JPH1042940A - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JPH1042940A
JPH1042940A JP20363796A JP20363796A JPH1042940A JP H1042940 A JPH1042940 A JP H1042940A JP 20363796 A JP20363796 A JP 20363796A JP 20363796 A JP20363796 A JP 20363796A JP H1042940 A JPH1042940 A JP H1042940A
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Noboru Matsumoto
昇 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蓋体下面に取り付けた鏡を容易に取り外すこと
のできるコンパクト容器を提供する。 【解決手段】容器本体30と、蓋体31とを備えたコン
パクト容器であって、上記蓋体31の下面に、環状の鏡
枠1が嵌入される凹部2が形成されているとともに、上
記凹部2の内周面に、蓋体31下面から真上に延び途中
で周方向に曲がって延びる鉤形状の溝3が、同じ向きで
複数個所に形成され、上記凹部2に嵌入される鏡枠1の
外周面に、上記凹部2に形成された溝3に対峙する配置
で、上記溝3と係合する複数の突片4が設けられ、上記
鏡枠1と凹部2底面との間に鏡32を挟んだ状態で、上
記鏡枠1の突片4が上記凹部2の溝3の周方向に延びる
部分と係合することにより、上記鏡32が蓋体31に着
脱自在に保持されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容器の蓋体から
鏡を取り外すことのできるコンパクト容器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ファンデーション等の化粧料を収容して
携帯するコンパクト容器としては、従来から、図4に示
すようなタイプのものが汎用されている。このコンパク
ト容器は、上面に化粧皿(図示せず)を収容する凹部3
0aが形成された合成樹脂製の容器本体30の後端部
に、同じく容器樹脂製の蓋体31がヒンジ連結されて構
成されている。そして、上記蓋体31の下面には、化粧
する際に顔を映すための鏡32が取り付けられている。
なお、蓋体31の前端下面には、係合用突出片33が下
向きに形成されており、この突出片33が、容器本体3
0の前端部の係合部34と係合することにより、蓋体3
1を閉じることができるようになっている。また、容器
本体30の前端部には切欠部36が設けられており、こ
の部分に、前後にわずかに回動する操作片35が取り付
けられている。この操作片35を内側に押し込むことに
より、上記突出片33と係合部34との係合が外れ、蓋
体31が開くようになっている。
【0003】このようなコンパクト容器では、通常、鏡
32は、上記の例のように蓋体31の下面にそのまま、
あるいは下面に浅い凹部を形成してその凹部内に、接着
剤等で一体的に固定されている。これは、コンパクト容
器を携帯する際に、振動や落下等の外力が加わっても、
鏡32が外れて破損することがないよう考慮したもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
年々増加する廃棄物の処理が社会問題化しており、ごみ
排出量の抑制と資源リサイクル促進の必要性が高まって
いる。このため、ごみの種類によって、分別収集を義務
づける自治体も増えている。また、製造業者にも、容器
や包装物等のリサイクルが義務づけられる傾向になって
きている。このような社会状況にあって、上記従来のコ
ンパクト容器は、鏡32が蓋体31に接着剤等で一体的
に固定されているため、使用しなくなったコンパクト容
器を廃棄する際、ガラス廃棄物である鏡32と、合成樹
脂廃棄物である容器本体30および蓋体31とを分離す
ることができず、ごみの分別収集に供することができな
いという問題がある。また、鏡32が蓋体31に接着さ
れたままで廃棄されると、その鏡32が割れて破片が散
乱し、危険が生じるという問題もある。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、コンパクト容器から鏡のみを取り外すことが
でき、ガラス廃棄物と合成樹脂廃棄物とに分けて廃棄す
ることのできるコンパクト容器の提供をその目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明のコンパクト容器は、容器本体と、この容
器本体の後端部にヒンジ連結される蓋体とを備えたコン
パクト容器であって、上記蓋体の下面に、環状の鏡枠が
嵌入される凹部が形成されているとともに、上記凹部の
内周面に、蓋体下面から真上に延び途中で周方向に曲が
って延びる鉤形状の溝が、同じ向きで複数個所に形成さ
れ、上記凹部に嵌入される鏡枠の外周面に、上記蓋体凹
部に形成された溝に対峙する配置で、上記溝と係合する
複数の突片が設けられ、上記鏡枠と蓋体凹部底面との間
に鏡を挟んだ状態で、上記鏡枠の突片が上記蓋体凹部の
溝の周方向に延びる部分と係合することにより、上記鏡
が蓋体に着脱自在に保持されているという構成をとる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。
【0008】図1は、この発明の一実施の形態を示した
ものである。このコンパクト容器は、鏡32の取り付け
構造に特徴を有するもので、それ以外の構造は、図4に
示す従来のコンパクト容器と同一であり、同一部分に同
一符号を付している。
【0009】このコンパクト容器の鏡32は、環状の鏡
枠1を介して、蓋体31の下面に形成された凹部2内
に、着脱自在に保持されるようになっている。より詳し
く説明すると、上記蓋体31の凹部2の内周面には、図
2に示すように、蓋体31の下面から真上に延び途中で
周方向に曲がって延びる鉤形状の溝3が、同じ向きで3
個所(等配)に形成されている。一方、鏡枠1の外周面
1aには、上記凹部2に設けられた3個の溝3にそれぞ
れ対峙する配置で、上記溝3と係合するよう3個の突片
4が設けられている(図では手前の1個しか見えな
い)。なお、図2において、蓋体31の下面周縁部に形
成された立ち上がり部は省略している。
【0010】そこで、この凹部2内に、まず鏡32を嵌
入し、ついで鏡枠1を、上記3個の突片4を凹部2の各
溝3に係合させた状態で、凹部2内に嵌入する。このと
き、鏡枠1の突片4は、溝3の上下方向に延びた部分
(以下「縦溝部」という)3aに沿って移動する。そし
て、突片4が上記縦溝部3aの奥端に当接した時点で、
鏡枠1を、図1において矢印Xで示すように、溝3が延
びる周方向(図2参照)に回動させることにより、突片
4を、溝3の周方向に延びた部分(以下「横溝部」とい
う)3bに入り込ませてこの部分と係合させる。このよ
うにして、鏡32を、鏡枠1と蓋体31の凹部2の底面
との間で挟持することができる。この状態を、図1のA
−O−A′断面図である図3に示す。なお、上記鏡枠1
を、矢印Xと逆方向に回動させ、手前に引き出すことに
より、簡単に鏡枠1および鏡32を、凹部2から取り外
すことができる。
【0011】このように、このコンパクト容器は、鏡3
2を、従来のように接着剤等を用いて蓋体31に貼着し
て一体的に固定するのではなく、鏡枠1と蓋体31との
簡単な係合によって保持しているにすぎないため、容易
に外すことができる。しかも、容易に外すことができる
にもかかわらず、鏡32が鏡枠1を介して蓋体31の凹
部2内に保持された状態では、鏡枠1に対し周方向の回
転力が加わらない限り、鏡枠1は外れないため、コンパ
クト容器携帯時に鏡32が脱落するようなことはない。
【0012】したがって、このコンパクト容器を廃棄す
る場合には、蓋体31を開き、すでに述べたように、鏡
枠1を矢印X(図1参照)と逆方向に回動させ、手前に
引き出して鏡枠1および鏡32を凹部2から取り外すよ
うにする。これにより、合成樹脂製の容器本体30,蓋
体31と、鏡枠1と、ガラス製の鏡32とに分けること
ができるのであり、それぞれを、ごみの分別収集に供す
ることができる。そして、鏡32は、他のガラス廃棄物
とともに慎重に回収されるため、破損等の危険を招くこ
とがない。
【0013】なお、上記鏡枠1(突片4も含む)が、容
器本体30および蓋体31と同一の合成樹脂で形成され
ている場合には、その廃棄時に、再び蓋体31の凹部2
内に鏡枠1を嵌入し係合した状態にしておくと、両者を
ばらばらにしておくよりも空間的無駄が生じず、好まし
い。もちろん、鏡枠1の材質が容器本体30等と異なる
場合であって分別できるものである場合には、それぞれ
を分けて廃棄する。
【0014】また、上記の例において、鏡枠1の外周面
に設ける突片4の大きさは、鏡枠1によって挟持しよう
とする鏡32の大きさに左右されるが、例えば鏡32
が、直径50mm、厚み1.5mmの円形鏡である場
合、上記突片4は、通常、直径1.0〜2.0mm、突
出長1.5〜2.0mmの円柱状に設定される。上記突
片4は、鏡枠1と一体的に成形してもよいし、環状に成
形された鏡枠1の外周面に後から接着等により固着する
ようにしてもよい。
【0015】さらに、蓋体31の凹部2の内周面に設け
られる溝3は、上記突片4と係合できる幅および深さに
設定されなければならない。そして、突片4と溝3との
係合がゆるすぎて鏡枠1ががたついたり外れやすくなっ
たりしないよう、ある程度両者がしっくり係合するよう
調整されなければならない。
【0016】また、溝3において、縦溝部3aおよび横
溝部3bの長さは、凹部2の深さ,鏡32の大きさ等に
応じて適宜に設定されるが、凹部2の深さが3mmで、
鏡32の大きさが前記と同一である場合、通常、縦溝部
3aの長さは1.5〜2.5mm、横溝部3bの長さは
1.5〜2.5mmに設定される。
【0017】さらに、上記の例では、突片4および溝3
による係合が、3個形成されるようになっているが、こ
の数は3個に限らず、複数であれば何個であっても差し
支えはない。
【0018】なお、鏡枠1の着脱を行うに際し、環状の
鏡枠1を回動させる操作がしにくい場合には、例えば図
1において鎖線で示すように、鏡枠1の内周面の一部に
小さな突起11を形成しておき、この部分に手指をかけ
て操作を行うことが好ましい。
【0019】なお、この発明のコンパクト容器は、図1
のタイプのものに限らず、容器本体30と蓋体31とが
ヒンジ連結により開閉するものであれば、どのような構
成のものであっても差し支えはない。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明のコンパクト容
器は、鏡が、鏡枠と蓋体との簡単な係合によって保持さ
れているにすぎないため、容易に外すことができる。し
かも、容易に外すことができるにもかかわらず、鏡枠が
周方向に回動しない限り外れないため、コンパクト容器
携帯時に衝撃を受けても鏡が脱落するようなことはな
い。したがって、このコンパクト容器は、使用時には一
体であっても、廃棄時には、簡単に、ガラス製の鏡と合
成樹脂製の他の部分とに分けることができ、それぞれ
を、ごみの分別収集に供することができるという利点を
有する。そして、分別された鏡は、他のガラス廃棄物と
ともに慎重に回収されるため、破損等の危険を招くこと
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】上記実施例の要部の分解斜視図である。
【図3】図1のA−O−A′断面図である。
【図4】従来のコンパクト容器の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 鏡枠 2 凹部 3 溝 4 突片 31 蓋体 32 鏡

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、この容器本体の後端部にヒ
    ンジ連結される蓋体とを備えたコンパクト容器であっ
    て、上記蓋体の下面に、環状の鏡枠が嵌入される凹部が
    形成されているとともに、上記凹部の内周面に、蓋体下
    面から真上に延び途中で周方向に曲がって延びる鉤形状
    の溝が、同じ向きで複数個所に形成され、上記凹部に嵌
    入される鏡枠の外周面に、上記蓋体凹部に形成された溝
    に対峙する配置で、上記溝と係合する複数の突片が設け
    られ、上記鏡枠と蓋体凹部底面との間に鏡を挟んだ状態
    で、上記鏡枠の突片が上記蓋体凹部の溝の周方向に延び
    る部分と係合することにより、上記鏡が蓋体に着脱自在
    に保持されていることを特徴とするコンパクト容器。
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