JP4510590B2 - 田植機における苗植付け機構 - Google Patents

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本発明は、田植機において、苗載台上における苗マットから苗を一株ずつ分割し、この苗を圃場面に対して植付けるための苗植付け機構に関するものである。
一般に、この種の苗植付け機構は、圃場面に対して上下方向に往復動する苗植ケースの先端部に、苗載台の方向に突出する分割爪を設けて、前記苗植ケースの圃場面に向かう下降動の途中において、前記分割爪の先端が前記苗載台を通過することによって、前記苗載台上における苗マットから一株の苗を分割し、次いで、前記分割爪の先端部が圃場面に進入することによって、前記一株の苗を圃場面に植付けるものである。
従来の苗植付け機構においては、例えば、特許文献1等に記載されているように、前記苗植ケースに、前記分割爪の長手方向に延びる押し出し軸を、その軸線方向に摺動自在に軸支して設けて、この押し出し軸における前記苗植ケースからの突出端に、前記分割爪にて分割した苗に対する押し出し片を設ける一方、前記苗植ケースの内部に、前記押し出し軸に連結して成る押し出しレバーを、当該苗植ケースの往復動に連動して、その往復動のうち下降行程の下死点から上昇行程に移行した時期においてばね手段に抗して上向きに回動し、その往復動のうち下降行程の下死点の時期において、前記ばね手段におけるはね力にて下向きに回動するように設けることにより、この押し出しレバーにおける上向き回動にて押し出し軸が前記分割爪における先端部から根元部に向かって後退動し、この押し出しレバーにおける下向き回動にて前記押し出し軸が前記分割爪における先端部に向かって前進動するように連結するという構成にしている。
この構成によると、前記苗植ケースにおける分割爪の先端部が、その下降行程において、苗載台から一株の苗を分割し、この一株の苗を保持した状態で圃場面に進入した時期に、前記押し出しレバーの下向き回動にて、押し出し軸が、前記ばね手段におけるばね力で、分割爪の先端部に向かって前進動することにより、前記一株の苗を強制的に押し出すことになるから、苗の植付けの確実性を向上できるとともに、植付け姿勢の安定化を図ることができる。
特開2000−139146号公報
そして、前記従来の苗植付け機構においては、前記押し出し軸における分割爪の先端部に向かって前進動の終端を、前記押し出しレバーの下面に装着したゴム等の軟質弾性体を苗植ケースにおける内底面に対して接当することによって、設定するように構成している。
ところが、前記押し出しレバーにおける下向き方向への回動は、当該押し出しレバーが上向き方向に回動するときにばね手段に蓄えたばね力によって行われることにより、前記前記押し出しレバーの下面に設けた軟質弾性体は、前記中空状の苗植ケースにおける内底面に対して、前記ばね手段のばね力にて、強く叩き付けられることになって、この叩き付けにて発生する衝撃が直接に前記苗植ケースに伝わるから、前記叩き付けによって、可成り大きい騒音及び振動が発生するという問題があった。
特に、前記苗植ケースは、一般的にいって、軽量化を図るためにアルミ合金等の軽合金製にしているが、このアルミ合金等の軽合金は、重くて剛性の高い炭素鋼よりも音及び振動に対する共鳴性に富んでいるから、前記軟質弾性体の叩き付けによって発生する騒音及び振動は、一層に、増幅されるのであった。
しかも、前記軟質弾性体が、押し出しレバーと一緒に動くことにより、前記苗植ケース内に充填されている潤滑グリス等の潤滑剤が、前記軟質弾性体の動きによって苗植ケースの外に漏れ出すおそれが大きいばかりか、前記軟質弾性体が潤滑剤の中を運動することにより、当該軟質弾性体の磨耗が大きくて前記押し出しレバーのストロークが変化するとともに、前記押し出しレバーの速度も、前記軟質弾性体が潤滑剤の中を運動することで遅くなるので、圃場面に対する苗の植付け姿勢が悪化するという問題もあった。
これに加えて、従来の苗植付け機構においては、前記特許文献1に記載されているように、前記押し出しレバーに対するばね手段を、前記押し出し軸の真上の部分に、前記苗植ケースの上面を塞ぐ蓋体に設けたばねホルダー内に収納して設ける一方、前記押し出しレバーの下向き回動の終端を規制するための前記軟質弾性体を、前記ばね手段とはずれた部位に設けるという構成にしている。
このような構成であるため、前記押し出しレバーが前記ばね手段のはね力にて下向きに回動して前記軟質弾性体が苗植ケースに接当した状態において、前記押し出しレバーには、前記ばね手段におけるばね力が、前記軟質弾性体からずれた位置に作用することで曲げモーメントが発生することになる。
つまり、前記押し出しレバーは、これに前記ばね手段と軟質弾性体とで曲げモーメントが間断なく繰り返して作用することにより、これに耐え得るように頑丈に構成しなければならないから、重量が増大して、作動遅れ、動力の増大等を招来するという問題もあった。
本発明は、これらの問題を解消することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため本発明の請求項1は、伝動ケースに苗植ケースを、当該苗植ケースの先端に設けた分割爪が苗載台と圃場面との間を上下に往復動するように装着して、この苗植ケースに、前記分割爪の長手方向に延びる押し出し軸を、その軸線方向に摺動自在に軸支して設けて、この押し出し軸における前記苗植ケースからの突出端に、前記分割爪にて分割した苗に対する押し出し片を設ける一方、前記苗植ケースの内部に、前記押し出し軸に連結して成る押し出しレバーを、当該苗植ケースの往復動に連動して、その往復動のうち下降行程の下死点を越えて上昇行程に移行する時期においてばね手段に抗して上向きに回動し、その往復動のうち下降行程の略下死点の時期において、前記ばね手段におけるはね力にて下向きに回動するように設けて成る苗植付け機構において、前記苗植ケースにゴム等の軟質弾性体を装着し、前記押し出しレバーの下向き回動の終端において前記軟質弾性体に前記押し出しレバーの下面を接当する一方、前記軟質弾性体に対して接当する部分と反対側の前記押し出しレバーの上面部分に前記ばね手段を配設し、前記苗植ケースを、取付け基端側が前記伝動ケースに近い部位に、先端側の部分が前記伝動ケースから離れた部位に各々位置するように屈曲させる一方、前記押し出しレバーもクランク状に屈曲させる構造であって、前記押し出しレバーのコーナー部が前記軟質弾性体に対して接当するように構成し、前記押し出しレバーのコーナー部の略真上の箇所に前記ばね手段を押圧付勢するように構成したものである。
このように、前記押し出しレバーのコーナー部が前記軟質弾性体に接当することにより、前記軟質弾性体に対して接当するときにおける面積が、押し出しレバーが平面視で真っ直ぐの場合よりも広くなり、前記押し出しレバーが前記軟質弾性体に対して接当するときの面圧が小さくなり、軟質弾性体の耐久性を向上できる。
これに加えて、前記ばね手段がコーナー部の略真上に位置していることにより、前記押し出しレバーが前記ばね手段のばね力にて下向きに回動して前記軟質弾性体に接当した状態において、前記押し出しレバーには、前記ばね手段におけるばね力が曲げモーメントとして作用することを低減ないし回避することができるから、この押し出しレバーを軽量化できて、その作動遅れを防止でき、且つ、動力の損失を低減できる。
以下、本発明の実施の形態を、乗用型の多条植え田植機に適用した場合の図面について説明する。
図において、符号1は、8条植えの乗用型田植機を示し、この田植機1は、左右一対の前輪3及び後輪4にて支持された走行機体2と、この走行機体2の後部に昇降可能に装着した苗植装置5とを備えて、前記走行機体2には、エンジン6が搭載されるとともに、操縦座席7が設けられている。
前記苗植装置5は、前記エンジン6から動力伝達される伝動ケース8と、この伝動ケース8に横方向に適宜の条間隔で並列に配設した8個のロータリー式苗植付け機構9と、左右往復移動するように後方下向き傾斜配設された苗載台10と、前記各苗植付け機構9の間において圃場面11の表面を滑走するように配設した複数個のフロート12とによって構成されている。
前記各苗植付け機構9は、図3〜図6に示すように構成されている。
すなわち、前記伝動ケース8に水平横向きにして軸支され、且つ、前記エンジン6から動力される駆動軸13を備えて、この駆動軸13のうち前記伝動ケース8から突出する部分には、側面視小判型の回転ケース14を着脱可能に固着して、この回転ケース14を、前記駆動軸13によって田植機1の側面視において矢印Aで示すように、反時計方向に回転するもので、この回転ケース14内における前記駆動軸13上には、太陽歯車15が回転自在に被嵌され、該太陽歯車15は、前記伝動ケース8に対して連結部材35を介して回転不能に係止されている。
前記回転ケース14の外周部、つまり、左右両端部には、前記駆動軸13からの距離が等しい位置に、後述する押し出し具用の作動軸16が駆動軸13と平行に軸支されている。また、前記回転ケース14内における両作動軸16上には、中空状の植付け軸17が回転自在に被嵌されている。
この植付け軸17及び前記作動軸16の各端部を回転ケース14の側面から外に突出して、この各植付け軸17の突出端の各々に、アルミ合金等の軽合金にて上面に開放するように中空状にした苗植ケース18をボルト19にて取付け、この各苗植ケース18の先端には、分割爪20が前記苗載台10に向かう姿勢位置にして固着されている一方、前記作動軸16の先端は、前記苗植ケース18の中空部内に突出して、この部分に、押し出し作動用のカム21が固着されており、前記苗植ケース18の上面には、当該苗植ケース18内を密封するための蓋体33が取付けられている。
そして、前記各植付け軸17上には、前記太陽歯車15と同歯数の遊星歯車22が嵌着されている一方、前記回転ケース14内には、前記太陽歯車15と前記遊星歯車22とに同時に噛合する中間歯車23を設けて、歯車列機構を構成して、この歯車列機構にて、前記回転ケース14における反時計方向の一回転中に、前記各植付け軸17を時計方向に一回転することにより、前記各苗植ケース18を、その分割爪20が苗載台10に向かう姿勢を保持した状態で、前記苗載台10と圃場面11との間を往復動するように構成している。
この場合、前記歯車機構を構成する前記太陽歯車15、前記遊星歯車22及び前記中間歯車23を例えば特公昭63−20486号公報及び特開昭63−74413号公報等に記載されているように偏芯歯車等の非円形歯車に構成することにより、前記各苗植ケース18における分割爪20の先端が、図3に図示したように、上下方向に長い楕円状閉ループの運動軌跡24を描くように構成している。
前記各苗植ケース18には、その分割爪20の長手方向と平行に延びる押し出し軸25が、その軸線方向に摺動自在に設けられ、その下端には断面U字状にした押し出し片26が、前記分割爪20の後面に近接するように固定されており、前記押し出し軸25の上端は苗植ケース18内に突出され、この押し出し軸25の上端に、前記苗植ケース18内に上下方向に揺動回動するようにピン27にて枢着して成る押し出しレバー28の先端が、当該押し出しレバー28における下向き回動により前記押し出し軸25が分割爪20の先端部に向かう方向に前進動し、当該押し出しレバー28における上向き回動により前記押し出し軸25が分割爪20の先端部から根元部の方向に後退動するように、連結片34を介して連結されている。
また、前記苗植ケース18内には、前記押し出しレバー28を下向き方向に付勢するばね手段29が、前記蓋体33に上向きに突出するように設けたばねホルダー33a内に収納して設けられている一方、前記押し出しレバー28における基端を、前記押し出し作動用カム21の外周面に接当することにより、前記回転ケース14の回転に連動して、前記各苗植ケース18における分割爪20の先端が回転ケース14の回転に伴ってその往復動のうち下降下限における下死点の近傍に来たとき、前記押し出しレバー28が前記ばね手段29の押圧付勢によって下向きに回動し、各苗植ケース18が回転ケース14の回転に伴ってその往復動のうち下死点から上昇動するとき、前記押し出しレバー28が前記ばね手段29に抗して上向きに回動するように構成している。
この場合において、前記苗植ケース18は、当該苗植ケース18のうち前記植付け軸17に対して取付ける基端側の部分が前記回転ケース14に近い部位に位置し、当該苗植ケース18のうち前記分割爪20及び押し出し軸25を設ける先端側の部分が回転ケース14から離れた部位に位置するように、平面視で外向きクランク状に屈曲した形状になっており、前記苗植ケース18を前記したようにクランク状にしたことに伴って、その内部に装着される前記押し出しレバー28も、平面視で外向きクランク状に屈曲するという構成にしている。
そして、前記苗植ケース18における底面板18aには、苗植ケース18内に突出するボス部31を一体的に設け、このボス部31内に、ゴム等の軟質弾性体32を、着脱可能に装填して、この軟質弾性体32の上面に、前記押し出しレバー28がその下向き回動の終端において接当するように構成する。
この場合、前記押し出しレバー28は、前記苗植ケース18が前記したように平面視でクランク状に屈曲にされることに関連して、これと同様に、平面視においてクランク状に屈曲され、そのクランク状に屈曲する二つのコーナー部のうち、当該取り出しレバー28の基端側に位置する第1のコーナー部28aが、前記軟質弾性体32に対して接当するように構成されており、且つ、前記第1のコーナー部28aの略真上の箇所に、当該押し出しレバー28を下向きに方向に押圧付勢する前記ばね手段29と、このばね手段29を収納するばねホルダー33aとが配設されている。
また、前記軟質弾性体32が装填されるボス部31は、図4及び図6に示すように、苗植ケース18における一方の側面板18bには直接に一体に連結され、他方の側面板18cにはリブ36を介して一体に連結されている。
この構成において、回転ケース14の矢印A方向への公転回転に伴って、その公転の回転角度と同じ回転角度だけ矢印A方向とは逆向きの方向に植付け軸17を中心として苗植ケース18が自転するから、各苗植ケース18は、その分割爪20が苗載台10の方向を向いた状態で上下方向に往復動するように旋回運動することになり、この旋回運動中において、苗載台10の上面に面する側において上から下に下降するとき、先端の分割爪20にて苗載台10上の苗マット30から苗を一株だけ分割したのち、この一株の苗を、その下降下限の下死点近傍において分割爪20の先端が圃場面11中に進入する。
このとき、前記苗植ケース18内における押し出しレバー28が、ばね手段29のはね力にて下向きに回動することにより、押し出し片26が分割爪20の先端に向かって前進動するから、前記分割爪20の先端における一株の苗は、押し出されるようにして圃場面11に植付けられる。
この苗の植付けが終わると、分割爪20は、圃場面11より上昇動する。この上昇動と同時に、前記押し出しレバー28が、ばね手段29に抗して上向きに回動することにより、前記押し出し片26は、分割爪20の先端から根元部の方向に後退動する。
そして、前記苗植ケース18内の押し出しレバー28は、その下向き回動の終端において軟質弾性体32に接当することにより、前記押し出し片26の前進動における終端が規制される。
この場合において、前記軟質弾性体32が、従来のように、前記押し出しレバー28側に設けられていると、この軟質弾性体32は、前記苗植ケース18における内底面に対して、前記ばね手段29のばね力にて叩き付けられ、この叩き付けにて発生する衝撃が直接に前記苗植ケース18に伝わるから、可成り大きい騒音及び振動が発生することになる。
これに対して、本発明は、前記したように、軟質弾性体32を、苗植ケース18側に設けたもので、これにより、前記押し出しレバー28が軟質弾性体32に対して接当するときにおける衝撃力は、軟質弾性体32によって緩衝されたのち、苗植ケース18に伝えられることになるから、苗植ケース18に発生する騒音及び振動を、当該苗植ケース18を共鳴性に富んだアルミ合金等の軽合金製にした場合においても、大幅に低減できる。
また、前記押し出しレバー28(屈曲のコーナー部28a)は、平面視においてクランク状に屈曲され、平面視で外向きクランク状に屈曲した形状の苗植ケース18のうち、その屈曲のコーナ部18aにおいて前記軟質弾性体32に対して接当することにより、前記軟質弾性体32に対して接当するときにおける面積が、押し出しレバー28が平面視で真っ直ぐの場合よりも広くなり、前記押し出しレバー28(屈曲のコーナー部28a)が前記軟質弾性体32に対して接当するときの面圧が小さくなるから、軟質弾性体32の耐久性を向上できる。
そして、前記当該押し出しレバー28を下向きに方向に押圧付勢する前記ばね手段29が、前記押し出しレバー28のうち前記軟質弾性体32に対して接当する部分、つまり、当該押し出しレバー28における屈曲のコーナー部28aの略真上の箇所に位置していることにより、前記押し出しレバー28が前記軟質弾性体32に接当した状態において、この押し出しレバー28に、前記ばね手段29におけるばね力が、曲げモーメントとして作用することを低減乃至回避できる。
また、前記軟質弾性体32は、前記苗植ケース18における底面板18aに一体に設けたボス部31内に嵌まっていることにより、この軟質弾性体32を安定して支持することができる一方、前記苗植ケース18における底面板18aを、これに一体的に設けた前記ボス部31にて補強できるから、前記軟質弾性体32に対して押し出しレバー28が接当することに起因して発生する騒音及び振動を更に低減することができる。
しかも、前記ボス部31を、苗植ケース18における一方の側面板18bに直接一体化するか、或いは、他方の側面板18cにリブ36を介して一体化するか、若しくは、一方の側面板18bに直接一体化し他方の側面板18cにリブ36を介して一体化するという構成にすることにより、前記底面板18aをより強固に補強できるから、前記した効果を助長できる。
更にまた、前記押し出しレバー28を苗植ケース18に対して枢着するためのピン27は、図4に示すように、六角孔を有する頭部付きのボルトの形態であり、その頭部への付け根部にシール用のリング27′を嵌め、苗植ケース18における一方の側面板18bからこれを貫通するように挿入したのち、他方の側面板18cにおける雌ねじ孔に螺合するように構成している。
加えて、前記苗植ケース18から苗載台16に向かって突出する分割爪20と、前記苗植ケース18から上向きに突出するばねホルダー33aとは、前記駆動軸13の軸線方向に互いにずれていることにより、これらが互いに干渉することを回避できる。
乗用型田植機の側面図である。 乗用型田植機の平面図である。 図1における苗植付け機構の拡大側面図である。 図3のIV−IV視拡大断面図である。 図4のV−V視拡大断面図である。 図5のVI−VI視拡大断面図である。
1 田植機
2 走行機体
3、4 車輪
5 苗植装置
8 伝動ケース
9 苗植付け機構
10 苗載台
11 圃場面
12 フロート
13 駆動軸
14 回転ケース
18 苗植ケース
20 分割爪
21 押し出し作動用カム
25 押し出し軸
26 押し出し片
28 押し出しレバー
28a コーナー部
29 ばね手段
32 軟質弾性体
33 蓋体
33a ばねホルダー

Claims (1)

  1. 伝動ケースに苗植ケースを、当該苗植ケースの先端に設けた分割爪が苗載台と圃場面との間を上下に往復動するように装着して、この苗植ケースに、前記分割爪の長手方向に延びる押し出し軸を、その軸線方向に摺動自在に軸支して設けて、この押し出し軸における前記苗植ケースからの突出端に、前記分割爪にて分割した苗に対する押し出し片を設ける一方、前記苗植ケースの内部に、前記押し出し軸に連結して成る押し出しレバーを、当該苗植ケースの往復動に連動して、その往復動のうち下降行程の下死点を越えて上昇行程に移行する時期においてばね手段に抗して上向きに回動し、その往復動のうち下降行程の略下死点の時期において、前記ばね手段におけるはね力にて下向きに回動するように設けて成る苗植付け機構において、
    前記苗植ケースにゴム等の軟質弾性体を装着し、前記押し出しレバーの下向き回動の終端において前記軟質弾性体に前記押し出しレバーの下面を接当する一方、前記軟質弾性体に対して接当する部分と反対側の前記押し出しレバーの上面部分に前記ばね手段を配設し、
    前記苗植ケースを、取付け基端側が前記伝動ケースに近い部位に、先端側の部分が前記伝動ケースから離れた部位に各々位置するように屈曲させる一方、前記押し出しレバーもクランク状に屈曲させる構造であって、
    前記押し出しレバーのコーナー部が前記軟質弾性体に対して接当するように構成し、前記押し出しレバーのコーナー部の略真上の箇所に前記ばね手段を押圧付勢するように構成したことを特徴とする田植機における苗植付け機構。
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