JPH11202737A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH11202737A
JPH11202737A JP10013209A JP1320998A JPH11202737A JP H11202737 A JPH11202737 A JP H11202737A JP 10013209 A JP10013209 A JP 10013209A JP 1320998 A JP1320998 A JP 1320998A JP H11202737 A JPH11202737 A JP H11202737A
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JP
Japan
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temperature
recording paper
fixing
recording
paper
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JP10013209A
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English (en)
Inventor
Koichi Negishi
浩一 根岸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はジャム発生時に定着部の温度を充分に
低下させて記録品質を向上させるとともに安全性を向上
させる記録装置を提供する。 【解決手段】ファクシミリ装置1は、記録時、定着ヒー
ターをオンして、定着ローラの温度がファン回転/停止
温度Taよりも高くなると、冷却ファンの回転を開始さ
せて、定着ローラが定着温度に上昇すると、記録を開始
する。この記録動作においてジャムが発生すると、定着
ヒーターへの通電をオフし、発生したジャムが定着部ジ
ャムあるいは排紙部ジャム、すなわち、記録紙の一部で
も定着部に存在する状態でジャムが発生すると、冷却フ
ァンの停止温度を通常時のファン回転/停止温度Taか
ら所定温度だけ低い非常時のジャム時冷却温度Tbに設
定し、定着ローラの温度が当該ジャム時冷却温度Tbに
なると、冷却ファンを停止させる。したがって、定着部
の温度を充分に低下させて、定着部の部品やその他の部
品の劣化を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置に関し、
詳細には、記録紙が定着部に存在する状態で紙詰まりが
発生した際の安全性を向上させた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置、複写装置及び
レーザープリンタ等の電子写真式記録装置においては、
一般に、トナーにより現像された感光体上のトナー画像
を転写部で記録紙に転写し、トナー画像の転写された記
録紙を定着部に搬送して、定着部でトナー画像を記録紙
に定着させる。
【0003】このような記録装置においては、筐体内に
複数のローラが配設されて記録紙の搬送路が形成されて
おり、記録装置は、各ローラを駆動させて、記録紙を給
紙部から転写部へ搬送して感光体からトナー画像を記録
紙に転写した後、トナー画像の転写された記録紙を定着
部へ搬送して定着部で記録紙上のトナー画像を記録紙に
定着させて、その後、排紙トレイ上に記録紙を排出して
いる。そして、記録装置は、その定着部に所定の定着温
度に加熱制御される定着ローラと、定着ローラに圧接さ
れる加圧ローラと、が配設され、定着ローラと加圧ロー
ラの間に搬送されてきた記録紙を定着ローラで加熱しつ
つ、定着ローラと加圧ローラで加圧して、記録紙上のト
ナー画像を記録紙に定着させている。
【0004】また、従来から記録装置は、冷却ファンが
配設されており、冷却ファンを筐体内の温度に基づい
て、オン/オフ駆動することにより、筐体内の温度を所
定の一定温度に制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の記録装置にあっては、単に定着部の定着ロー
ラの温度をサーミスタの検出結果に基づいて、所定の定
着温度に温度を調整したり、筐体内の温度に基づいて、
冷却ファンをオン/オフして筐体内、特に、定着部の温
度を所定の一定温度に制御しているのみであったため、
記録紙のジャム(紙詰まり)、特に、定着部において記
録紙のジャムが発生すると、定着部、ひいては、本体筐
体内の温度が上昇し、定着部の部品や本体筐体内の他の
部品が劣化して、画像品質を劣化させるとともに、記録
装置の安全性に影響を与えるおそれがあるという問題が
あった。
【0006】そこで、請求項1記載の発明は、記録紙が
定着部に存在する状態で記録紙の紙詰まりが発生する
と、定着部の温度が通常動作時温度よりも所定温度だけ
低い非常時温度であるか否かに応じて冷却ファンをオン
/オフ制御することにより、定着部に記録紙の一部でも
存在する状態で記録紙の紙詰まり(ジャム)が発生する
と、通常動作時に冷却ファンを停止させる通常動作時温
度よりも所定温度低い非常時温度まで冷却ファンを回転
させて、定着部の温度を充分に低下させて、定着部の部
品や本体筐体内の他の部品の劣化を防止し、画像品質を
向上させるとともに、安全性を向上させることのできる
記録装置を提供することを目的としている。
【0007】請求項2記載の発明は、記録紙が定着部に
存在する状態で記録紙の紙詰まりが発生すると、冷却フ
ァンの回転出力を通常動作時の通常時出力から当該通常
時出力よりも所定量だけ回転数の高い非常時出力に切り
換えさせて冷却ファンを駆動することにより、定着部に
記録紙の一部でも存在する状態で記録紙の紙詰まり(ジ
ャム)が発生すると、通常動作時の回転数よりも所定量
回転数の高い非常時出力に冷却ファンの回転数を上昇さ
せて回転させ、定着部の温度を充分に低下させて、定着
部の部品や本体筐体内の他の部品の劣化を防止し、画像
品質を向上させるとともに、安全性を向上させることの
できる記録装置を提供することを目的としている。
【0008】請求項3記載の発明は、記録紙が定着部に
存在する状態で記録紙の紙詰まりが発生すると、記録装
置の電源をオフさせる所定のオフ時間を計時して、当該
オフ時間が経過すると、記録装置の電源をオフすること
により、紙詰まりの発生した記録紙が取り除かれない場
合等にも、記録紙が加熱されて不慮の事故が発生するこ
とを防止するとともに、定着部の部品や本体筐体内の他
の部品の劣化を防止し、画像品質を向上させるととも
に、安全性をより一層向上させることのできる記録装置
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の記
録装置は、筐体内に記録紙の搬送される記録紙搬送路に
沿って転写部と定着部を備え、前記転写部で前記記録紙
に記録画像に対応したトナー画像を転写して、当該記録
紙に転写された前記トナー画像を、前記定着部で所定の
定着温度に加熱された定着部材により前記記録紙に定着
させるとともに、冷却ファンにより前記筐体内を所定の
温度に温度制御する記録装置において、前記記録紙搬送
路を搬送される前記記録紙の紙詰まりと当該紙詰まりの
発生位置を検出する紙詰まり検出手段と、前記定着部の
温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検
出温度が所定の通常動作時温度であるか否かに応じて前
記冷却ファンをオン/オフ制御するファン制御手段と、
前記紙詰まり検出手段の検出結果から前記記録紙が前記
定着部に存在する状態で前記記録紙の紙詰まりが発生し
たと判断すると、前記ファン制御手段に前記通常動作時
温度よりも所定温度だけ低い非常時温度であるか否かに
応じて前記冷却ファンをオン/オフ制御させる制御手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0010】上記構成によれば、記録紙が定着部に存在
する状態で記録紙の紙詰まりが発生すると、定着部の温
度が通常動作時温度よりも所定温度だけ低い非常時温度
であるか否かに応じて冷却ファンをオン/オフ制御して
いるので、定着部に記録紙の一部でも存在する状態で記
録紙の紙詰まり(ジャム)が発生すると、通常動作時に
冷却ファンを停止させる通常動作時温度よりも所定温度
低い非常時温度まで冷却ファンを回転させて、定着部の
温度を充分に低下させ、定着部の部品や本体筐体内の他
の部品の劣化を防止することができ、画像品質を向上さ
せることができるとともに、安全性を向上させることが
できる。
【0011】請求項2記載の発明の記録装置は、筐体内
に記録紙の搬送される記録紙搬送路に沿って転写部と定
着部を備え、前記転写部で前記記録紙に記録画像に対応
したトナー画像を転写して、当該記録紙に転写された前
記トナー画像を、前記定着部で所定の定着温度に加熱さ
れた定着部材により前記記録紙に定着させるとともに、
前記定着部が所定の温度であるか否かに応じてオン/オ
フされる冷却ファンにより前記筐体内を所定の温度に温
度制御する記録装置において、前記記録紙搬送路を搬送
される前記記録紙の紙詰まりと当該紙詰まりの発生位置
を検出する紙詰まり検出手段と、前記冷却ファンの回転
出力を通常時出力と当該通常時出力よりも所定量だけ回
転数の高い非常時出力とに切換制御するファン出力制御
手段と、前記紙詰まり検出手段の検出結果から前記記録
紙が前記定着部に存在する状態で前記記録紙の紙詰まり
が発生したと判断すると、前記ファン出力制御手段に前
記通常時出力から前記非常時出力に切り換えさせて前記
冷却ファンを駆動させる制御手段と、を備えることによ
り、上記目的を達成している。
【0012】上記構成によれば、記録紙が定着部に存在
する状態で記録紙の紙詰まりが発生すると、冷却ファン
の回転出力を通常動作時の通常時出力から当該通常時出
力よりも所定量だけ回転数の高い非常時出力に切り換え
て冷却ファンを駆動しているので、定着部に記録紙の一
部でも存在する状態で記録紙の紙詰まり(ジャム)が発
生すると、通常動作時の回転数よりも所定量回転数の高
い非常時出力に冷却ファンの回転数を上昇させて回転さ
せて、定着部の温度を充分に低下させ、定着部の部品や
本体筐体内の他の部品の劣化を防止することができ、画
像品質を向上させることができるとともに、安全性を向
上させることができる。
【0013】請求項3記載の発明の記録装置は、筐体内
に記録紙の搬送される記録紙搬送路に沿って転写部と定
着部を備え、前記転写部で前記記録紙に記録画像に対応
したトナー画像を転写して、当該記録紙に転写された前
記トナー画像を、前記定着部で所定の定着温度に加熱さ
れた定着部材により前記記録紙に定着させるとともに、
前記定着部が所定の温度であるか否かに応じてオン/オ
フされる冷却ファンにより前記筐体内を所定の温度に温
度制御する記録装置において、前記記録紙搬送路を搬送
される前記記録紙の紙詰まりと当該紙詰まりの発生位置
を検出する紙詰まり検出手段と、前記記録装置の電源の
オン/オフを制御する電源制御手段と、前記電源オフま
での所定のオフ時間を計時する計時手段と、前記紙詰ま
り検出手段の検出結果から前記記録紙が前記定着部に存
在する状態で前記記録紙の紙詰まりが発生したと判断す
ると、前記計時手段に前記オフ時間を計時させ、当該計
時手段が前記オフ時間を計時すると、前記電源制御手段
に前記記録装置の電源をオフさせる制御手段と、を備え
ることにより、上記目的を達成している。
【0014】上記構成によれば、記録紙が定着部に存在
する状態で記録紙の紙詰まりが発生すると、記録装置の
電源をオフさせる所定のオフ時間を計時して、当該オフ
時間が経過すると、記録装置の電源をオフするので、紙
詰まりの発生した記録紙が取り除かれない場合等にも、
記録紙が加熱されて不慮の事故が発生することを防止す
ることができるとともに、定着部の部品や本体筐体内の
他の部品の劣化を防止することができ、画像品質を向上
させることができるとともに、安全性をより一層向上さ
せることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0016】図1〜図6は、本発明の記録装置の一実施
の形態を示す図であり、図1は、本発明の記録装置の一
実施の形態を適用したファクシミリ装置1の回路ブロッ
ク図である。
【0017】図1において、ファクシミリ装置1は、操
作表示部2、スキャナ3、プロッタ4、定着部温度検出
部5、定着ヒーター制御部6、冷却ファン制御部7、フ
ァンモータ出力調整部8、通信制御部9、モデム10、
網制御部11、符号化・復号化部12、CPU(Centra
l Processing Unit )13、ROM(Read Only Memor
y)14、RAM(Random Access Memory)15、キャ
ラクタジェネレータ16及び電源制御部17等を備えて
おり、上記主要各部は、バス18に接続されている。
【0018】操作表示部2は、テンキーやスタートキー
等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(例
えば、液晶ディスプレイ)を備え、操作キーからは、送
信操作等の各種命令が入力され、ディスプレイには、操
作キーから入力された命令内容やファクシミリ装置1か
らオペレータに通知する各種情報が表示される。
【0019】スキャナ3は、例えば、CCD(Charge C
oupled Device )を利用したイメージスキャナ等が利用
されており、一般に、ADF(自動原稿送り装置)を備
えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、A
DFは、セットされた原稿を1枚ずつスキャナ3の原稿
読取位置に送給する。スキャナ3は、ADFから搬送さ
れてきた原稿を走査し、原稿の画像を所定の解像度で読
み取る。
【0020】プロッタ4は、電子写真式記録装置等の定
着部を備えた記録装置が使用されており、受信した画情
報やスキャナで読み取った画情報を記録紙に記録出力す
る。特に、プロッタ4は、図2に示すように、給紙部2
1、搬送ローラ対22、給紙センサ23、感光体24、
転写ローラ(転写部)25、定着部26、排紙センサ2
7及び排紙ローラ対28等を備えており、定着部26
は、定着ローラ(定着部材)29及び定着ローラ29に
所定の圧力で加圧されている加圧ローラ30等を備えて
いる。給紙部21は、複数枚の記録紙のセットされる記
録紙カセット及び記録紙カセット内の記録紙を1枚ずつ
分離して送り出す給紙機構等を備え、搬送ローラ対22
は、給紙機構により記録紙カセットから送り出された記
録紙を、図2に矢印で示すように、感光体24方向に搬
送する。給紙センサ23は、搬送ローラ対22により感
光体14に搬送される記録紙を検出して、CPU13に
出力し、感光体24には、感光体24と同期して回転す
る転写ローラ25が押圧されている。感光体24には、
画像データにより変調されたレーザにより静電潜像が形
成され、当該静電潜像の形成された感光体24に図示し
ない現像部によりトナーが付与されてトナー画像が形成
される。感光体24に形成されたトナー画像は、転写ロ
ーラ25により感光体24と定着ローラ25の間に搬送
されてきた記録紙に転写され、トナー画像の転写された
記録紙は、定着部26に搬送される。
【0021】定着部26は、定着ローラ29の表面に接
する状態で図1に示す定着部温度検出部5、例えば、サ
ーミスタ等が配設されており、定着部温度検出部5は、
定着ローラ29の温度、特に、定着ローラ29の表面温
度を検出して、図1に示す定着ヒーター制御部6に出力
する。
【0022】定着ヒーター制御部6は、定着部温度検出
部5の検出結果に基づいて、定着ローラ25に内蔵され
ている定着ヒーターへの通電をオン/オフ制御し、定着
ローラ25を所定の予熱温度及び所定の定着温度に温度
制御する。
【0023】定着部26は、定着時(記録時)、定着ロ
ーラ29が定着ヒーター制御部6により定着温度に制御
され、この定着温度に加熱された定着ローラ29と加圧
ローラ30との間に搬送されてきたトナー画像の転写さ
れた記録紙を、定着ローラ29により加熱するとともに
加圧ローラ30との間で加圧して、トナー画像を記録紙
に定着させた後、排紙ローラ対28に搬送する。
【0024】排紙センサ27は、定着部26から排紙ロ
ーラ対28に搬送される記録紙を検出して、CPU13
に出力する。上記給紙センサ23及び排紙センサ27
は、紙詰まり検出手段として機能している。
【0025】排紙ローラ対28は、定着部26から搬送
されてきた定着の完了した記録紙を図外の記録紙トレイ
に排出する。上記プロッタ4の搬送ローラ対22から排
紙ローラ対28にいたる各部は、記録紙搬送路を形成し
ている。
【0026】再び図1において、冷却ファン制御部(フ
ァン制御手段)7は、CPU13の制御下で動作して、
冷却ファンの回転/停止(オン/オフ)を制御する。す
なわち、図示しないが、ファクシミリ装置1には、ファ
クシミリ装置1の筐体内、特に、定着部26に冷却風を
供給する冷却ファンが設けられており、CPU13は、
定着部温度検出部5の検出温度が所定のファン回転/停
止温度(通常動作時温度)Taよりも高いと、冷却ファ
ン制御部7を介して冷却ファンを回転駆動させて、ファ
ン回転/停止温度Taよりも低くなると、冷却ファンの
回転を停止させる。また、後述するように、CPU13
は、記録紙の一部でも定着部26に存在する状態で記録
紙のジャムが発生すると、冷却ファンの回転を停止させ
る温度を上記ファン回転/停止温度Taよりも所定温度
だけ低いジャム時冷却温度(非常時温度)Tbに設定
し、定着部温度検出部6の検出温度が、このジャム時冷
却温度Tbよりも高いときには、冷却ファン制御部7を
介して冷却ファンを回転駆動させ、ジャム時冷却温度T
bよりも低くなると、冷却ファンの回転を停止させるジ
ャム時対策処理を行う。
【0027】ファンモータ出力調整部(ファン出力制御
手段)8は、CPU13の制御下で動作して、冷却ファ
ンの駆動モータの出力、すなわち、回転速度を調整す
る。すなわち、CPU13は、通常動作時には、冷却フ
ァンの出力を予め設定された通常時出力に調整し、記録
紙の一部でも定着部26に存在する状態で記録紙のジャ
ムが発生すると、通常時出力よりも所定量だけ出力の高
いジャム時出力(非常時出力)に調整する。
【0028】網制御部11には、回線L、例えば、公衆
電話回線あるいは専用回線が接続されており、網制御部
11は、CPU13の制御下で動作して、回線Lからの
発呼に対して自動着呼し、また、回線Lへの自動発呼処
理を行う。
【0029】モデム10は、網制御部11に接続されて
おり、CPU13の制御下で動作して、送信信号の変調
及び受信信号の復調を行う。
【0030】通信制御部9は、モデム10に接続されて
おり、相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御
信号を交換して、ファクシミリ通信手順を実行する。
【0031】ROM14は、ファクシミリ装置1として
の基本プログラム及び後述するジャム対策処理等の各種
処理プログラムを予め記憶しているとともに、これらの
各処理プログラムを実行するのに必要なシステムデータ
やその他のデータ等を記憶している。
【0032】RAM15は、CPU13のワークメモリ
として利用されるとともに、各種処理を行う上で必要な
情報を記憶する。
【0033】CPU(制御手段)13は、ROM14内
のプログラムに基づいてRAM15をワークメモリとし
て使用しつつ、ファクシミリ装置1の各部を制御し、フ
ァクシミリ装置1としての基本処理を実行するととも
に、後述するジャム時対策処理を実行する。
【0034】なお、上記CPU13、ROM14及びR
AM15は、ワンチップ化されたマイコンであってもよ
い。
【0035】キャラクタジェネレータ16は、英字、数
字、カナ字、記号、かな字及び漢字等の各文字フォント
データを記憶し、CPU13の制御下で動作して、送信
時には、例えば、通常のミクストモード通信ではキャラ
クタデータブロックをCCITT(国際電信電話諮問委
員会)の勧告に従うキャラクタコードによりデータ変換
し、受信時には、例えば、G4ファクシミリ通信等で受
信するキャラクタコードを所定のキャラクタデータ(文
字データ)に変換する。特に、CPU13は、このキャ
ラクタジェネレータ16の記憶する文字フォントデータ
を使用して、操作表示部2への文字データの表示や記録
紙への相手先情報等の記録を行う。
【0036】すなわち、CPU13は、通信制御部9の
取得した相手先電話番号や当該電話番号に対応してRA
M15に登録されている相手先名称等の相手先情報等を
取得して、これらをキャラクタジェネレータ16を使用
して文字情報に変換し、付加情報として記録紙に記録出
力させる。
【0037】電源制御部(電源制御手段)17は、CP
U13の制御下で動作して、ファクシミリ装置1の電源
のオン/オフを制御する。
【0038】ファクシミリ装置1は、図示しないが、時
計回路(計時手段)を備えており、時計回路は、発振回
路や分周回路を備えて、現在時刻の計時やシステムタイ
ミングをとるための各種クロックを発生して、CPU1
3に出力する。時計回路の計時結果は、時刻を利用した
各種処理、例えば、時刻指定送信文書の送信時刻の管理
や後述するジャム処理におけるファクシミリ装置1の電
源をオフするまでの経過時間(オフ時間)の計時処理に
使用される。
【0039】次に、本実施の形態の作用を説明する。フ
ァクシミリ装置1は、記録紙のジャムが定着部26で発
生すると、冷却ファンの停止温度を所定の低いジャム時
冷却温度Tbに設定するファン停止温度変更処理、冷却
ファンの回転数を上昇させるファン出力変更処理及びフ
ァクシミリ装置1の電源をオフする電源切断処理を行う
ところにその特徴がある。
【0040】まず、ファン停止温度変更処理について、
図3に基づいて、説明する。ファクシミリ装置1は、記
録時、CPU13が定着ヒーター制御部6を介して定着
部26の定着ローラの定着ヒーターをオンして(ステッ
プS101)、定着部温度検出部5の検出する温度がフ
ァン回転/停止温度Taよりも高いかチェックし(ステ
ップS102)、定着部温度検出部5の検出温度がファ
ン回転/停止温度Taよりも低いときには、冷却ファン
をオフしたまま、定着ヒーターをオンして、定着ローラ
を加熱する(ステップS103)。
【0041】ステップS102で、定着部温度検出部5
の検出温度がファン回転/停止温度Taよりも高くなる
と、CPU13は、冷却ファン制御部7を介して冷却フ
ァンの回転を開始させ(ステップS104)、定着部温
度検出部5が定着温度を検出したか、すなわち、定着ロ
ーラの温度が定着温度に上昇したかチェックする(ステ
ップS105)。
【0042】ステップS105で、定着部温度検出部5
が定着温度を検出しないときには、CPU13は、上記
ステップS102に戻って、上記同様の処理を行い(ス
テップS102、S104)、定着部温度検出部5が定
着温度を検出すると、すなわち、定着ローラの温度が定
着温度に上昇すると、定着ヒーター制御部6を介して定
着ローラを定着温度に温度制御しつつ、プロッタ4を駆
動させて、記録動作を開始する(ステップS106)。
【0043】記録動作を開始すると、CPU13は、給
紙センサ23及び排紙センサ27の検出結果に基づいて
記録紙のジャムが発生したかチェックし(ステップS1
07)、ジャムが発生していないときには、全ての記録
が終了したかチェックする(ステップS108)。CP
U13は、この記録紙のジャムの発生の有無の判断を次
のように行う。すなわち、CPU13は、図2に破線の
両矢印で領域分けして示すように、給紙センサ23がオ
ンしないときには、給紙部21でジャムが発生したと判
断し、給紙センサ23がオンした後、所定時間内に記録
紙先端を排紙センサ27が検出しないときには、定着部
26でジャムが発生したと判断する。また、CPU13
は、排紙センサ27がオンした後、すなわち、記録紙の
先端を検出した後、所定時間内に排紙センサ27がオフ
しないときには、すなわち、記録紙の後端を検出しない
ときには、排紙部でジャムが発生したと判断する。そし
て、定着部26に記録紙の一部でも存在する状態でジャ
ムが発生するのは、この定着部ジャムと排紙部ジャムの
場合である。
【0044】ステップS108で、全ての記録が完了し
ていないときには、ステップS106に戻って、次のペ
ージの記録を行い(ステップS106)、ジャムが発生
したかチェックする(ステップS107)。
【0045】ステップS107で、ジャムが発生しない
ときには、CPU13は、全ての記録が完了したかチェ
ックし(ステップS108)、全ての記録が完了する
と、定着ヒーターの予熱モードに移行して、定着ヒータ
ー制御部6を介して定着ヒーターを所定の予熱温度に温
度制御させて(ステップS109)、定着部26の温度
が低下して、定着部温度検出部5が所定のファン回転/
停止温度Taを検出したかチェックする(ステップS1
10)。
【0046】ステップS110で、定着部温度検出部5
がファン回転/停止温度Taを検出すると、CPU13
は、冷却ファン制御部7を介して冷却ファンを停止させ
て、処理を終了する(ステップS111)。
【0047】上記ステップS107で、ジャムが発生す
ると、CPU103は、定着ヒーター制御部6を介して
定着ローラの定着ヒーターへの通電をオフさせ(ステッ
プS112)、発生したジャムが定着部ジャムあるいは
排紙部ジャム、すなわち、記録紙の一部でも定着部26
に存在する状態でのジャムかどうかチェックする(ステ
ップS113)。
【0048】ステップS113で、発生したジャムが定
着部ジャムと排紙部ジャムのいずれでもないときには、
CPU13は、ステップS110に移行して、上記同様
に、定着部26の温度が低下して、定着部温度検出部5
が所定のファン回転/停止温度Taを検出するのを待っ
て(ステップS110)、冷却ファン制御部7を介して
冷却ファンを停止させ、処理を終了する(ステップS1
11)。
【0049】ステップS113で、発生したジャムが定
着部ジャムあるいは排紙部ジャムのときには、CPU1
3は、冷却ファンの停止温度をジャム時冷却温度Tbに
設定し(ステップS114)、定着部温度検出部5がジ
ャム時冷却温度Tbを検出したかチェックする(ステッ
プS115)。
【0050】ステップS115で、定着部温度検出部5
がジャム時冷却温度Tbを検出すると、CPU13は、
冷却ファン制御部7を介して冷却ファンを停止させ、処
理を終了する(ステップS111)。
【0051】このように、記録紙が定着部26に存在す
る状態で記録紙の紙詰まりが発生すると、定着部26の
温度が通常動作時温度よりも所定温度だけ低い非常時温
度であるか否かに応じて冷却ファンをオン/オフ制御す
ることができ、定着部26に記録紙の一部でも存在する
状態で記録紙の紙詰まり(ジャム)が発生すると、通常
動作時に冷却ファンを停止させる通常動作時温度よりも
所定温度低い非常時温度まで冷却ファンを回転させて、
定着部26の温度を充分に低下させて、定着部26の部
品や本体筐体内の他の部品の劣化を防止することができ
る。その結果、画像品質を向上させることができるとと
もに、安全性を向上させることができる。
【0052】次に、冷却ファンの回転数を上昇させるフ
ァン出力変更処理について、図4に基づいて、説明す
る。ファクシミリ装置1は、記録時、CPU13が定着
ヒーターをオンして(ステップS201)、定着部温度
検出部5の検出する温度がファン回転/停止温度Taよ
りも高いかチェックし(ステップS202)、定着部温
度検出部5の検出温度がファン回転/停止温度Taより
も低いときには、冷却ファンをオフ(停止)したまま、
定着ヒーターをオンして、定着ローラを加熱する(ステ
ップS203)。
【0053】ステップS202で、定着部温度検出部5
の検出温度がファン回転/停止温度Taよりも高くなる
と、CPU13は、冷却ファン制御部7を介して冷却フ
ァンを予め設定された所定の通常時出力により回転を開
始させ(ステップS204)、定着部温度検出部5が定
着温度を検出したか、すなわち、定着ローラの温度が定
着温度に上昇したかチェックする(ステップS20
5)。
【0054】ステップS205で、定着部温度検出部5
が定着温度を検出しないときには、CPU13は、上記
ステップS202に戻って、上記同様の処理を行い(ス
テップS202、S204)、定着部温度検出部5が定
着温度を検出すると、定着ヒーター制御部6を介して定
着ローラを定着温度に温度制御しつつ、プロッタ4を駆
動させて、記録動作を開始する(ステップS206)。
【0055】記録動作を開始すると、CPU13は、記
録紙のジャムが発生したかチェックし(ステップS20
7)、ジャムが発生していないときには、全ての記録が
終了したかチェックする(ステップS208)。
【0056】ステップS208で、記録が完了していな
いときには、ステップS206に戻って、次のページの
記録を行い(ステップS206)、ジャムが発生したか
チェックする(ステップS207)。
【0057】ステップS207で、ジャムが発生しない
ときには、CPU13は、全ての記録が完了したかチェ
ックし(ステップS208)、全ての記録が完了する
と、予熱モードに移行して、定着ヒーター制御部6を介
して定着ヒーターを所定の予熱温度に温度制御させて
(ステップS209)、定着部26の温度が低下して、
定着部温度検出部5が所定のファン回転/停止温度Ta
を検出したかチェックする(ステップS210)。
【0058】ステップS210で、定着部温度検出部5
がファン回転/停止温度Taを検出すると、CPU13
は、冷却ファン制御部7を介して冷却ファンを停止させ
て、処理を終了する(ステップS211)。
【0059】上記ステップS207で、ジャムが発生す
ると、CPU103は、定着ヒーター制御部6を介して
定着ヒーターへの通電をオフさせ(ステップS21
2)、発生したジャムが定着部ジャムあるいは排紙部ジ
ャム、すなわち、記録紙の一部でも定着部26に存在す
る状態でのジャムかどうかチェックする(ステップS2
13)。
【0060】ステップS213で、発生したジャムが定
着部ジャムと排紙部ジャムのいずれでもないときには、
CPU13は、冷却ファンの出力を変更することなく、
ステップS210に移行して、上記同様に、定着部26
の温度が低下して、定着部温度検出部5の検出温度が所
定のファン回転/停止温度Taを検出するのを待って
(ステップS210)、冷却ファン制御部7を介して冷
却ファンを停止させ、処理を終了する(ステップS21
1)。
【0061】ステップS213で、発生したジャムが定
着部ジャムあるいは排紙部ジャムのときには、CPU1
3は、ファンモータ出力調整部8を介して、冷却ファン
の出力、すなわち、冷却ファンのモータ出力を通常時出
力から所定量だけ高いジャム時出力に変更して(ステッ
プS214)、定着部温度検出部5がファン回転/停止
温度Taを検出したかチェックする(ステップS21
0)。
【0062】ステップS210で、定着部温度検出部5
がファン回転/停止温度Taを検出すると、CPU13
は、冷却ファン制御部7を介して冷却ファンを停止さ
せ、処理を終了する(ステップS211)。
【0063】このように、記録紙が定着部26に存在す
る状態で記録紙の紙詰まりが発生すると、冷却ファンの
回転出力を通常動作時の通常時出力から当該通常時出力
よりも所定量だけ回転数の高い非常時出力に切り換えさ
せて冷却ファンを駆動することができ、定着部26に記
録紙の一部でも存在する状態で記録紙の紙詰まり(ジャ
ム)が発生すると、通常動作時の回転数よりも所定量回
転数の高い非常時出力に冷却ファンの回転数を上昇させ
て回転させて、定着部26の温度を充分に低下させるこ
とができる。その結果、定着部26の部品や本体筐体内
の他の部品の劣化を防止することができ、画像品質を向
上させることができるとともに、安全性を向上させるこ
とができる。
【0064】次に、ファクシミリ装置1の電源をオフす
る電源切断処理について、図5及び図6に基づいて、説
明する。ファクシミリ装置1は、記録時、図5に示すよ
うに、CPU13が定着ヒーターをオンして(ステップ
S301)、定着部温度検出部5の検出する温度がファ
ン回転/停止温度Taよりも高いかチェックし(ステッ
プS302)、定着部温度検出部5の検出温度がファン
回転/停止温度Taよりも低いときには、冷却ファンを
オフ(停止)したまま、定着ヒーターをオンして、定着
ローラを加熱する(ステップS303)。
【0065】ステップS302で、定着部温度検出部5
の検出温度がファン回転/停止温度Taよりも高くなる
と、CPU13は、冷却ファン制御部7を介して冷却フ
ァンの回転を開始させ(ステップS304)、定着部温
度検出部5が定着温度を検出したか、すなわち、定着ロ
ーラの温度が定着温度に上昇したかチェックする(ステ
ップS305)。
【0066】ステップS305で、定着部温度検出部5
が定着温度を検出しないときには、CPU13は、上記
ステップS302に戻って、上記同様の処理を行い(ス
テップS302、S304)、定着部温度検出部5が定
着温度を検出すると、定着ヒーター制御部6を介して定
着ローラを定着温度に温度制御しつつ、プロッタ4を駆
動させて、記録動作を開始する(ステップS306)。
【0067】記録動作を開始すると、CPU13は、記
録紙のジャムが発生したかチェックし(ステップS30
7)、ジャムが発生していないときには、全ての記録が
終了したかチェックする(ステップS308)。
【0068】ステップS308で、全ての記録が完了し
ていないときには、ステップS306に戻って、次のペ
ージの記録を行い(ステップS306)、ジャムが発生
したかチェックする(ステップS307)。
【0069】ステップS307で、ジャムが発生しない
ときには、CPU13は、全ての記録が完了したかチェ
ックし(ステップS308)、全ての記録が完了する
と、図6に示すように、予熱モードに移行して、定着ヒ
ーター制御部6を介して定着ヒーターを所定の予熱温度
に温度制御させて(ステップS309)、定着部26の
温度が低下して、定着部温度検出部5が所定のファン回
転/停止温度Taを検出したかチェックする(ステップ
S310)。
【0070】ステップS310で、定着部温度検出部5
がファン回転/停止温度Taを検出すると、CPU13
は、冷却ファン制御部7を介して冷却ファンを停止させ
て(ステップS311)、待機状態に入り(ステップS
312)、電源オフ処理フラグがオンかチェックする
(ステップS313)。
【0071】いま、電源オフ処理フラグは、上記処理で
オンに設定されていない、すなわち、オフのままである
ので、CPU13は、そのまま待機状態を維持する(ス
テップS312、S313)。
【0072】上記図5のステップS307で、ジャムが
発生すると、CPU103は、定着ヒーター制御部6を
介して定着ヒーターへの通電をオフさせ(ステップS3
15)、発生したジャムが定着部ジャムあるいは排紙部
ジャム、すなわち、記録紙の一部でも定着部26に存在
する状態でのジャムかどうかチェックする(ステップS
316)。
【0073】ステップS316で、発生したジャムが定
着部ジャムと排紙部ジャムのいずれでもないときには、
CPU13は、ステップS310に移行して、上記同様
に、定着部26の温度が低下して、定着部温度検出部5
の検出温度が所定のファン回転/停止温度Taを検出す
るのを待って(ステップS310)、冷却ファン制御部
7を介して冷却ファンを停止させ、待機状態に入る(ス
テップS311〜S313)。
【0074】ステップS316で、発生したジャムが定
着部ジャムあるいは排紙部ジャムのときには、CPU1
3は、電源オフ処理フラグをオンに設定するとともに、
電源オフ時間をセットし(ステップS317)、定着部
温度検出部5がファン回転/停止温度Taを検出したか
チェックする(ステップS310)。この電源オフ処理
フラグ及び電源オフ時間は、CPU13によりRAM1
5の揮発性RAMにセットされ、ファクシミリ装置1の
電源がオフされることによりクリアされる。また、電源
オフ時間は、定着部26の温度を充分に低下させて、フ
ァクシミリ装置1の電源をオフするのに充分な時間とし
て予めROM14等に格納されている時間であり、CP
U13は、このROM14に格納されている電源オフ時
間をRAM15の揮発性RAMにセットする。
【0075】ステップS310で、定着部温度検出部5
がファン回転/停止温度Taを検出すると、CPU13
は、冷却ファン制御部7を介して冷却ファンを停止させ
(ステップS311)、待機状態に移行した後(ステッ
プS312)、電源オフ処理フラグがオンかチェックす
る(ステップS313)。
【0076】いま、ステップS317で電源オフ処理フ
ラグがオンに設定されているので、CPU13は、この
電源オフ処理フラグがオフに設定されていることを検出
すると、電源オフ時間を監視して、電源オフ時間が
「0」になったかチェックする(ステップS314)。
【0077】ステップS314で、電源オフ時間が
「0」になると、CPU13は、電源制御部17を介し
てファクシミリ装置1の電源をオフさせて、処理を終了
する(ステップS314)。
【0078】このように、記録紙が定着部26に存在す
る状態で記録紙の紙詰まりが発生すると、ファクシミリ
装置1の電源をオフさせる所定のオフ時間を計時して、
当該オフ時間が経過すると、ファクシミリ装置1の電源
をオフすることができ、紙詰まりの発生した記録紙が取
り除かれない場合等にも、記録紙が加熱されて不慮の事
故が発生することを防止することができるとともに、定
着部26の部品や本体筐体内の他の部品の劣化を防止す
ることができる。その結果、画像品質を向上させること
ができるとともに、安全性をより一層向上させることが
できる。
【0079】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0080】例えば、上記実施の形態においては、記録
紙のジャムが定着部で発生した際に、ファン停止温度変
更処理、ファン出力変更処理及び電源切断処理を、それ
ぞれ別々に実行する場合について説明したが、これらの
各処理は、全てを行うようにしてもよいし、各処理の2
つを組み合わせて行うようにしてもよい。
【0081】また、上記実施の形態においては、ファク
シミリ装置に適用した場合について説明したが、ファク
シミリ装置に限るものではなく、定着部を用いる記録装
置及び当該記録装置を利用した装置一般に適用すること
ができる。
【0082】
【発明の効果】請求項1記載の発明の記録装置によれ
ば、記録紙が定着部に存在する状態で記録紙の紙詰まり
が発生すると、定着部の温度が通常動作時温度よりも所
定温度だけ低い非常時温度であるか否かに応じて冷却フ
ァンをオン/オフ制御しているので、定着部に記録紙の
一部でも存在する状態で記録紙の紙詰まり(ジャム)が
発生すると、通常動作時に冷却ファンを停止させる通常
動作時温度よりも所定温度低い非常時温度まで冷却ファ
ンを回転させて、定着部の温度を充分に低下させ、定着
部の部品や本体筐体内の他の部品の劣化を防止すること
ができ、画像品質を向上させることができるとともに、
安全性を向上させることができる。
【0083】請求項2記載の発明の記録装置によれば、
記録紙が定着部に存在する状態で記録紙の紙詰まりが発
生すると、冷却ファンの回転出力を通常動作時の通常時
出力から当該通常時出力よりも所定量だけ回転数の高い
非常時出力に切り換えて冷却ファンを駆動しているの
で、定着部に記録紙の一部でも存在する状態で記録紙の
紙詰まり(ジャム)が発生すると、通常動作時の回転数
よりも所定量回転数の高い非常時出力に冷却ファンの回
転数を上昇させて回転させて、定着部の温度を充分に低
下させ、定着部の部品や本体筐体内の他の部品の劣化を
防止することができ、画像品質を向上させることができ
るとともに、安全性を向上させることができる。
【0084】請求項3記載の発明の記録装置によれば、
記録紙が定着部に存在する状態で記録紙の紙詰まりが発
生すると、記録装置の電源をオフさせる所定のオフ時間
を計時して、当該オフ時間が経過すると、記録装置の電
源をオフするので、紙詰まりの発生した記録紙が取り除
かれない場合等にも、記録紙が加熱されて不慮の事故が
発生することを防止することができるとともに、定着部
の部品や本体筐体内の他の部品の劣化を防止することが
でき、画像品質を向上させることができるとともに、安
全性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の一実施の形態を適用したフ
ァクシミリ装置の回路ブロック図。
【図2】図1のプロッタの概略構成図。
【図3】図1のファクシミリ装置によるファン停止温度
変更処理を示すフローチャート。
【図4】図1のファクシミリ装置によるファン出力変更
処理を示すフローチャート。
【図5】図1のファクシミリ装置による電源切断処理を
示すフローチャート。
【図6】図5の電源切断処理の続きの処理を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 操作表示部 3 スキャナ 4 プロッタ 5 定着部温度検出部 6 定着ヒーター制御部 7 冷却ファン制御部 8 ファンモータ出力調整部 9 通信制御部 10 モデム 11 網制御部 12 符号化・復号化部 13 CPU 14 ROM 15 RAM 16 キャラクタジェネレータ 17 電源制御部 18 バス 21 給紙部 22 搬送ローラ対 23 給紙センサ 24 感光体 25 転写ローラ 26 定着部 27 排紙センサ 28 排紙ローラ対 29 定着ローラ 30 加圧ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体内に記録紙の搬送される記録紙搬送路
    に沿って転写部と定着部を備え、前記転写部で前記記録
    紙に記録画像に対応したトナー画像を転写して、当該記
    録紙に転写された前記トナー画像を、前記定着部で所定
    の定着温度に加熱された定着部材により前記記録紙に定
    着させるとともに、冷却ファンにより前記筐体内を所定
    の温度に温度制御する記録装置において、前記記録紙搬
    送路を搬送される前記記録紙の紙詰まりと当該紙詰まり
    の発生位置を検出する紙詰まり検出手段と、前記定着部
    の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の
    検出温度が所定の通常動作時温度であるか否かに応じて
    前記冷却ファンをオン/オフ制御するファン制御手段
    と、前記紙詰まり検出手段の検出結果から前記記録紙が
    前記定着部に存在する状態で前記記録紙の紙詰まりが発
    生したと判断すると、前記ファン制御手段に前記通常動
    作時温度よりも所定温度だけ低い非常時温度であるか否
    かに応じて前記冷却ファンをオン/オフ制御させる制御
    手段と、を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】筐体内に記録紙の搬送される記録紙搬送路
    に沿って転写部と定着部を備え、前記転写部で前記記録
    紙に記録画像に対応したトナー画像を転写して、当該記
    録紙に転写された前記トナー画像を、前記定着部で所定
    の定着温度に加熱された定着部材により前記記録紙に定
    着させるとともに、前記定着部が所定の温度であるか否
    かに応じてオン/オフされる冷却ファンにより前記筐体
    内を所定の温度に温度制御する記録装置において、前記
    記録紙搬送路を搬送される前記記録紙の紙詰まりと当該
    紙詰まりの発生位置を検出する紙詰まり検出手段と、前
    記冷却ファンの回転出力を通常時出力と当該通常時出力
    よりも所定量だけ回転数の高い非常時出力とに切換制御
    するファン出力制御手段と、前記紙詰まり検出手段の検
    出結果から前記記録紙が前記定着部に存在する状態で前
    記記録紙の紙詰まりが発生したと判断すると、前記ファ
    ン出力制御手段に前記通常時出力から前記非常時出力に
    切り換えさせて前記冷却ファンを駆動させる制御手段
    と、を備えたことを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】筐体内に記録紙の搬送される記録紙搬送路
    に沿って転写部と定着部を備え、前記転写部で前記記録
    紙に記録画像に対応したトナー画像を転写して、当該記
    録紙に転写された前記トナー画像を、前記定着部で所定
    の定着温度に加熱された定着部材により前記記録紙に定
    着させるとともに、前記定着部が所定の温度であるか否
    かに応じてオン/オフされる冷却ファンにより前記筐体
    内を所定の温度に温度制御する記録装置において、前記
    記録紙搬送路を搬送される前記記録紙の紙詰まりと当該
    紙詰まりの発生位置を検出する紙詰まり検出手段と、前
    記記録装置の電源のオン/オフを制御する電源制御手段
    と、前記電源オフまでの所定のオフ時間を計時する計時
    手段と、前記紙詰まり検出手段の検出結果から前記記録
    紙が前記定着部に存在する状態で前記記録紙の紙詰まり
    が発生したと判断すると、前記計時手段に前記オフ時間
    を計時させ、当該計時手段が前記オフ時間を計時する
    と、前記電源制御手段に前記記録装置の電源をオフさせ
    る制御手段と、を備えたことを特徴とする記録装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002357990A (ja) * 2001-06-04 2002-12-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US6985677B2 (en) 2003-04-07 2006-01-10 Canon Kabushiki Kaisha Image formation apparatus
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