JPH05168565A - 脱衣室の暖房送風システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱衣室において、冬期には暖房し、夏期には
湯上がりの涼感を得るようにすること。 【構成】 浴室に隣接し、洗面化粧台１２を備えている
脱衣室１１の暖房送風システムにおいて、洗面化粧台１
２の下箱１３に、脱衣室１１に吐出し得るヒータ付送風
機１４を設置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は脱衣室の暖房送風システ
ムに関する。

【０００２】

【従来の技術】浴室に隣接する脱衣室の暖房システムと
して、洗面化粧台の下部蹴込み部分に暖房機を設置して
いるものがある（例えば特開昭61-288899 号公報参
照）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には、下記、の問題点がある。 暖房機が洗面化粧台の下部蹴込み部分に設置されてい
るため、夏期湯上がり時に、ヒータをオフして送風のみ
行なったとしても涼感を得ることができない。

【０００４】暖房機は、脱衣室の空気を暖めることは
できても、入浴後の濡れたマット（浴室出入口ドアの前
に敷かれている場合が多い）や床を乾燥させることがで
きない。このため、何人かの入浴後のマット等は濡れて
冷たく、じめじめして不快である。

【０００５】本発明は、脱衣室において、冬期には暖房
し、夏期には湯上がりの涼感を得るようにすることを目
的とする。

【０００６】また、本発明は、脱衣室において、暖房と
同時に、濡れたマットや床の乾燥を行なうことを目的と
する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、浴室に隣接し、洗面化粧台を備えている脱衣室の暖
房送風システムにおいて、洗面化粧台の下箱に、脱衣室
に吐出し得るヒータ付送風機を設置してなるようにした
ものである。

【０００８】請求項２に記載の本発明は、浴室に隣接す
る脱衣室の暖房送風システムにおいて、浴室出入口の下
部に、脱衣室に吐出し得るヒータ付送風機を設置してな
るようにしたものである。

【０００９】

【作用】本発明によれば、下記、の作用がある。 洗面化粧台の下箱にヒータ付送風機を設置したので、
冬期暖房時には、ヒータ付送風機の付いた、送風機をオ
ンすることにより、下箱内の空気をヒータにより加熱し
て脱衣室に送り込み、脱衣室の暖気を行なうことができ
る。

【００１０】他方、夏期送風時には、ヒータ付送風機の
ヒータをオフし、送風機のみをオンすることにより、下
箱前面への送風のみを行ない、湯上がり時の涼感を得る
ことができる。

【００１１】浴室出入口の下部にヒータ付送風機を設
置したので、ヒータ付送風機のヒータ、送風機をオンす
ることにより、ヒータにより加熱されて脱衣室に送り込
まれる暖気は、浴室出入口前面の濡れたマットや床を暖
めた後、脱衣室を暖める。従って、暖房と同時に、濡れ
たマットや床の乾燥を行なうことができる。

【００１２】

【実施例】図１は第１実施例を示す模式図、図２は図１
の正面図、図３はヒータ付送風機を示す模式図、図４は
第２実施例を示す模式図、図５はヒータ付送風機を示す
模式図である。

【００１３】（第１実施例）（図１〜図３参照） 図１、図２において、１１は脱衣室であり、浴室に隣接
し、洗面化粧台１２を備えている。

【００１４】そして、洗面化粧台１２の下箱１３には、
脱衣室１１に吐出し得るヒータ付送風機１４が設置され
ている。

【００１５】ヒータ付送風機１４は、図３に示す如く、
下箱１３の内部に開口する吸引口１５Ａと、脱衣室１１
に開口する吐出口１５Ｂとを有し、吸引口１５Ａと吐出
口１５Ｂとの間に送風機１６を内蔵し、吐出口１５Ｂに
ヒータ１７を内蔵している。吐出口１５Ｂの前面には送
風の方向を切換えるルーバー１５Ｃが設けられている。

【００１６】尚、下箱１３の前面で、吐出口１５Ｂに対
面する位置には、タオル用ハンガー１８が設けられてい
る。

【００１７】また、洗面化粧台１２にはスイッチ装置１
９が設けられており、スイッチ装置１９はヒータ付送風
機１４の送風機１６、ヒータ１７を各個独立的にオン／
オフ操作できる。

【００１８】以下、本実施例の作用について説明する。 洗面化粧台１２の下箱１３にヒータ付送風機１４を設
置したので、冬期暖房時には、ヒータ付送風機１４の付
いた、送風機１６をオンすることにより、下箱１３内の
空気をヒータ１７により加熱して脱衣室１１に送り込
み、脱衣室１１の暖気を行なうことができる。

【００１９】他方、夏期送風時には、ヒータ付送風機１
４のヒータ１７をオフし、送風機１６のみをオンするこ
とにより、下箱１３前面への送風のみを行ない、湯上が
り時の涼感を得ることができる。

【００２０】下箱１３内の湿った空気がヒータ付送風
機１４によって排出されるので、下箱１３内の結露を防
止できる。

【００２１】タオル用ハンガー１８にかけられる濡れ
たタオルを乾燥しながら、脱衣室１１を暖房できる。

【００２２】ヒータ付送風機１４が洗面化粧台１２に
ビルトインされるので、ヒータ付送風機１４を壁面等に
取付ける場合に比して、脱衣室１１を広く使用できる。

【００２３】（第２実施例）（図４、図５参照） 図４において、２１は脱衣室であり、浴室２２に隣接し
ている。２３は浴室出入口、２４はドア、２５はドア枠
である。

【００２４】そして、浴室出入口２３のドア枠２５下部
には、脱衣室２１に吐出し得るヒータ付送風機２６が設
置されている。

【００２５】ヒータ付送風機２６は、図５に示す如く、
浴室２２に開口する吸引口２７Ａと、脱衣室２１に開口
する吐出口２７Ｂとを有し、吸引口２７Ａと吐出口２７
Ｂとの間に送風機２８を内蔵し、吐出口２７Ｂにヒータ
２９を内蔵している。吐出口２７Ｂの前面には送風の方
向を切換えるルーバー２７Ｃが設けられている。

【００２６】また、脱衣室２１の壁面にはスイッチ装置
３０が設けられており、スイッチ装置３０は、ヒータ付
送風機２６の送風機２８、ヒータ２９を各個独立的にオ
ン／オフ操作できる。

【００２７】尚、脱衣室２１の床面上で、浴室出入口２
３の前面には足拭マット３１が敷かれている。

【００２８】以下、本実施例の作用について説明する。
浴室出入口２３のドア枠２５の下部にヒータ付送風機２
６を設置したので、ヒータ付送風機２６のヒータ２９、
送風機２８をオンすることにより、ヒータ２９により加
熱されて脱衣室２１に送り込まれる暖気は、ドア枠２５
前面の濡れたマット３１や床を暖めた後、脱衣室２１を
暖める。従って、暖房と同時に、濡れたマット３１や床
の乾燥を行なうことができる。

【００２９】尚、本実施例のヒータ付送風機２６は、浴
室出入口２３のドア２４内下部に内蔵されるものであっ
ても良い。

【００３０】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、脱衣室に
おいて、冬期には暖房し、夏期には湯上がりの涼感を得
るようにするができる。

【００３１】また、本発明によれば、脱衣室において、
暖房と同時に、濡れたマットや床の乾燥を行なうことが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は第１実施例を示す模式図である。

【図２】図２は図１の正面図である。

【図３】図３はヒータ付送風機を示す模式図である。

【図４】図４は第２実施例を示す模式図である。

【図５】図５はヒータ付送風機を示す模式図である。

【符号の説明】

１１ 脱衣室 １２ 洗面化粧台 １３ 下箱 １４ ヒータ付送風機 ２１ 脱衣室 ２２ 浴室 ２３ 浴室出入口 ２６ ヒータ付送風機

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 浴室に隣接し、洗面化粧台を備えている
   脱衣室の暖房送風システムにおいて、洗面化粧台の下箱
   に、脱衣室に吐出し得るヒータ付送風機を設置してなる
   ことを特徴とする脱衣室の暖房送風システム。
2. 【請求項２】 浴室に隣接する脱衣室の暖房送風システ
   ムにおいて、浴室出入口の下部に、脱衣室に吐出し得る
   ヒータ付送風機を設置してなることを特徴とする脱衣室
   の暖房送風システム。