拌することにより、地汚れ、ト
ナーチリ、トナー飛散などのない画質の画像を得ること
ができたので撹拌を行う所定時間を3分間と定めた。
【0072】(三)第1の例 この例では、図1の画像形成装置制御回路25は第1撹
拌モードを実行する。なお、この第1撹拌モードを実行
させるために、前述のように、画像形成装置本体には新
品検知スイッチ115が設けられており、現像装置2に
は新品検知用突起110が設けられている。これらの構
成により、感光体ユニット22が新品であることの新品
検知が確実に1回だけ行われる。また、現像装置2に現
像剤が供給されていない場合、現像装置2に設けられた
トナー濃度検知センサ19の出力は0.5V以下となる
ため、当該トナー濃度検知センサ19の出力が0.5V
以上であることにより、現像装置2へ現像剤が供給され
ていることが検出できる。さらに、画像形成装置制御回
路25はタイマー33(若しくはタイマー機能)を備え
ている。
【0073】第1撹拌モードの実行プロセスを示した図
2により、この実施例について説明する。ステップS2
1では画像形成装置制御回路25により、画像形成装置
のメインスイッチがオンにされたか否かが判断される。
メインスイッチがオンされている場合には、ステップS
22へ進み、画像形成装置制御回路25により、前述の
新品検知スイッチ115がオンにされているか否かが判
断される。新品検知スイッチ115がオンであると、感
光体ユニット22が新品であってトナー帯電量の低下や
現像剤の嵩の低下があるため、現像剤を現像装置に補給
した後に現像剤を撹拌する必要がある。そこで、この場
合には、ステップS23へ進む。一方、新品検知スイッ
チ115がオンでない場合には、現像剤を撹拌する必要
がないので、ステップS22より本モードを終了するプ
ロセスに移行する。
【0074】ステップS23では、画像形成装置制御回
路25により、トナー濃度検知センサ19の出力値Vt
が0.5V以上であるか否かが判断される。出力値Vt
が0.5V以上である場合には、現像剤が現像剤が現像
装置に供給されているため、ステップS25に進んで現
像剤の撹拌を開始する。一方、出力値Vtが0.5V以
上でない場合には、現像剤が現像装置に供給されていな
い状態、即ち、ヒートシール9が引き抜かれていない状
態であるから、ステップS24へ進み、画像形成装置制
御回路25によりヒートシール9を引き抜くべく、警告
を表示する。ステップS25では、画像形成装置制御回
路25は現像駆動モーター30に指令を出し、現像剤の
撹拌を行いつつ、ステップ26でトナー濃度検知センサ
19の出力値Vtが検出される。なお、ステップS25
で撹拌が開始されると同時に、タイマーにより計時が開
始される。
【0075】ステップS25でタイマーの計時が開始さ
れてから、3分の時間が経過したがどうかが、ステップ
S27にて判断される。この3分間の時間は、図6で説
明した例に基づくもので、トナー濃度検知センサ19の
出力値をある基準値(狙いの値)2.0以下にすること
のできる所定時間として設定されたものである。
【0076】ステップS27では、所定時間である3分
の時間が経過するまで、ステップS25での撹拌、ステ
ップS26でのトナー濃度検知センサ19からの出力値
Vtの検出がくり返し実行され、3分の時間が経過する
とステップS30で撹拌を停止した上で、ステップS2
8に進む。ステップS28では、先にステップS26で
検出した出力値Vtがある基準値(狙いの値)である
2.0V以下になっているかどうかの判断が行われる。
2.0V以下になっていれば、このモードを終了する
し、2.0V以下になっていなければ所定時間の撹拌を
行ったにも拘らず出力値が狙いの基準値にならないので
あるから、何らかの不具合要因があるものとして、ステ
ップS29へ進みオペレーションパネル26に異常処理
としてエラーメッセージ表示をする。このエラーメッセ
ージが出た後の対応としては、所定時間として設定され
た3分間の撹拌時間を変えてやることなどが考えられ
る。
【0077】このエラーメッセージの内容は以下のよう
な設定とすることができる。第1に、保守点検を要求す
る警告表示とすることができる。この場合には基準現像
剤の撹拌不十分な場合だけではなく、トナー濃度検知セ
ンサ19の異常、その他、制御系の異常等を含めて専門
家のチェックを受けた後に画像形成動作を再開すること
となるため、誤ったトナー濃度出力値に基づいて不正確
な制御が行われてトナー落ちや地汚れが発生することが
広く防止される。なお、当該表示を行う場合には、画像
形成動作を禁止する制御を同時に行うことが好ましい。
【0078】第2に、基準現像剤の交換を要求する現像
剤交換要求表示とすることができる。本実施例において
は、感光体ユニット22と現像装置とが一体的に構成さ
れ、感光体ユニット22の交換と同時に現像装置2に新
しい現像剤容器7が装着されるので、新しい感光体ユニ
ット22と交換することによって、所定時間の撹拌によ
り所定のトナー濃度値を出力する現像剤を用いて画像形
成を再開することが可能である。
【0079】第3に、現像剤を再撹拌することを要求す
る再撹拌要求表示とすることができる。異常に長期間放
置された基準現像剤は、所定の3分間の撹拌によっては
所定のトナー濃度値を出力するとは限らない。この場合
に、再撹拌要求表示に従って、操作者が図1に示す再撹
拌指示ボタン35を押下することにより、更に3分間の
撹拌を行う。これにより、基準現像剤は所定のトナー濃
度を出力することとなる。 エラーメッセージに従う再
撹拌制御は図3に示すフローに従って行われる。図3に
示すフローは、画像形成制御回路25により行わせるこ
とができる。その場合、再撹拌指示ボタン35及び画像
形成制御回路25等は図3に示すフローを実行する再撹
拌制御手段の主要部を構成する。
【0080】図1、図3において、再撹拌指示ボタン3
5の押下によりオンされると、ステップS25’では、
画像形成装置制御回路25は現像駆動モーター30に指
令を出し、現像剤の撹拌を行いつつ、ステップ26’で
トナー濃度検知センサ19の出力値Vtが検出される。
なお、ステップS25’で撹拌が開始されると同時に、
タイマーにより計時が開始される。
【0081】ステップS25’でタイマーの計時が開始
されてから、3分の時間が経過したがどうかが、ステッ
プS27’にて判断される。この3分間の時間は、図6
で説明した例に基づくもので、トナー濃度検知センサ1
9の出力値をある基準値(狙いの値)2.0以下にする
ことのできる再撹拌のための所定時間として設定された
値である。
【0082】ステップS27’では、所定時間である3
分の時間が経過するまで、ステップS25’での撹拌、
ステップS26’でのトナー濃度検知センサ19からの
出力値Vtの検出がくり返し実行され、3分の時間が経
過するとステップS30’で撹拌を停止させた上で、ス
テップS28’に進む。ステップS28’では、先にス
テップS26’で検出した出力値Vtがある基準値(狙
いの値)である2.0V以下になっているかどうかの判
断が行われる。2.0V以下になっていれば基準現像剤
は所定のトナー濃度値を出力したのであるからこのモー
ドを終了する。これにより、現像剤や現像装置等の無駄
な廃棄を防止することができる。
【0083】2.0V以下になっていなければ所定時間
の撹拌を行ったにも拘らず出力値が狙いの基準値になら
ないのであるから、何らかの不具合要因があるものとし
て、ステップS29’へ進みオペレーションパネル26
に異常処理としてエラーメッセージ表示をする。このエ
ラーメッセージが出た後の対応としては、所定時間とし
て設定された3分間の撹拌時間を変えてやることなどが
考えられる。このエラーメッセージの内容としては保守
点検を要求する警告表示或いは基準現像剤の交換を要求
する現像剤交換要求表示等とすることができる。
【0084】図2、図3の何れのフローにしてもこれら
のフローに従う異常処理を行うことで、トナー濃度検知
センサの誤検知による地汚れやトナー落ちの発生を防止
することができる。なお、本例では、トナー濃度検知装
置19の出力値Vtが2.0V以下とならない場合に異
常処理を行うこととしたが、これに代えて、トナー濃度
検知センサ19の出力値Vtが例えば1.8V〜2.2
Vの範囲とならない場合に異常処理を行うようにすれ
ば、例えば、出力値Vtが1.8V以下となるような、
現像剤が不足している状態、現像剤の異常高帯電状態、
トナー濃度検知センサ19の故障等の異常にも対応する
ことができる。
【0085】(四)第2の例 この例では、図1の画像形成装置制御回路25は第2撹
拌モードを実行する。この第2撹拌モードを実行させる
ために、図13で説明したように画像形成装置本体側に
は新品検知スイッチ115が設けられ、現像装置2には
新品検知用突起110が設けられている点、トナー濃度
検知センサ19の出力が0.5V以上であることによ
り、現像装置2へ現像剤が供給されていることが検出で
きる点、画像形成装置制御回路25はタイマー33(若
しくはタイマー機能)を備えている点、等は前記第1の
例と同じである。
【0086】第2撹拌モードの実行プロセスを示した図
4により、第2の例を説明する。ステップS31では画
像形成装置制御回路25により、画像形成装置のメイン
スイッチがオンにされたか否かが判断される。このメイ
ンスイッチがオンにされている場合にはステップS32
へ進み、画像形成装置制御回路25により前記した新品
検知スイッチ115がオンであるか否かが判断される。
新品検知スイッチ115がオンであると、感光体ユニッ
ト22が新品であってトナー帯電量の低下や現像剤の嵩
の低下があるため、現像剤を現像装置に補給した後に現
像剤を撹拌する必要がある。従って、ステップS33に
進む。一方、新品検知スイッチ115がオンでない場合
には、現像剤を撹拌する必要がないので、ステップS3
2から本モードを終了するプロセスを選択する。
【0087】ステップS33では、画像形成装置制御回
路25により、トナー濃度検知センサ19の出力値Vt
が0.5以上であるか否かが判断される。出力値Vtが
0.5V以上である場合には、現像剤が現像装置に供給
されているため、ステップS35に進んで現像剤の撹拌
を開始する。
【0088】一方、出力値Vtが0.5以上でない場合
には、現像剤が現像装置に供給されていない状態、即
ち、ヒートシール9が引き抜かれていない状態であるか
ら、ステップS34へ進み、画像形成装置制御回路25
によりヒートシール9を引き抜くべく警告を表示する。
ステップS35では、画像形成装置制御回路25は現像
駆動モータ30に指令を出し、現像剤の撹拌を行いつ
つ、ステップS36でトナー濃度検知センサ19の出力
値Vtが検出され、ステップS37に進む。なお、ステ
ップS35で撹拌が開始されると同時に、タイマーによ
り計時が開始される。 ステップS37では、画像形成
装置制御回路25により、先にステップS36で検出し
た出力値Vtがある基準値(狙いの値)である2.0V
以下となっているかどうかの判断が行われる。2.0V
以下となっていれば、このモードを終了するし、2.0
V以下となっていなければステップ38に進み、ステッ
プS35でタイマーの計時が開始されてから3分間の時
間が経過したかどうかが判断される。この3分間の時間
は操作者が現像剤の初期設定時間として不具合を感じる
ことがなく受け入れ可能な時間として設定した値の一例
である。ステップS38で3分間の時間が経過していな
いと判断された場合には、ステップS35に戻り、現像
剤の撹拌を継続する。
【0089】このようにステップ35での撹拌、ステッ
プ36での出力値Vtの検出、ステップS37でのVt
≦2.0?の判断が繰り返し実行され、3分間の時間が
経過すると、ステップS39へ進む。ステップS39へ
進んだ場合、これは所定時間撹拌を行ったにも拘らずト
ナー濃度検知センサ19の出力値が狙いの基準値に達し
ていないのであるから、何らかの不具合要因があるもの
として、ステップS39では、画像形成装置制御回路2
5は現像剤の撹拌を停止させる。その上で、ステップS
40に進み、オペレーションパネル26にエラーメッセ
ージを表示する。このエラーメッセージの内容として
は、前記第1の例に示したのと同様に、保守点検を要求
する表示、基準現像剤の交換を要求する表示、現像剤の
再撹拌をすることを要求する再撹拌要求表示等とするこ
とができる。
【0090】この再撹拌要求表示に基づいて再撹拌を行
う場合のプロセスを図5により説明する。図1、図5に
おいて、再撹拌指示ボタン35が押下によりスイッチオ
ンされると、ステップS35”に進んで現像剤の撹拌を
開始する。こうして現像剤の撹拌を行いつつ、ステップ
S36”でトナー濃度検知センサ19の出力値Vtが検
出され、ステップS37”に進む。
【0091】なお、ステップS35”で撹拌が開始され
ると同時に、タイマーにより計時が開始される。ステッ
プS37”では、画像形成装置制御回路25により、先
にステップS36”で検出した出力値Vtがある基準値
(狙いの値)である2.0V以下となっているかどうか
の判断が行われる。2.0V以下となっていれば、ステ
ップS41”で撹拌を停止させた上で、このモードを終
了するし、2.0V以下となっていなければステップ3
8”に進み、ステップS35”でタイマーの計時が開始
されてから3分間の時間が経過したかどうかが判断され
る。
【0092】この3分間の時間は操作者が現像剤の再撹
拌時間として不具合を感じることがなく受け入れ可能な
時間として設定した値の一例である。ステップS38”
で3分間の時間が経過していないと判断された場合に
は、ステップS35”に戻り、現像剤の撹拌を継続す
る。
【0093】このようにステップ35”での撹拌、ステ
ップ36”での出力値Vtの検出、ステップS37”で
のVt≦2.0?の判断が繰り返し実行され、3分間の
時間が経過すると、ステップS39”へ進む。ステップ
S39へ進んだ場合、これは所定時間撹拌を行ったにも
拘らずトナー濃度検知センサ19の出力値が狙いの基準
値に達していないのであるから、何らかの不具合要因が
あるものとして、ステップS39”では、画像形成装置
制御回路25は現像剤の撹拌を停止させる。
【0094】その上で、ステップS40”に進み、オペ
レーションパネル26にエラーメッセージを表示する。
このエラーメッセージの内容としては、前記第1の例に
示したのと同様に、保守点検を要求する表示、基準現像
剤の交換を要求する表示とすることができる。
【0095】本例では、図4に示すフローを実行する画
像形成装置制御回路25は、現像剤の初期設定時に当該
現像剤を所定時間撹拌する制御手段である。また、図4
に示すステップS40におけるエラーメッセージの再撹
拌の要求表示に従い操作される再撹拌指示ボタン35及
び図5に示すフローを実行する画像形成装置制御回路2
5は、当該制御手段による所定時間の現像剤の撹拌の後
に再度現像剤を撹拌する再撹拌制御手段である。
【0096】また、図4に示すフローを実行する画像形
成装置制御回路25は、現像剤の初期設定時に当該現像
剤を所定時間撹拌し、この撹拌の時間蛾所定時間を超え
た場合に撹拌を停止させる制御手段である。この場合に
おける図4に示すステップS40におけるエラーメッセ
ージの再撹拌の要求表示に従い操作される再撹拌指示ボ
タン35及び図5に示すフローを実行する画像形成装置
制御回路25は、当該制御手段による所定時間の現像剤
の撹拌の後に再度現像剤を撹拌する再撹拌制御手段であ
る。
【0097】本例では、長期間放置された基準現像剤
を、トナー濃度検知センサ19の出力値が狙いの基準値
に達するまで撹拌し続けて、操作者により画像形成装置
の誤作動と判断されることが防止される、等の利点があ
る。
【0098】以上に説明した各例では、感光体ユニット
22が現像装置2と一体的に構成されていて、この現像
装置2に対して現像剤容器7を着脱自在とし、交換後の
新品の感光体ユニット22と一体的な現像装置2に装着
されている現像剤容器7のヒートシールを引き抜くか或
いは交換後の新品の感光体ユニット22と一体的な現像
装置2に現像剤容器7を新たに装着した上で、ヒートシ
ールを引き抜くことにより現像剤を現像装置に投入補給
したが、本発明はこのようなユニットの構成に限定され
るものではなく、要は、現像装置に存在する未使用の現
像剤が最初に使用される初期設定時に適用される。
【0099】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、制御手段
により行われる異常処理によって、長期間放置された現
像剤が所定時間撹拌後に出力される誤ったトナー濃度出
力値に基づいて不正確な制御が行われることが防止され
て、トナー落ちや地汚れを発生することなく、良好な画
像を形成するこできる画像形成装置を提供することがで
きる。
【0100】請求項2記載の発明では、警告表示に基づ
き、専門家のチェックを受けた後に画像形成動作を再開
することとなるので、誤ったトナー濃度出力値に基づい
て不正確な制御が行われることが防止される。
【0101】請求項3記載の発明では、現像剤の交換要
求表示に基づき、現像剤の交換が行われることで、所定
じかの撹拌により所定のトナー濃度値を出力する現像剤
を用いて画像形成を再開することが可能となる。
【0102】請求項4、5記載の発明では、再撹拌要求
表示に基づき、再撹拌を行うことで異常に長期間放置さ
れた現像剤についても使用が可能になり、現像剤や現像
装置の交換が不要となるので、無駄な廃棄を防止するこ
とができる。
【0103】請求項6記載の発明では、長期間放置の現
像剤等について、所定の時間内で現像剤の再撹拌の制御
を行うことで、正しいトナー濃度に基づいた正確な制御
が行われ、現像剤や現像装置の無駄な廃棄を防止でき
る。
【0104】請求項7、8記載の発明では、長期間放置
の現像剤等について、一定の再撹拌を行ってもなお所定
のトナー濃度値にならないときに撹拌を停止すること
で、所定のトナー濃度が得られるまで再撹拌を繰り返す
ことの無駄を防止できる。
【0105】請求項9、10記載の発明では、除湿剤を
具備した現像剤収容手段が現像剤補給後も現像装置に装
着されるので、除湿剤の除湿効果により、環境変化に起
因する誤判断防止することができる。
【0106】請求項11記載の発明では、かかる特性の
現像剤を使用するこにより、現像装置の小型化に適応す
ることができる。
【0107】請求項12記載の発明では、かかる特性の
現像剤を使用するこにより、現像装置の小型化に適応す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるモードを実行する制御手段を説
明したブロック図である。
【図2】本発明の実施例に係るフローチャートである。
【図3】本発明の実施例に係るフローチャートである。
【図4】本発明の実施例に係るフローチャートである。
【図5】本発明の実施例に係るフローチャートである。
【図6】現像剤の撹拌時間とトナー濃度検知センサの出
力との関係を説明した図である。
【図7】現像剤容器を取り付けた直後における現像器の
断面図である。
【図8】感光体ユニットの断面図である。
【図9】現像剤容器を装着した状態の感光体ユニットの
斜視図である。
【図10】図9に示した状態から現像剤容器を外したと
きの感光体ユニットの斜視図である。
【図11】上カバーを外したときの現像剤ユニットの斜
視図である。
【図12】感光体ユニット及びその付帯部材の斜視図で
ある。
【図13】新品検知スイッチまわりの構成説明した要部
断面図である。
【図14】画像形成装置本体に対する感光体ユニットの
取付け部の構成を展開して模視的に示した図である。
【図15】新品検知用の突起部を感光体ユニットと共に
説明した感光体ユニットの部分斜視図である。
【図16】図16(a)は新品検知用突起を具備した扇
形ギヤが中間ギヤと噛み合い状態にあるときの正面図、
図16(b)は新品検知用突起を具備した扇形ギヤが中
間ギヤとの噛み合い範囲から外れた状態にあるときの正
面図である。
【図17】トナー濃度制御を説明したフローチャートで
ある。
【符号の説明】
25 画像形成装置制御回路 35 再撹拌指示ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巽 謙三 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 山口 俊隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 須田 武男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 吉永 洋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 雨宮 賢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 大堀 真由美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、この像担持体上に静電潜像を
    形成する潜像形成手段と、前記像担持体上の静電潜像を
    2成分系現像剤で現像してトナー像とする現像装置と、
    前記2成分系現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度
    検知手段とを有し、前記トナー像を転写材上に画像とし
    て形成して出力する画像形成装置において、 現像剤の初期設定時に、当該現像剤を所定時間撹拌する
    制御手段であって、前記現像剤を所定時間撹拌後、トナ
    ー濃度の検知を行い、当該検知結果が所定範囲外の場合
    に異常処理を行う制御手段を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記異常処理は、警告表示であることを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記異常処理は、現像剤の交換要求表示であることを特徴
    とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記異常処理は、現像剤の再撹拌要求表示であることを特
    徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の画像形成装置において、現
    像剤を再度撹拌する再撹拌制御手段を有することを特徴
    とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】像担持体と、この像担持体上に静電潜像を
    形成する潜像形成手段と、前記像担持体上の静電潜像を
    2成分系現像剤で現像してトナー像とする現像装置と、
    前記2成分系現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度
    検知手段とを有し、前記トナー像を転写材上に画像とし
    て形成して出力する画像形成装置において、 現像剤の初期設定時に、当該現像剤を所定時間撹拌する
    制御手段と、当該制御手段による前記所定時間の現像剤
    の撹拌の後に、再度現像剤を撹拌する再撹拌制御手段を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】像担持体と、この像担持体上に静電潜像を
    形成する潜像形成手段と、前記像担持体上の静電潜像を
    2成分系現像剤で現像してトナー像とする現像装置と、
    前記2成分系現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度
    検知手段とを有し、前記トナー像を転写材上に画像とし
    て形成して出力する画像形成装置において、 現像剤の初期設定時に、前記トナー濃度検知手段の出力
    値が所定範囲になるまで現像剤を撹拌させる制御手段で
    あって、前記撹拌の時間が所定時間を超えた場合には撹
    拌を停止させる制御手段を有することを特徴とする画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の画像形成装置において、再
    度現像剤を撹拌する再撹拌制御手段を有することを特徴
    とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項1、2、3、4、5、6、7又は8
    記載の画像形成装置において、現像剤を収容する現像剤
    収容手段に除湿剤が設けられていることを特徴とする画
    像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の画像形成装置において、
    前記現像剤収容手段は、該現像剤収容手段が現像剤を現
    像装置に補給した後も、現像装置に装着されたままとさ
    れることを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10記載の画像形成装置において、前記初期
    設定時での現像剤のトナー濃度は4wt%以上であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10記載の画像形成装置において、前記初期
    設定時での現像剤の量は400g以下であることを特徴
    とする画像形成装置。
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