JPH08159533A - 浴室換気構造 - Google Patents

浴室換気構造

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Publication number
JPH08159533A
JPH08159533A JP29991194A JP29991194A JPH08159533A JP H08159533 A JPH08159533 A JP H08159533A JP 29991194 A JP29991194 A JP 29991194A JP 29991194 A JP29991194 A JP 29991194A JP H08159533 A JPH08159533 A JP H08159533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathroom
ceiling
ventilation
peripheral wall
exhaust passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP29991194A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Onizuka
俊哉 鬼塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP29991194A priority Critical patent/JPH08159533A/ja
Publication of JPH08159533A publication Critical patent/JPH08159533A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴室内面だけでなく、浴室周辺でもかびが発
生しないようにすることができる浴室換気構造を提供す
ること。 【構成】 浴室ユニットUの天井に天井換気口3を設
け、この天井換気口3に、屋外と連通し浴室ユニットU
内の空気を吸引可能な換気ファン4を有した排気ダクト
5を設け、かつ、浴室ユニットUの側壁ならびに天井を
内周壁6と外周壁7の二重構造にして前記内周壁6と外
周壁7との間に天井から側壁まで連続する排気通路8を
形成し、この排気通路8の下端に、浴室ユニットU内と
連通する壁換気口21を設けると共に、この排気通路8
の天井側に吸気口11を設け、この吸気口11に、屋外
と連通しヒータ9を有する吸気ダクト10を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室換気構造に関し、
特に、浴室ユニットなどの浴室内の換気に適用される浴
室換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な浴室では、一枚の側壁に
よって浴室の内外が仕切られているため、特に、冬季に
なると、浴室内外の温度差が大きくなり、それによって
浴室内面に結露が生じ、これがかびの発生原因となる。
【0003】そこで、特開平5−248675号公報記
載の浴室換気構造では、浴室の側壁を外周壁と内周壁の
二重構造とし、浴室の断熱効果を向上させることによっ
て浴室内面の結露を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の従来の浴室換気構造では、外周壁と内周壁との間の
排気通路の上端に浴室内と連通する換気口を設け、その
排気通路の下端に屋外と連通し換気ファンを有するダク
トを接続し、前記換気ファンによって浴室内の湯気を前
記換気口から排気通路に取り込み、それから、前記ダク
トを通して屋外に排出するようにしていると共に、天井
に付着した水滴が排気通路に流れ落ちるようにしている
ため、排気通路の内側に水滴が長時間付着したままにな
り、排気通路内でかびが発生し易いという問題があっ
た。
【0005】そこで、本発明は、上記のような問題に着
目し、浴室内面だけでなく、浴室周辺でもかびが発生し
ないようにすることができる浴室換気構造を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の浴室換気構造では、浴室の天井に天井換気
口を設け、この天井換気口に、屋外と連通し浴室内の空
気を吸引可能な換気ファンを有した排気ダクトを設け、
かつ、浴室の側壁ならびに天井を内周壁と外周壁の二重
構造にして前記内周壁と外周壁との間に天井から側壁ま
で連続する排気通路を形成し、この排気通路の下端に、
浴室内と連通する壁換気口を設けると共に、この排気通
路の天井側に吸気口を設け、この吸気口に、屋外と連通
しヒーターを有する吸気ダクトを接続した。
【0007】
【作用】本発明の浴室換気構造では、入浴時に浴室内に
充満した湯気は、換気ファンを作動させることにより、
天井換気口から排気ダクトに吸い込まれる。
【0008】また、換気ファンを作動させると共にヒー
ターを発熱させると、屋外から吸気ダクト内に導入され
た空気がヒーターによって加熱され、温風となって吸気
口から排気通路内に導入される。そして、この温風は、
排気通路を天井から側壁に沿って下向きに流れていき、
壁換気口から浴室内に流れ込み、浴室内を上昇して浴室
内の湿気と共に天井換気口から排気ダクトに吸い込まれ
る。この温風の循環により、浴室内と排気通路内の両方
を乾燥させることができる。
【0009】
【実施例】以下、図1に基づき、本発明実施例の浴室換
気構造について詳述する。
【0010】図1は本実施例の浴室換気構造が適用され
た浴室ユニットの断面図で、この浴室ユニットUは、基
礎1に掛け渡された受け梁2の上に設置されている。
【0011】また、この浴室ユニットUは、天井のほぼ
中央位置に天井換気口3が設けられており、この天井換
気口3には、屋外と連通し浴室ユニットU内の空気を吸
引可能な換気ファン4を有した排気ダクト5が接続され
ている。
【0012】更に、この浴室ユニットUは、側壁の一部
(中程の高さから上側)と天井が内周壁6と外周壁7の
二重構造になっており、これら内周壁6と外周壁7の間
に、天井から側壁の下部まで連続する排気通路8が形成
されている。
【0013】前記外周壁7は、浴室ユニットUの外面全
体を形成するもので、略直方体形状に形成されている。
この外周壁7の天井側には、屋外と連通しヒータ9を有
する吸気ダクト10を接続させた吸気口11が設けられ
ている。更に、この外周壁7の内側下部には、洗い場1
2と浴槽13とを有したユニットバス14が支持脚15
a,15bを介して設置されており、このユニットバス
14の上端部と外周壁7との間の隙間には、外周壁7の
内面に付着した水滴や内周壁6の外面に付着した水滴を
ユニットバス14内に導くガイド板16が設けられてい
る。なお、前記洗い場12には、浴室に開口した排水口
17と前記排気通路8に開口した排水口18とが設けら
れていて、これらの排水口17,18には排水管19が
接続されている。
【0014】前記内周壁6は、浴室ユニットUの側壁内
面と天井内面とを形成するもので、補強部材20を介し
て前記外周壁7の内側に一定の間隔を隔てて取り付けら
れている。この内周壁6の下端には、前記排気通路8を
浴室ユニットU内と連通させる壁換気口21が一定間隔
置きに複数設けられている。なお、前記複数の壁換気口
21は、壁換気口21から温風を吹き出させた時に浴室
ユニットU内全体が均一な温度になるようにヒータ9に
近い位置程小さく形成されている。
【0015】図中22は制御装置で、この制御装置22
は、前記ヒータ9と前記換気ファン4の作動を制御する
もので、浴室ユニットUの側壁内面の高い位置に固定さ
れた湿度センサ23と、前記ヒータ9のスイッチならび
に前記換気ファン4のスイッチと接続されている。
【0016】以下、図2に基づいて前記制御装置22の
制御流れについて説明する。なお、この制御は、制御装
置22のスイッチをONにすることでスタートするもの
で、制御装置22のスイッチをONにしていない場合に
は、前記ヒータ9のスイッチならびに前記換気ファン4
のスイッチを手動でON・OFF操作できるようになっ
ている。
【0017】ステップS1では、湿度センサ23が検出
した湿度Hを読み込む。
【0018】ステップS2では、前記湿度Hが予め設定
されたしきい値H1 以上であるか否かを判定し、YES
でステップS3に進み、NOでステップS1に戻る。
【0019】ステップS3では、換気ファン4の作動を
開始させる信号を換気ファン4のスイッチに出力すると
共に、ヒータ9の作動を開始させる信号をヒータ9のス
イッチに出力する。
【0020】ステップS4では、湿度センサ23が検出
した湿度Hを読み込む。
【0021】ステップS5では、前記湿度Hが予め設定
されたしきい値H2 以下であるか否かを判定し、YES
でステップS6に進み、NOでステップS4に戻る。
【0022】ステップS6では、換気ファン4の作動を
停止させる信号を換気ファン4のスイッチに出力すると
共に、ヒータ9の作動を停止させる信号をヒータ9のス
イッチに出力する。
【0023】制御装置22のスイッチがONになってい
る間、上記ステップS1〜ステップS6を繰り返す。
【0024】次に、実施例の作用を説明する。
【0025】制御装置22のスイッチをONにした場
合、入浴等で浴室ユニットU内の湿度が所定のしきい値
以上になると、前記ヒータ9と前記換気ファン4が作動
を開始する。これにより、浴室ユニットU内に充満した
湯気は、天井換気口3から排気ダクト5に吸い込まれ
る。また、屋外から吸気ダクト10内に導入された空気
がヒータ9によって加熱され、温風となって吸気口11
から排気通路8内に導入される。そして、この温風が排
気通路8を天井から側壁に沿って下向きに流れた後に壁
換気口21から浴室ユニットU内に流れ込み、浴室ユニ
ットU内を上昇して浴室ユニットU内の湿気と共に天井
換気口3から排気ダクト5に吸い込まれる。このように
温風が浴室ユニットU内を循環するのに伴って、浴室ユ
ニットU内と排気通路8内は暖められる。浴室ユニット
U内が暖められると、冬季の入浴時に寒い思いをしなく
てよい。
【0026】その後、温風の循環により浴室ユニットU
内と排気通路8内が乾燥して浴室ユニットU内の湿度が
所定のしきい値以下になると、前記ヒータ9と前記換気
ファン4が作動を停止する。
【0027】制御装置22のスイッチをOFFにした場
合は、手動で前記ヒータ9のスイッチと前記換気ファン
4のスイッチをON・OFF操作することになるが、こ
の場合、前記ヒータ9を作動させずに換気ファン4のみ
を作動させることができる。例えば、夏期の入浴時等、
浴室ユニットU内の温度が上昇するのが好ましくない場
合には、入浴時に換気ファン4のみの作動を開始し、入
浴後、ヒーター9の作動を開始して浴室ユニットU内と
排気通路8内を乾燥させるといった使い方もできる。
【0028】また、入浴時以外でも前記ヒータ9と前記
換気ファン4を作動させておくと、浴室ユニットU内を
乾燥室としても使用することができるので、浴室ユニッ
トU内で洗濯物を干したりすることもできる。
【0029】つまり、本実施例の浴室換気構造にあって
は、浴室ユニットUの側壁ならびに天井を内周壁6と外
周壁7の二重構造にして前記内周壁6と外周壁7との間
に天井から側壁まで連続する排気通路8を形成したこと
により、浴室ユニットU内の断熱効果が向上し、浴室ユ
ニットU内が結露し難くなる。また、排気通路8の下端
に、浴室ユニットU内と連通する壁換気口21を設ける
と共に、天井に吸気口3を設け、この吸気口3に、屋外
と連通しヒータ9を有する吸気ダクト10を接続したこ
とにより、温風の循環により浴室ユニットU内だけでな
く排気通路8内も乾燥させることができるようになって
いる。従って、これらにより、浴室ユニットUの内面と
浴室ユニットU周辺の両方においてかびが発生するのを
未然に防ぐことができる。また、浴室ユニットU内を乾
燥室としても使用することができるので、非常に便利で
ある。
【0030】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、ヒータと換気ファンの作動を制御装置によって制御
できるようにしたが、制御装置は設けずにヒータと換気
ファンの作動を手動のみで操作するようにしてもよい。
また、実施例では、ヒータと換気ファンが別体型のもの
を用いたが、ヒータと換気ファンが一体型の熱交換式の
ものを使用してもよい。更に、実施例では、換気ファン
を天井の中央に設けたが、この換気ファンの位置は、浴
室の形態などに応じて適宜設定するもので、天井の中央
に限られない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の浴室換気
構造にあっては、浴室の側壁ならびに天井を内周壁と外
周壁の二重構造にして前記内周壁と外周壁との間に天井
から側壁まで連続する排気通路を形成したことにより、
浴室の断熱効果を向上させて浴室内を結露し難くしてい
る。また、この排気通路の下端に、浴室内と連通する壁
換気口を設けると共に、この排気通路の天井側に吸気口
を設け、この吸気口に、屋外と連通しヒータを有する吸
気ダクトを接続したことにより、温風の循環により浴室
内だけでなく排気通路内も乾燥させることができるよう
になっている。従って、これらにより、浴室内面と浴室
周辺の両方においてかびが発生するのを未然に防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の浴室換気構造が適用された浴室ユニッ
トを示す断面図である。
【図2】実施例の浴室換気構造の制御装置の制御流れを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
U 浴室ユニット 3 天井換気口 4 換気ファン 5 排気ダクト 6 内周壁 7 外周壁 8 排気通路 9 ヒータ 10 吸気ダクト 11 吸気口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室の天井に天井換気口を設け、この天
    井換気口に、屋外と連通し浴室内の空気を吸引可能な換
    気ファンを有した排気ダクトを設け、かつ、浴室の側壁
    ならびに天井を内周壁と外周壁の二重構造にして前記内
    周壁と外周壁との間に天井から側壁まで連続する排気通
    路を形成し、この排気通路の下端に、浴室内と連通する
    壁換気口を設けると共に、この排気通路の天井側に吸気
    口を設け、この吸気口に、屋外と連通しヒーターを有す
    る吸気ダクトを接続したことを特徴とする浴室換気構
    造。
JP29991194A 1994-12-02 1994-12-02 浴室換気構造 Pending JPH08159533A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29991194A JPH08159533A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 浴室換気構造

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JP29991194A JPH08159533A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 浴室換気構造

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JP (1) JPH08159533A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108487683A (zh) * 2018-04-03 2018-09-04 深圳市怡富通讯科技有限公司 预制舱
CN113639462A (zh) * 2021-08-31 2021-11-12 朗斯卫浴(江苏)有限公司 一种装饰夹角钢化玻璃的淋浴房及其生产方法

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CN108487683A (zh) * 2018-04-03 2018-09-04 深圳市怡富通讯科技有限公司 预制舱
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