JPH10332552A - 半導体装置製造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析方法及び分析装置 - Google Patents

半導体装置製造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析方法及び分析装置

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JPH10332552A
JPH10332552A JP10047970A JP4797098A JPH10332552A JP H10332552 A JPH10332552 A JP H10332552A JP 10047970 A JP10047970 A JP 10047970A JP 4797098 A JP4797098 A JP 4797098A JP H10332552 A JPH10332552 A JP H10332552A
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analyzer
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南 姫 劉
Dong Su Lee
東 洙 李
Soon-Young Lee
順 榮 李
Jung-Sung Hwang
正 性 黄
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置製造用清浄室の大気中を凝縮さ
せ、凝縮された水滴内に存在するいくつかの水溶性汚染
物質を同時に分析することができる分析方法を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 試料空気吸入器21より吸入した分析対
象である試料空気を凝縮器23により凝縮させて試料空
気の中に含まれた水分を液化させる凝縮段階と、液化さ
れた水滴を加圧ポンプ25により加圧して分析機器25
に供給する供給段階と、通常の分析機器25を使用して
定性及び定量分析する分析段階とを備えることを特徴と
する半導体装置製造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質
分析方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置製造用
清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析方法及び分析装置
に関するもので、より詳しくは、半導体装置の製造のた
めの清浄室の中の大気中に含まれた汚染物質のうち水溶
性汚染物質を、採取して分析するのに適切な半導体装置
製造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析方法及び分
析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】清浄室(Clean Room)というのは、一定
の目的のために除塵させた空間である。その空間の空気
中に浮遊する埃(浮遊粒子)を一定レベル以下に制御し
て、清浄室内で行われる作業対象体の内外部に埃がつか
ないようにする。それと同時に、空気調和と照明(照
度)及び特別な目的によっては、騒音、振動等の防止ま
でも行われ、作業対象体に加えられる工程の最適化を達
成するようにする。
【0003】特に、半導体の生産ラインは、パターンの
形成やレチクルの製作等の基本設計から、ウェーハの製
造工程、検査工程、アセンブリ/パッケージ(Assembly/
Package)工程、最終試験工程、品質検査工程等を備え
る。このような工程の中でも、特にウェーハの製造工程
は、拡散-露光-現像-エッチング-拡散等の工程を繰り返
し行わなければならないので、埃の汚染、温度及び湿度
の調節等がとても重要である。すなわち、半導体の収率
の増大や製品の精密度や信頼度の向上などの面で、設備
及び材料等が汚染されないということは当然なことであ
る。
【0004】大気にはいくつかの汚染物質が存在する
が、汚染物質を濾過等によって除去することでフレッシ
ューエアーのみを、清浄室内に流入される空気として供
給、循環させて所定の清浄状態を具現することができ
る。実際には、性能が極めて優秀な除塵施設で濾過させ
ても、完全な清浄状態を具現することはほとんど不可能
であり、また、完全な清浄状態を実現することを、実質
的に要求されているわけでもない。そのため、製造しよ
うとする半導体装置の種類によって、容認できる程度の
一定の水準以下の汚染物質を含むフレッシューエアーを
循環させることにより、所定の清浄室を具現して、目的
を達成することができる。
【0005】ところが、大気中に含まれる汚染物質の中
でも、特に水溶性の汚染物質等は、一部の半導体装置製
造工程においては、半導体装置の収率に致命的な影響を
与えることがある。水溶性汚染物質は、半導体装置製造
工程において、特に湿式工程の様な製造工程で使用され
る水を含有する化学物質などに溶解されて、半導体装置
の汚染源となり、半導体装置の収率及び性能に非溶液性
汚染物質等と比べて大きな影響を与える。
【0006】特に、水溶性汚染物質の例としては、イオ
ン性汚染物質が挙げられる。これらのイオン性汚染物質
は、ウェーハの表面を曇らせるヘーズ(Haze)現象及び
フォトレジストの変成などの原因となり、また拡散工程
等においてドーパント(Dopant)に含まれると、いくつ
かの副作用の原因になることが明らかである。
【0007】従って、清浄室内の大気中の水溶性汚染物
質の濃度を、適切に管理する必要がある。
【0008】しかし、従来の大部分の清浄室の清浄度に
ついては、水溶性、非水溶性を問わず、大気中に浮遊す
るパーティクルの総数についてのみ管理していた。特
に、微粒のパーティクルの総数を測定するために、ディ
ヌダー(Denuder)、化学発光法(Chemiluminescence m
ethod)又は蛍光分析法(Fluorescence analysis)等が
使用され得る。
【0009】前記ディヌダーを利用する方法は、既に常
用的な分析機として開発され、常用的に購入して使用で
きる程度に供給されている。前記のディヌダーは、図6
に示されるように、多方向を向くことができ、かつ、任
意の方向から測定しようとする空気サンプルを取ること
ができる引込み管(図示せず)に連結された引込み口1
1、衝撃板13が内蔵されたインパクター12(Impact
or)、拡散分離機14(Diffusion Denuder)、後フィ
ルター15及びサンプリングポンプ16からなってい
る。収集された空気を一次的にインパクター12内の衝
撃板13に衝突させてパーティクルを分離し、継続し
て、インパクター12によって分離されなかった微粒の
パーティクルから二酸化硫黄(SO2)、二酸化窒素
(NO2)又はアンモニア(NH3)等の極性分子を、多
孔質のステンレススチール板からなる拡散分離機14内
で分離した後、後フィルター15を経てサンプリングポ
ンプ16に供給されるようにすることでサンプリングポ
ンプ16から所定の空気試料をサンプリングするように
構成されている。
【0010】しかし、このような構成となっているため
に、従来のディヌダーは、大気中の水溶性汚染物質を分
離して測定するのに適当ではなかった。
【0011】化学発光法は、気体成分の化学ルミネッセ
ンスを利用する微量分析法である。測定しようとする物
質を化学的反応によって励起状態とし、基底状態に落ち
るときに発光する光を光電増倍管で検出して微量物質を
測定する。
【0012】また、蛍光分析法は、分析しようとする物
質自体に紫外線の光エネルギーの刺激を与え、物質が発
する蛍光を利用して物質を分析する。
【0013】しかし、このような化学発光法や蛍光分析
法は、1設備当たり1度に1成分を分析するため、設備
の利用性について効率が低いという短所がある。
【0014】また、大気中に微量に存在する汚染物質を
収集して、これを通常使用される分光分析機等によって
分析するようにする収集装置が多数開発され使用されて
きた。その例としては、容器法(Jar Method)及びイン
ピンジャー法(Impinger Method)等がある。
【0015】前記容器法は超純水を入れた容器(Jar)
を、測定しようとする大気中に放置して、容器内の超純
水に溶解した水溶性汚染物質などの種類及び濃度を分析
する方法である。この方法は、構成及び利用がとても簡
単であるが、収集時間が大変長く、収集効率等が一定で
ない。超純水を濃縮すると、ある程度適切な分析が可能
なことから、分析前に後処理することが要求されるが、
それでも汚染度の正確な測定は不可能であった。
【0016】また、前記インピンジャー法は、埃収集器
の二重管であるインピンジャーを使用して、測定しよう
とする大気を、吸収する手段である水又は他の液体に向
けて噴射して、測定対象成分が水や他の液体に吸収され
るようにし、吸収された汚染物質を分析する方法であ
る。この方法は、構成及び利用が簡単ではあるが、分析
前に、水等を濃縮させるなどの後処理をすることが要求
されるという短所があった。
【0017】従って、大気中のいくつかの水溶性汚染物
質を正確に測定するための、大気中の水溶性汚染物質分
析方法及び分析装置の開発が要求された。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、半導
体装置製造用清浄室の大気を凝縮させ、凝縮された水滴
内に存在するいくつかの水溶性汚染物質を、同時に分析
することができる半導体装置製造用清浄室の大気中の水
溶性汚染物質分析方法及び分析装置を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、分析しようとする対象である試料空気を
凝縮させ試料空気中に含まれた水分を液化させる凝縮段
階と、液化された水滴を加圧して分析機器に供給する供
給段階と、通常の分析機器を使用して定性及び定量分析
する分析段階とを備える半導体装置製造用清浄室の大気
中の水溶性汚染物質分析方法を提供する。
【0020】さらに、本発明は、分析段階での分析機器
がイオン交換クロマトグラフィーであることを特徴とす
る半導体装置製造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分
析方法を提供する。
【0021】さらに、本発明は、分析しようとする対象
である試料空気は、凝縮段階以前に温度調節器等によっ
て一定な温度に維持され、より望ましくは20〜40℃
の範囲以内に維持される半導体装置製造用清浄室の大気
中の水溶性汚染物質分析方法を提供する。
【0022】さらに、本発明は、試料空気の湿度を調節
する湿度調節段階と、分析しようとする対象である試料
空気を凝縮させ、試料空気の中に含まれた水分を液化さ
せる凝縮段階と、液化された水滴を加圧して分析機器に
供給する供給段階と、通常の分析機器を使用して定性及
び定量分析する分析段階とを半導体装置製造用清浄室の
大気中の水溶性汚染物質分析方法備える半導体装置製造
用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析方法を提供す
る。
【0023】さらに、本発明は、湿度調節段階では試料
空気を加湿することができる半導体装置製造用清浄室の
大気中の水溶性汚染物質分析方法を提供する。
【0024】さらに、本発明は、湿度調節段階で試料空
気の湿度が30〜90%の範囲以内、望ましくは35〜
60%の範囲以内、さらに望ましくは40〜50%の範
囲以内に調節することができる半導体装置製造用清浄室
の大気中の水溶性汚染物質分析方法を提供する。
【0025】さらに、本発明は、半導体装置製造用清浄
室の大気中の水溶性汚染物質分析装置は、試料空気を吸
入する試料空気吸入器、試料空気の量を調節する流量調
節バルブ、試料空気中の水分を凝縮させる凝縮器、凝縮
によって液化された水滴を加圧して分析機器に送出する
ための加圧ポンプ及び過剰の水滴を排出するための排出
ポンプから構成されることを半導体装置製造用清浄室の
大気中の水溶性汚染物質分析装置を提供する。
【0026】さらに、本発明は、凝縮器は試料空気中の
水分を凝縮して液化させるための冷媒管、前記冷媒管と
接触するようにして試料空気を流れるようにする試料空
気管、凝縮された水滴を集めるための水滴収集器及び収
集された水滴を凝縮器の外部へ引き出すための水滴引出
管を含めて、前記冷媒管には冷媒引込み管と冷媒引出管
が形成され冷媒の循環によって常に低温に維持されるよ
うに構成されることを特徴とする半導体装置製造用清浄
室の大気中の水溶性汚染物質分析装置を提供する。
【0027】さらに、本発明は、凝縮器は冷媒管が試料
空気管を包むように形成されることを特徴とする半導体
装置製造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析装置を
提供する。
【0028】さらに、本発明は、凝縮器は試料空気管が
冷媒管を包むようにして形成されることを特徴とする半
導体装置製造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析装
置を提供する。
【0029】さらに、本発明は、凝縮器は冷媒管と試料
空気管がお互い蠕動されるようにして板形に積層される
ようにして形成されることを特徴とする半導体装置製造
用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析方法を提供す
る。
【0030】さらに、本発明は、冷媒としては低温に維
持される冷却水が使用され、望ましくは前記冷媒が0〜
10℃の温度範囲以内の低温に維持されることを特徴と
する半導体装置製造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質
分析装置を提供する。
【0031】さらに、本発明は、加圧ポンプとしては蠕
動ポンプが使用されることを特徴とする半導体装置製造
用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析装置を提供す
る。
【0032】さらに、本発明は、分析機器としてはイオ
ン交換クロマトグラフィーが使用されることを特徴とす
る半導体装置製造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分
析装置を提供する。
【0033】さらに、本発明は、試料空気を吸入する試
料空気吸入器、試料空気の量を調節する流量調節バル
ブ、前記試料空気の湿度を調節するための湿度調節装
置、試料空気中の水分を凝縮させる凝縮器及び凝縮によ
って液化された水滴を加圧して分析機器に送出するため
の加圧ポンプから構成されることを特徴とする半導体装
置製造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析装置を提
供する。
【0034】さらに、本発明は、湿度調節装置としては
加湿器と除湿器を備えることを特徴とする半導体装置製
造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析装置を提供す
る。
【0035】さらに本発明は、湿度調節装置としては加
湿器だけからなること特徴とする半導体装置製造用清浄
室の大気中の水溶性汚染物質分析装置を提供する。
【0036】さらに、試料空気吸入器と前記凝縮器の間
に流路選択バルブを通じて標準分析ガス供給源と清浄空
気供給源がさらに連結され、望ましくは前記標準分析ガ
ス供給源と清浄空気供給源はお互い標準分析ガスの濃度
を調節するために清浄空気と既に混合されるように連結
され、混合された分析ガスが前記流路選択バルブを通じ
て凝縮器に供給されるように連結されることを特徴とす
る半導体装置製造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分
析装置を提供する。
【0037】さらに、本発明は、流路選択バルブとして
は3方向バルブが使用されることを特徴とする半導体装
置製造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析装置を提
供する。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例及
び添付した図面を参照に詳しく説明する。
【0039】本発明による半導体装置製造用清浄室の大
気中の水溶性汚染物質分析方法は、分析しようとする対
象である試料空気を凝縮させて試料空気の中に含まれた
水分を液化させる凝縮段階と、液化された水滴を加圧し
て分析機器に供給する供給段階と、通常の分析機器を使
用して定性及び定量分析する分析段階とを備えることを
特徴とする。
【0040】前記凝縮段階は、分析しようとする対象で
ある空気試料を、低温に維持した凝縮器内の凝縮表面に
接触させて試料空気自体の飽和蒸気圧を低くする。これ
により蒸気状態で空気中に含まれている水分を強制的に
液化させ、すなわち、水滴に変換させる。ここで、水分
の液化時に試料空気中に含まれていた水溶性汚染物質が
液化によって生じる水滴に溶解する。従って、その水滴
を分析することにより、試料空気中の水溶性汚染物質の
定性分析及び定量分析が可能になる点に特徴がある。
【0041】特に、試料空気の凝縮によって得られる水
滴は極少量なので、濃縮のような別途の、分析のための
前処理が要求されることなく、そのまま分析機器に導入
し、又は適量を取り分けた後に分析器機に導入させ分析
を行うことができる。
【0042】前記分析段階での分析機器は望ましくはイ
オン交換クロマトグラフィーであるが、イオン交換クロ
マトグラフィーは、当該技術分野で通常の知識を有する
者には常用的に購入して分析に使用できる程度に公知で
あるのは自明なことである。
【0043】また、前記の分析しようとする対象である
試料空気は、望ましくは凝縮段階以前に温度調節器等に
よって一定な温度に維持され、より望ましくは20〜4
0℃の範囲以内に維持される。
【0044】試料空気の温度調節は、試料空気自体の湿
度を一定に維持する制御手段として機能し、試料空気の
温度が高くなるほど湿度が高くなるので、定量的な分析
結果を得るためには試料空気の温度を一定に維持させ湿
度を調節することが望ましい。
【0045】特に、試料空気の温度条件が20℃未満又
は40℃を超す場合には、実質的な半導体装置生産のた
めの清浄室の温度との差が大きくなる。それによって清
浄室室の運転条件の設定のための定量的な、分析結果と
は違う分析結果を得るようになるという不合理的な点が
あり得る。
【0046】また、本発明による半導体装置製造用清浄
室の大気中の水溶性汚染物質分析方法は、試料空気の湿
度を調節する湿度調節段階と、分析しようとする対象で
ある試料空気を凝縮させて試料空気の中に含まれた水分
を液化させる凝縮段階と、液化された水滴を加圧して分
析機器に供給する供給段階と、通常の分析機器を使用し
て定性及び定量分析する分析段階とを備えることを特徴
とする。
【0047】前記のように試料空気は凝縮段階で凝縮さ
れる前に湿度調節段階を経る。このような湿度調節段階
は、適切な水滴を生成するために考慮され得るものであ
る。
【0048】特に、前記湿度調節段階では試料空気を加
湿することができる。これは加湿によって適切な量の水
滴の生成を可能にすることができ、また試料空気中の水
溶性汚染物質を、より効果的に収集して分析器機で分析
できるようにする役割をする。
【0049】湿度調節段階では試料空気の湿度が30〜
90%の範囲以内に調節できる。試料空気の湿度があま
りにも低いと、以後の凝縮段階で分析のための十分な量
の水滴を生成することができず、また、試料空気の湿度
があまりにも高いと、分析に必要な量以上の水滴が形成
されて、分析結果の誤差を起こすという問題が発生する
可能性がある。
【0050】前記湿度調節段階では、望ましくは35〜
60%の範囲以内、さらに望ましくは40〜50%の範
囲以内に調節され得る。
【0051】一方、本発明による半導体装置製造用清浄
室の大気中の水溶性汚染物質分析装置は、図1に示され
たように、試料空気を吸入する試料空気吸入器21、試
料空気の量を調節する流量調節バルブ22、試料空気中
の水分を凝縮させる凝縮器23及び凝縮によって液化さ
れた水滴を加圧して分析機器25に送出するための加圧
ポンプ24を備えることを特徴とする。
【0052】前記試料空気吸入器21は、大気中から又
は一定の限定された清浄室内の清浄空気から、分析に必
要な試料空気を吸入して凝縮器23に供給するための吸
入手段として理解され得る。通常の電動モーターと回転
翼の組み合わせで構成されて、回転翼の回転によって気
流を発生させ一定の方向に空気の流れを起こすか、又は
真空ポンプと吸入ホースに構成されて真空ポンプの駆動
によって気流を発生させ一定の方向に空気の流れを起こ
すような、通常の吸入手段を全て使用することができる
のは、当該技術分野で通常の知識を有するものには容易
に理解できるものである。
【0053】前記流量調節バルブ22は試料空気の流量
が調節できるバルブで、常用的に購入し、流量流れ調節
器(MFC;Mass Flow Controller)等を使用することが
できる。 前記流量調節バルブ22は、凝縮器23へ導
入される試料空気の量等を調節することができる。
【0054】前記分析機器25は、前記試料空気の凝縮
によって形成された水滴の分析のためのもので、特に、
水滴に溶解された水滴内に含まれている大気中の水溶性
汚染物質を分析するためには、イオン交換クロマトグラ
フィー等であってもよい。このような分析機器25等は
試料空気の中の水溶性汚染物質、特に管理しようとする
汚染物質の分析に適切なものを選択して使用でき、また
常用的に供給される。また、購入して使用できる程度に
公知であるものが使用されることは、当該技術分野で通
常の知識を有するものには容易に理解されることは当然
である。従って、本発明が、このような分析機器25の
種類などによって限定されるものではないことは自明な
ことである。
【0055】前記凝縮器23は、図2〜図4に示された
ように、試料空気中の水分を凝縮して液化させるための
冷媒管250、前記冷媒管250と接触するようにして
試料空気を流れるようにする試料空気管253、凝縮さ
れた水滴を集めるための水滴収集器254及び収集され
た水滴を凝縮器23の外部に引き出すための水滴引出し
管255を含む。前記冷媒管250には冷媒引込み管2
51と冷媒引出し管252が形成され、冷媒の循環によ
って常に低温に維持できるように構成されることを特徴
とする。望ましくは、前記冷媒は0〜10℃の温度範囲
以内の低温に維持される。
【0056】前記冷媒管250は、冷媒が連続的に流れ
ることができる管であり、冷媒の通過によって低温に維
持され、冷媒管250の表面と接触する物質を冷却させ
ることができる管として機能する。前記冷媒管250
は、冷媒引込み管251と冷媒引出し管252を含み、
冷媒引込み管251と冷媒引出し管252は、全て冷媒
供給源または冷却手段と連結し、低温一定に維持される
冷媒を冷媒管250に循環させるための手段として機能
する。
【0057】前記試料空気管253は、分析しようとす
る試料空気が前記冷媒管250の表面と接触しながら流
れるように構成された管で、試料空気管253を通じて
流れる試料空気は前記冷媒管250の表面と接触するよ
うになり、低温に維持される冷媒管250の表面との接
触によって試料空気自体が低温に冷却されながら試料空
気自体の飽和水蒸気圧が低くなり、試料空気の中に気体
状に含まれていた大部分の水分が液化され前記冷媒管2
50の表面に凝結され水滴に形成されるように機能す
る。この際、形成される水滴には試料空気の中に含まれ
ていた水溶性汚染物質が含まれている。
【0058】前記水滴収集器254は、前記冷媒管25
0の端部の付近に形成され前記冷媒管250の表面に形
成される水滴を収集する手段として、単純に水滴を収集
する機能をする。
【0059】また、前記水滴引出し管255は、前記水
滴収集管に連結され水滴収集管に収集される水滴を、前
記凝縮器23の外部に引出すための手段として、液体が
流れることができる通常の導管が使用され得る。この水
滴引出し管255は直接加圧ポンプ24に連結され引出
される水滴を直接分析機器25に移送させる機能をす
る。
【0060】前記凝縮器23は、冷媒管250が試料空
気管253を包むようにして形成することができ、この
ような凝縮器23は便宜上、内面凝縮型凝縮器31と称
することができる。ここで内面凝縮型というのは冷媒管
250を基準にして、冷媒管250の内面で凝縮が起る
ことを意味する。
【0061】前記凝縮器23は、試料空気管253が冷
媒管250を包むようにして形成され、このような凝縮
器23は便宜上、外面凝縮型凝縮器41と称することが
できる。ここで外面凝縮型というのは冷媒管250を基
準として、冷媒管250の外面で凝縮が起ることを意味
する。
【0062】また、前記凝縮器23は冷媒管250と試
料空気管253がお互い連結して設置されるようにし
て、板形に積層されるようにして形成されるし、このよ
うな凝縮器23は便宜上、平板型凝縮器51と称するこ
とができる。ここで、平板型というのは、冷媒管250
や試料空気管253等が全て平板型で形成され、これら
の平板型の冷媒管250と試料空気管253等がお互い
面接するようにして連結して設置されていることを意味
する。
【0063】前記の内面凝縮型凝縮器31や外面凝縮型
凝縮器41及び平板型凝縮器51等は全て冷媒引込み管
251と冷媒引出し管252が形成された冷媒管25
0、試料空気管253、水滴収集器254及び水滴引出
し管255を必須的に含むように構成される。
【0064】前記冷媒には、低温に維持される冷却水が
使用され得る。冷却水は潜熱が大きく、費用が安く、人
体や環境両方に有害ではない安全な冷媒である。
【0065】前記加圧ポンプ24としては蠕動ポンプ
(Peristaltic Pump)が好ましく使用され得るが、本発
明は水滴の加圧のためのもので蠕動ポンプに限定される
ことではないということは当該技術分野では当然に理解
され得るものである。前記蠕動ポンプは、流体が通過で
きる弾性の管を外部の圧力によって蠕動させ、管の内部
の流体が加圧されるように構成されたもので、流体が管
以外の他の部分とは接触が全然なく、管の内部で直接加
圧されるので流体の損失及び汚染がほとんどないという
利点があり、当該技術分野で通常の知識を有するものに
は常用的に供給されるものを購入して使用できる程度に
公知なものである。
【0066】前記分析機器25にはイオン交換クロマト
グラフィー(Ion-exchange chromatography)が望まし
く使用され得る。前記イオン交換クロマトグラフィーと
いうのはイオン交換体を固定相として使用したクロマト
グラフィーの一種で、成分イオンの交換吸着性の差によ
って、互いに異なる展開速度を示す性質を利用してイオ
ンを分離する分析機器25で、やはり当該技術分野で通
常の知識を有するものには常用的に供給されることを購
入して使用できる程度に公知なものである。
【0067】また、本発明による半導体装置製造用清浄
室の大気中の水溶性汚染物質分析装置は、図5に示した
ように、試料空気を吸入する試料空気吸入器21、試料
空気の量を調節する流量調節バルブ22、前記試料空気
の湿度を調節するための湿度調節装置27、試料空気中
の水分を凝縮させる凝縮器23、凝縮によって液化され
た水滴を加圧して分析機器25に送出するための加圧ポ
ンプ24及び排出ポンプ26を備えることを特徴とす
る。
【0068】ここで、湿度調節装置27は試料空気の湿
度を調節するための手段をさらに含むことを特徴とし、
前記湿度調節装置27は加湿器と除湿器からなる。 前
記加湿器は試料空気に水分をさらに供給し加湿して試料
空気の湿度を増加させる機能をする。これは、乾燥した
試料空気からより多くの水滴を形成させるために使用す
ることができ、それによって乾燥した試料空気の中に含
まれた水溶性汚染物質を、水滴に溶解させ試料空気から
除去して分析できるようにする。 勿論、試料空気の湿
度が高い場合には、試料空気を適切に除湿することで凝
縮器23で凝縮され形成される水滴の量を減らすことに
より相対的に分析機器25に流入する水滴の量を減らす
こともできる。
【0069】望ましくは、前記湿度調節装置27は加湿
器のみからなる。
【0070】また、前記試料空気吸入器21と前記凝縮
器23の間にある流路選択バルブ30に、標準分析ガス
供給源29と清浄空気供給源28がさらに連結され得
る。前記標準分析ガス供給源29は、前記凝縮器23で
形成される水滴を分析する分析器機25の補正のために
供給され、純度が高い分析用の標準分析ガスを使用して
分析機器25の分析能力を確認及び補正するために使用
される。即ち、既知成分及び既知濃度の標準分析ガスを
供給することで分析機器25を補正することができる。
標準分析ガスとしては二酸化硫黄(SO2)のようなも
のが使用される。
【0071】また、前記標準分析ガス供給源29に連結
される清浄空気供給源28は、標準分析ガスの濃度を調
節するための手段として機能して、標準分析ガスと清浄
空気の混合比によって標準分析ガスの濃度を調節して特
に微量分析の際の分析機器25の補正を可能にするよう
になる。
【0072】望ましくは前記標準分析ガス供給源29と
清浄空気供給源28はお互い標準分析ガスの濃度を調節
するために、あらかじめ混合されるように連結され、混
合された分析ガスが前記流路選択バルブ30を通じて凝
縮器23に供給するように連結され得る。それによって
標準分析ガスと清浄空気の混合比を調節するだけで、分
析ガスの中の標準分析ガスの濃度を基準にして分析機器
25の分析能力を補正できるようにする。
【0073】前記流路選択バルブ30としては3方向バ
ルブが望ましく使用され、使用者は3方向バルブのバル
ブ方向の選択だけで標準分析ガスを使用した分析機器2
5の補正と試料空気の分析とを任意に選択して行うこと
ができる。前記の3方向バルブは常用的に供給されるこ
とは自明なことである。
【0074】以下で本発明の望ましい実施例及び比較例
を記述する。
【0075】以下の実施例は本発明を例証するためのも
のであり、本発明の範囲を限定するものと理解されては
ならない。
【0076】(実施例1)本発明による半導体装置製造
用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析装置を使用し
て、温度23.5±0.5℃、湿度45±2%が維持され
るフレッシュエアーを試料空気として2.5 l/minの速
度で凝縮させた結果、10μlの量の水滴を得た。これ
をアメリカ合衆国所在のアルテク(Altech)社のイオン
クロマトグラフィーを使用して分析した。前記アルテク
社のイオンクロマトグラフィーはディオネックス(Dion
ex)社のHPIC-AG4A-SC(P/N 037042)、HPIC-AS
4A-SC(P/N 043174)、水を電気分解してレジェ
ナラント(Regenerant)を供給する自動サプレッサー
(ASRS)及び電気伝導度検出器(Conductivity Detecto
r)が内蔵され、注入バルブとしてはやはり前記ディオ
ネックス社のインジャックションバルブ(Injection Va
lve;P/N 038532)を、注入時間調節用タイマー
(Timer)としてはクロントロール(Chrontrol)社のモ
デルCD-03を使用した。
【0077】試料空気中に含まれた水溶性汚染物質の中
の二酸化硫黄、塩酸及び窒素気体に対する収集率は95
%以上であった。濃度10ppbである二酸化硫黄の反復
分析を通じた再現性の結果は、相対標準偏差が0.8%
であり、とても高い再現性が表れることを確認した。
【0078】(実施例2)試料空気の凝縮速度を5.0
l/minの速度で凝縮させ、20μlの量の水滴を得て、
これを分析すること以外は前記実施例1と同一の操作を
行った。この結果は、実施例1で得られたもの同一であ
った。従って、凝縮率を変化させても定量的な凝縮が可
能であることを確認した。
【0079】前記の実施例を総合した結果、試料空気に
対する定量的な凝縮が可能であることは勿論、95%以
上の汚染物質の収集率及び相対標準偏差で0.8%の再
現性を示して、十分に信頼できる程度の分析結果を反復
的に提供することが確認できた。
【0080】
【発明の効果】従って、本発明によると、大気中の水溶
性汚染物質の分析結果を、十分に高い信頼度をもって反
復的に提供することができる効果がある。
【0081】以上で本発明は記載された具体例について
のみ詳細に説明されたが、本発明の技術思想範囲内で多
様な変形及び修正が可能であることは当業者にとって明
白なことであり、このような変形及び修正が添付された
特許請求の範囲に属することは当然なことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水溶性汚染物質分析装置の一実施
例を概略的に図示した構成図である。
【図2】図1の水溶性汚染物質分析装置で使用できる凝
縮器の一実施例を概略的に図示した構成図である。
【図3】図1の水溶性汚染物質分析装置で使用できる凝
縮器の他の実施例を概略的に図示した構成図である。
【図4】図1の水溶性汚染物質分析装置で使用できる凝
縮器の他の実施例を概略的に図示した構成図である。
【図5】本発明による水溶性汚染物質分析装置の他の一
実施例を概略的に図示した構成図である。
【図6】従来のディヌダーを概略的に図示した構成図で
ある。
【符号の説明】
11 引込み口 12 インパクター 13 衝撃板 14 拡散分離機 15 後フィルター 16 サンプリングポンプ 21 試料空気吸入器 22 流量調節バルブ 23 凝縮器 24 加圧ポンプ 25 分析機器 26 排出ポンプ 27 湿度調節装置 28 清浄空気供給源 29 標準分析ガス供給源 30 流路選択バルブ 31 内面凝縮型凝縮器 41 外面凝縮型凝縮器 51 平板型凝縮器 250 冷媒管 251 冷媒引込み管 252 冷媒引出し管 253 試料空気管 254 水滴収集器 255 水滴引出し管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黄 正 性 大韓民国京畿道水原市勧善区勧善洞信友ア パート703−1101

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分析しようとする対象である試料空気を
    凝縮させて試料空気の中に含まれた水分を液化させる凝
    縮段階;液化された水滴を加圧して分析機器に供給する
    供給段階;及び通常の分析機器を使用して定性及び定量
    分析する分析段階;を備えることを特徴とする半導体装
    置製造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析方法。
  2. 【請求項2】 前記分析段階での分析機器が、イオン交
    換クロマトグラフィーであることを特徴とする請求項1
    記載の分析方法。
  3. 【請求項3】 前記試料空気は、凝縮段階以前に温度調
    節器等によって一定な温度に維持されることを特徴とす
    る請求項1記載の分析方法。
  4. 【請求項4】 前記試料空気は、凝縮段階以前に温度調
    節器等によって20〜40℃の範囲以内に維持されるこ
    とを特徴とする請求項3記載の分析方法。
  5. 【請求項5】 試料空気の湿度を調節する湿度調節段
    階;分析しようとする対象である試料空気を凝縮させて
    試料空気の中に含まれた水分を液化させる凝縮段階;液
    化された水滴を加圧して分析機器に供給する供給段階;
    及び通常の分析機器を使用して定性及び定量分析する分
    析段階;を備えることを特徴とする半導体装置製造用清
    浄室の大気中の水溶性汚染物質分析方法。
  6. 【請求項6】 前記湿度調節段階で、試料空気を加湿す
    ることを特徴とする請求項5記載の前記分析方法。
  7. 【請求項7】 前記湿度調節段階で、試料空気を30〜
    90%の範囲以内に調節することを特徴とする請求項5
    記載の前記分析方法。
  8. 【請求項8】 前記湿度調節段階で、試料空気を35〜
    60%の範囲以内に調節することを特徴とする請求項7
    記載の前記分析方法。
  9. 【請求項9】 前記湿度調節段階で、試料空気を40〜
    50%の範囲以内に調節することを特徴とする請求項8
    記載の前記分析方法。
  10. 【請求項10】試料空気を吸入する試料空気吸入器と、
    試料空気の量を調節する流量調節バルブと、試料空気中
    の水分を凝縮させる凝縮器と、凝縮によって液化された
    水滴を加圧して分析機器に送出するための加圧ポンプ
    と、過剰の水滴を排出するための排出ポンプとを含むこ
    とを特徴とする半導体装置製造用清浄室の大気中の水溶
    性汚染物質分析装置。
  11. 【請求項11】 前記凝縮器は、試料空気は試料空気中
    の水分を凝縮して液化させるための冷媒管と、前記冷媒
    管と接触するようにして試料空気を流れるようにする試
    料空気管と、凝縮された水滴を集めるための水滴収集器
    及び収集された水滴を凝縮器の外部へ引き出すための水
    滴引出管とを含み、前記冷媒管には冷媒引込み管と冷媒
    引出管とが形成され、冷媒の循環によって常に低温に維
    持されるように構成されることを特徴とする請求項10
    記載の分析装置。
  12. 【請求項12】 前記凝縮器は、冷媒管が試料空気管を
    包むように形成されることを特徴とする請求項11記載
    の分析装置。
  13. 【請求項13】 前記凝縮器は、試料空気管が冷媒管を
    包むようにして形成されることを特徴とする請求項11
    記載の分析装置。
  14. 【請求項14】 前記凝縮器は、冷媒管と試料空気管と
    が互い連設されるように板形に積層されるようにして形
    成されることを特徴とする請求項11記載の分析装置。
  15. 【請求項15】 前記冷媒が、低温に維持される冷却水
    であることを特徴とする請求項11記載の分析装置。
  16. 【請求項16】 前記冷媒が、0〜10℃の温度範囲以
    内の低温に維持されることを特徴とする請求項15記載
    の分析装置。
  17. 【請求項17】 前記加圧ポンプが蠕動ポンプであるこ
    とを特徴とする請求項10記載の分析装置。
  18. 【請求項18】 前記分析機器が、イオン交換クロマト
    グラフィーであることを特徴とする請求項10記載の分
    析装置。
  19. 【請求項19】 試料空気を吸入する試料空気吸入器
    と、試料空気の量を調節する流量調節バルブと、前記試
    料空気の湿度を調節するための湿度調節装置と、試料空
    気中の水分を凝縮させる凝縮器及び凝縮によって液化さ
    れた水滴を加圧して分析機器に送出するための加圧ポン
    プとを含むことを特徴とする半導体装置製造用清浄室の
    大気中の水溶性汚染物質分析装置。
  20. 【請求項20】前記湿度調節装置が、加湿器と除湿器と
    を含むことを特徴とする請求項19記載の分析装置。
  21. 【請求項21】 前記湿度調節装置が、加湿器のみ含む
    ことを特徴とする請求項20記載の分析装置。
  22. 【請求項22】 前記試料空気吸入器と前記凝縮器との
    間に、流路選択バルブを通じて、標準分析ガス供給源と
    清浄空気供給源とがさらに連結されることを特徴とする
    請求項19記載の分析装置。
  23. 【請求項23】 前記標準分析ガス供給源と清浄空気供
    給源とは、互いに標準分析ガスの濃度を調節するため
    に、清浄空気と既に混合されるように連結され、混合さ
    れた分析ガスが前記流路選択バルブを通じて凝縮器に供
    給されるように連結されることを特徴とする請求項22
    記載の分析装置。
  24. 【請求項24】 前記流路選択バルブが、3方向バルブ
    であることを特徴とする請求項23記載の分析装置。
JP10047970A 1997-05-28 1998-02-27 半導体装置製造用清浄室の大気中の水溶性汚染物質分析方法及び分析装置 Pending JPH10332552A (ja)

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