JPH04215729A - 温風洗面台の制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は温風洗面台の制御方法に
係り、特に大気温度に応じて温風温度を調節するよう改
良された温風洗面台の制御方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】人体の手などを検知して自動的に吐水及
び温風吹出を行なうようにした温風洗面台として、洗面
器と、該洗面器の後方側に立設された立壁と、該立壁の
前面側に設けられた水石鹸の吐出ノズル、吐水口及び手
洗乾燥用温風吹出口を有するものがある。

【０００３】第３図はこの種の温風洗面台の斜視図、第
４図は該洗面台の正面図である。

【０００４】第３、４図において、洗面台本体としてキ
ャビネット１０の上側にカウンター１２が設けられ、該
カウンター１２に洗面器１４が設けられている。該洗面
器１４の奥側上面にはバックガード（立壁）１６が立設
されており、該バックガード１６の前面側には水石鹸を
吐出するためのノズル１８、洗顔や手洗い等の水を吐出
させるための吐水口２０、手を乾かすための温風の吹出
口２２が設けられている。また、水石鹸や水、温風の供
給開始及び供給停止をそれぞれ自動的に行なうために、
前記ノズル１８、吐水口２０及び吹出口２２の近傍には
それぞれの下方に差し出された手を検知するためのセン
サ２４、２６、２８が設けられている。

【０００５】キャビネット１０内には、ノズル１８に供
給される水石鹸を貯蔵するためのタンク３０が設けられ
ている。このタンク３０はポンプ３２が側面に取り付け
られた構成のものであり、該ポンプ３２はチューブ３４
を介してノズル１８に接続されている。キャビネット１
０内には湯水混合弁３６、給水弁３８、給水管４０、ヒ
ータ４２及び送風機４４を有した温風発生機４６、ダク
ト４８等が設置されている。さらに、前記センサ２４、
２６、２８の検出信号に基づいてポンプ３２、給水弁３
８、ヒータ４２及び送風機４４を制御するための制御器
５０が設けられている。

【０００６】このように構成された洗面台において、前
記ノズル１８の下側に手を差し出すと、センサ２４がこ
の手を検知し、制御器からの信号によりポンプ３２が作
動され、タンク３０内の水石鹸がノズル１８に供給され
、該ノズル１８の先端から吐出される。手を引っ込める
と、ポンプ３２が停止され、水石鹸の吐出が停止される
。

【０００７】同様に吐水口２０や吹出口２２の下側に手
を差し出すと吐水や温風吹出が自動的に開始され、手を
引っ込めると自動的に止水及び温風停止が行なわれる。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】従来の温風洗面台にお
いては、大気温度に関わりなくヒータに一定電力を給電
し、ファンを一定送風量としていた。このため、夏季に
は高温の温風が吹出され、冬季には温度がやや低い温風
が吹出され、いずれも快適な手乾燥が行なえなかった。

【０００９】この対策として、温風の吹出温度を検出し
、この検出温度が四季を通して一定温度となるようにヒ
ータ通電量をフィードバック制御することが考えられる
。しかしながら、例えば４０℃の温風でも、夏季には暑
苦しく感じられ、冬季の冷えた手にはぬるく感じられる
ことが多い。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の温風洗面台の制
御方法は、上面部に洗面器を備えた洗面台本体と；該洗
面器に向って吐水可能な吐水口と；該洗面器又はその上
方域に向って温風を吹出し可能な温風吹出口と；該洗面
台本体の内部に設置されており、該温風吹出口に温風を
供給可能に接続された、空気加熱用ヒータ及び送風機を
有する温風発生装置と；該吐水口の前方の人体を検知し
て吐水を行なわせる給水制御手段と；該温風吹出口の前
方の人体を検知して温風吹出を行なわせる温風制御手段
と；を備えた温風洗面台の制御方法に関するものである
。

【００１１】本発明の温風洗面台の制御方法は、前記温
風発生装置の作動時に大気温度に基づいて目標温風温度
を設定し、吹出温風温度がこの目標温風温度となるよう
に前記ヒータを制御することを特徴とするものである。

【００１２】

【作用】本発明の温風洗面台の制御方法においては、洗
面台の温風吹出口に手を差し出すと温風が自動的に吹出
され、手を引っ込めると自動的に温風吹出が停止される
。

【００１３】本発明では、例えば冬季など気温が低いと
きには目標温風温度を高目に設定し、逆に夏季など気温
が高いときには目標温風温度を低目に設定する。そして
、吹出温度がこの目標温度となるようにヒータへの給電
量を制御する。このため、気温に応じて手乾燥にとって
適切で快適な温度の温風が吹出されるようになる。

【００１４】

【実施例】第１図は請求項１の実施例方法を説明するた
めのフローチャートである。また、第２図はそのための
制御ブロック図である。

【００１５】本実施例では、第４図にも示す通り、大気
温度検出用の第２の温度センサ５２が送風機４４の吸込
口近傍に設けられ、吹出口２２の近傍に吹出温風温度検
出用の第１の温度センサ５４が設けられている。さらに
、バックガード１６の前面部分（他の箇所でも良い。）
にモードスイッチ５６が設けられている。このモードス
イッチ５６は、目標とする温風温度を気温に応じて変化
させる本発明例のモード（調温モード）と、気温にかか
わらず吹出温風温度を一定とするモード（定温モード）
とを選択するためのスイッチである。

【００１６】第２図の如く、センサ２４、２６、２８、
５２、５４の検出信号及びモードスイッチ５６の選択信
号は制御装置５０に入力されている。制御装置５０から
は、ポンプ３２、給水弁３８、ヒータ４２及び送風機４
４に制御信号が出力されている。

【００１７】制御装置５０にはコンピュータが組み込ま
れ、以下の温風吹出制御を行なうためのプログラムが記
憶されている。（なお、給水制御及び石鹸吐出制御プロ
グラムも記憶されているが、それらについては省略する
。）第１図において、センサ２８が手を検知すると（ス
テップ■）、いずれのモードを選択するかを判断する（
ステップ■）。本発明例に係る調温モードが選択されて
いる場合には、大気温度センサ５２が検出する大気温度
を読み込み、目標温風温度を設定する（ステップ■、■
）。目標温風温度は、所定の演算式で求めるか、又は予
め書き込まれた第５図の如き関係の気温−目標温風温度
マップから読みとることにより設定される。そして、吹
出温風温度センサ５４の検出温度がこの目標温風温度と
なるように、ヒータ４２への通電電流を制御する（ステ
ップ■）。

【００１８】第５図において、気温が低いほど目標温風
温度は高く設定されている。

【００１９】なお、定温モードが選択されているときに
は、ステップ■からステップ■に飛び、温風温度センサ
５２の検出温度が定められた一定温度（例えば４０℃）
となるようにヒータ４２への通電量を制御する。本発明
では、この定温モードとして「低温」「高温」など複数
のものを設けておき、季節などに応じて所望の温風温度
を選択できるようにしても良い。

【００２０】

【発明の効果】以上の通り、本発明の温風洗面台の制御
方法によると、気温に応じて目標温風温度を調節し、こ
の目標温風温度となるように吹出温風温度を制御してい
るので、常に快適に手を乾燥することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１図は請求項１の実施例を説明するフローチ
ャートである。

【図２】第２図は制御ブロック図である。

【図３】第３図は温風洗面台の斜視図である。

【図４】第４図は温風洗面台の正面図である。

【図５】第５図は目標温風温度と気温との関係図である
。

【符号の説明】

２０　　吐水口 ２２　　温風吹出口 ４２　　ヒータ ４４　　送風機 ５０　　制御装置 ５２　　温度センサ ５４　　温度センサ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　上面部に洗面器を備えた洗面台本体と
   ；該洗面器に向って吐水可能な吐水口と；該洗面器又は
   その上方域に向って温風を吹出し可能な温風吹出口と；
   該洗面台本体の内部に設置されており、該温風吹出口に
   温風を供給可能に接続された、空気加熱用ヒータ及び送
   風機を有する温風発生装置と；該吐水口の前方の人体を
   検知して吐水を行なわせる給水制御手段と；該温風吹出
   口の前方の人体を検知して温風吹出を行なわせる温風制
   御手段と；を備えた温風洗面台の温風吹出制御方法にお
   いて、前記温風発生装置で発生された温風の温度を検出
   する第１の温度センサと；大気温度を検出する第２の温
   度センサと；が設置され、これらの温度センサの検出値
   に基づいて、前記温風制御手段により、前記温風発生装
   置の作動時に大気温度に基づいて目標温風温度を設定し
   、吹出温風温度がこの目標温風温度となるように前記ヒ
   ータを制御することを特徴とする温風洗面台の制御方法
   。