JP2010125123A - 手乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手乾燥運転の運転開始立ち上がり吹出風を温風にしつつ、手乾燥運転が行われなかった場合の蓄熱部7からの放熱による熱ロスを低減することを目的とする。
【解決手段】手を抜き差しできる乾燥室1と、乾燥室1内に向けて空気を吹き出すノズル部2と、吸気口3から吸気しノズル部2に空気を吹き出す送風手段4と、送風手段4から吹き出す空気を加熱する加熱手段5とを備えた本体に、本体の近傍に人がいることを検知する人検知手段6と、加熱手段5に熱を蓄える蓄熱部7を設けることにより、人検知手段6が検知した時のみ蓄熱を行い、不要な蓄熱および放熱を行わず、かつ手乾燥運転時には事前に人検知手段6が検知し蓄熱部7に蓄熱が行われているため、手乾燥運転の運転開始立ち上がり吹出風を温風にしつつ、手乾燥運転が行われなかった場合の蓄熱部7からの放熱による熱ロスを低減することができる手乾燥装置を提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗面所やトイレなどで手を洗った後、濡れた手を乾燥させる手乾燥装置に関する。
従来、この種の洗浄後の濡れた手を乾燥させる手乾燥装置として、送風手段の吸い込み側に蓄熱を有する加熱手段で吸い込み空気を昇温させ、高速温風により手に付着した水滴を吹き飛ばし乾燥させる手乾燥装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
以下、その手乾燥装置を、図11を参照しながら説明する。
本体外郭には、下部に吸気口101、上部に吹き出し部102を有する手挿入部103があり、本体内部には、吸気口101から吸気した空気を加熱する蓄熱を有する加熱手段104と、空気送風する送風手段105があり、手挿入部103に高速風を吹き出す吹き出し部102が連通している。
特許第3506198号公報
このような従来の手乾燥装置では、特に高速温風で手を乾燥させる方式において、手乾燥運転の運転開始立ち上がりの吹出風を温風にするために、手乾燥運転がいつ行われてもよいように常に蓄熱部に十分な蓄熱をすが、蓄熱部に十分な蓄熱を行っても、手乾燥運転が行われなかった場合には蓄熱部からの放熱による熱ロスが多く発生するという課題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、手乾燥運転の運転開始立ち上がり吹出風を温風にしつつ、手乾燥運転が行われなかった場合の蓄熱部からの放熱による熱ロスを低減する手乾燥装置を提供することを目的とする。
本発明の手乾燥装置は、上記目的を達成するために、外部に向かって開口した挿入口から手を抜き差しできる乾燥室と、前記乾燥室内に向けて空気を吹き出すノズル部と、空気を吸込む吸気口と、前記吸気口から空気を吸気し前記ノズル部に空気を吹き出す送風手段と、前記送風手段から吹き出される空気を加熱する加熱手段とを備えた本体に、前記本体の近傍に人がいることを検知する人検知手段と、前記加熱手段に熱を蓄える蓄熱部を設けるものである。
また、他の手段は、蓄熱部に、蓄熱部温度検知手段を設けるものである。
また、他の手段は、吸気口からの吸気の温度を検知する吸気温検知手段を、吸気口の近傍に設けるものである。
また、他の手段は、ノズル部から吹き出す空気の温度を検知する吹出温検知手段を、ノズル部の近傍に設けるものである。
また、他の手段は、本体の過去の運転動作時間および運転間隔時間を記録する記録制御手段を、前記本体内に設けるものである。
また、他の手段は、蓄熱部温度検知手段により加熱手段を制御し、蓄熱部に一定熱量を蓄える一定熱量制御手段を、本体内に設けるものである。
また、他の手段は、蓄熱部に蓄える一定熱量値を吸気温検知手段で検知される吸気温度により決定する吸気温参照一定熱量制御手段を、本体内に設けるものである。
また、他の手段は、本体に、照度検知手段を設けるものである。
また、他の手段は、本体の運転時の加熱手段の加熱能力と、前記本体の運転時以外の蓄熱部に蓄熱時の加熱手段の加熱能力に差を設ける加熱能力可変制御手段を、前記本体内に設けるものである。
また、他の手段は、蓄熱部に、一定熱量を蓄えた後加熱手段による加熱能力を継続的に一定にする継続加熱制御手段を、本体内に設けるものである。
本発明によれば、外部に向かって開口した挿入口から手を抜き差しできる乾燥室と、前記乾燥室内に向けて空気を吹き出すノズル部と、空気を吸込む吸気口と、前記吸気口から空気を吸気し前記ノズル部に空気を吹き出す送風手段と、前記送風手段から吹き出される空気を加熱する加熱手段とを備えた本体に、前記本体の近傍に人がいることを検知する人検知手段と、前記加熱手段に熱を蓄える蓄熱部を設けることにより、人検知手段が検知した時のみ蓄熱を行い、不要な蓄熱および放熱を行わず、かつ手乾燥運転時には事前に人検知手段が検知し蓄熱部に蓄熱が行われているため、手乾燥運転の運転開始立ち上がり吹出風を温風にしつつ、手乾燥運転が行われなかった場合の蓄熱部からの放熱による熱ロスを低減することができるという効果のある手乾燥装置を提供することができる。
また、蓄熱部に、蓄熱部温度検知手段を設けることにより、蓄熱部の温度が高い場合、不要な加熱手段の動作による加熱量を抑えながら熱ロスを低減することができるという効果のある手乾燥装置を提供することができる。
また、吸気口からの吸気の温度を検知する吸気温検知手段を、吸気口の近傍に設けることにより、吸気温度が高い場合、不要な加熱手段の動作による加熱量を抑えながら熱ロスを低減することができるという効果のある手乾燥装置を提供することができる。
また、ノズル部から吹き出す空気の温度を検知する吹出温検知手段を、ノズル部の近傍に設けることにより、吹き出し温度が高い場合、不要な加熱手段の動作による加熱量を抑えながら熱ロスを低減することができるという効果のある手乾燥装置を提供することができる。
また、本体の過去の運転動作時間および運転間隔時間を記録する記録制御手段を、前記本体内に設けることにより、蓄熱部温度検知手段を無くすことができるので、低コストで不要な加熱手段の動作による加熱量を抑えながら熱ロスを低減することができるという効果のある手乾燥装置を提供することができる。
また、蓄熱部温度検知手段により加熱手段を制御し、蓄熱部に一定熱量を蓄える一定熱量制御手段を、本体内に設けることにより、低吸気温度時においても、手乾燥運転開始からノズル部から温風を吹き出すことができるという効果のある手乾燥装置を提供することができる。
また、蓄熱部に蓄える一定熱量値を吸気温検知手段で検知される吸気温度により決定する吸気温参照一定熱量制御手段を、本体内に設けることにより、吸気温度により蓄熱部に蓄える一定熱量値を決定することにより、不要な加熱手段の動作による加熱量を抑えるとともに、蓄熱部からの放熱を抑えながら熱ロスを低減することができるという効果のある手乾燥装置を提供することができる。
また、本体に、照度検知手段を設けることにより、一定の照度未満では手乾燥装置を利用する人がいないため、不要な加熱手段の動作による加熱量を抑えるとともに、蓄熱部からの放熱を抑えながら熱ロスを低減することができるという効果のある手乾燥装置を提供することができる。
また、本体の運転時の加熱手段の加熱能力と、前記本体の運転時以外の蓄熱部に蓄熱時の加熱手段の加熱能力に差を設ける加熱能力可変制御手段を、前記本体内に設けることにより、手乾燥運転時にノズル部から吹き出される吹き出し温度が低下することを手乾燥運転時にも電源容量の範囲内で加熱手段での加熱をすることで温風を継続的に吹き出すことができるという効果のある手乾燥装置を提供することができる。
また、蓄熱部に、一定熱量を蓄えた後加熱手段による加熱能力を継続的に一定にする継続加熱制御手段を、本体内に設けることにより、蓄熱量が一定となり、手乾燥運転時の吹き出し温度の安定と、蓄熱部温度を一定にすることにより放熱を抑えながら熱ロスを低減することができるという効果のある手乾燥装置を提供することができる。
本発明の請求項1記載の手乾燥装置は、外部に向かって開口した挿入口から手を抜き差しできる乾燥室と、前記乾燥室内に向けて空気を吹き出すノズル部と、空気を吸込む吸気口と、前記吸気口から空気を吸気し前記ノズル部に空気を吹き出す送風手段と、前記送風手段から吹き出される空気を加熱する加熱手段とを備えた本体に、前記本体の近傍に人がいることを検知する人検知手段と、前記加熱手段に熱を蓄える蓄熱部を設けることとしたものであり、人検知手段が手乾燥装置の近傍に人がいることを検知すると、加熱手段が動作し加熱手段で得られた熱を蓄熱部で蓄熱し、本体の手乾燥運転時に送風手段から吹き出される空気を加熱手段の蓄熱部で加熱し、送風手段から吹き出される空気の温度を上げ、ノズル部から温風を吹き出すという作用を有する。
また、蓄熱部に、蓄熱部温度検知手段を設けることとしたものであり、人検知手段が手乾燥装置の近傍に人がいることを検知すると、蓄熱部温度検知手段で検知された蓄熱部の温度により、加熱手段の加熱量を制御し加熱手段で得られた熱を蓄熱部で蓄熱するという作用を有する。
また、吸気口からの吸気の温度を検知する吸気温検知手段を、吸気口の近傍に設けることとしたものであり、人検知手段が手乾燥装置の近傍に人がいることを検知すると、吸気温検知手段で検知された吸気温度により、加熱手段の加熱量を制御し加熱手段で得られた熱を蓄熱部で蓄熱するという作用を有する。
また、ノズル部から吹き出す空気の温度を検知する吹出温検知手段を、ノズル部の近傍に設けることとしたものであり、人検知手段が手乾燥装置の近傍に人がいることを検知すると、吹出温検知手段で検知された吹き出し温度により、加熱手段の加熱量を制御し加熱手段で得られた熱を蓄熱部で蓄熱するという作用を有する。
また、本体の過去の運転動作時間および運転間隔時間を記録する記録制御手段を、前記本体内に設けることとしたものであり、人検知手段が手乾燥装置の近傍に人がいることを検知すると、本体の過去の運転動作時間および運転間隔時間を記録する記録制御手段の記録から、加熱手段の加熱量を制御し加熱手段で得られた熱を蓄熱部で蓄熱するという作用を有する。
また、蓄熱部温度検知手段により加熱手段を制御し、蓄熱部に一定熱量を蓄える一定熱量制御手段を、本体内に設けることとしたものであり、蓄熱部温度検知手段により加熱手段を制御し、蓄熱部に一定熱量を蓄え、人検知手段が本体の近傍に人がいることを検知すると、加熱手段の加熱量を制御し加熱手段で得られた熱を蓄熱部で更に蓄熱するという作用を有する。
また、蓄熱部に蓄える一定熱量値を吸気温検知手段で検知される吸気温度により決定する吸気温参照一定熱量制御手段を、本体内に設けることとしたものであり、蓄熱部に蓄える一定熱量値を吸気温度により決定し加熱手段を制御し、蓄熱部に一定熱量を蓄え、人検知手段が本体の近傍に人がいることを検知すると、加熱手段の加熱量を制御し加熱手段で得られた熱を蓄熱部で更に蓄熱するという作用を有する。
また、本体に、照度検知手段を設けることとしたものであり、照度検出手段により、本体の周りが一定の照度以上の場合には、蓄熱部に一定熱量の蓄熱を行い、本体の周りが一定の照度未満の場合には、蓄熱部に蓄熱を行わないという作用を有する。
また、本体の運転時の加熱手段の加熱能力と、前記本体の運転時以外の蓄熱部に蓄熱時の加熱手段の加熱能力に差を設ける加熱能力可変制御手段を、前記本体内に設けることとしたものであり、手乾燥運転時の加熱手段加熱能力の最大は、電源容量から加熱手段加熱能力以外の送風手段などを減算した値までとし、手乾燥運転時以外の蓄熱部に蓄熱時の加熱手段加熱能力の最大は、電源容量までとするという作用を有する。
また、蓄熱部に、一定熱量を蓄えた後加熱手段による加熱能力を継続的に一定にする継続加熱制御手段を、本体内に設けることとしたものであり、蓄熱部に一定熱量を蓄えた後、加熱手段による加熱能力を継続的に一定に与えるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、外部に向かって開口した挿入口から手を抜き差しできる乾燥室1と、前記乾燥室1内に向けて空気を吹き出すノズル部2と、空気を吸込む吸気口3と、前記吸気口3から空気を吸気し前記ノズル部2に空気を吹き出す送風手段4と、前記送風手段4から吹き出される空気を加熱する加熱手段5とを備えた本体に、前記本体の近傍に人がいることを検知する人検知手段6と、前記加熱手段5に熱を蓄える蓄熱部7と、前記蓄熱部7に蓄熱部温度検知手段8と、吸気口3の近傍に吸気口3からの吸気の温度を検知する吸気温検知手段9と、ノズル部2の近傍にノズル部2から吹き出す空気の温度を検知する吹出温検知手段10を設ける構成とする。
上記構成により、人検知手段6が手乾燥装置である本体の近傍に人がいることを検知すると、吸気温検知手段9で検知された吸気温度、吹出温検知手段10で検知された吹き出し温度および蓄熱部温度検知手段8で検知された蓄熱部7の温度により、加熱手段5の加熱量を蓄熱部制御目標温度に到達するように制御させ、加熱手段5で得られた熱を蓄熱部7で蓄熱し、本体の手乾燥運転時に送風手段4から吹き出される空気を加熱手段5の蓄熱部7で加熱し、送風手段4から吹き出される空気の温度を上げ、ノズル部2から温風を吹き出す。
また、図1および図2で示すように、人検知手段6が手乾燥装置の近傍に人がいることを検知すると、吸気温度を検知する吸気温検知手段9がない場合(吸気温度はKa1とする)、加熱手段5の加熱量を制御目標となる蓄熱部温度Kc1に到達するように蓄熱部温度検知手段8で検知された蓄熱部温度で制御させ、加熱手段5で得られた熱を蓄熱部7で蓄熱し、本体の手乾燥運転時に送風手段4から吹き出される空気を加熱手段5の蓄熱部7で加熱し、送風手段4から吹き出される空気の温度を上げ、ノズル部2から温風を吹き出す。吸気温検知手段9がある場合、吸気温検知手段9で吸気温度をKa1と検知され、加熱手段5の加熱量を制御目標となる蓄熱部温度Kc1よりも低い温度のKc2に到達するように制御する。図2の蓄熱部温度と吸気温の値は、吹き出しより温風が吹き出すように設定された値である。
また、図1〜図3で示すように、人検知手段6が手乾燥装置の近傍に人がいることを検知すると、吸気温検知手段9で検知された吸気温度がKa2の場合、加熱手段5の加熱量を制御目標となる蓄熱部温度Kc3に到達するように蓄熱部温度検知手段8で検知された蓄熱部温度で制御させ、加熱手段5で得られた熱を蓄熱部7で蓄熱し、本体の手乾燥運転時に送風手段4から吹き出される空気を加熱手段5の蓄熱部7で加熱し、送風手段4から吹き出される空気の温度を上げ、ノズル部2から温風を吹き出す。吹出温検知手段10がある場合、加熱手段5の蓄熱部7からノズル部2までの風路に残っている保熱分(手乾燥運転により吸気温よりも高い風路温度)を検知でき、図3に示すような蓄熱部温度と吸気温の値で、吹き出しより温風が吹き出せる。吹出温検知手段10で吹き出し温度をKb1と検知され、検知された吹き出し温度Kb1から吸気温度吸気温度Ka2を減算した値K1を用いて、加熱手段5の加熱量を制御目標となる蓄熱部温度Kc3よりも低い温度のKc4に到達するように制御する。
このように本発明の実施の形態1の手乾燥装置によれば、人検知手段6が検知した時のみ蓄熱を行い、不要な蓄熱および放熱を行わず、かつ手乾燥運転時には事前に人検知手段6が検知し蓄熱部7に蓄熱が行われているため、手乾燥運転の運転開始立ち上がり吹出風を温風にしつつ、手乾燥運転が行われなかった場合の蓄熱部7からの放熱による熱ロスを低減することができ、蓄熱部7の温度が高い場合や、吸気温度が高い場合や、吹き出し温度が高い場合には、より不要な加熱手段5の動作による加熱量を抑えながら熱ロスを低減することができることとなる。
(実施の形態2)
実施の形態1と同じ構成については同じ番号を付し、詳細な説明は省略する。
実施の形態1と異なるところは、図4に示すように、本体の過去の運転動作時間および運転間隔時間を記録する記録制御手段11を、前記本体内に設ける構成とする。
上記構成により、人検知手段6が手乾燥装置の近傍に人がいることを検知すると、本体の過去の運転動作時間および運転間隔時間を記録する記録制御手段11の記録から、加熱手段5の加熱量を制御し加熱手段5で得られた熱を蓄熱部7で蓄熱する。
図5を用いて本体の過去の運転動作時間および運転間隔時間を記録する記録制御手段11の記録から、加熱手段5の加熱量を制御することを説明する。図5の曲線は、蓄熱部7の送風停止時の放熱曲線を示す。前回の運転動作時間をTonとし、運転動作時(送風時)の蓄熱部からの放熱係数は停止時よりも高いことより、係数αを定義する。
α = 運転動作時(送風時)の放熱係数 / 停止時の放熱係数
停止時前回の運転から人検知手段6が手乾燥装置の近傍に人がいることを検知するまでの運転待機時間をToffとし、前回の加熱手段5で得られた熱を蓄熱部7で蓄熱した時の蓄熱部温度をKaとすると、前回の運転動作時間をTonに係数αを乗算した時間Tより蓄熱部温度はKbと推定され、運転待機時間Toffより蓄熱部温度はKcと推定できる。よって、人検知手段6が手乾燥装置の近傍に人がいることを検知したときの蓄熱部温度が推定できる。投入される加熱量と蓄熱部温度の関係を記録制御手段11に記憶させておくことにより、人検知手段6が手乾燥装置の近傍に人がいることを検知したときの推定蓄熱部温度から加熱手段5の加熱量が決めることができ制御される。
このように本発明の実施の形態2の手乾燥装置によれば、蓄熱部温度検知手段を無くすことができるので、低コストで不要な加熱手段5の動作による加熱量を抑えながら熱ロスを低減することができることとなる。
(実施の形態3)
実施の形態1および2と同じ構成については同じ番号を付し、詳細な説明は省略する。
実施の形態1および2と異なるところは、図6に示すように、蓄熱部温度検知手段8により加熱手段5を制御し、蓄熱部7に一定熱量を蓄える一定熱量制御手段12と、蓄えた後加熱手段5による加熱能力を継続的に一定にする継続加熱制御手段13と、蓄熱部7に蓄える一定熱量値を吸気温検知手段9で検知される吸気温度により決定する吸気温参照一定熱量制御手段14と、照度検知手段15を本体内に設ける構成とする。
上記構成により、蓄熱部温度検知手段8により加熱手段5を制御し、蓄熱部7に蓄える一定熱量値を吸気温度により決定した一定熱量を蓄熱部7に蓄え、蓄えた後は加熱手段5による加熱能力を継続的に一定に与えて蓄熱部温度を一定に保つ。この時の蓄熱部温度は、図7に示すように、後に人検知手段6が検知して加熱手段5の加熱量を制御し加熱手段5で得られた熱を蓄熱部7で更に蓄熱するため、低めの温度で制御する。また、この時の蓄熱部温度は、図8に示すように、加熱手段5による加熱能力を継続的に一定に与えるため、低めの温度で一定に制御する。ただし、照度検出手段により、本体の周りが一定の照度未満の場合には、蓄熱部7に蓄熱を行わない。人検知手段6が本体の近傍に人がいることを検知すると、加熱手段5の加熱量を制御し加熱手段5で得られた熱を蓄熱部7で更に蓄熱し、本体の手乾燥運転時に送風手段4から吹き出される空気を加熱手段5の蓄熱部7で加熱し、送風手段4から吹き出される空気の温度を上げ、ノズル部2から温風を吹き出す。
例として図7で示すように、蓄熱部7に蓄える一定熱量値を吸気温度Ka3により決定し、加熱手段5の加熱量を制御し蓄熱部温度をKc5になるようにして加熱手段5で得られた熱を蓄熱部7に蓄える。蓄えた後は加熱手段5による加熱能力を小能力で継続的に一定に与えて蓄熱部温度Kc5を一定に保つようにする。後に人検知手段6が検知して加熱手段5の加熱量を制御し加熱手段5で得られた熱を蓄熱部7で更に蓄熱するため、ノズル部2から温風を吹き出すために必要な熱量の蓄熱部温度Kc6よりも低めの蓄熱部温度Kc5でよいため、人検知手段6が検知するまでの間に放熱する量を抑えることができる。また、加熱手段5による加熱能力を断続的にON/OFFした場合、蓄熱部温度は図8のようにKc5より高めの温度で蓄熱しなくてはならないことより、小能力で継続的に一定に与えて蓄熱部温度Kc5を一定に保つことでも、放熱する量を抑えることができる。人検知手段6が本体の近傍に人がいることを検知すると、加熱手段5の加熱量をノズル部2から温風を吹き出すために必要な熱量の蓄熱部温度Kc6まで制御し、加熱手段5で得られた熱を蓄熱部7で更に蓄熱し、本体の手乾燥運転時に送風手段4から吹き出される空気を加熱手段5の蓄熱部7で加熱し、送風手段4から吹き出される空気の温度を上げ、ノズル部2から温風を吹き出す。
ただし、照度検出手段により、本体の周りが一定の照度未満の場合には、手乾燥装置を利用する人がいないと判断することができるため、蓄熱部7への蓄熱動作を行わないようにして、不要な加熱と放熱を抑える。
このように本発明の実施の形態3の手乾燥装置によれば、低吸気温度時においても、手乾燥運転開始からノズル部2から温風を吹き出すことができることとなる。
また、吸気温度により蓄熱部7に蓄える一定熱量値を決定することにより、不要な加熱手段5の動作による加熱量を抑えるとともに、蓄熱部7からの放熱を抑えながら熱ロスを低減することができることとなる。
また、一定の照度未満では手乾燥装置を利用する人がいないため、不要な加熱手段5の動作による加熱量を抑えるとともに、蓄熱部7からの放熱を抑えながら熱ロスを低減することができることとなる。
また、加熱手段5による加熱能力を継続的に一定にすることで蓄熱量が一定となり、手乾燥運転時の吹き出し温度の安定と、蓄熱部温度を一定にすることにより放熱を抑えながら熱ロスを低減することができることとなる。
(実施の形態4)
実施の形態1〜3と同じ構成については同じ番号を付し、詳細な説明は省略する。
実施の形態1〜3と異なるところは、図9に示すように、本体運転時の加熱手段5の加熱能力と、前記本体の運転時以外の蓄熱部7に蓄熱時の加熱手段5の加熱能力に差を設ける加熱能力可変制御手段16を、前記本体内に設ける構成とする。
上記構成により、手乾燥運転時の加熱手段5加熱能力の最大は、電源容量から加熱手段5加熱能力以外の送風手段4などを減算した値までとし、手乾燥運転時以外の蓄熱部7に蓄熱時の加熱手段5加熱能力の最大は、電源容量までとする。
例として図10に示すように、手乾燥運転時以外の場合、電源容量上限のW1で蓄熱加熱能力を行うことで短時間で蓄熱部制御目標温度に到達させることができ、手乾燥運転時は、電源容量上限のW1から送風能力を減算した値までを蓄熱加熱能力として使用する。このとき、送風能力が可変できる場合は、送風能力が小さければ電源容量上限のW1から送風能力を減算した値のW2までを蓄熱過熱能力とし、送風能力が大きければ電源容量上限のW1から送風能力を減算した値のW3までを蓄熱過熱能力とすることで、電源容量内で最大限の蓄熱加熱能力を取り出せる。
このように本発明の実施の形態4の手乾燥装置によれば、手乾燥運転時にノズル部2から吹き出される吹き出し温度が低下することを手乾燥運転時にも電源容量の範囲内で加熱手段5での加熱をすることで温風を継続的に吹き出すことができることとなる。
本発明の手乾燥装置は、レストランやホテルなどの洗面所やトイレに設置され、また病院や調理場においても適用できる。
本発明の実施の形態1の手乾燥装置の側構成図 同手乾燥装置の蓄熱部制御目標温度−吸気温、制御仕様を示す図 同手乾燥装置の蓄熱部制御目標温度−吸気温および吹出温、制御仕様を示す図 本発明の実施の形態2の手乾燥装置の側構成図 同手乾燥装置の蓄熱部の送風停止時の放熱曲線を示す図 本発明の実施の形態3の手乾燥装置の側構成図 同手乾燥装置の蓄熱部制御目標温度−吸気温、制御仕様を示す図 同手乾燥装置の時間−蓄熱部温度を示す図 本発明の実施の形態4の手乾燥装置の側構成図 同手乾燥装置の畜熱加熱能力・送風能力−運転状態を示す図 従来の手乾燥装置の側断面図
符号の説明
1 乾燥室
2 ノズル部
3 吸気口
4 送風手段
5 加熱手段
6 人検知手段
7 蓄熱部
8 蓄熱部温度検知手段
9 吸気温検知手段
10 吹出温検知手段
11 記録制御手段
12 一定熱量制御手段
13 継続加熱制御手段
14 吸気温参照一定熱量制御手段
15 照度検知手段
16 加熱能力可変制御手段

Claims (10)

  1. 外部に向かって開口した挿入口から手を抜き差しできる乾燥室と、前記乾燥室内に向けて空気を吹き出すノズル部と、空気を吸込む吸気口と、前記吸気口から空気を吸気し前記ノズル部に空気を吹き出す送風手段と、前記送風手段から吹き出される空気を加熱する加熱手段とを備えた本体に、前記本体の近傍に人がいることを検知する人検知手段と、前記加熱手段に熱を蓄える蓄熱部を設けることを特徴とする手乾燥装置。
  2. 蓄熱部に、蓄熱部温度検知手段を設けることを特徴とする請求項1記載の手乾燥装置。
  3. 吸気口からの吸気の温度を検知する吸気温検知手段を、吸気口の近傍に設けることを特徴とする請求項1または2記載の手乾燥装置。
  4. ノズル部から吹き出す空気の温度を検知する吹出温検知手段を、ノズル部の近傍に設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の手乾燥装置。
  5. 本体の過去の運転動作時間および運転間隔時間を記録する記録制御手段を、前記本体内に設けることを特徴とする請求項1、3、4のいずれかに記載の手乾燥装置。
  6. 蓄熱部温度検知手段により加熱手段を制御し、蓄熱部に一定熱量を蓄える一定熱量制御手段を、本体内に設けることを特徴とする請求項1または2記載の手乾燥装置。
  7. 蓄熱部に蓄える一定熱量値を吸気温検知手段で検知される吸気温度により決定する吸気温参照一定熱量制御手段を、本体内に設けることを特徴とする請求項6記載の手乾燥装置。
  8. 本体に、照度検知手段を設けることを特徴とする請求項6記載の手乾燥装置。
  9. 本体の運転時の加熱手段の加熱能力と、前記本体の運転時以外の蓄熱部に蓄熱時の加熱手段の加熱能力に差を設ける加熱能力可変制御手段を、前記本体内に設けることを特徴とする請求項1記載の手乾燥装置。
  10. 蓄熱部に、一定熱量を蓄えた後加熱手段による加熱能力を継続的に一定にする継続加熱制御手段を、本体内に設けることを特徴とする請求項6、7のいずれかに記載の手乾燥装置。
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