JPH10327632A - 苗押出し機構 - Google Patents

苗押出し機構

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JPH10327632A
JPH10327632A JP13829397A JP13829397A JPH10327632A JP H10327632 A JPH10327632 A JP H10327632A JP 13829397 A JP13829397 A JP 13829397A JP 13829397 A JP13829397 A JP 13829397A JP H10327632 A JPH10327632 A JP H10327632A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗押出し機構の構造工夫により、駆動音の低
減とプッシュロッドのより円滑な押出し作用とを得る。 【解決手段】 押出しバネ22の押圧力を直接に受ける
バネホルダ19を苗押出し用のプッシュロッド15a内
端部に枢支連結し、カム軸16のカム17に摺接する天
秤アーム20先端部とバネホルダ19とを、これら両者
20,19が天秤アーム20の径方向にズレ動き可能と
なるように、長孔とピンとで枢支連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植付爪が植付地面
に突入した際に、苗を植付爪から地面に移動させるべく
プッシュロッドを急激に押出すものとして植付アーム内
に装備される苗押出し機構に係り、詳しくは、プッシュ
ロッドのより円滑な押出し作動と駆動音の低減とを図る
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の押出し機構は、先に出願した特願
平9‐101367号にて示されたもののように、カム
に摺接する天秤アーム(符号20)に押出しバネ(符号
22)が作用するように構成し、揺動移動する天秤アー
ムと直線移動するプッシュロッド(符号15a)とはリ
ンク(符号19)を介して連動連結するようになってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】植付爪に挟持された苗
を押出すにはプッシュロッドを直接押せば良いのである
が、先端に押出し具を備えたプッシュロッドを植付アー
ムの外側から差込んで組付けすること、及び、直線移動
するプッシュロッド内端に揺動移動する天秤アームを連
結することが構成上必要である。そこで、前記提案技術
ではプッシュロッドと天秤アームとをリンク連結するこ
とにより、その異なる移動形態による両者のズレ動きを
吸収させるようにしてあった。
【0004】しかしながら前記従来技術では、バネ受け
具を介した状態で揺動移動する天秤アームに押出しバネ
の押圧力を直接作用させているので、そのバネ受け具と
天秤アームとが常時摺動してその駆動音が比較的大きい
ものであり、又、バネの押出し作用方向とプッシュロッ
ドの移動方向とのズレによって、プッシュロッドに曲げ
モーメントが作用するものでもあり、さらなる改善の余
地があった。本発明の目的は、苗押出し機構の構造工夫
により、駆動音の低減とプッシュロッドのより円滑な押
出し作用とを得る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 〔構成〕上記目的達成のための第1発明は、カム軸のカ
ムに摺接する天秤アームと、先端に苗押出し具を備えた
プッシュロッドと、これら天秤アームとプッシュロッド
とを連動連結するリンクと、プッシュロッドを押出し移
動させるための押出しバネとを植付アーム内に装備して
成る苗押出し機構において、押出しバネの押圧力を直接
に受けるバネホルダを苗押出し用のプッシュロッド内端
部に枢支連結し、カム軸のカムに摺接する天秤アーム先
端部とバネホルダとを、これら両者が天秤アームの径方
向にズレ動き可能となるように枢支連結してあることを
特徴とする。
【0006】第2発明は、第1発明において、押出しバ
ネを圧縮コイルバネで構成するとともに、植付アームに
おける押出しバネが入込み配置されるケース部分内面
に、押出しバネの伸縮移動に対して外側のガイドとなる
リブを一体形成してあることを特徴とする。
【0007】〔作用〕請求項1の構成によれば、プッシ
ュロッド内端に枢支連結されるホルダに押出しバネの押
圧力が作用するので、押出しバネとプッシュロッドとの
間に介装される物としてはバネホルダのみになるととも
に、バネホルダと天秤アームとのズレ動き許容構造によ
って、バネホルダがプッシュロッドと同様に直線移動可
能になる。従って、押出しバネとプッシュロッドとの間
に天秤アームとリンクとの2部材が介装され、かつ、バ
ネの押圧方向とプッシュロッドの移動方向が若干ズレて
いる従来構造に比べて、プッシュロッドに作用する曲げ
モーメントを殆ど無くすことができるとともに、押出し
バネとバネホルダとの相対摺動も殆ど無くなり、その駆
動音を低減させることができる。
【0008】前述したズレ動き許容構造により、天秤ア
ームとバネホルダとは摺動移動するようになるが、押出
し作動の際には天秤アームとバネホルダとの間には押出
しバネの押圧力が直接は作用しないので、その押圧力を
まともに受ける従来構造のものに比べて、両者の摺動に
よる駆動音も低減するのである。
【0009】請求項2の構成によれば、植付アーム内面
にリブを一体形成して、圧縮コイルバネに構成された押
出しバネの伸縮方向のガイドとなるようにしてあるの
で、押出しバネの伸縮作動時の横振れを抑制できて、そ
れによる騒音発生を防げるとともにより円滑な押出し挙
動の実現に寄与するようになる。又、リブを植付アーム
に一体形成してあり、バネガイド専用の別部品が不要で
ある点でも好ましい。
【0010】〔効果〕請求項1又は2に記載の苗押出し
機構では、主として天秤アームとプッシュロッドとを連
結するバネホルダに押出しバネを作用させる工夫によ
り、バネの作動方向が安定してプッシュロッドの押出し
挙動をより円滑化できたとともに、押出し駆動音の低減
も図れて押出し性能を向上させることができた。
【0011】請求項2に記載の苗押出し機構では、押出
しバネの作動がより安定化するようにしながらも、その
ための専用のガイド部材が不要となる合理的なものにで
きた。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示すように、角パイプ状の
機体横向きのメインフレーム1、このメインフレーム1
の機体横幅方向略中央部に連結しているフィードケース
2、メインフレーム1に機体横幅方向に適宜間隔をあけ
て配置して連結した複数個の植付伝動ケース3により、
フレーム体を構成してある。フレーム体の前部に苗載台
4を機体横幅方向に一定ストロークで往復移送されるよ
うに取付け、複数個の植付伝動ケース3夫々の後部の左
右側に苗植付機構5を駆動自在に設け、フレーム体の底
部に機体横方向に並ぶ複数個の接地フロート6を取付け
て、苗植付装置Aを構成してある。
【0013】この苗植付装置Aは、走行機体(図示せ
ず)の後部にリンク機構(図示せず)を介して昇降操作
されるように、かつ、自走機体からフィードケース2に
動力伝達されるように連結して乗用型田植機を構成する
ものである。そして、機体走行に伴い、接地フロート6
が圃場の泥面に接地して機体重量を支持するとともに泥
面を整地して行き、各苗植付機構5が苗載台4に載置さ
れたマット苗の一部を切り出し、接地フロート6による
整地箇所に植付けて行くのである。
【0014】図1及び図2に示すように、複数個の苗植
付機構5夫々は、植付伝動ケース3の後部の横側にロー
タリケース(回転ケース)10を機体横方向の第1軸心
X1回りで回転方向Fに回転駆動するように取付け、こ
のロータリケース10の第1軸心X1から外れており、
ロータリケース10の回転方向に互いに180度の位相
差を有している二箇所に、苗植付爪12及び苗押出し具
15を備えた爪支持体としての植付アーム13を第1軸
心X1に平行な第2軸心X2回りで回転するように取付
ける。そして、ロータリケース10が回転駆動されるに
伴って植付アーム13とロータリケース10とを相対回
動させる相対回動手段を各植付アーム13と植付伝動ケ
ース3との間に設け、ロータリケース10が回転駆動さ
れるに1って苗押出し具15を作動させる苗押出し機構
Eを各植付アーム13に備えることによって構成してあ
る。
【0015】ロータリケース10は分割線Yを有した半
割りケース部分10A,10Bをボルト連結した2分割
構造であり右半割りケース部分10Aの長手方向での中
央部を、植付伝動ケース3の出力軸8に外嵌される後述
のボス部23Aにベアリング7を介して回転自在に取付
け、左半割りケース部分10Bの長手方向での中央部に
位置する軸承部10aを、植付伝動ケース3がベアリン
グ9を介して回転自在に支持するとともにボス部23A
を貫通する出力軸8の端部にテーパピン11によって一
体回転するように連結してある。この出力軸8は、フィ
ードケース2から伝動チェーン(図示せず)を介して動
力伝達される。これにより、ロータリケース10は、植
付伝動ケース3に対して第1軸心X1回りでF方向に回
転駆動される。
【0016】植付アーム13は、ロータリケース10先
端部でベアリング24,25支持された支軸14のロー
タリケース10から外部に突出している端部に連結して
ある。植付アーム13に一体形成したフランジ部27
を、このフランジ部27の貫通孔29に支軸14の端部
が入り込むようにして支軸14に組み付け、支軸14に
固着してあるフランジ部26にボルト28によって締付
け連結することにより、植付アーム13と支軸14とが
一体に回転することを可能にしてある。これにより、植
付アーム13は、第1軸心X1と平行な支軸14の第2
軸心X2回りで回転自在にロータリケース10に支持さ
れている。
【0017】一対の相対回動手段の夫々は、図2及び図
3に示すように出力軸8に相対回転自在に外嵌した太陽
ギヤ23、第1軸心X1と第2軸心X2との間において
第3軸心X3を有した第1中間ギヤ31、第4軸心X4
を有した第2中間ギヤ(第2回転体の一例)32、支軸
14と一体回転する受動ギヤ(遊星ギヤ)30、及び第
1中間ギヤ31と第2中間ギヤ32とに亘る偏心クラン
ク式連動機構Dから構成されている。
【0018】太陽ギヤ23のボス部23Aと植付伝動ケ
ース3との咬合部Bにより、植付伝動ケース3は太陽ギ
ヤ23を回動不能に固定している。第1中間ギヤ31と
太陽ギヤ23とが咬合し、かつ、第2中間ギヤ32と受
動ギヤ30とが咬合することで、連動機構Dを介して太
陽ギヤ23と植付アーム13とを互いに同方向に連動回
転させる連動伝達機構(ギヤ機構の一例)Sが構成され
ている。
【0019】図2に示すように、植付ケース側の筒ボス
部3aと太陽ギヤ23とを一体回転するように、これら
両者を右半割ケース10Aに装備されたベアリング7の
幅内において咬合させた咬合部Bを設けてあり、太陽ギ
ヤ23を植付ケース3に対して相対回動不能としてあ
る。
【0020】クランク式連動機構Dは、第1丸軸部51
と第2丸軸部52と連結軸部53とで成るクランク状の
ギヤ支軸50と、第1及び第2中間ギヤ31,32とで
構成されている。すなわちギヤ支軸50は、第1中間ギ
ヤ31を支承する第1丸軸部51と、第2中間ギヤ32
を支承する第2丸軸部52と、これら第1丸軸部51と
第2丸軸部52とを連結する連結軸部53とを一体に構
成してある。
【0021】図3,図5に示すように、第2中間ギヤ3
2にはクランクピン36が圧入一体化されている。クラ
ンクピン36は、第1中間ギヤ31に形成されるカム溝
38に嵌まるように組み付けられるものであり、そのカ
ム溝38の内壁がクランクピン36を押すことにより、
第1中間ギヤ31が第2中間ギヤ32を不等速連動回転
させるクランク式連動機構Dが構成されている。
【0022】つまり、ロータリケース10が回転駆動さ
れ、太陽ギヤ23が固定されることとにより、第1中間
ギヤ31が第3軸心X3周りで自転回転してその回転力
がクランクピン36で伝達され、第2中間ギヤ32が第
4軸心X4回りで回転する。そして、第3軸心X3と第
4軸心X4との偏心により、クランクピン36はカム溝
38内を第1中間ギヤ31の半径方向に往復摺動しなが
ら回転力を伝達する。従って、連動機構Dは、第1中間
ギヤ31が等速で回転しても第2中間ギヤ32は不等速
で回転し、第1中間ギヤ31と第2中間ギヤ32とが連
動して回転するように機能する。
【0023】太陽ギヤ23、第1,第2中間ギヤ31,
32、受動ギヤ30、及びロータリケース10の組付け
位置の関係を、ロータリケース10と受動ギヤ30とが
連動して相対回動する組付け関係に設定してある。これ
により、相対回動手段は、ロータリケース10が回転駆
動されるに伴い、一対の植付アーム13,13夫々とロ
ータリケース10とを相対回動するように駆動し、一対
の植付アーム13,13夫々の苗植付爪12に、これの
先端部が図1に示す楕円状の軌跡T1を描く苗植運動を
行わせる。尚、受動ギヤ30の位相が−方向に変化する
際には、植付アーム13が対地上昇方向に回転し、受動
ギヤ(遊星ギヤ)30の位相が+方向に変化する際に
は、植付アーム13が対地下降方向に回転する。
【0024】次に、植付アーム13の内部構造について
説明する。図2,図4に示すように、苗押出し具15
は、植付爪12に沿って摺動するように植付アーム13
に支持されているプッシュロッド15aの外端側に固着
してあり、プッシュロッド15aは植付爪12と平行に
往復直線移動できるように支持されている。苗押出し機
構Eは、植付アーム13の内部に設けたカム軸16、カ
ム軸16に取付けられるカム17、カム17に摺接する
天秤アーム20、圧縮コイルバネで成る押出しバネ2
2、プッシュロッド15aと天秤アーム20とを連動連
結するバネホルダ19等から構成されており、カム軸1
6の植付アーム13から外部に突出している端部には連
結具18を連結してある。
【0025】カム軸16は、第2軸心X2と同一の軸心
回りで回転自在に植付アーム13に支持されているとと
もに、苗押出し具15を操作するカム17を一体形成し
てある。天秤アーム20は、植付アーム13の支軸20
aに回転自在に支持させてあるり、その先端側に前述し
たバネホルダ19が枢支連結され、基端側にはカム17
に摺接するカムフォロア21が形成してある。押出しバ
ネ22はバネホルダ19を介してプッシュロッド15a
を突出する側に付勢し、それによってカムフォロア21
をカム17周面に押付けるように天秤アーム20を揺動
付勢する。
【0026】図6,図7に示すように、バネホルダ19
は平面視でコ字状をなすように鋼板を二つ折りして構成
され、プッシュロッド15a連結用の丸孔19a、天秤
アーム20連結用の長孔19b、及び押出しバネ22の
受け部19cを備えており、側面視ではジェット機のよ
うな形状に形成されている。そして、このバネホルダ1
9は、一般的なインナー側1組のチェン継手Gを用い
て、プッシュロッド15aと天秤アーム20とに連結し
てある。
【0027】チェン継手Gは、1個のリンクプレート4
1に2個のピン42をカシメ装着して一体に組付けられ
たリンクコンプ40と、継手プレート43と、クリップ
44とによって構成されている。バネホルダ19の内側
にプッシュロッド15a内端と天秤アーム20先端とを
配置した状態でチェン継手Gを貫通装着してあり、プッ
シュロッド側のピン42を中心として天秤アーム側のピ
ン42が長孔19b内で移動可能になっている。つま
り、押出しバネ22の押圧力を直接に受けるバネホルダ
19を苗押出し用のプッシュロッド15a内端部に枢支
連結し、カム軸16のカム17に摺接する天秤アーム2
0先端部とバネホルダ19とを、これら両者が天秤アー
ム20の径方向にズレ動き可能となるように枢支連結し
てある。
【0028】以上の構造により、カム17との摺接によ
って天秤アーム20が揺動移動しても、バネホルダ19
はプッシュロッド15aの直線移動と同じ動きをするこ
とができるので、プッシュロッド15aの押出し作用時
には、押出しバネ22もほぼ直線的に伸張移動するよう
になる。これによって、押出しバネ22の押出し方向と
プッシュロッド15aの移動方向とがズレることによる
曲げモーメントがプッシュロッド15aに殆ど作用せ
ず、より円滑な押出し作動を実現している。
【0029】押出しバネ22は巻き型に構成され、植付
アームにおける押出しバネが入込み配置される突出ケー
ス部分内面に、押出しバネ22の伸縮移動に対して外側
のガイドとなるリブ45と、バネの位置決め用の十字リ
ブ46とを一体形成してある。ケーシングの金型におけ
る抜き方向都合上、ガイドリブ45は天秤アーム20の
外径側の1カ所に形成されるとともに、十字リブ46
は、金型の抜き方向視で十字形状に形成してある。尚、
天秤アーム20には、押出し時のショック吸収用のクッ
ション47との接当面積を増やすための座20bを、ア
ーム両脇に一体形成してある。
【0030】連結具18は、一方の植付アーム13のカ
ム軸16と、他方の植付アーム13のカム軸16とに亘
って取付けてあり、植付アーム13がロータリケース1
0に対して回転しても、カム軸16がロータリケース1
0に対して回転しないようにカム軸16を支持する。従
って、苗植付爪12が苗植運動を行うに伴い、植付アー
ム13とカム軸16とが相対回動することになり、天秤
アーム20がカム17のカムフォロア21に対する押圧
操作と、押出しバネ22による操作とのために支軸20
aの回りで揺動操作されてプッシュロッド15aを摺動
操作する。
【0031】これにより、苗押出し機構Eは、苗植付爪
12が苗植運動を行うに伴い、ロータリケース10の回
転力によって駆動され、苗押出し具15を図4に二点鎖
線で示す如く苗植付爪12の先端側に位置する作用位置
に押出しバネ22の弾性復元力による操作力によって押
出し操作したり、図4に実線で示す如く作用位置よりも
苗植付爪12の基端側に位置する非作用位置にカム17
による操作力によって引退操作したりする。
【0032】従って、ロータリケース10を回転駆動す
ると、各苗植付アーム13,13がロータリケース10
の回転によって第1軸心X1回りで公転回転するととも
に、相対回動手段の作用によって第2軸心X2回りで自
転回転し、苗植付爪12の先端部が略楕円軌跡T1を描
いて苗載台4の苗取出口と圃場との間を上下に回動する
苗植運動を行わせ、各苗植付アーム13に備えてある苗
押出し機構Eがロータリケース10の回転力によって駆
動され、苗押出し具15を苗植付爪12の苗植運動に連
動させて非作用位置と作用位置とに移動操作する。
【0033】これにより、一方の苗植付アーム13の苗
植付爪12と、他方の苗植付アーム13の苗植付爪12
とが交互に、苗載台4に載置されいるマット状苗から一
株分のブロック苗を切断するとともに取り出し、圃場に
下降搬送して同一の植付け条に植付けて行くのである。
そして、各苗植付爪12が苗載台4の苗取出口の上方か
ら苗植付け位置に下降作動する間は、苗押出し具15は
非作用位置にあって苗植付爪12の苗取り出しと取出し
苗の保持を可能にし、苗植付爪12が圃場に到達して苗
植付けを行う際には、苗押出し具15が作用位置にな
り、苗植付爪12が保持していた苗を苗植付爪12から
容易に離れるように押出し操作する。
【0034】尚、図2,図3に示すように、60はブレ
ーキカム、61はブレーキアーム、62は制動バネであ
り、ブレーキアーム61がカム突起60aを押圧するこ
とにより、ギヤ機構Sによるバックラッシに起因して、
植付アーム13が苗取り時に先行移動する所謂「シャク
リ」現象を防止するガタ取り機構を構成してある。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植付装置全体の側面図
【図2】苗植付機構の断面図
【図3】ロータリケースの断面図
【図4】植付アームの断面図
【図5】第1及び第2中間ギヤの斜視図
【図6】苗押出し機構の押出し動作を示す作用図
【図7】苗押出し機構の要部を示す分解斜視図
【符号の説明】
13 植付アーム 15a プッシュロッド 16 カム軸 17 カム 19 バネホルダ 20 天秤アーム 22 押出しバネ 45 リブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出しバネの押圧力を直接に受けるバネ
    ホルダを苗押出し用のプッシュロッド内端部に枢支連結
    し、カム軸のカムに摺接する天秤アーム先端部と前記バ
    ネホルダとを、これら両者が前記天秤アームの径方向に
    ズレ動き可能となるように枢支連結してある苗押出し機
    構。
  2. 【請求項2】 前記押出しバネを圧縮コイルバネで構成
    するとともに、植付アームにおける前記押出しバネが入
    込み配置されるケース部分内面に、該押出しバネの伸縮
    移動に対して外側のガイドとなるリブを一体形成してあ
    る請求項1に記載の苗押出し機構。
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