JPH0347632Y2 - - Google Patents

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JPH0347632Y2
JPH0347632Y2 JP1988035542U JP3554288U JPH0347632Y2 JP H0347632 Y2 JPH0347632 Y2 JP H0347632Y2 JP 1988035542 U JP1988035542 U JP 1988035542U JP 3554288 U JP3554288 U JP 3554288U JP H0347632 Y2 JPH0347632 Y2 JP H0347632Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、サウナブース内に比較的低温度で高
湿度の環境を作るスチームサウナに関するもので
ある。
[従来の技術] 従来のこの種のスチームサウナは、これを示す
と第10図の通りである。すなわち、従来のスチ
ームサウナ1は、サウナブース2の上部に排気通
路3が形成され、下部側に蒸気の供給管4が開口
して配置されている。蒸気の供給管4は、水槽5
内の貯留水をヒーター6により加熱して沸騰させ
ることで生成した蒸気を室内9へ供給している。
一方、蒸気供給管4内に配置された空気供給管7
へフアン8を介して新鮮空気を強制送風し、蒸気
供給管4内の出口側近傍に吐出させている。そし
て、前記蒸気と新鮮空気とを混合してサウナブー
ス2の室内9へこれを噴出することで、蒸気の温
度を低下させ、室内9に適温で高湿度の雰囲気を
作り出している。なお、新鮮空気を供給する理由
は、貯留水の沸騰により生成した蒸気のみを室内
9へ噴出した場合は、室内温度9が高くなり、火
傷を負う危険があるからである。前記室内9へ噴
出された混合気は、順次室内上部へ上昇し、排気
通路3から室外へ排出されるようになつている。
使用中にあつて、前記混合気は継続して室内9へ
噴出されている。
[考案が解決しようとする課題] このように、従来のスチームサウナ1にあつて
は、沸騰により生成した蒸気と新鮮空気とを混合
して供給し、これを排気通路3から排気している
ので、排気された混合気の熱容量分が損失となり
十分な熱容量の有効利用が図れないでいた。すな
わち、熱損失が大きく且つ使用する蒸気のトータ
ル量が増大するという欠点があつた。それに加え
て、水槽5内の貯留水を沸騰(100℃に加熱)さ
せて蒸気を生成しているため、貯留水を沸騰させ
るだけの通常は3200W以上の大容量のヒーター6
が必要であり、装置の大型化及びコストアツプの
原因になつていた。また蒸気と新鮮空気との混合
気は、サウナブース1の下部側から上部側へ流れ
る偏流路を形成し、室内9の全領域へ満遍なく供
給されないので、室内9の全域において温度及び
湿度にバラツキが生ずるという欠点があつた。更
に、沸騰により生成した蒸気と新鮮空気とを混合
しているため、外気温度によつて室内9へ噴出さ
れる混合気の温度が変化し、均一的な温度制御が
できないという欠点があつた。また、混合気の噴
出当初にあつて、サウナブース2の壁面は外気温
度のままであり、接触した蒸気の熱容量を奪つて
結露するという欠点があつた。
[課題を解決するための手段] 本考案のスチームサウナは、サウナブースと;
該サウナブース内の一部と該サウナブース内の他
の一部とを連通するように設けられており、それ
を通つてサウナブース内の空気が循環し得る空気
流路と;該空気流路に設けられており前記空気の
循環を行うための送風手段と;該空気流路に設け
られており、前記循環される空気を加熱するため
の加熱手段と;水を貯留する水槽及び該水槽に設
けられた蒸気を発生させるための超音波発振器を
備えている蒸気発生手段と;該蒸気発生手段で発
生した蒸気を前記空気流路に導いて該空気流路内
を流れる空気に混入させるために該蒸気発生手段
と該空気流路とを連通している通路部材と;を含
むものである。
本考案では、サウナブース内にシヤワーを設け
ても良い。
[作用] 本考案のスチームサウナにおいては、例えば流
路の途中に配置された加熱手段としてのヒーター
又は熱交換器は、サウナブースの室内空気を予め
40〜50℃に暖める。このような状態で、超音波発
振器を動作させて水槽内の貯留水を振動させ、蒸
気を発生させる。この蒸気は霧状であるが、一部
は気化し、目に見えない水蒸気となつている。
なお、本考案では、この水槽にヒータを設けて
も良い。ヒータを設けて水槽内の水を加温すれ
ば、超音波発振器の出力が同一であつても水槽内
における単位時間当りの蒸気発生量を増大でき
る。もちろん、このヒータは設置しなくても良
い。
このようにして発生した蒸気は、通路部材を通
つて流路内の温風に添加され、蒸気と温風との混
合流体として室内へ噴出され、循環する。蒸気を
伴つた循環流体の温度は、通常の場合42〜43℃で
ある。以後は、このようにしてサウナブースの室
内に、約42〜43℃で多湿の循環を作るようにして
いる。このように閉鎖された循環式のスチームサ
ウナであるから、循環流体の熱容量が外部へ直接
逃げることはなく、有効な熱利用が図れる。また
予熱した室内空気に、超音波装置で発生させた蒸
気を混入しており、小容量の熱源で容易に比較的
低温度且つ高湿度の環境を作ることが可能であ
る。
本考案では、超音波発振器を停止し、乾燥した
温風のみを循環させることができる。このため、
温風サウナとしての利用も可能である。
本考案において、サウナブース内にシヤワーを
設けると、サウナブース内での発汗をそのまま洗
い流すことができる。また、サウナブースをシヤ
ワーブースとしても利用できる。
[実施例] 以下に、本考案の構成を図面に示す実施例に基
づいて説明すると次の通りである。
第1図は本考案の実施例のスチームサウナ11
に係るサウナブース12の縦断面図である。同図
に示す如く、この実施例では、サウナブース12
の一つの側壁面12aの中間部よりやや上方から
底壁面12bの全域及び対向する他の側壁面12
cの中間部下方までの間に、これらの壁面に沿つ
て室内空気の循環のための流路14を形成してい
る。そして、側壁面12aの開口部を流入口14
aとし、側壁面12c側の開口部を流出口14b
としている。これにより、室内19と流路14と
の間で、閉鎖された室内空気の循環流路を形成す
ることが可能である。しかして、この実施例で
は、前記流路14の途中に強制送風のためのフア
ン15と、室内空気を加熱する加熱手段としての
ヒーター16とを配置している。この流路14に
蒸気を供給するために、通路部材としてのダクト
95を介して水槽17を流路14に接続してあ
る。水槽17内には貯留水を霧状にして流路14
に供給するための超音波装置18と、貯留水を加
熱するためのヒーター20とが設置されている。
21は、水槽17へ水を補給するための水供給管
である。またサウナブース12の側壁面12cの
上部側には、シヤワー22が設置されている。
次に、このように構成されたスチームサウナ1
1の動作態様を説明する。
先ず、フアン15と、室内空気を加熱するため
のヒーター16と、貯留水を加熱するためのヒー
ター20とを動作させる。これにより、室内19
の空気は、流入口14aから流路14内へ吸入さ
れ、フアン15、ヒーター16をそれぞれ通過し
て流出口14bへ至り、室内19へ吐出される循
環空気流を形成する。そして、ヒーター16によ
り前記循環空気流はおよそ40〜45℃に加熱され、
温風となる。このようにして、サウナブース12
内の室内空気を予め加熱し、最も好ましい使用態
様として室内空気全体の温度が平衡状態となつた
以後において、超音波装置18を動作させる。こ
れにより、ヒーター20により予め65〜75℃の所
定温度に加熱された水槽17内の貯留水が微振動
を繰り返し、溜水面26から霧状の蒸気を発生さ
せダクト95から流路14に供給するようにな
る。前記温風となつた循環空気は、前記霧状蒸気
と接触して温風と蒸気との混合した流体を生成す
る。この流体は流出口14bから室内19へ吐出
され、この室内19に42〜43℃で多湿状態の環境
を作るようになる。
この場合にあつて、蒸気と温風との循環流体が
持つ熱容量は、サウナブース12の各壁面が予め
温風により予熱されているためにこれに奪われる
ことはなく、各壁面に結露の発生はない。また前
記循環流体は、閉鎖された流路を繰り返して循環
するものであり、循環流体が持つ熱容量が直接外
部へ逃げる等のことがないので、熱容量の有効利
用が図れ、短時間で42〜43℃の温い多湿雰囲気を
作り出すことが可能である。しかも、循環流路で
あるため、室内19の雰囲気条件を全体にわたつ
て均一にすることが容易である。加えて、従来の
ように蒸気の生成に際して貯留水を100℃に加熱
して沸騰させる必要がなく、大きな加熱手段が不
要である。なお、水槽20内に設置したヒーター
20は、貯留水を所定温度に加熱して霧状の蒸気
の発生を助成するためのものであり、これを省略
して超音波装置18のみで霧を発生させることも
勿論可能である。参考までに、このスチームサウ
ナ11の各設備の諸元を例示すれば、サウナブー
ス12の容積は1.2m3であり、室内空気の加熱手
段としてのヒーター16の熱容量は800Wである。
このヒーター16の熱容量と、第10図に示す従
来のヒーター16の3200W以上の熱容量とを比較
すれば、本実施例の技術が少ない熱容量を有効に
利用し、低温度で多湿の雰囲気を作り出している
かが明らかである。また同じ容積を持つサウナブ
ースで、42〜43℃、湿度100%の雰囲気を従来の
技術と本実施例の技術とで作り出した実験では、
従来の場合が30分の時間を要したのに比較して本
実施例の場合は15分であつた。
しかして、この実施例のスチームサウナ11
は、超音波装置18及び水槽内ヒーター20を
OFF状態とし、フアン15とヒーター16とで
温風のみを循環させて温風サウナとして利用する
ことも可能である。また前述したことで明らかな
ように、使用状態において密閉されたサウナブー
ス12を有するスチームサウナ11であれば、ス
チームサウナとして利用した後に、その利用を一
旦停止し、シヤワー22でで発汗した身体を冷水
等で洗つて再度スチームサウナとして利用し、こ
れを繰り返すことにより、サウナ本来の効果をよ
り一層向上させることが可能である。
ところで、本考案は上述の実施例に限定される
ものではなく、適宜の変更が可能である。例え
ば、流路14の流入口14aはサウナブース12
内の複数箇所に形成してもよく、或いは他の残り
の側壁面へわたつて連続して形成するようにして
もよい。また室内空気を加熱する加熱手段は、自
己温度制御機能(PTC特性)を有する発熱回路
をセラミツク材料内に埋設したセラミツクヒータ
ーの単位体を、例えば複数個並列的に配置し、更
にこれを多段に積層する等してハーモニカ状とし
たものであつてもよい。このセラミツクヒーター
を用いた場合、発熱回路の全体がセラミツク材料
に覆われているため、湿気対策に優れ、長寿命化
が図れると共に電気的な安全性を確立することが
可能である。更にまた、加熱手段はその熱源をガ
ス等とする熱交換器であつてもよい。
本考案では、配管95の途中にダンパ(図示
略)を設けておき、流路14へ供給される蒸気量
を調節するように構成しても良い。
第2〜6図は本考案の別の態様に係るスチーム
サウナ41を示している。このスチームサウナ4
1の底部はベースプレート42よりなり、その上
方に空間43を介して防水パン44が配置されて
いる。この防水パン44は、FRP(ガラス繊維強
化合成樹脂)製であり、第4図に示される支柱部
45や第3図に示される側面スカート部46など
がブース床面部47、座席部48及び側パネル載
置部49等と共に一体的に成形されている。防水
パン44には排水トラツプ50が設けられてい
る。
この側パネル載置部49上にはインナパネル5
2、フレーム53、アウタパネル54が立設され
ている。
主として第3図に示されるように、インナパネ
ル52には、ブース室内51から室外側に向つて
突出する凹陥部よりなる棚55が設けられ、シヤ
ンプーやリンス、シエーバなどを置けるよう構成
されている。FRP製のインナパネル52には、
ブース室内の気体の吸込用と吸出用の開口が穿設
され、スリツトを備えた通気口部材56,57を
開口に装着して吸込口58と吸出口59とが構成
されている。インナパネル52にはシヤワーホー
ス60の基端部の接続金具61とシヤワーヘツド
62のフツク63、シヤワーの水量及び温度を調
節するためのハンドル64を備えたサーモスタツ
トミキシングバルブ65、ブース室内51に吹き
出される空気の温度、湿度及び第4図に示される
排気フアン66のコントロールを行うスイツチを
備えた室内操作盤67が設けられている。インナ
パネル52には、ブース51内の人に向つて遠赤
外線を照射するパネル状の遠赤外線ヒーター68
が取り付けられている。FRP製フレーム53は、
第4,5図に示される通り、防水パンの4隅から
立ち上つており、フレーム53同志の間の3箇所
にはアウタパネル54が着脱自在に取り付けら
れ、内部の配管や電気配線などを点検できるよう
にしてある。フレーム同志の間の残りの1箇所に
は扉70が設けられている。この扉には半透明ガ
ラス71が装着されている。扉70に隣接して外
部操作盤72が設けられている。この操作盤72
には、サウナブースの電気機器類のメインスイツ
チと、天井部の照明73のON,OFF用のスイツ
チとが設けられている。
フレーム53の上側には天井パネル75が設け
られ、ブース室内を照らす照明73及びブース室
内からの排気用のフアン66が設置されている。
防水パン44の座席部48の下側には、第6図
に拡大して示される通り、送風ブロワ76とスチ
ーム発生器77が設置されている。ブロワ76の
吸入口はフレキシブルダクト79を介してインナ
パネル52の吸込口58に連通され、ブロワ76
の吐出口80はエアヒーター90を内蔵した配管
96及びT型ジヨイント97を介してフレキシブ
ルダクト91に接続されている。スチーム発生器
77で発生した蒸気は短いフレキシブルダクト9
8及びT型ジヨイント97を介してフレキシブル
ダクト91に送給されている。
スチーム発生器77には給水管81が電磁弁8
2を介して接続され、該スチーム発生器77内に
設けられたフロートスイツチ(図示略)からの信
号により常に所定水位となるように電磁弁82の
開閉制御がなされる。スチーム発生器77には超
音波発信器86と電気式の水加熱用ヒーター87
が取り付けられている。
防水パン44の下側には、第4図に示すように
電気回路ボツクス92が設置され、操作盤67,
72からの信号に基いてブロワ76、超音波発振
器86、ヒーター87,90等のスチームサウナ
の電気機器を制御するための回路が該ボツクス9
2に内蔵されている。防水パン44の側面には着
脱自在にパネル93が取り付けられている。
第2〜6図のサウナにおいて、ブースの外法
(そとのり)寸法は、水平方向が90×100cmであ
り、高さが215cmである。ブロワ76の最大送風
量は2m3/Hr程度である。
スチーム発生器77の水加熱用ヒーター87は
600W、配管96の空気加熱用エアヒータ90は
100Wである。スチーム発生器77とブロワ76
により、通常の運転状態においてブース51内を
湿度98%以上、温度42℃に維持できる。外気温が
15℃のときのこのスチームサウナの消費電力は、
照明66及び排気フアン73の消費電力を除いて
約1600Wであり、これは同程度の大きさの第3図
に示された従来タイプのスチームサウナの消費電
力の約50%である。
このように構成されたスチームサウナにおい
て、使用者は扉70を開けて出入りする。通常の
使用方法に従うと、ブース51内に入るに先立つ
てブロワ76、ヒータ87,90、超音波発振器
86を作動させておき、ブース51内が温かくか
つ十分に湿度を帯びた状態としておき、ブース内
に入つて身体を温めたりシヤワーを浴びたりす
る。室内操作盤67のスイツチを操作することに
よりブロワ76の回転を制御し、吸出口58から
吹き出される気流流量を調節できる。また、操作
盤67のスイツチ操作により、空気加熱用ヒータ
ー90の出力を制御して吹き出される気流温度を
調節でき、超音波発振器86の出力を制御して気
流湿度を調節できる。同様に、遠赤外線ヒーター
68の出力調節及び排気フアン73のON,OFF
もできる。なお、出力調節とは当該機器のOFF
を行うことも含む。このスチームサウナでは、ブ
ース51内に居ながら、ブース内の温度、湿度、
遠赤外線ヒーター68の操作を行え、ブース使用
者は最も快適な環境を創り出すことができる。
なお、遠赤外線ヒーター68は、これを装着し
なくとも十分に快適なスチームサウナの利用がで
きる。
第7図〜第9図はそれぞれ本考案のさらに異な
る態様を示している。第7図では、流路14へダ
クト95を介して超音波装置18を内蔵した水槽
17から蒸気が供給される。水槽17へは配管2
1を介して水槽100から水が供給される。水槽
100へはフロート弁99により常に所定水位と
なるように給水される。流路14の途中にはフア
ン15とエアヒーター16が設置されている。エ
アヒーター16としては、PTC(正の抵抗温度特
性)特性を有するPTCヒーターが好適である。
第7図では、室内19の温度と湿度を検出するた
めに温度センサ101と湿度センサ102を設置
してあり、その検出信号に基いて室内19の温度
及び湿度が同標値となるようにヒーター16と超
音波装置18が制御されている。なお、ダクト9
5と流路14との合流部にはダンパ103が設け
られ、循環気流の流量の調節及び添加される蒸気
量の調節を可能としている。
第8図は、第7図の態様においてダンパ103
及びセンサ101,102を省略し、フアン15
を流路14とダクト95との合流部に設置してい
る。水槽17には超音波装置18と共に水加熱用
のヒーター20が設置されている。
第9図は、第8図の態様において、水槽100
と超音波装置18との間の配管21に、給水加熱
器106を設け、水を約50〜60℃に加熱するよう
構成している。なお、フアン15はダクト95と
流路14との合流部よりも下流側に設けてある。
[効果] 以上説明したように本考案にあつては、室内を
多湿とするための蒸気が超音波装置で得ることが
でき、従来のように貯留水を100℃に加熱して沸
騰させる必要がない。従つて、加熱源としては室
内空気を適温に加熱するための小容量のものでよ
く、従来の場合に比較して使用する熱エネルギー
を大幅に低減することが可能である。また蒸気と
温風とが混合した循環流体は、閉鎖された流路を
繰り返して循環するものであり、循環流体が持つ
熱エネルギーが従来のように直接外部へ逃げる等
のことはなく、熱効率に優れている。しかも、閉
鎖された循環流路であるため室内全体の雰囲気条
件を均一にすることが容易である。加えて、前記
循環流体が持つ熱容量は、サウナブースの各壁面
が予め温風により加熱されているためこれに奪わ
れることはなく、各壁面に結露する等のことはな
い。更にまた、本考案のスチームサウナは、温風
のみを吹き出して温風サウナとして利用すること
も可能であり、更にはスチームサウナとシヤワー
とを繰り返し使用することで、サウナ本来の効果
をより一層向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例に係るスチーム
サウナの全体を示すサウナブースの縦断面図、第
2図は詳しい実施例に係るサウナブースの正面
図、第3図は第2図のA−A′線断面図、第4図
はスチームサウナの組立状態を示す斜視図、第5
図は第2図のC−C′線断面図、第6図はスチーム
サウナの底部の斜視図、第7図、第8図及び第9
図はそれぞれさらに別の実施例に係るサウナブー
スの概略的な構成を示す模式的断面図である。第
10図は従来例を示す断面図である。 11……スチームサウナ、14……流路、15
……フアン、16……ヒーター、17……水槽、
18……超音波装置、22……シヤワー、41…
…スチームサウナ、44……防水パン、52……
インナーパネル、58……吸込口、62……シヤ
ワーヘツド、67……室内操作盤、70……扉、
76……送風ブロワ、86……超音波発振器、9
5……ダクト(蒸気流通用の通路部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) サウナブースと; 該サウナブース内の一部と該サウナブース内
    の他の一部とを連通するように設けられてお
    り、それを通つてサウナブース内の空気が循環
    し得る空気流路と; 該空気流路に設けられており前記空気の循環
    を行うための送風手段と; 該空気流路に設けられており、前記循環され
    る空気を加熱するための加熱手段と; 水を貯留する水槽及び該水槽に設けられた蒸
    気を発生させるための超音波発振器を備えてい
    る蒸気発生手段と; 該蒸気発生手段で発生した蒸気を前記空気流
    路に導いて該空気流路内を流れる空気に混入さ
    せるために該蒸気発生手段と該空気流路とを連
    通している通路部材と; を含むスチームサウナ。 (2) 前記サウナブースは、シヤワーを備えている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載のスチームサウナ。
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