JP2002357990A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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Abstract
紙詰まりを除去するために装置内部に触れたユーザが不
快感を覚えたり、不安全となる事がない程度まで温度を
下げるとともに、離れた場所にいるユーザに何らかの方
法でその紙詰まりを知らせることができる画像形成装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】画像形成装置において、冷却ファンと、搬
送中の紙詰まりを検出する紙詰まり検出センサと、紙詰
まり検出センサにより紙詰まりが検出された場合に用紙
の搬送を停止させるとともに冷却ファンの回転を維持さ
せ、紙詰まりが解消した場合に冷却ファンの回転を停止
させる制御部とを備えた。
Description
などに用いる画像形成装置に関し、特に紙詰まり検出時
に冷却ファンを制御する画像形成装置に関する。
いては、記録用紙に転写したトナー像を加熱するととも
に加圧する定着器を備え、その記録用紙にトナー像を定
着させてプリント画像を得る方式のものが主流である。
したがって、記録用紙に画像をプリントするときには画
像形成装置内の温度が上昇するので、冷却ファンを備
え、そのファンを高速度回転させることによりその熱を
装置外に排出している。
を搬送したり、記録用紙にトナー像を転写または定着し
たりする過程において何らかの原因で記録紙が滞留し紙
詰まり状態になると、画像形成装置の駆動モータや発熱
源を停止させるので、冷却ファンも低速回転もしくは停
止させるので、紙詰まりが発生してから暫らくは画形成
装置内が高温状態となっている。
バーを開けて詰まっている記録用紙を除去しようとする
と、画像形成装置内部の高温状態の部品に触れる恐れが
あるので、ユーザが不快感を覚えることが起こり得る。
て、ユーザから離れた位置に置かれている場合などは、
ユーザが紙詰まり状態に気付かないことも起こり得る。
鑑み、画像形成装置で紙詰まりが生じたとき、その紙詰
まり状態を解消するために装置内部に触れたユーザが不
快感を覚える事がないように画像形成装置内部の温度を
下げるとともに、離れた場所にいるユーザに何らかの方
法でその紙詰まりを知らせることができる画像形成装置
を提供することを目的とする。
明の画像形成装置は、トナー像を形成し搬送されてきた
用紙上に転写して加熱された定着器により定着すること
により、該用紙上に定着トナー像からなる画像を形成す
る画像形成装置において、冷却ファンと、搬送中の紙詰
まりを検出する紙詰まり検出センサと、上記紙詰まり検
出センサにより紙詰まりが検出された場合に用紙の搬送
を停止させるとともに上記冷却ファンの回転を維持さ
せ、該紙詰まりが解消した場合に該冷却ファンの回転を
停止させる制御部とを備えたことを特徴とする。
センサにより紙詰まりが検出された場合に、上記冷却フ
ァンの回転速度を時間的に変化させるものであることが
好ましい。
ンサを備え、上記制御部は、上記紙詰まり検出センサに
より紙詰まりが検出された後、上記温度センサにより上
記定着器が所定の温度を下回ったことが検出された場合
に、上記冷却ファンの回転を停止させるものであること
も好ましい態様である。
説明する。
るカラープリンタについての実施形態を示す概略構成図
である。
画像データに所定の画像処理を施す画像処理部1と、カ
ラープリンタ全体を制御する制御ユニット3と、記録用
紙に画像を形成する、画像処理部や制御部以外の画像形
成部と、画像処理部1、制御ユニット3および画像形成
部を収容する筐体31とにより構成されている。
生すると冷却ファンの回転を制御する冷却ファン制御部
33を備えている。
ンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色トナー
像が形成される4つの感光体ドラム10があり、その4
つの感光体ドラム10の左側には露光光を照射する露光
装置12露光光を走査光学系11とがある。各感光体ド
ラム10の周囲には、感光体ドラム10を帯電させる帯
電器13、C、M、Y、Kの各色現像剤で感光体ドラム
を現像する現像器14、転写後に感光体ドラム10上に
残留している余分なトナーを除去するクリーナ16が配
備されている。各現像器14は、各色の現像剤を供給す
る現像剤貯蔵部15とパイプで接続されている。CとM
色トナー像が形成される感光体ドラム10に近接する位
置には、CとM色トナー像が転写される第1段階の中間
転写体17が配置され、YとK色トナー像が形成される
感光体ドラム10に近接する位置には、YとK色トナー
像が転写される第1段階の中間転写体18が配置されて
いる。この画像形成部には、さらに、CとM色トナー像
が転写される第1段階の中間転写体17とYとK色トナ
ー像が転写される第1段階の中間転写体18の双方に近
接する位置に、第1段階の中間転写体17,18それぞ
れのトナー像が転写される第2段階の中間転写体19が
配置されている。なお、各中間転写体17,18,19
には、それぞれの中間転写体と接触し、転写後に残留し
ているトナーをクリーニングするクリーナ20が備えら
れている。また、画像形成部には、制御ユニット3や画
像処理部1の下部に、記録用紙を収納する給紙カセット
22があり、給紙カセット22から引き出された用紙
は、第2段階の中間転写体19に向けて第1搬送路23
を搬送され、第2段階の中間転写体19と第1搬送路2
3を挟んで対向する位置にある転写器21により第2段
階の中間転写体19上の各色トナー像が記録用紙に転写
される。なお、第1搬送路は、さらに画像形成部の定着
器27や排出ロール28に至る。画像形成部には、さら
に画像形成装置の右側面から手差しで給紙された記録用
紙を搬送する第2搬送路24があり、第2搬送路24
は、転写器21より手前で第1搬送路23と合流する。
また、定着器27、排出ロール28から、片面に画像が
形成された記録用紙を反転させて逆送し、第2搬送路2
4とともに第1搬送路に合流する第3搬送路25があ
る。この第3搬送路25は、両面プリントする場合に用
いられる。
3,24,25の所々には、搬送される記録用紙が滞留
することなく順調に通過しているどうかを検知する紙詰
まり検知センサ26が設けられている。紙詰まりは、例
えばレーザビームを搬送路に照射し、そのビームが一定
時間以上遮断されたときは紙詰まりと判断することによ
り検知することができる。
9上の各色トナー像が転写された記録用紙は、第1搬送
路23を搬送されて定着器27に至り、未定着トナー像
は、その定着器27により加熱および加圧されて記録用
紙上に定着される。定着が終了した記録用紙は、さらに
第1搬送路23を搬送されて排出ローラ28に至り、画
像形成装置外部に排出される。なお、定着器27は、熱
源を内蔵するヒートロールとトナーを加圧するプレッシ
ャーロールとがあり、ヒートロールの付近には、定着器
27の温度が所定の温度を下回っているか、あるいは所
定の温度以上であるかを検出する温度センサ29が設け
られている。
電源部(図示しない)などは発熱しその周囲が高温にな
るため、定着器27や露光装置12が発する熱をカラー
プリンタ外に排出して画像形成装置内部が高温にならな
いようにするため内気を排気する冷却ファン30が設け
られている。
定着器27の側面付近、および露光装置12の背面付近
に設置されている。しかし、冷却ファン30はこれらに
限定されるものではなく、さらに別の個所にも設けるこ
とができるし、あるいは定着器27の側面付近1ヵ所だ
けにすることもできる。
開けることができるように構成された筐体31に収容さ
れ、筐体31の上部には排出ロールから排出された記録
用紙を積み重ねておく凹部32がある。画像処理部1
は、画像データが入力されると所定の画像処理を施して
画像形成部に送る。
くる画像データに基き、露光装置12がY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の
各色毎にパルス変調された露光光を出射し、その露光光
は、光学系11を経由して各色ごとに、感光体ドラム1
0上に静電潜像を形成させる。各感光体ドラム10上の
静電潜像は、各色の現像剤で現像されて色トナー像とな
り、C色とM色のトナー像、およびY色とK色のトナー
像はそれぞれ第1段階の中間転写体17,18に転写さ
れる。第1段階の中間転写体17,18それぞれ2色毎
のトナー像は第2段階の中間転写体19に転写され、第
2段階の中間転写体19には各色トナー像が形成され
る。第2段階の中間転写体19上の各色トナー像は、給
紙トレイ22から抜き出され第1の搬送路23上を搬送
される記録用紙、あるいは手差しで第2の搬送路24か
ら第1の搬送路23と合流し搬送される記録用紙、片面
に画像を形成し、他の片面にも画像を形成するため第3
の搬送路25を経由して第1の搬送路23と合流し搬送
される記録用紙に転写され、未定着各色トナー像を形成
し、その記録用紙上の未定着各色トナー像は、定着器2
7で加熱および加圧されて画像となる。画像が形成され
た記録用紙は、排出ロール28により、画像形成装置外
部に排出され筐体31の上部に設けられた凹部32に積
み重ねられる。
ム10、現像装置14、現像剤貯蔵部15、第1段階お
よび第2段階の中間転写体17,18,19、第1、第
2および第3搬送路23,24,25、定着器27など
はモータ(図示しない)で直接、あるいはギヤ、ベルト
(図示しない)を介することにより間接的に駆動され
る。また、定着器27や露光装置12、電源部(図示し
ない)などは発熱しその周囲が高温になるため、プリン
トがなされるときは高温になった空気を排気する冷却フ
ァン30が高速度回転する。
おける画像形成プロセスにおいて、記録用紙の搬送路上
で紙詰まりが生じ、紙詰まり検知センサが紙詰まり状態
を検出すると、制御ユニット3内にある冷却ファン制御
部33が、定着器27の側面付近に設けられた冷却ファ
ン30を所定の速度で回転させ、紙詰まり検知センサ2
6が正常状態を検知するか、あるいは定着器27に設け
られた温度センサ29が所定の温度を下回ったことを検
出すると冷却ファン30を停止させる制御を行う。ま
た、紙詰まり検出センサ26が紙詰まり状態を検知して
から冷却ファン30を停止させるまでは、冷却ファン3
0を一定の時間毎に切替えて高速度回転させたり低速度
回転させたりする。
タから離れた場所にいるユーザであっても紙詰まり状態
を冷却ファン30の回転音で察知することができるとと
もに、冷却ファン30を高速度回転させて、高温となる
定着器27の付近を冷却するので、詰まっている記録用
紙の除去作業を行なうユーザに不快感を与えることが少
なくなる。
0の回転を停止させるので、画像形成プロセスを再開す
るときのヒートロールのウオームアップが速やかとな
る。
明したが、画像形成装置はカラープリンタに限定する必
要はなく、白黒のプリンタであっても、コピー機であっ
ても適用することができる。
いる冷却ファンの一例の正面図を示す。
の形枠35内に、羽根36を備え、中央部37に設けら
れたモータ(隠れている)により羽根36が回転するこ
とにより空気を排出し、モータは、コネクタ38のつい
たハーネス39により所定の電源や速度制御信号を得る
構成となっている。
けられたボルト穴などを用いて画像形成装置の支持枠に
固定される。
いる冷却ファンの一例の側面図を示す。
方のカラープリンタ内部の空気を吸入し、図中左方のカ
ラープリンタ外部に吐出す構成となっている。
冷却ファン制御部による冷却ファンの制御フローを示す
図である。
が投入され、PC(パーソナルコンピュータ)から印字命
令があると(S−1)、カラープリンタは印字を開始す
る(S−2)。印字中は、プリンタの記録用紙の搬送路
が紙詰まり状態に置かれているか正常状態に置かれてい
るかが常時検出されている(S−3)。紙詰まり状態が
検出されない限り印字が継続されるが、紙詰まり状態が
検出されると、記録用紙の搬送が停止される(S−
4)。
制御部による処理フローが開始される。
されると、それまで運転されていたのと同様、冷却ファ
ンの高速度速度回転を維持する(S−5)。冷却ファン
が高速度回転しているときも、搬送路が紙詰まり状態に
置かれているか正常状態に置かれているかが常時検出さ
れ(S−6)、正常状態に置かれていることが検出され
ると冷却ファンが停止する(S−7)。搬送路の正常状
態が確認され、冷却ファンが停止すると、転写器のクリ
ーニングサイクルが実行され(S−10)、カラープリ
ンタはスタンバイ状態となる(S−1)。
態に置かれているか正常状態に置かれているかの検出
(S−6)において、紙詰まり状態に置かれていること
が確認された場合の処理フローである。
れ、定着器に備える温度検出センサが所定の温度を下回
ったことを検出すると(S−9)、冷却ファンが停止す
る(S−10)。そして、搬送路が紙詰まり状態に置か
れているか正常状態に置かれているかの検出を行なう第
1の処理フローに戻る(S−6)。
検知センサが所定の温度以上であると検出しているとき
(S−9)の処理フローである。
上であると検出しているとき(S−9)は、冷却ファン
の高速度回転を維持してからT1時間はそのまま高速度
回転させ(S−11)、T1時間経過したら低速度回転
させ(S−12)、低速度回転させてからT2時間はそ
のまま低速度回転させ(S−13)、T2時間経過した
ら高速度回転させる(S−5)というサイクルを繰り返
す。
り、冷却ファンの回転音が変化するので、プリンタが離
れた場所に置かれている場合でもプリンタが紙詰まり状
態であることをユーザに注意喚起することができる。
否かを判別するしきい値温度は、紙詰まり状態を解消す
るためにカラープリンタ内部の所定の個所にユーザが触
れたときに安全性に欠けたり、不快感を覚えることがな
いような温度に設定することができる。
T1と、低速度回転させる時間T2とは、定着器の温度
降下勾配と冷却ファンの回転音とを勘案し任意に設定す
ることができる。
が、第1の処理フローから第3の処理フローまでの処理
フローを全て行なう場合について説明したが、第2の処
理フローと第3の処理フローのうちの何れかの処理フロ
ーを第1の処理フローと組み合わせて行なうこともでき
るし、第1の処理フローだけ単独で行なうこともでき
る。
成装置によれば、紙詰まり状態が発生すると冷却ファン
が回転を維持して、高温となる定着器付近を冷却するの
で、詰まっている記録用紙の除去作業を行なうユーザに
不快感を与えることが少なくなる。また、画像形成装置
が離れた場所に置かれている場合であっても冷却ファン
の回転音が変化するので紙詰まり状態を察知することが
できる。さらに、一定温度を下回ると冷却ファンが自動
停止するので、画像形成プロセスの再開が速やかに行な
えるとともに、冷却ファンを必要以上に回す必要がない
ので消費電力の節約ができる。
ンタについての実施形態を示す概略構成図である。
ンの一例の正面図を示す。
ンの一例の側面図を示す。
御手段による冷却ファンの制御フローを示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】トナー像を形成し搬送されてきた用紙上に
転写して加熱された定着器により定着することにより、
該用紙上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形
成装置において、 冷却ファンと、 搬送中の紙詰まりを検出する紙詰まり検出センサと、 前記紙詰まり検出センサにより紙詰まりが検出された場
合に用紙の搬送を停止させるとともに前記冷却ファンの
回転を維持させ、該紙詰まりが解消した場合に該冷却フ
ァンの回転を停止させる制御部とを備えたことを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項2】前記制御部は、前記紙詰まり検出センサに
より紙詰まりが検出された場合に、前記冷却ファンの回
転速度を時間的に変化させるものであることを特徴とす
る請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】前記定着器の温度を検出する温度センサを
備え、前記制御部は、前記紙詰まり検出センサにより紙
詰まりが検出された後、前記温度センサにより前記定着
器が所定の温度を下回ったことが検出された場合に、前
記冷却ファンの回転を停止させるものであることを特徴
とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001167772A JP4670184B2 (ja) | 2001-06-04 | 2001-06-04 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001167772A JP4670184B2 (ja) | 2001-06-04 | 2001-06-04 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002357990A true JP2002357990A (ja) | 2002-12-13 |
JP4670184B2 JP4670184B2 (ja) | 2011-04-13 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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- 2001-06-04 JP JP2001167772A patent/JP4670184B2/ja not_active Expired - Fee Related
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