JPH10327481A

JPH10327481A - 遠隔監視制御システムの監視用端末器

Info

Publication number: JPH10327481A
Application number: JP5666698A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Kanetani; 雅之金谷
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1998-03-09
Filing date: 1998-03-09
Publication date: 1998-12-08

Abstract

(57)【要約】【課題】スイッチボックスに取付枠を用いて埋め込み配
設でき、容易に施工できる遠隔監視制御システムの監視
用端末器を提供する。【解決手段】ケース２０は、ボデイ２０ａとカバー２０
ｂとで構成され、スイッチボックス取付用の取付枠２５
に取着される規格化された配線器具の１個モジュール寸
法（取付枠２５の取付部に３個並べて取り付け可能な寸
法）に設定されており、カバー２０ｂの側面には、取付
枠２５に嵌合取着される一対の係止爪２３が突設されて
いる。このようにケース２０を取付枠２５に簡単に取り
付けることができるようになっており、スイッチボック
スを用いた埋め込み配線が行え、容易に施工できる。し
かも、ケース２０を規格化された１個モジュール寸法に
形成しているため、コンセントやスイッチのような他の
埋込型の配線器具と取付枠２５並びにプレート等を使っ
て施工が行えるという利点もある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔監視制御シス
テムに用いられる監視用端末器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図１３は遠隔監視制御システムの概略構
成を示すもので、中央制御装置１と、固有アドレスが設
定されスイッチＳ₁〜Ｓ₄あるいは接点ｒを監視する複
数の監視用端末器２、負荷Ｌ₁〜Ｌ₄を制御する制御用
端末器３、ワイヤレス中継用端末器７、外部インターフ
ェース端末器８およびパターン設定用端末器９とが一対
の信号線４にて接続されており、中央制御装置１から信
号線４に送出される伝送信号Ｖｓは、図１４（ａ）に示
すように、信号送出開始を示すスタートパルス信号Ｓ
Ｔ、信号モードを示すモードデータ信号ＭＤ、端末器
２，３，７〜９を呼び出す８ビットのアドレスデータを
伝送するアドレスデータ信号ＡＤ、負荷Ｌ₁〜Ｌ₄を制
御する制御データを伝送する制御データ信号ＣＤ、チェ
ックサムデータ信号ＣＳおよび端末器２，３，７〜９か
らの返送期間を設定する返送待機信号ＷＴよりなる複極
（±２４Ｖ）の時分割多重信号であり、パルス幅変調に
よってデータが伝送されるようになっている。各端末器
２，３，７〜９では、信号線４を介して受信された伝送
信号Ｖｓのアドレスデータと自己の固有アドレスデータ
とが一致したときその伝送信号Ｖｓの制御データを取り
込むとともに、伝送信号Ｖｓの返送待機信号ＷＴに同期
して監視データ信号を電流モード信号（信号線４間を適
当な低インピーダンスを介して短絡して送出される信
号）として返送するようになっている。また、中央制御
装置１には、モードデータ信号ＭＤをダミーモードとし
たダミー伝送信号を常時送出するダミー信号送信手段
と、いずれかの監視用端末器２あるいはワイヤレス中継
端末器７、外部インターフェース端末器８、パターン設
定用端末器９から返送された図１４（ｂ）に示すような
割り込み信号Ｖｉが受信されたとき、割り込み発生端末
器２，７〜９を検出して該端末器２，７〜９をアクセス
して監視データを返送させる割り込み処理手段とが設け
られている。また、中央制御装置１では、上述のように
して監視用端末器２あるいはワイヤレス中継端末器７、
外部インターフェース端末器８、パターン設定用端末器
９から中央制御装置１に返送された監視データに基いて
対応する負荷Ｌ₁〜Ｌ ₄を制御する制御用端末器３に伝
送する制御データを作成するとともに、その制御データ
を信号線４を介して当該制御用端末器３に時分割多重伝
送して負荷Ｌ₁〜Ｌ₄を制御するようになっている。

【０００３】ワイヤレス中継端末器７は、光ワイヤレス
発信器Ｙ、光ワイヤレス受信器Ｘおよびワイヤレス用信
号線４ａよりなる光ワイヤレスシステムのデータ中継を
行う端末器であり、光ワイヤレス発信器Ｙから発信され
た光信号を光ワイヤレス受信器Ｘにて受信し、受信され
たデータをワイヤレス用信号線４ａを介して受信すると
ともに、このデータを中央制御装置１に転送するように
なっている。また、外部インターフェース端末器８は、
外部制御装置８ａとの間でデータ伝送を行う端末器であ
り、パターン設定端末器９は、データ入力部９ａから入
力されるパターン制御データを中央制御装置１に転送す
る端末器である。なお、分電盤６あるいはリレー制御盤
６ａ内に配設される監視用端末器２および制御用端末器
３は、分電盤協約寸法となっており、その制御出力によ
って負荷制御用のリモコンリレー（手元スイッチによっ
てもオン、オフできるようにしたラッチングリレー）５
が制御されるようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例において、監視用端末器２のケースを分電盤協約
寸法として分電盤内に配設するようになっていたので、
例えば、エアコンのオン、オフ状態を示す接点ｒを監視
する場合、配線が長くなってしまい施工が面倒になると
いう問題があった。また、エアコンの近傍に露出配設す
るか、特別な埋め込み施工を行う場合にあっても、施工
が面倒であった。

【０００５】本発明は上記の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、スイッチボックスに取
付枠を用いて埋め込み配設でき、容易に施工できる遠隔
監視制御システムの監視用端末器を提供することにあ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、監視用端末器及び制御用端末器を２線
式の信号線を介して中央制御装置に接続し、この中央制
御装置からは各端末器を個別に呼び出すアドレスデータ
を含む伝送信号を信号線に時分割多重で送出することに
よって監視用端末器及び制御用端末器を個別にアクセス
し、伝送信号に同期して設定した信号返信期間に監視用
端末器からの監視データを受信すると、監視データに基
づいて制御データを作成し、監視データを発生した監視
用端末器に対応した制御用端末器に対して制御データを
上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器では受信
した制御データにより負荷の動作を制御する遠隔監視制
御システムに用いられ、ボディとカバーを組み立てて形
成されるケース内に、中央制御装置から伝送される伝送
信号を受信し上記アドレス一致時に監視データを返送す
る信号処理回路と、上記アドレスを設定するためのアド
レス設定部とを有する端末器回路を納装し、上記信号処
理回路と電気的に接続される信号線接続用の端子をボデ
ィの背面側に露設し、スイッチボックス用の取付枠の取
付部に設けた係止孔に係止される係止爪を上記カバーの
両端に設け、カバーをボディに係合して組み立てられる
上記ケースを、上記取付枠の取付部に３個並べて取り付
け可能な規格化された配線器具の１個モジュール寸法に
形成したことを特徴とし、スイッチボックスに取付枠を
用いて壁面等に埋め込み配設することができ、容易に施
工できるものである。しかも、ケースを規格化された１
個モジュール寸法に形成しているため、コンセントやス
イッチのような他の埋込型の配線器具と取付枠並びにプ
レート等を使って施工が行える。

【０００７】

【発明の実施の形態】

（実施形態１）以下、図１〜図５を参照して本発明の第
１の実施形態を説明する。なお、本実施形態の監視用端
末器２は、従来技術で説明した遠隔監視制御用システム
に用いられる監視用端末器２と同様の動作を行うもので
あって、２線式の信号線４にて中央制御装置１に接続さ
れ、接点ｒのオン、オフ状態を監視するとともにそれに
応じた監視データを信号線４を介して伝送信号Ｖｓによ
り中央制御装置１に時分割多重伝送するものである。

【０００８】本実施形態の監視用端末器２が具備する端
末器回路２ａは、マイクロコンピュータよりなる信号処
理回路１０と、接点ｒのオン、オフ状態を監視する接点
監視信号を取り込む監視入力回路１１と、端末器２の固
有アドレスを設定するデイップスイッチよりなるアドレ
ス設定部１２と、４ビットの制御データにてそれぞれ制
御されるどの負荷Ｌ₁〜Ｌ₄に対応させるかを設定する
負荷番号設定部１３と、伝送信号Ｖｓを整流平滑して端
末回路電源を形成する電源回路１４と、有電圧信号（Ｄ
Ｃ電源１６を接点ｒにてオン、オフ）よりなる外部接点
信号を無極性化用ダイオードブリッジＤＢおよびフォト
カップラＰＣを介して取り込んで監視入力回路１１に入
力するアイソレーション回路１５とで構成されており、
端末器回路２ａは２枚のプリント基板２１ａ，２１ｂに
実装されてケース２０に収納されている。

【０００９】このケース２０は、ボデイ２０ａとカバー
２０ｂとで構成され、スイッチボックス取付用の取付枠
２５に取着される規格化された配線器具の１個モジュー
ル寸法（取付枠２５の取付部に３個並べて取り付け可能
な寸法）に設定されており、カバー２０ｂの側面には、
取付枠２５に嵌合取着される一対の係止爪２３が突設さ
れている。

【００１０】また、側面の一側には、木ねじ取付用孔２
４ａを有する取付片２４が突設されており、取付片２４
の基部にはニッパなどによる切り取りをし易くするため
のＶ字溝よりなる切り取り部２４ｂが設けられている。
さらに、ボディ２０ａの長手方向両端の開口端縁には、
カバー２０ｂの長手方向両端側面に突設されている係合
突起２７ａに凹凸係合する係合孔２７ｂが設けてあり、
係合突起２７ａと係合孔２７ｂとを係合することでボデ
ィ２０ａとカバー２０ｂがワンタッチで組み立てられる
ようになっている。また、ボディ２０ａの背面には、信
号線４を接続するためのねじ端子２２が露設されてお
り、これらのねじ端子２２はケース２０内でプリント基
板２１ａ，２１ｂに実装されている端末器回路２ａと電
気的に接続されている。上述のように構成される本実施
形態の監視用端末器２は、以下のようにしてスイッチボ
ックスに取り付けられる。すなわち、カバー２０ｂに突
設されている取付片２４をニッパで切り取り、壁面に設
けた埋込孔の内部に埋設されるスイッチボックスの前面
に取着される取付枠２５に取り付けられる。このような
取付枠２５としては、例えばＪＩＳで規格化されている
大角形連用配線器具の取付枠（ＪＩＳＣ８３７５参照）
がある。そして、本実施形態では大角形連用配線器具の
１連の取付枠に取り付けることができる大角形連用配線
器具の１個モジュール寸法にケース２０が形成してあ
る。

【００１１】図５は上記取付枠２５に本実施形態の監視
用端末器２を取り付けた状態を示している。この取付枠
２５は、長手方向に対向する取付片２５ａに図示しない
スイッチボックスに取り付けるためのボックスねじ用の
長孔２５ｂと、壁を構成する石膏ボードなどに取り付け
るための従来周知のはさみ金具（図示せず）が取着され
る取着孔２５ｃと、前面にプレート枠（図示せず）等を
取り付けるためのプレートねじ用のねじ孔２５ｄとが少
なくとも設けてある。また、取付枠２５の一方の側片２
５ｅには２つで１組となった係止孔（図示せず）が３組
ずつ並設され、他方の側片２５ｆには横長の板片（図示
せず）が垂設されている。この板片には開口部（図示せ
ず）が３つ並設され、各開口部の下縁には突出片（図示
せず）が上方へ突設してある。而して、ケース２０の両
端に突設された係止爪２３を側片２５ｅの図示しない係
止孔に挿入したのち、反対側の係止爪２３を突出片の肩
に載せるようにして開口部に挿入すれば、図５に示すよ
うにケース２０を取付枠２５に取り付けることができ
る。なお、取付枠２５の前面には取付枠２５を覆うよう
に図示しないプレートと化粧プレートが取り付けられ、
壁面に見栄え良く配設される。

【００１２】このようにしてケース２０を取付枠２５に
簡単に取り付けることができるようになっており、スイ
ッチボックスを用いた埋め込み配線が行え、容易に施工
できる。しかも、ケース２０を規格化された１個モジュ
ール寸法に形成しているため、コンセントやスイッチの
ような他の埋込型の配線器具と取付枠２５並びにプレー
ト等を使って施工が行えるという利点もある。なお、木
ねじを用いて取り付ける場合には、取付片２４を切り取
る必要がないことは言うまでもない。

【００１３】また、本実施形態では、プリント基板２１
ｂに実装されたアイソレーション回路１５のフォトカッ
プラＰＣを介して外部接点信号を取り込むようになって
いるので、外部接点信号を直接監視入力回路１１を介し
て信号処理回路１０に入力する場合に比べてノイズによ
る影響を受け難くなり、接点ｒから離れた位置に監視用
端末器２を配置できる（すなわち、リード線２６を長く
できる）ようになっている。また、アイソレーション回
路１５に、無極性化用のダイオードブリッジＤＢを設け
ているので、配線間違いによる問題も生じない。

【００１４】（実施形態２）図６〜図１１を参照して本
発明の第２の実施形態を説明する。本実施形態は、入力
設定部１７を設けることにより、リード線２６を介して
監視入力回路１１に入力される外部接点信号の変化点検
出（図１２（ａ））を行うか、立ち上がり検出（図１２
（ｂ））を行うかを設定できるようにしたものである。
なお、図１２（ｂ）の場合は、火災報知機用の検出方式
であり、外部接点信号の立ち上がりが検出されると、火
災検出信号としてラッチするようになっている。

【００１５】本実施形態では、先頭アドレスＡＤ₀を設
定するデイップスイッチ１２ａにて入力設定部１７が形
成（アドレスの先頭ビットによって検出方式を設定）さ
れており、他のアドレスＡＤ₁〜ＡＤ₅は、図１１
（ｂ）に示すように、ジャンパー線１２ｂによって設定
されるようになっている。また、図１１（ａ）は出力設
定部１８および他の入力設定部１７ａのプリント基板上
の回路パターンを示しており、対応するパッド間を半田
により短絡して各種設定が行えるようにしている。

【００１６】

【発明の効果】本発明は上述のように、監視用端末器及
び制御用端末器を２線式の信号線を介して中央制御装置
に接続し、この中央制御装置からは各端末器を個別に呼
び出すアドレスデータを含む伝送信号を信号線に時分割
多重で送出することによって監視用端末器及び制御用端
末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した
信号返信期間に監視用端末器からの監視データを受信す
ると、監視データに基づいて制御データを作成し、監視
データを発生した監視用端末器に対応した制御用端末器
に対して制御データを上記伝送信号により伝送し、当該
制御用端末器では受信した制御データにより負荷の動作
を制御する遠隔監視制御システムに用いられ、ボディと
カバーを組み立てて形成されるケース内に、中央制御装
置から伝送される伝送信号を受信し上記アドレス一致時
に監視データを返送する信号処理回路と、上記アドレス
を設定するためのアドレス設定部とを有する端末器回路
を納装し、上記信号処理回路と電気的に接続される信号
線接続用の端子をボディの背面側に露設し、スイッチボ
ックス用の取付枠の取付部に設けた係止孔に係止される
係止爪を上記カバーの両端に設け、カバーをボディに係
合して組み立てられる上記ケースを、上記取付枠の取付
部に３個並べて取り付け可能な規格化された配線器具の
１個モジュール寸法に形成したので、スイッチボックス
に取付枠を用いて壁面等に埋め込み配設することがで
き、容易に施工できるという効果がある。しかも、ケー
スを規格化された１個モジュール寸法に形成しているた
め、コンセントやスイッチのような他の埋込型の配線器
具と取付枠並びにプレート等を使って施工が行えるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施形態１を示す分解斜視図である。

【図２】同上の背面図である。

【図３】同上のブロック回路図である。

【図４】同上の要部具体回路図である。

【図５】同上を取付枠に取り付けた状態を示す正面図で
ある。

【図６】実施形態２の背面図である。

【図７】同上の上面図である。

【図８】同上の正面図である。

【図９】同上の側面図である。

【図１０】同上のブロック回路図である。

【図１１】（ａ）（ｂ）は同上の要部正面図である。

【図１２】（ａ）（ｂ）は同上の動作説明図である。

【図１３】遠隔監視制御システムの概略構成図である。

【図１４】同上の動作説明図である。

【符号の説明】

２監視用端末器２ａ端末器回路１０信号処理回路１２アドレス設定部２０ケース２０ａボディ２０ｂカバー２２ねじ端子２３係止爪

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】監視用端末器及び制御用端末器を２線式
の信号線を介して中央制御装置に接続し、この中央制御
装置からは各端末器を個別に呼び出すアドレスデータを
含む伝送信号を信号線に時分割多重で送出することによ
って監視用端末器及び制御用端末器を個別にアクセス
し、伝送信号に同期して設定した信号返信期間に監視用
端末器からの監視データを受信すると、監視データに基
づいて制御データを作成し、監視データを発生した監視
用端末器に対応した制御用端末器に対して制御データを
上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器では受信
した制御データにより負荷の動作を制御する遠隔監視制
御システムに用いられ、ボディとカバーを組み立てて形
成されるケース内に、中央制御装置から伝送される伝送
信号を受信し上記アドレス一致時に監視データを返送す
る信号処理回路と、上記アドレスを設定するためのアド
レス設定部とを有する端末器回路を納装し、上記信号処
理回路と電気的に接続される信号線接続用の端子をボデ
ィの背面側に露設し、スイッチボックス用の取付枠の取
付部に設けた係止孔に係止される係止爪を上記カバーの
両端に設け、カバーをボディに係合して組み立てられる
上記ケースを、上記取付枠の取付部に３個並べて取り付
け可能な規格化された配線器具の１個モジュール寸法に
形成したことを特徴とする遠隔監視制御システムの監視
用端末器。