JP2545758Y2 - 脱衣場における送風装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、風呂の脱衣場において
身体を効率よく乾燥させるとともに湯冷めを防止しうる
ようにした脱衣場における送風装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、風呂の脱衣場においては、身体を
乾燥させるために床上に扇風機等を設置しているが、多
人数の場合は効率が悪くかつ場所をとるなどの問題を生
じている。

【０００３】また、一般的に冬期における湯冷めの防止
対策は採られてなく、暖房装置の排出口を設けたものも
あるが費用がかかるなどの問題を生じている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】そこで、本考案は、上
述した従来の欠点を除去するためになされたものであっ
て、床面に立つ身体に下方より送風するとともに、温風
を排出しうるようにすることを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】そこで、本考案では、床
下に設けた送風機と、その床下より床面に亘って仕切板
によりコ字形に構成された通風路と、その通風路内に設
けた加熱器と、床面に設けた通風路の排出口よりなるも
のとすることにより、上記課題を解決しようとするもの
である。

【０００６】

【作用】本考案においては、上記構成になり、床下に設
けた送風機より送出される空気を通風路を介して床面に
設けた排出口より排出することにより、床面に立つ身体
に下方より送風するとともに、通風路に加熱器を設け
て、送出される空気を加熱しうるようにすることによ
り、温風を排出することが可能となる。すなわち身体を
効率よく乾燥させるとともに湯冷めを防止する効果があ
る。

【０００７】

【実施例】以下引き続き、本考案による脱衣場における
送風装置の要旨をさらに明確にするため、図１を利用し
て一実施例を説明する。

【０００８】Ｄは本発明による脱衣場における送風装置
であり、図示しない脱衣場の床下Ｆｄに設けた送風機１
と、その送風機１より送出される空気を仕切板５、６に
より床面Ｆｐに導くコ字状の通風路２と、その通風路２
内に設けた加熱器３と、床面Ｆｐに設けたすのこ４１よ
りなる通風路２の排出口４により構成されている。

【０００９】次に、本実施例の作用については、送風機
１を稼働して、送出される空気を通風路２を介して床面
Ｆｐの排出口４より排出することにより、床面Ｆｐに立
つ身体に下方より送風して身体を効率よく乾燥すること
が可能となる。

【００１０】また、冬期には加熱器３を稼働させること
により、通風路２内を通過する空気を加熱し、排出口４
より温風を排出して湯冷めを防止することが可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す説明図である。

【符号の説明】

１ 送風機 ２ 通風路 ３ 加熱器 ４ 排出口 ４１ すのこ Ｄ 脱衣場における送風装置 Ｆｄ 床下 Ｆｐ 床面

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 床下に設けた送風機と、該床下より床面
   に亘って仕切板によりコ字形に構成された通風路と、該
   通風路内に設けた加熱器と、前記床面に設けた該通風路
   の排出口とよりなることを特徴とする脱衣場における送
   風装置。