JPH1033257A - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JPH1033257A
JPH1033257A JP20027196A JP20027196A JPH1033257A JP H1033257 A JPH1033257 A JP H1033257A JP 20027196 A JP20027196 A JP 20027196A JP 20027196 A JP20027196 A JP 20027196A JP H1033257 A JPH1033257 A JP H1033257A
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JP
Japan
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mirror
shaped members
lens frame
lid
compact container
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JP20027196A
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English (en)
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Noboru Matsumoto
昇 松本
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Key Trading Co Ltd
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Key Trading Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクト容器から鏡のみを取り外すことがで
き、ガラス廃棄物と合成樹脂廃棄物とに分別して廃棄す
ることができるコンパクト容器を提供する。 【解決手段】容器本体10と、この容器本体10の後端
部にヒンジ連結される蓋体11とを備えたコンパクト容
器であって、上記蓋体11の下面に鏡枠12が収容され
る鏡枠収容凹部13が形成され、この鏡枠収容凹部13
に収容される鏡枠12が一対のコ字状部材1a,1bを
相対峙するように継ぎ合わされてなる2分割状に形成さ
れ、上記それぞれのコ字状部材1a,1bの継ぎ合わせ
部分にこれら両コ字状部材1a,1b同士を係脱自在に
係合する係合突起3aおよび係合板片5a,5bが形成
され、上記両コ字状部材1a,1bの内側面に鏡14の
外周部が着脱自在に嵌入される溝部が形成され、上記両
コ字状部材1a,1bからなる鏡枠12の外周に複数の
保持用突部6が形成され、上記蓋体11の鏡枠収容凹部
13の内周に上記鏡枠12外周の保持用突部6と係脱自
在に係合する鏡枠保持用突部24が形成されるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の蓋体から鏡
を取り外すことができるコンパクト容器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ファンデーション等の化粧料を収容して
携帯するコンパクト容器としては、従来から、図11に
示すようなタイプのものが汎用されている。このコンパ
クト容器は、上面に化粧皿(図示せず)を収容する凹部
30aが形成された合成樹脂製の容器本体30の後端部
に、同じく合成樹脂製の蓋体31がヒンジ連結されて構
成されている。そして、上記蓋体31の下面には、化粧
する際に顔を映すための鏡32が貼着されている。また
蓋体31の前端下面には、係合用突出片33が下向きに
形成されており、この突出片33が、容器本体30の前
端部の係合部34と係合することにより、蓋体31の閉
蓋状態を保持するようになっている。また、容器本体3
0の前端部には切欠部36が設けられており、この部分
に、前後にわずかに回動する操作部35が取り付けられ
ている。この操作片35を内側に押し込むことにより、
上記突出片33と係合部34との係合が外れ、蓋体31
が開くようになっている。
【0003】このようなコンパクト容器では、通常、鏡
32は、上記のように蓋体31の下面にそのまま、ある
いは下面に浅い凹部を形成してその凹部内に、接着剤等
で一体的に固定されている。これは、コンパクト容器を
携帯する際に、振動や落下の外力が加わっても、鏡32
が外れて破損等することがないように考慮したものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
年々増加する廃棄物の処理が社会問題化しており、ごみ
排出量の抑制と資源リサイクル促進の必要性が高まって
いる。このため、ごみの種類によって、分別収集を義務
づける自治体も増えている。一方、製造業者にも、容器
や包装物等のリサイクルが義務づけられる傾向になって
きている。このような社会状況にあって、上記従来のコ
ンパクト容器は、鏡32が蓋体31に接着剤等で一体的
に固定されていることから、使用しなくなったコンパク
ト容器を廃棄する際に、ガラス廃棄物である鏡32と、
合成樹脂廃棄物である蓋体31とを分離することができ
ないため、ごみの分別廃棄に供することができないとい
う問題があった。また、鏡32が接着されたままのコン
パクト容器が廃棄されると、上記鏡32が割れて破片が
散乱し、危険が生じるという問題もあった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、コンパクト容器から鏡のみを取り外すことがで
き、ガラス廃棄物と合成樹脂廃棄物とに分別して廃棄す
ることができるコンパクト容器の提供をその目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のコンパクト容器は、容器本体と、この容器
本体の後端部にヒンジ連結される蓋体とを備えたコンパ
クト容器であって、上記蓋体の下面に鏡枠が収容される
凹部が形成され、この凹部に収容される鏡枠が一対のコ
字状部材を相対峙するように継ぎ合わされてなる2分割
状に形成され、上記それぞれのコ字状部材の継ぎ合わせ
部分にこれら両コ字状部材同士を係脱自在に係合する係
合部が形成され、上記両コ字状部材の内側面に鏡の外周
部が着脱自在に嵌入される溝部が形成され、上記両コ字
状部材からなる鏡枠の外周に複数の係合部が形成され、
上記蓋体の凹部の内周に上記鏡枠外周の係合部と係脱自
在に係合する被係合部が形成されていることを要旨とす
る。
【0007】このように、本発明のコンパクト容器は、
容器本体と、この容器本体の後端部にヒンジ連結される
蓋体とを備えたコンパクト容器であって、上記蓋体の下
面に鏡枠が収容される凹部が形成され、この凹部に収容
される鏡枠が一対のコ字状部材を相対峙するように継ぎ
合わされてなる2分割状に形成され、上記それぞれのコ
字状部材の継ぎ合わせ部分にこれら両コ字状部材同士を
係脱自在に係合する係合部が形成され、上記両コ字状部
材の内側面に鏡の外周部が着脱自在に嵌入される溝部が
形成され、上記両コ字状部材からなる鏡枠の外周に複数
の係合部が形成され、上記蓋体の凹部の内周に上記鏡枠
外周の係合部と係脱自在に係合する被係合部が形成され
ている。このため、使用時には一体であっても、廃棄時
には、簡単に蓋体から鏡だけを取り外し、ガラス廃棄物
である鏡と、合成樹脂廃棄物である蓋体,容器本体とを
分離することができ、ごみの分別収集への対応が完全か
つ容易となる。また、資源のリサイクルも容易になっ
て、省資源の観点からも好ましい。そして、分別された
鏡は、他のガラス廃棄物とともに慎重に回収されるた
め、破損等の危険を招くことがない。
【0008】しかも、本発明のコンパクト容器は、鏡を
容易に取り外すことができるだけでなく、その取り付け
も容易であることから、コンパクト容器自体を廃棄する
場合に限らず、使用中に鏡が破損した場合に新しい鏡と
交換して使用することもできるという効果も奏する。さ
らに、鏡の交換が容易であるため、あらかじめ凸面鏡や
凹面鏡等の複数種類の鏡を準備しておき、必要に応じて
それらを使い分けることも簡単に行えるようになる。ま
た、本発明のコンパクト容器は、鏡枠をコ字状部材を相
対峙するように継ぎ合わせてなる2分割状に形成したこ
とから、部品点数が少なく、構造が簡単である。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施の形態を示すコン
パクト容器である。このコンパクト容器は、容器本体1
0と、この容器本体10の後端部にヒンジ連結される蓋
体11とを備えている。また、上記蓋体11の下面に
は、鏡枠12が収容される鏡枠収容凹部13が形成され
ている。そして、この鏡枠収容凹部13内に、長方形の
鏡14が取付けられた鏡枠12が着脱自在に嵌合するよ
うになっている。
【0011】より詳しく説明すると、上記容器本体10
は、合成樹脂製で平面視で四角形に形成され、上面に化
粧皿(図示せず)を収容する化粧皿収容部15が凹設さ
れている。また、この容器本体10の前端部の上側中央
には、切り欠き凹部16が形成され、この切り欠き凹部
16の奥面には、閉蓋保持用突部17が形成されている
とともに、この切り欠き凹部16内には、操作レバー1
8が前後にわずかに回動するように軸支されている。一
方、この容器本体10の後端部には蓋体11のヒンジ部
19がヒンジ連結される凹部20が形成されている。図
において、21は化粧皿収容部15に収容された化粧皿
を取り外す際に細い棒等を挿入する小孔である。
【0012】上記蓋体11は、容器本体10と同じく合
成樹脂製で、平面視で四角形に形成され、後端部にヒン
ジ部19が垂設されている。また、この蓋体11の下面
前端部には、上記容器本体10の閉蓋保持用突部17に
係合する閉蓋保持用フック22が垂設され、これら閉蓋
保持用突部17と閉蓋保持用フック22が係合すること
により、コンパクト容器の閉蓋状態が保持されるように
なっている。
【0013】この蓋体11の下面に形成された鏡枠収容
凹部13は、長方形状であり、内側面の前後に、収容さ
れる鏡枠12との干渉を避けるとともに、鏡枠12を取
り外す際に指先等を挿入する切り欠き部23が形成され
ている。そして、この鏡枠収容凹部13の開口縁には、
その左右両側と、前後それぞれ2個所とに、鏡枠12を
保持する鏡枠保持用突部24が形成されている。
【0014】上記鏡枠12は、図2に示すように、一対
のコ字状部材1a,1bを相対峙するように継ぎ合わせ
てなる2分割状に形成され、これらコ字状部材1a,1
bからなる鏡枠12にガラス製の鏡14が取り付けられ
るようになっている。
【0015】上記コ字状部材1a,1bのうち、第1の
コ字状部材(図2における左側)1aは、図3および図
4に示すように、合成樹脂製でコ字状に形成され、この
コ字状の内周面に鏡14の周辺部が着脱自在に嵌合され
る溝部2が形成されている。この溝部2は、第1のコ字
状部材1aの幅方向の略中央に、コ字状の全周にわたっ
て形成されている。そして、コ字状の上側の開放側端部
の外側面に係合突起3aが突出形成されるとともに、コ
字状の下側の開放側端部には、係合板片5aが外側に段
違い状に形成されている。この係合板片5aには、係合
孔4が穿設されている。また、この第1のコ字状部材1
aの上下および左側の外側面の前側寄り部には、それぞ
れ保持用突部6が形成されている。
【0016】そして、第2のコ字状部材(図2における
右側)1bには、図5および図6に示すように、同じく
合成樹脂製でコ字状に形成され、このコ字状の内周面に
上記同様に溝部2が形成されている。そして、そのコ字
状の上側の開放側端部の外側面に係合板片5bが外側に
段違い状に形成されている。この係合板片5bには、上
記第1のコ字状部材1aの係合突起3aと係合する係合
孔4が穿設されている。また、コ字状の下側の開放側端
部の外側面には、上記第1のコ字状部材1aの係合板片
5aの係合孔4と係合する係合突起3bが突出形成され
ている。また、この第2のコ字状部材1bの上下および
右側の外側面の前側寄り部には、それぞれ保持用突部6
が形成されている。
【0017】上記構成において、本発明のコンパクト容
器は、つぎのようにして組み立てることができる。すな
わち、まず、鏡14の両側に両コ字状部材1a,1bを
相対峙するように配設し、上記両コ字状部材1a,1b
のコ字状の両開放端の溝部2の開放部に、鏡14の両側
の角部を位置決めする。ついで、この状態から、図7に
示すように、上記溝部2に鏡14の上下辺部をスライド
嵌合させる。つぎに、さらに両コ字状部材1a,1bを
対向させる方向にスライドさせ、図8に示すように、鏡
14の左右両側辺部を両コ字状部材1a,1bの溝部2
に嵌入させるとともに、第2のコ字状部材1bの上側開
放端部を少し外側に撓ませて係合板片5bの係合孔4
を、第1のコ字状部材1aの係合突起3aに係合させ、
両コ字状部材1a,1bの上側部分同士を継ぎ合わせ
る。また、それと同時に、第1のコ字状部材1aの下側
開放端部を少し外側に撓ませて係合板片5aの係合孔4
を、第2のコ字状部材1bの係合突起3bに係合させ、
両コ字状部材1a,1bの下側部分同士も継ぎ合わせ
る。このように、両コ字状部材1a,1bを相対峙する
ように継ぎ合わせて、鏡14が取付けられた鏡枠12を
組み立てる。この状態で、上記両コ字状部材1a,1b
からなる鏡枠12には、その左右両側と、上下面それぞ
れ2個所とに、上記鏡枠収容凹部13の鏡枠保持用突部
24に係合する保持用突部6が形成される。
【0018】ついで、上記鏡枠12を蓋体11の鏡枠収
容凹部13の開口に、その前後の切り欠き部23に係合
板片5a,5bが位置するように位置決めし、この鏡枠
12を鏡枠収容凹部13内に収容するとともに、上記鏡
枠収容凹部13の鏡枠保持用突部24と鏡枠12の保持
用突部6とを係合させ、図9に示すように、鏡枠12を
鏡枠収容凹部13内に収容して取り付ける。このとき、
鏡枠収容凹部13の前後内側に形成された切り欠き部2
3内に、鏡枠12の外側に段違い状に突出する係合板片
5a,5bが納まって、蓋体11と鏡枠12との干渉を
避けるようになっている。そののち、蓋体11を前方に
回動させて蓋体11の閉蓋保持用フック22と、容器本
体10の閉蓋保持用突部17とを係合させ、図10に示
すように、コンパクト容器を閉蓋する。この状態で、鏡
枠収容凹部13内に収容された鏡14の裏面と、鏡枠収
容凹部13の奥面との間に所定隙間25が形成される。
【0019】上記コンパクト容器を使用しなくなってご
みとして廃棄する場合には、まず、操作レバー18を押
圧操作することにより、閉蓋保持用突部17と閉蓋保持
用フック22の係合を解除するとともに、蓋体11を後
方に回動させて開蓋する。ついで、蓋体11下面の切り
欠き部23に指先や細い棒等を挿入して鏡枠12の上下
に引っ掛け、そのまま鏡枠12を引き出すようにして鏡
枠保持用突部24と保持用突部6との係合を解除し、鏡
枠12を蓋体11から取り外す。つぎに、鏡枠12を形
成する両コ字状部材1a,1bに形成された段違い状の
両係合板片5a,5bを手指で把持し、外側(図8に示
す矢印の方向)に引っ張って少し撓ませ、上下の係合板
片5a,5bのそれぞれの係合孔4と係合突起3a,3
bとの係合を解除して鏡枠12を分解する。そののち、
上記両コ字状部材1a,1bを両側に引き離すようにし
て溝部2に嵌合している鏡14を取り外す。そして、容
器本体10,蓋体11および両コ字状部材1a,1bを
合成樹脂廃棄物として、鏡14をガラス廃棄物として、
分別して廃棄する。
【0020】このように、上記コンパクト容器は、蓋体
11下面の鏡枠収容凹部13に着脱自在に収容される鏡
枠12を、一対のコ字状部材1a,1bを相対峙するよ
うに継ぎ合わせてなる2分割状に形成し、これらコ字状
部材1a,1bの継ぎ合わせ部分に係脱自在の係合突起
3a,3bと係合板片5a,5bを形成するとともに、
上記両コ字状部材1a,1bの内側面の溝部2に鏡14
の外周部を着脱自在に嵌入するようにしている。そし
て、上記両コ字状部材1a,1bからなる鏡枠12の外
周に、保持用突部6を形成するとともに、上記蓋体11
の鏡枠収容凹部13の開口縁に上記保持用突部6と係脱
自在に係合する鏡枠保持用突部24を形成している。こ
れにより、使用しなくなったコンパクト容器を廃棄する
際に、蓋体11から鏡枠12を取り外し、この鏡枠12
を分解して鏡14だけを取り外し、ガラス廃棄物である
鏡14と、合成樹脂廃棄物である蓋体11等とを分別し
て廃棄することが可能となる。しかも、鏡14を取り外
せるだけでなく、その取り付けも容易に行えることか
ら、コンパクト容器自体を廃棄する場合に限らず、使用
中に鏡14が破損した場合に新しい鏡14と交換した
り、あらかじめ準備しておいた凸面鏡や凹面鏡等の複数
種類の鏡14を必要に応じて交換して使い分けることも
簡単に行えるようになる。
【0021】また、上記コンパクト容器は、鏡枠収容凹
部13に収容された鏡14の裏面と、鏡枠収容凹部13
の奥面との間に所定隙間25が形成されているため、鏡
枠12を取り付ける際に、上記所定隙間25内に化粧用
のあぶらとり紙等の薄いシート状のものを収容すること
ができる。このため、あぶらとり紙等を、汚したり破っ
たりしないように携帯することができる。この場合に
も、上記あぶらとり紙等を使用する際には、鏡枠12を
鏡枠収容凹部13から取り外し、あぶらとり紙等を容易
に取り出し、使用後には上記鏡枠12をもと通りに鏡枠
収容凹部13内に取り付けることができる。
【0022】また、上記コンパクト容器は、コ字状部材
を継ぎ合わせる係合部が、コ字状の開放側の一端部の外
側に形成された係合突起3a,3bと、コ字状の他端部
に形成され継ぎ合わせられる他方のコ字状部材1a,1
bの上記係合突起3a,3bと係合する係合孔4を有す
る係合板片5a,5bとからなっている。このため、両
コ字状部材1a,1bからなる鏡枠12は、鏡14の全
周に取り付いた状態で不用意に外れたりし難く、鏡14
を保護する。このため、上記鏡枠12ごと取り外した鏡
14を、そのまま手鏡として用いたり携帯したりするこ
ともできる。しかも、鏡枠12から鏡14を取り外すと
きには、両コ字状部材1a,1bの段違い状に形成され
た係合板片5a,5bを手指で把持して外側に少し引っ
張って撓ませるだけで容易に鏡枠12を分解することが
でき、極めて便利である。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明のコンパクト容器
は、使用時には一体であっても、廃棄時には、簡単に蓋
体から鏡だけを取り外し、ガラス廃棄物である鏡と、合
成樹脂廃棄物である蓋体,容器本体とを分離することが
でき、ごみの分別収集への対応が完全かつ容易となる。
また、資源のリサイクルも容易になって、省資源の観点
からも好ましい。そして、分別された鏡は、他のガラス
廃棄物とともに慎重に回収されるため、破損等の危険を
招くことがない。
【0024】しかも、上記コンパクト容器は、鏡を容易
に取り外すことができるだけでなく、その取り付けも容
易であることから、コンパクト容器自体を廃棄する場合
に限らず、使用中に鏡が破損した場合に新しい鏡と交換
して使用することもできるという効果も奏する。さら
に、鏡の交換が容易であるため、あらかじめ凸面鏡や凹
面鏡等の複数種類の鏡を準備しておき、必要に応じてそ
れらを使い分けることも簡単に行えるようになる。ま
た、本発明のコンパクト容器は、鏡枠をコ字状部材を相
対峙するように継ぎ合わせてなる2分割状に形成したこ
とから、部品点数が少なく、構造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すコンパクト容器を
示す分解斜視図である。
【図2】鏡枠と鏡を示す分解斜視図である。
【図3】第1のコ字状部材を示す正面図である。
【図4】上記第1のコ字状部材を示す側面図である。
【図5】第2のコ字状部材を示す正面図である。
【図6】上記第2のコ字状部材を示す側面図である。
【図7】鏡枠と鏡の組み立て状態を示す正面図である。
【図8】鏡枠と鏡を組み立てた状態を示す正面図であ
る。
【図9】鏡枠を鏡枠収容凹部に収容した状態を示す斜視
図である。
【図10】上記コンパクト容器を閉蓋した状態を示す断
面図である。
【図11】従来のコンパクト容器を示す斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b コ字状部材 3a 係合突起 5a,5b 係合板片 6 保持用突部 10 容器本体 11 蓋体 12 鏡枠 13 鏡枠収容凹部 14 鏡 24 鏡枠保持用突部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、この容器本体の後端部にヒ
    ンジ連結される蓋体とを備えたコンパクト容器であっ
    て、上記蓋体の下面に鏡枠が収容される凹部が形成さ
    れ、この凹部に収容される鏡枠が一対のコ字状部材を相
    対峙するように継ぎ合わされてなる2分割状に形成さ
    れ、上記それぞれのコ字状部材の継ぎ合わせ部分にこれ
    ら両コ字状部材同士を係脱自在に係合する係合部が形成
    され、上記両コ字状部材の内側面に鏡の外周部が着脱自
    在に嵌入される溝部が形成され、上記両コ字状部材から
    なる鏡枠の外周に複数の係合部が形成され、上記蓋体の
    凹部の内周に上記鏡枠外周の係合部と係脱自在に係合す
    る被係合部が形成されていることを特徴とするコンパク
    ト容器。
  2. 【請求項2】 上記コ字状部材の係合部が、コ字状の開
    放側の一端部の外側に形成された係合突起と、コ字状の
    他端部に形成され、このコ字状部材に継ぎ合わせられる
    他方のコ字状部材の係合突起と係合する係合板片とから
    なる請求項1記載のコンパクト容器。
JP20027196A 1996-07-30 1996-07-30 コンパクト容器 Pending JPH1033257A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002209628A (ja) * 2001-01-19 2002-07-30 Yoshida Industry Co Ltd 化粧料容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002209628A (ja) * 2001-01-19 2002-07-30 Yoshida Industry Co Ltd 化粧料容器
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