JP2552845B2 - アパ−ト廊下の防水補修工法 - Google Patents

アパ−ト廊下の防水補修工法

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JP2552845B2
JP2552845B2 JP62020864A JP2086487A JP2552845B2 JP 2552845 B2 JP2552845 B2 JP 2552845B2 JP 62020864 A JP62020864 A JP 62020864A JP 2086487 A JP2086487 A JP 2086487A JP 2552845 B2 JP2552845 B2 JP 2552845B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、老朽化によって防水切れ等を生じたアパ
ート廊下の補修工法に関するものである。
従来の技術 第2図及び第3図は、この種アパート廊下の構造を示
したものである。
図において、(1)(1)…は、建物(2)側より突
出させた妻方向の持出梁であり、この持出梁(1)の先
端部に、桁方向のフランジ(3)が固着されている。
(4)は、断面概略コの字形の桁方向の化粧梁であり、
この化粧梁(4)が、上記各持出梁(1)のフランジ
(3)面へ当接されている。(5)(5)…は、前記持
出梁(1)の外方において、その持出梁(1)(1)…
の1つおきに配置した柱であり、その柱(5)より突設
したプレート(6)の先端に、フランジ(7)が固着さ
れて、このフランジ(7)を、前記化粧梁(4)の外側
面に接合するとともに、この化粧梁(4)を挟んで、梁
フランジ(3)(7)をボルト(8)(8)…によって
固定し、これによって、持出梁(1)(1)…の先端部
を支持している。
持出梁(1)(1)…の上面には、桁方向の複数条の
溝(9)(9)を一体に折り曲げ形成した金属製のデッ
キプレート(10)が載せられ、このデッキプレート(1
0)の上面にコンクリート(11)が打設されるととも
に、更にその上面に、防水シート(12)を介してモルタ
ル(13)が施工されている。モルタル(13)の上面は、
前記建物(2)側が歩行面(14)とされ、更にその外側
に、桁方向の排水溝(15)が形成されるとともに、この
排水溝(15)の外側に、上方に盛り上がった山部(16)
が設けられている。
図中(17)は、建物の骨組を構成する軽量鉄骨の軸
組、(18)は、この軸組(17)の外側に取り付けられる
外壁パネルを示している。
発明が解決しようとする問題点 このような廊下の構造において、建築後長い年月を経
ると、振動その他によって全体が老朽化し、上記モルタ
ル(13)部分にクラック(19)等を生じて防水切れが発
生し、これがため水が内部に浸透して、前記化粧梁
(4)やデッキプレート(10)等の金属部分の腐食を発
生させる不都合がある。
そのような防水切れを生じた場合の補修方法として
は、上記モルタル(13)部分を全面的にやりかえる方法
があるが、しかし、これは工事がきわめて大掛かりなも
のとなり、費用も嵩むことになる。そこで、低コストで
行なう簡易な方法として、モルタル(13)の表面に防水
塗料を塗布することが考えられるが、そのような塗布防
水では振動によって再びクラックを生じる欠点があるた
め、望ましい方法とは言い得ない。
この発明は、このような防水切れの補修を、比較的低
コストで、しかも、後日の振動等によって容易に再クラ
ックを生じることのない、防水補修工法を実現したもの
である。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明によれば、廊下
の上面に1又は複数の防水シート(21)(22)を敷設
し、廊下鼻先側における防水シート(22)端部をその鼻
先起ち上がり面(23)(24)へ折り返しするとともに、
この折り返し端部を前記鼻先部へ固定した水切金物(2
5)で覆ったことを特徴とするアパート廊下における防
水補修工法が提供される。
作 用 廊下の表面に防水シート(21)(22)を貼り、その廊
下外側の鼻先端部側に水切金物(25)を取り付けるもの
であり、全体に作業が簡単で低コストに施工できる。ま
た、防水シートは後日の振動等による再クラックを生じ
る虞れが少ない。
実施例 以下、この発明の工法を図示の実施例に基づいて説明
すると、まず第1図で示すように、モルタル(13)上面
における建物側の歩行面(14)に、走行に耐える充分な
強度を有する厚さ約2mm程度の厚手の防水シート(21)
を貼っている。また、この歩行面(14)より鼻先側にお
ける廊下端部には、前記排水溝(15)及び山部(16)の
表面に沿って、厚手の防水シート(22)を貼り、更にそ
の先端を、山部(16)の外側起ち上がり面(23)及び化
粧梁(4)の外側の起ち上がり面(24)に跨がって折り
返しして貼りつけている。
(25)は、この発明の水切金物であり、この水切金物
(25)を、化粧梁(4)外側面における防水シート(2
2)端部を覆うようにして桁方向に沿って取り付け、ビ
ス(26)でこの化粧梁(4)へ固定している。水切金物
(25)の上下方向の中央部分には、外方に台形に脹らん
だ膨出部(27)が桁方向に沿って形成され、この膨出部
(27)の内側にコーキング材(28)を充填している。な
お、前記のビス(26)は、この膨出部(27)において化
粧梁(4)側へ螺込まれている。また、水切金物(25)
上端と防水シート(22)外側面との間にもコーキング材
(29)を施工している。水切金物(25)の下端は、化粧
梁(4)の下端よりも下方に突出し、かつ、斜め外側下
方へ傾斜状に折り曲げ形成(32)され、これによって、
この水切金物(25)を伝って降りる雨水が、斜め外方へ
向けて排出され、前記化粧梁(4)側に廻り込んで腐食
を発生させる不都合を防止している。
上記において、歩行面(14)に貼りつけた防水シート
(21)の端部が、鼻先側に貼りつけた防水シート(22)
の端部上に重ねられて接着されており、更に、この上側
防水シート(21)の端部と下側防水シート(22)上面と
の間にコーキング材(30)を施工して、両者の間から雨
水が入り込まないようにしている。外側の防水シート
(22)は、前述したように薄手のものを使用している
が、その理由は、排水溝(15)及び山部(16)等の形状
に沿って折り曲げ易くし、これによって、施工を容易に
するためであり、その厚さが約1.2mm程度のものが使用
される。また、この部分は歩行部分ではないから、それ
ほどの強度は必要でないものである。
上記防水シート(21)(22)及び水切金物(25)の施
工順序は次の通りである。
まず、モルタル(13)表面のクラック部分に防水剤等
を充填し下地処理を行なった後、その表面に接着剤を塗
布する。しかる後、前記防水シート(21)(22)を貼
り、両防水シート(21)(22)の重ね合わせ部分(31)
に、ジョイント剤を用いて両者を溶着する。その後、水
切金物(25)をビス(26)によって固定する際又はその
後に、各部分にコーキング材(28)(29)(30)を施工
するものである。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、防水切れを生じた
廊下面の補修を防水シートによって行なっており、モル
タル部分を全面的にやりかえる場合に比較して、簡易に
しかも短期間で工事を行なうことができ、低コストで実
施できる。かかる防水シートは、その伸縮によって振動
に対応できるため、後日の再クラックを生じる虞れが少
なく、この点で、防水剤を塗布する場合に比較して優れ
ている。また、モルタル部分の割れや欠け等をこの防水
シートが覆うため、意匠性にも優れたものになる。加え
て、廊下の鼻先側の起ち上がり面には水切金物を取り付
けているため、この部分の水切りが良好となり、しか
も、この水切金物が鼻先部分に取り付けられることによ
って、この鼻先部分がリフレッシュされ、意匠性に優れ
たものが得られる。
なお、この発明の実施例で示すように、歩行面に厚手
の防水シートを、それよりも外側の鼻先側に薄手の防水
シートを用いることによって、歩行に充分耐える強度を
持ちながら、なおかつ、鼻先側の複雑な形状にも合わせ
て容易に施工できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明によって施工された廊下の要部横断
面図、第2図は、本発明によって施工される廊下の構造
を示す横断面図、第3図は、廊下部分を第2図のA−A
線で切断して示す横断平面図である。 (14)……歩行面、(21)(22)……防水シート、(2
3)(24)……起上がり面、(25)……水切金物、(2
8)(29)(30)……コーキング材、(32)……折り曲
げ部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廊下の上面に1又は複数の防水シートを敷
    設し、廊下鼻先側における防水シート端部をその鼻先起
    ち上がり面へ折り返しするとともに、この折り返し端部
    を前記鼻先部へ固定した水切金物で覆ったことを特徴と
    するアパート廊下の防水補修工法。
  2. 【請求項2】水切金物の上端と防水シートとの間に跨が
    ってコーキング材を施した特許請求の範囲第1項記載の
    アパート廊下の防水補修工法。
  3. 【請求項3】水切金物の下端を斜め外方へ向けて折り曲
    げた特許請求の範囲第1項又は第2項記載のアパート廊
    下の防水補修工法。
  4. 【請求項4】廊下の歩行面に厚手の防水シートを貼り、
    この防水シートよりも廊下鼻先側の部分に薄手の防水シ
    ートを貼るとともに、これら両防水シートの端部を相互
    に重合し、上側防水シート端部と下側防水シートとの間
    に跨がってコーキング材を施した特許請求の範囲第1項
    記載のアパート廊下の防水補修工法。
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