JPH0615588Y2 - 手などの乾燥機 - Google Patents

手などの乾燥機

Info

Publication number
JPH0615588Y2
JPH0615588Y2 JP8868689U JP8868689U JPH0615588Y2 JP H0615588 Y2 JPH0615588 Y2 JP H0615588Y2 JP 8868689 U JP8868689 U JP 8868689U JP 8868689 U JP8868689 U JP 8868689U JP H0615588 Y2 JPH0615588 Y2 JP H0615588Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
dryer
air
heater
hand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8868689U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0327796U (ja
Inventor
修 松本
Original Assignee
株式会社イナックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イナックス filed Critical 株式会社イナックス
Priority to JP8868689U priority Critical patent/JPH0615588Y2/ja
Publication of JPH0327796U publication Critical patent/JPH0327796U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0615588Y2 publication Critical patent/JPH0615588Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) 本考案は、手洗器や洗面器などへ設けられる手などの乾
燥機に関するものである。
(従来の手乾燥機とその解決課題) 手洗器などへ設けられた手乾燥機は、洗浄によって濡れ
た手を温風で乾かして、タオル,ハンカチ,紙などによ
って手を拭く煩わしさを解消するようにしたものであっ
た。ところが、実際のところは、手を完全に乾燥させる
ことはできず、生乾き状態にするのにさえも、長い時間
を要していた。その理由は次の通りであった。
従来の手乾燥機は、電熱ヒーターなどによって空気を加
熱し、その得られた加熱空気を、送風機によって手に噴
き付ける構造になっていた。しかし、べたべたに濡れた
手を乾かすためには、使用する温風において、その温度
や風量に相当強力な出力が必要となる。本考案者の試算
によれば、例えば前記電熱ヒーターとしては、その熱容
量が3kw以上のものでなければ、送風に伴う冷却を越え
て手を乾燥させる程の温風(50〜70℃−5m3/分程度)
にはならないのである。ところが、一般の住居家庭にあ
っては、斯様な大容量の電熱ヒーターの使用に耐えられ
るような屋内配線の施工が行われていないのが普通であ
る。従って、3kw以上の電熱ヒーターを設けようとすれ
ば、配線を全面的にやりなおさなければならず、また手
乾燥機専用のブレーカーを、わざわざ新設しなければな
らないといった大掛りな改造が必要であった。結局、従
来の乾燥機には、上記の如き大容量の電熱ヒーターを用
いることができなかったために、使用に供される温風は
温度が低く、手を迅速に完全乾燥させるなどはとても無
理なことであった。
本考案は、上記の如き事情に鑑みてなされたものであっ
て、わざわざ、大容量の電熱ヒーターを用いるようなこ
とをしなくとも、手などを迅速に完全乾燥させることが
できるようにした、新規な乾燥機を提供することを目的
とする。
「考案の構成」 (課題を解決するための手段) 本案乾燥機の要旨とするところは、手洗器,洗面器など
へ設けられる手などの乾燥器において、ボウル部へ臨ん
で設置された水栓器具類の隣接域に設けられる温風噴出
口部と、該噴出口部へ温風供給路を介して接続された送
風部と、該送風部に付設されたヒーター部とから成り、
該ヒーター部又は送風部の吸気端は前記水栓器具類へ湯
を供給する貯湯タンク,温水器などの熱源部に対して直
接的又は間接的に接続されている点にある。
(作用) ヒーター部又は送風部へ供給される空気は、貯湯タンク
や温水器などの熱源部を通過する時点である程度加熱さ
れているので、前記ヒーター部としては、それ程強力な
熱容量を有したものを用いなくとも、手などを迅速に完
全乾燥させる温度に加熱することができる。
(実施例) 以下、本考案を、その実施例を示す図面に基づいて説明
すると次の通りである。
第1図は、湯水混合水栓2を備えた洗面台1に対して本
案乾燥機が実施された状況を示す正面図であり、第2図
は、その側面図である。第2図に示す如く、本案乾燥機
の基本的な構造は、送風部6,ヒーター部7,送風供給
路8及び送風噴出口部5が、この順番で互いに接続され
て成るものである。従って、ヒーター部7で加熱された
空気は、送風部6によって送風供給路8を強制的に上昇
させられ、ボール部3上において、前記湯水混合水栓2
の隣接域に設けられた温風噴出口部5から勢いよく噴き
出すようになる。しかし、ここまでの構造上、従来の手
乾燥機とそれ程変わったところはない。本案乾燥機の最
も特徴的なところは、第1図に示す如く、前記送風部6
が、洗面台1内に収納されている貯湯タンク4に対し
て、空気流通上の接続関係に置かれている点にある。す
なわち、送風部6内へ取り込まれる空気は、その吸引直
前に貯湯タンク4の内部又は外部を経由するようになさ
れている。
第2図によって明らかな如く、前記送風部6は、モータ
ー6aによってインペラー(図示省略)を回転させること
で、恰も換気扇の如く、インペラー正面域(図面の奥方
側)の空気を吸引して、その周方向又は裏面方向(図面
手前側)へ送風するようになったものである。第1図に
示すように、該送風部6は、その吸引側となる部分(図
中の右側面)が、前記貯湯タンク4の対向関係にある側
面部に対して蛇腹状の連結幌9を介して接続されてい
る。従って、その図示は省略するが、該連結幌9の内部
が開口されて吸気端を形成するようになっている。
前記貯湯タンク4は、洗面台1とは別所設置の電気温水
器又は給湯器(いずれも図示省略)などから送られてく
る湯を保温状態で蓄えておくためのものであって、湯
は、タンク下方部に設けられた給湯口部4aからタンク内
へ供給され、タンク上方部に設けられた出湯口部4bか
ら、ボウル部3上の湯水混合水栓2へと送給されるよう
になっている。また、該貯湯タンク4には、そのタンク
内又はタンク外部に、保温用のヒーターや温度検知部な
どの保温制御装置(いずれも図示省略)が取り付けられ
ている。そのため、該貯湯タンク4においては、タンク
内に貯留された湯や保温用ヒーターにより、タンク外周
部の空気が熱せられるのが普通である。そこで、本案乾
燥機において用いられる貯湯タンク4は、湯の貯留缶の
外周部に熱交換用空間を保持して外缶を被せた如き二重
缶構造にするなどして、上記の如きタンク外周部の加熱
空気が、前記送風部6内へ取り込まれるようにしてあ
る。なお、本実施例にあっては、送風部6内へ取り込ま
れる空気の温度が少しでも高くなるように、貯湯タンク
4において次の如き構造を採用してある。
第3図は、第1図中のA−A線方向から見た貯湯タンク
4を示す側面図である。同図に示す如く、貯湯タンク4
は、正方形状をした外ケース10内に、給湯口部4aから出
湯口部4bに至るパイプ11をジグザグ状に曲折して収納
し、更に、前記外ケース10の中央部に、前記送風部6の
吸気端(第1図の連結幌9を参照)に連通する通気口12
を開口形成してある。このようにしておけば、パイプ11
の表面積が広く取れるので、通気口12を介して外ケース
10内へ吸入された空気はパイプ11の外周面に満遍なく接
触することで加熱され易くなり、温度の高い空気の吸入
が期待できることとなる。
以上詳説したところからも明らかなように、本案乾燥機
においては、送風部6内へ吸引される空気が、貯湯タン
ク4を通過する時点で第一次的に加熱されるようになっ
ている。そのため、送風部6に後続するヒーター部7に
あっては、該送風部6から送りだされる加熱空気を、手
の完全乾燥などに必要な温度にまで高めるのにそれ程大
きな熱容量は必要なく、比較的小型の電熱線などを用い
ればよいこととなる。すなわち、本案乾燥機は、その運
転に必要な全体的電力使用量が小さく、一般住居家庭の
屋内配線として用いられている線径の電線でも、十分且
つ完全に運転可能なものとなる。
(別態様の検討) 上記実施例においては、送風部6内へ取り込まれる空気
の第一次的な加熱を貯湯タンク4によって行ったものを
示したが、該貯湯タンク4は、電気温水器などに置換す
ることができる。いずれの実施例においても、貯湯タン
クや電気温水器は、湯水混合水栓などの設置されている
洗面台や流し台などでは普通に備えられているものであ
り、本案乾燥機における第一次的加熱手段たる熱源部と
しては、必須不可欠なものである。
第1図に示す如く、温風噴出口部5の正面部に赤外線セ
ンサー5aなどを取り付けておき、該赤外線センサー5aで
のスキッチング動作によって送風部6やヒーター部7の
運転を制御するようにしておくと、濡れた手でいちいち
スイッチを操作しなくてもよいようになるので便利であ
る。なお、図中符号13は、前記赤外線センサー5a用の制
御部である。また、温風供給路8において、それを可撓
性を有したホースなどによって形成すると共に、温風噴
出口部5をボウル部3に対して引出し可能にしておけ
ば、本案乾燥機はヘアードライヤーとしても使用でき
る。一方、最近では、洋風便器などにおいて温水洗浄装
置が設置されたものがあるが、この主の装置には温水タ
ンクが付設されているのが普通である。従って、温水洗
浄装置を使用して濡れた臀部などを乾燥させるのにも、
本案乾燥機を実施することができる。このように、本案
乾燥機の構成及び形状は、実施の態様に応じて適宜変更
可能である。
「考案の効果」 以上の説明で明らかなように、本考案に係る手などの乾
燥機によれば、一般住居家庭の屋内配線として用いられ
ている電線を全面的にやり直すような大改造を施さなく
とも、手乾燥機などを取り付けることができるようにな
った。勿論、該乾燥機にあっては、べたべたに濡れた手
などを、迅速に完全乾燥させることができるようになっ
ているので、タオル,ハンカチ,紙などによっていちい
ち手を拭く煩わしさを解消できることとなる。ところ
で、従来の手乾燥機は、電熱ヒーターによってのみ空気
を加熱するようになっていたので、手乾燥機のスイッチ
を入れてから電熱ヒーターが立ち上がるまでは、冷たい
風が噴き出す欠点があった。しかし、本案乾燥機におい
ては、熱源部(前記実施例では貯湯タンク)内の空気が
加熱された状態を常に維持していることとなるから、温
風噴出口部から噴き出す風は当初より温かい。従って、
使用者は、何等イライラすることなく、すぐに使用感を
得られるものとなっている等、幾多の優れた利点を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案乾燥機を示す正面図、第2図はその側面
図、第3図は第1図中におけるA−A線方向から見た貯
湯タンクの側面図である。 2……温水混合水栓、3……ボウル部 4……貯湯タンク(熱源部) 5……温風噴出口部、6……送風部 7……ヒーター部、8……温風供給路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】手洗器,洗面器などへ設けられる手などの
    乾燥器において、ボウル部へ臨んで設置された水栓器具
    類の隣接域に設けられる温風噴出口部と、該噴出口部へ
    温風供給路を介して接続された送風部と、該送風部に付
    設されたヒーター部とから成り、該ヒーター部又は送風
    部の吸気端は前記水栓器具類へ湯を供給する貯湯タン
    ク,温水器などの熱源部に対して直接的又は間接的に接
    続されていることを特徴とする手などの乾燥機。
JP8868689U 1989-07-27 1989-07-27 手などの乾燥機 Expired - Lifetime JPH0615588Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8868689U JPH0615588Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27 手などの乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8868689U JPH0615588Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27 手などの乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0327796U JPH0327796U (ja) 1991-03-20
JPH0615588Y2 true JPH0615588Y2 (ja) 1994-04-27

Family

ID=31638282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8868689U Expired - Lifetime JPH0615588Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27 手などの乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0615588Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007120295A (ja) * 2006-12-19 2007-05-17 Toto Ltd トイレ内設備ユニット

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192250A (ja) * 2004-12-15 2006-07-27 Inax Corp 手乾燥装置
US9562721B2 (en) * 2013-03-15 2017-02-07 Xela Innovations, Llc Through surface hand drying system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007120295A (ja) * 2006-12-19 2007-05-17 Toto Ltd トイレ内設備ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0327796U (ja) 1991-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0615588Y2 (ja) 手などの乾燥機
JPH0675488U (ja) 低温ミストサウナ装置
JP3816351B2 (ja) 浴室用空調機
JP3674423B2 (ja) 浴室暖房装置
JP3128265B2 (ja) 衣類乾燥機能付空気調和機
KR101019217B1 (ko) 샤워식 냉온풍기
JPH0735021Y2 (ja) シャワールーム
KR200341303Y1 (ko) 헤어/바디 드라이어 기능이 구비된 욕실문
JPH1137487A (ja) 浴室空調装置
JPH0631996Y2 (ja) 収納キャビネット
JPH0322384Y2 (ja)
JP3026564B2 (ja) 空調装置
JPH0151253B2 (ja)
JP4345222B2 (ja) トイレ用空調機
KR200376787Y1 (ko) 신체 및 헤어 건조장치
JPH0722231Y2 (ja) 浴室換気乾燥機
KR200323701Y1 (ko) 난방기능을 갖는 가정용 세탁기
JPH05168565A (ja) 脱衣室の暖房送風システム
KR200326174Y1 (ko) 난방기능 및 건조기능을 갖는 가정용 세탁기
JPS6335770B2 (ja)
JP2521925Y2 (ja) エアシャワー機能付浴室ドア
JPH0630077Y2 (ja) 温風吹出装置
JP2001227763A (ja) 浴室暖房装置
JPS6119739Y2 (ja)
JPH0713672Y2 (ja) 洗面化粧台