JPH10328928A - 替え刃式切断用工具 - Google Patents
替え刃式切断用工具Info
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- JPH10328928A JPH10328928A JP13808597A JP13808597A JPH10328928A JP H10328928 A JPH10328928 A JP H10328928A JP 13808597 A JP13808597 A JP 13808597A JP 13808597 A JP13808597 A JP 13808597A JP H10328928 A JPH10328928 A JP H10328928A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D51/00—Sawing machines or sawing devices working with straight blades, characterised only by constructional features of particular parts; Carrying or attaching means for tools, covered by this subclass, which are connected to a carrier at both ends
- B23D51/08—Sawing machines or sawing devices working with straight blades, characterised only by constructional features of particular parts; Carrying or attaching means for tools, covered by this subclass, which are connected to a carrier at both ends of devices for mounting straight saw blades or other tools
- B23D51/10—Sawing machines or sawing devices working with straight blades, characterised only by constructional features of particular parts; Carrying or attaching means for tools, covered by this subclass, which are connected to a carrier at both ends of devices for mounting straight saw blades or other tools for hand-held or hand-operated devices
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Abstract
え、刃部を確実に把手部に装着でき、ガタを生じない簡
単で確実な着脱機能を具備した切断用工具を安価に提供
することを課題とする。 【解決手段】 把手部(10)と刃部(30)から成り、刃部(3
0)の中子(31)を把手部(10)内の中子挿入ソケット(S) に
挿入し、操作用ピン(25)が中子(31)の係合用切欠き部(3
5)を係合固定して刃部(30)を着脱自在に固定できる切断
用工具において、中空楔形状の中子挿入ソケット(S)
に、後記挿入される中子挿入方向の水平を基準として上
方向分力と挿入方向分力が作用するようにスプリングに
よる力付勢した操作用ピン(25)を具備させ、一方中子(3
1)を前記中子挿入ソケット(S) の中空楔形状と同一又は
相似形の楔形とするとともに、楔形状の下縁部に上方向
分力と挿入方向分力とを作用させる係合用切欠き部(35)
を形成し、付勢力によって楔形状の中子(31)を中空楔形
状のソケット主体(21)内に楔進入状態で常時押圧するよ
うに結合させるようにする。
Description
き鋸、ナイフ、包丁等の切断用工具に関するものであ
る。
般切断用工具、シャベル等の園芸用具において、使用目
的に応じた刃部に交換したり、切れ味の悪化した刃部を
交換したり、あるいは収納時に分割可能でコンパクトと
なって使用者の便宜に資することができる、把手部と刃
部が着脱自在のものが知られている。
手部に挿入した刃部の中子を把手部を貫通させたボルト
でかんぬき止めして螺着する構成があるが、着脱にドラ
イバー、スパナ等の工具を要するので交換に手数が掛か
り、また使用中にボルトが緩むことでガタを生じる点に
課題があることから、これらの課題を解決するものとし
て、把手部の内部に刃部の中子の厚み及び形状と略相似
形の挟持空間を形成した金属製の中子挿入ソケットを内
蔵して、該中子挿入ソケットに刃部の中子を脱着自在に
結合する改良手段等が公知となっている。
トを備えた脱着手段をより詳細に説明すると、把手部に
内蔵した金属製の中子挿入ソケットは、把手部の挿入口
に連通するソケット口を形成した断面逆U字形であって
該断面逆U字形の開口側を下側とし且つ後端部寄りに後
記中子の支持用平行部を拘束支持する挟持部を設けたソ
ケット主体の後端部に、先端部に中子固定機能と把手部
外面からの操作機能を具備した操作用ピンを突設した交
換操作用アームの基端部を枢着し、該交換操作用アーム
には、挿入される中子の上縁面をソケット主体内の対応
する面に押圧するためのスプリングによる付勢力が作用
するようにした押圧付勢手段を具備させ、また刃部に延
設された中子は、中子挿入方向を基準として先端部に、
前記ソケット主体の上縁内面と支持部との間隔に形成し
た支持用平行部を形成し、かつ中子挿入操作をスムーズ
に行うため挟持部と中子間に僅かな遊びを持たせ、前記
支持用平行部と刃元の間を中子主体とし、該中子主体の
下縁部であって前記操作用ピンが当接される位置に、該
操作用ピンが遊嵌状態で係合する係合用切欠きを設けた
構成とし、前記付勢力を挿入方向に対して直交する方向
に作用するように係合させて、中子を把手部に固定化す
ることにより刃部を固定し、刃部の交換においては、前
記交換操作アームを外部から工具を使用することなく手
先作業によるワンタッチ操作により操作用ピンを中子の
係合用切欠きから脱出させることによって中子を把手部
から抜くことができるようにしている。
挿入ソケットを備え、ワンタッチで刃部を着脱できるよ
うにした手段は、把手部に刃部の中子を挿入するだけで
自動的に刃部がロックされ、操作用ピンを押下すればロ
ックが解除されるので刃部の交換操作を簡便とするが、
中子固定機能と把手部外面からの操作機能を具備した操
作用ピンと、中子に設けた係合用切欠きとの係合状態が
遊嵌状態で係合し、また前記挟持部と中子間に遊びを有
することから、把手部と刃部との結合部にガタ付きが生
じて、連結部の耐久性を低下させるのみならず、操作用
ピンの部分でのガタ付きは、刃部の先端部ではこれが大
きなガタ付きとなってしまい、特に縦方向のガタ付きは
使用感を悪化させるもので、作業性において不快感を与
えるだけでなく、木材等の切断に使用する鋸等において
は、刃部のガタ付きが切断面に狂いを生じさせるという
悪影響を及ぼし、需要者が行う大工作業等の作業性、作
品の完成満足性等が得られない等の欠点がある。
行部の加工精度を高めることで解決するには寸法管理に
多大な労力を要し、製造コストにはねかえってしまうこ
とから現実的には不可能な方法である。このため、従来
より替え刃式切断用工具においては、簡単な構造で、か
つ簡単な操作で刃部の着脱ができ、しかもガタや緩みの
ない刃部の保持方法が求められていた。
利便性を備えながら、刃部をガタ付きを生じさせること
なく確実に把手部に装着でき、且つ把手部から不用意に
刃部が抜脱分離される危険性が無く、需要者における使
用の安全性が確保できる着脱機能を具備した替え刃式切
断用工具を安価に提供することを目的としている。
するために為された替え刃式切断用工具であって、把手
部内に固定された中子挿入ソケットに、刃部に延設した
中子を挿入して、該中子に形成した係合用切欠き部に、
力付勢される操作用ピンを係合固定し、且つ操作用ピン
の係合を解除して把手部に対して刃部を交換できるよう
にした替え刃式切断用工具において、前記把手部内に固
定される中子挿入ソケットを、両端が開口する中空楔形
状であってその中間部に後記中子押し込み固定機能と把
手部外面からの操作機能を具備した操作用ピンの出入り
口を形成したソケット主体に、該ソケット主体又は把手
部に支持されて後記挿入される中子挿入方向の水平を基
準として上方向分力と挿入方向分力が作用するようにス
プリングによる力付勢した操作用ピンを具備させた構成
とし、一方中子を、前記中子挿入ソケットの中空楔形状
と同一又は相似形の楔形とするとともに楔形状の下縁部
に上方向分力と挿入方向分力とを作用させる係合用切欠
き部を形成した構成とし、付勢力によって楔形状の中子
を中空楔形状のソケット主体内に楔進入状態で常時押圧
するように結合させるようにしたことを特徴とする構成
を要旨とする。
き鋸について図を用いて説明すると、図1は鋸の側面
図、図2は鋸の正面図、図3、図4はともに図2のAー
A線において切断した把手部であり、図3は中子を把手
部に挿入する経過状態、図4は中子を把手部に挿入した
状態の略図的拡大断面図である。
1)の上縁面(31a) を中子挿入方向(D) と平行とし、中子
(31)の下面に上縁面(31a) と為す角度aを20度とする
傾斜面(34)を付けて中子先(32)方向に漸次細くなるよう
楔形状を形成する。該傾斜面(34)の後記操作用ピン(25)
が当接される位置には、該操作用ピン(25)が係合する係
合用切欠き部(35)を、操作用ピン(25)の直径より十分大
きい幅とし、且つ中子挿入方向(D) に対する垂線Nから
刃元(33)側へ15度の傾斜角bをつけて形成し、該係合
用切欠き部(35)の中子先(32)側の面を押え面(35a) とす
る。
等の硬質樹脂で製造された把手部(10)は、縦方向に略中
央で分割される左把手部片(10a) 及び右把手部片(10b)
からなり、把手部先端(12)に前記中子(31)を挿入する挿
入口(13)が形成されており、把手部(10)の内部には、ソ
ケット主体(21)、挟持部(23)等からなる中子挿入ソケッ
ト(S) が内蔵される。該中子挿入ソケット(S) には中子
(31)が挿入可能な間隙のスリットが形成されており、該
スリットが前記挿入口(13)に連通した位置になるよう中
子挿入ソケット(S) が設置されている。
製であって、中子(31)の楔形状部が保持される楔形状中
空の挟持部(23)が形成されており、その内部において上
面を挟持上面(23a) とし、且つ下面を前記中子(31)の傾
斜面(34)の形状に対応するように傾斜させて、挟持下面
(23b) とし、該挟持部(23)に中子(31)を挿入した場合に
上縁面(31a) と傾斜面(34)が各々挟持上面(23a) 、挟持
下面(23b) に均等に密接するようにする。また、挿入さ
れた中子(31)の係合用切欠き部(35)に対応する位置には
該係合用切欠き部(35)より大きい出入り口(27)を形成す
る。
を延設して支板(22)とし、該支板(22)の下方に穿設され
た軸孔(22a) に、ステンレス製の交換操作アーム(24)が
枢着され、交換操作アーム(24)を支板(22)に対し回動自
在とし、回動自在の交換操作アーム(24)の先端部には操
作用ピン(25)が該交換操作アーム(24)の回動により出入
り口後面(27a) に当接するように装着されている。また
前記支板(22)には交換操作アーム(24)の後端部に形成し
たバネ支持部(22b) と上下方向に対抗するバネ支腕(24
c) を形成して、両者間にスプリング(26)を装着し、交
換操作アーム(24)の後端部を常に押し下げ、操作用ピン
(25)を常に上方に付勢した状態で出入り口後面(27a) に
当接させるようにしている。なお、操作用ピン(25)の一
端部は把手部(10)の外面に貫通形成した溝より突出して
おり、操作用ピン(25)の突出した一端部に冠着した操作
用釦(28)を押下すれば操作用ピン(25)の上面を挟持下面
(23b) より離間させることができ、中子(31)に付勢して
いた力を解除するようになっている。
る刃部(30)の着脱手順を説明すると、まず刃部(30)の把
手部(10)への装着手順は、把手部(10)の挿入口(13)から
刃部(30)の中子(31)を挿入する。挿入の途中で該中子(3
1)の傾斜面(34)が操作用ピン(25)に当接するが、傾斜面
(34)は中子(31)が挿入されるに従って、交換操作アーム
(24)を介して上方に付勢されている操作用ピン(25)をス
プリング(26)に抗して下方に自然に押し下げるから、さ
らに中子(31)を挿入して該中子(31)の係合用切欠き部(3
5)が操作用ピン(25)位置までくると交換操作アーム(24)
の後端部のスプリング(26)の作用により操作用ピン(25)
は係合用切欠き部(35)に入り込み、係合用切欠き部(35)
の押え面(35a) に当接する。当接した押え面(35a) に作
用するスプリング(26)による押圧力は、係合用切欠き部
(35)が刃元(33)方向に傾斜していることによって上方向
と挿入方向に作用して、中子(30)を上方に押し上げると
同時に把手部(10)の基部(11)方向に押し込み、その上縁
面(31a) 及び傾斜面(34)が挟持上面(23a) 、挟持下面(2
3b) に当接するまでソケット主体(21)に挿入されて楔着
状態に保持され固定化される。
げる作用によって上縁面(31a) と挟持上面(23a) が密着
し、さらに押え面(35a) を把手部(10)の基部(11)方向に
押し込む作用によって傾斜面(34)と挟持下面(23b) が隙
間なく密着するため、ガタつきなく刃部(30)を保持す
る。
部(10)の側面に装着した操作用釦(28)を片手先作業によ
り押し下げれば、操作用ピン(25)がスプリング(26)に抗
して係合用切欠き部(35)から離脱し、他方の手で刃部(3
0)を引くことにより、ワンタッチで刃部(30)を把手部(1
0)から引き抜くことができる。
も同様に作用する。すなわち、操作用ピン(25)は中子挿
入ソケット(S) の切欠き部(27)に当接する位置までは中
子(31)の押え面(35a) を把手部(10)に押し込む作用を発
揮するので、別の替え刃の中子(31)の楔形状と挟持部の
傾斜さえ合えば、寸法が多少大きくても小さくても、上
縁面(31a) 、傾斜面(34)を確実に挟持上面(23a) 、挟持
下面(23b) と密着させ、ガタなく刃部(30)を保持するこ
とができる。換言すれば、中子(31)あるいは挟持部(23)
に多少の製造上の寸法公差が存在しても、その寸法公差
を吸収することができ、常にガタなく刃部(30)を保持す
ることができるので、別種の刃部を使う場合でも使い慣
れた把手部の共通使用により使い勝手を良好とする。
ものではなく、また角度a,bについても特に限定する
ものではないが、aは20度前後、bはaよりも5〜1
0度差し引いた角度を目安とする。しかしbを大きくす
れば刃部(30)を押し込む作用が大きくなり、より強力に
刃部(30)を保持することができるが、過度にbを大きく
した場合、鋸使用中に刃部(30)を引き抜く方向の外力が
作用すると操作用ピン(25)が押え面(35a) により押し下
げられることから前記角度はスプリング強度、視点に対
する作用点間寸法に応じて最適の状態に設計するものと
する。
5)に当接する接点と交換操作アーム(24)の回動中心位置
の関係であるが、回動中心位置は接点よりも下方に設定
することが望ましく、また操作用ピン(25)を付勢するた
めコイル形のスプリング(26)を用いたが他の弾性材料、
例えば板ばね、皿ばね等を使用しても同様の効果を得る
ことができ、さらには交換操作アーム(24)自体の弾性を
利用して同様の作用を効果を発揮させることもできる。
材料を用いて製造することもできるが、この場合には中
子(31)を同等の硬度を持つ樹脂等で抱持し、傾斜面(34)
と当接する挟持部(23)の摩損を防止する必要がある。
持部(23)はも必ずしも連続した平面からなる挟持面で構
成される必要はなく、挿入した中子(31)の外形輪郭形状
に沿わせて配設したピン等と複数の点で接して保持する
ようにしてもよい。中子(31)の楔形状も様々なものが考
えられ、中子(31)の上下両面に傾斜面(34)を形成しても
よいことは言うまでもない。
切断用の手引き鋸について図を用いて説明すると、図5
は鋸の側面図、図6は鋸の正面図、図7は図6のCーC
線において切断した把手部の略図的断面図、図8は図5
のBーB線において切断した把手部の略図的断面図であ
って、該把手部(10)はポリアセタール、ポリカーボネイ
ト等の硬質樹脂の射出成形手段で製造された、縦方向に
略中央で分割される左把手部片(10a) 及び右把手部片(1
0b) からなり、把手部先端(12)に前記中子(31)を挿入す
る挿入口(13)が形成されており、把手部(10)の内部に
は、中子挿入ソケット(S) が内蔵される。該中子挿入ソ
ケット(S) には中子(31)が挿入可能な間隙のスリットが
形成されており、該スリットが前記挿入口(13)に連通し
た位置になるよう中子挿入ソケット(S) が設置されてい
る。
製であって、中子(31)の楔形状部が保持される楔形状中
空の挟持部(23)が形成されており、その内部において上
面を挟持上面(23a) とし、且つ下面を前記中子(31)の傾
斜面(34)の形状に対応するように傾斜させて、挟持下面
(23b) とし、該挟持部(23)に中子(31)を挿入した場合に
上縁面(31a) と傾斜面(34)が各々挟持上面(23a) 、挟持
下面(23b) に均等に密接するようにする。また、挿入さ
れた中子(31)の係合用切欠き部(35)に対応する位置には
該係合用切欠き部(35)より大きい出入り口(27)を形成す
る。
は、挿入された中子(31)の押え面(35a) と角度c(約5
度)をなす軸線上に支軸孔(16)が形成され、該軸線に沿
った把手部(10)の側壁内面に後記操作用ピン(25)を案内
するガイド溝(17)を形成し、一端部に引き駒(29a) を軸
着した押し軸(29)を把手部(10)の外側より前記支軸孔(1
6)に遊嵌して、スプリング(26)を介して操作用ピン(25)
を押し軸(29)の他端に軸着する。操作用ピン(25)はスプ
リング(26)により上方に付勢されているが、スプリング
(26)の弾性に抗して引き駒(29a) を下方に引いて操作用
ピン(25)を前記ガイド溝(17)に沿って下降させることが
できるようになっている。
る刃部(30)の着脱手順を説明すると、まず刃部(30)の把
手部(10)への装着手順は、把手部(10)の挿入口(13)から
把手部(30)の中子(30)を挿入する。挿入の途中で中子(3
1)の傾斜面(34)が操作用ピン(25)の上部に当接するが、
傾斜面(34)は中子(31)が挿入されるに従って、スプリン
グ(26)で上方に付勢されている操作用ピン(25)を下方に
自然に押し下げる。さらに中子(31)を挿入して該中子(3
1)の係合用切欠き部(35)が操作用ピン(25)の位置までく
るとスプリング(26)の作用により操作用ピン(25)は係合
用切欠き部(35)に係合され、係合用切欠き部(35)の押え
面(35a) に当接する。当接した押え面(35a) に作用する
スプリング(26)による押圧力は、係合用切欠き部(35)が
刃元(33)方向に傾斜していることによって上方向と挿入
方向に作用して、中子(31)を上方に押し上げると同時に
把手部(10)の基部(11)方向に押し込み、その上縁面(31
a)及び傾斜面(34)が挟持上面(23a) 、挟持下面(23b) に
当接するまでソケット主体(21)に挿入されて楔着状態に
保持され固定化される。
と、スプリング(26)の弾性に抗して引き駒(29a) を下方
に引き、操作用ピン(25)を前記ガイド溝(17)に沿って下
降させ、中子(31)の係合用切欠き部(35)より離脱させれ
ば刃部(30)を把手部(10)より抜脱することができる。
同様に中子(31)を上方へ押し上げる作用によって上縁面
(31a) と上挟持面(23a) が密着し、押え面(35a) を挿入
方向に押し込む作用によって傾斜面(34)と下挟持面(23
b) が隙間なく密着するため、ガタつきなく刃部(30)を
保持でき、さらに、部品点数が少なくなるので製造コス
トを低減することができる。また、若干簡便性が犠牲に
なるが、押し軸(29)をボルトとして螺入により上下し、
ボルト端部により直接に、あるいはボルト端部に装着し
た操作用ピン(25)を介して中子(31)を上方へ押し上げる
ようにしても同様の効果を得ることができ、製造コスト
をさらに低減させることができる。
切断用の手引き鋸について図を用いて説明すると、図9
は本発明に係る鋸のソケット主体の略図的側面図、図1
0は図9のDーD線における略図的端面図であって、前
記実施例1、2で説明した木材切断用の手引き鋸におい
て、把手部(10)に内蔵される中子挿入ソケット(S) を以
下のような構成とする。
るソケット主体(21)は、ステンレス製の2枚のソケット
主体板(21a) 、及び固定ピン(15)からなり、挿入される
刃部(30)の中子(31)の上縁面(31a) 、傾斜面(34)に各々
2本の固定ピン(15)が当接するようにするためソケット
主体板(21a) 上に4か所のピン孔を中子(31)形状に合わ
せて楔形状に配置穿設し、中子(31)の厚みに対応した間
隙を確保して、該ピン孔に固定ピン(15)を嵌着して2枚
のソケット主体板(21a) を固定する。
には、両側のソケット主体板(21a)及び該ソケット主体
板(21a) を連結する固定ピン(15)に囲まれた空間に中子
(31)の楔形状に対応した楔形状中空の挟持部が形成され
ており、その内部において上面の2本の固定ピン(15)を
挟持上面とし、且つ前記中子(31)の傾斜面(34)の形状に
対応するように傾斜させて配置した2本の固定ピン(15)
を挟持下面とし、該挟持部に中子(31)を挿入した場合に
上縁面と傾斜面(34)が各々挟持上面、挟持下面に均等に
密接するようにする。また、挿入された中子(31)の係合
用切欠き部(35)に対応する位置にはソケット主体板(21
a) 上に該係合用切欠き部(35)より大きい出入り口(27)
を形成する。
ソケット(S) を構成すればソケット主体(21)を折り曲げ
加工を要せずに製造することができ、容易に楔形状中空
の挟持空間を形成することができ、二枚のソケット主体
板(21a) を対向して固定する際に、刃部(30)の中子(31)
の厚みに応じたスぺーサーを介すれば、寸法管理の手数
を軽減して容易に精度の高い中子挿入ソケット(S) を製
造することができる。
に固定された中子挿入ソケットに、刃部に延設した中子
を挿入して、該中子に形成した係合用切欠き部に、力付
勢される操作用ピンを係合固定し、且つ操作用ピンの係
合を解除して把手部に対して刃部を交換できるようにし
た替え刃式切断用工具において、前記把手部内に固定さ
れる中子挿入ソケットを、両端が開口する中空楔形状で
あってその中間部に後記中子押し込み固定機能と把手部
外面からの操作機能を具備した操作用ピンの出入り口を
形成したソケット主体に、該ソケット主体又は把手部に
支持されて後記挿入される中子挿入方向の水平を基準と
して上方向分力と挿入方向分力が作用するようにスプリ
ングによる力付勢した操作用ピンを具備させた構成と
し、一方中子を、前記中子挿入ソケットの中空楔形状と
同一又は相似形の楔形とするとともに楔形状の下縁部に
上方向分力と挿入方向分力とを作用させる係合用切欠き
部を形成した構成とし、付勢力によって楔形状の中子を
中空楔形状のソケット主体内に楔進入状態で常時押圧す
るように結合させるようにしたのでガタつきなく確実に
刃部を保持することができる。
ば、寸法が多少大きくても小さくても、上縁面、傾斜面
を確実に挟持上面、挟持下面と密着させ、ガタなく刃部
を保持することができるので加工精度を必要以上に高め
る必要がなく、寸法管理に多大な労力とコストを投じる
必要もない。
付勢力で確実に保持固定化されているので不用意に刃部
が抜脱分離されることがなく、刃部を交換する場合に
は、スプリングに抗して操作用ピンを係合用切欠き部か
ら離脱させれば刃部の固定を解除でき、ワンタッチで刃
部を把手部から引き抜くことができる。
着脱できる利便性を備えながら、刃部をガタ付きを生じ
させることなく確実に把手部に装着でき、且つ把手部か
ら不用意に刃部が抜脱分離される危険性が無く、需要者
における使用の安全性が確保できる、簡単で確実な着脱
機能を具備した替え刃式切断用工具を安価に提供するこ
とができる。
である。
である。
て、中子を把手部に挿入する経過状態の略図的拡大断面
図である。
て、中子を把手部に挿入した状態の略図的拡大断面図で
ある。
である。
である。
的断面図である。
的断面図である。
図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 把手部(10)内に固定された中子挿入ソケ
ット(S) に、刃部(30)に延設した中子(31)を挿入して、
該中子(31)に形成した係合用切欠き部(35)に、力付勢さ
れる操作用ピン(25)を係合固定し、且つ操作用ピン(25)
の係合を解除して把手部(10)に対して刃部(30)を交換で
きるようにした替え刃式切断用工具において、 前記把手部(10)内に固定される中子挿入ソケット(S)
を、両端が開口する中空楔形状であってその中間部に後
記中子押し込み固定機能と把手部外面からの操作機能を
具備した操作用ピン(25)の出入り口(27)を形成したソケ
ット主体(21)に、該ソケット主体(21)又は把手部(10)に
支持されて後記挿入される中子挿入方向の水平を基準と
して上方向分力と挿入方向分力が作用するようにスプリ
ングによる力付勢した操作用ピン(25)を具備させた構成
とし、一方中子(31)を、前記中子挿入ソケット(S) の中
空楔形状と同一又は相似形の楔形とするとともに楔形状
の下縁部に上方向分力と挿入方向分力とを作用させる係
合用切欠き部(35)を形成した構成とし、付勢力によって
楔形状の中子(31)を中空楔形状のソケット主体(21)内に
楔進入状態で常時押圧するように結合させるようにした
ことを特徴とする替え刃式切断用工具。 - 【請求項2】 中子挿入ソケット(S) を構成するソケッ
ト主体(21)と操作用ピン(25)の構成として、中空楔形状
のソケット主体(21)の側壁を延設した支板(22)に、先端
に操作用ピン(25)を突設した交換操作用アーム(24)の基
端部を枢着し、前記操作用ピン(25)の、中子(31)に形成
した係合用切欠き部(35)への当接位置を、前記枢着位置
の中心を通る水平方向中心線より上方に設定したことを
特徴とする請求項1記載の替え刃式切断用工具。 - 【請求項3】 中子(31)に形成した係合用切欠き部(35)
への操作用ピン(25)の当接が、把手部(10)の下方に支持
固定されてスプリングによって突出する押し軸(29)の先
端によって行われる構成とした請求項1記載の替え刃式
切断用工具。 - 【請求項4】 中子挿入ソケット(S) のソケット主体(2
1)の構成が、二枚のソケット主体板(21a) を一定幅の間
隔を確保して対向させ、且つ複数本の固定ピン(15)で相
互に連結することでソケット主体板(21a) 及び固定ピン
(15)により両端に開口を持った中空楔形状を形成し、ソ
ケット主体板(21a) の中間部に中子押し込み固定機能と
把手部外面からの操作機能を具備した操作用ピン(25)の
出入り口(27)を形成したことを特徴とする請求項1、2
または3記載の替え刃式切断用工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13808597A JP3395055B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 替え刃式切断用工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13808597A JP3395055B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 替え刃式切断用工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10328928A true JPH10328928A (ja) | 1998-12-15 |
JP3395055B2 JP3395055B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=15213612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13808597A Expired - Lifetime JP3395055B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 替え刃式切断用工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3395055B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002036027A (ja) * | 2000-05-16 | 2002-02-05 | Makita Corp | 往復動切断工具のブレード取り付け装置 |
KR20230146249A (ko) * | 2022-04-12 | 2023-10-19 | 이길수 | 도구유닛이 분리 가능한 손잡이도구 |
US12017374B2 (en) | 2016-12-27 | 2024-06-25 | Hangzhou Great Star Industrial Co., Ltd. | Blade-replaceable cutting tool |
-
1997
- 1997-05-28 JP JP13808597A patent/JP3395055B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002036027A (ja) * | 2000-05-16 | 2002-02-05 | Makita Corp | 往復動切断工具のブレード取り付け装置 |
US12017374B2 (en) | 2016-12-27 | 2024-06-25 | Hangzhou Great Star Industrial Co., Ltd. | Blade-replaceable cutting tool |
KR20230146249A (ko) * | 2022-04-12 | 2023-10-19 | 이길수 | 도구유닛이 분리 가능한 손잡이도구 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3395055B2 (ja) | 2003-04-07 |
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