JPH10328072A - 温風乾燥機 - Google Patents

温風乾燥機

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JPH10328072A
JPH10328072A JP13872297A JP13872297A JPH10328072A JP H10328072 A JPH10328072 A JP H10328072A JP 13872297 A JP13872297 A JP 13872297A JP 13872297 A JP13872297 A JP 13872297A JP H10328072 A JPH10328072 A JP H10328072A
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hot air
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faucet
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敬介 宮崎
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Maxell Holdings Ltd
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温風乾燥機の存在を手洗いした者などに知らし
め、乾燥機の使用を喚起できるようにする。 【解決手段】ケーシング1内に、ファンユニットF'及び
ヒータユニット16からなる温風ファンユニットFを収納
配設し、水栓B1の近傍に設置した温風乾燥機において、
前記水栓B1を使用する者を検出する使用者検出手段と、
同検出手段の検出信号に基づいて、温風乾燥機の使用を
水栓使用者Mに喚起する乾燥喚起手段とを具備する構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温風乾燥機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、公衆のトイレ、洗面所などの
壁面や、水栓を設けたカウンター近傍に設置されて、手
を洗った後に温風で手を乾燥させるハンドドライヤと呼
ばれる温風乾燥機があった。
【0003】この種の温風乾燥機の一形態として、例え
ば、特開平3−26222号公報に開示されたものがあ
る。
【0004】これは、手洗い器を設けたカウンターに設
置されたものであって、カウンター上面側からカウンタ
ー奥側に向かって上向きに温風を吹き出すようにした温
風吹出用のノズルと、同ノズルを覆い、かつ、後方へ回
動して開放可能としたカバーと、使用者が温風乾燥器の
前に立つとこれを検知する第1の検出手段と、前記ノズ
ルに手が差し出されるとこれを検知する第2の検出手段
と、第1、第2の検出手段と接続し、前記カバーの開閉
動作や温風ファンユニットの駆動を制御する制御部とを
備えている。
【0005】かかる構成により、使用者が手洗い後、温
風乾燥器の前に立つと、第1のセンサがこれを検知して
検知信号を出力し、この検知信号に基づき、制御部は温
風ファンユニットのファンのみを駆動させてノズルから
送風し、この送風により前記カバーを後方へ回動させる
ことができる。
【0006】そして、ノズルの前に手が差し出される
と、第2の検出手段がこれを検知して検知信号を出力
し、制御部は温風ファンユニットのヒータに通電して温
風をノズルから吹き出し、手を乾燥させることができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の温風
乾燥機は、せっかく設置しても設置されていることに気
付かない者が多く、利用頻度が低くなっていた。
【0008】例えば上記したように手洗い者を検知する
手段を有するものであっても、その者が温風乾燥機の前
に立ってはじめてファンが作動する構成となっているの
で、結局は温風乾燥機の存在に気付かずに立ち去る場合
が多かった。
【0009】ハンカチ等を忘れた場合で、かつ温風乾燥
機に気付かない者は、カウンター前で手の水気を振り落
としたりしやすく、いきおい、カウンター周りは水しぶ
きで濡れた状態のままになりがちであり、これでは見苦
しく、また不衛生となる。
【0010】そこで、本発明は、設置場所にかかわら
ず、温風乾燥機が存在していることを手洗い者に報知で
き、手の乾燥を喚起することのできる温風乾燥機を提供
することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の本発明では、ケーシング内に、ファ
ンユニット及びヒータユニットからなる温風ファンユニ
ットを収納配設し、水栓の近傍に設置した温風乾燥機に
おいて、前記水栓を使用する者を検出する使用者検出手
段と、同検出手段の検出信号に基づいて、温風乾燥機の
使用を水栓使用者に喚起する乾燥喚起手段とを具備する
こととした。したがって、水栓使用者は温風乾燥機の存
在を予め知ることができる。
【0012】また、請求項2記載の本発明では、前記使
用者検出手段は、水栓使用者の存在を広範囲で検出可能
としたセンサであることとした。したがって、公衆のト
イレ等のように広い場所であっても、トイレ内にいる者
を広く検知して乾燥喚起手段を作動させることができる
ので、温風乾燥機の設置個所を限定する必要がない。
【0013】また、請求項3記載の本発明では、前記使
用者検出手段は、水栓が操作されたことを検出するセン
サであることとした。したがって、水栓を使用する者を
確実に検出することができる。
【0014】また、請求項4記載の本発明では、前記乾
燥喚起手段は、音及び/又は光により表示されることと
した。したがって、温風乾燥機の存在を確実に認識させ
ることができ、かつ、その使用を促すことができる。
【0015】さらに、請求項5記載の本発明では、前記
乾燥喚起手段の出力レベルを経時的に変化させた。した
がって、例えば音量を小さな音から漸次大きくして穏や
かに温風乾燥機利用を促すことができ、突然大音量を発
して使用者を驚かせるおそれがない。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る温風乾燥機は、ケー
シング内に、ファンユニット及びヒータユニットからな
る温風ファンユニットを収納配設し、水栓の近傍に設置
した温風乾燥機において、前記水栓を使用する者を検出
する使用者検出手段と、同検出手段の検出信号に基づい
て、温風乾燥機の使用を水栓使用者に喚起する乾燥喚起
手段とを具備するものである。
【0017】通常、本温風乾燥機はトイレや洗面所等に
おける手洗い用水栓の近傍の壁面に取付けており、水栓
使用者を検出して検出信号を出力し、同信号に基づいて
乾燥喚起手段を作動させて水栓使用者に温風乾燥機の存
在を知らしめるとともにその使用を喚起するようにして
いる。
【0018】そして、温風乾燥機の存在を認識した水栓
使用者は、手洗い後に本温風乾燥機の下方に手を差し出
せば、センサにより手を検出して検出信号を出力し、温
風ファンユニットを駆動させて手を乾燥させることがで
きるようにしている。
【0019】このとき、温風ファンユニットのファンユ
ニットによる回転音を乾燥喚起手段とすることができ、
水栓使用者を検出するとファンが駆動してその音で温風
乾燥機の存在を知らせるようにするとよい。また、ファ
ンの回転音に代えて発光ランプ等を設け、光により表示
させることもできる。さらに、音と光を組合せて同時に
作動させてもよい。
【0020】また、前記乾燥喚起手段の出力レベルを経
時的に変化させることができる。すなわち、前記ファン
ユニットによる回転音を小回転から大回転へして音量を
漸次大きくしたり、あるいは音声ICやブザー等の発音
装置を設け、音声、ブザー音、メロディ音などを段階
的、無段階的に音量を上げていくとよい。かかる構成と
することで穏やかに温風乾燥機利用を促すことができ、
かつ、突然大音量を発して使用者を驚かせるおそれがな
い。しかも、乾燥喚起手段をファンユニットが兼用して
いる場合は、ファンモータの回転による発熱が予熱とな
って、温風乾燥時の立ち上がり時に、速やかに所定温度
の温風を発生させることができる効果を有する。
【0021】また、乾燥喚起手段に発光ランプなどを用
いた場合は、逆に、初期は強い光を発して、次第に光量
を減じさせたり、点滅速度を高速から低速へ変化させた
りするとよい。このようにすれば、温風乾燥機から離れ
た位置にいても、水栓使用者は最初の強い発光や点滅で
その存在に気付き、近づくにつれて光量や点滅速度が緩
くなるので使用者にいらだち感などを与えるおそれがな
い。
【0022】また、前記使用者検出手段は、水栓使用者
の存在を広範囲で検出可能としたセンサとすることがで
きる。
【0023】したがって、公衆のトイレ等のように広い
場所であっても、トイレ内にいる者を広く検知して乾燥
喚起手段を作動させることができるので、温風乾燥機の
設置個所を限定することが必要がなくなり、温風乾燥機
を後付けする場合に、設置個所を容易に定めることがで
きる。
【0024】また、前記使用者検出手段を、水栓が操作
されたことを検出するセンサとすることもできる。
【0025】すなわち、トイレや洗面所等を清掃するた
めの者が出入りする度に前記ファンユニット等の乾燥喚
起手段を駆動させると電力消費が大きくなるため、水栓
の操作を検出するようにすれば、水栓を使用する者だけ
を確実に検出して乾燥喚起手段を作動させることができ
るので省電力となり、多数の者が使用するパブリックな
場所への設置に有効となる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
具体的に説明する。
【0027】図1に本実施例に係る温風乾燥機Aの取付
状態を、図2に使用状態を示している。
【0028】図1及び図2に示すように、温風乾燥機A
は温風ファンユニットF等を内蔵したケーシング1と同
ケーシング1に着脱自在に取付けた水受板2とから構成
しており、トイレや洗面所等に設けたカウンターCの手
洗い器Bの近傍、すなわち、本実施例では、前記カウン
ターCに隣接した壁面Wに取付けている。図1中、B1は
手洗い器Bに設けた水栓である。
【0029】温風乾燥機Aは、水栓使用者Mを検出可能
とした使用者検出手段としての第1センサS1を具備して
おり、同第1センサS1により、水栓使用者Mを検出して
検出信号を出力し、同信号に基づいて後述する乾燥喚起
手段を作動させて水栓使用者Mに温風乾燥機Aの存在を
知らしめ、その使用を喚起するように構成している。
【0030】また、同温風乾燥機Aを設置する壁面Wの
位置は、必ずしも水栓使用者Mと対峙する位置にあると
は限らない(図1参照)。そこで、本実施例に係る第1
センサS1は、水栓使用者Mの存在を広範囲で検出可能な
センサとして、その設置個所を制限されることがないよ
うにしている。なお、かかるセンサとしては後に詳述す
る。
【0031】乾燥喚起手段の作動により、温風乾燥機A
の存在を知った水栓使用者Mは、手洗い後、温風乾燥機
Aの下方に手Hを差し出せばよく(図2)、ケーシング
1の下部に設けた第2センサS2が差し出された手Hを検
出して温風ファンユニットFをタイマTにより所定時間
駆動させ、ケーシング1の下面に形成した温風吐出口10
より温風を吹き出して手Hを乾燥させることができる。
なお、乾燥中に手Hから滴り落ちる水は、前記水受板2
で受けることができるので床面やカウンターCの表面等
を濡らすことがない。図2中、5は制御基板であり、第
1、第2センサS1,S2 が取付けられるとともに、本温風
乾燥機Aの制御回路を備えている。
【0032】なお、本実施例では温風ファンユニットF
の駆動時間はタイマーにより設定されているが、設定時
間内に手が除かれた場合、第2センサS2は乾燥対象物が
ないことを検出して温風ファンユニットFを停止させる
ようにすることもできる。
【0033】図3に本実施例に係る温風乾燥機Aの断面
図を示しており、温風ファンユニットFは、ファンモー
タ13とシロッコファン14とからなるファンユニットF'
と、X字状に構成した取付基板16a に板状のヒータ線16
b を螺旋状に巻回したヒータユニット16とから構成して
いる。
【0034】また、本実施例に係る第1センサS1として
は、図4に示すように、水栓使用者Mが同第1センサS1
の直前に位置していなくても広範囲で検出できる焦電型
赤外線センサを用いている。かかる省電型赤外線センサ
を用いることにより、構成が簡単となって部品点数が減
り、コスト的に有利になる。
【0035】次に、前記した乾燥喚起手段について説明
すると、本実施例では、温風ファンユニットFのファン
ユニットF'(ファンモータ13、シロッコファン14)を乾
燥喚起手段として利用している。
【0036】すなわち、図5のタイミングチャートに示
すように、第1センサS1が水栓使用者Mを検出すると(5
01) 、ファンモータ13が駆動し(502) 、シロッコファン
14の風切音を乾燥喚起手段とするものである。
【0037】このとき、ファンモータ13の回転数は、例
えば500rpmの低い回転数として音量を抑えておくことが
好ましい。すなわち、トイレ内等では音が共鳴して大き
く響くものなので、いきなり大音量を発すると水栓使用
者Mを驚かせてしまうおそれがあるからである。
【0038】次に、水栓使用者Mが温風乾燥機Aの下方
に手Hを差し出すと、第2センサS2がこれを検出し(50
3) 、その検出信号に基づいてヒータユニット16に通電
するとともに(504) 、ファンモータ13の回転数を例えば
5000rpm まで上げ(505) 、十分な風量で手Hを乾燥させ
る。
【0039】そして、乾燥を終えて手Hが除かれたこと
を第2センサS2が検出すると(506)、第1センサS1が水
栓使用者Mを検出中であったとしても、その第2センサ
S2からの検出信号に基づいてヒータユニット16、ファン
モータ13への通電が切られる(507),(508) 。
【0040】図5中、(509) は乾燥を終えた水栓使用者
Mがこの場から立ち去り、第1センサS1の検出外となっ
たことを示す。
【0041】このように、本実施例では、温風乾燥機A
に備えられているファンユニットF'を乾燥喚起手段とし
て利用しているので、別途に装置を付加する必要がな
く、コスト増となることもない。
【0042】また、乾燥喚起手段の一形態として、図6
に示すように、音声合成ICやブザーあるいはメロディ
音等の発音装置をケーシング1内に配設することによ
り、ファンユニットF'による風切音に代えて音声で乾燥
喚起することもできる。
【0043】図7及び図8にこれら場合のタイミングチ
ャートを示す。
【0044】図7に示したものでは、乾燥喚起手段の出
力レベルを経時的に変化させるようにしている。すなわ
ち、突然大音量を発して使用者を驚かせたりしないよう
に、例えば音量を小さな音から漸次大きくして穏やかに
温風乾燥機利用を促すようにしている。さらに、音声に
よる乾燥喚起に加え、同時に、LEDによる発光によっ
ても喚起可能とした例としている。なお、必ずしもLE
Dを設けなければならないことはなく、音声のみであっ
てもよいこと、また、LEDを設ける場合は、ケーシン
グ1の目視しやすい位置に設けることは当然である。
【0045】図示するように、第1センサS1が水栓使用
者Mを検出すると(701) 、初期段階の所定時間は、40db
程度の小音量で「乾燥機をお使い下さい」などの音声が
流れ(702) 、次の段階の所定時間では、50db程度の音量
にアップされた音声が第2センサS2による手Hの検出(7
03) まで流れる(704) 。
【0046】また、第1センサS1が水栓使用者Mを検出
すると(701) 、第2センサS2による手Hの検出(703) ま
で、音声と同時にLEDが点灯あるいは点滅し(705) 、
音と光とにより乾燥機使用を促すものである。
【0047】第2センサS2が手Hを検出すると、その手
Hが除かれたことを検出するまでヒータユニット16及び
ファンモータ13が作動する(706),(707) 。
【0048】なお、ここでは音量を2段階で変化させた
ものを示したが、それ以上の段階変化をさせたり、無段
階で変化するようにしてもよい。
【0049】また、LEDの点灯あるいは点滅について
も、その初期は強い発光や早い点滅速度とし、漸次弱く
したり、遅くしたりするようにすることができる。
【0050】図8に示したものは、ブザー音あるいはメ
ロディ音で乾燥喚起するようにしたものである。
【0051】図示するように、第1センサS1が水栓使用
者Mを検出すると(801) 、第2センサS2による手Hの検
出(802) まで、乾燥喚起手段としてのブザー音やメロデ
ィ音が流れ(803) 、同時に、ヒータユニット16が、例え
ば20ワット程度で予熱される(804) 。
【0052】そして、第2センサS2により手Hが検出さ
れると(802) 、ヒータユニット16が例えば最大の1200ワ
ットの出力となるとともに(805) 、ファンモータ13が作
動すし(806) 、次に第2センサS2が手Hが除かれたこと
を検出すると(807) 、ファンモータ13は停止するととも
に(808) 、ヒータユニット16は再び予熱程度の出力にダ
ウンする(809) 。なお、第2センサS2による手Hの検出
時(802) からはタイマTが起動して計時を開始するが(8
10) 、予め定められた温風乾燥作動時間よりも早く手H
が除かれた場合、これを第2センサS2が検出する(807)
と同時にリセットされる(811) 。
【0053】ことのき、第1センサS1がなおも水栓使用
者Mを検出している状態(812) であれば、次なる水栓使
用者Mが存在するものとして、再び乾燥喚起手段が作動
する(813) 。
【0054】そして、第2センサS2が再度手Hを検出す
ると(814) 、ヒータユニット16が最大出力になるととも
に(815) 、ファンモータ13、タイマTが作動することに
なる(816),(817) 。
【0055】乾燥中、すなわち第2センサS2が検出状態
(818) の間にタイムアップ(819) すると、ファンモータ
13は停止し(820) 、ヒータユニット16は、第1センサS1
による水栓使用者Mの検出を終えるまで(821) 予熱程度
の出力を保つ(822) 。
【0056】なお、上述した中で、ヒータユニット16を
予熱するのに代えて、別途予熱専用ヒータを設けたり、
あるいは、ファンモータ13に対して、ファンが回転する
かしないかという程度の微電流を流し、ファンモータ13
による発熱を予熱とすることもできる。このように、予
熱するように構成することで、乾燥開始初期に冷風が吐
出されて不快感を与えるおそれがない。また、予熱は第
1センサS1が水栓使用者Mを検出している間だけ行うよ
うにしているので、省電効果も有する。
【0057】なお、この場合についても、ブザー音ある
いはメロディ音を段階的に音量変化させることができ
る。
【0058】さらに乾燥喚起手段の一形態として、図9
に示すように、温風乾燥機Aに乾燥時間の目安表示用の
複数のLEDもしくは小型電球を設け(ここでは第1〜
第4のLEDとしている)、これを光による乾燥喚起と
兼用させることもできる。
【0059】すなわち、図10に示すように、第1セン
サS1が水栓使用者Mを検出すると(101) 、第1〜第4L
EDが全て点灯し(102),(103),(104),(105) 、水栓使用
者Mへ乾燥喚起を行う(106) 。なお、このときに全ての
LEDを点滅させると、より効果的に乾燥喚起を図るこ
とができる。
【0060】次いで、温風乾燥機Aを使用するために手
Hをケーシング1の下方に差し出すと、第2センサS2が
これを検出し(107) 、ヒータユニット16及びファンモー
タ13が作動するとともに(108),(109) 、タイマTが計時
を開始し(110) 、第1〜第4LEDが全て点灯したまま
の第1乾燥ステップ(111) の状態となる。
【0061】そして、タイマTによる所定の時間の経過
を示すカウント信号が出力されると、制御回路はかかる
信号に基づいて第4のLEDを消灯し(112) 、第1〜第
3LEDが点灯した第2乾燥ステップ(113) の状態とす
る。
【0062】さらに所定の時間が経過すると、同様に第
3のLEDを消灯し(114) 、第1及び第2LEDが点灯
した第3乾燥ステップ(115) の状態とする。
【0063】この時点で手Hが除かれると、第2センサ
S2がこれを検出し(116) 、予め設定された乾燥時間に達
する前であっても、ヒータユニット16、ファンモータ1
3、タイマTがOFFとなり(117),(118),(119) 、か
つ、第1、第2LEDも消灯する(120),(121) 。
【0064】(122) は、第1センサS1の作動中に、再度
第2センサS2が手Hを検出したことを示している。この
ときに、水栓使用者Mが予め設定された乾燥時間を全て
使って手Hを乾燥させる場合について説明すると、第2
センサS2が手Hを検出している状態(123) において、タ
イマTが所定時間毎にカウント信号を出力し、その信号
に基づいて制御回路は前記したような第1乾燥ステップ
(111) 〜第3乾燥ステップ(115) と乾燥目安を表示す
る。そして、第2LEDも消灯し、第1LEDのみが点
灯した状態の最終乾燥ステップ(124) は、タイマTによ
るタイムアップ時(125) により終了し、このときにヒー
タユニット16、ファンモータ13が停止するとともに(12
6),(127) 、第1LEDも消灯し(128) 、水栓使用者M
は設定された乾燥時間全てを使い切ったことになる。図
中、(129) は乾燥を終えた水栓使用者Mを含め、その
他、第1センサS1の検出範囲から人がいなくなったこと
を示す。
【0065】なお、光による乾燥喚起については、多数
のLEDを、例えば、図11に示すように、「AIR」
などの文字を形作るように配列し、かかる「AIR」の
文字が点灯、点滅するような構成とすることもできる。
【0066】また、LEDに代えて、図12(a)に示
すように、ケーシング1の表面に表裏で色の異なる複数
のフラップ1aを回転自在に設け、第1センサS1の検出信
号により、各フラップ1aが反転して色が変化する(図1
2(b))ような構成としてもよい。1bはフラップ1aの
回転軸である。
【0067】ところで、図6、図9において、81は温風
切替スイッチであり、温風の出力をOFF 、LOW 、HIGHと
切替えるもので、手動により操作可能としたものであ
る。なお、OFF とした場合、第2センサS2は作動したま
まで検出信号を制御回路に送るが、制御回路ではヒータ
ユニット16、ファンモータ13への通電は遮断して作動を
停止させるようにしている。そして、LOW とHIGHとで
は、ファンモータ13の能力は例えば60Wで変わらず、ヒ
ータ能力を例えば600 Wから1200Wと倍増するようにし
ている。なお、かかる温風切替スイッチ81は、ケーシン
グ1の下面に設けている。
【0068】ここで、図3及び、図13に示した底面
図、図14に示した分解斜視図を参照しながら、温風乾
燥機Aの具体的構成について説明する。
【0069】温風乾燥機Aの外郭をなすケーシング1
は、図3に示すように、合成樹脂製の前側カバー3と後
側ケース4を突き合わせて形成しており、前側カバー3
を温風ファンユニットF及び同ユニットFの制御基板5
を十分収納できる深さに形成するとともに、ケーシング
1を壁面Wに取付けた状態で下部面となる底面30に温風
吐出口10を形成している。同前側カバー3の底面30は下
方にやや膨出した湾曲状としており、前記温風吐出口10
を同底面30の略全幅にわたって広口に形成するとともに
(図13)、耐熱性の高いステンレスやアルミニウムな
どの金属製のグリル31を取付けている。
【0070】他方、後側ケース4は、図14に示すよう
に、前側カバー3よりも浅く形成するとともに、壁面側
となる背面40には壁面取付け用のベースプレート7を着
脱するためのプレート取付孔41、及び、導線挿通孔42を
形成するとともに、複数個所に設けた空気取入用スリッ
ト43を形成している。
【0071】また、背面40の表側(前側ケース側)の面
には、温風ファンユニットFを取付けるための複数のボ
ス44を突設し、さらに、ケーシング1を壁面Wに取付け
た状態で下部に位置する底面45に、多数のスリット11a
からなる空気取入口11を形成している。かかる空気取入
口11と前記空気取入用スリット43とは、温風ファンユニ
ットFへ空気を取り入れるためのものである。図14
中、Pはプラグ、P1は電源コードである。
【0072】なお、本実施例では温風ファンユニットF
には、大風量を得ることのできるシロッコファン14を用
いているが、シロッコファン14に代えて例えば軸流ファ
ンを使用してもよい。
【0073】温風ファンユニットFは、図14に示すよ
うに、ユニット取付板12を介して、後側ケース4に設け
たボス44にゴムやシリコンからなる防振リング48を介し
て取付けている。
【0074】すなわちユニット取付板12に形成したファ
ンモータ配設用穴12a にファンモータ13とシロッコファ
ン14とからなるファンユニットF'を挿通状態に配設し、
遮熱ケース15内に収容したヒータユニット16を前記ファ
ンユニットF'の下方に位置させ、さらに、P字状に形成
して送風路R1(図3)を伸延形成したファンケース17で
包被し、同ファンケース17を前記ユニット取付板12を介
してボス44にビス止めしている。15a,15a は、遮熱ケー
ス15の先端に設けた風路絞り片であり、シロッコファン
14からの送風を絞ることにより風速を早めている。
【0075】また、かかる温風ファンユニットFをケー
シング1内に配設することにより、同ケーシング1内を
図3に示すように前側空間18と後側空間19とに区分し、
後側空間19は、前記空気取入口11と連通して空気還流路
R2を形成している。
【0076】かかる空気還流路R2を設けたことにより、
温風吐出口10から吐出された温風が空気取入口11に還流
し、温かい空気のまま流路抵抗の少ない空気還流路R2を
通って温風ファンユニットFに供給されることになるの
で加熱効率及び吸気効率が向上する。
【0077】次に、温風ユニットファンFの制御基板5
について説明すると、図14に示すように、一側端にシ
ロッコファン14の空気流入部F1に対応する凹部51を形成
した板状に形成しており、図3に示すように、温風乾燥
機Aを壁面Wに取付けた状態で壁面W側の面に、100 V
降圧用抵抗52、ファンモータ13用のスイッチング素子5
3、コンデンサ54、ターミナル55等の大きめの部品を取
付けており、これらはその裏面5aにて端子を半田付けし
ている。
【0078】また、図14に示すように、かかる裏面5a
には、多数のチップ抵抗器56やタイマーIC57等が取付
けられている。そして、前記ターミナル55には、プラグ
P、ファンモータ13、コイルヒータ16及び同ヒータ16用
のトライアック13a からの各リード線Eを集中して接続
している。
【0079】かかる制御基板5は、ケーシング1前面側
で、かつケーシング1の壁側取付面に対して略平行状態
に配設されている。
【0080】すなわち、図3に示すように、前記ケーシ
ング1内に形成された前側空間18内に、後側ケース4の
背面40から一定距離Lだけ離隔して略平行に配設すると
ともに、その配設姿勢として、半田付面となる裏面5aを
ケーシング1の前面側、すなわち前側カバー3に対向さ
せた状態で同前側カバー3にビス止めし、少なくともフ
ァンケース17には接触しないようにしている。32は前側
カバー3の内側面に突設した制御基板取付用ボスであ
る。
【0081】このように、制御基板5を、壁面Wに接す
る後側ケース4の背面40から一定距離Lだけ離れた遠い
位置で、かつ、空気還流路R2との間に温風ファンユニッ
トFを介在させて配設することにより、壁面Wからの影
響、すなわち、制御基板5に密集状態に設けられた前記
多数のチップ抵抗器56やタイマーIC57等のリードを固
着する半田面(裏面5a)に、水や導電性を有する埃や塵
等が付着することを可及的に防止することができ、これ
ら水や埃や塵などに起因する電気的故障を未然に防止し
ている。
【0082】また、前記制御基板5を前側カバー3に取
付けたことで、例えば後側ケース4の背面40にボスを突
設してこれに取付けた場合に比べ、水がかかるボスを伝
わることがないので水からの影響を確実に回避でき、ま
た、例えば温風ファンユニットFのファンケース17等に
取付けた場合に比べ、ファンモータ13による振動が直接
伝わることもないので、制御回路の各部品のリード等が
折損したり、半田が欠損したりするおそれもない。
【0083】また、制御基板5に取付けた大きめの部品
のうち、100 V降圧用抵抗52とスイッチング素子53は特
に発熱性が高いものであるが、これらを前側カバー3に
対して制御基板5の反対側に位置させているので、前側
カバー3がこれらから直接加熱されることがなく、前側
カバー3が異常に温度上昇して使用者が不安にかられた
りするおそれもない。
【0084】しかも、本実施例では、前記した発熱性の
高い100 V降圧用抵抗52やスイッチング素子53は、前側
の空気流入部F1寄りに配置されているので、空気の流れ
により冷却することができ、その発熱による悪影響を可
及的に防止している。
【0085】さらに、前記した第2センサS2を、かかる
制御基板5の先端部の壁面W側の面に設けている。第2
センサS2は、図13に示すように、発光部S2a 、受光部
S2bからなる赤外線反射式としており、同センサS2の直
下方に手Hなどの被検出物が存在しなければ作動するこ
とがないので、本温風乾燥機Aの近傍に人体が位置した
だけで誤作動するような不具合はない。
【0086】また、前側カバー3には、赤外線を透過
し、可視光線を遮断するスモーク状のセンサカバー8
を、前記第2センサS2の直下方位置に設けている。そし
て、本実施例では、同センサカバー8の一端側に前述し
た温風切替スイッチ81を設けている。このように、切替
スイッチ81をセンサカバー8に取付けたことにより、操
作性が良好となり、かつ、本温風乾燥機Aの製造組立時
の作業性も向上する。
【0087】また、第2センサS2を制御基板5に取付け
ているために、専用のセンサ取付用部材を必要とせず、
その他の関係部品の組立と同時に組付作業を行えるので
作業効率が向上する。しかも、接続コードが不要となる
ので断線による故障などがない。
【0088】一方、第1センサS1は、ケーシング1の前
側略中央上部に設けており、図3及び図14に示すよう
に、前側カバー3の略中央に設けた透孔に臨むように焦
電型赤外線センサを取付けるとともに、前記透光には、
前述したセンサカバー8と同様なスモーク状カバー33を
嵌合して構成している。なお、同カバー33を集光型とす
ればセンサ感度をさらに向上させることができる。S1a
は第1センサS1と制御基板5とを連絡するリード線であ
る。
【0089】次に、温風乾燥機Aに取付けた水受板2に
ついて説明する。
【0090】水受板2は、前述したように、洗った手を
温風により乾燥する際に、滴り落ちる水が床面などに落
ちる前に中途で受けるもので(図2参照)、図14に示
すように、軽量な合成樹脂製で適宜広さの皿状本体21
と、同皿状本体21の後縁21a に連結した係止用吊下部材
22とから構成している。そして、図3に示したベースプ
レート7を介して着脱自在に吊下状態に取付け可能とし
ている。
【0091】かかるベースプレート7は、図14に示す
ように、壁面Wにビス等で固着するためのビス孔70a を
四隅に設けた略矩形形状のプレート本体70と、同本体70
の上部から上方へ直伸した状態で連設され、先端を折曲
して後側ケース4に係合可能としたケーシング側係止片
71と、プレート本体70の下部に連設され、先端にフック
部72a を形成した水受板側係止片72とからなる板状のプ
レートであり、本実施例では金属製としている。
【0092】前記水受板側係止片72は、プレート本体70
と面一状態で、前記ケーシング側係止片71よりも短めに
下方へ伸延させており、先端に形成したフック部72a は
壁面Wに近接するように小さな張出量としている。
【0093】なお、73は指で簡単に回転着脱可能とした
ネジであり、このネジ73により、ベースプレート7は後
側ケース4に着脱自在に係合状態で取付ることができ
る。
【0094】また、プレート本体70には、前記ケーシン
グ側係止片71の左右両側と、前記水受板側係止片72の上
部側との3個所に、後側ケース4のプレート取付孔41に
係脱自在とした爪片74,74,74を設けており、かかる爪片
74,74,74でケーシング1を支持するとともに、前記ネジ
73によりケーシング1をガタつくことなく保持可能とし
ている。
【0095】かかるベースプレート7に水受板2は着脱
自在に取付けられるものであるが、同水受板2の皿状本
体21は、図2に示すように、後縁21a を壁面Wに密着可
能な直線状に形成しており、係止用吊下部材22の裏面上
端に前記ベースプレート7のフック部72a に係合する凸
条(図示せず)を形成するとともに、同凸条の上方に、
ケーシング1とベースプレート7との間で挟持される舌
片24を連設している。
【0096】かかる構成としたことにより、水受板2は
ベースプレート7に確実、かつ簡単に着脱自在とするこ
とができる。そして、前記舌片24がケーシング1とベー
スプレート7とに挟持されるために、子供等の悪戯など
により水受板2に特別な力が加えられてもずれたり脱落
したりすることがない。
【0097】しかも、ケーシング1もベースプレート7
を介して壁面Wに取付けられているので、水受板2に加
えられた力はケーシング1には直接作用することがな
く、ケーシング1が壁面Wから脱落したりするおそれも
ない。
【0098】なお、水受板2は、本実施例で示したよう
に、ケーシング1に吊下する取付構造に限ることはな
く、例えば水受板2をカウンターC上に載置可能に形成
し、同水受板2の上部にケーシング1を連結する構成と
して、水受板2を介して温風乾燥機AをカウンターC上
に載置可能とすることもできる。
【0099】ところで、水受板2を取付けた場合、例え
ば皿状本体21上にトイレットペーパ等の物体Gが載置さ
れていると、第2センサS2が手Hなどと誤検知するおそ
れがある。
【0100】そこで、図15及び図16に示すように、
物体検出手段Jを設け、同物体検出手段Jが皿状本体21
上に物体Gの存在を検出した場合は、温風ファンユニッ
トFのうち、少なくともヒータユニット16には通電不可
の状態とすることができる。
【0101】図15に示したものは、温風乾燥機Aを壁
面Wに取付けた吊下式の水受板2を具備するものに適用
した例であり、皿状本体21に、物体Gの重量を検知する
機械式の物体検出手段Jを設けている。
【0102】すなわち、皿状本体21の凹面上に、下面に
スイッチ杆25を設けた水受皿20を、同スイッチ杆25が皿
状本体21の内部に挿貫させた状態でバネ等の弾性体26を
介して載置するとともに、皿状本体21の内部には、前記
スイッチ杆25によりON・OFFするマイクロスイッチ
やリードスイッチからなるスイッチ部27を設け、さら
に、同スイッチ部27をリード線28を介してケーシング1
内の制御回路に接続している。
【0103】かかる構成により、水受皿20に物体Gが載
置されていると、弾性体26に抗して水受皿20が沈み、ス
イッチ杆25によりスイッチ部27を作動させて物体検出信
号を出力させ、制御回路ではその信号に基づいて少なく
ともヒータユニット16への通電を遮断することができ
る。
【0104】また、図16に示したものは、温風乾燥機
AをカウンターC上に載置可能とした載置式の水受板2
を具備するものに適用した例であり、しかも、物体検出
手段Jを光学式で構成している。
【0105】すなわち、皿状本体21' の奥側と手前側と
に設けた発光部29a 、受光部29b とからなる光学センサ
29を設け、物体Gにより光が遮断されると物体Gの存在
を検出し、前述したように少なくともヒータユニット16
への通電を遮断するようにしている。
【0106】このように、物体検出手段Jを設けること
により、いたずらにヒータユニット16が作動してヒータ
線16b が焼き切れたり、物体Gを異常過熱して火災等に
至ったりするおそれを未然に防止することができる。
【0107】以上、本発明の一実施例を、水栓使用者M
の存在を広範囲で検出可能とした第1センサS1を焦電型
赤外線センサとしたものとして説明してきたが、他の実
施例として、図17〜図20に示すセンサを用いること
もできる。
【0108】すなわち、図17に示したものは、ケーシ
ング1の前側カバー3に断面視弧上の凸部35を設け、同
凸部35に複数の焦電型赤外線センサを設けて単式よりも
さらに広範囲に水栓使用者Mを検出可能としたものであ
る。
【0109】また、図18に示したものは、ケーシング
1の前側カバー3に、可動体36を設け、同可動体36の先
端に、例えば反射式の赤外線センサや超音波センサ、あ
るいは、焦電型赤外線センサを取付けたものである。36
a は可動体36の枢軸である。
【0110】なお、図示したものは、前側カバー3に凹
部37を形成し、同凹部37内に可動体36を配設したが、特
に凹部37を設けなくても構わない。
【0111】さらに、図19に示したものは、第1セン
サS1を着脱式としたもので、センサの本体部38を任意の
個所に配設可能としている。図示したものは、本体部38
をカウンターCの奥側に配設した状態を示しているが、
カウンターCのエプロン部分等に適宜設けたりすること
ができる。なお、本体部38を固定するためには、例えば
吸盤などのように、ワンタッチで取付可能とした部材を
設けるとよい。39は本体部38とケーシング1内の制御回
路とを接続するリード線である。
【0112】また、図20に示すように、前記使用者検
出手段を、水栓使用者Mを直接検出する第1センサS1と
せずに、水栓B1が操作されたことを検出するセンサを設
けてもよい。
【0113】これは、例えば水栓B1の内部に、例えば流
量センサや圧力センサを取付けてこれを第1センサS1と
し、水が流出したことを検出するようにしたもので、同
第1センサS1と風乾燥機Aの制御回路とを接続してい
る。
【0114】かかる構成とすることにより、例えば公衆
のトイレなどにおいて、不特定多数の者が出入りしても
逐一喚起手段を駆動させずにすみ、水栓B1が使用された
ときのみ温風乾燥機Aの使用を確実に喚起することがで
きるので省電化を図ることができる。なお、第1センサ
S1を水栓B1の内部でなく操作バルブ等に取付け、バルブ
の開閉を検出するものであってもよく、機械式で構成し
てもよい。
【0115】次に、さらなる他の実施例として、殺菌手
段を具備する温風乾燥機Aについて説明する。
【0116】図21に示したものは、第1センサS1と第
2センサS2とを備え、かつ、第1センサS1による水栓使
用者Mの検出信号に基づいてファンモータ13を駆動して
乾燥喚起のための音を発する構成に加え、殺菌手段とし
てオゾン発生器Kを設けたものであり、温風乾燥時に、
温風とともにオゾンを温風吐出口10より吹出して手Hを
殺菌するようにしている。
【0117】この場合、第1センサS1の検出信号によ
り、オゾン発生器Kからオゾンを直接ファンケース17内
に送気したり、あるいは、図示するようにオゾンタンク
K1を設けてオゾンを溜めておき、第2センサS2の検出信
号によりファンユニットF'が作動した際に、エジェクタ
効果によりオゾンタンクK1からオゾンが吸引されるよう
に構成することができる。
【0118】また、図22に示したものは、オゾン発生
器Kに代えて、紫外線ランプUを設けたものである。
【0119】紫外線ランプUは、紫外線の照射が安定状
態となるまで時間を要するので、第1センサS1による水
栓使用者Mの検出信号に基づいて点灯させるようにし
て、第2センサS2による手Hの検出信号に基づき温風フ
ァンユニットFの駆動時には十分な殺菌効果を奏するよ
うにしている。また、第1センサS1が検出信号を出力し
ている限りは、第2センサS2が手Hが除かれたことを検
出しても照射状態を維持するようにしておき、頻繁にO
N・OFFが繰り返されることによりランプ寿命に悪影
響を与えないようにすることが好ましい。
【0120】図23に、かかる殺菌手段を具備する温風
乾燥機Aのタイムチャートを示している。
【0121】図示するように、第1センサS1が水栓使用
者Mを検出すると(231) 、殺菌手段が作動開始し(232)
、同時に、第2センサS2により手Hを検出する(233)
まで、乾燥喚起手段を兼用するファンモータ13がLAW 出
力で駆動する(234) 。
【0122】そして、第2センサS2により手Hが検出さ
れると(233) 、ヒータユニット16に通電されるとともに
(235) 、ファンモータ16がHIGH出力となる(236) 。
【0123】そして、第2センサS2が手Hが除かれたこ
とを検出すると(237) 、ヒータユニット16及びファンモ
ータ13は停止する(238),(239) 。
【0124】第1センサS1が水栓使用者Mを検出してい
る間に(240) 、再度第2センサS2が手Hを検出すると(2
41) 、ヒータユニット16及びファンモータ13は再度作動
するが(242),(243) 、この間の時間、すなわち、第2セ
ンサS2がOFF出力して次にON出力するまでの時間
が、予め定めた所定時間(例えば20秒)よりも短ければ
(244) 、今温風乾燥しようとしている者は、先に温風乾
燥した者と同一人物か、あるいは別人であっても、少な
くとも先のファンモータ13のLAW 出力による乾燥機使用
喚起の音を聞いて当然温風乾燥機Aの存在を認識してい
たものとして、ファンモータ13はLAW 出力ではなく、即
座にHIGH出力となるようにしている。したがって、LAW
出力による無用の喚起音を頻繁に発して水栓使用者Mに
うるさがられることがない。
【0125】一方、ヒータユニット16及びファンモータ
13が停止後、前記した所定時間が経過し(245) 、なおか
つ第1センサS1が水栓使用者Mを検出している場合(24
0) 、今第1センサS1が検出している水栓使用者Mは先
に乾燥を終えた者とは別人であることとし、先の(234)
同様にファンモータ13をLAW 出力で駆動して(246) 、乾
燥機使用喚起を促しながら第2センサS2による手Hの検
出に備える。
【0126】また、殺菌装置に紫外線ランプUを使用し
ている場合であれば、先に説明した理由により、第1セ
ンサS1が水栓使用者Mを検出している間(240) は、これ
をON・OFFすることなく、当初の作動状態を保つよ
うにしている(247) 。
【0127】さらなる他の実施例として、図24に示す
温風乾燥器Aについて説明する。
【0128】これは、温風乾燥機Aを設置した場合に、
他の電気器具Nも本温風乾燥器Aを介して簡単に使用可
能としたものである。
【0129】すなわち、図24において、W1は一般の家
庭等に設けられた二つのコンセントを備えた商用電源取
出部であり、一方のコンセントには本温風乾燥機Aのプ
ラグPを接続し、他方には、例えば洗濯機等のその他の
電気機器のプラグP2を接続している。なお、Dは化粧台
である。
【0130】したがって、例えばシェーバや毛髪ドライ
ヤ等の他の電気器具Nを使用する場合には、前記プラグ
P,P2 のいずれかを抜いて他の電気器具NのプラグP3を
接続しなければならない。
【0131】勿論、多接点のタップを設ければよいが、
わざわざかかるタップを設けることは面倒であり、しか
も、商用電源取出部は、通常、壁面Wの下側部で、しか
も、奥まった個所に設けられていることが多く、使用の
度にプラグP3を抜き差しするのは面倒である。
【0132】そこで、本実施例では、図24及び図25
に示すように、ケーシング1の側部に、他の電気器具N
のためのプラグ接続部Vを設けている。なお、本実施例
ではプラグ接続部Vを1個としたが複数個設けてもよ
い。
【0133】図24中、34はケーシング1の前面に取付
けた鏡であり、ケーシング1に鏡34を設けたことによ
り、他の電気器具Nがシェーバーのように手持ち式の場
合に使い勝手が良好となる。
【0134】そして、プラグ接続部Vは、かかる鏡34の
下方端寄りに設けるとよく、前記した手持ち式の他の電
気器具Nを使用する際に、そのコードが鏡34を横切った
りして邪魔になることがない。
【0135】このように、プラグ接続部Vを設けたこと
により、他の電気器具Nの接続が容易となる。特に、温
風乾燥機Aの通常の取付位置からすると、プラグ接続部
Vも使用者の上半身の高さに位置することになるので、
他の電気器具Nを使用する際の使い勝手が向上する。
【0136】また、プラグ接続部Vに他の電気器具Nの
プラグP3を接続した場合、例えば本温風乾燥機Aの消費
電力が1300ワットとすると、これを使用しながら、他の
者がやはり略同ワット数の毛髪ドライヤ等を同時に使用
したりすることは非常に危険なので、本実施例では、他
の電気器具Nが接続されると温風乾燥機A側への商用電
源からの入力を0又はヒータユニット16等の駆動部への
通電出力を低下させるようにしている。
【0137】図25に本実施例に係る温風乾燥機Aの回
路図を示しており、切替スイッチSa,Sa と接続感知スイ
ッチSWとを設け、他の電気器具Nが接続されたことを接
続感知スイッチSWが検出すると、その接続検出信号SS1
が制御回路に出力され、制御回路はスイッチ切替信号SS
2 を出力して、一側接点Sa1 に接続されている切替スイ
ッチSaを他側接点Sa2 に切替えて、温風乾燥機A側への
商用電源からの入力を遮断するようにしている。
【0138】図26に接続感知スイッチSWを示してお
り、接点部SW0 を具備するマイクロスイッチSW1 と、バ
ネSW2 を介して進退自在とし、接点部SW0 を押す押杆SW
3 とを備えたプラグ受けSW4 とから構成されている。な
お、V2はプラグ接続部Vの端子である。
【0139】かかる構成により、他の電気器具Nのプラ
グP3が接続されると、、接続感知スイッチSWのマイクロ
スイッチSW1 がONとなり、接続検出信号SS1 が出力さ
れることになる。
【0140】ここでは、上述したように、他の電気器具
Nが接続されると、温風乾燥機A側への商用電源からの
入力を遮断するようにしたが、例えば、消費電力1200ワ
ットのヒータユニット16の出力を500 ワット程度に落と
すように制御してもよい。この場合、他の電気器具Nが
出力500 ワット程度のものであれば、2台同時使用も可
能となる。
【0141】このように、本実施例によれば、他の電気
器具Nを温風乾燥機Aに接続いて使用してもブレーカー
が落ちることはなく、また異常発熱、ひいては発火など
の事故を未然に防止することができる。
【0142】また、図26において、V1はプラグ接続部
Vの接点部をカバーするシャッターである。
【0143】すなわち、プラグ接続部Vの開口部分にス
ライド式のシャッターV1を設け、他の電気器具Nの不使
用時には閉じておくことでプラグ接続部V内に埃や水が
付着したり、あるいは内部に異物を挿入するなどの悪戯
を防止することができる。なお、シャッターV1はスライ
ド式に限らず、回転式などの構成であってもよいことは
勿論である。
【0144】また、かかるシャッターV1を利用して、こ
のシャッターV1に前記接続感知スイッチSWを設け、シャ
ッターV1が開いたときにプラグ接続部Vの接点部が他側
接点Sa2 に切り替わるようにしてもよい。
【0145】以上、各実施例を通して本発明を説明した
が、本発明に係る温風乾燥機Aは必ずしも上記してきた
ようにハンドドライヤとして使用するだけでなく、毛髪
乾燥機等の他用途に供することができる。
【0146】また、温風を吹き出す動作を第2センサS2
の検出に基づき自動駆動する構成とせずに、例えば押し
ボタン式の手動によるスイッチ式としてもよい。
【0147】
【発明の効果】本発明は、以上説明してきたような形態
で実施され、以下のような効果を奏する。
【0148】請求項1記載の本発明では、ケーシング
内に、ファンユニット及びヒータユニットからなる温風
ファンユニットを収納配設し、水栓の近傍に設置した温
風乾燥機において、前記水栓を使用する者を検出する使
用者検出手段と、同検出手段の検出信号に基づいて、温
風乾燥機の使用を水栓使用者に喚起する乾燥喚起手段と
を具備することとしたので、水栓使用者は温風乾燥機の
存在を予め知ることになり、乾燥機の使用を忘れること
がない。
【0149】請求項2記載の本発明では、前記使用者
検出手段は、水栓使用者の存在を広範囲で検出可能とし
たセンサとしたことにより、公衆のトイレ等のように広
い場所であっても、トイレ内にいる者を広く検知して乾
燥喚起手段を作動させることができる。したがって、上
記の効果に加え、温風乾燥機の設置個所を限定する必
要がなくなるという効果を奏する。
【0150】請求項3記載の本発明では、前記使用者
検出手段は、水栓が操作されたことを検出するセンサで
あることとしたので、水栓を使用する者だけを確実に検
出して乾燥喚起手段を作動させることができることとな
って、上記の効果に加え、省電効果を奏する。
【0151】請求項4記載の本発明では、前記乾燥喚
起手段は、音及び/又は光により表示されることとした
ので、温風乾燥機の存在をより確実に認識させることが
できるとともに、その使用を促すことができる。
【0152】請求項5記載の本発明では、前記乾燥喚
起手段の出力レベルを経時的に変化させたことにより、
例えば音量を小さな音から漸次大きくして穏やかに温風
乾燥機利用を促すことができるので、突然大音量を発し
て使用者を驚かせるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る温風乾燥機の設置状態を示す説
明図である。
【図2】同使用状態を示す説明図である。
【図3】同断面図である。
【図4】第1センサの説明図である。
【図5】乾燥喚起手段のタイミングチャートである。
【図6】乾燥喚起手段の他の実施形態を示す説明図であ
る。
【図7】他の実施形態におけるタイミングチャートであ
る。
【図8】他の実施形態におけるタイミングチャートであ
る。
【図9】乾燥喚起手段の他の実施形態を示す説明図であ
る。
【図10】同タイミングチャートである。
【図11】乾燥喚起手段の他の実施形態を示す説明図で
ある。
【図12】乾燥喚起手段の他の実施形態を示す説明図で
ある。
【図13】本実施例に係る温風乾燥機の底面図である。
【図14】同分解斜視図である。
【図15】物体検出手段の説明図である。
【図16】物体検出手段の一形態を示す説明図である。
【図17】第1センサの他の実施例を示す説明図であ
る。
【図18】第1センサの他の実施例を示す説明図であ
る。
【図19】第1センサの他の実施例を示す説明図であ
る。
【図20】第1センサの他の実施例を示す説明図であ
る。
【図21】他の実施例に係る温風乾燥機の説明図であ
る。
【図22】他の実施例に係る温風乾燥機の説明図であ
る。
【図23】他の実施例に係るタイミングチャートであ
る。
【図24】他の実施例に係る温風乾燥機の説明図であ
る。
【図25】同回路図である。
【図26】接続感知スイッチの説明図である。
【符号の説明】
A 温風乾燥機 B1 水栓 F 温風ファンユニット F' ファンユニット M 水栓使用者 S1 第1センサ S2 第2センサ 1 ケーシング 5 制御基板 13 ファンモータ 16 ヒータユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(1) 内に、ファンユニット
    (F')及びヒータユニット(16)からなる温風ファンユニッ
    ト(F) を収納配設し、水栓(B1)の近傍に設置した温風乾
    燥機において、 前記水栓(B1)を使用する者を検出する使用者検出手段
    と、同検出手段の検出信号に基づいて、温風乾燥機の使
    用を水栓使用者(M) に喚起する乾燥喚起手段とを具備す
    ることを特徴とする温風乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記使用者検出手段は、水栓使用者(M)
    の存在を広範囲で検出可能としたセンサであることを特
    徴とする請求項1記載の温風乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記使用者検出手段は、水栓(B1)が操作
    されたことを検出するセンサであることを特徴とする請
    求項1記載の温風乾燥機。
  4. 【請求項4】 前記乾燥喚起手段は、音及び/又は光に
    より表示されることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の温風乾燥機。
  5. 【請求項5】 前記乾燥喚起手段の出力レベルを経時的
    に変化させたことを特徴とする請求項4記載の温風乾燥
    機。
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