JPH10331439A - 手摺のリフォーム工法 - Google Patents

手摺のリフォーム工法

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JPH10331439A
JPH10331439A JP15789197A JP15789197A JPH10331439A JP H10331439 A JPH10331439 A JP H10331439A JP 15789197 A JP15789197 A JP 15789197A JP 15789197 A JP15789197 A JP 15789197A JP H10331439 A JPH10331439 A JP H10331439A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存手摺の脇支持部材を利用するために、作
業性が良く工期短縮に適し、且つ、安価となる手摺のリ
フォーム工法を提供する。 【解決手段】 両端の脇支持部材を基礎としてそれに笠
木と側桁とが溶接され、脇支持部材をコンクリートの躯
体の開口面壁にアンカー溶接して据え付けられる壁支持
タイプのスチール製の既存手摺を撤去し、その撤去につ
いて、既存手摺の笠木と側桁とを両端で切断することに
より、その切端と共に脇支持部材を残存させ、新規手摺
については、上枠と下枠と左右縦枠とにより枠組みし、
既存の脇支持部材を基礎として、左右縦枠を脇支持部材
に対して固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベランダ等に多く見
られる壁支持タイプのスチール製の手摺を新しくするた
めの手摺のリフォーム工法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、建物躯体としての壁
1の開口部に据え付けられる壁支持タイプのスチール製
の手摺Pは、両壁1,1の開口部側面にアングルからな
る脇支持部材3,3を縦に添えて固着し、これに手摺P
の上枠としての笠木5と、下枠としての側桁7とが溶接
されている。
【0003】従来、このような既存の手摺Pをリフォー
ムする場合には、それを完全に撤去し、据付けの基礎と
しての両方の脇支持部材3,3も取り外していた。ま
た、新規手摺がアルミ製であると、躯体に手摺の支柱を
立設していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スチール製の手摺にお
いては、脇支持部材3がアンカー9に普通3箇所で溶接
してあるので、脇支持部材3を取り外すことが至難であ
って、躯体をはつる必要があり、その損傷をモルタルで
補修したり、補修後の吹付け塗装する手数を要すること
もあって、コスト高となり、作業性が悪く工期が長くな
るという問題があった。
【0005】殊に、新規手摺がアルミ製であると、躯体
に手摺の支柱を立設する孔を穿設する必要もあり、作業
性が困難であり、非常に手数を要していた。
【0006】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
既存手摺の脇支持部材を利用するために、作業性が良く
工期短縮に適し、且つ、安価となる手摺のリフォーム工
法を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、両端の脇支持部材を基礎としてそれ
に笠木と側桁とが溶接され、脇支持部材をコンクリート
の躯体の開口面壁にアンカー溶接して据え付けられる壁
支持タイプのスチール製の既存手摺を撤去し、その撤去
について、既存手摺の笠木と側桁とを両端で切断するこ
とにより、その切端と共に脇支持部材を残存させ、新規
手摺については、上枠と下枠と左右縦枠とにより枠組み
し、既存の脇支持部材を基礎として、左右縦枠を脇支持
部材に対して固定することを特徴とする手摺のリフォー
ム工法を提供するものである。
【0008】また、既存手摺の脇支持部材がアングルで
あり、新規手摺が押出形材で枠組みされるアルミ製であ
って、脇支持部材に対する前記固定について、両方の縦
枠にそれぞれアングルからなる縦補強部材を二つ合わせ
に添えてねじ止めしておき、据付けの際に、縦補強部材
を脇支持部材にねじ止めすると、目的の達成に有効であ
る。
【0009】さらに、縦枠と壁との間を封じる両側の面
カバーと、上端の小口蓋とを縦枠に面当てして固着する
と、体裁が良好となり目的の達成により有効である。
【0010】
【作 用】手摺のリフォーム工法を上記のように構成し
たから、既存手摺の撤去については、笠木と側桁とを両
端で切断するという極簡単な作業により取り外すことが
でき、その際にコンクリートの壁をはつる等の作業は何
ら要しない。
【0011】既存の脇支持部材は、コンクリートの壁に
アンカー溶接により強力に固着している状態のまま残存
させ、それを基礎として新規手摺を据え付けるが、新規
手摺については、上枠と下枠と左右縦枠とで枠組みした
ものを据付けるので、殊に新規手摺がアルミ製であると
きに、縦補強部材を用いると、容易且つ強力に据え付け
ることができる。
【0012】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図面は一実施例を示したもので、既存のス
チール製の手摺Pは、前記したように(図1)、壁1の
開口部に据え付けられ、両端の脇支持部材3,3をその
開口側面にアンカー9に溶接してあるので、既存手摺P
の撤去においてはこれを再利用するため残存させ(図
2,図3)、その脇支持部材3,3を基礎としてアルミ
製の新規手摺Rが据え付けられる(図4)。
【0014】既存手摺Pの撤去については、図2および
図3に示すように、笠木5と側桁7とを両端で切断する
だけで良い。これで脇支持部材3の上下両端には笠木5
と側桁7の切端11,13が残り、この実施例の場合、
これは特に利用しないが、これもこのままにしておく。
しかし、その形状から有効に利用することも可能であ
る。なお、笠木5および側桁7には、下面開放の蟻溝形
の鋼材が用いられていたので、切端11,13にはその
断面が露出している。脇支持部材3にはアングル、つま
り鋼材が用いられ、壁1にアンカー溶接してあるので、
強度的に有効に利用できる。
【0015】新規手摺Rは、笠木としての上枠15と、
側桁7としての下枠17と、左右縦枠19,19によっ
て枠組みされ、上枠15と下枠17とに手摺子21,2
1,・・が連結される。それぞれにアルミ押出形材が用
いられるが、両縦枠19,19にはアングル(鋼材)か
らなる縦補強部材23,23が組み付けられ、この状態
に組立てが工場においてなされる。そして、現場におい
ては、縦補強部材23,23を脇支持部材3にねじ止め
して据え付けがなされる。それから脇支持部材3や縦補
強部材23が見えないように後記のように目隠しがなさ
れる。
【0016】縦枠19は、スチール部材で補強するため
に左右に狭い矩形の中空であって、そのスチール部材と
しての縦補強部材23をボルト24で止めるために、中
央部にナット25を回転可能に保持する収納部27が設
けられる(図6)。また、目隠しのために、内側両角に
面カバー26,26が掛かる係合溝29,29が形成さ
れ、外側両角には上端の小口蓋31をねじ止めするビス
ポケット32,32が形成される。
【0017】縦補強部材23の他の片は縦枠19から直
角方向に突出し、それにボルト33を通すために穿孔さ
れているので、据付けの際には、それに合わせて脇支持
部材3に穿孔し、ボルト33とナット34で締め付け
る。この締付けにおいては、先端が反転屈折して室外側
の面カバー26の端部を受ける当部材37が取り付けら
れる。また、脇支持部材3の基部片には室内側の面カバ
ー26の当部材39がビス止めされる。
【0018】面カバー26,26は、一端部が当部材3
7,39に受けられるように内向屈折しており、その内
向する箇所において壁1との間を埋めるコーキング材4
1が充填される。また、面カバー26,26には、小口
蓋31をねじ止めするビスポケット43が形成され、小
口蓋31が縦枠19と両面カバー26,26にビス45
で止められる(図6)。これによって縦枠19がコスト
的に有利な薄形であっても、両端にそれを一部とする太
い支柱が存在するように見える。
【0019】新規手摺Rの枠組みについては、縦枠19
に上枠15および下枠17を当て(図5)、上枠15に
ついてはL字形の連結金具47を用い、下枠17につい
てはコ字形の連結金具49を用いてそれぞれねじ止めさ
れる。また、上枠15および下枠17には、手摺子2
1,21,・・をビス止めする付子51,53が組み付
けられ、上枠15の端には合成樹脂のエンドキャップ5
5,55が嵌められる。また、アルミ製であるので、下
枠17を束金物57で躯体に支持される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、既存手摺について、その両端の脇支持部材を残存さ
せるので、コンクリートの壁をはつったり、その損傷を
モルタルで補修したりする手数が省けるばかりでなく、
脇支持部材を基礎として強力に新規手摺を据え付けるこ
とができるために、作業性が良く工期の短縮に適し、工
事が安価になるという優れた効果がある。
【0021】殊に、新規手摺がアルミ製であると(請求
項2)、特に作業性が良くなり、また、縦枠と壁との間
を封じると(請求項3)、両端に一本のアルミ製の柱が
存在するように見えて、体裁が至って良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】既存手摺の正面図である。
【図2】既存手摺の撤去状態を示す正面図である。
【図3】図2のA部の拡大斜視図である。
【図4】リフォームした新規手摺の正面図である。
【図5】図4のB−B線矢視の拡大断面図である。
【図6】図4のC−C線矢視の拡大断面図である。
【図7】図4の新規手摺の上から見た拡大平面図であ
る。
【符号の説明】
P 既存手摺 R 新規手摺 1 躯体としての壁 3 脇支持部材 5 笠木 7 側桁 9 アンカー 11,13 笠木、側桁の切端 15 上枠 17 下枠 19 縦枠 23 縦補強部材 26 面カバー 31 小口蓋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端の脇支持部材を基礎としてそれに笠
    木と側桁とが溶接され、脇支持部材をコンクリートの躯
    体の開口面壁にアンカー溶接して据え付けられる壁支持
    タイプのスチール製の既存手摺を撤去し、その撤去につ
    いて、既存手摺の笠木と側桁とを両端で切断することに
    より、その切端と共に脇支持部材を残存させ、新規手摺
    については、上枠と下枠と左右縦枠とにより枠組みし、
    既存の脇支持部材を基礎として、左右縦枠を脇支持部材
    に対して固定することを特徴とする手摺のリフォーム工
    法。
  2. 【請求項2】 既存手摺の脇支持部材がアングルであ
    り、新規手摺が押出形材で枠組みされるアルミ製であっ
    て、脇支持部材に対する前記固定について、両方の縦枠
    にそれぞれアングルからなる縦補強部材を二つ合わせに
    添えてねじ止めしておき、据付けの際に、縦補強部材を
    脇支持部材にねじ止めすることを特徴とする請求項1記
    載の手摺のリフォーム工法。
  3. 【請求項3】 縦枠と壁との間を封じる両側の面カバー
    と、上端の小口蓋とを縦枠に面当てして固着することを
    特徴とする請求項1または2記載の手摺のリフォーム工
    法。
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